JPH0433351Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0433351Y2
JPH0433351Y2 JP1986137770U JP13777086U JPH0433351Y2 JP H0433351 Y2 JPH0433351 Y2 JP H0433351Y2 JP 1986137770 U JP1986137770 U JP 1986137770U JP 13777086 U JP13777086 U JP 13777086U JP H0433351 Y2 JPH0433351 Y2 JP H0433351Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
plate
top plate
bent
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986137770U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6344985U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986137770U priority Critical patent/JPH0433351Y2/ja
Publication of JPS6344985U publication Critical patent/JPS6344985U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0433351Y2 publication Critical patent/JPH0433351Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キツチンケース等家具調度品に取り
付けられる扉に関する。
〔従来の技術〕
キツチンケース等食品や食器を収納するケース
には、外気との遮断並びに防虫性等の観点から、
表板、裏板及び緩衝材等からなる所謂二重扉が用
いられている。
従来の二重扉は例えば第8図に示すように、鋼
板製の表板81と鋼板製の裏板82との間に、嵌
合溝83aを有する心材83を介装し、この心材
83に対してビス止め又は接着によつて表板8
1、裏板82を固定すると共に、裏板側に軟質材
よりなる緩衝材84を突出させるようにして、中
央に係合突部85aを有する断面〓形の化粧縁8
5を表板81と裏板82とに亘つて被せ、係合突
部85aを心材83の嵌合溝83aに嵌入させ固
定するようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記構成の扉においては、表板
81と裏板82との間に心材83を介装し、その
周囲に化粧縁85や緩衝材84を取り付けるよう
にしているので、それだけ部品点数が多くなり、
組み立て性が悪いといつた欠点があり、ビス止め
によるときは工具を必要とする。又、表板81、
裏板82、心材83の端部が露出するのを化粧縁
85によつて被覆し見栄えをよくすることはでき
るが、特に化粧縁85と表板81との間に段差8
6が形成され、この段差86に他の物が当たると
化粧縁85が取れるため、化粧縁85を強固に取
り付ける手段を要すると共に、外観上見栄えが悪
いといつた欠点がある。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、部品点数を少なく
することができると共に、組み立てに工具を要す
ることなく簡単に組み立てを行うことができ、更
に、外観の優れた美麗な扉を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係る扉
は、平面部の四周の辺部から後方に折曲形成され
た第1折り曲げ部及び第1折り曲げ部から内方に
折曲形成された第2折り曲げ部を有する断面形状
が〓型の表板と、平面部の四周の少なくとも相対
向する一組の辺部から前方に折曲形成されフラン
ジ部を有すると共に該フランジ部に係合部が形成
された裏板とが、緩衝材によつて緊密に接合され
てなる扉にあつて、前記緩衝材には、前記表板の
第2折り曲げ部を嵌合させるために外側方に向け
て開口する嵌合溝と、その嵌合溝に隣接して後方
に形成される緩衝部と、前記裏板の係合部を有す
るフランジ部を嵌合係止させるために前記嵌合溝
の内側に後方に向けて開口する係合溝とを設け、
前記表板と裏板とが、前記緩衝材によつて緊密に
接合されるようにしている。
〔作用〕
例えば、第7図に示すように、緩衝材13の嵌
合溝19に、表板1の第2折り曲げ部4を嵌合さ
