JP4767011B2 - 帯板材の接合構造 - Google Patents

帯板材の接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4767011B2
JP4767011B2 JP2005376249A JP2005376249A JP4767011B2 JP 4767011 B2 JP4767011 B2 JP 4767011B2 JP 2005376249 A JP2005376249 A JP 2005376249A JP 2005376249 A JP2005376249 A JP 2005376249A JP 4767011 B2 JP4767011 B2 JP 4767011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
plate material
strip
protruding edge
groove wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005376249A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006341305A (ja
Inventor
秀夫 松本
光広 鈴木
Original Assignee
理研軽金属工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 理研軽金属工業株式会社 filed Critical 理研軽金属工業株式会社
Priority to JP2005376249A priority Critical patent/JP4767011B2/ja
Publication of JP2006341305A publication Critical patent/JP2006341305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4767011B2 publication Critical patent/JP4767011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

本発明は、複数の帯板材を一方の帯板材に形成した挟持溝に、他方の帯板材に形成した突縁を挟持させることで接合する帯板材の接合構造に関する。
一般に、平面的な構造体や立体的な構造体の大型のものは、大型の一枚板かあるいは小さな板材を接合した複合板によって構成されている。一枚板の場合、表面に凹凸がない連続面であるため、印刷フイルム等を粘着しても仕上がりが綺麗である。その反面、一枚板の強度は枚厚によって確保される場合が多いから、高強度の板状体は単価が高くなる。これに対し、複合板の場合は、単価が廉価であるほか、強度も板厚ではなくリブ出しによって確保することができるから、全体としてのコストも低く抑えることができる。その反面、複合板は複数の板材を接合した構成であるから、隣り合う板材間に凹凸が出易く、印刷物を貼ると接合部に凹凸が生じて、印刷物自体が美しくても、その美しさが損なわれてしまうという問題がある。
ところが、複合板には、上記欠点があるものの、コストが安く、大型の設備は不要であり、全体の大きさを自由に調整できる。アルミニウムであればアルマイト処理は形材の方が板材よりも経済的である等の利点があるという理由から、大型の平面的な構造体や立体的な構造体を製作するには、接合部に凹凸を生じない帯板材の接合が望まれていた。
従来、帯板材を接合して複合板にする構造として、帯板材の一側端に略逆J形状をなす下はぜ部を形成し、他側端には前記したはぜの先端に略V形状をなす係止折曲片を付設した上はぜ部を形成して、両はぜ部を重ねて潰すことで帯板材を接合するものは、例えば特許文献1により知られており、また、接合する帯板材の一側端に第1の嵌合片を設け、他側端に第1の嵌合片を抱え込む第2の嵌合片を設けて、これら嵌合片を嵌合させた後、両者の当接部に設けた孔にねじを締めこんで、帯板材同士を密着させるようにするものは、例えば特許文献2により知られている。
特開平3−221655号(第3頁、第4頁、第3図) 実公平7−17846号(第2頁、第3頁、第5図)
しかしながら、上記はぜ潰し継ぎによるものは、接合の際に帯板材の表面を揃えることができないため、表面に不可避的に段差を生ずるものであって、帯板材の接合表面が一枚板のように面−であることが要求される例えばサインボード等の接合には使用できないものであり、また、第1、第2の嵌合体を嵌合して、ねじの締め込みで圧着するものは、ねじの締め込みに手数が掛る上に、十分な庄着力を得ることが困難であって、しかも、振動や衝撃によりねじの緩みが起こると接合部に隙間を生じ易い問題点がある。
本発明は上記問題点を解消し、表面が面一に揃った帯板材の強力な接合を容易かつ迅速に行うことができて、振動や衝撃により接合の緩みや外れを生ずることもない帯板材の接合構造を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、帯板部の一側の裏側または表側に直角に突出する突縁を形成し、他側の裏側または表側に挟持溝を形成した複数の帯板材を、一方の帯板材に形成した挟持構に他方の帯板材に形成した突縁を挟持させて接合する帯板材の接合構造であって、上記突縁はその外側面には凹溝、内側面には凹条部それぞれ形成され、上記挟持溝内側の溝壁の内面には上記突縁の凹構に嵌まり合う嵌合凸部形成され、外側の溝壁の内面には突縁の凹条部に係合する凸条部形成され、この外側の溝壁のみを上記突縁側に折り曲げて内側の溝壁との間に突縁が差し込まれた状態でかしめるとともに、上記内側の溝壁と上記突縁の基端の近傍には互いに向き合う位置にそれぞれ凹部を形成し、これらの凹部よりも挟持溝の入口側では上記内側の溝壁と突縁とが密着し、上記凹部よりも挟持溝の奥側では、上記内側の溝壁と突縁とが離隔する僅かな隙間を形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