JPH0633744Y2 - スピ−カ−キヤビネツト - Google Patents

スピ−カ−キヤビネツト

Info

Publication number
JPH0633744Y2
JPH0633744Y2 JP1984031536U JP3153684U JPH0633744Y2 JP H0633744 Y2 JPH0633744 Y2 JP H0633744Y2 JP 1984031536 U JP1984031536 U JP 1984031536U JP 3153684 U JP3153684 U JP 3153684U JP H0633744 Y2 JPH0633744 Y2 JP H0633744Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
baffle plate
peripheral edge
shaped
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1984031536U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60144382U (ja
Inventor
政慶 伊藤
茂 岡崎
裕史 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1984031536U priority Critical patent/JPH0633744Y2/ja
Publication of JPS60144382U publication Critical patent/JPS60144382U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0633744Y2 publication Critical patent/JPH0633744Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規なスピーカーキャビネットに関する。詳し
くは、構造が簡単で部品点数が少なく、従って、組立工
数も少なく、これによって製造コストを低減させること
ができると共に、組立て状態もしっかりとした新規なス
ピーカーキャビネットを提供しようとするものである。
背景技術とその問題点 第1図に従来のスピーカーキャビネットの一例を示す。
第1図において、aは前面が開口された箱状本体であ
り、木材で形成されている。bは箱状本体aの前面開口
を覆うように箱状本体aに取着されるバッフル板であ
り、これも木材で形成されている。このバッフル板bの
箱状本体aへの取着は次のようにして為される。cは箱
状本体aの開口部内面に固定される取付桟であり、木材
によって形成されている。この取付桟cにはdが形成
されており、このdが箱状本体aの開口部内面に形成
された溝eに嵌合され、その状態が接着等によって固
定される。そして、前記バッフル板bは箱状本体a及び
取付桟cの前端面に当接され、取付桟cに後端から捩じ
込まれた木ねじf、f、・・・がバッフル板bの周縁部
後面から捩じ込まれる。このようにして、バッフル板b
は取付桟cを介して箱状本体aに取着固定される。
gは木材により枠状に形成されたグリル枠であり、前記
バッフル板bの周縁部前面に接着、ねじ止め等適宜の固
着手段により固定されている。hはバッフル板bの前面
を覆うようにグリル枠gに張り付けられたグリルクロス
である。
尚、図示は省略してあるが、バッフル板bには開口が形
成されており、該開口部の裏側にスピーカーユニットが
固定されるものである。
上記第1図に示したスピーカーキャビネットにあって
は、箱状本体aの他に、バッフル板b及びグリル枠gが
それぞれ別個に必要であり、部品数が多く、かつ、それ
ぞれの間の取着工程が必要であり、更には、箱状本体a
にバッフル板bを固定するのに取付桟cや木ねじf、f
・・・まで必要であり、材料費、作業費共に高くなり、
高コストであるという欠点があった。
第2図は従来のスピーカーキャビネットの別の例を示す
ものである。
第2図において、iは箱状本体、jはバッフル板であ
り、共に木材によって形成されている。そして、バッフ
ル板jの周端面にはkが形成されており、このkが
箱状本体iの開口部内面に形成された溝1に嵌合さ
れ、その状態が接着等により固定される。
mは合成樹脂製のグリル枠であり、グリルクロスnが張
られている。グリル枠mの後面からはいくつかの突起o
(図面では1個だけ示してある。)が一体に突設されて
おり、この突起oがバッフル板jの前面に形成された受
け凹部pに嵌合され、これによって、グリル枠mがバッ
フル板jに取着される。
この第2図に示したスピーカーキャビネットにおいて
も、箱状本体iの他にバッフル板j及びグリル枠mを別
個に必要とし、部品点数が多く、従って、その組立工数
を多く必要とする。従って、この第2図のスピーカーキ
ャビネットも高コストになるという問題がある。
考案の目的 そこで、本考案は上記した問題点に鑑みて為されたもの
であり、構造が簡単で部品点数が少なく、従って、組立
工数も少なく、これによって製造コストを低減すること
ができると共に、組立て状態もしっかりとした新規なス
ピーカーキャビネットを提供することを目的とする。
考案の概要 本考案スピーカーキャビネットは、上記した目的を達成
するために、前面が開口し、該前面開口部内面の開口縁
に沿って溝部が形成された箱状本体と、周縁部の前面に
は周縁部に沿ってグリル枠が一体に突設されるとともに
周縁部の後面には周縁部に沿って先端が外方へ向って突
出した断面形状が略L字状の係合片が一体に突設され、