せた後に、係合溝21に、裏板2のフランジ部9
を嵌合させ、そのフランジ部9に形成されている
係合部11を係止させることにより、表板1と裏
板2とを緊密に一体化させることができる。つま
り、このような接合状態では、裏板2のフランジ
部9の内面に形成された係合部11が係合溝21
側に形成された係止部20に当接係止されるた
め、そのフランジ部9は係合溝21から容易に抜
け出ることはなく、また、扉の開閉によつても、
表板1の第2折り曲げ部4が嵌合溝19から外れ
ることがないため、表板1と裏板2とは緩衝材1
3によつて外れることなく安定に一体化されてい
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第2図は本考案に係る扉の外観を示し、1は表
板、2は裏板である。
表板1は、第1図乃至第5図に示すように、薄
い鋼板よりなる平面部1Aの四周のうちの両側及
び下側の三辺には、辺部から後方に折曲加工して
第1折り曲げ部3,3,3及びこの第1折り曲げ
部3,3,3から内方に折曲加工して第2折り曲
げ部4,4,4が形成されると共に、他の1辺
(図示する例においては上辺)においては、両側
辺の第2折り曲げ部4,4を上方に延長して直延
部5,5が形成され、これら直延部5,5に断面
形状が〓型の補強材6を溶接して、この補強材6
を表板1の上辺部とし、この上辺部に第1折り曲
げ部3と第2折り曲げ部4とを形成し、表板1の
縦及び横の断面形状が〓型となるようにしてい
る。そして、その上方から断面形状が〓型の比較
的硬質の合成樹脂よりなり、把手用凹部8を形成
した化粧縁7を被せるようにしている。
そして、第1図においては詳細に図示してない
が、化粧縁7は例えば内面にねじ付きボスが形成
してあり、補強材6の第1折り曲げ部3に開設さ
れた孔を挿通するねじ部材によつてねじ止めする
ことによつて補強材6に固定してある。
尚、表板1は上記構成に限定されるものではな
く、補強材6に代えて、平面部1Aの四周の全て
に折曲加工した第1折り曲げ部3,3,3,3及
び第2折り曲げ部4,4,4,4を形成して断面
形状が〓型となるように形成してあつてもよい。
裏板2は第1図、第3図及び第5図に示すよう
に、薄い鋼板よりなる平面部2Aの4周のうちの
両側及び下側の三辺には、辺部をそれぞれ前方に
折曲加工してフランジ部9,9,9が形成される
と共に、他の1辺(図示する例においては上辺)
には、辺部を前方へ1回折曲加工した後更に上方
に折曲加工して断面形状が〓型のフランジ部10
が形成されている。そして、フランジ部9,9,
9にはそれぞれプレス加工等によつて複数の突起
からなる係合部11…が内方に向かつて突出する
ように形成してある。
12,13は緩衝材で、上記表板1と裏板2と
を緊密かつ強固に一体化する接合機能及びクツシ
ヨン材としての本来の緩衝閉止機能とを有するも
ので、本実施例においては、緩衝材12は表板
1、裏板2の上辺において、又、緩衝材13は他
の三辺においてそれぞれ用いられている。
即ち、緩衝材12は、その断面を第6図に拡大
して示すように、表板1を構成する補強材6の下
端部(表板1の第2折り曲げ部4の下端部)を挿
入するために、外方に開口し、かつ、内面に複数
の突起14…を有する深溝状の第1嵌合溝15
と、裏板2のフランジ部10の端部を挿入するた
めに内方に開口した深溝状の第2嵌合溝16とを
備えた比較的硬質の合成樹脂よりなる高剛性な嵌
合部17と、この嵌合部17と一体的かつ弾性を
有するように比較的軟質の合成樹脂により形成さ
れる緩衝部18とから構成されている。
他方、緩衝材13は、その断面図を第7図に拡
大して示すように、後方に向けて湾曲状に突出形
成される緩衝部22の前方に、これと隣接して、
外側方に向けて開口する深溝状の嵌合溝19が形
成され、その嵌合溝19に、表板1の第2折り曲
げ部4,4,4の端部を挿入させるとともに、そ
の嵌合溝19の内側前後方向には、係止部20を
内部に形成して後方に向けて開口する深溝状の係
合溝21が形成され、その係合溝21に、裏板2
のフランジ部9,9,9の端部を挿入して、その
係止部20に、フランジ部9,9,9の係合部1
1…を係止されることにより、端部の抜け出しを
防止するように構成されている。
かかる構成にあつて、その緩衝部22は前述の
緩衝材12の緩衝部18とともに充分な緩衝閉止
機能を発揮できるように、比較的軟質の合成樹脂
により形成される一方、その緩衝部22を除く他
の部分は、表板1と裏板2とを緊密かつ強固に一
体化する接合機能を発揮できるように、比較的硬
質の合成樹脂材により高剛性に形成される。
尚、フランジ部9の係合部11が緩衝材13の
