JP3591354B2 - モータ支持構造 - Google Patents

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    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド電気自動車等の電気自動車に動力源として備えられる電気モータを支持するために用いて好適の、モータ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、従来のハイブリッド電気自動車(以下、ハイブリッド車という)の全体構成について説明すると、図3は従来のモータ支持構造を備えるハイブリッド車の駆動装置の全体構成図である。
図3に示すように、従来のハイブリッド車は、エンジン出力軸50に連結された主軸(回転軸)51に、そのエンジン側から順にジェネレータ52,プラネタリギヤ53,モータ54が配設されている。
【0003】
また、ジェネレータ52はその回転子をボールベアリング55を介してハウジング56に支持されている。また、プラネタリギヤ53はニードルローラベアリング57を介してハウジング56に支持されている。さらに、モータ54はその回転子をボールベアリング58を介してハウジング56に支持されている。
そして、図示しないエンジンから主軸51へ伝達される回転は、ベルト59を介して第2軸60へ伝達され、さらにドライブギヤ61aとドリブンギヤ61bとからなるカウンタギヤ対61を介して第3軸62へ伝達されるようになっている。なお、第2軸60はボールベアリング63を介してハウジング56に支持されており、第3軸62はテーパードローラベアリング64を介してハウジング56に支持されている。
【0004】
さらに、第3軸62へ伝達された回転は、ドライブギヤ65aとドリブンギヤ65bとからなるファイナルギヤ対65を介してディファレンシャル部66へ伝達されるようになっている。なお、ディファレンシャル部66はテーパードローラベアリング67を介してハウジング56に支持されている。
このようにしてディファレンシャル部66へ伝達された回転は、図示しないドライブシャフトを介して車輪へ伝達されるようになっている。
【0005】
次に、このように構成されるハイブリッド車の駆動装置におけるモータ支持構造について説明する。
モータ54は、図3に示すように、コア70aとコイル70bとからなるステータ70と、永久磁石71aを配設されたロータ(回転子)71とを備えて構成される。
【0006】
ここで、ステータ70はハウジング56内の内周壁にボルト72を介して固定されている。ロータ71のロータ軸71bは、ステータ70に対向する位置で、主軸51の外周にスプライン結合されており、ロータ71と主軸51とは一体的に回転しうるようになっている。
また、モータ54の制御のためにロータ71の回転位置を検出するために、モータ54のロータ軸71a上に配設された永久磁石83と、コアとコイルとからなるステータ81とを有する回転センサ(レゾルバ)80が設けられている。
【0007】
ここで、ステータ81はハウジング56内の隔壁(これをモータサポートともいう)56Aに形成された支持部56aにボルト82を介して固定されている。ロータ71には、ステータ81に対向する位置に回転センサ80を構成する永久磁石83が設けられている。
このように構成される回転センサ80は、図3に示すように、モータ54のロータ71をハウジング56に支持するボールベアリング58に並設されている。
【0008】
なお、ジェネレータ52も、上述のモータ54と同様に構成される。また、このジェネレータ52にも、上述のモータ54と同様に、同様の配置で回転センサが設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のモータ支持構造では、回転センサ80(特に、その永久磁石)をボールベアリング58に並設しているため、軸方向長さが長くなってしまい、軸方向に余裕のない構造においては採用しえないという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、軸方向長さを短縮しうるようにした、モータ支持構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明のモータ支持構造では、モータが、ハウジングに固定されるステータと、ベアリングを介してハウジングに回転自在に支持される回転軸と、回転軸のステータ側外周で回転軸と平行に延びるアーム部を有しステータと対向するように回転軸と一体的に設けられるロータとからなる。