JPH059401Y2 - - Google Patents

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JPH059401Y2
JPH059401Y2 JP15880486U JP15880486U JPH059401Y2 JP H059401 Y2 JPH059401 Y2 JP H059401Y2 JP 15880486 U JP15880486 U JP 15880486U JP 15880486 U JP15880486 U JP 15880486U JP H059401 Y2 JPH059401 Y2 JP H059401Y2
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locking device
link rod
crank arm
vehicle body
vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等車両用開閉部材のロツク装
置に関するものである。
(従来技術) 一般に、自動車等の車両のドアあるいはトラン
クリツドなどの開閉部材には、その閉成状態を確
実に維持するためのロツク装置が設けられている
(例えば実開昭54−89722号公報参照)。
このロツク装置は、ドアの場合とトランクリツ
ド(又はバツクドア)の場合とでは、設置場所の
関係もあつて微妙に型態を異にするが、上記従来
技術からも明らかなように、基本的にはドア又は
トランクリツド等の開閉部材側と車体側とを係合
するロツク機構と、ロツク機構のロツク又はアン
ロツク動作を作動操作する操作機構と、該操作機
構と上記ロツク機構とを連結するリンク機構とを
中心として構成されている。そして、上記操作機
構には、上記従来技術において使用されているよ
うな車室側および車外側ドアオープンレバーの他
に車外側からのキーロツク操作が可能なキーシリ
ンダ(例えば実開昭59−147861号公報参照)が採
用される(特にトランクリツドやバツクドアでは
通常このタイプのもののみが採用されている)。
ところで、上記のようなドアオープンレバーや
キーシリンダによるロツク機構の作動操作は、そ
の何れの場合にあつても上記第1の従来技術にも
示されているように、多くのものが上記リンク機
構としてベルクランクを使用し、操作側からのプ
ツシユ又はプル動作をロツク機構側にプル又はプ
ツシユ動作として逆方向に伝達することによりロ
ツク状態の解除を行なうように構成されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記のような構成の場合には、次の
ような問題が生じる。
即ち、上記のような車両用の開閉部材の場合に
は、車両間の接触や衝突等によつて相当な衝撃を
受けることも考えられ、該衝撃によつて当該開閉
部材の特に上記操作部やベルクランク部にクラツ
シユが生じたような場合を考えて見ると、当該ク
ラツシユ又はプル動作が生じ、場合によつてはロ
ツク状態の解除が起ることも考えられる。特に操
作面が車体外部に突出しているバツクドア等のキ
ーシリンダのような場合には、追突時などに上記
事情が生じることを想定して充分な対策を取つて
置く必要がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題点を解決することを目的
としてなされたもので、回動作動により車両用開
閉部材を閉成状態にロツクするロツク装置と、該
ロツク装置を車体外部より回動作動によりアンロ
ツク作動させる回動操作装置と、上記ロツク装置
と上記回動操作装置との間に位置し、その揺動端
がプツシユ作動する第1のリンクロツド及びプル
作動する第2のリンクロツドを介して上記ロツク
装置および上記回動操作装置の各回動作動部に連
結されたクランクアームとを備えてなる車両用開
閉部材のロツク装置において、上記ロツク装置並
びに上記回動操作装置は、上記クランクアームに
対して共に同一揺動方向側に位置して上記第1お
よび第2のリンクロツドにより相互に連結されて
いるとともに、上記ロツク装置並びにクランクア
ームは上記回動操作装置に対して車体内方側にそ
れぞれ所定距離偏位して設置され、少なくとも上
記回動操作装置の回動作動部と上記クランクアー
ム揺動端とを連結する上記第2のリンクロツドは
車体外方から内方に所定の傾斜角を有して延設さ
れてなるものである。
(作用) 上記の手段によると、回動操作装置の回動作動
部とクランクアームの揺動端とを連結する第2の
リンクロツドが、車体外方から内方に向けて所定
の傾斜角を有して延設されているので、衝突時等
に上記回動操作装置に作用する押圧力は、上記第
2のリンクロツドをプツシユ方向に作動させるよ
うに作用することになり、ロツク装置のロツク解
除を行なうプル方向の力としては作用しない。そ
のためロツク装置のロツク状態は確実に維持され
る。
