JP2021128022A - 装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転センサの取付性を向上させる。【解決手段】動力伝達装置は、回転センサ47と、回転センサ47を保持するホルダ58と、ホルダ58に挿入された筒状部42aを有するカバー42と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、装置に関する。
特許文献1には、ボルト、ナット等を用いてケースの支持壁に回転センサを固定した車両用駆動装置が開示されている。
特開2011−126460号公報
ボルト、ナット等を用いて回転センサを固定する作業は煩雑であり、回転センサの取付性向上が求められている。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、回転センサの取付性を向上させることを目的とする。
本発明のある態様によれば、回転センサと、前記回転センサを保持するホルダと、前記ホルダに挿入された筒状部を有するホルダ支持部材と、を備えることを特徴とする装置が提供される。
これによれば、回転センサを保持するホルダがホルダ支持部材の筒状部を挿入することで支持されるので、回転センサをホルダ支持部材に取り付ける作業が簡易になり、回転センサの取付性が向上する。
本発明の実施形態に係る装置を備えたハイブリッド車両の概略構成図であ る。 回転電機の断面図である。 ホルダの斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る装置としての動力伝達装置10を備えたハイブリッド車両(以下、単に「車両」という。)100について説明する。
図1は、車両100の概略構成図である。図1に示すように、車両100は、エンジン1と、エンジン1と駆動輪5とを結ぶ動力伝達経路に設けられた動力伝達装置10と、を備える。
本実施形態では、動力伝達装置10は変速機であって、バリエータ20と、前後進切換え機構30と、回転電機40と、これらを収容するケース12と、を備える。
回転電機40は、動力伝達経路におけるバリエータ20とエンジン1との間に設けられる。
回転電機40は、ハウジング41と、ハウジング41のエンジン1側の開口部に設けられたホルダ支持部材としてのカバー42と、ハウジング41の内周に設けられたステータ43と、回転軸44と、回転軸44の外周に設けられたロータ80と、カバー42に設けられた回転センサ47と、ロータ80と入力軸11とを断接するクラッチ48と、を備える。ロータ80は、ロータフレーム81と、ロータフレーム81の外周に設けられたコア82と、を備える。
回転電機40は、ケース12に収容した状態でカバー42をケース12にボルト(図示せず)等で締結することで動力伝達装置10に固定される。
入力軸11は、軸受としてのベアリング50を介してカバー42に回転自在に支持されており、エンジン1の出力回転が入力される。また、回転軸44は、ベアリング51を介してハウジング41に回転自在に支持される。
クラッチ48は、ノーマルオープンの油圧式クラッチである。クラッチ48は、油圧コントロールバルブユニット(図示せず)によって調圧された油圧により、締結・解放が制御される。なお、本実施形態では、クラッチ48は湿式多板式クラッチであるが、他のクラッチを用いてもよい。
クラッチ48が締結されると、入力軸11とロータ80とが直結する。すなわち、入力軸11と回転軸44とが直結して同速回転する。
回転センサ47は、回転電機40の回転速度及び角度(位相)の少なくとも一方を検知するセンサである。本実施形態では、回転センサ47はホールセンサであって、ロータ80に固定された保持部材49には、回転センサ47の被検出部としてのマグネット52が取り付けられている。
なお、回転センサ47は、回転速度を検出する他のセンサや角度を検出する他のセンサを用いてもよい。また、マグネット52は、永久磁石、電磁石等である。電磁石を用いる場合は、スリップリング等を用いて電磁石に電流を供給すればよい。
回転電機40は、バッテリ(図示せず)からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することができる。また、回転電機40は、ロータ80が駆動輪5から回転エネルギを受ける場合には発電機として機能し、バッテリを充電することができる。
バリエータ20は、V溝が整列するよう配設されたプライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3と、プーリ2、3のV溝に掛け渡されたベルト4と、を有する。