また、モータの回転数を検出すべく、回転センサが設けられている。さらに、ハウジングの内周壁とベアリングとの間にモータサポートが嵌合されている。そして、回転センサが、モータサポートに固定されるステータと、アーム部上に配設される回転体とを有し、回転センサのステータ及び回転体が、ベアリングの半径方向外周側に回転軸の径方向に直列になるように配設され、モータを構成するステータの外周及びハウジングの内周のそれぞれにキー溝を形成し、キー溝にキーを挿入するとともに、キーの一部が突出してモータサポートの回り止めが行なわれるように構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の一実施形態にかかるモータ支持構造について説明すると、図2は本実施形態にかかるモータ支持構造を備える駆動装置を示す全体構成図である。
なお、本実施形態では、平面図において、エンジン1の左側にベルト式無段変速機を配置しているが、エンジンと変速機とを左右逆に配置してもよい。また、当然ながら図2に示す各回転軸16,17,24,25,27,33,34はいずれも互いに平行に配置されている。
【0012】
まず、本実施形態にかかる駆動装置について説明すると、図2に示すように、本実施形態では、駆動装置はエンジン15と電気モータ1とを組合せたハイブリッド車に適用され、エンジン15はトランスミッション(ベルト式無段変速機)20の外殻であるハウジング4に一体に固設されている。
また、電気モータ1は、ハウジング4内にそなえられ、ロータ3と同軸一体に設けられた電気モータ1の出力軸(回転軸)17はエンジン15の出力軸16に軸支されている。また、電気モータ1のステータ2は、ハウジング4に固定されている。
【0013】
そして、エンジン15,電気モータ1との間には、正転反転切換機構40が配設されており、エンジン15,電気モータ1からそれぞれ入力される回転は、この正転反転切換機構40を介して無段変速機構20に入力されるようになっている。
正転反転切換機構40としては、プラネタリギヤユニットが採用されており、そのサンギヤ46には、エンジン15の出力軸16が連結されている。また、ピニオンギヤ41を支持するキャリア42には、電気モータ1の出力軸17が連結されている。したがって、エンジン15の回転はサンギヤ46から入力され、電気モータ1の回転はキャリア42から入力されるようになっている。
【0014】
なお、ピニオンギヤ41は、互いに噛合するインナピニオン41aとアウタピニオン41bとからなるダブルピニオンギヤであり、インナピニオン41aはサンギヤ46と噛合し、アウタピニオン41bはリングギヤ43と噛合している。正転反転切換機構40から無段変速機構20への回転の出力は、キャリア42から行なわれるようになっている。つまり、キャリア42の無段変速機構20側には、無段変速機構20のプライマリプーリ21と同軸一体のプライマリシャフト(第1軸)24が連結されており、サンギヤ46,キャリア42にそれぞれ入力されたエンジン15,電気モータ1の回転をキャリア42からプライマリシャフト24に出力するようになっている。
【0015】
また、リングギヤ43にはブレーキ44が設けられており、ブレーキ44を作動させることによってリングギヤ43の回転を拘束できるようになっている。そして、無段変速機構20のプライマリシャフト24の内側には、クラッチ45が配設されており、クラッチ45を接続することによってサンギヤ46とキャリア42とを一体に拘束できるようになっている。
【0016】
したがって、エンジン15と電気モータ1とを併用して前進走行する場合には、ブレーキ44をオフ,クラッチ45をオンにすればよく、後進走行する場合には、ブレーキ44をオン,クラッチ45をオフにして、電気モータ1を逆転させればよいようになっている。また、電気モータ1のみにより走行する場合や、エネルギー回生を行なう場合には、ブレーキ44,クラッチ45をともにオフにすればよいようになっている。
