JPS6128370Y2 - - Google Patents

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JPS6128370Y2
JPS6128370Y2 JP1978109313U JP10931378U JPS6128370Y2 JP S6128370 Y2 JPS6128370 Y2 JP S6128370Y2 JP 1978109313 U JP1978109313 U JP 1978109313U JP 10931378 U JP10931378 U JP 10931378U JP S6128370 Y2 JPS6128370 Y2 JP S6128370Y2
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main shaft
clutch
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wheel
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  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は一つの定速モーターでもつてカム駆
動用の主軸を高速低速2様に回動させるようにし
たタイマーにおける駆動機構に関するもので、そ
の目的とするところは高速低速2様の伝達機構に
夫々クラツチを介設して、モーターに荷重負担少
ない状態で前記の主軸を高速低速2様に回動させ
得るようにしたタイマーにおける駆動機構を提供
することを目的とするものである。
この種のタイマーにおける駆動機構にあつて、
主軸とモーターとを結ぶ低速用の歯輪列とは別に
高速用の歯輪列を形成する為に、上記主軸に連繋
させた減速用歯車と上記モーターに連繋させたも
う一つの減速用歯車とを並置させ、それらの歯車
に対しクラツチギヤを両歯車に跨がつて接離する
よう構成したもの(例えば実開昭53−81876号公
報参照)は、主軸を低速回動から高速回動に切換
る為に上記クラツチギヤを上記両減速用歯車に噛
合す場合、 第1に、停止状態にあつたクラツチギヤを上記
両減速用歯車とほぼ同速で回る状態まで急激に回
転駆動せねばならぬ為、噛合開始時にクラツチギ
ヤや減速用歯車に大きな衝撃力が加わる問題点が
あり、 第2に、上記両減速用歯車は元来異速度で回つ
ている為、それらへのクラツチギヤの噛込によつ
てそれら減速用歯車の回転速度の差をなくさねば
ならず、その時点でもクラツチギヤや減速用歯車
に衝撃力が及ぶ問題点があり、 それらの衝撃力によつて上記各歯車が欠歯し易
い問題点があつた。そしてそのような欠歯が生ず
ると歯車比が変わり、主軸の回動速度が変わつて
しまうが、回転力の伝達は正常な場合と見かけ上
かわりなく行われて作動を継続する為、時限の狂
つたタイマーとなつてしまう大きな問題点があつ
た。
そこで本考案は上記問題点を除くようにしたも
ので、高低2様の速度で作動を行なわせ得るよう
にしたものであつても、その切換時における歯車
の欠歯の発生を極力少なくできて、長期にわたり
正確な時限のタイマーとしての作動を行なわせ得
るようにしたタイマーにおける駆動機構を提供し
ようとするものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図において1は主軸で、図示外のケース
に対して回動自在に装着されている。2は主軸1
に固定されたカム、3はカム2に従動するように
介設させたスイツチで、接点板4,4およびその
間に形成された接点5とによつて周知のように構
成されている。6は主軸1に対し一体回動可能に
連結させた主軸ギヤを示す。次に7はタイマーモ
ーターを示し、8はその回転軸に固定されたピニ
オンを示す。次に9はモーター7の回転を主軸1
に対して伝達し得るように設けられた歯車機構を
示す。この歯車機構9において、10はピニオン
8に連繋させた1番車、11は主軸ギヤ6に連繋
させた伝導輪を夫々示す。12,13は夫々1番
車10と伝導輪11との間を結ぶ低速伝達機構及
び高速伝達機構を示し、低速伝達機構12は複数
の減速歯車を用いて大きな歯車比を有するように
構成されており、また高速伝達機構13は後述の
滑りクラツチを介して、1番車10の回転を伝導
輪11に対し小さい歯車比で伝達し得るように構
成されている。14は低速伝達機構12の歯輪列
に介設された接離型クラツチを示す。このクラツ
チにおいて、15は駆動輪、16は従動輪を示
し、相互の対向面には噛合歯17が形成されてい
る。また駆動輪15は従動輪16に対し接離可能
に構成されている。18は高速伝達機構に介設さ
れた滑りクラツチで、駆動輪19の回転を摩擦力
を介して従動輪20に伝え得るように構成されて
いる。次に21は主軸1に固定されたレバー作動
用カム、22は図示外のケースに対し揺動自在に
装着された切換レバーを示す。この切換レバー2
2において、23はカム21に当接させた従動
片、24はレバーの自由端に形成された操作部
で、第1図において切離型クラツチ14における
駆動輪15の下側に入り込み得るように位置させ
てあると共に、駆動輪15をその軸線方向に移動
させ得るよう斜めに形成されている。
上記構成のものにあつて第1図に示されるよう
に切換レバー22の操作部24が駆動輪15から
離間している状態においては、モーター7の回転
力はピニオン8、1番車10、滑りクラツチ18
における駆動輪19、従動輪20、伝導輪11を
介して主軸ギヤ6に伝えられ主軸1が回動する。
これによりカム2も一体的に回動して接点5の接
離作動が行なわれる。
このような主軸1の回動により切換レバー22
における従動片23がレバー作動用カム21の低
段部に当接するに至ると、切換レバー22におけ
る操作部24は駆動輪15の下側に入り込み、駆
動輪15を矢印27で示される作動方向に移動さ
せる。これにより駆動輪15と従動輪16におけ
る相互の噛合部17は噛み合う。これによつて駆
動輪15から従動輪16へ向けて回転力が伝達さ
れる状態となる。従つてモーター7の回転はピニ
オン8、1番車10、低速伝達機構12、伝導輪
11を介して主軸ギヤ6に伝えられ、主軸1は低
速回動する。尚この場合伝導輪11は低速伝達機
構12を介して低速回動されるため、滑りクラツ
チ18における従動輪20は伝導輪11と低速度
で一体回動する。従つて駆動輪19が1番車と連
動して高速回動しても従動輪20との間ではスリ
ツプが生じるのみで、駆動輪19の高速回動は従
動輪20には伝わらない。このようにして主軸1
が低速回動されるうち、やがて切換レバー22に
おける従動片23がレバー作動用カム21におけ
る高段部に当接するに至れば、切換レバーにおけ
る操作部24は駆動輪15から離間し、駆動輪は
矢印26で示される非作動方向に移動する。これ
により前述の如く、主軸1は高速伝達機構13に
よつて高速回動される状態となる。
次に第2図及び第3図は第1図に示された機構
を用いたタイマーの具体的な一例を示すものであ
る。図において30,31はケース、32は主軸
1eと主軸ギヤ6eとの間に介設された周知の摩
擦伝達機構を示す。また33はスイツチ操作用及
びレバー作動用を兼用するカムを示す。34はカ
ム33に従動させたレバー、35はレバー34が
常時カム33に当接するようこれを付勢する引張
ばね、36はレバー34の自由端に付接された押
板を示す。またスイツチ3eは第2図に明示され
るように二つの固定接点板37,37およびそれ
ら固定接点板37,37の間に配設されると共に
押板36による被動を可能に構成された可動接点
板38とにより構成されて、接点5e,5e′が選
択的に閉成されるように構成されている。尚滑り
クラツチ18eは前実施例で述べたが如き作動、
即ち駆動輪19eから従動輪20eへの駆動力の
伝達と、両者間において適度なすべりがなされる
ようスプリング板39その他の部材を用いて公知
のように構成されている。また接離型クラツチ1
4eにおいては、操作片24eによつて駆動輪1
5eが作動方向27eに押動されていないときに
は駆動輪15eと従動輪16eとの離間が確実に
行なわれるように、クラツチばね40その他の部
材を用いて公知のように構成されている。
上記構成のものにあつては、接離型クラツチ1
4eが開離した時にはタイマーモーター7の回動
は実線矢印で示されるように伝達されて、主軸1
eは高速回動される。また、接離型クラツチ14
eが接触された時にはモーター7eの回転は破線
矢印で示されるように伝達されて主軸1eは低速
回動される。
以上のように本考案にあつては、主軸とモータ
ーとを連結するための歯車機構の高速・低速2系
統から構成されているから、上記接離型クラツチ
を非作動あるいは作動位置に置くことによつて上
記主軸を高速あるいは低速2様に駆動できる実用
上の利点がある。しかも上記のように2様の駆動
ができるものであつても、その切換は主軸と連動
させたレバー作動用カムによつて切換レバーを操
作し、これによつて接離型クラツチを操作するも
のであるから、そのタイミングは主軸に連結され
ている他のカムによつて作動させる接点の入切動
作と正確に合致させることのできる精度上の特長
もあり、さらに上記の如く2様の伝達機構を設け
夫々にクラツチを介設させるものであつても、高
速側に滑りクラツチを、低速側に接離型クラツチ
を配設し、その低速側において切換操作するもの
であるから、主軸を回動するめのモーターに大き
な過荷重を及ぼすことのない特長がある。即ち伝
動、非伝動の切換操作を能率的にする必要性を持
たない利点を有する反面非伝動時にはモーターに
対して荷重負担を発生せしめる形式の滑りクラツ
チは高速側に介設してあるから、これがモーター
に荷重負担を及ぼす時即ち低速伝達機構を介して
主軸を回す時は、モーター自体の負荷負担が軽く
なつている時であるから滑りクラツチに多少の負
荷負担があつてもこれに充分耐えることができ、
また高速回動する時には上記滑りクラツチは負荷
負担がほとんどない等、高速低速伝達機構に夫々
クラツチを介設したものであつても本考案の構成
によれば非常に合理的な軽負荷運転ができ、その
結果小型のモーターでも充分に主軸を回動させる
ことのできる実用上の効果がある。しかも高速状
態から低速状態に切換る場合、高速状態では駆動
輪15は低速伝達機構におけるモーター側の歯車
を介しモーター7に連繋して回しており、従動輪
16は低速伝達機構における主軸側の歯車及び高
速伝達機構を介しモーター7に連繋して回してい
るから、駆動輪15を従動輪16に向け移動させ
て夫々の対向面に備えられた噛合歯17,17を
噛合すとき、噛合時に各噛合歯17,17に加わ
る衝撃は、駆動輪15と従動輪16の回動速度の
差に対応する僅かなものにすることができ、これ
により両噛合歯17,17の損傷を低減すること
ができ、しかもその上、各輪15,16の対向面
に夫々多数ずつ備わつた噛合歯は多数の歯が全周
一度に噛合わされる為、一つずつの噛合歯当りの
衝撃力の負担は極めて小さなものにすることがで
き、より一層両噛合歯17,17の損傷を小さな
ものにすることのできる特長がある。このことは
従来の欠歯による不正計時の問題を解決し、正確
な時限での動作を長期にわたり維持できる効果が
ある。
しかも上記のように駆動輪15を従動輪16に
向け移動させて噛合歯17,17を噛合す場合、
切換レバー22における斜状の操作部24を駆動
輪15に対しその軸線と交差方向に押し当て、そ
の分力で駆動輪15を従動輪16に向けて移動さ
せるから、操作部24が横から急激に駆動輪15
の側方に当つても駆動輪15はその衝撃を一時的
に受止め、力の方向を軸方向に変えて従動輪16
側にゆるやかに移動させ、上記噛合歯の噛合をソ
フトに行なわせるようにすることができ、上記破
損の可能性をより一層少なくできる効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図はタ
イマーにおいて駆動力の伝達経路を示す分解斜視
図、第2図はタイマーの一部破断平面図、第3図
は第2図に示されたタイマーの縦断面図。(駆動
力の伝達経路を解り易くするために多数の噛輪列
の軸芯を一平面上に並べて図示した。) 7……モーター、12……低速伝達機構、13
……高速伝達機構、14……接離型クラツチ、1
8……滑りクラツチ、1……主軸、22……切換
レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに対して回動自在に備えられた主軸には
    カムを付設し、このカムに回動によつて接点を入
    り切り作動させるようにすると共に、上記の主軸
    には歯車機構を介してモーターを連結させてある
    タイマーにおける駆動機構において、上記歯車機
    構は一端を主軸に他端をモーターに夫々連繋させ
    た歯車比の大きい低速伝達機構と、一端を主軸に
    他端をモーターに夫々連繋させた歯車比の小さい
    高速伝達機構との2系統から構成されており、上
    記高速伝達機構には滑りクラツチを介設し、他
    方、低速伝達機構には接離型のクラツチを介設
    し、しかも上記接離型のクラツチは、上記低速伝
    達機構における主軸側の歯車に噛合せた従動論
    と、低速伝達機構におけるモーター側の歯車に噛
    合せ、かつ上記従動論に対し、同軸状態でかつ従
    動輪に向けて近接及び離反移動自在に並置させた
    駆動輪とから成り、しかも上記従動論と駆動輪に
    おける相互の対向面には、駆動輪が従動輪に向け
    て移動することにより相互に噛合うようにした多
    数の噛合歯が夫々設けてあり、さらに上記主軸に
    はレバー作動用のカムを連動可能に連結させ、更
    に上記ケースには、レバー作動用カムに対接させ
    る従動片と、駆動輪持上用の操作部とを有する切
    換レバーを上記駆動輪の軸線と交差する面内での
    揺動を自在に配設し、かつその揺動幅は駆動輪の
    投影面内への出入が可能な幅であり、しかも該切
    換レバーにおける操作部は上記駆動輪に重合した
    状態で上記駆動輪に当接して駆動輪を上記従動輪
    の側へ移動させ得るよう該操作部の揺動方向に対
    して斜面に形成してあり、上記接離型クラツチ非
    噛合時は上記滑りクラツチを介して主軸が駆動さ
    れ、接離型クラツチ噛合時は該クラツチを介して
    主軸が駆動されると共に滑りクラツチにおいては
    滑り効果が生じるようにしてあることを特徴とす
    るタイマーにおける駆動機構。
JP1978109313U 1978-08-09 1978-08-09 Expired JPS6128370Y2 (ja)

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JPS5526842U JPS5526842U (ja) 1980-02-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5525467Y2 (ja) * 1976-12-09 1980-06-19

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