JP4142920B2 - 自動車のシートバックのポケット形成材セット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のシートバックの背面に設けられるポケットを形成するポケット形成材のためのセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のシートバックの背面にはポケットが設けられる場合が多い。
そして、そのポケットは、板状のポケット形成材がシートバックの背面に取り付けられて形成されている場合がある。その際、そのポケット形成材は、その下端部においてシートの背面に対して回動可能に取り付けられ、シートの背面に沿う閉位置と、シートの背面に沿わずに当該ポケット形成材の上端部がシートの背面から離隔する開位置との間を変位可能に配設される。
【0003】
そして、従来において、そのポケット形成材は、インナ側ポケット形成材とアウタ側ポケット形成材とが複数のビスによって結合されて形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のようにインナ側ポケット形成材とアウタ側ポケット形成材とを複数のビスによって結合する作業は煩雑であり、その分作業能率が低下する。
【0005】
そこで、本発明は、自動車のシートバックの背面に設けられるポケットを形成するポケット形成材が容易に形成され得るようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、自動車のシートバックの背面に設けられるポケットを形成するポケット形成材のためのセットであって、インナ側ポケット形成材と、アウタ側ポケット形成材とを有し、前記インナ側ポケット形成材及び前記アウタ側ポケット形成材の相互に対向する側の面のうちの一方には、他方の側に向かう成分をその長さ方向のうちの少なくとも一部に有して延びるツメ部、及び、当該他方の側に向かう成分を有して突出する嵌合部が形成され、それらに対応して、前記インナ側ポケット形成材及び前記アウタ側ポケット形成材のうちの相互に対向する側の面のうちの他方には、前記一方に形成されたツメ部と係合するツメ部、及び、前記一方に形成された嵌合部が嵌合する被嵌合部が形成されており、前記インナ側ポケット形成材と前記アウタ側ポケット形成材とが結合されて前記ポケット形成材が形成されるものであり、前記インナ側ポケット形成材は、その下端部において、前記シートバックの背面に対して回動可能に取り付けられるものであり、前記嵌合部の少なくとも一部は、弾性帯状材の一端部が連結されるものであり、前記弾性帯状材は、帯状をなしその長さ方向に弾性を有し、前記ポケット形成材を前記シートバックに対して開閉可能にかつ前記シートバックに向けて付勢して連結するものであり、前記インナ側ポケット形成材には、前記弾性帯状材が挿通されるスリットが形成されている、自動車のシートバックのポケット形成材セットである。
【0007】
「他方の側に向かう成分をその長さ方向のうちの少なくとも一部に有して延びるツメ部」とは、ツメ部の基端部から先端部に向かうにつれて、その長さ方向(基端部から先端部に向かう方向)のうちの少なくとも一部に、他方の側に向かう成分を有している部分があることをいう。すなわち、「ツメ部のうちの基端部から先端部に向かういずれの部分においても、他方の側に向かう成分がある」場合に限らず、「ツメ部のうちの基端部から先端部に向かううちの一部の部分にのみ、他方の側に向かう成分がある」場合も含まれる。
【0008】
この発明の自動車のシートバックのポケット形成材セットでは、インナ側ポケット形成材とアウタ側ポケット形成材とは、それらの相互に対向する側の面のうちの一方に形成されたツメ部と他方に形成されたツメ部とが係合し、さらに、アウタ側ポケット形成材に形成された嵌合部がインナ側ポケット形成材に形成された被嵌合部に対して嵌合することによって結合されて、ポケット形成材が形成される。
このように、このポケット形成材セットでは、インナ側ポケット形成材とアウタ側ポケット形成材とをビス等によって結合させる必要がなく、ツメ部同士の係合及び被嵌合部に対する嵌合によってポケット形成材が形成されるため、その形成のための作業が能率的なものとなる。
【0009】
また、この発明の自動車のシートバックのポケット形成材セットでは、上述のようにインナ側ポケット形成材とアウタ側ポケット形成材とを結合させる前に、弾性帯状材の一端部をアウタ側ポケット形成材又はインナ側ポケット形成材に形成された嵌合部に連結させ、弾性帯状材の他端部の側をインナ側ポケット形成材に形成されたスリットに対して挿通させる。そして、上述のようにインナ側ポケット形成材とアウタ側ポケット形成材とを結合させることによって、弾性帯状材が連結されたポケット形成材が容易に形成される。
