JP3394458B2 - 補助動力装置付き車輌 - Google Patents

補助動力装置付き車輌

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JP3394458B2
JP3394458B2 JP29711098A JP29711098A JP3394458B2 JP 3394458 B2 JP3394458 B2 JP 3394458B2 JP 29711098 A JP29711098 A JP 29711098A JP 29711098 A JP29711098 A JP 29711098A JP 3394458 B2 JP3394458 B2 JP 3394458B2
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英博 吉田
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利勅 井上
正人 谷田
秀樹 山本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/70Rider propelled cycles with auxiliary electric motor power-driven at single endless flexible member, e.g. chain, between cycle crankshaft and wheel axle, the motor engaging the endless flexible member

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人力と補助動力装
置による補助動力とを用いて駆動する、補助動力装置付
き車輌に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モータ(電動機)などの既知の駆
動装置を補助動力装置として装備し当該補助動力装置に
よる補助動力を操作者や使用者などの人力に基づく(以
下、”人力駆動力”という)に加えて走行駆動する補助
動力装置付き車輌が知られている。具体的に言えば、例
えば操作者がペダルを踏むことにより生じるペダル踏力
(回転力)、あるいはハンドリムを回すことにより生じ
る回転力の上に、モータを駆動することにより生じる補
助動力を加えて、車輪を回転し走行するモータ付き自転
車、モータ付き車椅子または荷物搬送車等がある。この
ような補助動力装置付き車輌では、人力駆動力を検出し
て、検出した人力駆動力に基づきモータを制御すること
が一般的である。
【0003】従来の補助動力装置付き車輌としては、特
開平10−81292号公報に開示された駆動装置を用
いたものがある。この従来の補助動力装置付き車輌で
は、ドライブスプロケットの後下方に小径の駆動スプロ
ケットを設けて、この駆動スプロケットにモータからの
補助動力をチェーンに伝達している。これにより、この
従来の補助動力装置付き車輌では、減速ギヤ比を小さく
することができ、減速機構での減速段数を減らしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の補
助動力装置付き車輌では、人力駆動力を検出するトルク
検出部が変位センサーやコイルバネ等を用いた機械式ト
ルクセンサによって構成されていた。このため、この従
来の補助動力装置付き車輌では、トルク検出部の構造が
大きく、かつそのトルク検出部の軽量化が困難なもので
あった。さらに、この従来の補助動力装置付き車輌は、
上記トルク検出部、ドライブスプロケットに連結された
人力駆動部、及び駆動スプロケットに連結された補助動
力駆動部をケース内に収容していた。このため、この従
来の補助動力装置付き車輌では、ケースの構造もまた大
きくなり、車輌の重量も増加した。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、補助動力駆動部の構成を簡
略化して、当該車輌の小型軽量化を容易に行える補助動
力装置付き車輌を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
る補助動力装置付き車輌は、走行を行うための車輌走行
部と、人力駆動力を検出する磁歪式センサと、人力を前
記車輌走行部に伝達するドライブスプロケットと、補助
動力を出力する補助動力装置と、この補助動力装置から
の補助動力を前記車輌走行部に伝達する補助スプロケッ
トと、このドライブスプロケットとこの補助スプロケッ
トの駆動力を前記車輌走行部に伝達するチェーンと、こ
のチェーンに当接するアイドラーと、前記補助動力装置
を収納した非磁性体材料からなるケーシングと、検出し
た人力に基いて補助動力の制御を行う制御部とを備え、
前記アイドラーは前記ケーシングに設けられ、前記磁歪
式センサに対して磁気の影響を抑制した配置であること
