JP2506519Y2 - 塗装用乾燥炉 - Google Patents

塗装用乾燥炉

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JP2506519Y2
JP2506519Y2 JP1989144419U JP14441989U JP2506519Y2 JP 2506519 Y2 JP2506519 Y2 JP 2506519Y2 JP 1989144419 U JP1989144419 U JP 1989144419U JP 14441989 U JP14441989 U JP 14441989U JP 2506519 Y2 JP2506519 Y2 JP 2506519Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、塗装用乾燥炉に関する。詳しくは、ワーク
に塗布された塗料を焼付乾燥するための乾燥室のほか
に、ワークを乾燥室へ搬入する前に加熱するための予熱
室を有する塗装用乾燥炉に関する。
[従来の技術] 従来、例えばアルミ建材塗装設備において、アルミ建
材などのワークに有色、クリア塗装を施す場合、塗装の
塗りを良好とするために、ワークを50〜80℃の雰囲気内
で加熱した後塗装ブースへ搬入し、この後、焼付乾燥炉
へ搬入するようにしている。
例えば、第5図に示す如く、着荷部所2で搬送手段1
に着荷したワークWを、まず、予熱炉3へ搬入し、続い
て、第1の塗装ブース4および第2の塗装ブース5へ順
次搬送しながら有色塗装やクリア塗装を施し、続いて、
セッティング工程6で塗装ブース4,5で塗装された有機
溶剤塗料の揮発性成分をある程度除去した後、焼付乾燥
炉7へ搬入するようにしている。なお、8は焼付乾燥炉
7から搬出されたワークを搬送手段1から外す脱荷部所
である。
この場合、予熱炉3では、炉内の雰囲気温度を50〜80
℃に維持するために、種々の熱源を利用した熱風発生装
置を単独に設備し、この熱風発生装置からの熱風によっ
て第1および第2の塗装ブース4,5へ搬入される前のワ
ーク1を加熱するようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、従来のシステムでは、塗装ブース4,5へ搬
入する前のワークWを加熱するために、予熱炉3を焼付
乾燥炉7とは別に設備しなければならない上、熱風発生
装置を単独に設備しなければならないので、設備費がか
かるという問題がある。
しかも、熱風発生装置には熱源が必要であるから、加
熱のための燃料経費がかかるという問題もある。
ここに、本考案の目的は、このような従来の欠点を解
消し、設備費を軽減することができるとともに、加熱の
ための燃料経費も削減することができる塗装乾燥炉を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] そのため、本考案では、ワークに塗布された塗料を乾
燥させるための炉体の構造を改良することにより、乾燥
室と予熱室とを区画形成し、この予熱室を乾燥室からの
熱源によって加熱する構造としたものである。
具体的には、炉体を隔壁によって水平方向へ並ぶ3室
に区画形成し、この3室のうち内側端部同士が連通され
た両側2室を乾燥室に形成するとともに、中央1室を前
記隔壁を通じて前記両側2室から供給される輻射熱源で
ワークを加熱する予熱室に形成した、ことを特徴とす
る。
[作用] まず、ワークを予熱室へ搬入し加熱させる。このと
き、隔壁を通じて予熱室の両側2室から供給される輻射
熱源によってワークを塵埃等を付着させることなく均一
に加熱することができるので、予熱室に熱風発生装置な
どを設けなくてもよい。よって、設備費を軽減すること
ができるとともに、加熱のための燃料経費も削減するこ
とができる。
この後、予熱室の両側2室の乾燥室へ搬入してワーク
に塗装された塗料を焼付乾燥させる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図に基づいて
説明する。なお、これらの図の説明に当って、第5図で
説明した構成要件と同一のものについては、同一符号を
付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第1図は本実施例の塗装乾燥システムの平面図、第2
図は第1図のII-II線方向から見た図、第3図は塗装用
乾燥炉に形成された予熱室の横断面図、第4図は第3図
のIV-IV線断面図である。
本実施例の塗装用乾燥炉11は、第1図に示す如く、一
側を開口した炉体12を有する。炉体12の内部は、U字形
状の隔壁13によって水平方向へ並ぶ3室14,15,16に区画
形成されている。つまり、第2図から見た場合、左右方
向へ並ぶ3室14,15,16に区画形成されている。
より具体的には、これら3室14,15,16のうち、両側2
室15,16は、内部つまり外側の開口端部(15b,16b)とは
反対側の内側端部(15a,16a)同士が互いに連通するU
字形状の乾燥室に形成されている。乾燥室には、図示し
ていないが、前段つまり乾燥室15側に輻射加熱板が、後
段つまり乾燥室16側に熱風発生装置がそれぞれ設けら
れ、これにより乾燥室内の雰囲気温度が例えば130〜180
℃に保たれている。
残りの中央1室14は、前記隔壁13を通じて前記両側2
室15,16から供給される輻射熱源によってワークWを加
熱する予熱室に形成されている。すなわち、隔壁13から
輻射される熱線によって予熱室(14)内のワークWは加
熱されるものとされている。なお、隔壁13は、同一強さ
(同一熱量)の熱線を輻射できるように、同一材料製で
厚さが一様となるように形成されている。なお、これら
3室14,15,16の開口部は、図示しない昇降可能なシャッ
ターなどによって開閉されるようになっている。
そして、ワークWを、着荷部所2から予熱室14に搬入
し、続いて、予熱室14から第1の塗装ブース4、第2の
塗装ブース5およびセッティング工程6を順次通過させ
た後、乾燥室15,16へ搬入し、最後に、脱荷部所8へ搬