そして、この弾性帯状材の他端部をシートバックに対して連結させることによって、このポケット形成材は、弾性帯状材によってシートバックの側に付勢された状態で、シートバックに対して連結され得る。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2,図8に示すように、自動車のフロントシート(前席)のシートバック(座席の背)のうちの背面の側には背面側部材120が配設されている。
ポケット形成材150は、シートバックの背面側部材120に対して取り付けられる。
【0011】
図1〜図3,図8に示すように、ポケット形成材セットは、ともに合成樹脂によって形成されるインナ側ポケット形成材10及びアウタ側ポケット形成材60からなり、両者が結合されてポケット形成材150が形成される。
インナ側ポケット形成材10及びアウタ側ポケット形成材60とも横長の長方形状の板状をしており、ポケット形成材150も横長の長方形状の板状をしている。
【0012】
インナ側ポケット形成材10の下端部には、固定部50がインナ側ポケット形成材10と一体的に形成されている。固定部50にはビス穴51(図2参照)が形成されている。これに対応して、シートバックの背面側部材120には、ビス孔121が形成されている。そして、後述するように、シートバックの背面側部材120に対してビスBによって固定部50が固定される。
【0013】
インナ側ポケット形成材10と固定部50との間には薄肉のヒンジ部52(図3,図8参照)が形成されており、インナ側ポケット形成材10は固定部50に対して回動可能である。すなわち、固定部50がシートバックの背面側部材120に対して固定された状態(図8参照)で、インナ側ポケット形成材10(ポケット形成材150)は、その下端部を回動中心として回動可能である。
【0014】
図3に示すように、インナ側ポケット形成材10の外側面(アウタ側ポケット形成材60と対向する側の面)の周囲には、枠部12が形成されている。枠部12は、一対の縦枠部12a及び一対の横枠部12bによって形成されている。枠部12は、ほぼ外側(アウタ側ポケット形成材60の側)に突出している。
インナ側ポケット形成材10の周縁部及びその近傍以外の部分は、中央凸状部14とされている。中央凸状部14は、外側(アウタ側ポケット形成材60)の側に凸状に形成されている。
【0015】
図3に示すように、インナ側ポケット形成材10の外側面の上縁部の近傍(中央凸状部14よりも上縁部の側)には、4つのツメ部21が形成されている(図5も参照)。各ツメ部21は、その基端部から先端部に向かうにつれて、ほぼ外側(アウタ側ポケット形成材60の側)に突出した後に、ほぼ下方に(正確には、下方に向かうにつれて若干外側に向かうように斜めに)延びている。
【0016】
図3に示すように、インナ側ポケット形成材10の外側面の下縁部の近傍(中央凸状部14よりも下縁部の側)には、3つの嵌合孔31(本発明の被嵌合部に該当する)が形成されている(図7も参照)。インナ側ポケット形成材10の幅方向における両端部の側の嵌合孔31が嵌合孔31aであり、中央部の嵌合孔31が嵌合孔31bである。
すなわち、各嵌合孔31を形成するように、各嵌合孔31(31a,31b)の周縁部に外側(アウタ側ポケット形成材60の側)に突出する周縁突出部32(32a,32b)が形成され、各周縁突出部32の内部に各嵌合孔31が形成されている。
各嵌合孔31は長方形断面を有している。インナ側ポケット形成材10の横方向に長辺を有し、インナ側ポケット形成材10の縦方向に短辺を有している。
【0017】
周縁突出部32aのうちの下縁部には、嵌合孔31aを塞ぐ方向に張り出した被係合部34が形成されている(図7(b)参照)。同様に、周縁突出部32bのうちの上縁部には、嵌合孔31bを塞ぐ方向に張り出した被係合部(図示省略)が形成されている。
【0018】
同様に、図3に示すように、インナ側ポケット形成材10の外側面の左右の各縁部の近傍(中央凸状部14よりも側縁部の側)における下縁部の近傍(中央凸状部14よりも下縁部の側)には、各々、1つの嵌合孔36(本発明の被嵌合部に該当する)が形成されている。
すなわち、インナ側ポケット形成材10の各縦枠部12aから各板状部37が延び、各板状部37は各脚部38において支持されている。各嵌合孔36は、各板状部37に形成されている。
各嵌合孔36は長方形断面を有している。インナ側ポケット形成材10の縦方向に長辺を有し、インナ側ポケット形成材10の横方向に短辺を有している。
