JP2021129362A - 動力伝達装置 - Google Patents

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篤志 前田
Atsushi Maeda
篤志 前田
繁 石井
Shigeru Ishii
繁 石井
真臣 森下
Masaomi Morishita
真臣 森下
明宏 光山
Akihiro Mitsuyama
明宏 光山
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Abstract

【課題】モータとクラッチとを有する動力伝達装置のダウンサイジングを行う。【解決手段】動力伝達装置は、ロータ80を有する回転電機40と、ロータ80の内周側に位置するクラッチ48と、クラッチ48の内周側に位置するマグネット52と、マグネット52を被検知部とする回転センサ47と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、動力伝達装置に関する。
特許文献1には、エンジンと駆動輪との動力伝達を断接するクラッチと、モータの回転を検出する回転センサとを備える動力伝達装置が開示されている。当該動力伝達装置では、モータの外周側に回転センサが配置され、モータの径方向とオフセットする位置にクラッチが配置される。
特開2002−103998号公報
ところで、動力伝達装置は、コスト削減や搭載性の向上などの観点からダウンサイジングすることが好ましい。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、モータとクラッチとを有する動力伝達装置のダウンサイジングを行うことを目的とする。
本発明のある態様によれば、ロータを有する回転電機と、前記ロータの内周側に位置するクラッチと、前記クラッチの内周側に位置するマグネットと、前記マグネットを被検知部とする回転センサと、を備えることを特徴とする動力伝達装置が提供される。
上記態様によれば、ロータの内周側にクラッチが位置することでロータとクラッチとが径方向にオーバーラップし、さらにクラッチの内周側に回転センサの被検知部であるマグネットが設けられる。これによれば、動力伝達装置を軸方向にダウンサイジングすることができる。
本発明の実施形態に係る動力伝達装置を備えたハイブリッド車両の概略構成図である。 回転電機の断面図である。 本発明の変形例について説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る動力伝達装置10を備えたハイブリッド車両(以下、単に「車両」という。)100について説明する。
図1は、車両100の概略構成図である。図1に示すように、車両100は、エンジン1と、エンジン1と駆動輪5とを結ぶ動力伝達経路に設けられた動力伝達装置10と、を備える。
本実施形態では、動力伝達装置10は変速機であって、バリエータ20と、前後進切換え機構30と、回転電機40と、回転センサ47と、クラッチ48と、を備える。
回転電機40は、動力伝達経路におけるバリエータ20とエンジン1との間に設けられる。
回転電機40は、ハウジング41と、ハウジング41のエンジン1側の開口部に設けられたカバー42と、ハウジング41の内周に設けられたステータ43と、回転軸44と、回転軸44の外周に設けられたロータ80と、を備える。ロータ80は、ロータフレーム81と、ロータフレーム81の外周に設けられたコア82と、を備える。
回転電機40の内部には、回転センサ47及びクラッチ48が設けられる。
回転電機40は、カバー42を動力伝達装置10のケース12にボルト(図示せず)で締結して動力伝達装置10に固定される。
入力軸11は、軸受としてのベアリング50を介してカバー42に回転自在に支持されており、エンジン1の出力回転が入力される。また、回転軸44は、ベアリング51を介してハウジング41に回転自在に支持される。
クラッチ48は、ロータ80と入力軸11とを断接するノーマルオープンの油圧式クラッチである。クラッチ48は、油圧コントロールバルブユニット(図示せず)によって調圧された油圧により、締結・解放が制御される。なお、本実施形態では、クラッチ48は湿式多板式クラッチであるが、他のクラッチを用いてもよい。
クラッチ48が締結されると、入力軸11とロータ80とが直結する。すなわち、入力軸11と回転軸44とが直結して同速回転する。
回転センサ47は、カバー42に設けられて回転電機40のロータ80の回転速度及び角度(位相)の少なくとも一方を検知するセンサである。本実施形態では、回転センサ47はホールセンサであって、ロータ80に固定された接続部材としての保持部材49には、回転センサ47の被検知部としてのマグネット52が取り付けられている。
なお、回転センサ47は、回転速度を検出する他のセンサや角度を検出する他のセンサを用いてもよい。また、マグネット52は、永久磁石、電磁石等である。電磁石を用いる場合は、スリップリング等を用いて電磁石に電流を供給すればよい。
回転電機40は、バッテリ(図示せず)からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することができる。また、回転電機40は、ロータ80が駆動輪5から回転エネルギを受ける場合には発電機として機能し、バッテリを充電することができる。
バリエータ20は、V溝が整列するよう配設されたプライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3と、プーリ2、3のV溝に掛け渡されたベルト4と、を有する。
プライマリプーリ2と同軸にエンジン1が配置され、エンジン1とプライマリプーリ2との間に、エンジン1の側から順に、回転電機40、前後進切換え機構30が設けられている。
前後進切換え機構30は、ダブルピニオン遊星歯車組30aを主たる構成要素とし、そのサンギヤは回転電機40の回転軸44に結合され、キャリアはバリエータ20のプライマリプーリ2に結合される。前後進切換え機構30は、さらに、ダブルピニオン遊星歯車組30aのサンギヤ及びキャリア間を直結する前進クラッチ30b、及びリングギヤを固定する後進ブレーキ30cを備える。そして、前進クラッチ30bの締結時には、回転軸44からの入力回転がそのままの回転方向でプライマリプーリ2に伝達され、後進ブレーキ30cの締結時には、回転軸44からの入力回転が逆転されてプライマリプーリ2へと伝達される。
前進クラッチ30bは、車両100の走行モードとして前進走行モードが選択された場合に油圧コントロールバルブユニットからクラッチ圧が供給されることで締結される。後進ブレーキ30cは、車両100の走行モードとして後進走行モードが選択された場合に油圧コントロールバルブユニットからブレーキ圧が供給されることで締結される。
プライマリプーリ2の回転は、ベルト4を介してセカンダリプーリ3に伝達され、セカンダリプーリ3の回転は、出力軸8、歯車組9及びディファレンシャルギヤ装置15を経て駆動輪5へと伝達される。
上記の動力伝達中にプライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3間の変速比を変更可能にするために、プライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3のV溝を形成する円錐板のうち一方を固定円錐板2a、3aとし、他方を軸線方向へ変位可能な可動円錐板2b、3bとしている。
これら可動円錐板2b、3bは、油圧コントロールバルブユニットからプライマリプーリ圧及びセカンダリプーリ圧を供給することにより固定円錐板2a、3aに向けて付勢され、これによりベルト4を円錐板に摩擦係合させてプライマリプーリ2及びセカンダリプーリ3間での動力伝達を行う。
変速に際しては、目標変速比に対応させて発生させたプライマリプーリ圧及びセカンダリプーリ圧間の差圧により両プーリ2、3のV溝の幅を変化させ、プーリ2、3に対するベルト4の巻き掛け円弧径を連続的に変化させることで目標変速比を実現する。
回転電機40と前後進切換え機構30との間には、回転電機40の周方向に沿って弧状に延伸するパイプ53と、前後進切換え機構30の回転電機40側を覆い、パイプ53を介して回転電機40と軸方向に対向する中間カバー31と、が設けられる。
パイプ53は、中間カバー31の内部に設けられた油路と接続されており、中間カバー31を介して供給された油を回転電機40側に形成された複数の孔53aから回転電機40のステータ43に向けて噴出させるようになっている。これにより、回転電機40を効率よく冷却することができる。
中間カバー31には、ブッシュ54を介してスプロケット55が回転自在に支持されている。スプロケット55は、接続部材56を介して回転電機40の回転軸44と接続されており、スプロケット55は、さらに、オイルポンプ6の入力軸6aに設けられたスプロケット6bとチェーン57で連結されている。これにより、回転電機40が回転すると、オイルポンプ6が駆動されて油圧コントロールバルブユニットに油が供給される。
ブッシュ54及びスプロケット55は、径方向においてパイプ53とオーバーラップする位置に設けられる。「径方向にオーバーラップする」とは、径方向から見たときに少なくとも一部が重なるように配置されることを意味する。また、チェーン57は、弧状のパイプ53の一端と他端との間、すなわち、パイプ53の切欠き部を通るように配置される。これにより、動力伝達装置10の軸方向のサイズを抑制することができる。
車両100は以上のように構成され、運転モードとして、バッテリから供給される電力によって回転電機40を駆動して回転電機40のみの駆動力によって走行するEVモードと、エンジン1のみの駆動力によって走行するエンジン走行モードと、エンジン1の駆動力と回転電機40の駆動力とによって走行するHEVモードと、を有する。
EVモードでは、車両100は、クラッチ48を解放し、前進クラッチ30b及び後進ブレーキ30cのいずれか一方を締結した状態で、バッテリからの電力によって回転電機40のみを駆動して走行する。
エンジン走行モードでは、車両100は、クラッチ48と、前進クラッチ30b及び後進ブレーキ30cのいずれか一方と、を締結した状態で、エンジン1のみを駆動して走行する。
HEVモードでは、車両100は、クラッチ48と、前進クラッチ30b及び後進ブレーキ30cのいずれか一方と、を締結した状態で、エンジン1と回転電機40とを駆動して走行する。
続いて、図2を参照しながら、回転電機40の構成について詳しく説明する。図2は、回転電機40の断面図である。
図2に示すように、ハウジング41は、外周側に設けられた筒状部41aと、内周側に設けられてハウジング41の内側に向かって延びる筒状部41bと、を有する。筒状部41aの内周には、ステータ43が固定される。筒状部41bは、ベアリング51を介して回転軸44を回転自在に支持する。
ハウジング41におけるパイプ53と対向する面には、周方向に沿って長穴状の開口部41cが形成されている。これにより、矢印で示すように、パイプ53の孔53aから噴出した油が、開口部41cを通ってステータコイル43aに直接吹き付けられる。なお、開口部41cの形状及び数は適宜設定可能である。
カバー42は、外周側が動力伝達装置10のケース12に固定される。また、カバー42は、内周側に設けられてハウジング41の内側に向かって延びる固定部としての筒状部42aを有する。筒状部42aは、カバー42と一体に構成してもよいし、別部材をカバー42に取り付けて構成してもよい。
筒状部42aの外周には、回転センサ47が収容されたホルダ58が固定される。また、筒状部42aの内周は、ベアリング50を支持するとともに、ベアリング50を介して入力軸11を回転自在に支持する。
ホルダ58は、内部に回転センサ47を保持する環状部58aと、環状部58aから径方向に延びる支持部58bと、支持部58bの先端に設けられた変換部58cと、を有する。
回転センサ47と接続された電線70は、フィルム状部分70aと、ケーブル70bと、を有する。フィルム状部分70aとケーブル70bとは、変換部58c内で結線されている。
フィルム状部分70aは、支持部58bに固定されたフレキシブルプリント基板70c上に設けられる。
ホルダ58は、図2に示すように、環状部58aにカバー42の筒状部42aを挿入してカバー42に取り付けられる。
筒状部42aの外周におけるホルダ58よりも先端側には、溝に固定されたリング71が環状部58aと軸方向にオーバーラップして設けられる。「軸方向にオーバーラップする」とは、軸方向から見たときに少なくとも一部が重なるように配置されることを意味する。そのため、ホルダ58は、筒状部42aの先端側への移動がリング71によって規制される。これにより、筒状部42aからホルダ58が脱落することを防止できる。
筒状部42aと入力軸11との間には、外部への油の漏出を防止するためのシール部材59が設けられる。
入力軸11と回転軸44との間には、軸方向の荷重を受けるニードルベアリング60と径方向の荷重を受けるニードルベアリング61と、が設けられる。
入力軸11における前後進切換え機構30側の端部には、クラッチハブ62が溶接で固定される。クラッチハブ62は、外周側に設けられてエンジン1側に向かって延びる筒状部62aを有する。筒状部62aの外周には、スプライン結合によって軸方向に摺動自在にクラッチ48の複数のドライブプレート48aが取り付けられる。
回転軸44の外周には、ロータフレーム81が溶接で固定される。ロータフレーム81は、外周側に設けられた筒状部81aを有する。筒状部81aの外周には、コア82が固定される。
筒状部81aの内周には、スプライン結合によって軸方向に摺動自在にクラッチ48の複数のドリブンプレート48bが取り付けられる。つまり、筒状部81aはクラッチ48のクラッチドラムを構成している。言い換えると、クラッチ48はロータ80の内周側に位置する。リテーナプレート63は、ピストンアーム64とは反対側の端部に配置されたドリブンプレート48bと、筒状部81aの内周の溝に固定されたリング65との間に介装される。リテーナプレート63は、軸方向の厚みがドリブンプレート48bより厚く、ドライブプレート48a及びドリブンプレート48bの倒れを防止する。
油圧コントロールバルブユニットからピストン油室66に締結圧が供給されると、ピストン67がリターンスプリング68を圧縮しながらエンジン1側に向けて移動する。クラッチ48は、ニードルベアリング69及びピストンアーム64を介してピストン67から伝達される押圧力によって締結状態となる。
なお、ニードルベアリング69は、ピストン67がピストンアーム64の回転に伴って連れ回ることを抑制している。
また、ロータフレーム81には、マグネット52を保持する保持部材49が取り付けられる。保持部材49は、ロータ80(ロータフレーム81)が回転すると、それとともに一体に回転する。
保持部材49は、外周側に設けられた圧入部49aと、内周側に設けられて前後進切換え機構30側に向かって軸方向に延びる突出部としての筒状部49bと、圧入部49a及び筒状部49bを接続する対向部49cとを有する。保持部材49は、圧入部49aによって筒状部81aの外周側に圧入で固定されている。なお、保持部材49は、例えば、リテーナプレート63に圧入や溶接で固定するように構成してもよい。
筒状部49bは、径方向におけるクラッチハブ62とホルダ58に保持された回転センサ47との間に位置しており、内周にマグネット52が取り付けられる。つまり、本実施形態では、回転センサ47、マグネット52、及び保持部材49の筒状部49bは、クラッチハブ62の内側のスペースに配置される。そして、図2に示すように、回転センサ47、マグネット52、保持部材49の筒状部49b、クラッチ48、及びロータ80は、径方向にオーバーラップしている。
対向部49cは、圧入部49a及び筒状部49bの基部であって、圧入部49a及び筒状部49bを接続する部位である。対向部49cは、クラッチ48と軸方向に対向する。
なお、本実施形態では、保持部材49を独立した部材としているが、保持部材49をロータ80の一部あるいはクラッチ48の一部と一体としてもよい。回転電機40の組立性を考慮すると、保持部材49は、本実施形態のように独立した部材とするのが望ましい。
マグネット52は、筒状部49bの内周全面を覆う部材であって、図2に示すように、断面の長手方向が軸方向に延びる。そのため、マグネット52と回転センサ47とは、径方向において対向する。マグネット52は、筒状部49bの内周に沿って円環状に形成される1個の部材であってもよいし、筒状部49bの内周に複数個並べて円環状としてもよい。
マグネット52は、ロータ80及び保持部材49が回転すると、それらと一体に回転する。回転センサ47は、マグネット52の回転を検知することで、マグネット52と一体回転する回転検知対象であるロータ80の回転を検知する。なお、ドリブンプレート48b、リテーナプレート63、リング65等のクラッチ48の外周側回転要素もマグネット52及びロータ80とともに回転するため、これらの回転についても回転センサ47は検知すると言える。つまり、回転センサ47は、これらクラッチ48の外周側回転要素を検知するセンサである。ロータ80及び保持部材49もクラッチ48の外周側回転要素であると言える。
以下、本実施形態の動力伝達装置10の構成及び作用効果についてまとめて説明する。
本実施形態の動力伝達装置10は、ロータ80を有する回転電機40と、ロータ80の内周側に位置するクラッチ48と、クラッチ48の内周側に位置するマグネット52と、マグネット52を被検知部とする回転センサ47と、を備える。
動力伝達装置10では、ロータ80の内周側にクラッチ48が位置することで、図2に示すように、ロータ80とクラッチ48とが径方向にオーバーラップし、さらにクラッチ48の内周側に回転センサ47の被検知部であるマグネット52が設けられる。これによれば、動力伝達装置10を軸方向にダウンサイジングすることができる。また、マグネット52がクラッチ48の内周側に位置することで、マグネット52の周長を、マグネット52をロータ80の外周側に位置させる場合よりも短くすることができる。よって、マグネット52の使用総量を減らすことができ、動力伝達装置10の製造コストを削減することができる(請求項1に対応する効果)。なお、クラッチがロータのコアよりも径方向において内側に位置すれば「ロータの内周側にクラッチが位置する」と言える。また、マグネットがクラッチハブの筒状部よりも径方向において内側に位置すれば「クラッチの内周側にマグネットが設けられる」と言える。
また、動力伝達装置10は、ロータ80と、クラッチ48の外周側回転要素と、マグネット52と、が一体回転する。
クラッチ48の外周側回転要素の回転の検知を行うにあたっては、検知対象の近傍に回転センサ47を配置する従来の方法を採用することも考えられる。しかしながら、当該方法を採用した場合ではマグネット52の周長を短くすることが難しい。
対して、本実施形態の動力伝達装置10では、クラッチ48の内周側に位置するマグネット52が外周側回転要素の一つであるロータ80と一体に回転する。これにより、外周側回転要素の回転を検知可能な構成でありつつ、マグネット52の周長を短くすることができる。つまり、マグネット52の使用総量を減らすことができ、動力伝達装置10の製造コストを削減することができる(請求項2に対応する効果)。なお、本実施形態ではロータ80(ロータフレーム81、コア82)、ドリブンプレート48b、保持部材49、マグネット52、リテーナプレート63、リング65は外周側回転要素である。
また、動力伝達装置10は、ロータ80と一体回転する保持部材49をさらに備え、保持部材49は、軸方向にクラッチ48と対向する対向部49cと、対向部49cから軸方向に突出する筒状部49bと、を有し、マグネット52は、筒状部49bに設けられる。
マグネット52の設置箇所としてロータ80の外周側からクラッチ48の内周側へ回り込む保持部材49を設けることで、動力伝達装置10をコンパクトな構造にできる(請求項3に対応する効果)。
また、動力伝達装置10では、回転センサ47は、マグネット52の内周側に位置する。
回転センサ47による回転電機40の回転速度及び角度(位相)のセンシング精度は、マグネット52と回転センサ47との距離によって変動する可能性がある。すなわち、マグネット52と回転センサ47との距離が変動すると、回転センサ47のセンシング精度も変動する可能性がある。
ここで、マグネット52と回転センサ47とが軸方向に対向する場合(例えば、マグネット52が対向部49cに位置するとともに、回転センサ47が支持部58bに位置する場合)を検討する。この場合、マグネット52の位置が軸方向に変動すると、マグネット52と回転センサ47との距離が変動するため、回転センサ47のセンシング精度も変動する可能性がある。
対して、本実施形態の動力伝達装置10では、マグネット52が軸方向に延びるとともに、マグネット52と回転センサ47とが径方向に対向配置される。よって、マグネット52の位置が軸方向に変動しても、マグネット52と回転センサ47との距離の変動を抑制することができる。すなわち、マグネット52の位置が軸方向に変動した場合の、回転センサ47のセンシング精度の変動を抑制することができる(請求項4に対応する効果)。なお、回転センサがマグネットよりも径方向において内側に位置すれば、「回転センサは、マグネットの内周側に位置する」と言える。
また、動力伝達装置10は、筒状部42aと、筒状部42aの内周に支持されるベアリング50と、をさらに備え、回転センサ47は、筒状部42aの外周に支持される。
上記構成によって、図2に示すように、クラッチ48やロータ80と径方向にオーバーラップする位置にベアリング50を配置できるため、動力伝達装置10を軸方向にダウンサイジングすることができる(請求項5に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、動力伝達装置10が変速機である場合について説明した。しかしながら、動力伝達装置10は、減速機、モータ付変速機、モータ付減速機等であってもよい。
また、上記実施形態では、マグネット52を保持する構造を筒状部49bとして説明した。しかしながら、マグネット52が径方向におけるクラッチハブ62とホルダ58との間に位置していれば、保持構造は上記に限定されるものではない。
例えば、図3に示すように、保持部材49は、筒状部49bから延びる延長部49dをさらに有し、延長部49dの回転センサ47側の面にマグネット52が取付けられる構成であってもよい。このような構成であっても、動力伝達装置10を軸方向にダウンサイジングすることができる。
10 動力伝達装置
40 回転電機
42a 筒状部(固定部)
47 回転センサ
48 クラッチ
48b ドリブンプレート(外周側回転要素)
49 保持部材(接続部材、外周側回転要素)
49b 筒状部(突出部、外周側回転要素)
49c 対向部(外周側回転要素)
50 ベアリング(軸受)
52 マグネット(外周側回転要素)
63 リテーナプレート(外周側回転要素)
65 リング(外周側回転要素)
80 ロータ(外周側回転要素)

Claims (5)

  1. ロータを有する回転電機と、
    前記ロータの内周側に位置するクラッチと、
    前記クラッチの内周側に位置するマグネットと、
    前記マグネットを被検知部とする回転センサと、を備える、
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の動力伝達装置であって、
    前記ロータと、前記クラッチの外周側回転要素と、前記マグネットと、が一体回転する、
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項2に記載の動力伝達装置であって、
    前記ロータと一体回転する接続部材をさらに備え、
    前記接続部材は、軸方向に前記クラッチと対向する対向部と、前記対向部から軸方向に突出する突出部と、を有し、
    前記マグネットは、前記突出部に設けられる、
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項1から3のいずれかひとつに記載の動力伝達装置であって、
    前記回転センサは、前記マグネットの内周側に位置する、
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項1から4のいずれかひとつに記載の動力伝達装置であって、
    固定部と、前記固定部の内周に支持される軸受と、をさらに備え、
    前記回転センサは、前記固定部の外周に支持される、
    ことを特徴とする動力伝達装置。
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