JP2502793Y2 - トランクケ―ス - Google Patents
トランクケ―スInfo
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- JP2502793Y2 JP2502793Y2 JP2496891U JP2496891U JP2502793Y2 JP 2502793 Y2 JP2502793 Y2 JP 2502793Y2 JP 2496891 U JP2496891 U JP 2496891U JP 2496891 U JP2496891 U JP 2496891U JP 2502793 Y2 JP2502793 Y2 JP 2502793Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カメラやその三脚及び
その他カメラ等の付属品等を収納するトランクケースの
コーナー部の組立て構造に関する。
その他カメラ等の付属品等を収納するトランクケースの
コーナー部の組立て構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランクケースのコーナー部の組
立て構造は、図6に示すように、主としてベニヤ板から
なる板体33の隣接コ−ナ−部に平板を直角状に屈曲さ
せた断面L字状の横型のアングルサッシ10、10を当
接させ、袋状のコーナーブロック20を上記アングルサ
ッシ10の表面に当接させて、リベット等の止め具17
により板体33とアングルサッシ10とコーナーブロッ
ク20とを一体的に接合するようにしていた。
立て構造は、図6に示すように、主としてベニヤ板から
なる板体33の隣接コ−ナ−部に平板を直角状に屈曲さ
せた断面L字状の横型のアングルサッシ10、10を当
接させ、袋状のコーナーブロック20を上記アングルサ
ッシ10の表面に当接させて、リベット等の止め具17
により板体33とアングルサッシ10とコーナーブロッ
ク20とを一体的に接合するようにしていた。
【0003】しかしながら上記従来の横型のアングルサ
ッシ10は、単に平板を直角状に屈曲させた構成ゆえ
に、板体33の表面に対しては、面接触した状態である
ため、重量物を収納するトランクケースを乱暴に扱った
場合、板体33どうしの隣接角部に強い衝撃を受けてこ
のコ−ナ−部に歪が生じ、アングルサッシ端部が外方に
反り返ってアングルサッシ10と板体33表面の当接面
が剥がれたりして、アングルサッシ10とコーナーブロ
ック20による板体33の接合が破壊されるという重大
な欠点を有していた。
ッシ10は、単に平板を直角状に屈曲させた構成ゆえ
に、板体33の表面に対しては、面接触した状態である
ため、重量物を収納するトランクケースを乱暴に扱った
場合、板体33どうしの隣接角部に強い衝撃を受けてこ
のコ−ナ−部に歪が生じ、アングルサッシ端部が外方に
反り返ってアングルサッシ10と板体33表面の当接面
が剥がれたりして、アングルサッシ10とコーナーブロ
ック20による板体33の接合が破壊されるという重大
な欠点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】トランクケースの水平
部と垂直部の板体どうしを横型・縦型の各アングルサッ
シとコーナーブロックとで接合するコーナー部におい
て、強い衝撃を受けた場合にも、コーナー部に歪等が生
じることなく、板体どうしがアングルサッシとコーナー
ブロック20とによって強固に接合された状態が維持で
きるようにしたものである。
部と垂直部の板体どうしを横型・縦型の各アングルサッ
シとコーナーブロックとで接合するコーナー部におい
て、強い衝撃を受けた場合にも、コーナー部に歪等が生
じることなく、板体どうしがアングルサッシとコーナー
ブロック20とによって強固に接合された状態が維持で
きるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案は、トランク本体のコ−ナ−部において水平部の
板体と隣接する垂直部の板体を長尺部材からなる横型・
縦型の各アングルサッシとコーナーブロックとで接合し
てなるもので、上記横型の各アングルサッシは、水平部
と垂直部を有する断面略L字状をしてなり、その水平部
と垂直部の各端部を内方に折曲した折曲げ部とすると共
