JPH0547025Y2 - - Google Patents

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JPH0547025Y2
JPH0547025Y2 JP15212486U JP15212486U JPH0547025Y2 JP H0547025 Y2 JPH0547025 Y2 JP H0547025Y2 JP 15212486 U JP15212486 U JP 15212486U JP 15212486 U JP15212486 U JP 15212486U JP H0547025 Y2 JPH0547025 Y2 JP H0547025Y2
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carrier
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案はバツクドア及びスペアタイヤキヤリ
ア用ロツク装置に係り、特に、ボデイの後部に取
り付けられるバツクドアと、該バツクドアの後方
に隣接して揺動自在に取り付けられるスペアタイ
ヤキヤリアと、前記バツクドアをロツクすると共
にバツクドアオープンハンドルの回動により該バ
ツクドアのロツク状態を解除するバツクドア用ロ
ツク装置と、前記スペアタイヤキヤリアをロツク
するキヤリア用ロツク装置とを備えた自動車のバ
ツクドア及びスペアタイヤキヤリア用ロツク装置
に関する。
【従来の技術】
従来、例えば、実開昭55−102678号公報、実開
昭58−12068号公報等に開示されるように、ボデ
イ後部にバツクドア及び該バツクドアの後方に隣
接して開扉方向に揺動自在に取付けられるスペア
タイヤキヤリアを備えた自動車が提案されてい
る。 このスペアタイヤキヤリアを備えた自動車にお
いては、バツクドアを固定するためのロツク装置
とは別に、スペアタイヤキヤリアを固定するため
のロツク装置が設けられている。従つて、バツク
ドアからの乗り降りや荷物の積降しに際しては、
まず、車両外側よりキヤリア用のロツク装置を外
し、このスペアタイヤキヤリアを開いた後に、バ
ツクドアロツク装置を解錠してバツクドアを開
き、乗り降り及び荷物の積降しを行うようにして
いる。 しかしながら、上記従来のスペアタイヤキヤリ
アを備えた自動車にあつては、バツクドアのロツ
ク装置及びスペアタイヤキヤリアのロツク装置そ
れぞれが別体で設けられているため、バツクドア
の開閉時に、スペアタイヤキヤリアのロツク装置
及びバツクドアのロツク装置それぞれを解錠操作
しなければならず、その操作が複雑で面倒である
という問題点がある。 特に、バツクドアが一枚ドアで構成され、且つ
前記スペアタイヤキヤリア用のロツク装置が車両
外側に設けられている場合には、車室側からスペ
アタイヤキヤリア用のロツク装置を解錠すること
ができないため、車室内からバツクドアの開閉が
できないという問題点がある。 これに対して、例えば実開昭61−41085号公報
に開示されるように、バツクドア及び該バツクド
アの後方に隣接して揺動自在に取付けられるスペ
アタイヤキヤリアを備えた自動車において、バツ
クドア及びスペアタイヤキヤリアを簡単に開閉操
作することのできるスペアタイヤ保持具が提案さ
れている。 しかしながら、このスペアタイヤ保持具は、バ
ツクドアのインナハンドルの動きを外側のスペア
タイヤキヤリア用の車外操作レバーに伝達するた
めのプツシユロツトが、バツクドア外板を貫通し
て形成されているので、シール手段が必要とな
り、又、バツクドア外側に、車外操作レバーを介
してスペアタイヤキヤリアロツク装置を解除する
ためのロツクロツドが配置されているので、錆等
が発生し易く、且つドア外観品質が低下すると共
に、重量が増加してしまうという問題点がある。 又、ドアロツク装置とは別個に、スペアタイヤ
キヤリアロツク装置を取付けなければならないの
で、取付工数が増大すると共に、両者間の調整が
煩雑であるという問題点がある。 この考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであつて、取付調整が容易であると共に、
車両重量を軽減させることができ、更に、外観向
上及び錆発生の防止を図ることができるようにし
たバツクドア及びスペアタイヤキヤリア用ロツク
装置を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、ボデイの後部に取り付けられるバ
ツクドアと、該バツクドアの後方に隣接して揺動
自在に取り付けられるスペアタイヤキヤリアと、
前記バツクドアをロツクすると共にバツクドアオ
ープンハンドルの回動により該バツクドアのロツ
ク状態を解除するバツクドア用ロツク装置と、前
記スペアタイヤキヤリアをロツクするキヤリア用
ロツク装置と、を備えた自動車のバツクドア及び
スペアタイヤキヤリア用ロツク装置において、前
記バツクドアオープンハンドルに連動され、バツ
クドア開扉操作における該バツクドアオープンハ
ンドル回動時に前記ドア用ロツク装置及びキヤリ
ア用ロツク装置のロツク状態を解除するロツク解
除手段を備え、前記ドア用ロツク装置、キヤリア
用ロツク装置、及びロツク解除手段は同一ハウジ
ング内に組み込まれると共に、該ハウジングは前
記バツクドア内に取り付けられ、前記ドア用ロツ
ク装置は、前記バツクドア用のストライカと噛み
合う溝を備え、且つロツク位置及びアンロツク位
置の間で回動自在に前記ハウジングに軸支される
と共にアンロツク方向に付勢されているドア用ラ
ツチと、このドア用ラツチがロツク位置にあると
き、該ラツチのアンロツク方向の回動を阻止する
よう係止するラツチロツク位置及び該ラツチと非
係止のラツチアンロツク位置の間で回動自在に前
記ハウジングに軸支されると共にラツチロツク方
向に付勢されているドア用ラチエツトと、を有
し、前記キヤリア用ロツク装置は、前記スペアタ
イヤキヤリア側のストライカと噛み合う溝を備
え、且つロツク位置及びアンロツク位置の間で回
動自在に前記ハウジングに軸支されると共にアン
ロツク方向に付勢されているキヤリア用ラツチ
と、このキヤリア用ラツチがロツク位置にあると
き、該ラツチのアンロツク方向の回動を阻止する
よう係止するラツチロツク位置及び該ラツチと非
係止のラツチアンロツク位置の間で回動自在に前
記ハウジングに軸支されると共にラツチロツク方
向に付勢されているキヤリア用ラチエツトと、を
有し、前記ロツク解除手段は、前記ドア用ラチエ
ツトの係止爪とは反対側に該ドア用ラチエツトか
ら延設されたドア用ラツチロツク解除用腕と、前
記キヤリア用ラチエツトの係止爪とは反対側に該
キヤリア用ラチエツトから延設されたキヤリア用
ラツチロツク解除用腕と、前記バツクドア内側位
置で前記バツクドアオープンハンドルに連動さ
れ、バツクドア開扉操作時における前記ハンドル
回動時に、前記各ラツチロツク解除用腕をラツチ
アンロツク方向に押動する押動リンクと、を有す
ることにより上記目的を達成するものである。
【作用】
この考案においては、ドア用ロツク装置、キヤ
リア用ロツク装置、及びこれらのロツク解除手段
が同一ハウジング内に一体的に組込まれているの
で、取付けが容易であると共に車両重量を軽減さ
せることができる。更に、従来のような外付けの
キヤリアロツク装置が廃止され、重量軽減のみな
らず、見映えの向上、ラチエツト等の作動部分の
錆の発生防止を図ることができ、又、貫通ロツド
等がないのでシールを不要にできる。
【実施例】
以下、この考案の第1実施例を図面を参照して
説明する。この第1実施例は、第1図に示される
ように、観音開きとされる2枚のバツクドア12
A,12Bと、これらのうち一方のバツクドア1
2Aの開扉方向に揺動自在に取り付けられたスペ
アタイヤキヤリア14とを備える自動車10にこ
の考案を実施したものである。なお、図中の符号
Tはスペアタイヤを示す。 この第1実施例は、第1図乃至第5図に示され
るように、ボデイ11の後部11Aに取り付けら
れるバツクドア12Aと、該バツクドア12Aの
後方に隣接して揺動自在に取り付けられるスペア
タイヤキヤリア14と、前記バツクドア12Aを
ロツクすると共にバツクドアオープンハンドル4
2の回動により該バツクドア12Aのロツク状態
を解除するバツクドア用ロツク装置30と、前記
スペアタイヤキヤリア14をロツクするキヤリア
用ロツク装置40と、を備えた自動車10のバツ
クドア及びスペアタイヤキヤリア用ロツク装置A
において、前記バツクドアオープンハンドル42
に連動され、バツクドア12Aの開扉操作におけ
る該バツクドアオープンハンドル42の回動時に
前記ドア用ロツク装置30及びキヤリア用ロツク
装置40のロツク状態を解除するロツク解除手段
44を備え、前記ドア用ロツク装置30、キヤリ
ア用ロツク装置40、及びロツク解除手段44は
同一ハウジング20内に組み込まれると共に、該
ハウジング20は前記バツクドア12A内に取り
付けられて構成されている。 前記ドア用ロツク装置30は、第2図及び第3
図に示されるように、前記バツクドア12A用の
ストライカ16と噛み合う溝18を備え、且つ第
4図で示されるロツク位置及び第5図で示される
アンロツク位置の間で回動自在に前記ハウジング
20に軸支されたドア用ラツチ22と、このドア
用ラツチ22をアンロツク方向に付勢するばね2
4と、前記ドア用ラツチ22がロツク位置にある
とき、該ラツチ22のアンロツク方向の回動を阻
止するよう係止するラツチロツク位置(第4図参
照)及び該ラツチと非係止のラツチアンロツク位
置(第5図参照)の間で回動自在に前記ハウジン
グ20に軸支されたドア用ラチエツト26と、こ
のドア用ラチエツト26をラツチロツク方向に付
勢するばね28と、から構成されている。 前記キヤリア用ロツク装置40は、第2図及び
第3図に示されるように、スペアタイヤキヤリア
側のストライカ32と噛み合う溝34を備え、且
つ第4図で示されるロツク位置及び第5図で示さ
れるアンロツク位置の間で回動自在に前記ハウジ
ング20に軸支されたキヤリア用ラツチ36と、
このキヤリア用ラツチ36をアンロツク方向に付
勢するばね24と、前記キヤリア用ラツチ36が
ロツク位置にあるとき、該ラツチ36のアンロツ
ク方向の回動を阻止するよう係止するラツチロツ
ク位置(第4図参照)及び該ラツチ36と非係止
のラツチアンロツク位置(第5図参照)の間で回
動自在にウジング20に軸支されたキヤリア用ラ
チエツト38と、このキヤリア用ラチエツト38
をラツチロツク方向に付勢するばね28と、から
構成されている。 前記ロツク解除手段44は、第2図及び第3図
に示されるように、前記ドア用ラチエツト26の
係止爪26Aとは反対側に該ドア用ラチエツト2
6から延設されたドア用ラツチロツク解除用腕4
6と、前記キヤリア用ラチエツト38の係止爪3
8Aとは反対側に該キヤリア用ラチエツト38か
ら延設されたキヤリア用ラツチロツク解除用腕4
8と、前記ドアオープンハンドル42に連結さ
れ、バツクドア12の開扉操作時における前記ハ
ンドル42回動時に、前記各ラツチロツク解除用
腕46,48をラツチアンロツク方向に押動する
押動リンク50と、から構成されている。 前記押動リンク50の先端には、前記ドアオー
プンハンドル42の回動時の遊び設定用の係合長
孔51が形成されている。 又、前記ドア用ラチエツト26のラツチロツク
解除用腕46の先端部には該腕46に垂直に係合
ピン53が設けられている。この係合ピン53の
先端は、前記ハウジング20の蓋板54の切り欠
き55から外側に突出されている。この係合ピン
53の先端は前記押動リンク50の係合長孔51
に挿入されて押動リンク50と連結されている。 前記ハウジング20は、第3図に示されるよう
に、ハウジング本体52と、このハウジング本体
52に取付けられる蓋板54及び取付けブラケツ
ト56とから、全体箱形状に構成されている。 前記ドア用ラツチ22、キヤリア用ラツチ3
6、ドア用ラチエツト26、キヤリア用ラチエツ
ト38は、それぞれ取付軸22A,36A,26
B,38Bにより前記ハウジング20に回動自在
に軸支されている。 前記ハウジング20の蓋板54には、第3図に
示されるように、その両側端縁に、前記ストライ
カ16,32用のロツク溝60,62が該蓋板5
4の中央部側に向かつて水平に形成されている。
このロツク溝60,62と前記ロツク状態のドア
用ラツチ22、キヤリア用ラツチ36の溝18,
34との共働により、前記ストライカ16,32
をロツク状態として保持するものである。 前記ドア用ラツチ22をアンロツク方向に付勢
するばね24と、前記キヤリア用ラツチ36をア
ンロツク方向に付勢するばね24とはトーシヨン
ばねとされており、これらばね24は1本の棒材
から一体的に屈曲形成されている。 又、前記ドア用ラチエツト26をラツチロツク
方向に付勢するばね28と、前記キヤリア用ラチ
エツト38をラツチロツク方向に付勢するばね2
8とは、トーシヨンばねとされており、1本の棒
材から一体的に屈曲形成されている。 以上のように構成されるこの考案に係るバツク
ドア及びスペアタイヤキヤリア用ロツク装置A
は、第1図に示されるように、バツクドア12A
の解放側端部の下側内部に取付けられている。
又、前記係合ピン53に長孔51を介し連結され
る押動リンク50は、ドアオープンハンドル42
に連結されたドアオープンコントロールリンク6
4から構成されている。 次に、この第1実施例の作用を説明する。ま
ず、バツクドア12及びスペアタイヤキヤリア1
4を開く場合について説明する。 乗員により車室内からドアオープンハンドル4
2が回動されると、第5図に示されるように、こ
の回動に伴い押動リンク50としてのドアオープ
ンコントロールリンク64が下方に押動される。
これにより係合ピン53を介してドア用ラチエツ
ト26のラツチロツク解除用腕46が下方に押動
される。このラツチロツク解除用腕46の下方押
動によつてドア用ラチエツト26が取付軸26B
を中心としてラツチアンロツク方向、つまり図中
時計回り方向に回動される。従つて、ドア用ラチ
エツト26の回動により、ドア用ラツチ22の係
止状態が解除されて、ドア用ラツチ22はばね2
4によつてアンロツク状態とされ、ラツチ22は
バツクドア用ストライカ16を解放する。 又、前記ドア用ラチエツト26のラツチロツク
解除用腕46の下方押動に伴つて、キヤリア用ラ
チエツト38のラツチロツク解除用腕48が下方
に押動され、この腕48の下方押動によつてキヤ
リア用ラツチ36のロツク状態が解放され、ラツ
チ36はキヤリア用ストライカ32を解放する。 従つて、係合ピン53が下方に押動されること
により、ドア用ロツク装置30及びキヤリア用ロ
ツク装置40を同時に解錠することができる。こ
れにより、バツクドア12及びスペアタイヤキヤ
リア14を開くことができる。 次に、バツクドア12を閉じる場合について説
明する。バツクドア12が閉じられると、第4図
に示されるように、ボデイ側のストライカ16に
より、ドア用ラツチ22が溝18を介して反時計
回り方向に回動される。このドア用ラツチ22の
回動によつて、前記ストライカ16はドア用ラツ
チ22の溝18と前記ハウジング20の蓋板54
の溝60とによつて拘束される。 又、この状態において、ばね28によつてラツ
チロツク方向に付勢されているドア用ラチエツト
26は、係止爪26Aを介してドア用ラツチ22
の係止部22Bに係止して、ドア用ラツチ22の
アンロツク方向への回動を阻止する。従つて、ド
ア用ラツチ22の回動が阻止されることによつ
て、ストライカ16は前記溝18,60によつて
拘束され、バツクドア12は閉じた状態で固定さ
れることになる。 次に、タイヤキヤリア14を閉じる場合につい
て説明する。タイヤキヤリア14が閉じられる
と、第4図に示されるように、タイヤキヤリア1
4の先端に取付けられたストライカ32により、
キヤリア用ラツチ36がその溝34を介して押動
され、図中時計回り方向に回動する。このキヤリ
ア用ラツチ36の回動によつて、前記ストライカ
32はキヤリア用ラツチ36の溝34とハウジン
グ20の蓋板54の溝62によつて拘束される。 又、この拘束状態において、キヤリア用ラチエ
ツト38はばね28によつてラツチロツク方向に
付勢されており、このキヤリア用ラチエツト38
の爪38Aがキヤリア用ラツチ36の係止部36
Bに係止することで、キヤリア用ラツチ36はア
ンロツク方向への回動が阻止されて、ロツク状態
とされる。これにより、前記キヤリア用ストライ
カ32が前記溝34,62により拘束されること
で、スペアタイヤキヤリア14はロツクされるこ
とになる。 本実施例によれば、バツクドア12の開扉操作
における前記ハンドル42の回動時に、前記ドア
用ラチエツト26及びキヤリア用ラチエツト38
が押動リンク50の押動によつてアンロツク方向
に回動され、これらラチエツト26,38のアン
ロツク方向への回動によつてドア用ラツチ22及
びキヤリア用ラツチ36がほぼ同時にロツク解除
状態とされることになる。 従つて、ドアオープンハンドル42を回動する
ことによつて、ドア用ロツク装置30及びキヤリ
ア用ロツク装置40を同時に解錠することができ
る。これにより、従来のように、まず、車両外側
からキヤリア用ロツク装置を解錠し、次にドア用
ロツク装置を解錠するような複雑な解錠操作を行
うことなく、容易にバツクドア及びスペアタイヤ
キヤリアを開けることができる。 又、ドア用ロツク装置30及びキヤリア用ロツ
ク装置40は、それぞれ別体でラツチ22,36
及びラチエツト26,38を備えており、これら
のロツク解除のみをロツク解除手段44によつて
同時に行うようにしているため、バツクドア12
及びスペアタイヤキヤリア14それぞれを別個に
独自にロツクすることができる。 又、ドア用ロツク装置30、キヤリア用ロツク
装置40、及びロツク解除手段44が同一ハウジ
ング20内に一体的に組み込まれることにより、
ロツク装置Aをコンパクトなものとすることがで
きる。これにより、取り付けを容易なものとし、
且つ車両重量を軽減することができる。 更には、従来のような外付けのキヤリア用ロツ
ク装置を廃止することができるため、外観が簡素
なものとなり、見栄えを向上することができる。
しかも、ロツク装置Aはバツクドア12A内に取
り付けられるため、錆が発生した場合でも外観を
損ねることがない。 次に、この考案の第2実施例を説明する。この
第2実施例は、第6図に示されるように、鉛直方
向の揺動軸を中心として水平方向に揺動自在とさ
れる1枚のバツクドア70と、このバツクドア7
0の開扉方向に揺動自在に取り付けられたスペア
タイヤキヤリア71とを備えた自動車10に、こ
の考案を実施したものである。 なお、この第2実施例におけるロツク装置A
は、前記第1実施例におけるロツク装置Aと構成
が同一であるのでその説明を省略する。 このロツク装置Aは、バツクドア70の解放側
端縁の上下方向略中央の内部に取付けられてい
る。 又、前記ロツク装置Aの係合ピン53には、押
動リンク50としてのドアオープンコントロール
リンク72が連結されている。このドアオープン
コントロールリンク72は、インサイドハンドル
74及びアウトサイドハンドル76にドアオープ
ンコントロールリンク78,80を介して連繋さ
れているベルクランク82に連結されている。 従つて、インサイドハンドル74あるいはアウ
トサイドハンドル76が回動されることによつ
て、ドアオープンコントロールリンク78,8
0、ベルクランク82、ドアオープンコントロー
ルリンク72を介して前記係合ピン53がロツク
解除方向に押動される。これにより、ドア用ラツ
チ22及びキヤリア用ラツチ36のドア用ラチエ
ツト26及びキヤリア用ラツチ38による係止が
解除され、ドア用ラツチ22及びキヤリア用ラツ
チ36がアンロツク方向にばね24によつて回動
される。従つて、ドア用ロツク装置30及びキヤ
リア用ロツク装置40が解錠されて、バツクドア
70及びスペアタイヤキヤリア71を開けること
ができる。 なお、前記実施例において、ドア用ラツチ22
の溝18及びキヤリア用ラツチ36の溝34と共
働してストライカ16,32が拘束するハウジン
グ20の蓋板54の溝60,62は水平方向で互
いに反対向きとなるように開口されたものである
が、この考案はこれに限定されることなく、溝6
0,62の開口方向はバツクドアやスペアタイヤ
キヤリアのロツク位置に対応させて適宜変更する
ことができる。 又、前記実施例において、ラツチ22,36及
びラチエツト26,38をそれぞれ付勢するばね
24,28はトーシヨンばねとされたが、この考
案はこれに限定されることなく、他の引張コイル
ばね等により構成したものとしてもよい。又、ば
ね等による付勢手段に変えて、重り等による重力
を利用した付勢手段としたものでもよい。 又、前記実施例において、ロツク解除手段44
は、ドア用ラチエツト26に一体的に形成された
ラツチロツク解除用腕46から突出された係合ピ
ン53を押動リンク50によつて押動して、ドア
用ラチエツト26及びキヤリア用ラチエツト38
のそれぞれのラツチロツク解除用腕46,48を
下方に押動して、各ラチエツト26,38をラツ
チアンロツク方向に回動するように構成されたも
のであるが、この考案はこれに限定されることな
く、ドア用ラチエツト26及びキヤリア用ラチエ
ツト38をほぼ同時にアンロツク方向に回動する
ことができるものであれば他の手段を用いたもの
としてもよい。
【考案の効果】
以上説明した通り、この考案によれば、バツク
ドア及び該バツクドアの後方に隣接して取り付け
られるスペアタイヤキヤリアを備えた自動車の該
バツクドア及びスペアタイヤキヤリアを簡単な操
作によつてほぼ同時に開けることができると共
に、組付工数、車両重量の低減、車両外観の向
上、錆の発生の防止を図ることができるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るバツクドア及びスペア
タイヤキヤリア用ロツク装置が実施された自動車
の後部を示す正面図、第2図は同実施例における
要部を示す第1図−線に沿う断面図、第3図
は同実施例におけるドア用ロツク装置、キヤリア
用ロツク装置、及びロツク解除手段を分解して示
す斜視図、第4図は同実施例におけるロツク状態
を示す断面図、第5図は同実施例におけるロツク
解除状態を示す断面図、第6図はこの考案の第2
実施例を示す正面図である。 10……自動車、12A,12B……バツクド
ア、14……スペアタイヤキヤリア、16,32
……ストライカ、22……ドア用ラツチ、26…
…ドア用ラチエツト、26A,38A……係止
爪、36……キヤリア用ラツチ、38……キヤリ
ア用ラチエツト、20……ハウジング、30……
ドア用ロツク装置、40……キヤリア用ロツク装
置、44……ロツク解除手段、46……ドア用ラ
ツチロツク解除用腕、48……キヤリア用ラツチ
ロツク解除腕、50……押動リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイの後部に取り付けられるバツクドアと、
    該バツクドアの後方に隣接して揺動自在に取り付
    けられるスペアタイヤキヤリアと、前記バツクド
    アをロツクすると共にバツクドアオープンハンド
    ルの回動により該バツクドアのロツク状態を解除
    するバツクドア用ロツク装置と、前記スペアタイ
    ヤキヤリアをロツクするキヤリア用ロツク装置
    と、を備えた自動車のバツクドア及びスペアタイ
    ヤキヤリア用ロツク装置において、前記バツクド
    アオープンハンドルに連動され、バツクドア開扉
    操作における該バツクドアオープンハンドル回動
    時に前記ドア用ロツク装置及びキヤリア用ロツク
    装置のロツク状態を解除するロツク解除手段を備
    え、前記ドア用ロツク装置、キヤリア用ロツク装
    置、及びロツク解除手段は同一ハウジング内に組
    み込まれると共に、該ハウジングは前記バツクド
    ア内に取り付けられてなり、前記ドア用ロツク装
    置は、前記バツクドア用のストライカと噛み合う
    溝を備え、且つロツク位置及びアンロツク位置の
    間で回動自在に前記ハウジングに軸支されると共
    にアンロツク方向に付勢されているドア用ラツチ
    と、このドア用ラツチがロツク位置にあるとき、
    該ラツチのアンロツク方向の回動を阻止するよう
    係止するラツチロツク位置及び該ラツチと非係止
    のラツチアンロツク位置の間で回動自在に前記ハ
    ウジングに軸支されると共にラツチロツク方向に
    付勢されているドア用ラチエツトと、を有し、前
    記キヤリア用ロツク装置は、前記スペアタイヤキ
    ヤリア側のストライカと噛み合う溝を備え、且つ
    ロツク位置及びアンロツク位置の間で回動自在に
    前記ハウジングに軸支されると共にアンロツク方
    向に付勢されているキヤリア用ラツチと、このキ
    ヤリア用ラツチがロツク位置にあるとき、該ラツ
    チのアンロツク方向の回動を阻止するよう係止す
    るラツチロツク位置及び該ラツチと非係止のラツ
    チアンロツク位置の間で回動自在に前記ハウジン
    グに軸支されると共にラツチロツク方向に付勢さ
    れているキヤリア用ラチエツトと、を有し、前記
    ロツク解除手段は、前記ドア用ラチエツトの係止
    爪とは反対側に該ドア用ラチエツトから延設され
    たドア用ラツチロツク解除用腕と、前記キヤリア
    用ラチエツトの係止爪とは反対側に該キヤリア用
    ラチエツトから延設されたキヤリア用ラツチロツ
    ク解除用腕と、前記バツクドア内側で前記バツク
    ドアオープンハンドルに連動され、バツクドア開
    扉操作時における前記ハンドル回動時に、前記各
    ラツチロツク解除用腕をラツチアンロツク方向に
    押動する押動リンクと、を有することを特徴とす
    るバツクドア及びスペアタイヤキヤリア用ロツク
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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