を特徴とする。
【0007】本発明の他の観点による上記の補助動力装
置付き車輌は、補助スプロケットの径がドライブスプロ
ケットの径より小であることを特徴とする。
【0008】本発明の別の観点による上記の補助動力装
置付き車輌は、補助動力装置に連結された第1の平歯車
と、この第1の平歯車と直径が異なる第2の平歯車と、
この第2の平歯車に連結された第3の平歯車とを備え、
前記第1、第2の平歯車を上下2段に一体的に構成し、
前記第3の平歯車が補助動力スプロケットと連結されて
いることを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の補助動力装置付き
車輌を示す実施例について図面を参照しながら説明す
る。尚、以下の説明では、本発明の補助動力装置付き車
輌の一つの好ましい実施例として、脚力(ペダル踏力)
と補助動力とを組み合わせて走行する自転車を構成した
例について説明する。また、他の実施例としては、ホイ
ールチェア(車椅子)あるいは荷物搬送車であってもよ
い。
【0021】《第1の実施例》図1は、本発明の第1の
実施例である補助動力装置付き車輌の概略構成を示す構
造図である。図1に示すように、本実施例の補助動力装
置付き車輌は、当該車輌を走行するための車輌走行部
1、及び前記車輌走行部1を駆動するための人力駆動部
2及び補助動力駆動部3を具備している。車輌走行部1
は、路面と接して車輌を走行するための前輪1aと後輪
1b、前輪1aと後輪1bを回転自在にそれぞれ支持す
る支持機構1c,1d、及び前記支持機構1c,1dを
含んだ車体フレーム1eを備えている。車輌走行部1に
は、人力駆動部2からの人力駆動力と補助動力駆動部3
からの補助動力が駆動輪である後輪1bに供給され、こ
れにより前輪1aと後輪1bが回転して車輌が走行す
る。
【0022】人力駆動部2は、クランク軸4、前記クラ
ンク軸4の両端に装着された一対のペダルクランク5、
及び各ペダルクランク5に取り付けられ、操作者や使用
者などが提供する人力を受け取るためのペダル6を備え
ている。さらに、人力駆動部2には、人力に基づく力で
ある人力駆動力をクランク軸4から後輪1bに伝達する
ために、図示しない人力駆動力伝達機構部を介してクラ
ンク軸4に連結されたドライブスプロケット7、及び前
記ドライブスプロケット7に係合したチェーン8が設け
られている。クランク軸4の周りには、上述の人力駆動
力を検出するために、非接触式トルクセンサ、好ましく
は磁歪式トルクセンサが設けられているこれにより、本
実施例の補助動力装置付き車輌では、マイクロコンピュ
ータを備えた制御部(図示せず)が、検出した人力駆動
力のデータに基づいて、補助動力駆動部3からの補助動
力を決定し車輌を走行する。尚、ここでいう、非接触式
トルクセンサとは、クランク軸4などの人力駆動部2の
構成部材と機械的な部材や導線などにより連結されず
に、あるいは摺動接触せずに、人力駆動部2から車輌走
行部1に伝達された人力駆動力をトルクとして検出でき
るものをいう。さらに非接触式トルクセンサには、磁歪
式トルクセンサの他に磁気インピーダンス素子を用いた
ものがある。また、トルクセンサには、非接触式トルク
センサ以外にクランク軸4とドライブスプロケット7の
間にバネ部材を配置して、このバネ部材に生じる歪みを
光エンコーダやホール素子により検出しトルクを検出す
るものもある。非接触式トルクセンサは、車体フレーム
1eに設けられた孔部内に収容され、外部から遮断され
るよう密封されている。また、人力駆動力は、所定のサ
ンプリング周期(例えば、1msec)毎に検出される。
【0023】補助動力駆動部3は、チェーン8と係合し
て補助動力を加えるための補助動力スプロケット9、前
記補助動力スプロケット9に連結された後述の補助動力
伝達機構部10(図2)を収納したケーシング11、及
び前記ケーシング11に取り付けられ、チェーン8と当
接するアイドラー12を備えている。また、補助動力装
置であるモータ13(図2)は、補助動力スプロケット
9の反対側でケーシング11に一体的に取り付けられて
いる(詳細は後述)。上記モータ13の電源である、好
ましくは二次電池により構成された電池14が、車体フ
レーム1eに着脱可能に取り付けられている。補助動力
スプロケット9は、ドライブスプロケット7に比べて小
径なもの、例えば30〜40%程度のものを用いてい
る。このように構成することにより、補助動力伝達機構
部10での減速段数、すなわちその構成部材の設置数を
減らすことが可能である。その結果、補助動力駆動部3
を小型軽量化することが可能となる。さらに、補助動力
スプロケット9は、補助動力伝達機構部10に着脱可能
に構成されている。このように、補助動力スプロケット
9を着脱可能に構成することにより、補助動力スプロケ
ット9の直径を容易に変更することができ、人力駆動力
に対する補助動力の比率を機械的に調整することが可能
となる。さらに、操作者に合わせてギヤ比を適切なもの