に、水平部と垂直部の各内側面に相互に略直交する脚部
をそれぞれ設けてなリ、上記コーナーブロックは、水平
部と相互に直交する二つの垂直部とで袋状体を形成して
なり、この各垂直部は水平部とで形成するその内壁面部
を上記横型のアングルサッシの外周面に略適応させた形
状としてなると共に、その両側の端縁部を内方に屈曲さ
せて上記アングルサッシの折曲げ部に当接させてなり、
かつ上記垂直部どうしで形成するその内壁面部を上記縦
型のアングルサッシの外周面に略適応させた形状として
なリ、上記各横型のアングルサッシは、水平部と垂直部
の各板体の表面に折曲げ部と脚部を当接せしめると共
に、コーナーブロックは、コーナー部に被着することに
よりその端縁部が横型アングルサッシの折曲げ部と板体
の表面に当接してなり、かつ上記各横型アングルサッシ
とコーナーブロックの各垂直部とをそれぞれの通孔を介
して板体に止め具にて止着してなる。
本考案は、トランク本体のコ−ナ−部において水平部の
板体と隣接する垂直部の板体を長尺部材からなる横型・
縦型の各アングルサッシとコーナーブロックとで接合し
てなるもので、上記横型の各アングルサッシは、水平部
と垂直部を有する断面略L字状をしてなり、その水平部
と垂直部の各端部を内方に折曲した折曲げ部とすると共
に、水平部と垂直部の各内側面に相互に略直交する脚部
をそれぞれ設けてなリ、上記コーナーブロックは、水平
部と相互に直交する二つの垂直部とで袋状体を形成して
なり、この各垂直部は水平部とで形成するその内壁面部
を上記横型のアングルサッシの外周面に略適応させた形
状としてなると共に、その両側の端縁部を内方に屈曲さ
せて上記アングルサッシの折曲げ部に当接させてなり、
かつ上記垂直部どうしで形成するその内壁面部を上記縦
型のアングルサッシの外周面に略適応させた形状として
なリ、上記各横型のアングルサッシは、水平部と垂直部
の各板体の表面に折曲げ部と脚部を当接せしめると共
に、コーナーブロックは、コーナー部に被着することに
よりその端縁部が横型アングルサッシの折曲げ部と板体
の表面に当接してなり、かつ上記各横型アングルサッシ
とコーナーブロックの各垂直部とをそれぞれの通孔を介
して板体に止め具にて止着してなる。
【0006】また本考案における上記横型の各アングル
サッシの水平部と垂直部に設けられた各脚部は、所定の
間隔を有した一対の突片にて形成されると共に、その中
間部に通孔が形成されてなる。また本考案における上記
横型のアングルサッシの折曲げ部と脚部の各先端部が、
先鋭状に形成され、これら各先端部が板体の表面に張着
された表面シートに食い込み状に当接してなる。また本
考案における上記横型の各アングルサッシは、両端折曲
げ部が水平部と垂直部の各板体表面に当接すると共に、
中間の彎曲部が板体の端縁部に当接して直角状の3点支
持を形成してなる。また本考案における上記コーナーブ
ロックの水平部は、板体に対し直接当接する端縁部を止
着具にて固定してある。また本考案における上記縦型の
アングルサッシが、横型のアングルサッシと略同形の横
断面形状を有してなり、その折曲げ部と脚部の各先端部
が先鋭状に形成され、これら各先端部が板体の表面に張
着された表面シートに食い込み状に当接してなる。
サッシの水平部と垂直部に設けられた各脚部は、所定の
間隔を有した一対の突片にて形成されると共に、その中
間部に通孔が形成されてなる。また本考案における上記
横型のアングルサッシの折曲げ部と脚部の各先端部が、
先鋭状に形成され、これら各先端部が板体の表面に張着
された表面シートに食い込み状に当接してなる。また本
考案における上記横型の各アングルサッシは、両端折曲
げ部が水平部と垂直部の各板体表面に当接すると共に、
中間の彎曲部が板体の端縁部に当接して直角状の3点支
持を形成してなる。また本考案における上記コーナーブ
ロックの水平部は、板体に対し直接当接する端縁部を止
着具にて固定してある。また本考案における上記縦型の
アングルサッシが、横型のアングルサッシと略同形の横
断面形状を有してなり、その折曲げ部と脚部の各先端部
が先鋭状に形成され、これら各先端部が板体の表面に張
着された表面シートに食い込み状に当接してなる。
【0007】
【実施例】図1はトランクケースのコーナー部を示す斜