【0017】
次に、無段変速機構20について説明すると、無段変速機構20は、プライマリプーリ21とセカンダリプーリ22とベルト23とから構成されており、正転反転切換機構40からプライマリシャフト24に入力された回転は、プライマリシャフト24と同軸一体のプライマリプーリ21からベルト23を介してセカンダリプーリ22へ入力されるようになっている。
【0018】
プライマリプーリ21,セカンダリプーリ22はそれぞれ一体に回転する2つのシーブ21a,21b,22a,22bから構成されている。それぞれ一方のシーブ21a,22aは軸方向に固定された固定シーブであり、他方のシーブ21b,22bは油圧アクチュエータによって軸方向に可動する可動シーブになっている。
【0019】
これらの可動シーブ21b,22bは同期して可動するようになっており、減速する場合には、可動シーブ22bの油圧を高めてセカンダリプーリ22の溝幅を狭めていくとともに、可動シーブ21bの油圧を低下させてプライマリプーリ21の溝幅を拡げていくようになっている。逆に、増速する場合には、プライマリプーリ21の溝幅を狭めていくとともに、セカンダリプーリ22の溝幅を拡げていくようになっている。
【0020】
そして、無段変速機構20において変速された回転は、プライマリシャフト24に並設され、且つセカンダリプーリ22と同軸一体に回転するセカンダリシャフト(第2軸)25に出力されるようになっている。
さらに、セカンダリシャフト25のエンジン15側の端部近傍には、ドライブギヤ26が固設されている。セカンダリシャフト25に伝達された回転は、このドライブギヤ26から、噛合するドリブンギヤ28へ出力されるようになっている。
【0021】
ドリブンギヤ28は、セカンダリシャフト25に並設されたカウンタシャフト(第3軸)27に回転自在に軸支されており、このカウンタシャフト27のエンジン15側には発進クラッチ29がそなえられ、ドリブンギヤ28を挟んだその反対側にはデフ出力ギヤ30が固設されている。なお、ドライブギヤ26はドリブンギヤ28よりも小径になっており、ドライブギヤ26からドリブンギヤ28への回転の伝達の際に減速が行なわれるようになっている。
【0022】
発進クラッチ29は、カウンタシャフト27とドリブンギヤ28との連結切り離しを行なう手段であり、複数のクラッチプレート間の摩擦により接続を行なう湿式多板クラッチが採用されている。そして、発進クラッチ29が接続されると、ドリブンギヤ28とカウンタシャフト27とは一体になってドリブンギヤ28からカウンタシャフト27への回転の伝達が行なわれるようになっている。なお、発進クラッチ29が開放されると、ドリブンギヤ28からカウンタシャフト27への回転の伝達が行なわれない。
【0023】
このようにして発進クラッチ29が接続され、ドリブンギヤ28に入力された回転がカウンタシャフト27に伝達されると、その回転はカウンタシャフト27と同軸一体に設けられたデフ出力ギヤ30からフロントデフ31のリングギヤ32へ出力されるようになっている。デフ出力ギヤ30はリングギヤ32よりも小径になっており、デフ出力ギヤ30からリングギヤ32への回転の伝達の際にさらに減速が行なわれる。
【0024】
そして、リングギヤ32に入力された回転は、フロントデフ31において、左右のアクスルシャフト33,34への出力配分が行なわれ、アクスルシャフト33,34を介して左右輪に伝達されるようになっている。
また、カウンタシャフト27の発進クラッチ29よりもさらにエンジン15側には、パーキングギヤ35が固設されている。パーキングギヤ35の近傍には、スプラグ36が配設されており、セレクトレバーにおいてパーキング(Pレンジ)が選択された場合には、パーキングギヤ35にスプラグ36が係合してパーキングギヤ35の回転が拘束されるようになっている。したがって、停車時に車輪側から回転が入力された場合には、回転はこのパーキングギヤ35において受け止められるようになっている。
【0025】
次に、本実施形態において特徴となるモータ支持構造について、図1,図2を参照しながら説明する。
