JP2933402B2 - 電気転てつ機 - Google Patents

電気転てつ機

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JP2933402B2
JP2933402B2 JP7224391A JP7224391A JP2933402B2 JP 2933402 B2 JP2933402 B2 JP 2933402B2 JP 7224391 A JP7224391 A JP 7224391A JP 7224391 A JP7224391 A JP 7224391A JP 2933402 B2 JP2933402 B2 JP 2933402B2
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JP
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lock
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roller
pinion
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稔 藤井
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Railway Tracks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気転てつ機に係り、特
に、小型軽量で、かつトングレールに所定の押圧力付加
することのできるとともに、安全性に優れたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気転てつ機としては、
モータの回転を減速歯車装置で減速して転換歯車を回転
させ、その転換歯車に設けられているローラでエスケー
プ面を有する動作桿を作動させるエスケープ型が知られ
ている(「信号」P・120〜132,昭和52年6月
20日(株)交友社発行)。このエスケープ型の電気転
てつ機は、日本、米国及び英国の鉄道で採用されてお
り、転換終端部でのトングレールを押圧する力が強いと
いう特長を有している。
【0003】また、他の方式の電気転てつ機としては、
モータにピニオンを設けるとともに、動作桿にラックを
設けたラック・ピニオン型が知られている。このラック
・ピニオン型は英国を除くヨーロッパで広く採用されて
おり、小型軽量であるという特長を有しているが転換終
端部での押圧力が大きくないため、レールのポイント部
分が特殊な構造を呈している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気転てつ機のうち、エスケープ型は転換終端部で
の押圧力が大きいという特長があるが、この押圧力を得
るために内部構造が複雑で大型化し、重量が400kg
程度になるという不都合があった。
【0005】また、従来のラック・ピニオン型の電気転
てつ機は、小型軽量という特長があるが、我国の鉄道用
レールのポイント部分はラック・ピニオン型対応となっ
ていないため、そのまま採用することができないという
問題点を有している。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は小型軽量であ
るにもかかわらず転換終端部での押圧力の大きく、かつ
安全性に優れた電気転てつ機の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、可逆モータと、その可逆モータの駆動力
を入力し、互いに反対方向に回転する一対の出力軸を有
する差動歯車機構と、上記一対の出力軸の一方の出力軸
に設けられたピニオンと噛合ってトングレールを動作さ
せるラックを備えるとともに、他方の出力軸に設けられ
たアームの先端部の押入によりトングレールに押圧力を
付加する凹部を備えた動作桿と、その動作桿と連動し、
ロック孔を備えた鎖錠桿と、上記他方の出力軸の回転に
連動するとともに、上記動作桿が所定位置に移動したと
きに上記ロック孔にロック片を挿入して上記鎖錠桿を固
定するロック機構と、を有することを特徴としている。
また、アームの先端部にローラが設けられていることを
特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成において可逆モータが所定方向に回転
駆動されると差動歯車機構の一対の出力軸が互いに反対
方向に回転しようとする。そして、一方の出力軸に設け
られたピニオンの回転によりラックが動作桿と鎖錠桿を
所定方向に移動させる。トングレールの移動が停止状態
に近ずき、その一方の出力軸の回転が停止状態になるま
での間、他方の出力軸に設けられたアームの先端部のロ
ーラが動作桿の凹部に押入して、動作桿を所定方向へ押
圧する。動作桿が押圧されると、ロック片が鎖錠桿のロ
ック孔へ挿入されて鎖錠桿を固定する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例の係る電気転てつ機Aの一部を断
面した平面図、図2は図1のA−A線断面図及び図3は
図1のB−B線断面図である。
【0010】可逆モータ(以下、モータという)Mは、
ケーシング1の右側面に設けられており、その回転駆動
軸2はケーシング1内に位置して小歯車3を備えてい
る。複数の平歯車G1 〜G6 の組合せからなる周知の差
動歯車機構4は、入力軸5に上記小歯車3に噛合わされ
ているトルクミッタ付きの大歯車6を有していて、モー
タMの回転数を減速するととともに、差動歯車機構4以
降の伝達機構に過負荷が発生してもモータMが保護され
るように構成されている。そして、この歯車機構4は、
入力軸5の回転数をさらに減速するとともに、一対の出
力軸7a,7b(以下、7aを第1出力軸,7bを第2
出力軸という)が互いに反対方向に回転されるように、
各平歯車G1 〜G6 の歯数と噛合せが決められている。
【0011】第1出力軸7a,第2出力軸7bは、一端
部がケーシング1に軸支され、他端部がケーシング内に
設けられた軸受1aに軸支されているとともに、第1出
力軸7aは第2出力軸7bに回転自在に軸支されてい
る。そして、第1出力軸7aにはピニオン8が、また第
2出力軸7bにはこの第2出力軸7bの軸心方向と直交
し、かつその軸を中心に左右に延在し、両先端部にロー
ラ9a,9bを備えたアーム10がキー固定されてい
る。
【0012】動作桿11は、ピニオン8とローラ9a,
9bの下方に位置し、かつ差動歯車機構4の出力軸(7
a,7b)の軸心方向と直交する方向に移動可能に設け
られていて、一端側(図1の上部、図2の左側)には後
述の図4に示されるトングレールに接続されてた転てつ
棒が設けられている。そして、動作桿11のピニオン8
に対応する上面には、ラック12が設けられているとと
もに、トングレールが基本レールに当接したときのロー
ラ9aの下方にはローラ9a,9bの挿入可能な凹部1
3が設けられている。この凹部13の側面形状は、トン
グレールが基本レールに当接したときに、第2出力軸7
bを中心に描かれる円周にほぼ等しく形成されている。
【0013】ローラ9aと凹部13との位置関係は、ト
ングレールが基本レールに当接して第2出力軸7bが回
転して、ローラ9aが凹部13に押入しても、ローラ9
aが凹部13の底部に達することなく凹部13の一方の
側面(第2出力軸7bから遠い方の側面)13aに当接
して停止することができるように決められている。ま
た、ローラ9bと凹部13との関係は、動作桿11が上
述と反対方向に移動して、ローラ9bが凹部13に挿入
した際、上述と同様に、ローラ9bが凹部13の他方の
側面13bを押し続けられるように決められている。
【0014】鎖錠桿20は、ケーシング1の反対側(モ
ータMの設けられている側の反対側)に、動作桿11と
平行に、かつ移動自在に設けられ、動作桿11と連動す
るように構成されている。すなわち、動作桿11は、図
4に示されるように、その一端側に転てつ棒Bを介して
トングレールL1 に接続されており、他方、鎖錠桿20
の一端側は連結棒Cを介してトングレールL1 に接続さ
れている。したがって、動作桿11が移動すると、それ
に伴って鎖錠桿20も移動される。
【0015】鎖錠桿20の所定位置には、断面形状が四
角形で、かつ上下方向位置が互いに異なる一対のロック
孔21a,21bが開孔されていて、ロック機構22の
一対のロック片23a,23bのうちのいずれか一方の
ロック片がそれぞれに対応して挿入されるように構成さ
れている。すなわち、ロック孔21aとロック片23a
及びロック孔21bとロック片23bの位置関係は、ロ
ーラ9aが凹部13に位置したときに一方のロック片2
3aが一方のロック孔21に位置し、ローラ9bが凹部
13に位置したときに他方のロック片23bが他方のロ
ック孔21bに位置するように決められている。
【0016】ロック機構22は、第2出力軸7bの先端
(軸受1a側の端)に設けられた傘歯車24と、この傘
歯車に噛合う歯車を有する扇形の歯車25と、この歯車
25の回動により、いずれか一方のロック片23a(2
3b)をロック孔21a(21b)側へ押出す押出片2
6とから構成されている。なお、図中S1,S2 はリミッ
トスイッチであって、各ロック片23a,23bの操作
棒23′,23′にそれぞれ設けられている操作片27
でON・OFFされるように構成されている。また、図
中28は各ロック片23a,23bを押出片26側へそ
れぞれ移動させるように作用しているスプリングがあ
る。
【0017】次に、図5の動作桿11に作用する転換力
図を用いて、本実施例に係る電気転てつ機の動作を説明
する。今、モータMが動作桿11を矢印イ方向へ移動さ
せるように回転されたとすると、差動歯車機構4の入力
軸5は小歯車3,大歯車6を介して回転される。
【0018】入力軸5の当初の回転力は、差動歯車機構
4の歯車G1 ,G2 ,G3 (図示では歯車G4 の回りに
2個配設されているが、実際は3個配設されているとと
もに、歯車G2 を貫通する軸を介して歯車G5 と一体化
されている。したがって歯車G5 も3個である。),G
4 を介して第1出力軸7aを回転させ、この第1出力軸
7aと一体化されたピニオン8を図2の矢印ロ方向へ回
転させる。これにより動作桿11は矢印イ方向へ移動さ
れる。このときの移動力は、図3に示されるように、ほ
ぼ一定の大きさを保ち続ける。
【0019】動作桿11が移動しトングレールが基本レ
ールに当接すると、動作桿11は停止状態となるが、こ
のときの入力軸5の回転力は、差動歯車機構4の歯車G
1 ,G2 ,G5 ,G6 を介して、第2出力軸7bを図3
