JP2506371Y2 - 車両用収納ボックスの施解錠装置 - Google Patents

車両用収納ボックスの施解錠装置

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JP2506371Y2
JP2506371Y2 JP9046690U JP9046690U JP2506371Y2 JP 2506371 Y2 JP2506371 Y2 JP 2506371Y2 JP 9046690 U JP9046690 U JP 9046690U JP 9046690 U JP9046690 U JP 9046690U JP 2506371 Y2 JP2506371 Y2 JP 2506371Y2
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昇 伊豆
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株式会社本田ロック
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の室内に設けられる小物入れ等の
収納ボックスに用いられる施解錠装置に関するものであ
る。
(従来技術) 通常、自動車等の室内に設けられる小物入れ等の収納
ボックスの蓋体は開閉自在とされているが、必要に応じ
てロック装置が設けられ、該ロック装置をキーシリンダ
錠により施解錠するようにされている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ルーフのないオープンタイプの自動車のリ
ヤパネルに設けられるパーソナルボックスのように2つ
のボックスが併設されるような場合には、通常、各ボッ
クスに設けたロック装置を施解錠するためのキーシリン
ダ錠を各ボックスごとに設けることも考えられるが、各
ボックスを別個に施解錠する必要がない場合には、同時
に行った方が能率的である。
本考案は、上記のような点に鑑みてなされたものであ
り、自動車等の室内に併設される2つの収納ボックスを
1個のキーシリンダ錠によって同時に施解錠する機構を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案では、車両用収納ボックスの施解錠装
置を、車両に併設されると共に、それぞれ蓋体を有する
一対のボックスと、該ボックスにそれぞれ設けられ、蓋
体を開蓋不能にロックする一対のロック装置と、該一対
のロック装置を連系される連結部材と、該連結部材を介
して前記一対のロック装置を同時に施解錠する1個のキ
ーシリンダ錠とからなり、前記ロック装置を、蓋体に設
けたストライカに対し係合位置及び非係合位置に変位す
るラッチと、該ラッチを係合位置に付勢するバネと、該
バネの付勢力に抗して前記ラッチを非係合位置に変位さ
せるカム面と、該非係合位置に保持させる係止面とを有
するカムレバーとから構成すると共に、前記連結部材を
一対のロック装置の前記カムレバーを連結するロッドか
ら構成し、前記シリンダ錠に、前記ロッドをカムレバー
の変位方向に変位させるキーレバーを設けたものであ
る。
(実施例) 以下、本考案をルーフのないオープンタイプの自動車
のリヤパネルに設けられる一対のパーソナルボックスに
用いた実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る車両用収納ボックスの施解錠装
置を示す正面断面図(但し、左側のパーソナルボックス
は省略)、第2図はロック状態にあるロック装置を示す
底面図、第3図は第1図に示すロック装置の右側面図、
第4図はキーシリンダ錠の取付け状態を示す第1図の右
側面図、第5図はリヤパネルに併設された一対のパーソ
ナルボックスを示す斜視図、第6図はアンロック状態に
あるロック装置を示す側面図、第7図はその底面図であ
る。
第1図,第5図に示すように、自動車のリヤパネル1
には、その左右に一対のパーソナルボックス2,2(但
し、第1図において左側のパーソナルボックス2は図示
せず)が併設されており、各パーソナルボックス2には
それぞれ蓋体3が開閉自在に設けられている。ここで、
蓋体3には鉄製のプレート11が固着されており、パーソ
ナルボックス2には該プレート11に対向させてマグネッ
ト12が固着されている。これにより、蓋体3は、パーソ
ナルボックス2に対しマグネットキャッチ方式によって
閉蓋状態に保持することができるようにされている。ま
た、各パーソナルボックス2には、それぞれロック装置
4が設けられており、該ロック装置4により蓋体3を開
蓋不能にロックすることができるようにされている。
ここで、上述したロック装置4について詳細に説明す
る。第1図ないし第3図に示すように、前記蓋体3の前
方には、後述するラッチ8に係脱可能なU字状のストラ
イカ10が固着されている。一方、前記パーソナルボック
ス2には、その前方にベースプレート7がビス止めされ
ており、該ベースプレート7の立上げ部7aにはラッチ8
が回動自在に軸支されている。ここで、ラッチ8は、捻
じりコイルバネ26によって常時ストライカ10に係合する
方向に付勢されている。また、前記ベースプレート7に
はカムレバー9が回動自在に軸支されており、該カムレ
バー9にはカム面21と係止面23とが連続して形成されて
いる。これにより、施錠状態(第2図,第3図)からカ
ムレバー9を解錠方向(第2図矢印イ)に変位させる
と、まずカム面21がラッチ8の係合面22に係合してラッ
チ8を捻じりコイルバネ26の付勢力に抗して解錠方向
(第3図矢印ニ)に回転させ、最終的に係止面23がラッ
チ8の前記係合面22に係合してラッチ8をストライカ10
から離脱させることができる。尚、カムレバー9の前記
係止面23は、その回動軸を中心とする円弧状に形成され
ており、これによりラッチ8の捻じりコイルバネ26の付
勢力による施錠方向回転に対してもカムレバー9には回
転モーメントが作用しないので、ラッチ8を解錠位置に
保持することができる。
第1図,第4図,第5図に示すように、前記リヤパネ
ル1には、その略中央内方にステー14が設けられてお
り、該ステー14の下面にはブラケット13が固着されてい