スピーカーユニットが取り付けられる合成樹脂製のバッ
フル板とを有し、上記係合片を上記箱状本体の溝部に嵌
合させることにより上記箱状本体の前面開口部を密閉し
た状態で上記バッフル板を上記箱状本体に固定したこと
を特徴とする。
実施例 以下に、本考案スピーカーキャビネットの詳細を図示し
た実施例に従って説明する。
図中1が本考案に係るスピーカーキャビネットである。
このスピーカーキャビネット1は密閉型のものであり、
箱状本体2とバッフル板3とから成る。
箱状本体2は前面が開口された箱状を為しており、木
板、パーティクルボード等の木材系材料により形成され
ている。即ち、木材系材料からなる天板4、底板
、左右両側板4、4及び背板4が木材系材料
の一般的な組み立て方、例えば、組、接着、木ねじ止
め等、あるいはこれらの手段の組み合わせによって一体
化されて形成される。
バッフル板3はポリスチロール、ポリプロピレン等の適
宜の合成樹脂により形成され、前記箱状本体2の前面開
口部を覆う位の大きさの略板状に形成されている。該バ
ッフル板3にはスピーカーユニット5、6のコーンを外
部に臨ませるための開口7、8が形成されており、該開
口7、8の周囲にはスピーカーユニット5、6を取り付
けるためのねじを挿通する孔9、9、・・・が形成され
ている。
10はバッフル板3の周縁部から前方へ向って一体に突設
されたグリル枠であり、バッフル板3の前面周縁部に沿
って枠状に形成されている。
11、11、・・・はバッフル板3の後面のうち周縁部から
稍内側に寄った位置から後方へ向って一体に突設された
係合片であり、該係合片11、11、・・・の先端には外方
へ向って突出した12、12、・・・が一体に形成されて
いる。このような係合片11、11、・・・はバッフル板3
の後面の周縁部から稍内側の位置に周縁部に沿うように
配列されている。尚、13、13、・・・は係合片11、11、
・・・に12、12、・・・を形成するのに型成形上必要
な孔である。しかして、このようなバッフル板は係合片
11、11、・・・に形成された12、12、・・・が箱状本
体2の開口部内面に開口縁に沿って形成された溝14内
に嵌合され、かつ、接着されることによって箱状本体2
に固着される。
15はグリルクロスであり、バッフル板3の全面を覆うよ
うに、グリル枠10の前端面に当てがわれ、かつ、その周
縁部はグリル枠10の外側面に沿わせた後、バッフル板3
の周縁部後面に密着するように折り曲げられ、該折曲部
15aがバッフル板3の周縁部後面に接着される。尚、バ
ッフル板3を熱可塑性合成樹脂で形成した場合には、接
着に替えて、あるいは接着と併せて熱融着によってグリ
ルクロス15の周縁部15aをバッフル板3に固定するよう
にしても良い。
尚、スピーカーキャビネット1内部の密閉度をより高め
るためには、バッフル板3に型成形上出来る前記孔13、
13、・・・を適宜の充填材(ホットメルト系接着剤等)
ないしは充填材(パッキング等)によって閉塞するよう
にすると良い。
上記したスピーカーキャビネットにおいては、バッフル
板3とグリル枠10とが合成樹脂により一体に形成されて
いるので、部品点数が少なく、かつ、組立て工数も少な
くなり、コストを低減することができる。更に、バッフ
ル板3の箱状本体2への結合は結合によるため、結合
状態が強固かつ確実である。
変形例 第5図(A)、(B)はそれぞれバッフル板3の係合片
11、11、・・・に形成される及び箱状本体2に形成さ
れる溝の変形例12A、12B及び14A、14Bを示すものであ
る。
どちらの変形例も、12A、12Bと溝14A、14Bとが斜面
にて接触するようになるため、寸法誤差の吸収が為さ
れ、結合状態が強固となるという利点がある。
考案の効果 以上に記載したところから明らかなとおり、本考案スピ
ーカーキャビネットは、前面が開口し、該前面開口部内
面の開口縁に沿って溝部が形成された箱状本体と、周縁
部の前面には周縁部に沿ってグリル枠が一体に突設され
るとともに周縁部の後面には周縁部に沿って先端が外方
へ向って突出した断面形状が略L字状の係合片が一体に
突設され、スピーカーユニットが取り付けられる合成樹
脂製のバッフル板とを有し、上記係合片を上記箱状本体
の溝部に嵌合させることにより上記箱状本体の前面開口
部を密閉した状態で上記バッフル板を上記箱状本体に固
定したことを特徴とする。
従って、本考案によれば、構造が簡単で部品点数が少な
く、従って、組立工数も少なく、これによって製造コス
トを低減することができると共に、組立て状態もしっか
りとした新規なスピーカーキャビネットを提供すること
ができる。また、バッフル板を合成樹脂によって形成し
たのでバッフル板と一体形成された係合片は弾性を有す
る。そのため、係合片が取着時に変形してもその復元力
により本来の形状に戻って溝部に確実に嵌合されるの
で、箱状本体を組立てた後でもバッフル板を本体に取着
できるなど組立が容易であると共に、係合片の弾接力に
よって係合片を溝部に強固に嵌合させることもできる。
しかも、箱状本体に形成された溝部が前面開口部内面の
開口縁に沿って形成され、この溝部に嵌合する断面形状
が略L字状の係合片もまたバッフル板の周縁部の後面に
この周縁部に沿って突設されている。そのため、キャビ
ネットの全周に亘って固定されるので、両者の嵌合状態
が非常に強固になるとともに、キャビネットの密閉状態
も良好になる。そして、上記係合片の断面形状は外方へ
向って突出した略L字状になっているので、箱状本体の
溝部と嵌合する際にはその結合状態が強固で確実にな
り、スピーカーからの放音による振動の影響を受けるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスピーカーキャビネットの一例を示す要