電気モータ1は、図1に示すように、コイル2aとコア2bとを有する環状のステータ2と、このステータ2の内側にステータ2に対向するように配設されたロータ3と、出力軸(回転軸)17(図2参照)とを備えて構成され、円筒状のハウジング4内に収納されるようになっている。
【0026】
ここで、ハウジング4は、ステータ2の外周側に配設されて、出力軸17の軸方向に延びる周壁4bと、出力軸17の径方向に延びる隔壁4aとを備えて構成される。
ロータ3は、出力軸17の軸方向へ延びるロータ軸3aと、ロータ軸3aに連結部3bを介して連結され、出力軸17の径方向外周(ステータ側外周)でロータ軸3aに平行に延びるアーム部3cとを備えて構成される。
【0027】
このうち、アーム部3cの外周側にはモータ1の構成要素である永久磁石5が配設されるとともに、後述する回転センサ6を構成する回転体7も配設されている。
そして、ロータ軸3aは出力軸17にスプライン結合され、これにより、ロータ3が出力軸17に一体的に固定されてロータ3と出力軸17とが一体回転するようになっている。このため、ロータ軸3aの外周側には2つのベアリング(ローラベアリング)8,9のインナレースが嵌合されている。そして、ロータ軸3a及び出力軸17は、これらのベアリング8,9を介してハウジング4の隔壁4a及び後述するモータサポート10に回転自在に支持されるようになっている。
【0028】
一方、ステータ2は、円筒状のハウジング4の周壁4bの内周面(内周壁)にコア2bの外周を嵌合させてハウジング4内に固定されている。また、ステータ2のコア2b及びハウジング4内の周壁4bにはキー溝2d,4cが形成されており、このキー溝2d,4cにキー11を挿入することでステータ2の回り止めを行なうようにしている。なお、ここでは2本のキー11によりステータ2の回り止めを行なうようにしているが、キー11の数は限定されるものではなく、ステータ2の回り止めを行なえれば良い。
【0029】
また、ハウジング4の周壁4bは段差を介してハウジング4の隔壁4aの上部に形成されるフランジ部4dに連なっており、このフランジ部4dの内端面4eにステータ2を構成するコア2bの一方の側面を当接させることで、ステータ2の軸方向への位置決めを行なえるようになっている。
このように、ステータ2を位置決めすることにより、ステータ2を構成するコア2bの内周面2cと、出力軸17にスプライン結合されるロータ3に備えられる永久磁石5とが対向した位置となっており、ロータ3に対するステータ2の位置決めが正確に行なわれるようになっている。
【0030】
上述のように、本実施形態では、従来技術のようにステータ2をボルトによりハウジング4に固定するのに代えて、ステータ2をハウジング4に嵌合し、キー11によりステータ2の回り止めを行なうようにしているが、キー11のみではステータ2の抜けを防止することはできない。
このため、本実施形態では、円筒状のハウジング4の周壁4dの内周面(内周壁)と、ロータ軸3a上に配設されたベアリング9との間にモータサポート10を嵌合させ、モータサポート10の上部に形成されるフランジ部10aの先端部10bをステータ2を構成するコア2bの側面に当接させることで、モータサポート10とハウジングの隔壁4aとの間にステータ2を挟持させて、ステータ2の抜けを防止するようにしている。
【0031】
なお、モータサポート10は、スナップリング12で固定されており、ハウジング4から外れないようになっている。
また、モータサポート10の上部に形成されるフランジ部10aの先端部10bに切欠部10cが形成されており、この切欠部10cにステータ2及びハウジング4にそれぞれ形成されたキー溝2d,4cに挿入されたキー11の一部が突出するようになっており、ステータ2を回り止めするキー11によりモータサポート10の回り止めも行なえるようになっている。
【0032】
このように、モータサポート10の先端部10bをステータ2の側面に当接させるとともに、キー11によりモータサポート10の回り止めを行なうことにより、後述するように、モータサポート10に取り付けられた回転センサ6の位置決めを正確に行なえるようになっている。