の矢印ハ方向(第1出力軸7aの回転方向と反対方向)
へ回転させる。この出力軸7bの回転によりローラ9a
は動作桿11の凹部13に押入し、そのときの押入によ
る動作桿11の押圧力は図3に示されるように急激に立
上がる。すなわち、図2に示されるように、動作桿11
は、ローラ9aが凹部13の一方の側面13aの上端1
3′に当接されると、矢印方向へ大きな力で押圧され
る。したがって、動作桿11は、転換終端部でトングレ
ールを大きな力で押圧することができる。しかも、凹部
13へのローラ9aの押入は、ローラ9aが回転しなが
ら行なわれるので、小抵抗で押入することができる。そ
して、一旦、ローラ9aが凹部13内に挿入されると
(図2の実線位置参照)、動作桿11の矢印と反対方向
からの動きを止めるストッパの役目を果たすことができ
る。
【0020】さらに、第2出力軸7bの回転により傘歯
車24,歯車25及び押出片26を介してロック片23
aをロック孔21a側へ押出すので、ロック片23aは
ロック孔21aに挿入され、その後の鎖錠桿20の移動
が禁止され、これに従って動作桿11の移動も禁止され
る。そして、ロック片23aの移動により操作片27が
リミットスイッチS1を作用させて動作桿11の移動状
態が検出される。なお、リミットスイッチS2は、動作
桿11が矢印イと反対方向に移動してローラ9bが凹部
13に押入したときに作動するが、動作桿11の反対側
への移動は、モータMの逆転により、上述したと同様に
行なわれるのでこれ以上の説明は省略する。
【0021】以上のように、本実施例に係る電気転てつ
機は、差動歯車機構4を備え、その一対の出力軸7a,
7bの一方の出力軸7aを利用してラック・ピニオン型
で動作桿11を移動させ、他方の出力軸7bを利用して
動作桿11に押圧力を加えるようにしたので、ラック・
ピニオン型の小型軽量化の特長と、エスケープ型の転換
終端部での大きな押圧力の得られる特長とを併せ持った
優れた電気転てつ機とすることができる。また、ロック
機構22を設けて動作桿11が所定位置まで移動すると
鎖錠桿20が固定されるので、極めて安全性の高いもの
とすることができる。
【0022】なお、上述の実施例では、差動歯車機構4
は平歯車の組合せ形式としたが、これを傘歯車を用いる
ような他の差動歯車機構で、出力軸の回転が互いに反対
方向となるものであれば採用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る電気転てつ機は、差動歯車
機構を備え、その一対の出力軸の一方の出力軸を利用し
てラック・ピニオン型で動作桿を移動させ、他方の出力
軸を利用して動作桿に押圧力を加えるようにしたので、
ラック・ピニオン型の小型軽量化の特長と、エスケープ
型の転換終端部での大きな押圧力の得られる特長とを併
せ持った優れた電気転てつ機とすることができる。さら
に、ロック機構を設けて動作桿が所定位置まで移動する
と鎖錠桿が固定されるので、極めて安全性の高いものと
することができる。また、アームの先端にローラを設け
たときは、ローラが凹部に小抵抗で押入することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電気転てつ機の一部を
断面した平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本実施例に係る電気転てつ機をポイント部分に
適用したときの概略図である。
【図5】動作桿の転換力図である。
【符号の説明】
4 差動歯車機構 7a 第1出力軸(一方の出力軸) 7b 第2出力軸(他方の出力軸) 8 ピニオン 9a,9b ローラ 10 アーム 11 動作桿 12 ラック 13 凹部 20 鎖錠桿 21 ロック孔 22 ロック機構 23a,23b ロック片 A 電気転てつ機

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可逆モータと、その可逆モータの駆動力
    を入力し、互いに反対方向に回転する一対の出力軸を有
    する差動歯車機構と、上記一対の出力軸の一方の出力軸
    に設けられたピニオンと噛合ってトングレールを動作さ
    せるラックを備えるとともに、他方の出力軸に設けられ
    たアームの先端部の押入によりトングレールに押圧力を
    付加する凹部を備えた動作桿と、その動作桿と連動し、
    ロック孔を備えた鎖錠桿と、上記他方の出力軸の回転に
    連動するとともに、上記動作桿が所定位置に移動したと
    きに上記ロック孔にロック片を挿入して上記鎖錠桿を固
    定するロック機構と、を有することを特徴とする電気転
    てつ機。
  2. 【請求項2】 アームの先端部にローラが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電気転てつ機。
JP7224391A 1991-01-30 1991-01-30 電気転てつ機 Expired - Lifetime JP2933402B2 (ja)

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JPH04244476A JPH04244476A (ja) 1992-09-01
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