各嵌合孔31の被係合部34(図7(b))と同様に、各嵌合孔36のうちのインナ側ポケット形成材10の左右の各端部の側の部分においては、各嵌合孔36を塞ぐ方向に張り出した被係合部(図示省略)が形成されている。
【0019】
図3に示すように、インナ側ポケット形成材10の外側面の左右の各側縁部の近傍(中央凸状部14よりも側縁部の側)には、2つの嵌合溝部41a,41b(本発明の被嵌合部に該当する)が形成されている(図4(b)も参照)。
【0020】
すなわち、インナ側ポケット形成材10の左右の各側縁部の近傍であって縦方向において中央よりもやや下側(固定部50の側)には、枠部12(そのうちの縦枠部12a)と中央凸状部14とをつなぐように、立て板部43aが、インナ側ポケット形成材10と一体的に形成されている。そして、立て板部43aの上端部から下方に向けて切欠状に第1の嵌合溝部41aが形成されている。
【0021】
また、インナ側ポケット形成材10の縦方向における中央よりも上側の部分において、インナ側ポケット形成材10の中央凸状部14と左右の各縦枠部12aとの間の部分(枠部12の近傍)には、挿通用スリット16が形成されている。挿通用スリット16は、枠部12(そのうちの縦枠部12a)に沿って延びている。
【0022】
挿通用スリット16の中央凸状部14の側には、挿通用スリット16に隣接して、立て板部44がインナ側ポケット形成材10と一体的に形成されている。立て板部44は、挿通用スリット16に沿って(すなわち、縦枠部12aに沿って)延びている。
インナ側ポケット形成材10の左右の各側縁部の近傍であって縦方向において中央よりもやや上側には、立て板部44と中央凸状部14とをつなぐように、立て板部43bが、インナ側ポケット形成材10と一体的に形成されている。そして、立て板部43bの上端部から下方に向けて切欠状に第2の嵌合溝部41bが形成されている。
【0023】
図3に示すように、アウタ側ポケット形成材60の内側面(インナ側ポケット形成材10と対向する側の面)の上縁部の近傍には、4つのツメ部71が形成されている(図5も参照)。各ツメ部71は、各ツメ部21に対応して形成されており、ほぼ内側(インナ側ポケット形成材10の側)に突出した後にほぼ上方に(正確には、上方に向かうにつれて若干内側に向かうように斜めに)延びている。
【0024】
図3に示すように、アウタ側ポケット形成材60の内側面の下縁部の近傍には、3つの突出部81(本発明の嵌合部に該当する)が形成されている(図7も参照)。各突出部81は、内側(インナ側ポケット形成材10の側)に向かって突出している。アウタ側ポケット形成材60の幅方向における両端部の側の突出部81が突出部81aであり、中央部の突出部81が突出部81bである。各突出部81(81a,81b)は、各嵌合孔31(31a,31b)に対応して形成されている。
【0025】
図3及び図7に示すように、各突出部81aは、頭部82と脚部83を有している。頭部82はほぼ三角形断面を有し、その先端部から基端部(脚部83の側の端部)にかけて徐々にアウタ側ポケット形成材60の下方向に肉厚(アウタ側ポケット形成材60の縦方向の長さ)が大きくなっており、頭部82の基端部には係合部84が形成されている。係合部84は、嵌合孔31aの被係合部34に対応している。
図3に示すように、突出部81bは、突出部81aを上下に反転した構造を有している。すなわち、頭部82は、その先端部から基端部(脚部83の側の端部)にかけて徐々にアウタ側ポケット形成材60の上方向に肉厚(アウタ側ポケット形成材60の縦方向の長さ)が大きくなっており、頭部82の基端部には係合部84が形成されている。係合部84は、嵌合孔31bの被係合部(34)に対応している。
なお、各突出部81は、補強部85によって補強されている。
【0026】
同様に、図3に示すように、アウタ側ポケット形成材60の内側面の左右の各側縁部の近傍における下縁部の近傍には、各々、1つの突出部86(本発明の嵌合部に該当する)が形成されている。
各突出部86は、各突出部81とほぼ同様の構造を有している。各突出部86は頭部82と脚部83を有し、各頭部82は、その先端部から基端部にかけて徐々にアウタ側ポケット形成材60の左右の各側縁部の方向に肉厚(アウタ側ポケット形成材60の横方向の長さ)が大きくなっており、頭部82の基端部には係合部84が形成されている。係合部84は、嵌合孔36の被係合部(前述。図示省略)に対応している。各突出部86は、補強部85によって補強されている。
【0027】
図3に示すように、アウタ側ポケット形成材60の内側面の左右の各側縁部の近傍には、2つの嵌合用棒状部91a,91b(本発明の嵌合部に該当する)が設けられている(図4(a)(b)参照)。