なお、モータサポート10に形成される切欠部10cの長さは、図1のものには限られず、モータサポート10の上部に形成されるフランジ部10aの全長に亘って形成しても良い。この場合、キー11をモータサポート10の全長に亘って挿入するようにしても良い。
【0033】
ところで、上述のように構成されるモータ1には、モータ制御のためにモータ1を構成するロータ3の回転数やロータ3の回転位置(ロータ3の向き)を検出すべく、コア13aとコイル13bとからなるステータ13と、モータ1のロータ3上に配設される回転体7とからなる回転センサ(レゾルバ)6が取り付けられている。
【0034】
このため、モータサポート10には、その略中央部にセンサ取付部10dが形成されており、このセンサ取付部10dに回転センサ6を構成するステータ13が嵌合されている。このステータ13は、モータサポート10に形成されたセンサ取付部10dにキー14により位置決めされるとともに固定されている。これにより、外径寸法を小さくすることができることになる。
【0035】
一方、回転センサ6を構成する回転体7は、モータ1を構成するロータ3のアーム部3c上に配設されたモータ1用の永久磁石5に並設されている。
そして、回転センサ6のステータ13と回転体7との位置決めはモータサポート10の先端部10bをモータ1のステータ2に当接させるとともに、キー11によりモータサポート10の回り止めを行なうことにより正確に行なえるようになっている。つまり、モータサポート10をハウジング4に嵌合するだけで、ロータ3のアーム部3c上に配設された回転体7と、モータサポート10に取り付けられたステータ13との間の位置決めが正確に行なわれるようになっている。
【0036】
また、モータサポート10の下部に形成されたフランジ部10eにはL字状の切欠段部10fが形成されており、この切欠段部10fによりモータサポート10の軸方向への位置決めを行なえるようになっている。
また、ハウジング4の隔壁4aの下部にはフランジ部4fが形成されており、このフランジ部4fにはL字状の切欠段部4gが形成されており、この切欠段部4gにベアリング8の側面が当接することで、ベアリング8を嵌合されたロータ3の軸方向の位置決めを行なえるようになっている。
【0037】
このように、ロータ3は、モータサポート10とハウジングの隔壁4aとの間に挟持されることで、軸方向の位置決めが行なわれることになる。
これにより、回転センサ6の位置決めを正確に行なわれ、回転センサ6を構成するステータ13と回転体7とが、モータ1のロータ3を支持すべくロータ軸3a上に配設されるベアリング9の半径方向外周側に、即ち出力軸17の径方向へ直列になるようにロータ3のアーム部3c上に配設されることになる。
【0038】
本実施形態にかかるモータ支持構造は、上述のように構成されているため、ハウジング4へのモータ1及び回転センサ6の組み付けは以下のようにして行なわれる。
つまり、本モータ支持構造では、ステータ2は、ステータ2の外周とハウジング4の周壁4bの内周面とをステータ2のキー溝2dとハウジング4のキー溝4cとが対向するように嵌合されてハウジング4内に固定される。
【0039】
また、ステータ2のコア2bの側面をハウジング4の周壁4bに段差をつけて連なるハウジング4の隔壁4aの上部フランジ部4dの端部4eに当接させて、ステータ2の軸方向の位置決めが行なわれる。もちろん、モータ1のロータ3のアーム3c上の永久磁石5が所定の位置に固定されていることが前提となる。
一方、ロータ3は、ロータ軸3aを出力軸17にスプライン結合させることで出力軸17上の所定の位置に固定される。また、ロータ軸3aに嵌合されたベアリング8をハウジング4の隔壁4aの下部フランジ部4fに形成された切欠段部4gに当接させるとともに、ロータ軸3aに嵌合されたベアリング9をモータサポート10の下部フランジ部10eに形成された切欠段部10fに当接させることで、ロータ3の軸方向の位置決めが行なわれる。
【0040】
このように、ステータ2とロータ3とを備えるモータ1は、ハウジングの隔壁4aとモータサポート10との間に挟持されることで、軸方向の位置決めが行なわれることになる。
さらに、これらのキー溝2d,4cにキー11を挿入させて、ステータ2の円周方向への回り止めが行なわれる。
【0041】
