JP2573168Y2 - ガラス扉構造 - Google Patents

ガラス扉構造

Info

Publication number
JP2573168Y2
JP2573168Y2 JP1992084553U JP8455392U JP2573168Y2 JP 2573168 Y2 JP2573168 Y2 JP 2573168Y2 JP 1992084553 U JP1992084553 U JP 1992084553U JP 8455392 U JP8455392 U JP 8455392U JP 2573168 Y2 JP2573168 Y2 JP 2573168Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
frame member
glass
opening
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992084553U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0645059U (ja
Inventor
徳幸 大藤
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イトーキクレビオ filed Critical 株式会社イトーキクレビオ
Priority to JP1992084553U priority Critical patent/JP2573168Y2/ja
Publication of JPH0645059U publication Critical patent/JPH0645059U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2573168Y2 publication Critical patent/JP2573168Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガラス扉構造に係わ
り、更に詳しくはキャビネット等の収容空間の前面開口
部を開閉する透光性のガラス扉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャビネット等に装着するガラス
は、各種提供されている。例えば、図8に示すように
キャビネットaの前框部bには、2枚のガラス扉c,c
を引違い可能に装着したものが一般的に提供されてい
る。このガラス扉cは、スチール製の両側縦枠d,dと
上下横枠e,eとを互いに溶接して枠体を形成し、この
枠体内にガラス板fを図示しないゴム又は合成樹脂製の
弾力あるパッキンにて装着したものである。
【0003】このため、従来の構造のガラス扉には、表
面に見える位置に、縦枠dと横枠eとの接合線gが出現
して見苦しいものである。特に、図8に示したように、
キャビネットaの上下にそれぞれ独立した収容空間を設
けたものにあっては、下方の収容空間の前面開口部に
は、通常、一枚物の表面板を有するスチール製hが設
けられ、上方の収容空間の前面開口部にはガラス扉が設
けられるので、前記接合線gの存在によってキャビネッ
トaの上下において外観上に著しい差異が生じる。
【0004】尚、枠体にガラス板を装着する構造とし
て、ガラス板周囲の表裏両側をゴム又は合成樹脂製の保
持パッキンと押えパッキンの一対で弾支して枠体に取付
ける構造が極めて一般的であり、実公昭47−3274
8号公報、実公昭51−15296号公報等に開示され
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、表面に部材の接合線
が現れることがないとともに、ガラス板の支持強度が高
ガラス扉構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、扉本体の略全面にパッキンを利用してガラ
ス板を取付けてなるガラス扉構造において、スチール製
の板材の略全面中央部にガラス板装着用開口を打抜き形
成して周囲の残余部分を表面板となし、該表面板の端縁
を裏面側へ折曲して周枠部を形成し、前記開口の口縁裏
面側の周囲に、表面板の補強を兼ねたガラス板保持用縦
枠部材及び横枠部材を溶着して扉本体を形成するととも
に、ガラス板を該縦枠部材と横枠部材を利用して取付け
てなるガラス扉構造を構成した。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本考案のガラス扉構造
は、スチール製の板材の略全面中央部にガラス板装着用
開口を打抜き形成して周囲の残余部分を表面板となし
扉本体を構成したことにより、扉本体の表面に部材の接
合線が現れることがなく、また前記開口の口縁裏面側の
周囲に、ガラス板保持用縦枠部材及び横枠部材を溶着し
たことにより、該開口の口縁部の補強がなされるととも
に、ガラス板を該縦枠部材と横枠部材を利用してパッキ
ンを用いてその周囲を保持して取付けるのである。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1は本考案のガラス扉構造
組立状態を示し、図2は扉本体1のフレーム2を示し、
図3は組立状態の断面図、図4はその分解状態の断面
図、図5は扉本体1を組立てる状態を示した分解斜視図
を示している。また、図中3はガラス板、4は縦枠部
材、5は横枠部材、6は保持パッキン、7は押えパッキ
ンをそれぞれ示している。
【0009】前記扉本体1は、フレーム2の略全面中央
部に形成したガラス板装着用開口8の口縁裏面側の周囲
に縦枠部材4,4及び横枠部材5,5を溶接して構成す
る。前記フレーム2は、スチール製の板材を略全面中央
