JPH084542Y2 - 自動車のロック構造 - Google Patents

自動車のロック構造

Info

Publication number
JPH084542Y2
JPH084542Y2 JP10873989U JP10873989U JPH084542Y2 JP H084542 Y2 JPH084542 Y2 JP H084542Y2 JP 10873989 U JP10873989 U JP 10873989U JP 10873989 U JP10873989 U JP 10873989U JP H084542 Y2 JPH084542 Y2 JP H084542Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
outer panel
bent
vehicle
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10873989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0348070U (ja
Inventor
頼光 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP10873989U priority Critical patent/JPH084542Y2/ja
Publication of JPH0348070U publication Critical patent/JPH0348070U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH084542Y2 publication Critical patent/JPH084542Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、キーシリンダと開閉体のロック装置とを連
結するロッドが、車体のアウタパネル内面近傍に該アウ
タパネルに沿って設けられてなる自動車のロック構造に
関するものである。
(従来の技術) 自動車には、一般に、バックドア,トランクリッド等
の開閉体を閉状態に保持するためのロック装置が設けら
れ、このロック装置は、例えば実開昭59-128867号公報
に開示されているように、キーシリンダにおける所定の
キー操作により該キーシリンダとロック装置とを連結す
るロッドを変位させてロック解除を行うようになってい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記ロッドは、車体のアウタパネル内
面近傍に該アウタパネルに沿って設けられることが多
く、このような場合には、車両衝突等によりアウタパネ
ルが車体内方に変形するとその変形の部位および程度に
よっては、アウタパネルが上記ロッドに当接して該ロッ
ドをロック解除方向に変位させてロック装置のロックを
解除してしまうことがあり、これにより、バックドア等
が開放して荷物が飛び出してしまうといった不都合を生
ずることが考えられる。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、車両衝突等により不用意にロック解除がなされる
のを未然に防止することのできる自動車のロック構造を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る自動車のロック構造は、車両衝突等に伴
うアウタパネルの変形によりロッドがロック解除方向に
変位するのを、アウタパネル変形時該アウタパネルとロ
ッドとを係合させる構成とすることにより規制し、もっ
て上記目的達成を図るようにしたものである。すなわ
ち、キーシリンダと開閉体のロック装置とを連結するロ
ッドが、車体のアウタパネル内面近傍に該アウタパネル
に沿って設けられてなり、前記キーシリンダにおける所
定のキー操作により前記ロッドを変位させて前記ロック
装置のロック解除を行うように構成された自動車のロッ
ク構造において、前記ロッドには、車体内方に向けて突
出する形状に折り曲げられた折曲凹部が形成され、前記
アウタパネルには、前記ロッドの折曲凹部と略同一形状
で車体内方に向けて突出し、かつ該アウタパネルが車体
内方に所定量以上変形したとき前記折曲凹部に嵌入係合
して前記ロッドのロック解除方向への変位を規制する係
合凸部が形成されていることを特徴とするものである。
上記「所定量以上変形したとき」とは、アウタパネル
がロッドに当接して該ロッドをロック解除方向に変位せ
しめてしまう程度に変形したとき、を意味する。
(作用) 上記構成に示すように、ロッドおよびアウタパネルに
は、該アウタパネルが車体内方に所定量以上変形したと
き互いに係合してロッドのロック解除方向への変位を規
制する折曲凹部および係合凸部がそれぞれ形成されてい
るので、車両衝突等によりアウタパネルが変形し、該ア
ウタパネルがロッドに当接してこれをロック解除方向に
変位させようとしても、このとき上記係合凸部が上記折
曲凹部に嵌入係合して上記変位が規制されることとな
る。
(考案の効果) したがって、本考案によれば、車両衝突等により不用
意にロック解除がなされるのを未然に防止することがで
きる。そして、これにより、バックドア等が開放して荷
物が飛び出してしまうといった不都合を回避することが
できる。また、本考案は、上記ロック解除防止機構が車
両に一般的に設けられているロッドとアウタパネルのみ
を用いて構成されているので、このロッドとアウタパネ
ルさえ備えているものであればどの様なタイプの車両に
も適用でき、極めて汎用性が大である。
(実施例) 以下添付図面を参照しながら本考案の実施例について
詳述する。
第1および2図は、本考案に係る自動車のロック構造
の一実施例を示す側断面図(第2図のI−I線断面図)
および後面図(第1図のII方向矢視図)である。
これらの図に示すように、本実施例に係るロック構造
は、キーシリンダ10と開閉体たるトランクリッド12のロ
ック装置14とを連結するロッド16が、車体(本実施例に
おいてはトランクリッド12)のアウタパネル12A内面近
傍に該アウタパネル12Aに沿って設けられてなり、キー
シリンダ10における所定のキー操作によりロッド16を変
位させてロック装置14のロック解除を行うように構成さ
れている。
すなわち、キーシリンダ10は、車体後端部においてト
ランクリッド12のアウタパネル12Aに取り付けられ、該
キーシリンダ10にキーを挿入してキーレバー18を時計ま
わりに回動させることにより、キーレバー18に上端部が
連結された略鉛直方向に延びるロッド16を上方に変位さ
せ、これにより、トランクリッド12のインナパネル12B
に取り付けられたロック装置14の図示しないラッチとリ
ヤエンドクロスナンバ20に取り付けられたストライカ22
との係合を解除してロック解除を行うようになってい
る。
第1図に示すように、ロッド16には、前方に突出する
形状に折り曲げられた折曲凹部である折曲部16aが形成
されており、また、アウタパネル12Aには、上記折曲部1
6a内に入り込むようにして該折曲部16aと略同一形状で
前方に突出した係合凸部である凹陥部12Aaが形成されて
いる。これら折曲部16aと凹陥部12Aaとの間隔は、通常
のロックおよびロック解除時におけるロッド16の上下変
位に対しては、ロッド16とアウタパネル12Aとが干渉す