第1の嵌合用棒状部91aは第1の嵌合溝部41aに対応して設けられ、第2の嵌合用棒状部91bは第2の嵌合溝部41bに対応して設けられている。
【0028】
各嵌合用棒状部91a,91bは、アウタ側ポケット形成材60から内側(インナ側ポケット形成材10の側)に直角に延びる支持脚部93のほぼ先端部から下方に延びている。
第1の嵌合用棒状部91aについては、そのすべての長さ部分とアウタ側ポケット形成材60とをつなぐ補強部94aが設けられている。
第2の嵌合用棒状部91bについては、そのうちの基端部側のほぼ半分の長さ部分と支持脚部93とをつなぐ補強部94bが設けられているが、そのうちの先端部側のほぼ半分の長さ部分とアウタ側ポケット形成材60との間には空間が存在している。
【0029】
図1に示すように、このポケット形成材セットには、一対の弾性帯状材100が伴っている。各弾性帯状材100は、布材の内部に複数の線状のゴム材が配設されており、弾性的に伸縮可能である。
各弾性帯状材100の各端部(第1端部及び第2端部)の近傍には、当該弾性帯状材100の幅方向に延びる切れ目部102a,102bが形成されている。すなわち、第1端部の近傍に切れ目部102aが形成され、第2端部の近傍に切れ目部102bが形成されている。
【0030】
一対の弾性帯状材100に伴って、シートバックの背面側部材120には一対の挿通用スリット122が形成されている。各挿通用スリット122は、背面側部材120の左右の各縁部の近傍において縦方向に延びている。図2に示すように、シートバックの背面側部材120のうちの前面には、一対の挿通用スリット122に対応して、一対の係合部123が形成されている。
【0031】
次に、このポケット形成材セットの使用方法及び作用効果について説明する。
まず、図4(a)に示すように、アウタ側ポケット形成材60の各第2の嵌合用棒状部91bに対して、各弾性帯状材100の第1端部を取り付ける。すなわち、各第2の嵌合用棒状部91bが各弾性帯状材100の第1端部の側の切れ目部102aに対して係合するようにして、各弾性帯状材100の第1端部を各第2の嵌合用棒状部91bに対して取り付ける。
次に、図4(b)に示すように、各弾性帯状材100の第2端部の側をインナ側ポケット形成材10の各挿通用スリット16に対して挿通させる。
【0032】
その状態で、インナ側ポケット形成材10に対してアウタ側ポケット形成材60を結合させる。
すなわち、図5に示すように、ツメ部21に対してツメ部71が係合するようにさせるとともに、図6に示すように、各嵌合用棒状部91a,91bを各嵌合溝部41a,41bに嵌合させる。
また、図7(a)に示すように、各突出部81(81a,81b)を各嵌合孔31(31a,31b)に嵌合させ、同様に、各突出部86(図3参照)を各嵌合孔36(図3参照)に嵌合させる。そして、図7(b)に示すように、各突出部81(86)の係合部84を各嵌合孔31(36)の被係合部34に係合させる。
このようにして、インナ側ポケット形成材10とアウタ側ポケット形成材60とが結合され、ポケット形成材150(図8参照)が形成される。
【0033】
次に、図1及び図2に示すように、固定部50をシートバックの背面側部材120の背面に対して固定する。すなわち、背面側部材120の前面から、ビスBが、背面側部材120のビス孔121を通して固定部50のビス穴51に螺合されることによって、固定部50が背面側部材120に固定される。
【0034】
次に、図1及び図2に示すように、各弾性帯状材100の第2端部をシートバックの背面側部材120の各挿通用スリット122に対して挿通させ、第2端部の側の切れ目部102bにおいて係合部123に対して係合させる。
【0035】
こうして、図8に示すように、インナ側ポケット形成材10とアウタ側ポケット形成材60とによってポケット形成材150が形成されるとともに、ポケット形成材150がシートバックの背面側部材120に対して、当該ポケット形成材150の下端部を中心に回動可能に取り付けられる。
そして、通常は、図8中2点鎖線で示すように、一対の弾性帯状材100の弾性引っ張り力によって、ポケット形成材150は、背面側部材120に沿った閉位置にある。
一方、図8中実線で示すように、ポケット形成材150の上端部が後方(背面側部材120から離隔する方向)に操作されることによって、ポケット形成材150は、一対の弾性帯状材100の弾性引っ張り力に抗して、開位置に変位する。
【0036】
以上のようにして、このポケット形成材セットでは、インナ側ポケット形成材10とアウタ側ポケット形成材60をビスによることなく、単に各部分を係合及び嵌合させることによって結合させて、ポケット形成材150を形成させることができる。