(実施例) 第1図〜第3図は、本考案の実施例に係る車両
用開閉部材のロツク装置を示している。
先ず第1図は、例えばハツチバツクタイプの自
動車本体1におけるカーゴルーム部の構造を示
し、該カーゴルーム部は、カーゴルーム2と、カ
ーゴルーム2の後端部に位置して上方に立設され
たリアエンドパネル3と、上記カーゴルーム2の
上方に位置し当該カーゴルーム2の開口部(車体
後部開口)を開閉するバツクドア5とから構成さ
れている。
上記バツクドア5は、その上端部側を例えば車
体側のルーフ後縁部に対し、ドアヒンジ(図示省
略)を介して枢着することによつて上下方向に開
閉可能に取付けられている。
また、該バツクドア5下方のパネル部5aの内
側には下方に向けてU字状をしたバツクドアロツ
ク用のストライカ6が取付けられている。
一方、符号10はバツクドア用ロツクアツセン
ブリのひとつとしてのロツク装置であり、該ロツ
ク装置10は上記リアエンドパネル3の上縁部3
aに接合されたロツク装置取付ステー11に対し
てボルト部材12によつて締結固定して取付けら
れている。
上記ロツク装置10は、第2図に示すように、
上記取付けステー11に対して固定された断面略
コ字状のケーイング30と、該ケーシング30内
の一側(後述するクランクアーム20の他端側)
に軸支されていて常時矢印X方向の回動付勢を受
けていて上述のバツクドア側ストライカ6の下降
時に当該ストライカ6と係合して上記バツクドア
5を閉成状態にロツクするロツクレバー31と、
上記ケーシング30の他側に軸支されていて常時
矢印Y方向の回動付勢を受けており、その係合突
片32を上記ストライカ6の下降時に上記ロツク
レバー31の係合凹部33に係合させることによ
つて上記ロツクレバー31の上記ストライカロツ
ク状態を維持するロツク機構作動レバー34とか
ら構成されている。
又、上記リアエンドパネル3の上方後面には、
車体後方側にボツクス状に突出して合成樹脂製の
断面略コ字状のキーシリンダ取付けステー13が
取付けられており、該キーシリンダ取付ステー1
3の背面壁13aに車体前後方向に延びてロツク
アツセンブリのひとつとしてのキーシリンダ14
が嵌装固定されている、そして、上記キーシリン
ダ取付ステー13の上記背面壁13aには、また
上記キーシリンダ14の後端面側キー挿入口部1
5を嵌合してリアガーニツシユ18が略覆蓋状態
で取付けられている。
一方、符号20は上記ロツク装置10およびキ
ーシリンダ14の側方に偏位して上記リアエンド
パネル3に軸装された中央リンク機構を形成する
クランクアームであり、軸21を中心として上記
リアエンドパネル3と平行に所定の回動角θで回
動するようになつている。該クランクアーム20
のアーム部20a先端には、その長手方向と直交
する方向に所定の長さだけ突出させた第1のリン
クロツド係合部22と、当該アーム部20aに同
一平面上に設けた第2のリンクロツド係合部23
とを有し、上記第1のリンクロツド係合部22に
は、一端が上記ロツク装置10のロツクレバー3
1を作動させる作動レバー34の下端に枢着され
た第1のリンクロツド25の他端が、また上記第
2のリンクロツド係合部23には、一端が上記キ
ーシリンダ14の回動レバー16の先端に枢着さ
れた第2のリンクロツド26の他端が、それぞれ
枢着されている。
そして、上記キーシリンダ14のキー挿入口に
エンジンキーを挿入して、上記キーシリンダ14
を第2図矢印a方向に回動すると、その回動レバ
ー16が同第2図矢印b方向にθだけ回動し、そ
れによつて先ず上記第2のリンクロツド26が矢
印C方向に所定距離引かれることになる。その結
果、上記クランクアーム20は、矢印d方向に所
定回動角θだけ回動し、該回動によつて上記第1
のリンクロツド25を上記第2のリンクロツド2
6と同方向の矢印e方向に所定距離プツシユす
る。そして、このプツシユ作動により上記ロツク
装置10の上記ロツク機構作動レバー34が軸2
9を中心として矢印f方向に回転作動させられ
る。その結果、当該ロツク機構作動レバー34の
上記係合突片32の上記ロツクレバー31の係合
凹部33との係合が外れ、該ロツクレバー31が
矢印X方向に回動し、上記ストライカ6との係合
が解除される。
そして、上記ロツク装置10およびキーシリン
ダ14は、共にクランクアーム20の同一回動方
向側に位置し当該クランクアーム20の同一回動
方向に於ける第2のリンクロツド26のプル作動
および第1のリンクロツド25のプツシユ作動に
よつてロツク状態が解除されるようになつている
とともに第3図から明らかなように上記クランク
アーム20は上記キーシリンダ14の回動レバー
16に対して車室(カーゴルーム2)内方側に所
定距離lだけ偏位して設置されており、該偏位距
離lに対応して上記第2のリンクロツド26が車
体外方側から車体内方側に向けて所定の傾斜角φ
を有して延設されている。従つて、もし追突時等
に車体リアエンドパネル部にクラツシユ状態が生