プライマリプーリ2と同軸にエンジン1が配置され、エンジン1とプライマリプーリ2との間に、エンジン1の側から順に、回転電機40、前後進切換え機構30が設けられている。
前後進切換え機構30は、ダブルピニオン遊星歯車組30aを主たる構成要素とし、そのサンギヤは回転電機40の回転軸44に結合され、キャリアはバリエータ20のプライマリプーリ2に結合される。前後進切換え機構30は、さらに、ダブルピニオン遊星歯車組30aのサンギヤ及びキャリア間を直結する前進クラッチ30b、及びリングギヤを固定する後進ブレーキ30cを備える。そして、前進クラッチ30bの締結時には、回転軸44からの入力回転がそのままの回転方向でプライマリプーリ2に伝達され、後進ブレーキ30cの締結時には、回転軸44からの入力回転が逆転されてプライマリプーリ2へと伝達される。
前進クラッチ30bは、車両100の走行モードとして前進走行モードが選択された場合に油圧コントロールバルブユニットからクラッチ圧が供給されることで締結される。後進ブレーキ30cは、車両100の走行モードとして後進走行モードが選択された場合に油圧コントロールバルブユニットからブレーキ圧が供給されることで締結される。
プライマリプーリ2の回転は、ベルト4を介してセカンダリプーリ3に伝達され、セカンダリプーリ3の回転は、出力軸8、歯車組9及びディファレンシャルギヤ装置15を経て駆動輪5へと伝達される。
上記の動力伝達中にプライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3間の変速比を変更可能にするために、プライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3のV溝を形成する円錐板のうち一方を固定円錐板2a、3aとし、他方を軸線方向へ変位可能な可動円錐板2b、3bとしている。
これら可動円錐板2b、3bは、油圧コントロールバルブユニットからプライマリプーリ圧及びセカンダリプーリ圧を供給することにより固定円錐板2a、3aに向けて付勢され、これによりベルト4を円錐板に摩擦係合させてプライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3間での動力伝達を行う。
変速に際しては、目標変速比に対応させて発生させたプライマリプーリ圧及びセカンダリプーリ圧間の差圧により両プーリ2、3のV溝の幅を変化させ、プーリ2、3に対するベルト4の巻き掛け円弧径を連続的に変化させることで目標変速比を実現する。
回転電機40と前後進切換え機構30との間には、回転電機40の周方向に沿って弧状に延伸するオイル供給部材としてのパイプ53と、前後進切換え機構30の回転電機40側を覆い、パイプ53を介して回転電機40と軸方向に対向する中間カバー31と、が設けられる。
パイプ53は、中間カバー31の内部に設けられた油路と接続されており、中間カバー31を介して供給された油を回転電機40側に形成された複数の孔53aから回転電機40のステータ43に向けて噴出させるようになっている。これにより、回転電機40を効率よく冷却することができる。
中間カバー31には、ブッシュ54を介してスプロケット55が回転自在に支持されている。スプロケット55は、接続部材56を介して回転電機40の回転軸44と接続されており、スプロケット55はさらに、オイルポンプ6の入力軸6aに設けられたスプロケット6bとチェーン57で連結されている。これにより、回転電機40が回転すると、オイルポンプ6が駆動されて油圧コントロールバルブユニットに油が供給される。
ブッシュ54及びスプロケット55は、径方向においてパイプ53とオーバーラップする位置に設けられる。「径方向にオーバーラップする」とは、径方向から見たときに少なくとも一部が重なるように配置されることを意味する。また、チェーン57は、弧状のパイプ53の一端と他端との間、すなわち、パイプ53の切欠き部を通るように配置される。これにより、動力伝達装置10の軸方向のサイズを抑制することができる。
車両100は以上のように構成され、運転モードとして、バッテリから供給される電力によって回転電機40を駆動して回転電機40のみの駆動力によって走行するEVモードと、エンジン1のみの駆動力によって走行するエンジン走行モードと、エンジン1の駆動力と回転電機40の駆動力とによって走行するHEVモードと、を有する。
EVモードでは、車両100は、クラッチ48を解放し、前進クラッチ30b及び後進ブレーキ30cのいずれか一方を締結した状態で、バッテリからの電力によって回転電機40のみを駆動して走行する。