とすることができ、車輪径が異なる車輌においても補助
動力の比率を機械的に調整することができる。
【0024】アイドラー12は、ローラー部材(回転
体)により構成され、補助動力スプロケット9に近接し
てケーシング11に固定されている。このアイドラー1
2の位置は、チェーン8がアイドラー12の周囲を実質
的に90度以上周回してアイドラー12の表面と当接す
るような位置に設けられている。これにより、補助動力
は、補助動力スプロケット9からチェーン8に効率よく
与えられる。さらに、ケーシング11は、車体フレーム
1eとは別体に構成されて、ドライブスプロケット7か
ら独立して車体フレーム1eに着脱可能に取り付けられ
ている。このように構成することにより、本実施例の補
助動力装置付き車輌では、ドライブスプロケット7に対
する補助動力スプロケット9及びアイドラー12の設置
箇所を容易に変更することができる。その結果、本実施
例の補助動力装置付き車輌では、チェーンラインの変
更、及びチェーンテンションの調整を容易に行うことが
できる。さらに、上述の非接触式トルクセンサに対する
モータ13からの磁気の影響を抑制することができる。
尚、図1においては、ドライブスプロケット7及び補助
動力スプロケット9の各歯部を明瞭なものとするため
に、それらの歯部を拡大して図示している。このため、
図1においては、それらの歯部が互いにかみ合うよう図
示されているが、実際はドライブスプロケット7及び補
助動力スプロケット9はチェーン8にのみ係合するよう
に互いに所定の距離をおいて配置されている。
【0025】ここで、補助動力駆動部3の詳細な構成に
ついて、図2を参照して説明する。図2の(a)は図1
のII−II線の断面による補助動力駆動部の断面図であ
り、図2の(b)は図2の(a)に示した補助動力伝達
機構部の構成部材の位置関係を示す説明図である。図2
の(a)において、補助動力駆動部3は、モータ13、
及びケーシング11内に収納され、モータ13からの補
助動力を補助動力スプロケット9に伝達する補助動力伝
達機構部10を備えている。ケーシング11は、アルミ
ニウム、ステンレスあるいは類似の非磁性体材料により
構成された補助動力スプロケット9側の第1の容器11
aと、同じく非磁性体材料により構成され、モータ13
に取り付けられた第2の容器11bからなる。
【0026】モータ13は、円筒状のモータフレーム1
3a、前記モータフレーム13aの両端部に設けられた
第1、第2のブラケット13b,13c、前記第1、第
2のブラケット13b,13cに回転自在に装着され、
第2のブラケット13c側から外部に突出したシャフト
13d、及び前記モータフレーム13aの内周面に固定
され、前記シャフト13dの周りに設けられたステータ
巻線13eを備えている。モータ13には、低回転で高
いトルクを発生する電動機、例えば交流電動機が用いら
れている。モータ13は、通電電流などの補助動力の大
きさを示すための情報を制御部に逐次出力して、その制
御部からの指示信号に基づいて作動(回転)する。モー
タフレーム13aと第1、第2のブラケット13b,1
3cは、モータ13の外容器を構成するものであり、固
定部材、例えばボルト15aによってケーシング11の
第2の容器11bに固定されている。また、モータフレ
ーム13aと第1のブラケット13bはボルト15bに
より互いに固定され、モータフレーム13aと第2のブ
ラケット13cはボルト15cにより互いに固定されて
いる。尚、これらの各ボルト15a,15b,15cの
具体的な取り付け個数は、例えば4個である。
【0027】補助動力伝達機構部10は、モータ13か
らの出力を補助動力スプロケット9に伝達するととも
に、モータ13の回転速度を減速して所望のトルク(補
助動力)を得るためのものである。本実施例の補助動力
伝達機構部10は、歯車式遊星減速機構を含んで構成し
て、モータ13からの出力を減じて補助動力スプロケッ
ト9での回転速度に対するモータ13の回転速度の比率
(以下、”減速比”という)を20以下としている。こ
れにより、補助動力伝達機構部10の構成を簡略化し
て、当該車輌を小型軽量化することができる。詳細にい
えば、補助動力伝達機構部10は、シャフト13dの先
端部に嵌合され、直接的に連結された太陽歯車16、直
径の異なる2つの歯車部材17a,17bを有し、上記
シャフト13dの同心円上で互いに等間隔に配置された
3つの遊星歯車17、及び第2の容器11bの内側部分
にボルト15dによって固定された内歯車部材18を備
えている。さらに、補助動力伝達機構部10には、遊星
歯車17からの出力を伝達するためのキャリア部材1
9、及び一端部分が前記キャリア部材19に連結され、
他端部分が補助動力スプロケット9に連結された一方向
力伝達部材20が設けられている。補助動力伝達機構部
10の各構成部材は、鉄あるいは類似の金属部材により
構成されている。
【0028】太陽歯車16、及び歯車部材17a,17