係合溝21に入るときは、係合溝21の開口部が
弾性的に広げられ、係合部11が係合溝21に入
ると元の状態に戻り、両者が係合状態となる。
又、フランジ部9と係合溝21との係合は上記の
ものに限られるものではなく、例えばフランジ部
9の先端を丸く曲げて係合部とし、この係合部を
溝に弾性嵌合するようにしてもよい。
上記構成の扉を組み立てるには、先ず、表板1
の上辺において、緩衝部18が表板1の裏面側に
位置するようにすると共に、表板1を構成する補
強材6の下端部を緩衝材12の第1嵌合溝15内
に挿入するようにして、緩衝材12を表板1の上
辺に取り付ける。そして、表板1の他の三辺にお
いて、緩衝部22が表板1の裏面側に位置するよ
うにすると共に、表板1の第2折り曲げ部4,
4,4の端部を緩衝材13の嵌合溝19内に挿入
するようにして、緩衝材13を表板1の三辺に取
り付ける。
次いで、第5図に示すように、フランジ部10
が表板1の上辺に対応するようにして裏板2を保
持し、その状態で下方から上方に押し上げるよう
にしてフランジ部10を緩衝材12の第2嵌合溝
16内に嵌め込み、裏板2の上辺を除く他の三辺
のフランジ部9,9,9を緩衝材13の係合溝2
1,21,21に対応させた状態で、裏板2の平
面部2Aを軽く表板1側に押し込むことによつ
て、フランジ部9,9,9を緩衝材13の係合溝
21,21,21に嵌入させる。
このようにすることにより、表板1と裏板2と
が緩衝材12及び緩衝材13によつて緊密・強固
に接合されると共に、表板1の裏面側つまり裏板
2側の四周には緩衝部18及び緩衝部が22が突
出しており、良好な緩衝閉止機能を有する耐久性
の優れたスツキリとした外観の扉が得られる。
ここにおいて、裏板2のフランジ部9,9,9
の内面に形成された係合部11…が係合溝21,
21,21側に形成された係止部20に当接係止
されるため、フランジ部9,9,9は深溝状に形
成された係合溝21,21,21から容易に抜け
出ることはなく、上述したように、緩衝材13を
介して表板1と裏板2とがその両側辺および下辺
の三辺で緊密・強固に一体化されることとなり、
これにより緩衝材12による上辺の接合、つまり
表板1を構成する補強板6の下端部の第1嵌合溝
15に対する嵌合と裏板2のフランジ部10の第
2嵌合溝16に対する嵌合とが安定に固定化さ
れ、上述した扉の耐久性を良好なものとしてい
る。
尚、上述の実施例において、裏板2の上辺のフ
ランジ部10と下辺のフランジ部9及びこれらフ
ランジ部9,10に取り付けている緩衝材12,
13を除いた構造にしてもよい。又、上述の実施
例においては、2種の緩衝材12,緩衝材13を
用いて表板1と裏板2とを緊密に接合している
が、表板1の上辺を他の三辺と同様の形状とし、
更に、裏板2の上辺を他の三辺と同様の形状とし
た場合は、1つの緩衝材13のみによつて接合す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る扉は、平面
部の四周の辺部から後方に折曲形成された第1折
り曲げ部及び該第1折り曲げ部から内方に折曲形
成された第2折り曲げ部を有する断面形状が〓型
の表板と、平面部の四周の少なくとも相対向する
一組の辺部から前方に折曲形成されたフランジ部
を有すると共に該フランジ部に係合部が形成され
た裏板とが、緩衝材によつて緊密に接合されてな
り、前記緩衝材には、前記表板の第2折り曲げ部
を嵌合させるために外側方に向けて開口する嵌合
溝と、その嵌合溝に隣接して後方に形成される緩
衝部と、前記裏板の係合部を有するフランジ部を
嵌合係止させるために前記嵌合溝の内側に後方に
向けて開口する係合溝とを設けているので、表板
に緩衝材を嵌め込んで後、その緩衝材に裏板を嵌
め込み係止させるだけで、組み立て工具等を要す
ることなく、きわめて容易に扉の組み立てを済ま
せることができる そして、組み立てられた扉は、緩衝材によつて
表板と裏板とが緊密に接合されているので、表板
や裏板が外れることなく、耐久性が良好なものと
なる。
また、扉が表板と裏板および緩衝材により構成
されるので、扉を形成するための部品点数が少な
いといる利点もあり、かつ、無駄のないスツキリ
とした美麗な外観が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、
第1図は扉の側断面図、第2図は扉の斜視図、第
3図は扉の横断面図、第4図は表板の斜視図、第
5図は扉の分解斜視図、第6図及び第7図は表板
と裏板との接合状態を拡大して示す断面図、第8
図は従来技術を示す断面部分斜視図である。 1……表板、1A……平面部、2……裏板、2