送するように、搬送手段1が構成されている。
前記予熱室14の天井面には、第3図および第4図に示
す如く、その中央位置に給気筒21が、一対角位置に排気
筒25A,25Bが、幅方向中央の前後位置に撹拌装置26A,26B
がそれぞれ取付けられている。
給気筒21内には、外気をフィルタを通して予熱室14内
に供給する給気ファン22が取付けられている。給気ファ
ン22の駆動停止は、制御装置23によって制御される。制
御装置23は、予熱室14内に設置された熱電対24の検出温
度に応じて給気ファン22を駆動、停止させ、予熱室14内
の雰囲気温度を一定温度範囲内に維持させている。例え
ば、熱電対24の検出温度が80℃を越えたとき、給気ファ
ン22を駆動させて外気を予熱室14内に供給する。逆に、
熱電対24の検出温度が50℃より低下したとき、給気ファ
ン22の駆動を停止させる。
前記各撹拌装置26A,26Bは、予熱室14内の天井面付近
に設置された撹拌ファン27A,27Bと、この各撹拌ファン2
7A,27Bを駆動させるモータ28A,28Bと、前記各撹拌ファ
ン27A,27Bの真下に設置され撹拌ファン27A,27Bからのエ
アーを真下へ放出するガイド29A,29Bとから構成されて
いる。
次に、本実施例の作用を説明する。
ワークWは、着荷部所2で搬送手段1に着荷された
後、まず、塗装用乾燥炉11の予熱室14へ搬入される。こ
こで、隔壁13を通じて予熱室14の両側2室の乾燥室15,1
6から供給される輻射熱源によってワークWが予熱され
る。この際、隔壁13は面積が大きく,当該隔壁13から輻
射される熱線によってワークWを塵埃等を付着させるこ
となく均一に加熱することができる。
次に、予熱されたワークWは、第1の塗装ブース4お
よび第2の塗装ブース5へ順に搬送されながら有色塗装
やクリア塗装され、続いて、セッティング工程6で有機
溶剤塗料の揮発性成分がある程度除去された後、乾燥室
15,16へ搬入される。ここで、乾燥室15,16の輻射熱や熱
風によってワークWに施された塗料が焼付乾燥される。
この後、乾燥室15,16を出たワークWは、脱荷部所8
で搬送手段1から外され、別の場所へ搬送される。
従って、本実施例によれば、炉体12を隔壁13によって
水平方向へ並ぶ3室14,15,16に区画形成し、この3室1
4,15,16のうち内側端部(15a,16a)同士が連通された両
側2室15,16を乾燥室に形成するとともに、中央1室14
を前記隔壁13を通じて前記両側2室15,16から供給され
る輻射熱源でワークWを加熱する予熱室に形成したの
で、従来のように予熱炉を焼付乾燥炉とは別に設けなく
てもよい。
また、予熱室14は、その予熱室14の両側2室15,16か
ら供給される輻射熱源によってワークWを塵埃等を付着
させることなく均一に加熱することができるので、予熱
室14に熱風発生装置などを設けなくてもよい。従って、
設備費を軽減することができるとともに、熱風発生装置
の熱源も不要となるから、加熱のための燃料経費も削減
することができる。
なお、上記実施例では、隔壁13を平板によって形成し
たが、輻射熱を予熱室14へより効率よく伝えるために
は、隔壁13を波板によって構成するようにすればよい。
また、上記実施例では、ワークWに有機溶剤塗料を塗
装する例について説明したが、有機溶剤塗料に代えて水
性塗料を用いる場合などでは、塗装ブース4,5で塗装さ
れたワークWを乾燥室14に搬入してワークWを積極的に
加熱して適宜の乾燥状態とした後、乾燥室15,16へ搬入
するようにしてもよい。つまり、乾燥室14は、塗装前の
ワークWを加熱するだけでなく、塗装後のワークWを乾
燥させる場合にも利用することができる。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、炉体を隔壁によって水
平方向へ並ぶ3室に区画形成し、この3室のうち内側端
部同士が連通された両側2室を乾燥室に形成するととも
に、中央1室を前記隔壁を通じて前記両側2室から供給
される輻射熱源でワークを加熱する予熱室に形成したの
で、ワークを予熱室に搬入すると、その予熱室の両側2
室から供給される輻射熱源によってワークが塵埃等を付
着させることなく均一加熱されるので、予熱室に熱風発
生装置などを設けなくてもよい。よって、設備費を軽減
することができるとともに、加熱のための燃料経費も削
減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は塗装乾燥システムを示す図、第2図は第1図のII-I
I線方向から見た図、第3図は予熱室の横断面図、第4
図は第3図のIV-IV線断面図である。第5図は従来の塗
装乾燥システムを示す図である。 11……塗装用乾燥炉、12……炉体、13……隔壁、14……
予熱室、15,16……乾燥室、15a,16a……内側端部、W…
…ワーク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉体(12)を隔壁(13)によって水平方向
    へ並ぶ3室(15,14,16)に区画形成し、この3室(15,1
    4,16)のうち内側端部(15a,16a)同士が連通された両
    側2室(15,16)を乾燥室に形成するとともに、中央1
    室(14)を前記隔壁(13)を通じて前記両側2室(15,1
    6)から供給される輻射熱源でワーク(W)を加熱する
    予熱室に形成した、ことを特徴とする塗装用乾燥炉。
JP1989144419U 1989-12-14 1989-12-14 塗装用乾燥炉 Expired - Lifetime JP2506519Y2 (ja)

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JPS63267474A (ja) * 1987-04-24 1988-11-04 Nippon Kentetsu Co Ltd 塗装用焼付乾燥炉

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