エンジン走行モードでは、車両100は、クラッチ48と、前進クラッチ30b及び後進ブレーキ30cのいずれか一方と、を締結した状態で、エンジン1のみを駆動して走行する。
HEVモードでは、車両100は、クラッチ48と、前進クラッチ30b及び後進ブレーキ30cのいずれか一方と、を締結した状態で、エンジン1と回転電機40とを駆動して走行する。
続いて、図2を参照しながら、回転電機40の構成について詳しく説明する。図2は、回転電機40の断面図である。
図2に示すように、ハウジング41は、外周側に設けられた筒状部41aと、内周側に設けられてハウジング41の内側に向かって延びる筒状部41bと、を有する。筒状部41aの内周には、ステータ43が固定される。筒状部41bは、ベアリング51を介して回転軸44を回転自在に支持する。
ハウジング41におけるパイプ53と対向する面には、周方向に沿って長穴状の開口部41cが形成されている。これにより、矢印で示すように、パイプ53の孔53aから噴出した油が、開口部41cを通ってステータコイル43aに直接吹き付けられる。なお、開口部41cの形状及び数は適宜設定可能である。
カバー42は、ケース12に収容された状態で外周側がケース12にボルト等で固定される。また、カバー42は、内周側に設けられてハウジング41側に向かって延びる筒状部42aを有する。
筒状部42aの外周には、回転センサ47が収容されたホルダ58が固定される。また、筒状部42aの内周はベアリング50を支持しており、ベアリング50は入力軸11を回転自在に支持している。つまり、筒状部42aは、ベアリング50を介して入力軸11を回転自在に支持している。このように、筒状部42aの内周及び外周にベアリング50及びホルダ58を配置することで、構成を簡素にできる。回転センサ47及びホルダ58については後で詳しく説明する。
筒状部42aと入力軸11との間には、外部への油の漏出を防止するためのシール部材59が設けられる。
入力軸11と回転軸44との間には、軸方向の荷重を受けるニードルベアリング60と径方向の荷重を受けるニードルベアリング61と、が設けられる。
入力軸11における前後進切換え機構30側の端部には、クラッチハブ62が溶接で固定される。クラッチハブ62は、外周側に設けられてエンジン1側に向かって延びる筒状部62aを有する。筒状部62aの外周には、スプライン結合によって軸方向に摺動自在にクラッチ48の複数のドライブプレート48aが取り付けられる。
回転軸44の外周には、ロータフレーム81が溶接で固定される。ロータフレーム81は、外周側に設けられた筒状部81aを有する。筒状部81aの外周には、コア82が固定される。
筒状部81aの内周には、スプライン結合によって軸方向に摺動自在にクラッチ48の複数のドリブンプレート48bが取り付けられる。リテーナプレート63は、ピストンアーム64とは反対側の端部に配置されたドリブンプレート48bと、筒状部81aの内周の溝に固定されたリング65との間に介装される。リング65は、例えば、Cリング等のスナップリングである。リテーナプレート63は、軸方向の厚みがドリブンプレート48bより厚く、ドライブプレート48a及びドリブンプレート48bの倒れを防止する。
油圧コントロールバルブユニットからピストン油室66に締結圧が供給されると、ピストン67がリターンスプリング68を圧縮しながらエンジン1側に向けて移動する。クラッチ48は、ニードルベアリング69及びピストンアーム64を介してピストン67から伝達される押圧力によって締結状態となる。
なお、ニードルベアリング69は、ピストン67がピストンアーム64の回転に伴って連れ回ることを抑制している。
また、ロータフレーム81には、マグネット52を保持する保持部材49が取り付けられる。
保持部材49は、外周側に設けられた圧入部49aによって筒状部81aの外周側に圧入で固定されている。なお、保持部材49は、例えば、リテーナプレート63に圧入や溶接で固定するように構成してもよい。
また、保持部材49は、内周側に設けられて前後進切換え機構30側に向かって延びる筒状部49bを有する。筒状部49bは、径方向におけるクラッチハブ62とホルダ58に保持された回転センサ47との間に位置しており、内周にマグネット52が取り付けられる。
つまり、本実施形態では、回転センサ47、マグネット52、及び保持部材49の筒状部49bは、クラッチハブ62の内側のスペースに配置される。そして、図2に示すように、回転センサ47、マグネット52、保持部材49の筒状部49b、クラッチ48、及びロータ80は、径方向にオーバーラップしている。これによれば、回転電機40のサイズを抑制できる。