また、弾性帯状材100の第1端部(切れ目部102a)を第2の嵌合用棒状部91bに対して係合させ上記のようにインナ側ポケット形成材10とアウタ側ポケット形成材60とを結合させることによって、弾性帯状材100(その第1端部)を容易にポケット形成材150に対して結合させることができる。
このようにして、このポケット形成材セットでは、ポケット形成材150を形成する作業及びポケット形成材150に対して弾性帯状材100を結合させる作業を能率的に行うことができる。
【0037】
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施形態にすぎず、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セット及び自動車のシートバックを示す分解斜視図である。斜め後方から見た図である。
【図2】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セット及び自動車のシートバックを示す分解斜視図である。斜め前方から見た図である。
【図3】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セットを示す分解斜視図である。インナ側ポケット形成材については外側面を示し、アウタ側ポケット形成材については内側面を示す。
【図4】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セットの結合工程を示す部分拡大図である。弾性帯状材についての工程である。
【図5】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セットの結合工程を示す部分拡大図である。両ポケット形成材の結合直前の状態を示す斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セットの結合工程を示す部分拡大図である。両ポケット形成材の結合直前の状態を示す斜視図である。
【図7】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セットの結合工程を示す部分拡大図である。(a)は両ポケット形成材の結合直前の状態を示す斜視図であり、(b)は結合状態を示す断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態の自動車のシートバックのポケット形成材セットによって形成されたポケット形成材が自動車のシートバックに対して取り付けられた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 インナ側ポケット形成材
16 挿通用スリット(スリット)
21 ツメ部
31 嵌合孔(被嵌合部)
36 嵌合孔(被嵌合部)
41a,41b 嵌合溝部(被嵌合部)
60 アウタ側ポケット形成材
71 ツメ部
81 突出部(嵌合部)
86 突出部(嵌合部)
91a,91b 嵌合用棒状部(嵌合部)
100 弾性帯状材
102a,102b 切れ目部
Claims (1)
- 自動車のシートバックの背面に設けられるポケットを形成するポケット形成材のためのセットであって、
インナ側ポケット形成材と、アウタ側ポケット形成材とを有し、
前記インナ側ポケット形成材及び前記アウタ側ポケット形成材の相互に対向する側の面のうちの一方には、他方の側に向かう成分をその長さ方向のうちの少なくとも一部に有して延びるツメ部、及び、当該他方の側に向かう成分を有して突出する嵌合部が形成され、
それらに対応して、前記インナ側ポケット形成材及び前記アウタ側ポケット形成材のうちの相互に対向する側の面のうちの他方には、前記一方に形成されたツメ部と係合するツメ部、及び、前記一方に形成された嵌合部が嵌合する被嵌合部が形成されており、
前記インナ側ポケット形成材と前記アウタ側ポケット形成材とが結合されて前記ポケット形成材が形成されるものであり、
前記インナ側ポケット形成材は、その下端部において、前記シートバックの背面に対して回動可能に取り付けられるものであり、
前記嵌合部の少なくとも一部は、弾性帯状材の一端部が連結されるものであり、
前記弾性帯状材は、帯状をなしその長さ方向に弾性を有し、前記ポケット形成材を前記シートバックに対して開閉可能にかつ前記シートバックに向けて付勢して連結するものであり、
前記インナ側ポケット形成材には、前記弾性帯状材が挿通されるスリットが形成されている、
自動車のシートバックのポケット形成材セット。
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