JPS6254953B2 - - Google Patents

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JPS6254953B2
JPS6254953B2 JP6954381A JP6954381A JPS6254953B2 JP S6254953 B2 JPS6254953 B2 JP S6254953B2 JP 6954381 A JP6954381 A JP 6954381A JP 6954381 A JP6954381 A JP 6954381A JP S6254953 B2 JPS6254953 B2 JP S6254953B2
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JP
Japan
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engaging
trunk
striker
rotation
lid
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Application number
JP6954381A
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English (en)
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JPS57184168A (en
Inventor
Kazuo Ikeda
Masaki Naito
Koji Kondo
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Mitsubishi Motors Corp
Ansei Kogyo KK
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Ansei Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Ansei Kogyo KK filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP6954381A priority Critical patent/JPS57184168A/ja
Publication of JPS57184168A publication Critical patent/JPS57184168A/ja
Publication of JPS6254953B2 publication Critical patent/JPS6254953B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車用のトランクロツク装置に関
するもので、詳しくはキヤンセル機構を有するト
ランクロツク装置に関するものである。
従来のこの種のトランクロツク装置にあつて
は、第1図に示すようにトランクのトランク本体
と蓋体の何れか一方に装着したストライカ5A
と、他方に装着しかつ蓋体閉鎖状態において上記
ストライカ5Aを導入し得る導入凹部8Aを有す
る基板7Aと、この基板7Aに回動可能に枢着し
かつ一方向へ所定量回動するようにばね18Aに
よつて付勢してストツパー14Aに当接させ、蓋
体閉鎖状態において上記ストライカ5Aによりば
ね18Aに抗して回動されてストライカ5Aを導
入凹部8A内に係止し得るようにしたラツチ部材
16Aと、基板7Aに回動可能に枢着しかつ一方
向へ所定量回動するようにばね18Aによつて付
勢してラツチ部材16Aに当接させ、蓋体閉鎖状
態において上記ラツチ部材16Aの戻り回動を係
止し得る位置へばね18Aによつて回動されるよ
うにしたロツク部材25Aと、基板7Aに回動可
能に枢着しかつ車内から操作部材34Aを介して
所定量回動させ得るようにしたアンロツク部材3
1Aと、トランク内での操作によつて上記操作部
材34Aによるアンロツク部材31Aの回動をロ
ツク部材25Aに伝達してこのロツク部材25A
をラツチ部材16Aの係止解除可能な位置迄回動
させ得る状態と上記アンロツク部材31Aの回動