るおそれがないように設定されている。一方、車両衝突
等によるバンパ24の変位等に伴いアウタパネル12Aが前
方に変形したときには、図中1点鎖線で示すように、ア
ウタパネル12Aの凹陥部12Aaの下側コーナ部がロッド16
の折曲部16aの下側コーナ部に当接してロッド16が上方
に変位するのを防止するようになっている。すなわち、
上記折曲部16aおよび凹陥部12Aaは、アウタパネル12Aが
車体内方に所定量以上変形したとき互いに係合してロッ
ド16のロック解除方向への変位を規制する係合部をそれ
ぞれ構成している。
なお、本実施例においては、トランクリッド12のアウ
タパネル12Aは、ライセンスプレート取付面部分が他の
部分と別部材で構成されており、このライセンスプレー
ト取付部分に上記凹陥部12Aaが形成されている。また、
この別部材で構成されたライセンスプレート取付部分の
上端部の、上記他の部分への接合部には、上方に立ち上
げられ車幅方向に延びるフランジ12Abが形成されてお
り、このフランジ12Abにより、キーシリンダ10の水抜き
穴から下方に流下する水を受けて左右に排水するように
なっている。
以上詳述したように、本実施例によれば、ロッド16お
よびアウタパネル12Aに、該アウタパネル12Aが車体内方
に所定量以上変形したとき互いに係合してロッド16のロ
ック解除方向への変位を規制する折曲凹部16aおよび係
合凸部12Aaがそれぞれ形成されているので、車両衝突等
によりアウタパネル12Aが変形し、該アウタパネル12Aが
ロッド16に当接してこれをロック解除方向に変位させよ
うとしても、このとき上記係合凸部12Aaが上記折曲凹部
16aに嵌入係合して上記変位が規制されることとなる。
したがって、本実施例によれば、車両衝突等により不用
意にロック解除がなされるのを未然に防止することがで
きる。そして、これにより、トランクリッド12が開放し
て荷物が飛び出してしまうといった不都合を回避するこ
とができる。
なお、本実施例おいては、ロッド16がトランクリッド
12のアウタパネル12A内面近傍に設けられたロック構造
について説明したが、ロッド16が車体本体のアウタパネ
ル内面近傍に設けられたロック構造においても同様に適
用可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による自動車のロック構造の一実施例
を示す側断面図(第2図のI−I線断面図)、 第2図は、第1図のII方向矢視図である。 10……キーシリンダ 12……トランクリッド(開閉体,車体) 12A……アウタパネル、12Aa……凹陥部(係合凸部) 14……ロック装置、16……ロッド 16a……折曲部(折曲凹部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーシリンダと開閉体のロック装置とを連
    結するロッドが、車体のアウタパネル内面近傍に該アウ
    タパネルに沿って設けられてなり、前記キーシリンダに
    おける所定のキー操作により前記ロッドを変位させて前
    記ロック装置のロック解除を行うように構成された自動
    車のロック構造において、 前記ロッドには、車体内方に向けて突出する形状に折り
    曲げられた折曲凹部が形成され、 前記アウタパネルには、前記ロッドの折曲凹部と略同一
    形状で車体内方に向けて突出し、かつ該アウタパネルが
    車体内方に所定量以上変形したとき前記折曲凹部に嵌入
    係合して前記ロッドのロック解除方向への変位を規制す
    る係合凸部が形成されていることを特徴とする自動車の
    ロック構造。
JP10873989U 1989-09-18 1989-09-18 自動車のロック構造 Expired - Lifetime JPH084542Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10873989U JPH084542Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 自動車のロック構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10873989U JPH084542Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 自動車のロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0348070U JPH0348070U (ja) 1991-05-08
JPH084542Y2 true JPH084542Y2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=31657360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10873989U Expired - Lifetime JPH084542Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18 自動車のロック構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084542Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154515U (ja) * 1981-03-25 1982-09-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0348070U (ja) 1991-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0548837B2 (ja)
JPH08333938A (ja) 自動車用ドアロック装置
JP2508756Y2 (ja) ドアロック装置
JPS6383365U (ja)
JP3824205B2 (ja) 自動車におけるドア係止解除防止機構
JPH084542Y2 (ja) 自動車のロック構造
JPH0347085Y2 (ja)
JPS6346565U (ja)
JPH09303025A (ja) 車両ドアロック装置
JP3727007B2 (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
JPH0422668Y2 (ja)
JPH0617960Y2 (ja) 自動車用ロック装置
JPH0122764Y2 (ja)
JPH0634535Y2 (ja) 自動車用ロツク装置
JP2581709Y2 (ja) 自動車のドア構造
JP3725757B2 (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
JPH0722453Y2 (ja) ドアロツクのラツチ解錠防止装置
JPH0328684Y2 (ja)
JPS585642Y2 (ja) 自動車用グロ−ブボツクス
JPH059401Y2 (ja)
JP3725758B2 (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
JPH0343331Y2 (ja)
JP2530873Y2 (ja) トランクリッドキーの取付構造
JPH042292Y2 (ja)
JPH0223742Y2 (ja)