部に前記開口8を打抜き形成して周囲の残余部分を表面
板9となし、該表面板9の周囲の端縁を裏面側へ折曲し
て周枠部10を形成している。この周枠部10は、表面
板9の端縁を裏面側へ略直角に折曲形成した周面板11
の後縁を内方へ折曲して略L字形の補強縁12を形成し
たものである。尚、本実施例の前記表面板9の寸法は、
上下部分で幅5cm、両側部分で幅8cmであり、前記
周枠部10の周面板11の幅は2cmである。
【0010】前記縦枠部材4と横枠部材5は、前記ガラ
ス板3を装着するためのものであるが、前記開口8の口
縁裏面側に溶接固定することによって、該開口8の口縁
部の補強も兼ねるのである。具体的には、前記縦枠部材
4は開口8の口縁部に溶接する固定板13の外側に立板
14を略直角に折曲形成するとともに、該立板14の端
縁に前記固定板13と平行に内側へ折曲して折曲板15
を形成し、更に該折曲板15の端縁を立板14と平行に
固定板13側へ折曲して係合板16を形成したものであ
る。この縦枠部材4は、断面形状が同一の長尺部材であ
る。
【0011】また、前記横枠部材5は、中央部分の断面
形状においては前記縦枠部材4と同一であるが、その両
端部において形状が異なるものである。即ち、横枠部材
5の固定板13の長さは開口8の横幅と一致させるとと
もに、立板14の両端は固定板13より縦枠部材4の固
定板13の幅分だけ延長して突片17を形成している。
他の構成は縦枠部材4と同様であるので、同一構成には
同一符号を付してその説明は省略する。
【0012】そして、前記フレーム2の表面板9の裏面
側であって、前記開口8の口縁上下部に沿って係合板1
6を開口8側へ向けて横枠部材5,5の固定板13,1
3を溶接して固定する。それから、前記縦枠部材4,4
の固定板13を開口8の口縁両側部に沿って係合板16
を開口8側へ向けて溶接固定する。この際、縦枠部材4
の固定板13の上下端部は前記横枠部材5の固定板13
の側端に接合状態に設定し、横枠部材5の係合板16の
端縁は縦枠部材4の係合板16の端部内面に当接し、全
体として両側の縦枠部材4,4と上下の横枠部材5,5
とでガラス板3の保持用枠体が形成される。この状態
で、前記横枠部材5の突片17によって縦枠部材4の端
部が閉塞され、ガラス扉を裏面側から見た場合の外観性
を向上させている。
【0013】そこで、前記縦枠部材4,4と横枠部材
5,5で構成された枠体に、図3及び図4に示した合成
樹脂製の保持パッキン6と押えパッキン7とを用いてガ
ラス板3を保持するのである。この保持パッキン6は、
前記固定板13の裏面側に当接する基部18を有し、該
基部18の内方表面側には、前記表面板9の開口8の口
縁と固定板13の端縁を包み込む外側へ開放した係合溝
19を形成するとともに、基部18の裏面側にはガラス
板3の表面端縁を受入れる段部20を形成し、更に基部
18の外側端には前記立板14の内面に当接する突条2
1と、該突条21から立起させた当止片22を一体形成
したものである。また、前記押えパッキン7は、前記ガ
ラス板3の裏面端縁を押圧する弾片23と、前記係合板
16の内面に当接する圧接片24とを傾斜した基板25
で連続させるとともに、該基板25の外側であって、前
記弾片23と圧接片24の中間に脚片26を延設すると
ともに、該脚片26の先端に前記保持パッキン6の当止
片22の内側に当接し且つ基部18に当接する規制片2
7を突設し、その裏面側には前記係合板16の端縁に抜
け止め係合する爪片28を突設したものである。
【0014】しかして、前記ガラス板3を扉本体1の開
口8に装着するには、先ず前記保持パッキン6の係合溝
19を開口8の口縁と固定板13の端縁に係合するとと
もに、突条21を立板14の内面に当接した状態で、前
記ガラス板3の端縁を段部20に係合させ、それから押
えパッキン7の弾片23でガラス板3の裏面端縁を圧接
しながら脚片26を保持パッキン6の基部18と係合板
16の先端間に圧入して、規制片27を保持パッキン6
の当止片22に圧接するとともに、爪片28を係合板1
6の端縁に抜け止め係合させて装着して、図3、図6及
び図7に示すような取付状態となる。。この保持パッキ
ン6と押えパッキン7の取付けは、縦枠部材4と横枠部
材5とで同様である。尚、コーナー部で互いの端縁が接
合するように、保持パッキン6と押えパッキン7の端部
を45度の切断面29となしている。
【0015】
【考案の効果】以上にしてなる本考案のガラス扉構造
は、扉本体の略全面にパッキンを利用してガラス板を取
付けてなるガラス扉構造において、スチール製の板材の
略全面中央部にガラス板装着用開口を打抜き形成して周
囲の残余部分を表面板となし、該表面板の端縁を裏面側
へ折曲して周枠部を形成し、前記開口の口縁裏面側の周
囲に、表面板の補強を兼ねたガラス板保持用縦枠部材及
び横枠部材を溶着して扉本体を形成するとともに、ガラ
ス板を該縦枠部材と横枠部材を利用して取付けてなるの
で、スチール製の板材の略全面中央部にガラス板装着用
開口を打抜き形成して周囲の残余部分を表面板となした
ことにより、従来構造のガラス扉のように表面に部材の
接合線が現れることがなく外観性の向上が図れるととも
に、前記開口の口縁裏面側の周囲に、ガラス板保持用縦
枠部材及び横枠部材を溶着したことにより、該開口の口
縁部を強固に補強することができるのであり、勿論、ガ
ラス板を該縦枠部材と横枠部材を利用してパッキンを用
いてその周囲を保持して取付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガラス扉の全体斜視図である。
【図2】扉本体を構成するためのフレームの省略斜視図
である。
