JPH0432517Y2 - - Google Patents

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JPH0432517Y2
JPH0432517Y2 JP1985151058U JP15105885U JPH0432517Y2 JP H0432517 Y2 JPH0432517 Y2 JP H0432517Y2 JP 1985151058 U JP1985151058 U JP 1985151058U JP 15105885 U JP15105885 U JP 15105885U JP H0432517 Y2 JPH0432517 Y2 JP H0432517Y2
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wheel
frame
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fixed
brake
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は無人搬送車等の車両の駆動装置に関
し、さらに詳しくは内接噛合形遊星歯車減速機を
ホイールに内蔵させたホイールの駆動装置の改良
に関する。
(従来の技術) 従来の無人搬送車では、駆動源であるギヤード
モータ等とホイールとがそれぞれ独立して設けら
れ、両者をチエンあるいは軸継手等で連結し、駆
動源の回転を増減速してホイールに伝達してい
た。
ところが、このようなホイール伝達機構では、
増減速機及び回転伝達機構を別途ホイールの外側
に取り付ける構成となつているため、装置全体が
大きいスペースを必要とするものとなる上、これ
らの構成が支障となつてホイール回りのレイアウ
トが困難となつていた。
一方、内接噛合形遊星歯車減速機をホイールに
内蔵し、全体の構造をコンパクトにしたホイール
の駆動装置も公知である。(特開昭48−1708号公
報参照) (考案が解決しようとする問題点) ところが、前記特開昭48−1708号公報で公知の
ホイールの駆動機構によると、次のような問題点
があつた。
即ち、ホイールを支持するフレームがホイール
の一方側から延び出し、内接噛合形遊星歯車減速
機を貫通して該ホイールを両側から支持する構造
となつているため、ホイールの支持が実質的に片
持ち状となつている。このため、ホイールに作用
する荷重によつてフレームがたわむおそれがあ
り、荷重の安定支持の面で難点があつた。
更に、内ピンがホイールの両側でフレームに両
持ち状に支持されているため、ホイールに作用す
る荷重がフレーム、内ピンを介して外歯歯車に作
用し、スムーズな回転伝達を阻害するおそれがあ
つた。
又、ブレーキと連結された入力軸を支持する軸
受が、減速機構をはさむ駆動源側に1個しか設け
られていないので、ブレーキを片持ち状に支持す
る構造となつて、ブレーキ力の反力が入力軸に作
用して該入力軸をたわませ、これがスムーズな回
転伝達を阻害すると同時にブレーキ作用に支障を
来すおそれがあつた。
本考案の目的は上記欠点を改善し、ホイールに
減速機を内蔵させ、ホイールに作用する外部荷重
をフレームで両持ち状に支持すると同時に内ピン
をフレームに片持ち状に支持させ、更には入力軸
も両持ち状に支持するようにして減速機構や外歯
歯車に負担のかからないようにすると同時に、ブ
レーキ作用に支障を来さないようにした前記内接
噛合形遊星歯車機構を利用したホイールの駆動装
置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の特徴とするところは、駆動源からの回
転を減速してホイールに伝達し車両を走行させる
装置において、前記車両に固定され、前記ホイー
ルを両側から両持ち状に支持するフレームと、前
記ホイールに対して一方側に位置するように前記
フレームに固定された駆動源と、前記ホイールの
内部に装着された減速機と、前記ホイールに対し
て他方側に位置するように前記フレームに固定さ
れたブレーキと、前記駆動源から伸びて前記減速
機を貫通し、前記ブレーキに連結された入力軸
と、からなり、前記減速機が前記入力軸に偏心体
を介して装着された外歯歯車と、該外歯歯車に挿
通された内ピンあるいは内ピンと内ローラと、該
外歯歯車と内接噛合する入力軸と同芯の内歯歯車
とを有する内接噛合形遊星歯車機構からなり、前