また、モータサポート10がハウジング4の周壁4bの内周面とベアリング9との間に嵌合されてステータ2及びキー11の抜け止めが行なわれる。
ところで、モータサポート10の上部フランジ部10aの先端部10bをステータ2のコア2bの側面に当接させるとともに、モータサポート10の下部フランジ部10eの切欠段部10fをベアリング9に当接させることで、モータサポート10に取り付けられた回転センサ6の軸方向の位置決めが行なわれる。
【0042】
もちろん、回転センサ6のステータ13が、モータサポート10のセンサ支持部10dの所定の位置に組み付けられていること、回転センサ6の回転体7がモータ1のロータ3のアーム部3c上の所定の位置に固定されていること、及び、モータ1のロータ3が出力軸17の所定の位置に固定され、モータ1のロータ3のロータ軸3a上の所定の位置にベアリング9が固定されることが前提となる。
【0043】
また、モータサポート10の上部フランジ部10aの先端部10bに形成された切欠部10cにキー11が挿入されてモータサポート10の回り止めが行なわれることで、回転センサ6の円周方向の位置決めが行なわれる。
したがって、本モータ支持構造によれば、回転センサ6がロータ3とステータ2との間に配置されてロータ3のアーム部3c上に設置されるとともに、ベアリング9がロータ軸3aの外周の回転センサ6よりも内側に配設されるため、回転センサ6とボールベアリング9とが軸方向に並設されないようになり、軸方向長さを短縮しうるという利点がある。これにより、スペースに余裕のない構造においても確実にモータ1を支持できることになる。
【0044】
また、このように回転センサ6とベアリング9とを配設することにより軸方向長さを短縮する一方で、モータ1の外径が拡大するおそれがあるが、モータ1のステータ2の外周とハウジング4の内周にキー溝2d,4cを形成し、このキー溝2d,4cにキー11を挿入することで、モータ1のステータ2をハウジング4に固定し、回転反力を保持するようにしているため、ボルト止めするためのスペースを確保する必要がなく、この点で外径寸法を短縮することができる。このため、モータ1の外径が拡大するおそれもない。
【0045】
さらに、本実施形態では、ハウジング4とモータサポート10、モータサポート10と回転センサ6のステータ13との結合をいずれもボルト止めせずに嵌合し、キー11,14により回り止めしているため、外径寸法を短縮することができ、これにより、車両の前後方向(又は上下方向)長さをより一層短縮できることになる。なお、図中、キー14の左端には、キー14及びコア13aが抜けないようスナップリング14′が配設されている。
【0046】
また、本実施形態では、ハウジング4の隔壁4aとモータサポート10とでモータ1を挟み込むだけで、即ち、ステータ2をハウジング4に嵌合し、キー11を挿入し、さらにモータサポート10を嵌合するだけで、ボルトを用いないでステータ2のハウジング4への組み付けを行なうことができる。また、モータサポート10に回転センサ6を嵌合し、キー14を挿入するだけで、ボルトを用いないで回転センサ6のモータサポート10への組み付けを行なうことができる。これにより、モータ1及び回転センサ6の組付工数を減少させることができるという利点がある。
【0047】
さらに、本実施形態では、本来、ベアリング9を介してモータ1のロータ3を支持し、モータ1のロータ3をハウジング4の隔壁4aとの間で挟み込んで固定する機能を有するモータサポート10によって、モータ1のステータ2及びキー11の抜け止めを行なうようになっている。
このように、モータサポート10に、モータ1のステータ2を挟み込んで位置決めするとともに、モータ1のステータ2を固定する機能を備えさせて、モータ1の位置決めを容易に行なえるようにしている。
【0048】
つまり、モータサポート10をモータ1のステータ2及びベアリング9に当接させるだけで、回転センサ6の軸方向への位置決めを行なうことができるとともに、モータサポート10をキー11により回り止めし、モータサポート10に取り付けられる回転センサ6をキー11により回り止めするだけで、回転センサ6の円周方向への位置決めを行なうことができるため、モータ1及び回転センサ6の位置決めを容易に行なえるという利点がある。