視図で、図2は図1の部分分解図で、図3は図1の拡大
A−A断面図で、図4は図1の拡大B−B断面図で、図
5はトランクケースの全体斜視図である。上記各図にお
いて本考案のトランクケースは、トランク本体30のコ
−ナ−部において水平部の板体33と隣接する垂直部の
各板体33、33とを長尺部材からなる横型・縦型の各
アングルサッシ10、40とコーナーブロック20とで
接合してなる。上記トランク本体30は実施例において
は、長方形状の箱部31に蓋部32を開閉自在にヒンジ
取付けしてなり、この箱部31と蓋部32を主としてベ
ニヤ板からなる板体33を箱状に組み立て隣接接合して
構成するものである。そしてコーナー部においては、図
2に示すように、二つの横型のアングルサッシ10と縦
型のアングルサッシ40とがコ−ナ−ブロック20によ
って端部当接状に連結せしめられている。
視図で、図2は図1の部分分解図で、図3は図1の拡大
A−A断面図で、図4は図1の拡大B−B断面図で、図
5はトランクケースの全体斜視図である。上記各図にお
いて本考案のトランクケースは、トランク本体30のコ
−ナ−部において水平部の板体33と隣接する垂直部の
各板体33、33とを長尺部材からなる横型・縦型の各
アングルサッシ10、40とコーナーブロック20とで
接合してなる。上記トランク本体30は実施例において
は、長方形状の箱部31に蓋部32を開閉自在にヒンジ
取付けしてなり、この箱部31と蓋部32を主としてベ
ニヤ板からなる板体33を箱状に組み立て隣接接合して
構成するものである。そしてコーナー部においては、図
2に示すように、二つの横型のアングルサッシ10と縦
型のアングルサッシ40とがコ−ナ−ブロック20によ
って端部当接状に連結せしめられている。
【0008】上記横型の各アングルサッシ10は、主と
してアルミニウムの押出し型材から成形するもので、実
施例においては水平部と垂直部を有して略直角状に屈曲
した断面略L字状をしてなり、その水平部と垂直部の各
端部を内方に折曲した折曲げ部12、12を有すると共
に、水平部と垂直部の各内側面に相互に略直交する脚部
14、14をそれぞれ設けてなる。上記横型の各アング
ルサッシ10、10の屈曲中間部は、緩やかな彎曲状を
した彎曲部11として組立時には板体33の端縁部に内
側面が当接するようにしてある。
してアルミニウムの押出し型材から成形するもので、実
施例においては水平部と垂直部を有して略直角状に屈曲
した断面略L字状をしてなり、その水平部と垂直部の各
端部を内方に折曲した折曲げ部12、12を有すると共
に、水平部と垂直部の各内側面に相互に略直交する脚部
14、14をそれぞれ設けてなる。上記横型の各アング
ルサッシ10、10の屈曲中間部は、緩やかな彎曲状を
した彎曲部11として組立時には板体33の端縁部に内
側面が当接するようにしてある。
【0009】上記各アングルサッシ10、10の各脚部
14、14は、所定の間隔を有した一対の突片にて形成
されると共に、その中間部、すなわち一対の脚片14間
に納るように通孔16がそれぞれ形成されてなる。そし
て、上記アングルサッシ10の折曲げ部12と脚部14
の各先端部13,15が先鋭状に形成され、これら各先
端部13、15が板体33の表面に張着された表面シー
ト34に食い込み状に当接する。なお上記各脚部14
は、一対であることが望ましいが、一本のみを突設した
ものでもよい。また上記表面シート34は、主としてア
ルミニウムの薄板にて形成される。また上記縦型のアン
グルサッシ40は、横型のアングルサッシ10と同一の
断面形状を有して形成されている。すなわち、断面略L
字状をしてなると共に、折曲げ部12と脚部14をそれ
ぞれ有してなる。しかしながら、断面形状を同一にする
ことなく一般的な脚部のない平板形状であってもよい。
14、14は、所定の間隔を有した一対の突片にて形成
されると共に、その中間部、すなわち一対の脚片14間
に納るように通孔16がそれぞれ形成されてなる。そし
て、上記アングルサッシ10の折曲げ部12と脚部14
の各先端部13,15が先鋭状に形成され、これら各先
端部13、15が板体33の表面に張着された表面シー
ト34に食い込み状に当接する。なお上記各脚部14
は、一対であることが望ましいが、一本のみを突設した
ものでもよい。また上記表面シート34は、主としてア
ルミニウムの薄板にて形成される。また上記縦型のアン
グルサッシ40は、横型のアングルサッシ10と同一の
断面形状を有して形成されている。すなわち、断面略L
字状をしてなると共に、折曲げ部12と脚部14をそれ
ぞれ有してなる。しかしながら、断面形状を同一にする
ことなく一般的な脚部のない平板形状であってもよい。
【0010】次に上記コーナーブロック20は、水平部
20aと相互に直交する二つの垂直部20bとで袋状と
なる略三角立方体を形成してなり、この各垂直部20b
は水平部20aとで連続して形成するその内壁面部21
を上記横型のアングルサッシ10の外周面に略適応させ
た形状としてなると共に、その両側の端縁部22を内方
に屈曲させて上記アングルサッシ10の折曲げ部12に
当接させてなり、かつ上記垂直部20bどうしで形成す
るその内壁面部21を上記縦型のアングルサッシ40の
外周面に略適応させた形状としてなる。上記したコーナ
ーブロック20は、主として合成樹脂材から成形する。
そしてアングルサッシ10の垂直部に設けた通孔16に
対応する位置にリベット等の止め具17を挿通せしめる
通孔23を穿設してある。この通孔23の外表面部には
段部24を設けて止め具17の納まりを良好なものとし
ている。図1において41、41は箱部31と蓋部32
開口部周縁に取付けた縁部アングルサッシで、42、4
2はその角部に設けた縁部コーナーブロックである。
20aと相互に直交する二つの垂直部20bとで袋状と
なる略三角立方体を形成してなり、この各垂直部20b
は水平部20aとで連続して形成するその内壁面部21
を上記横型のアングルサッシ10の外周面に略適応させ
た形状としてなると共に、その両側の端縁部22を内方
に屈曲させて上記アングルサッシ10の折曲げ部12に
当接させてなり、かつ上記垂直部20bどうしで形成す
るその内壁面部21を上記縦型のアングルサッシ40の
外周面に略適応させた形状としてなる。上記したコーナ
ーブロック20は、主として合成樹脂材から成形する。
そしてアングルサッシ10の垂直部に設けた通孔16に
対応する位置にリベット等の止め具17を挿通せしめる
通孔23を穿設してある。この通孔23の外表面部には
段部24を設けて止め具17の納まりを良好なものとし
ている。図1において41、41は箱部31と蓋部32
開口部周縁に取付けた縁部アングルサッシで、42、4
2はその角部に設けた縁部コーナーブロックである。
【0011】次に板体33の組立接合に際して上記各横
型のアングルサッシ10は、水平部と垂直部の各板体3
3の表面に折曲げ部12と脚部14を当接せしめると共
に、コーナーブロック20は、コーナー部に被着するこ
とにより、その端縁部22が横型アングルサッシ10の
折曲げ部12と板体33の表面に当接してなり、この状
態において上記各横型アングルサッシ10とコーナーブ
ロック20の各垂直部とをそれぞれの通孔16、23を
介して板体33にリベット等の止め具17にて止着して
なる。上記板体33の組立ては、予め板体33どうしを
止具35で仮止めしておいて行う。また板体33には上
記アングルサッシ10とコーナーブロック20の各通孔
16,通孔23に対応位置に予めリベット用の通孔36
を穿設しておく。上記したように板体33の各表面に
は、主としてアルミ薄板からなる表面シート34を張着
してある。このアルミの表面シート34に上記折曲げ部
12と脚部14の各先端部13,15が食い込むことに
よって一層アングルサッシ10と板体33の一体性が強
固なものとなる。
型のアングルサッシ10は、水平部と垂直部の各板体3
3の表面に折曲げ部12と脚部14を当接せしめると共
に、コーナーブロック20は、コーナー部に被着するこ
とにより、その端縁部22が横型アングルサッシ10の
折曲げ部12と板体33の表面に当接してなり、この状
態において上記各横型アングルサッシ10とコーナーブ
ロック20の各垂直部とをそれぞれの通孔16、23を
介して板体33にリベット等の止め具17にて止着して
なる。上記板体33の組立ては、予め板体33どうしを
止具35で仮止めしておいて行う。また板体33には上
記アングルサッシ10とコーナーブロック20の各通孔
16,通孔23に対応位置に予めリベット用の通孔36
を穿設しておく。上記したように板体33の各表面に