じても、その時にキーシリンダ14を介して上記
第2のリンクロツド26に作用する衝撃力F1は、
例えば第3図に矢印hで示すように押圧方向に作
用するようになることから、ロツク装置10のロ
ツク解除に必要な第2のリンクロツド26のプル
動作は生じないことになり、確実にロツク状態の
保持が可能となる。
また、一方上記ロツク装置10も上記クランク
アーム20の車室内方への偏位量に応じて同方向
に偏位して設置されており、上記第1のリンクロ
ツド25は、傾斜角のないほぼ上記リアエンドパ
ネル3と平行な車幅方向に延びて設けられてい
る。従つて、上記車体のクラツシユ状態がさらに
大きく進行して今度は上記クランクアーム20部
が矢印i方向に押圧されるようになると、当該第
1のリンクロツド25には矢印jで示すようにプ
ル方向の力が作用するようになり、ロツク装置1
0のロツク解除に必要なプツシユ方向の力は作用
しない。従つて、以上の構成の場合には、相当に
大きな車体変形が生じたような時にも充分にロツ
ク状態を維持し得るようになる。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、回動作動に
より車両用開閉部材を閉成状態にロツクするロツ
ク装置と、該ロツク装置を具体外部より回動作動
によりアンロツク作動させる回動操作装置と、上
記ロツク装置と上記回動操作装置との間に位置
し、その揺動端がプツシユ作動する第1のリンク
ロツド及びプル作動する第2のリンクロツドを介
して上記ロツク装置および上記回動操作装置の各
回動作動部に連結されたクランクアームとを備え
てなる車両用開閉部材のロツク装置において、上
記ロツク装置並びに上記回動操作装置は、上記ク
ランクアームに対して共に同一揺動方向側に位置
して上記第1および第2のリンクロツドにより相
互に連結されているとともに、上記ロツク装置並
びにクランクアームは上記回動操作装置に対して
車体内方側にそれぞれ所定距離偏位して設置さ
れ、少なくとも上記回動操作装置の回動作動部と
上記クランクアーム揺動端とを連結する上記第2
のリンクロツドは車体外方から内方に所定の傾斜
角を有して延設されていることを特徴とするもの
である。
従つて、本考案によると、回動操作装置の回動
作動部とクランクアームの揺動端とを連結する第
2のリンクロツドが、車体外方から内方に向けて
所定の傾斜角を有して延設されているので、衝突
時等に上記回動操作装置に作用する押圧力は、上
記第2のリンクロツドをプツシユ方向に作動させ
るように作用することになり、ロツク装置のロツ
ク解除を行なうプル方向の力としては作用しな
い。そのためロツク装置のロツク状態は確実に維
持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る車両用開閉部
材のロツク装置の断面図、第2図は、同実施例装
置のカーゴルーム内上方より見たスケルトン状態
の斜視図、第3図は、同実施例装置の作用を説明
する平面図である。 1……自動車本体、2……カーゴルーム、5…
…バツクドア、6……ストライカ、10……ロツ
ク装置、14……キーシリンダ、20……クラン
クアーム、20a……クランクアームのアーム
部、22……第1のリンクロツド係合部、23…
…第2のリンクロツド係合部、25……第1のリ
ンクロツド、26……第2のリンクロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動作動により車両用開閉部材を閉成状態にロ
    ツクするロツク装置と、該ロツク装置を車体外部
    より回動作動によりアンロツク作動させる回動操
    作装置と、上記ロツク装置と上記回動操作装置と
    の間に位置し、その揺動端がプツシユ作動する第
    1のリンクロツド及びプル作動する第2のリンク
    ロツドを介して上記ロツク装置および上記回動操
    作装置の各回動作動部に連結されたクランクアー
    ムとを備えてなる車両用開閉部材のロツク装置に
    おいて、上記ロツク装置並びに上記回動操作装置
    は、上記クランクアームに対して共に同一揺動方
    向側に位置して上記第1および第2のリンクロツ
    ドにより相互に連結されているとともに、上記ロ
    ツク装置並びにクランクアームは上記回動操作装
    置に対して車体内方側にそれぞれ所定距離偏位し
    て設置され、少なくとも上記回動操作装置の回動
    作動部と上記クランクアーム揺動端とを連結する
    上記第2のリンクロツドは車体外方から内方に所
    定の傾斜角を有して延設されていることを特徴と
    する車両用開閉部材のロツク装置。
JP15880486U 1986-10-15 1986-10-15 Expired - Lifetime JPH059401Y2 (ja)

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