【図3】本考案のガラス扉の要部断面図である。
【図4】同じく分解状態の要部断面図である。
【図5】扉本体の組立て過程を示す要部分解斜視図であ
る。
【図6】本考案のガラス扉の上部右コーナー部分を示す
正面図である。
【図7】同じく背面図である。
【符号の説明】
扉本体 2 フレーム 3 ガラス板 4 縦枠部材 5 横枠部材 6 保持パッキン 7 押えパッキン 8 開口 9 表面板 10 周枠部 11 周面板 12 補強縁 13 固定板 14 立板 15 折曲板 16 係合板 17 突片 18 基部 19 係合溝 20 段部 21 突条 22 当止片 23 弾片 24 圧接片 25 基板 26 脚片 27 規制片 28 爪片 29 切断面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉本体の略全面にパッキンを利用してガ
    ラス板を取付けてなるガラス扉構造において、スチール
    製の板材の略全面中央部にガラス板装着用開口を打抜き
    形成して周囲の残余部分を表面板となし、該表面板の端
    縁を裏面側へ折曲して周枠部を形成し、前記開口の口縁
    裏面側の周囲に、表面板の補強を兼ねたガラス板保持用
    縦枠部材及び横枠部材を溶着して扉本体を形成するとと
    もに、ガラス板を該縦枠部材と横枠部材を利用して取付
    けてなることを特徴とするガラス扉構造
JP1992084553U 1992-11-13 1992-11-13 ガラス扉構造 Expired - Fee Related JP2573168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992084553U JP2573168Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ガラス扉構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992084553U JP2573168Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ガラス扉構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0645059U JPH0645059U (ja) 1994-06-14
JP2573168Y2 true JP2573168Y2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=13833841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992084553U Expired - Fee Related JP2573168Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ガラス扉構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2573168Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013028458A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Shinmaywa Industries Ltd 横引き扉の非常時閉鎖システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013028458A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Shinmaywa Industries Ltd 横引き扉の非常時閉鎖システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0645059U (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2573168Y2 (ja) ガラス扉構造
JP3939958B2 (ja) 冷蔵庫用カバーパネルユニット
JPH0751935Y2 (ja) ディビジョンバーのシール構造
JP3428383B2 (ja) ドアパーティションサッシュのエンドキャップ取付構造
JP2004245525A (ja) 観音開き式冷蔵庫ドアのドア体組立構造
JPS645003Y2 (ja)
JP3061609U (ja) 弁当用容器に於ける外装体
JPS6015457Y2 (ja) キヤビネツト
JPH0433353Y2 (ja)
JP2579089Y2 (ja) キャビネット用箱体
JPS605347Y2 (ja) 冷蔵庫等の運搬用把手構造
JPH0633744Y2 (ja) スピ−カ−キヤビネツト
JPH043091Y2 (ja)
JPH0338398Y2 (ja)
JPH0740587Y2 (ja) 出隅コーナー部材
JPS5936605Y2 (ja) 壁埋込み型収納棚
JPH0348400Y2 (ja)
JPH0636749Y2 (ja) ケース
JPS6011272Y2 (ja) 建具
JPS6350397Y2 (ja)
JPS6318356Y2 (ja)
JPS62195083U (ja)
JPS6117002Y2 (ja)
JPH019908Y2 (ja)
JPH0114875Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980210

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees