JP2507526Y2 - 音響機器の駆動装置 - Google Patents

音響機器の駆動装置

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JP2507526Y2
JP2507526Y2 JP1987102223U JP10222387U JP2507526Y2 JP 2507526 Y2 JP2507526 Y2 JP 2507526Y2 JP 1987102223 U JP1987102223 U JP 1987102223U JP 10222387 U JP10222387 U JP 10222387U JP 2507526 Y2 JP2507526 Y2 JP 2507526Y2
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rack
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義之 中冨
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、CD(コンパクトディスク)プレーヤ等の音
響機器の駆動装置に関する。
[従来の技術] CDプレーヤにおいては、光学ピックアップの駆動装置
として、ウォームとラックを用いた伝動機構が用いられ
ている。例えば、第3図に示す装置においては、制御モ
ータMの駆動軸にウォーム1が固定され、ウォーム1の
回転運動を幾つかの平歯車2、3を介して、ラック4の
直線運動に変換し、それにより、ラック4側の部材に固
定された光学ピックアップ5を直線的に移動させるよう
にしている。
ところで、このようなウォーム1とラック4を組み合
わせた駆動装置にあっては、往々にしてラツク4側の部
材が暴走して機械的ストッパに衝突して止まるという場
合がある。このような場合、急激な制動力が通常の動力
伝達方向とは逆にウォーム1に伝えられるので、ウォー
ム1が、それと噛み合うギヤ2に対して食い込むという
現象が生じ、ロック状態となってしまうことがある。ロ
ックしてしまうと、通常の動力でモータMを逆回転させ
ても脱出できない。
したがって、従来ではロック時にモータMの電圧を一
時的に増大させて脱出するように構成したり、ロツク時
に歯車3と噛み合うラック4側の何本かの歯(図示例の
場合aで示す3本)を切欠いて、歯車3が空回りするよ
うに構成することが行なわれている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、戻り動作の初期においてモータに加える電
圧を一時的に増大させる方式は、制御装置が複雑になる
という問題があり、また、ラックの歯の何本かを切欠い
て空回りさせる方式は、戻し動作の初期にバネでラック
を押して、ラック側の歯を相手側の歯車にタイミング良
く噛み合わせなくてはならず、そのための機構が必要
で、構造が複雑化するという問題がある。
本考案は、ロック状態を脱出するための簡単で安価な
駆動装置を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記問題点を解決するために案出されたも
ので、ウォームとラックの組合わせからなり、ウォーム
に与えられる回転駆動力を、歯車を介して、該歯車と噛
み合うラック直線運動に変換するようにした音響機器の
駆動装置において、前記ラックには、その基端部側が該
ラックに一体または別体に定着されるとともに、その先
端部側が前記歯車と噛み合う形状で且つ該ラックの移動
方向に弾性的に移動する歯が設けられ、前記ラックが移
動限に達したとき前記歯車と前記ラックの歯とが噛み合
い、さらに前記歯車が回転したときにその回転力により
前記歯の先端部が前記ラックの移動方向に逃げ移動する
ようにしたことを特徴としている。
[作用] 本考案においては、ラックが移動限に至って停止して
も、それと噛み合う歯車は、相手のラック側の歯がラッ
クの移動方向に弾性的に逃げ移動し、ラック側の歯との
噛み合いが外れるようになっているので、ウォームと一
緒に回る。したがって、ウォームと歯車の間に大きな制
動力は作用せず、ウォームが歯車に噛み込むことがな
い。また、その状態からウォームが逆回転すると、ラッ
ク側の今まで逃げ移動していた歯が元の位置に復帰する
とともに、その歯と歯車が噛み合い、通常の噛み合い作
用によりラックが移動する。
[実施例] 以下、本考案を車載用CDプレーヤに適用した実施例を
図面を参照して説明する。
第1図は第1実施例の平面図である。符号10は光学ピ
ックアップ駆動装置用ベースであり、その上にガイドロ
ッド11が2本平行に配置され、光学ピックアップ支持台
12がそれらガイドロッド11、11に案内されて図中左右方
向に移動できるように設けられている。支持台12には、
合成樹脂で製作されたラック13が取り付けられており、
このラック13は、ベース10に軸支された平歯車3に噛合
している。また、この平歯車3は、その上のより大きい
平歯車2と一体に形成され、大きい方の平歯車2は、モ
ータMの回転軸に取り付けられたウォーム1に噛合して
いる。
ウォーム1は右ネジ状に歯が形成されたもので、モー
タMを正回転(モータ本体側から軸の延びる方向を見た
場合、右回転)させることにより、ウォーム1、歯車
2、3を介してラック13を図中左方に移動させることが
できるようになっている。
また、この場合のラック13は、ベース11に固定したリ
ミットスイッチ14により左方移動限にて移動停止される
ようになっているのであるが、若干暴走した場合、図示
しない機械的ストッパに当たって図示の位置で止まるこ
とがある。その場合を考慮して、ラック13の図中右端部
の歯は1本を残して全く歯車3と噛合しないように省略
されている。そして、上記の状態で噛み合う一番右端の