部の断面図、第2図は従来のスピーカーキャビネットの
別の例を示す要部の断面図、第3図及び第4図は本考案
スピーカーキャビネットの実施の一例を示すもので、第
3図は一部を切欠いて示す分解斜視図、第4図は縦断面
図、第5図は変形例を示す断面図である。 符号の説明 1……スピーカーキャビネット、 2……箱状本体、3……バッフル板、 5、6……スピーカーユニット、 10……グリル枠、11……係合片、 14……溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−12753(JP,U) 実開 昭56−81582(JP,U) 実公 昭57−1501(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開口し、該前面開口部内面の開口縁
    に沿って溝部が形成された箱状本体と、 周縁部の前面には周縁部に沿ってグリル枠が一体に突設
    されるとともに周縁部の後面には周縁部に沿って先端が
    外方へ向って突出した断面形状が略L字状の係合片が一
    体に突設され、スピーカーユニットが取り付けられる合
    成樹脂製のバッフル板とを有し、 上記係合片を上記箱状本体の溝部に嵌合させることによ
    り上記箱状本体の前面開口部を密閉した状態で上記バッ
    フル板を上記箱状本体に固定した ことを特徴とするスピーカーキャビネット
JP1984031536U 1984-03-05 1984-03-05 スピ−カ−キヤビネツト Expired - Lifetime JPH0633744Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984031536U JPH0633744Y2 (ja) 1984-03-05 1984-03-05 スピ−カ−キヤビネツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984031536U JPH0633744Y2 (ja) 1984-03-05 1984-03-05 スピ−カ−キヤビネツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60144382U JPS60144382U (ja) 1985-09-25
JPH0633744Y2 true JPH0633744Y2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=30532237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984031536U Expired - Lifetime JPH0633744Y2 (ja) 1984-03-05 1984-03-05 スピ−カ−キヤビネツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633744Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5652276B2 (ja) * 2011-03-17 2015-01-14 ヤマハ株式会社 スピーカ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49126433U (ja) * 1973-02-24 1974-10-30
JPS5681582U (ja) * 1979-11-28 1981-07-01
JPS571501U (ja) * 1980-06-02 1982-01-06
JPS5925878U (ja) * 1982-08-06 1984-02-17 松下電器産業株式会社 スピ−カボツクスのネツト板固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60144382U (ja) 1985-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4640381A (en) Wall-mounted resin speaker cabinet
JPH0633744Y2 (ja) スピ−カ−キヤビネツト
CN220123009U (zh) 易于装配的木质立式音箱结构
JPH027488Y2 (ja)
JP4145392B2 (ja) 点検口用器材
JP2573168Y2 (ja) ガラス扉構造
JPS624195Y2 (ja)
JPS5843252Y2 (ja) 木製側板を有する音響機器の箱体
JPS6325811Y2 (ja)
JP2940796B2 (ja) 筐体の組立て構造
JP2000278780A (ja) スピーカボックスの密閉構造
JPS6017975Y2 (ja) テレビジヨン受像機のキヤビネツト
JPH07109875A (ja) 扉の額縁のコーナー連結構造
JPH0232126Y2 (ja)
JPS5830357Y2 (ja) テレビジヨン受像機の前面パネル構造
JPH086223Y2 (ja) 断熱箱体
JP3147604B2 (ja) スピーカーボックス
JP2841722B2 (ja) スピーカ装置
JPH0422609Y2 (ja)
JPS6228123Y2 (ja)
JPS6338618Y2 (ja)
JPH0636749Y2 (ja) ケース
JP3900443B2 (ja) ライティングボードの外装枠構造
JPH11241573A (ja) 家具用扉
JPS6350363Y2 (ja)