をロツク部材25Aに伝達し得ない状態とに切換
え得るようにしたキヤンセル機構37Aとを備え
ている。ところが、このトランクロツク装置にあ
つては、キヤンセル機構37Aを、ロツク部材2
5Aに形成した係合部50と、基板7Aに揺動可
能に枢着した操作レバー51と、アンロツク部材
31Aに形成した半径方向の長孔52に一端部を
移動可能に嵌め込み、他端部を上記操作レバー5
1に連結した係合杆53とで構成し、アンロツク
部材31Aから離れた位置で操作レバー51を揺
動させることによつて係合杆53を係合部50の
回動軌跡の内、外へ移動させ得るようにしてある
ので、基板7Aの第1図において左右方向の長さ
寸法が大きくなつて装置全体が大型になると同時
に重量が重くなり、自動車の軽量化やスペースの
有効利用を図る上で好ましくなかつた。
そこで第10図に示されるように、ラツチ部材
16における係止部24に対して、自体のロツク
部30を当接させてその回動を規制する為のロツ
ク部材25を備え、さらに、それにはアンロツク
部材31を沿え付け、両者の自由端に設けた操作
部材37における折曲片26Yを下降させた状態
で、操作部材34における芯線36を矢印X方向
に引くと、ロツク部材25はアンロツク部材31
と共に矢印X′方向に回動し、一方、折曲片26
Yを持ち上げ状態にするとアンロツク部材31の
み矢印X′方向に動くようにした構成が知られて
いる(例えば実開昭55−176956号公報参照)。し
かし、上記構成においては次のような利点を備え
実用に当たつて問題点がある。即ち、 第1点として、ロツク部材25を引外し作動さ
せる為にはアンロツク部材31を矢印X′方向に
回動させねばならぬ。従つて両者の自由端に設け
るキヤンセル機構37でロツク部材25と一体化
させたアンロツク部材31を動作させる為の操作
部材34の設置場所は図示位置(第10図の左
側)に限定される欠点があるので、例えばトラン
ク本体と蓋との位置の都合によつて第10図のス
トライカ5よりも右側端に操作部材34を設けた
くても、そのようなことは出来ない欠点がある。
第2点として強いバネ力で一方に付勢されている
ロツク部材25をアンロツク部材31を介して引
外すに当たり、アンロツク部材31を軽い力で操
作できるようにする為にはアンロツク部材31に
おける枢着点51と芯線36の取付点52との間
隔Lは大きくすることが望ましい。第10図にあ
つてはその為にロツク部材25の回動方向X′と
直交するY方向に向けてアンロツク部材31を大
きく延長しなければならない。この為、その延長
分(第10図におけるY′で示す区間)だけ基板
7が大嵩になる欠点がある。即ち、キヤンセル機
構37を設けることによつて第10図における上
半分(Y′の区間)だけ全く無駄に大嵩になる欠
点がある。
さらに上記欠点を解決する為に特公昭42−
21199号公報記載の構成、即ち、ラチエツトを軸
により基板に枢着し、係止杆及びロツク解放用レ
バーを軸により基板に枢着し、さらに旋錠用レバ
ーを軸により基板に枢着し、旋錠用レバーに連結
された連杆の駒を係止杆に形成された長穴に貫通
させると共に、連杆を係止杆と基板との間に挾持
させることにより長穴内から駒の抜け防止を行な
い、旋錠用レバーを回動させることにより長穴内
における駒の位置を移動させるようにしたものが
ある。
しかし斯る構成にすると、駒を長穴内で移動さ
せるために、旋錠用レバーを使用しかつ該レバー
は基板に沿う方向において基板の外方に突出させ
なければならず、そのため、それだけレバーが大
きくなり、全体が大嵩になる欠点が生じる。
さらにレバーと、軸及び連杆等の余分な部材が
必要となり部品点数が多くなるとともにコストア
ツプになる問題も起る。
また連杆を、基板と係止杆との間に挾持させて
いるため、レバーを回動させた時に連杆と基板と
が当接して、摺動音を発する恐れもある。
そこで本発明は、上述の欠点を除くようにした
もので、キヤンセル機構を備えるものであつても
装置を従来のものに比して大幅に小型、軽量にし
得るようにしたトランクロツク装置を提供しよう
とするものである。
以下本願の実施例を図面について説明する。第
2図において、1は自動車のトランクで、周知の
ようにトランク本体2と蓋体3によつて構成され
ている。4は上記蓋体3をトランク本体2に閉鎖
状態にロツクするトランクロツク装置で、蓋体3
に固着されているストライカ5とトランク本体2
に固着されているロツク装置6によつて構成され
ている。上記ストライカ5は蓋体3先端の移動軌
跡と直交する方向へ突出するように設けられてい
る。上記ロツク装置6は第3図、第4図に示すよ
うに構成されている。なおストライカ5をトラン
ク本体2に、ロツク装置6を蓋体3に装着してあ
つても良い。このロツク装置6において、7はト
ランク本体2の所定位置に図示を省略した取付ね
じによつて位置調整可能に取付けられている基板
で、金属板を深絞りすることによつて構成されて
いる。この基板7において、8は上記ストライカ
5を蓋体3の閉鎖状態において導入し得る導入凹
部で、ストライカ5と対向するように位置されて
いる。9,9は上記取付ねじを挿通する為の取付
長孔、10は後述のラツチ部材を枢着する為の軸
取付孔、11は後述のロツク部材とアンロツク部
材を枢着する為の軸取付孔、12はキヤンセル用
切欠窓である。13は後述の操作部材を嵌込む為
の嵌合溝13aを有する保持片、14はラツチ部
材の回動位置を規制するストツパー、15はアン
ロツク部材の回動位置を規制するストツパーで、
これらは基板7の一部を曲げることによつて形成
されている。次に、16は上記軸取付孔10にか
しめ付けられた枢軸17によつて基板7に回動自
在に枢着されているラツチ部材で、後述のロツク
部材との間に張設されたばね18によつて矢印a
方向へ回動するように付勢され、蓋体3の開放状
態においては第3図に示すようにストツパー14
に当たつて位置規制されている。なお、上記ばね
18は基板7との間に張設してあつても良い。こ
のラツチ部材16において、19は軸孔20はば
ね引掛孔である。21はストライカ当接腕で、蓋
体3の開放状態においては第3図に示すように平
面的にみて導入凹部8を横切るように形成されて
いる。このストライカ当接腕21の先端はほぼ枢
軸17を中心とする円弧に形成されている。22
はラツチ爪で、蓋体3の開放状態においては平面
的にみて導入凹部8外に位置し、蓋体3の閉鎖状
態においては導入凹部8内に突出してストライカ
5を導入凹部8内に係止し得るように形成されて
いる。23はラツチ用凹部で、ストライカ当接腕
21とラツチ爪22間にストライカ5を受け入れ
得るように形成されている。24はストライカ当
接腕21の先端部によつて構成されている係止部
で、蓋体3の閉鎖時に後述のロツク部材によつて
係止されるようになつている。なお、この係止部
24はストライカ当接腕21以外の部分に形成し
ても良い。次に、25は上記軸取付孔11にかし
め付けられた枢軸26によつて基板7に回動自在
に枢着されているロツク部材で、上記ばね18に
よつて矢印C方向へ回動するように付勢され、蓋
体3の開放状態においては第3図に示すように上
記ストライカ当接腕21の先端に当接して位置規
制されている。このロツク部材25において、2
7は軸孔、28はばね引掛孔である。29は当接
部で、ラツチ部材16のストライカ当接腕21に
当接されている。この当接部29はラツチ部材1
6の矢印b方向への回動を許すように形成されて
いる。30は当接部29の途中に段部によつて構
成されているロツク部で、蓋体3の閉鎖状態にお
いてラツチ爪22の回動軌跡内に入り込むように
形成されている。次に、31は上記枢軸26によ
つて基板7に回動自在に枢着されているアンロツ
ク部材である。このアンロツク部材31におい
て、32は軸孔、33は連結部である。次に、3
4は上記アンロツク部材31を車内から所定量回
動させる為の操作部材として例示するフレキシブ
ルワイヤーである。このフレキシブルワイヤー3
4において、35は中空管で、端部に形成された
溝が上記基板7の嵌合溝13aに嵌合されること
によつて位置保持されている。36は中空管35
内に移動可能に嵌挿されている芯線で、端部に連
結体36aが固着され、この連結体36aが上記
アンロツク部材31の連結部33に連結されてい
る。なお操作部材としてはリンク機構やソレノイ
ドを利用しても良い。次に、37はトランク1内
での切換操作によつてアンロツク部材31の矢印
d方向への回動をロツク部材25に伝達してこの
ロツク部材25をラツチ部材16の係止解除可能
な位置迄回動させ得る状態と上記アンロツク部材
31の回動をロツク部材25に伝達し得ない状態
とに切換える為のキヤンセル機構である。このキ
ヤンセル機構37において、38は上記アンロツ
ク部材31に形成された係合部で、後述する係合
部材に係合したときこの係合部材に枢軸26から
遠ざかる方向への力を加えないように形成されて
いる。なおこの係合部38はアンロツク部材31
に付設された突出部材で構成しても良い。39は
上記ロツク部材25にこれの回動中心に向かうよ
うに形成された案内長溝で、基板7のキヤンセル
用切欠窓12と重合する部分に形成されている。
40は上記ロツク部材25に係合部38の回動軌
跡の内、外位置へ切換移動可能に取付けられた係
合部材で、合成樹脂材料によつて円柱状に形成さ
れている。この係合部材40において、41は外
周に環状に形成された嵌合溝で、基板7の案内長
溝39の両溝縁に移動可能に嵌合されている。4
2は係合頭部で、係合部材40を案内長溝39の
長手方向へ移動させると係合部38の回動軌跡の
内と外へ移動されるようになつている。43は摘
み部で、基板7のキヤンセル用切欠窓12から基
板7の外方へ突出されている。この摘み部43は
キヤンセル用切欠窓12の内周縁に当接すること
によつて係合部材40の案内長溝39からの抜け
出しを阻止するようになつている。次に、44は
上記係合部材40を係合部38の回動軌跡内の位
置と回動軌跡外の位置とに位置保持させる為の押
え部材で、ばね性を有する薄い金属板によつて形
成されている。この押え部材44において、45
は軸孔45aを有する取付板部で、軸孔45aに
枢軸26を挿通することによつてロツク部材25
とアンロツク部材31間に挾持されている。46
は取付板部45の縁部からロツク部材25側へ突
出されている回り止め片で、ロツク部材25の係
止孔47に係合されている。48は取付板部45
から係合部材40の側方へ長く突出されている押
え片で、自体の有するばね力によつて係合部材4
0の係合頭部42に当接されている。この押え片
48は係合部材40の位置保持をより確実に行え
るようにS字状に湾曲されている。なお、嵌合溝
41を案内長溝39の溝縁に摩擦保持可能に嵌合
させたり、係合部材40をロツク部材25にねじ
止めしたりするときには、上記押え部材44は無
くすることもできる。49は座金である。
上記構成のものにあつては、ロツク装置6を組
立てる場合、先ず基板7、ラツチ部材16、ロツ
ク部材25、アンロツク部材31、係合部材40
および押え部材44等を予め製作して準備する。
この場合、基板7、ラツチ部材16、ロツク部材
25、アンロツク部材31および押え部材44は
金属板の切断や曲げ加工によつて安価に量産する
ことができ、係合部材40は合成樹脂材料による
成型によつて安価に量産することができる。また
上記基板7の製作の場合には、従来装置のように
キヤンセル機構の為の枢着部を別個に設ける必要
がないので、基板7の第3図に左右方向の長さ寸
法をその分だけ小さくすることができ、基板7を
小型かつ軽量に製作することができる。次に、上
記基板7にラツチ部材16を枢軸17によつて枢
着し、また案内長孔39係合部材40を嵌め込ん
で成るロツク部材25とアンロツク部材31を両
者間に押え部材44の取付板部45と座金49を
挾ませて枢軸26によつて枢着し、その後ロツク
部材25とアンロツク部材31のばね引掛孔2
0,28間にばね18を張設し、またアンロツク
部材31の連結部33にフレキシブルワイヤー3
4の連結体36aを連結し、これによりロツク装
置6の組立てが完了する。上記のようにロツク部
材25とアンロツク部材31を基板7に枢着する
作業によつてキヤンセル機構37の組立ても同時
的に行うことができ、従来装置のようにキヤンセ
ル機構の操作レバーを別個に枢着するという手間
を省くことができ、ロツク装置6全体の組立てを
簡単かつ迅速に行うことができる。なお、上記ア
ンロツク部材31へのフレキシブルワイヤー34
の連結はドアロツク装置4を自動車のトランク1
に組付けるときに行つても良いことは言う迄もな
い。次に上記構成のドアロツク装置4をトランク
1に組付ける場合には、ストライカ5をトランク
1の蓋体3に、ロツク装置6の基板7をトランク
本体2に夫々位置決めして取付け、その後車内か
らアンロツク部材31を回動させ得るようにフレ
キシブルワイヤー34を配設する。この場合、ロ
ツク装置6を上記のように従来のものに比べて小
型にすることができる関係上、ロツク装置6の組
付けを小さな取付スペースの所へ容易に取付ける
ことができ、またトランク1内への大きな突き出
しを無くすことができ、荷物の出し入れの際に邪
魔にならないようにすることができる。次に、上
記構成のものを使用する場合の作用を第3図、第
5図〜第8図によつて説明する。先ず、閉鎖状態
のトランク1のロツクを車内からの操作によつて
外し得るようにしておきたい場合には、予めトラ
ンク1の蓋体3を開けた状態でキヤンセル機構3
7の係合部材40を案内長溝39の基部へ移動さ
せ、この係合部材40の係合頭部42を第3図に
示すように係合部38の回動軌路内に位置させ
る。上記係合部材40の移動は摘み部43を指で
摘んだり或いは単に指を掛けて一方向へ最大限押
すことによつてワンタツチ操作で簡単に行える。
この場合、係合部材40はS字状に湾曲している
押え片48によつて押圧されているので、係合頭
部42が押え片48の凸部をばね力に抗して乗り
越えることによつて確実に位置保持される。この
状態で蓋体3を閉じると、ストライカ5がラツチ
部材16のストライカ当接腕21を回動させて基
板7の導入凹部8内に入り込み、同時にロツク部
材25がばね18によつて矢印C方向へ僅かに回
動されてロツク部30がラツチ部材16の係止部
24に係合し、このラツチ部材16の矢印a方向
への戻り回動を係止する。従つて、上記ストライ
カ5は第5図に示すように基板7の導入凹部8内
に係止保持され、トランク1の蓋体3は閉鎖状態
にロツクされる。その後車内からフレキシブルワ
イヤー34の芯線36を引つ張つてアンロツク部
材31を矢印d方向へ回動させると、アンロツク
部材31の係合部38が係合部材40に係合して
この係合部材40と共にロツク部材25をばね1
8に抗して矢印d方向へ第6図に示すように回動
させ、これによりラツチ部材16は係止部24が
ロツク部30から外れて矢印a方向へ回動されて
第3図に示す状態となる。従つて、ストライカ5
は導入凹部8内への係止が解除され、蓋体3は開
放可能な状態となる。次に閉鎖状態のトランク1
のロツクを車内からの操作によつても外し得ない
ようにしておきたい場合には、予め蓋体3を開け
た状態でキヤンセル機構37の係合部材40を案
内長溝39の開口側へ移動させて係合頭部42を
第7図に示すように係合部38の回動軌跡外へ位
置させる。この係合部材40の移動は摘み部43
を基板7に当接する位置迄移動させることによつ
て簡単に行うことができる。この場合、係合頭部
42がS字形の押え片48によつて押圧されてい
るので、この係合頭部42が押え片48の凹部に
入り込むように移動端から僅かに押し戻され、こ
れにより係合部材40は基板7と係合しない位置
に保持される。この状態で蓋体3を閉じると、ス
トライカ5は第7図に示すように基板7の導入凹
部8内に係止保持され、トランク1の蓋体3は閉
鎖状態にロツクされる。その後、車内からフレキ
シブルワイヤー34の芯線36を引つ張つてアン
ロツク部材31を矢印d方向へ回動させても、第
8図に示すように係合部材40が係合部38の回
動軌跡外に位置されているので、アンロツク部材
31は係合部材40に係合することなく空転す
る。従つて、ロツク部材25はラツチ部材16の
戻り回動を係止した状態を維持し、トランク1の
蓋体3は閉鎖状態に係止保持され、開放されるこ
とがない。次に第9図は本願の異なる実施例を示
すもので、ロツク部材25eに係合部38eを設
け、アンロツク部材31eに係合部材40eを取
付けたものである。なお、機能上前図のものと同
一又は均等構成と考えられる部分には、前図と同
一の符号にアルフアベツトのeを付して重複する
説明を省略した。
以上のようにこの発明にあつては、トランクの
蓋体を閉じた場合ストライカを基板の導入凹部内
に係止保持することができて蓋体を閉鎖状態にロ
ツクすることができ、自動車の外部からのトラン
クの開放を阻止し得る防犯上の効果がある。
また上記のようにトランクの蓋体を閉鎖状態に
ロツクし得るものであつても、車内から回動させ
得るアンロツク部材の回動を、ラツチ部材の戻り
回動を係止するロツク部材にキヤンセル機構を介
して伝達してそのロツク部材をラツチ部材の係止
解除可能な位置迄回動させ得るようになつている
ので、トランクを開放したい場合には車内からア
ンロツク部材を回動させることによつて蓋体の閉
鎖状態をアンロツクすることができ、これにより
車内に入ることができればトランク開放用の鍵が
無くてもトランクを容易に開放させ得る至便性が
ある。
また上記のように車内からアンロツク部材を回
動させることによつてトランクを開放させ得るよ
うにしたものであつても、上記キヤンセル機構は
トランク内での操作によつてアンロツク部材の回
動をロツク部材に伝達不能な状態に切換え得るよ
うにしてあるので、車内からトランクを開放し得
ないようにしたい場合には、予めキヤンセル機構
をアンロツク部材の回動をロツク部材に伝達不能
な状態に切換えておくことによつて行うことがで
き、これによりドアを閉鎖状態にロツクせずに自
動車から離れた場合でもトランクが泥棒等によつ
て開放されることを阻止でき、トランク内の物を
盗難から守り得る効果がある。
更にまた、上記のように車内操作によるアンロ
ツク部材の回動をロツク部材に伝達可能な状態と
伝達不能な状態とに切換え得るキヤンセル機構を
備えるものであつても、そのキヤンセル機構はロ
ツク部材とアンロツク部材の何れか一方に設けた
係合部と、他方にこの係合部の回動軌跡の内、外
へ切換移動可能に設けた係合部材とで構成してあ
るので、装置を小型でかつ軽量にすることができ
て自動車の軽量化に寄与することができ、また装
置の取付スペースを小さくすることができて自動
車のトランク内のスペースを有効に利用し得る効
果がある。さらに本願発明にあつては、上記キヤ
ンセル機構においては、ロツク部材とアンロツク
部材の何れか一方の枢着部近くにおいて枢着部か
ら外周方向に向けて突設した係合部を備えさせ、
他方の部材における枢着部近くにおいては、枢着
部から外周方向に向けて上記係合部の回動軌跡と
一部において重合する大きさの案内長溝を突設具
備させ、その上、上記案内長溝内には係合部材を
移動自在に存置させ、しかもその係合部材の高さ
は、案内長溝における上記係合部の回動軌跡と重
合する部分において、上記係合部の回動軌跡に達
する高さに形成してあり、その上係合部材は案内
長溝内を移動させて上記係合部の回動軌跡と重合
する位置と、重合しない位置への選択的定量を可
能に構成してあるので、アンロツク部材31は、
ロツク部材25とは全く異なる方向に大きく延長
させることのできる利点がある。このことは、 第1点として、第6図からも明らかなようにロ
ツク部材25の回動方向dとは反対側に操作部材
34を配設することを可能にする等、トランクと
の対応で適当に操作部材34の位置を定めること
を可能にする利点がある。
第2点としてはアンロツク部材31の延長方向
をラツチ部材16が存在する空間に向けて延長さ
せることを可能にする。即ち、その空間を利用す
ることによりアンロツク部材31を設けても基板
7を小嵩のままにすることができ、全体の小嵩化
に役立つ効果がある。
その上本発明にあつては、小さな係合部材40
を操作する為に基板7に対してキヤンセル用切欠
窓12を形成しているので、係合部材40は基板
7の面に沿う方向において基板外方に突出させる
必要がなく、係合部材40の操作に係る構成を小
さく、小嵩にできる効果がある。
さらに、係合部材40には嵌合溝41を設け、
該嵌合溝41で案内長溝39の周縁部を挾持して
移動するように構成した構造だから、組付時、係
合部材40を案内長溝39に挿入するだけの僅か
な手間で、係合部材40は押え部材44により押
圧され、装着状態が維持される特長がある。これ
により係合部材40の案内長溝39内の取り付け
構造は非常に簡単で手間のかからない構成で良い
という効果があるといえる。
その上、係合部材40は案内長溝39を有する
ロツク部材25又はアンロツク部材31eのいず
れか一方の部材に装着されているので、該一方の
部材を回動させるときに係合部材40は共に回動
し、これが基板7に当つて摺動音を生ずるような
ことはなく、従来欠点を解決する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランクロツク装置を示す正面
図、第2図は自動車のトランクに組付けた状態を
示す斜視図、第3図は本願実施例を示すトランク
ロツク装置の正面図、第4図はそのトランクロツ
ク装置の分解斜視図、第5図〜第8図は夫々作動
説明用正面図、第9図は異なる実施例を示すトラ
ンクロツク装置の正面図。第10図は従来例を示
す正面図。 2……トランク本体、3……蓋体、4……トラ
ンクロツク装置、5……ストライカ、7……基
板、8……導入凹部、16……ラツチ部材、18
……ばね、25……ロツク部材、31……アンロ
ツク部材、34……操作部材、37……キヤンセ
ル機構、38……係合部、40……係合部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 トランク本体と蓋体の何れか一方に装着した
    ストライカと、他方に装着しかつ蓋体閉鎖状態に
    おいて上記ストライカを導入し得る導入凹部を有
    する基板と、この基板に回動可能に枢着しかつ一
    方向へ所定量回動するように付勢されていて、し
    かも蓋体閉鎖時には上記ストライカの進入により
    自体は付勢力に抗して回動され、ストライカを導
    入凹部内に係止し得るようにしたラツチ部材と、
    基板に回動可能に枢着されかつ一方向へ所定量回
    動するように付勢されていて、しかも蓋体閉鎖状
    態では上記ラツチ部材の戻り回動を係止し得る位
    置へ回動するようにしたロツク部材と、基板に回
    動可能に枢着しかつ車内から操作部材を介して所
    定量回動させ得るようにしたアンロツク部材と、
    トランク内での操作によつてアンロツク部材の回
    動をロツク部材に伝達してこのロツク部材をラツ
    チ部材の係止解除可能な位置迄回動させ得る状態
    と上記アンロツク部材の回動をロツク部材に伝達
    し得ない状態とに切換え得るようにしたキヤンセ
    ル機構とを備えているトランクロツク装置におい
    て、上記キヤンセル機構においては、ロツク部材
    とアンロツク部材の何れか一方の枢着部近くにお
    いて枢着部から外周方向に向けて突設した係合部
    を備えさせ、他方の部材における枢着部近くにお
    いては、枢着部から外周方向に向けて上記係合部
    の回動軌跡と一部において重合する大きさで、か
    つ自由端が開放させてある案内長溝を突設具備さ
    せ、その上、上記案内長溝内には、嵌合溝を有す
    る係合部材を、その嵌合溝の両壁で案内長溝の周
    縁部を挾持した状態での移動を自在に存置させ、
    しかもその係合部材の高さは、案内長溝における
    上記係合部の回動軌跡と重合する部分において、
    上記係合部の回動軌跡に達する高さに形成してあ
    り、その上係合部材は案内長溝内を移動させて上
    記係合部の回動軌跡と重合する位置と、重合しな
    い位置への選択的定置を可能に構成してあり、さ
    らに上記の基板にあつては、上記案内長溝と重合
    する位置に、上記係合部材をその移動方向とは直
    行する方向から操作する為のキヤンセル用切欠窓
    が設けてあり、さらに、上記係合部材の案内長溝
    内での移動跡軌に沿わせた位置において、上記係
    合部材を上記係合部の回動軌跡内位置とその軌跡
    外位置において夫々弾力的に当接して保持し得る
    ように、弾性を有する板状の押さえ部材を配設し
    たことを特徴とするトランクロツク装置。
JP6954381A 1981-05-08 1981-05-08 Trunk lock apparatus Granted JPS57184168A (en)

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