歯13aには、次の如き特別な機能が付与されている。
すなわち、この右端の歯13aは、隣りの歯との間の谷
に深い切り込みKが入れられることにより、弾性的にラ
ック13の移動方向にある程度逃げ移動できるようになっ
ているのである。
なお、図において、15で示すものはスピンドルモータ
であり、また16で示すものは取付穴である。
この実施例の駆動装置は、上のように構成されている
ことにより、例えばラック13が暴走して左方移動限にて
急激に止まった場合、次のように作用する。
ラック13が急停止しても、ウォーム1及び歯車2、3
は、ある程度惰性で回転を続けようとする。したがっ
て、歯車3は矢印A方向に回転する。しかし、この状態
で歯車3と噛合するはずのラック13側の歯13aは、歯車
3の歯に押されて矢印Bのように逃げ方向に振れ、歯車
3と噛合しなくなる。よって、歯車3はラック13側の歯
13aを押しながらも、ある程度自由に回転できる状態に
置かれ、ラック13側の急停止の際に生じる通常の伝動方
向と逆に伝わる制動力は、この一方向クラッチの役目を
なす歯13aの働きにより、ウォーム1と歯車2の間にま
で殆ど伝わらない。このため、ウォーム1と歯車2は急
激なロック状態に至ることなく、常に適正な噛み合い状
態に保持される。
ついで、この状態からモータMを逆回転させ、歯車3
を逆に回転させると、ラック13側の歯13aを押圧してい
た力が、歯車3の回転に伴って解除され、歯13aが元の
位置に復帰する。そして、ラック3の歯13aと歯車3が
噛み合い、それから順次歯車3がラック13の歯と噛み合
って、ラック13が図中右方に移動する。
このように、ラック13側の歯13aを歯車3に対して弾
性的に逃げるように構成したので、ウォーム1と歯車2
のロックを確実に回避することができる。特にこの場合
は、ラック13に切れ込みKを入れるという簡単な構成で
これを実現しているので、容易かつ安価に実施可能であ
る。
次に、第2実施例を説明する。
第1実施例においては、弾性的に逃げ移動する歯13a
を、ラック13に一体的に設けたが、この第2実施例にお
いては、ラック13と別体に設けている。この場合、歯13
aは、ラック13にピン20で回動可能に取り付けられ、バ
ネ21で矢印C方向に付勢されている。そして、ある程度
以上回動しないように、ストッパ22で制限されている。
その他の構成は、第1実施例と同様である。
この実施例の装置においても、ラック13の右端の歯13
aは、第1実施例の場合と同様に機能し、それによりウ
ォーム1と歯車2のロックを回避する。特に、この実施
例の装置の場合は、歯13aをラック13と別体に構成した
ので、第1実施例のものより耐久性がある。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、ラック側の歯
の一部をラックの移動方向に弾性的に逃げ移動可能にす
る、という簡単な構成で、ウォームと歯車のロックを確
実に回避することができる。したがって、コストの低い
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の平面図、第2図は第2実
施例の平面図、第3図は従来例の平面図である。 1……ウォーム,2,3……歯車、13……ラック、13a……
弾性的に逃げ移動可能な歯。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォームとラックの組合わせからなり、ウ
    ォームに与えられる回転駆動力を、歯車を介して、該歯
    車と噛み合うラックの直線運動に変換するようにした音
    響機器の駆動装置において、 前記ラックには、その基端部側が該ラックに一体または
    別体に定着されるとともに、その先端部側が前記歯車と
    噛み合う形状で且つ該ラックの移動方向に弾性的に移動
    する歯が設けられ、前記ラックが移動限に達したとき前
    記歯車と前記ラックの歯とが噛み合い、さらに前記歯車
    が回転したときにその回転力により前記歯の先端部が前
    記ラックの移動方向に逃げ移動するようにした ことを特徴とする音響機器の駆動装置。
JP1987102223U 1987-07-02 1987-07-02 音響機器の駆動装置 Expired - Lifetime JP2507526Y2 (ja)

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JP1987102223U JP2507526Y2 (ja) 1987-07-02 1987-07-02 音響機器の駆動装置

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JPS648258U JPS648258U (ja) 1989-01-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7297214B2 (en) 1999-09-03 2007-11-20 Kiyohito Ishida Free cutting alloy
US7381369B2 (en) 1999-09-03 2008-06-03 Kiyohito Ishida Free cutting alloy
JP5619662B2 (ja) * 2010-03-30 2014-11-05 パナソニック株式会社 ディスク装置

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JPS59215077A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 Toshiba Corp 光学式デイスクレコ−ド再生装置

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