は、主としてアルミ薄板からなる表面シート34を張着
してある。このアルミの表面シート34に上記折曲げ部
12と脚部14の各先端部13,15が食い込むことに
よって一層アングルサッシ10と板体33の一体性が強
固なものとなる。
【0012】次にアングルサッシ10を板体33に取付
けた際、各アングルサッシ10の内側面には板体33の
表面に対し、空間部18が形成されることになる。そし
て上記横型のアングルサッシ10は、両側折曲げ部12
の先端部13が板体33表面に当接すると共に、中間の
彎曲部11が板体33の端縁部に当接して直角状の3点
支持を形成すると共に、更に折曲げ部12と彎曲部11
との中間部においてそれぞれ脚部14が板体33表面に
当接することにより、各中間部に空間部18を形成した
状態において5点支持状態を形成してなる。このよう
に、直角状の3点支持の中間部を一対の突片からなる脚
部14が板体33表面に当接することから、横型アング
ルサッシ10と板体33の密着性が一層強固なものとな
る。
けた際、各アングルサッシ10の内側面には板体33の
表面に対し、空間部18が形成されることになる。そし
て上記横型のアングルサッシ10は、両側折曲げ部12
の先端部13が板体33表面に当接すると共に、中間の
彎曲部11が板体33の端縁部に当接して直角状の3点
支持を形成すると共に、更に折曲げ部12と彎曲部11
との中間部においてそれぞれ脚部14が板体33表面に
当接することにより、各中間部に空間部18を形成した
状態において5点支持状態を形成してなる。このよう
に、直角状の3点支持の中間部を一対の突片からなる脚
部14が板体33表面に当接することから、横型アング
ルサッシ10と板体33の密着性が一層強固なものとな
る。
【0013】
【考案の効果】本考案のトランクケースは以上のよう
に、コーナー部における板体を接合する横型のアングル
サッシを、折曲げ部と脚部を有して形成し、板体に当接
せしめた際、面接触することなく中間に空間部が形成さ
れるように折曲げ部と脚部が当接するように構成したこ
とから、使用に際し板体に衝撃を受けたとしても、上記
空間部で衝撃を吸収すると共に、端部たる折曲げ部が内
方に折曲されていて従来のようにサッシ端部が外方に反
り返えることがなく板体表面に強固に当接していること
から、板体どうしの接合の強固性を十分に維持できる効
果がある。
に、コーナー部における板体を接合する横型のアングル
サッシを、折曲げ部と脚部を有して形成し、板体に当接
せしめた際、面接触することなく中間に空間部が形成さ
れるように折曲げ部と脚部が当接するように構成したこ
とから、使用に際し板体に衝撃を受けたとしても、上記
空間部で衝撃を吸収すると共に、端部たる折曲げ部が内
方に折曲されていて従来のようにサッシ端部が外方に反
り返えることがなく板体表面に強固に当接していること
から、板体どうしの接合の強固性を十分に維持できる効
果がある。
【0014】しかも上記各脚部を一対状態で形成し、そ
の中間部に通孔を形成してこの中間部をリベット等の止
め具で止着する場合には、当接部が強固に連結されて上
記接合の強固性は一層向上することになる。更に上記折
曲げ部と脚部の各先端部を先鋭状とした場合には、板体
との密着性の向上と共に、衝撃を受けた際の当接部のズ
レ等を強固に防止して接合の強固性が一層図られる効果
を奏する。
の中間部に通孔を形成してこの中間部をリベット等の止
め具で止着する場合には、当接部が強固に連結されて上
記接合の強固性は一層向上することになる。更に上記折
曲げ部と脚部の各先端部を先鋭状とした場合には、板体
との密着性の向上と共に、衝撃を受けた際の当接部のズ
レ等を強固に防止して接合の強固性が一層図られる効果
を奏する。
【図1】トランクケースのコーナー部を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の部分分解図である。
【図3】図1の拡大A−A断面図である。
【図4】図1の拡大B−B断面図である。
【図5】トランクケースの全体斜視図である。
【図6】従来の要部断面図である。