続いて、図2、図3を参照しながら、回転センサ47及びホルダ58について説明する。図3は、ホルダ58の斜視図である。
ホルダ58は、図3に示すように、内部に回転センサ47を保持する環状部58aと、環状部58aから径方向に延びる支持部58bと、支持部58bの先端に設けられた変換部58cと、を有する。なお、ホルダ58が回転センサ47を保持する態様はこれに限らず、例えば、ホルダ58の外面に回転センサ47が取り付けられていてもよい。
回転センサ47と接続された電線70は、フィルム状部分70aと、ケーブル70bと、を有する。フィルム状部分70aとケーブル70bとは、変換部58c内で結線されている。
フィルム状部分70aは、支持部58bに固定されたフレキシブルプリント基板70c上に設けられる。フレキシブルプリント基板70cは、例えば、接着剤を用いて支持部58bに固定してもよいし、かしめによって支持部58bに固定してもよい。
ホルダ58は、図2に示すように、環状部58aにカバー42の筒状部42aを挿入してカバー42に取り付けられる。
筒状部42aの外周におけるホルダ58よりも先端側には、溝に固定されたリング71が環状部58aと軸方向にオーバーラップして設けられる。「軸方向にオーバーラップする」とは、軸方向から見たときに少なくとも一部が重なるように配置されることを意味する。そのため、ホルダ58は、筒状部42aの先端側への移動がリング71によって規制される。これにより、筒状部42aからホルダ58が脱落することを防止できる。リング71は、例えば、Cリング等のスナップリングである。
なお、リング71は、例えば、筒状部42aの外周に圧入で固定されるように構成してもよいし、ボルト等で固定されるように構成してもよいし、筒状部42aの外周にねじ、凹部、凸部等の係止部を形成して係止するように構成してもよい。また、リング71は、全周が繋がった円環状の部材であってもよいし、切欠き等を有する一部が不連続な円環状の部材であってもよい。
本実施形態では、図3に示すように、環状部58aは円環状とされる。しかしながら、環状部58aは、多角環状に形成してもよいし、切欠きを有する環状に形成してもよい。切欠きを有する環状とする場合は、切欠きの水平方向(軸方向と直交する方向)の幅を筒状部42aの直径よりも小さくすることで、環状部58aに筒状部42aが挿入された状態を実現できる。
また、図2に示すように、カバー42には、筒状部42aの基端部から径方向に延びる溝42bが形成されている。ホルダ58の支持部58bはカバー42の内壁に沿うように形成されており、ホルダ58をカバー42に取り付けると支持部58bが溝42bに嵌まった状態となる。このように、径方向に延びる溝42bに径方向に延びる支持部58bを収容することで、ホルダ58の周方向への回転を規制できる。また、これによれば、カバー42に溝42bを設けない場合と比較して、軸方向におけるカバー42とロータ80や保持部材49等の回転体との距離を近づけることができる。
また、ホルダ58の支持部58bの側面には、図3に示すように、複数の突起部58dが設けられる。突起部58dは、支持部58bをカバー42の溝42bに収容した状態において、溝42bの内壁と当接するように設けられる。これによれば、突起部58dが抜け止めとして機能するので、支持部58bを溝42bに強固に固定できる。なお、突起部58dは1つであってもよい。
図2に示すように、ホルダ58は、ロータ80や保持部材49等の回転体と軸方向に隣接して設けられる。「軸方向に隣接」とは、2つの部材が他の部材を介さず軸方向に隣り合って配置されていることを意味する。
ここで、ホルダ58の環状部58aと変換部58cとの間における電線70はフィルム状部分70aであり、支持部58bに固定されたフレキシブルプリント基板70c上に設けられている。
これにより、本実施形態の電線70は、回転体と軸方向にオーバーラップする位置においては、図2に示すように、フィルム状部分70aとなる。つまり、電線70のフィルム状部分70aが、ロータ80や保持部材49と対向する。そして、回転体と軸方向にオーバーラップしない位置においては、電線70はケーブル70bとなる。
電線70のフィルム状部分70aはフレキシブルプリント基板70cを介してホルダ58の支持部58bに固定されているので、回転体と軸方向にオーバーラップする位置において電線70に弛みが発生することを防止できる。よって、ホルダ58を回転体と隣接させて設けても、電線70を回転体に巻き込まれないように配置することができる。また、ホルダ58を回転体と隣接させて設けることで、電線70、回転体、及び回転センサ47のレイアウトをコンパクトにできる。
なお、回転体は、回転物であれば限定されない。例えば、回転センサ47の被検出部であるマグネット52の保持部材49、クラッチ48、回転電機40のロータ80等は回転体である。また、マグネット52は、保持部材49を設けることなく、他の回転体に保持されるように構成してもよい。
一方で、本実施形態では、電線70が回転体に巻き込まれる可能性が低い位置、すなわち、回転体と軸方向にオーバーラップしない位置においては、電線70をケーブル70bとしている。つまり、安価なケーブル(絶縁体に覆われた銅線)等を用いることで、コストを抑制できる。
続いて、動力伝達装置10を上記のように構成することによる作用効果について説明する。
本実施形態の動力伝達装置10は、回転センサ47と、回転センサ47を保持するホルダ58と、ホルダ58に挿入された筒状部42aを有するカバー42と、を備える。
これによれば、回転センサ47を保持するホルダ58がカバー42の筒状部42aを挿入することで支持されるので、回転センサ47をカバー42に取り付ける作業が簡易になり、回転センサ47の取付性が向上する(請求項1に対応する効果)。
また、動力伝達装置10は、筒状部42aの外周に設けられホルダ58と軸方向にオーバーラップするリング71を備える。
これによれば、ホルダ58は、筒状部42aの先端側への移動がリング71によって規制される。これにより、筒状部42aからホルダ58が脱落することを防止できる(請求項2に対応する効果)。
また、動力伝達装置10は、カバー42を収容するケース12を備え、カバー42は、ケース12に固定されている。
これによれば、カバー42とケース12とが別部材であり、カバー42にホルダ58を固定した後にケース12にカバー42を固定する等の対応が可能となる。よって、組み立て工程を簡便にできる(請求項3に対応する効果)。
また、動力伝達装置10は、筒状部42aの内周に支持されたベアリング50を備える。
筒状部42aの内周及び外周にベアリング50及びホルダ58を配置することで、構成を簡素にできる(請求項4に対応する効果)。
また、カバー42は、ホルダ58の周方向への回転を規制する溝42bを有する。
これによれば、溝42bに支持部58bを収容することで、ホルダ58の周方向への回転を規制できる(請求項5に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、回転センサ47及びホルダ58がカバー42に取り付けられる態様について説明した。しかしながら、例えば、ハウジング41に筒状部を設けて、回転センサ47及びホルダ58をハウジング41に取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、装置を動力伝達装置10として説明した。しかしながら、装置は、回転電機搭載装置(回転電機を搭載した装置)等であってもよく、動力伝達装置10は、回転電機搭載装置として把握することもできる。
また、上記実施形態では、動力伝達装置10を変速機として説明した。しかしながら、動力伝達装置10は、減速機、モータ付変速機(回転電機搭載装置でもある)、モータ付減速機(回転電機搭載装置でもある)等であってもよい。
10 動力伝達装置(装置)
12 ケース
42 カバー(ホルダ支持部材)
42a 筒状部
42b 溝
47 回転センサ
50 ベアリング(軸受)
58 ホルダ
71 リング

Claims (5)

  1. 回転センサと、
    前記回転センサを保持するホルダと、
    前記ホルダに挿入された筒状部を有するホルダ支持部材と、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    前記筒状部の外周に設けられ前記ホルダと軸方向にオーバーラップするリングをさらに備える、
    ことを特徴とする装置。
  3. 請求項1又は2に記載の装置であって、
    前記ホルダ支持部材を収容するケースをさらに備え、
    前記ホルダ支持部材は、前記ケースに固定されている、
    ことを特徴とする装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の装置であって、
    前記筒状部の内周に支持された軸受をさらに備える、
    ことを特徴とする装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の装置であって、
    前記ホルダ支持部材は、前記ホルダの周方向への回転を規制する溝を有する、
    ことを特徴とする装置。
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