A……平面部、3……第1折り曲げ部、4……第
2折り曲げ部、9,10……フランジ部、11…
…係合部、13……緩衝材、19……嵌合溝、2
1……係合溝、22……緩衝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面部の四周の辺部から後方に折曲形成された
    第1折り曲げ部及び該第1折り曲げ部から内方に
    折曲形成された第2折り曲げ部を有する断面形状
    が〓型の表板と、平面部の四周の少なくとも相対
    向する一組の辺部から前方に折曲形成されたフラ
    ンジ部を有すると共に該フランジ部に係合部が形
    成された裏板とが、緩衝材によつて緊密に接合さ
    れてなる扉であつて、前記緩衝材には、前記表板
    の第2折り曲げ部を嵌合させるために外側方に向
    けて開口する嵌合溝と、その嵌合溝に隣接して後
    方に形成される緩衝部と、前記裏板の係合部を有
    するフランジ部を嵌合係止させるために前記嵌合
    溝の内側に後方に向けて開口する係合溝とが設け
    られており、該緩衝材によつて前記表板と裏板と
    が接合されていることを特徴とする扉。
JP1986137770U 1986-09-08 1986-09-08 Expired JPH0433351Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986137770U JPH0433351Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986137770U JPH0433351Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6344985U JPS6344985U (ja) 1988-03-26
JPH0433351Y2 true JPH0433351Y2 (ja) 1992-08-10

Family

ID=31042133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986137770U Expired JPH0433351Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0433351Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525914U (ja) * 1978-08-05 1980-02-20
JPS60192075A (ja) * 1984-03-10 1985-09-30 松下電工株式会社 防虫パツキン付き扉

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525914U (ja) * 1978-08-05 1980-02-20
JPS60192075A (ja) * 1984-03-10 1985-09-30 松下電工株式会社 防虫パツキン付き扉

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6344985U (ja) 1988-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2007234507A1 (en) Corner fitting
JPH0433351Y2 (ja)
JPS6041502Y2 (ja) 波状表面の断熱パネル
JPS6212485U (ja)
JPH0316501A (ja)
JPH0135915Y2 (ja)
JP3530969B2 (ja) 合成樹脂製引き出しの前部構造
JPH0135913Y2 (ja)
JPS6129032Y2 (ja)
JP2502793Y2 (ja) トランクケ―ス
JPH0216707Y2 (ja)
JPH0348400Y2 (ja)
JPS606544Y2 (ja) 入れ子縁
JPH0630019Y2 (ja) ペントレー付き引出し
JPS5842853Y2 (ja) 冷蔵庫
JPH043091Y2 (ja)
JP2573168Y2 (ja) ガラス扉構造
JPS6215399Y2 (ja)
JPS6315452Y2 (ja)
JPS62146806U (ja)
JPH0211032U (ja)
JPH0755206Y2 (ja) 角度をつける連結間仕切用パネル
KR20200004669A (ko) 프레임 손잡이를 갖는 주방 가구용 도어
JPS605347Y2 (ja) 冷蔵庫等の運搬用把手構造
JPS6056872B2 (ja) ル−バ−付きドア