【0049】
なお、上述の実施形態では、モータ1のステータ2をハウジング4に嵌合し、キー11により回り止めして、ハウジング4の隔壁4aとモータサポート10とでロータ3及びステータ2を挟み込むことにより、モータ1の位置決めを行なうとともにモータ1を固定するようにしているが、これに限られるものではなく、従来のようにステータ2をボルトによりハウジング4に固定し、モータサポート10をボルトによりハウジング4に固定するようにしても良い。
【0050】
また、上述の実施形態では、モータサポート10に回転センサ6を取り付けるものとして説明したが、これに限られるものではなく、ハウジング4の隔壁に回転センサ6を取り付けるものであっても良い。つまり、モータサポート10はハウジング4の隔壁4aと同様の機能を果たすものであるため、ハウジングの隔壁を構成すると考えることもできるため、ハウジング4の隔壁に回転センサ6を取り付けるものであっても、本実施形態のものと同様の作用,効果を奏する。
【0051】
また、上述の実施形態では、モータ1のロータ3のモータサポート10側に回転センサ6を設け、回転センサ6とベアリング9とがロータ軸3aの径方向へ沿って直列になるように配設しているが、これに限られるものではなく、モータ1のロータ3のハウジング隔壁4a側に回転センサ6を設け、回転センサ6とベアリング8とがロータ軸3aの径方向へ沿って直列になるように配設しても良い。
【0052】
また、上述の実施形態では、電気モータ1をハイブリッド車に備えられるものとして説明したが、これに限られるものではなく、その他の電気自動車や自動車以外のものに備えられる電気モータであっても良く、本願発明は、同様の構成を備える電気モータに広く適用しうるものである。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のモータ支持構造によれば、軸方向長さを短縮することができ、スペースに余裕のない構造においても確実にモータを支持できることになるという利点がある。また、モータのステータの外周とハウジングの内周のそれぞれにキー溝を形成し、キー溝にキーを挿入することで、ステータをハウジングに固定するようにしているため、ボルト止めするためのスペースを確保する必要がなく、外径寸法を小さくすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるモータ支持構造を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかるモータ支持構造を備える駆動装置を示す全体構成図である。
【図3】従来のモータ支持構造を備える駆動装置を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 電気モータ
2 ステータ
3 ロータ
3a ロータ軸
3c アーム部
4 ハウジング
4a 隔壁
6 回転センサ
8,9 ベアリング
10 モータサポート
17 電気モータ1の出力軸(回転軸)

Claims (1)

  1. ハウジングに固定されるステータと、ベアリングを介して上記ハウジングに回転自在に支持される回転軸と、上記回転軸の上記ステータ側外周で上記回転軸と平行に延びるアーム部を有し上記ステータと対向するように上記回転軸と一体的に設けられるロータとからなるモータと、
    上記モータの回転数を検出する回転センサと、
    上記ハウジングの内周壁と上記ベアリングとの間に嵌合されるモータサポートとを備え、
    上記回転センサが、上記モータサポートに固定されるステータと、上記アーム部上に配設される回転体とを有し、
    上記回転センサのステータ及び回転体が、上記ベアリングの半径方向外周側に上記回転軸の径方向に直列になるように配設され
    該モータを構成するステータの外周及び該ハウジングの内周のそれぞれにキー溝が形成されており、該キー溝にキーが挿入されるとともに、該キーの一部が突出して上記モータサポートの回り止めが行なわれるように構成されることを特徴とする、モータ支持構造
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