10 横型のアングルサッシ 11 彎曲部 12 折曲げ部 13 先端部 14 脚部 15 先端部 16 通孔 17 止め具 18 空間部 20 コーナーブロック 21 内壁面部 22 端縁部 23 通孔 24 段部 30 トランク本体 31 箱部 32 蓋部 33 板体 34 表面シート 35 止具 36 通孔 40 縦型のアングルサッシ
Claims (6)
- 【請求項1】 トランク本体のコーナー部において水平
部の板体と隣接する垂直部の各板体とを長尺部材からな
る横型・縦型の各アングルサッシとコーナーブロックと
で接合してなる下記要件を備えたことを特徴とするトラ
ンクケース。 (イ)上記横型の各アングルサッシは、水平部と垂直部
を有する断面略L字状をしてなり、その水平部と垂直部
の各端部を内方に折曲した折曲げ部とすると共に、水平
部と垂直部の各内側面に相互に略直交する脚部をそれぞ
れ設けてなる。 (ロ)上記コーナーブロックは、水平部と相互に直交す
る二つの垂直部とで袋状体を形成してなり、この各垂直
部は水平部とで形成するその内壁面部を上記横型のアン
グルサッシの外周面に略適応させた形状としてなると共
に、その両側の端縁部を内方に屈曲させて上記アングル
サッシの折曲げ部に当接させてなり、かつ上記垂直部ど
うしで形成するその内壁面部を上記縦型のアングルサッ
シの外周面に略適応させた形状としてなる。 (ハ)上記各横型のアングルサッシは、水平部と垂直部
の各板体の表面に折曲げ部と脚部を当接せしめると共
に、コーナーブロックは、コーナー部に被着することに
よりその端縁部が横型アングルサッシの折曲げ部と板体
の表面に当接してなり、かつ上記各横型アングルサッシ
とコーナーブロックの各垂直部とをそれぞれの通孔を介
して板体に止め具にて止着してなる。 - 【請求項2】 上記横型の各アングルサッシの水平部と
垂直部に設けられた各脚部は、所定の間隔を有した一対
の突片にて形成されると共に、その中間部に通孔が形成
されてなる上記第1項記載のトランクケース。 - 【請求項3】 上記横型のアングルサッシの折曲げ部と
脚部の各先端部が、先鋭状に形成され、これら各先端部
が板体の表面に張着された表面シートに食い込み状に当
接する上記第1項又は第2項記載のトランクケース。 - 【請求項4】 上記横型の各アングルサッシは、両端折
曲げ部が水平部と垂直部の各板体表面に当接すると共
に、中間の彎曲部が板体の端縁部に当接して直角状の3
点支持を形成してなる上記第1項ないし第3項記載のト
ランクケース。 - 【請求項5】 上記コーナーブロックの水平部は、板体
に対し直接当接する端縁部を止着具にて固定してある上
記第1項ないし第4項記載のトランクケース。 - 【請求項6】 上記縦型のアングルサッシが横型のアン
グルサッシと略同形の横断面形状を有してなり、その折
曲げ部と脚部の各先端部が先鋭状に形成され、これら各
先端部が板体の表面に張着された表面シートに食い込み
状に当接する上記第1項ないし第5項記載のトランクケ
ース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2496891U JP2502793Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | トランクケ―ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2496891U JP2502793Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | トランクケ―ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2007105082A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Bridgestone Sports Co Ltd | キャディバッグ |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP2496891U patent/JP2502793Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0539319U (ja) | 1993-05-28 |
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