bには、図2の(b)の一点鎖線で図示するように、そ
れぞれ外周面上に歯部が設けられている。また、内歯車
部材18には、図2の(b)の二点鎖線で図示するよう
に、内周面上に歯部が設けられている。これらの太陽歯
車16、及び歯車部材17a,17bのうち、少なくと
も太陽歯車16に連結された歯車部材17aにおいて
は、ヘリカル形状の歯部を形成している。これにより、
動作(回転)時でのギヤ音の発生を抑制することができ
る。さらに、歯車部材17bにおいて、歯車部材17a
の歯部と逆向きのヘリカル形状の歯部を設けることによ
り、スラスト方向(軸方向)に加わる荷重を歯車部材1
7a,17bにより打ち消すことができ、遊星歯車17
の回転時でのギヤ音の発生を抑制することができる。各
遊星歯車17は、2つの歯車部材17a,17bを一体
的に2段に構成し、ニードルベアリングを歯車部材17
a,17bの間に配置して、ともに回転するよう構成し
たものである。1段目の歯車部材17aは太陽歯車16
に連結され、2段目の歯車部材17bは内歯車部材18
に連結されている。これらの歯車部材17a,17b
は、円柱状の軸部材17cに回転自在に同軸上に装着さ
れている。尚、遊星歯車17の設置数は3個に限定され
るものではなく、所定の減速比を得ることができる構成
であれば何等限定されない。また、歯車部材17a,1
7bを別個に製作して、遊星歯車17を構成してもよ
い。このように製作する場合、歯車部材17a,17b
は、各歯部の歯すじが連結される太陽歯車16、及び内
歯車部材18の歯すじに一致するように軸部材17cに
圧入される。
【0029】上述の軸部材17cは、その一端部分が円
盤状の基板17dに装着され、他端部分はキャリア部材
19に装着されている。基板17dは、その中心部分に
孔部を有し、シャフト13dと当接することなく太陽歯
車16と第2のブラケット13cとの間でシャフト13
dの周りで回転するよう配置されている。基板17dに
は、キャリア部材19を回転自在に支持するための円柱
状の支持部材17eが装着されている。以上の構成によ
り、太陽歯車16を介して伝達されたモータ13からの
出力を内歯車部材18によって減速して、キャリア部材
19に伝達することができる。さらに、各遊星歯車17
は、直径の異なる2つの歯車部材17a,17bを上下
2段に一体的に構成しているので、補助動力伝達機構部
10の構成を簡略化することができ、補助動力駆動部3
を小型軽量化することができる。一方向力伝達部材20
は、キャリア部材19からの出力を補助動力スプロケッ
ト9への一方向に伝達している。一方向力伝達部材20
は、遊星歯車17から伝達された出力を外部に出力する
出力軸と兼用したものであり、その一端部分はケーシン
グ11内に配置されている。これにより、補助動力駆動
部3の構成を簡略化して、当該車輌を小型軽量化するこ
とができる。さらに、一方向力伝達部材20を設けるこ
とにより、補助動力スプロケット9からキャリア部材1
9への逆方向の回転力(反力)の伝達が阻止される。そ
の結果、例えばチェーン8(図1)に生じた外乱の影響
が補助動力伝達機構部10を経てモータ13に伝わるこ
とを防止することができる。
【0030】以上のように、本実施例の補助動力装置付
き車輌では、補助動力駆動部3がモータ13のシャフト
13dに連結された太陽歯車16と、ケーシング11の
第2の容器11bの内側部分に固定された内歯車部材1
8と、前記太陽歯車16、及び内歯車部材18にそれぞ
れ連結され、互いに直径の異なる歯車部材17a,17
bを有する遊星歯車17を具備している。さらに、1段
目の歯車部材17aと2段目の歯車部材17bを上下2
段に一体的に構成している。これにより、本実施例の補
助動力装置付き車輌では、補助動力駆動部3を小型軽量
化することができ、当該車輌を小型軽量化することがで
きる。さらに、本実施例の補助動力装置付き車輌では、
太陽歯車16、遊星歯車17を備えた歯車式遊星減速機
構を用いて補助動力伝達機構部10を構成しているの
で、図2の(a)に示したように、ケーシング11の最
大直径をモータフレーム13aのものと同一に構成する
ことができ、補助動力駆動部3を簡略化することができ
る。また、車体フレーム1eへの取り付け作業を容易に
行える。
【0031】尚、上記説明では、ドライブスプロケット
7、及び補助動力スプロケット9を一つのチェーン8に
係合して、人力駆動部2からの人力駆動力と補助動力駆
動部3からの補助動力をチェーン8上で合成して後輪1
bに伝達する構成について説明した。しかしながら、実
施例はこれに限定されるものではなく、例えば図3に示
すように、第2のチェーン8’を設けて、ドライブスプ
ロケット7、及び補助動力スプロケット9をチェーン
8、及び第2のチェーン8’にそれぞれ係合して、人力
駆動力、及び補助動力を別個に後輪1bに伝達する構成
でもよい。このように構成することにより、アイドラー
12を省略することができ、各チェーン8,8’のチェ
ーンテンションを独立して、かつ容易に調整することが
できる。
【0032】さらに、図8に示すように、アイドラー1
2の代わりに補助スプロケット40をチェーン8に係合
する構成でもよい。この補助スプロケット40は補助動
力駆動部3のケーシング11に着脱可能に装着したもの
であり、これによりチェーン8に係合する補助動力スプ
ロケット9の歯数を調整して、モータ13からの補助動
力を効率よく伝達することができる。また、補助スプロ
ケット40の装着箇所を変更することにより、チェーン
ライン、及びチェーンテンションを容易に調整すること
ができる。
【0033】また、上述の説明では、補助動力スプロケ
ット9とキャリア部材19との間に一方向力伝達部材2
0を設けた構成について説明したが、上記遊星歯車17
の出力軸と兼用したキャリア部材をケーシング11に回
転自在に支持して、一方向力伝達部材20を設けること
なく、そのキャリア部材を補助動力スプロケット9に直
接的に連結した構成でもよい。このように構成すること
により、モータ13を逆回転することができ、車輌走行
中に逆方向の補助動力をチェーン8に加えることが可能
となる。その結果、走行中の車輌の速度を安全な速度に
自動的に制御することができる。さらに、モータ13を
逆方向に回転することにより発電して、電池14を充電
するよう構成することも可能となる。また、上記の説明
以外に、モータフレーム13a(モータのケース)の外
周面上に複数の板状部材からなるフィン部材を取り付け
る構成でもよい。このように構成することにより、ステ
ータ巻線13eなどに生じる熱をモータ13の内部から
外部に効率よく放熱することが可能となる。
【0034】《第2の実施例》図4の(a)は本発明の
第2の実施例の補助動力装置付き車輌での補助動力駆動
部の構成を示す断面図であり、図4の(b)は図4の
(a)に示した補助動力伝達機構部の構成部材の位置関
係を示す説明図である。この実施例では、補助動力装置
付き車輌の構成において、ケーシング、及びモータにそ
れぞれ可動内歯車部材、及び遊星歯車を回転自在に装着
して、その遊星歯車の2段目の歯車部材を可動内歯車部
材に連結した。それ以外の各部は、第1の実施例のもの
と同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。図
4の(a)に示すように、本実施例の補助動力装置付き
車輌では、補助動力伝達機構部21は、太陽歯車16、
遊星歯車17、ケーシング22に回転自在に装着された
可動内歯車部材23、及び可動内歯車部材23に連結さ
れた一方向力伝達部材20により構成されている。各遊
星歯車17は、ケーシング22の第1の容器22a内で
回転自在に設けられている。詳細にいえば、上下2段に
一体的に構成された歯車部材17a,17bは軸部材1
7cに回転自在に装着されている。軸部材17cの一端
部分だけが、第2のブラケット13cに装着されてい
る。可動内歯車部材23は、図4の(b)の二点鎖線で
図示する歯部を、その内周面上に設けたものであり、遊
星歯車17の2段目の各歯車部材17bに連結されてい
る。この可動内歯車部材23は、一方向力伝達部材20
に連結された円筒状の軸部を備えて、ベアリングによっ
てケーシング22の第1、第2の容器22a,22bに
回転自在に支持されている。この円筒状の軸部は、上述
の遊星歯車17の出力軸を兼用したものである。
【0035】以上のように構成することにより、本実施
例の補助動力装置付き車輌では、図2に示した基板17
d、支持部材17e、及びキャリア部材19を省略して
補助動力伝達機構部21を構成することができ、第1の
実施例のものに比べて、補助動力伝達機構部21を簡略
化することができる。その結果、本実施例の補助動力装
置付き車輌では、第1の実施例のものに比べて補助動力
駆動部3を小型軽量化することができ、当該車輌を小型
軽量化することができる。さらに、本実施例の補助動力
装置付き車輌では、第1の実施例のものに比べて、部品
点数を減らしているので、当該車輌の組立作業を容易な
ものとすることができる。
【0036】《第3の実施例》図5の(a)は本発明の
第3の実施例の補助動力装置付き車輌での補助動力駆動
部の構成を示す断面図であり、図5の(b)は図5の
(a)に示した補助動力伝達機構部の構成部材の位置関
係を示す説明図である。この実施例では、補助動力装置
付き車輌の構成において、第2のブラケットを設けるこ
となく、第2の容器をモータフレームに直接的に連結
し、モータの外容器とケーシングを一体的に構成した。
それ以外の各部は、第1の実施例のものと同様であるの
でそれらの重複した説明は省略する。図5の(a)に示
すように、本実施例の補助動力装置付き車輌では、モー
タ13’のモータフレーム13a’には、ケーシング1
1の第2の容器11bがボルト15a’により直接的に
連結されている。これにより、モータ13の外容器とケ
ーシング11が一体的に構成されている。また、補助動