る。また、該ブラケット13の下方にはジョイント15を介
してキーレバー16が回動自在に軸支されている。前記ロ
ック装置4,4を施解錠するためのキーシリンダ錠6は、
リヤパネル1に開設された取付孔24にリヤパネル1の外
側から嵌装されており、キーシリンダ錠6の前部は前記
ステー14に設けたブッシュ18を介してステー14に支持さ
れている。そして、このキーシリンダ錠6の後端は前記
ジョイント15に連結されており、キー挿入孔19(第5
図)はリヤパネル1に臨ませた状態にされている。尚、
キーシリンダ錠6の頭部とリヤパネル1の取付孔24との
間は、グロメット25によって閉塞されている。
第1図ないし第4図に示すように、左右一対のロック
装置4,4における前記カムレバー9,9には、連結ロッド5
の両端がそれぞれ連結されており、該連結ロッド5の中
央にはクランク部20が形成されている。そして、このク
ランク部20は、前記キーレバー16に嵌合された状態にさ
れている。これにより、前記キーシリンダ錠6のキー操
作によってキーレバー16を回動させれば、連結ロッド5
が左右方向に変位してカムレバー9,9を同方向に回動さ
せることができるので、前記一対のロック装置4,4を同
時に施解錠することができる。
次に、上記のように構成された施解錠装置の作動につ
いて説明する。
第1図ないし第3図に示すように、施錠状態におい
て、カムレバー9はラッチ8に対し非係合位置に変位し
ており、ラッチ8は捻じりコイルバネ26の付勢力により
ストライカ10に係合した状態にある。このため、パーソ
ナルボックス2は開蓋不能な状態となっている。
この施錠状態からキーシリンダ錠6にキーを挿入して
時計方向に回転させると、シリンダ錠ロータ17の後端に
係合しているジョイント15を介してキーレバー16も時計
方向に回動する。これにより、連結ロッド5が第1図,
第2図の右方向(矢印ロ,ハ)に変位してロック装置4,
4のカムレバー9,9を解錠方向に回動させる(第2図矢印
イ)。すると、カムレバー9に形成されているカム面21
がラッチ8の係合面22に係合しラッチ8を捻じりコイル
バネ26の付勢力に抗して解錠方向に回転させる(第3図
矢印ニ)。そして、前記カム面21に連続して形成された
係止面23が最終的にラッチ8の前記係合面22に係合して
ラッチ8をストライカ10から離脱させると共に、ラッチ
8を解錠位置に保持する(第6図,第7図)。尚、解錠
状態にあるパーソナルボックス2,2を施錠するには、上
述した操作と逆の操作を行えばよい。このように、1個
のキーシリンダ錠6のキー操作により、併設された一対
のパーソナルボックス2,2を同時に施解錠することがで
きるので、それぞれのキー操作を別個に行う手間が省け
能率的である。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成したことにより、車室内に
併設された2つの収納ボックスの施解錠を1回のキー操
作で同時に行うことができるので、それぞれのキー操作
を別個に行う手間が省け能率的であるというすぐれた効
果を有する。
また、シリンダ錠の開錠状態においてストライカとラ
ッチとを非係合状態に保持することができるので、収納
ボックスの蓋の開閉に伴うストライカとラッチとの係合
を解くための別個の機構及び操作が不要になり、その結
果、蓋の開閉を円滑に行うことができるというすぐれた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用収納ボックスの施解錠装置
を示す正面断面図(但し、左側のパーソナルボックスは
省略)、第2図はロック状態にあるロック装置を示す底
面図、第3図は第1図に示すロック装置の右側面図、第
4図はキーシリンダ錠の取付け状態を示す第1図の右側
面図、第5図はリヤパネルに併設された一対のパーソナ
ルボックスを示す斜視図、第6図はアンロック状態にあ
るロック装置を示す側面図、第7図はその底面図であ
る。 2……パーソナルボックス 3……蓋体、4……ロック装置 5……連結ロッド、6……キーシリンダ錠 8……ラッチ、9……カムレバー 10……ストライカ、16……キーレバー 26……捻じりコイルバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用収納ボックスの施解錠装置を、車両
    に併設されると共に、それぞれ蓋体(3)を有する一対
    のボックス(2)と、該ボックス(2)にそれぞれ設け
    られ、蓋体(3)を開蓋不能にロックする一対のロック
    装置(4)と、該一対のロック装置(4)を連係される
    連係部材(5)と、該連係部材(5)を介して前記一対
    のロック装置(4)を同時に施解錠する1個のキーシリ
    ンダ錠(6)とからなり、前記ロック装置(4)を、蓋
    体(3)に設けたストライカ(10)に対し係合位置及び
    非係合位置に変位するラッチ(8)と、該ラッチ(8)
    を係合位置に付勢するバネ(26)と、該バネ(26)の付
    勢力に抗して前記ラッチ(8)を非係合位置に変位させ
    るカム面(21)と、該非係合位置に保持させる係止面
    (23)とを有するカムレバー(9)とから構成すると共
    に、前記連結部材(5)を一対のロック装置(4)の前
    記カムレバー(9)を連結するロッド(5)から構成
    し、前記シリンダ錠(6)に、前記ロッド(5)をカム
    レバー(9)の変位方向に変位させるキーレバー(16)
    を設けたことを特徴とする車両用収納ボックスの施解錠
    装置。
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JPH0312943Y2 (ja) * 1984-12-20 1991-03-26
JPS63122874A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 本田技研工業株式会社 集中ロツク装置

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