記ホイールが前記内歯歯車に固定され、前記内ピ
ンが前記フレームの一方側に片持ち状に固定さ
れ、前記ホイールを支持する軸受が該ホイールの
減速機をはさむ両側の前記フレームと前記ホイー
ルとの間に設けられ、前記入力軸を支持する軸受
が前記ホイールの減速機をはさむ両側に設けら
れ、該軸受の内のブレーキ側の軸受はブレーキと
減速機との間に設けられてなるところにある。
(実施例) 先ず、第2,第3図を参照して公知の内接噛合
形遊星歯車減速機の説明を行なう。
内接噛合形遊星歯車減速機は、この公知例のも
のでは図示しない駆動源に接続された入力軸1か
ら入力される回転を減速して出力軸2へ与えるも
のとなつている。
この減速する機構は次のとおりである。
入力軸1には所定の位相差(この例では180°)
をもつて偏心体31,32が設けられている。夫々
の偏心体31,32はコロ4を介して外歯歯車51
2と接している。外歯歯車51,52には内ロー
ラ孔6が複数個設けられ、内ピン7及び内ローラ
8が嵌入されている。ここで、内ローラは省略可
能である。前記外歯歯車51,52の外周にはトロ
コイド歯形や円弧歯形などの外歯9が設けられ、
内歯歯車10に設けられた外ピン11と前記外歯
とが内接噛み合いしている。
前記内ピン7は出力軸2のフランジ部12に固
着又は嵌入されている。
この公知例では、入力軸1の1回転が偏心体3
,32の1回転となるが、外歯歯車51,52は内
ローラ孔6と内ピン7とにより自転を拘束されて
おり揺動回転させられるから、外歯歯車51,52
の歯数と外ピン11の本数(歯数)の差が1個の
場合、入力軸1の1回転により外歯歯車51,52
の外歯9と内歯歯車10の内歯である外ピン11
とが外歯歯車51,52の1歯分だけ噛み合い変位
する(ずれる)。このため、入力軸1の1回転は
外歯歯車51,52の1/歯数に減速され、その回
転が内ピン7を介して出力軸2へ伝達される。
この場合、出力軸2を固定すると、入力軸1の
回転は内歯歯車10の回転となつて取り出され
る。本考案では、該内歯歯車10の回転を直接ホ
イールの回転として取り出すようにしたものであ
る。
上記のような内接噛合形遊星歯車機構を使用し
た本考案に係るホイールの駆動装置の一実施例を
第1図によつて以下、詳細に説明する。
車両の車台Tにはホイール12を両側から両持
ち状に支持するフレーム13が固定されている。
フレーム13のホイール12に対して車両内側の
位置には駆動源であるモータ14が固定されてい
る。又、フレーム13のホイール12に対して車
両外側にはブレーキ15が固定されている。な
お、モータ14とブレーキ15とを逆の位置とし
てもよい。
ホイール12は内カバー12Aと外カバー12
Bを有しており、回転輪12Cがこれらの外周に
設けられている。ホイール12は2個の軸受1
6,17によりフレーム13に支持されている。
軸受16,17はホイール12に内蔵された減速
機18をはさんで両側に位置され、軸受16は内
カバー12Aとフレーム13との間に設けられて
おり、軸受17は外カバー12Bとフレーム13
との間に設けられている。これにより、車両の荷
重がフレーム13から軸受16,17を介してホ
イール12の内カバー12Aと外カバー12Bと
にかかるので、後述の減速機に荷重が作用するこ
とがない。
減速機18は第1、第2図に示す遊星歯車減速
機であり、入力軸19、偏心体20、外歯歯車2
1、内ピン22、内ローラ23、内歯歯車24と
からなつている。内ピン22は取り付け枠25に
固定されており、取り付け枠25はフレーム13
の一方側に固定され、内ピン22が片持ち状に支
持されるものとなつている。内歯歯車24はボル
ト26によりホイール12の内カバー12Aと外
カバー12Bとに固定されている。入力軸19は
減速機構を挟む両側に設けられた2個の軸受2
7,28によりホイール12の内カバー12Aと
外カバー12Bとに支持されている。入力軸19
は一方ではモータ14に連結し、他方ではブレー
キ15に連結している。フレーキ15はこの実施
例では摩擦板式となつており、入力軸19の延長
端にスプライン29を有する回転体30が固定さ
れ、該スプライン29に摩擦板31が軸方向に移
動可能かつ回転可能に係合している。ブレーキケ
ーシング32には摩擦板31をはさんで固定板3
3と移動板34が設けられ、移動板34はソレノ
イド35によつて作動されて摩擦板31を固定板
33との間にはさみ付ける。
上記のように構成された本考案の作用を以下説
明する。
モータ14の回転は入力軸19を介して減速機
18へ伝達され、遊星歯車機構で減速される。減
速された回転は内歯歯車24からホイール12へ
伝達され、ホイール12は所定の減速比に減速さ
れて回転する。
車両を停止させるときは、ソレノイド35を作
動させて移動板34を作動させ、摩擦板31を移
動板34によつて固定板33に圧接させることに
より行なわれる。なお、図示の実施例ではソレノ
イド35への通電をカツトすることにより、移動
板34がばねSにより固定板33側に移動するよ
うになつているが、ソレノイド35の磁気により
移動板34を駆動するようにしてもよいことは明
らかである。
上記実施例において、ブレーキ15に加え、タ
コメータのピツクアツプや発電機を装着してもよ
い。
(考案の効果) 以上の如く構成され、作用する本考案の効果を
挙げると次のとおりである。
ホイールに作用する車両の荷重をホイールの両
側で両持ち状に支持するようになつているので、
公知の片持ち支持のものと比べると、減速機に無
理な力が作用しない。このため、減速機自体も強
度面で補強等の必要がなくなり、全体構造を簡単
にすることができる。
内ピンがフレームの一方側に片持ち状に支持さ
れているため、公知の両持ち状に支持されている
ものと比べて、外歯歯車に荷重が作用するおそれ
がなく、スムーズな回転伝達が得られるものとな
る。
又、ブレーキと連結された入力軸を支持する軸
受が、減速機構をはさむ両側に2個設けられてい
るので、ブレーキが両持ち状に支持される構造と
なつて、ブレーキ力の反力が入力軸に作用しても
該入力軸がたわむことがなく、減速機構において
スムーズな回転伝達が得られると同時に入力軸が
たわまないのでブレーキ作用に支障を来すことが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は公知の内接噛合形遊星歯車減速機の一例を示
す断面図、第3図は第2図のA−A断面図であ
る。 T……車台、12……ホイール、12A……内
カバー、12B……外カバー、12C……回転
輪、13……フレーム、14……モータ、15…
…ブレーキ、16……,17……軸受、19……
入力軸、20……偏心体、21……外歯歯車、2
2……内ピン、23……内ローラ、24……内歯
歯車、25……取り付け枠、26……ボルト、2
7,28……軸受、29……スプライト、30…
…回転体、31……摩擦板、32……ブレーキケ
ーシング、33……固定板、34……移動板、3
5……ソレノイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動源からの回転を減速してホイールに伝達し
    車両を走行させる装置において、前記車両に固定
    され、前記ホイールを両側から両持ち状に支持す
    るフレームと、前記ホイールに対して一方側に位
    置するように前記フレームに固定された駆動源
    と、前記ホイールの内部に装着された減速機と、
    前記ホイールに対して他方側に位置するように前
    記フレームに固定されたブレーキと、前記駆動源
    から伸びて前記減速機を貫通し、前記ブレーキに
    連結された入力軸と、からなり、前記減速機が前
    記入力軸に偏心体を介して装着された外歯歯車
    と、該外歯歯車に挿通された内ピンあるいは内ピ
    ンと内ローラと、該外歯歯車と内接噛合する入力
    軸と同芯の内歯歯車とを有する内接噛合形遊星歯
    車機構からなり、前記ホイールが前記内歯歯車に
    固定され、前記内ピンが前記フレームの一方側に
    片持ち状に固定され、前記ホイールを支持する軸
    受が該ホイールの減速機をはさむ両側の前記フレ
    ームと前記ホイールとの間に設けられ、前記入力
    軸を支持する軸受が前記ホイールの減速機をはさ
    む両側に設けられ、該軸受の内のブレーキ側の軸
    受はブレーキと減速機との間に設けられてなるこ
    とを特徴とする内接噛合形遊星歯車機構を使用し
    たホイールの駆動装置。
JP1985151058U 1985-10-02 1985-10-02 Expired JPH0432517Y2 (ja)

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