力伝達機構部24では、各遊星歯車17’を支持する円
盤状の基板17d’はベアリングによりシャフト13
d’に回転自在に装着されている。以上のように構成す
ることにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、
図2に示した第2のブラケット13cを設けることな
く、シャフト13d’及びステータ巻線13e’を含む
モータ13’の構成部材と補助動力伝達機構部24をケ
ーシング11とモータフレーム13a’及び第1のブラ
ケット13b’からなる容器内に収納することができ
る。その結果、本実施例の補助動力装置付き車輌では、
第1の実施例のものに比べて、補助動力駆動部3を小型
軽量化することができる。尚、本実施例に示した円盤状
の基板17d’を上述の第2の実施例に用いて補助動力
駆動部を構成することもできる。つまり、上記基板17
d’に遊星歯車17を回転自在に装着した軸部材17c
を装着してもよい。このように構成することにより、補
助動力駆動部の部品点数を削減し、かつ補助動力駆動部
を大幅に小型軽量化することができる。
【0037】《第4の実施例》図6は、本発明の第4の
実施例である補助動力装置付き車輌の概略構成を示す構
造図である。図7の(a)は図6のVII−VII線の断面に
よる補助動力駆動部の断面図であり、図7の(b)は図
7の(a)に示した補助動力伝達機構部の構成部材の位
置関係を示す説明図である。この実施例では、補助動力
装置付き車輌の構成において、歯車式遊星減速機構を用
いることなく、第1〜第3の平歯車を有する平歯車減速
機構を用いて補助動力伝達機構部を構成して、モータに
連結した第1の平歯車と第3の平歯車に連結した第2の
平歯車を上下2段に一体的に構成した。それ以外の各部
は、第1の実施例のものと同様であるのでそれらの重複
した説明は省略する。図6、及び図7の(a)におい
て、本実施例の補助動力装置付き車輌では、補助動力駆
動部25は補助動力スプロケット9、前記補助動力スプ
ロケット9に連結され、ケーシング27内に収納された
補助動力伝達機構部26、及び前記補助動力伝達機構部
26に連結されたモータ13を備えている。ケーシング
27は、アルミニウム、ステンレスあるいは類似の非磁
性体材料により構成された第1、第2の容器27a,2
7bからなる。これらの第1、第2の容器27a,27
bは、ボルト15eにより互いに固定されている。
【0038】補助動力伝達機構部26は、上下2段に一
体的に構成され、互いに直径の異なる第1、第2の平歯
車28a,28bを有する平歯車部28、及び前記平歯
車部28に連結され、一方向力伝達部材30を介して出
力軸31に連結された第3の平歯車29を備えている。
この補助動力伝達機構部26は、上述の実施例のものと
同様に、モータ13の出力を補助動力スプロケット9に
伝達するとともに、上記モータ13からの補助動力を減
じて減速比を20以下とする。これにより、補助動力伝
達機構部26の構成を簡略化して、当該車輌を小型軽量
化することができる。尚、本実施例では、部品点数を削
減するために、モータ13のシャフト13dを第2のブ
ラケット13cからケーシング27内の突出して、第2
の容器27bに回転自在に支持している。さらに、シャ
フト13dには、上記第1の平歯車28aと連結するた
めの歯部を形成している。この歯部は、図7の(b)の
一点鎖線に示すように、シャフト13dの外周面上に形
成している。同様に、第1乃至第3の平歯車28a,2
8b,29には、同図の一点鎖線で図示するように、外
周面上に歯部が設けられている。
【0039】平歯車部28では、第1、第2の平歯車2
8a,28bは軸部材28cによってケーシング27内
で回転自在に支持されている。第1の平歯車28aは、
上述したように、シャフト13dに連結されている。ま
た、第2の平歯車28bは、第3の平歯車29に連結さ
れている。軸部材28cは、第1、第2の容器27a,
27bに回転自在に装着されている。第2の平歯車29
は、出力軸31によってケーシング27内で回転自在に
支持されている。本実施例の補助動力伝達機構部26で
は、平歯車部28と第3の平歯車29により平歯車減速
機構を構成している。さらに、平歯車部28の第1、第
2の平歯車28a,28bを上下2段に一体的に構成す
ることにより、補助動力伝達機構部26を小型軽量化す
ることができる。一方向力伝達部材30は、第3の平歯
車29からの出力を補助動力スプロケット9への一方向
に伝達している。この一方向力伝達部材30を設けるこ
とにより、補助動力スプロケット9から第3の平歯車2
9への逆方向の回転力(反力)の伝達が阻止される。そ
の結果、例えばチェーン8(図1)に生じた外乱の影響
が補助動力伝達機構部25を経てモータ13に伝わるこ
とを防止することができる。出力軸31は、第1、第2
の容器27a,27bに回転自在に装着されたものであ
り、その一端部には補助動力スプロケット9が嵌合され
ている。
【0040】以上のように構成することにより、本実施
例の補助動力装置付き車輌では、補助動力駆動部25が
モータ13のシャフト13dに連結した第1の平歯車2
8a、及び補助動力スプロケット9に連結される第3の
平歯車29に連結した第2の平歯車28bを備えてい
る。さらに、第1、第2の平歯車28a,28bを上下
2段に一体的に配置し平歯車部28を構成している。こ
れにより、本実施例の補助動力装置付き車輌では、補助
動力駆動部25を小型軽量化することができ、当該車輌
を小型軽量化することができる。尚、上述の実施例と同
様に、一方向力伝達部材30を設けることなく、第3の
平歯車29を出力軸31に直接的に連結する構成でもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の補助動力装置付
き車輌では、補助動力駆動部が補助動力装置に連結され
た太陽歯車と、補助動力伝達機構部を収納したケーシン
グの内側部分に固定された内歯車部材と、太陽歯車、及
び内歯車部材にそれぞれ連結され、互いに直径の異なる
第1、及び第2の歯車部材からなる遊星歯車を備えてい
る。さらに、第1、第2の歯車部材を上下2段に一体的
に構成している。これにより、この発明の補助動力装置
付き車輌では、補助動力駆動部を小型軽量化することが
でき、当該車輌を小型軽量化することができる。
【0042】別の観点による発明の補助動力装置付き車
輌では、補助動力駆動部が補助動力装置に連結した太陽
歯車と、補助動力伝達機構部を収納したケーシング内で
回転自在に装着された可動内歯車部材と、太陽歯車、及
び可動内歯車部材にそれぞれ連結され、互いに直径の異
なる第1、及び第2の歯車部材からなる遊星歯車とを備
えている。さらに、第1、第2の歯車部材を上下2段に
一体的に構成している。これにより、この発明の補助動
力装置付き車輌では、補助動力駆動部を小型軽量化する
ことができ、当該車輌を小型軽量化することができる。
【0043】別の観点による発明の補助動力装置付き車
輌では、上述の補助動力装置の外容器とケーシングを一
体的に構成している。これにより、この発明の補助動力
装置付き車輌では、補助動力駆動部の構成を簡略化し
て、当該車輌を小型軽量化することができる。別の観点
による発明の補助動力装置付き車輌は、前記遊星歯車か
ら伝達された出力を外部に出力する出力軸の一端部分
が、前記ケーシング内に配置されている。これにより、
この発明の補助動力装置付き車輌では、補助動力駆動部
の構成を簡略化して、当該車輌を小型軽量化することが
できる。
【0044】別の観点による発明の補助動力装置付き車
輌は、前記太陽歯車、及び前記第1、第2の歯車部材の
うち、少なくとも前記太陽歯車に連結された第1の歯車
部材とにヘリカル形状の歯部を形成している。これによ
り、この発明の補助動力装置付き車輌では、遊星歯車の
回転時でのギヤ音の発生を抑制することができる。別の
観点による発明の補助動力装置付き車輌は、前記第1、
第2の歯車部材が、互いに逆向きに傾斜したヘリカル形
状の歯部を有する。これにより、この発明の補助動力装
置付き車輌では、遊星歯車の回転時でのギヤ音の発生を
抑制することができる。
【0045】別の観点による発明の補助動力装置付き車
輌は、補助動力駆動部が、補助動力装置に連結された第
1の平歯車、前記第1の平歯車と直径が異なる第2の平
歯車、前記第2の平歯車に連結された第3の平歯車を備
え、前記第1、第2の平歯車を上下2段に一体的に構成
している。これにより、この発明の補助動力装置付き車
輌では、補助動力駆動部の構成を簡略化して、当該車輌
を小型軽量化することができる。別の観点による発明の
補助動力装置付き車輌は、前記補助動力伝達機構部が、
減速比が20以下となるよう前記補助動力装置からの補
助動力を減じて、前記車輌走行部に伝達している。これ
により、この発明の補助動力装置付き車輌では、補助動
力伝達機構部の構成を簡略化して、当該車輌を小型軽量
化することができる。
【0046】別の観点による発明の補助動力装置付き車
輌は、前記車輌走行部に前記人力駆動力、及び前記補助
動力を伝達するチェーンを設け、前記チェーンに当接す
るアイドラーを前記補助動力駆動部の外容器に装着して
いる。これにより、この発明の補助動力装置付き車輌で
は、補助動力装置からの補助動力を効率よくチェーンに
伝達することができる。別の観点による発明の補助動力
装置付き車輌は、前記車輌走行部に前記人力駆動力、及
び前記補助動力を伝達するチェーンを設け、前記チェー
ンに当接する補助スプロケットを前記補助動力駆動部の
外容器に装着している。これにより、この発明の補助動
力装置付き車輌では、補助動力装置からの補助動力を効
率よくチェーンに伝達することができる。
【0047】別の観点による発明の補助動力装置付き車
輌は、前記車輌走行部に前記人力駆動力を伝達するチェ
ーンと、前記車輌走行部に前記補助動力を伝達する第2
のチェーンを設けている。これにより、この発明の補助
動力装置付き車輌では、各チェーンのチェーンテンショ
ンを独立して、かつ容易に調整することができる。別の
観点による発明の補助動力装置付き車輌は、前記補助動
力装置がモータにより構成され、そのモータが正方向、
及び逆方向に回転するよう構成している。これにより、
この発明の補助動力装置付き車輌では、走行中の車輌の
速度を安全な速度に自動的に制御することができる。
【0048】別の観点による発明の補助動力装置付き車
輌は、前記モータのケースの外周面上にフィン部材を設
けている。これにより、この発明の補助動力装置付き車
輌では、モータの内部から外部に効率よく放熱すること
ができる。別の観点による発明の補助動力装置付き車輌
では、補助動力駆動部が、前記チェーンまたは第2のチ
ェーンに係合する補助動力スプロケットを備え、前記補
助動力スプロケットが前記補助動力伝達機構部に着脱で
きるよう構成している。これにより、この発明の補助動
力装置付き車輌では、人力駆動力に対する補助動力の比
率を機械的に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である補助動力装置付き
車輌の概略構成を示す構造図
【図2】図1に示した補助動力駆動部の構成を示す構造
【図3】図1に示した補助動力装置付き車輌の第1の変
形例の概略構成を示す構造図
【図4】本発明の第2の実施例の補助動力装置付き車輌
での補助動力駆動部の構成を示す構造図
【図5】本発明の第3の実施例の補助動力装置付き車輌
での補助動力駆動部の構成を示す構造図
【図6】本発明の第4の実施例である補助動力装置付き
車輌の概略構成を示す構造図
【図7】図6に示した補助動力駆動部の構成を示す構造
【図8】図1に示した補助動力装置付き車輌の第2の変
形例の概略構成を示す構造図
【符号の説明】
1 車輌走行部 2 人力駆動部 3,25 補助動力駆動部 8 チェーン 8’ 第2のチェーン 9 補助動力スプロケット 10,21,24,26 補助動力伝達機構部 11 ケーシング 12 アイドラー 13 モータ 16 太陽歯車 17 遊星歯車 18 内歯車部材 20,30 一方向力伝達部材 23 可動内歯車部材 28,29 平歯車 40 補助スプロケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷田 正人 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナ ル自転車工業株式会社内 (72)発明者 山本 秀樹 大阪府柏原市片山町13番13号 ナショナ ル自転車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−194186(JP,A) 特開 平10−81292(JP,A) 特開 平9−240565(JP,A) 特開 平7−187052(JP,A) 特開 平9−272487(JP,A) 特開 平9−240563(JP,A) 特開 平8−276887(JP,A) 特開 平8−244674(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62M 23/02 F16H 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行を行うための車輌走行部と、人力駆動力を検出する磁歪式センサと、 人力を前記車輌走行部に伝達するドライブスプロケット
    と、 補助動力を出力する補助動力装置と、 この補助動力装置からの補助動力を前記車輌走行部に伝
    達する補助スプロケットと、 このドライブスプロケットとこの補助スプロケットの駆
    動力を前記車輌走行部に伝達するチェーンと、 このチェーンに当接するアイドラーと、 前記補助動力装置を収納した非磁性体材料からなるケー
    シングと、 検出した人力に基いて補助動力の制御を行う制御部とを
    備え、 前記アイドラーは前記ケーシングに設けられ、前記磁歪
    式センサに対して磁気の影響を抑制した配置である こと
    を特徴とする補助動力付き車輌。
  2. 【請求項2】 補助スプロケットの径がドライブスプロ
    ケットの径より小であることを特徴とする請求項1に記
    載の補助動力装置付き車輌。
  3. 【請求項3】 補助動力装置に連結された第1の平歯車
    と、 この第1の平歯車と直径が異なる第2の平歯車と、 この第2の平歯車に連結された第3の平歯車とを備え、 前記第1、第2の平歯車を上下2段に一体的に構成し、
    前記第3の平歯車が補助動力スプロケットと連結されて
    いることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の
    補助動力装置付き車輌。
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