、2つの隣り合う帯板材のうち一方の帯板材は帯板部の一側の裏側または表側に直角に突出する突縁を形成し、他方の帯板材は帯板部の他側の裏側または表側に挟持溝を形成して、一方の帯板材に形成した突縁を他方の帯板材に形成した挟持溝に挟持させて接合する帯板材の接合構造であって、上記突縁はその外側面には凹溝が、内側面には凹条部がそれぞれ形成され、上記挟持溝の内側の溝壁の内面には上記突縁の凹構に嵌まり合う嵌合凸部が形成され、外側の溝壁の内面には突縁の凹条部に係合する凸条部が形成され、この外側の溝壁のみを上記突縁側に折り曲げて内側の溝壁との間に突縁が差し込まれた状態でかしめるとともに、上記内側の溝壁と上記突縁の基端の近傍には互いに向き合う位置にそれぞれ凹部を形成し、これらの凹部よりも挟持溝の入口側では上記内側の溝壁と突縁とが密着し、上記凹部よりも挟持溝の奥側では、上記内側の溝壁と突縁とが離隔する僅かな隙間を形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、上記帯板部の裏側には鉤形をなすリブが対向して一対取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜のいずれかにおいて、上記挟持溝の外側の溝壁が突縁へかしめ付けられた後、更に、ポンチによってかしめられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、一方の帯板材に形成された挟持溝の外側の溝壁を予め開いておき、この挟持溝に他方の帯板材に形成された突縁を差し込んで、上記溝壁を閉じるようにしてかしめる操作を繰り返せば、所要数の帯板材が連続するように容易かつ迅速に接合することができる。このように、かしめによって帯板材が接合されているので、隣り合う帯板材同士は密着する。また、一方の帯板材の突縁の外側面の凹溝と、他方の帯板材の係合凸部とが嵌まり合い、さらに、一方の帯板材の凹条部と他方の帯板材の凸条部とが係合するので、両帯板材が正しく位置決めされるから、両帯板材は面一に保持される。従って、一枚物のようなボード等の平面構造体を製作することが可能であり、また、帯板材の接合数を加減すれば大小いろいろな製品を製作することができる。
また、凹部より挟持溝の奥側では上記外側の溝壁と突縁との間に僅かな隙間が形成されるから、凹部より表面側において上記溝壁と突縁とは強く密着することになり、接合された帯板材の表面の面一性をより確実にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、一方の帯板材に形成された挟持溝の外側の溝壁を予め開いておいて、この挟持溝に他方の帯板材に形成された突縁を差し込んで上記溝壁を閉じるようにしてかしめれば、複数に分割成形した帯板材を一体化されるように容易かつ迅速に接合することができるものであって、かしめにより帯板材が接合されているから、隣り合う帯板材同士は密着する。また、一方の帯板材の突縁の外側面の凹溝と、他方の帯板材の係合凸部とが嵌まり合い、さらに、一方の帯板材の凹条部と他方の帯板材の凸条部とが係合するので、両帯板材が正しく位置決めされるから、両帯板材は面一に保持される。従って、例えば笠木、ルーバー、カーテンボックス等の立体的な構造体を製作することができて、しかも、帯板材の形状寸法等を変化させれば、多種多様な製品を得ることができる。
また、凹部より挟持溝の奥側では上記外側の溝壁と突縁との間に僅かな隙間が形成されるから、凹部より表面側において上記溝壁と突縁とは強く密着することになり、接合された帯板材の表面の面一性をより確実にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、帯板部の裏面に鉤形のリブが対抗して形成されるので、このリブによる補強で帯板部の変形を効果的に防止し得るとともに、リブを利用して帯板材を容易に支持体へ取付けることができる。
誘求項4に係る発明によれば、隣り合う帯板材のうち一方の帯板材の挟持溝の外側の溝壁は、他方の帯板材の突縁が差し込まれた状態でかしめられた後、上記帯板材の挟持溝の外側の溝壁が、ポンチでかしめられているから、接合部に長手方向からの力が加わっても、接合部が外れることが無い。
以下に本発明に係る帯板材の接合構造の実施形態を図面に付いて説明する。
図1は請求項1に係る発明の帯板材の接合構造で帯板材の接合を開始した時の説明図であり、図2は帯板材の接合を完了した時の説明図である。
この帯板材の接合構造によって接合する帯板材aは、図6(a)及び図7に示す通り平らな帯板部1の一側の裏側には突縁2を直角に形成され、他側の裏側には挟持溝3を形成されるか、または、図8に示す通りV字形の帯板部1の一側の表側には突縁2を直角に形成され、他側の表側には挟持溝3を形成されるようにしたものであって、何れもアルミニウム等を押出成形した形材である。
上記帯板材aは、所要数を接合してボード等を製作した場合、製作したボード等の一端と他端には突縁2と挟持溝3が突出して、邪魔になったり、危険であったりすることが多いから、この場合は、両端用となる帯板材aについては不要な突縁2または挟持溝3をなくして、図6(b)に示す通りに突縁2だけがあるようにするか、図6(c)に示す通り挟持溝3だけがあるようにするものであって、この点は図8に示すV字形をなす帯板材aも同様である。
また、上記帯板部1は、表面に印刷物等を貼る場合は、図1、図2に示す通り表面へ微細な凹凸4が縞状に形成されるようにする。そして、裏側には鈎型をなす1対のリブ5を対向して形成すると、1対のリブ5の間にはT形溝が形成されるから、このT形溝へ図面には示してないボルトの頭を差し込んで、ボルトによって帯板材を支持体へ取付けることができる。
上記突縁2は外側面には図1、図2に示す通り凹溝6が形成され、内側面には上下2個の凹条部7が上記凹溝6より上および下に位置するように形成されている。さらに、帯板部1の突縁2側の端部にはかしめの戻りを防止する戻り止め突起8が形成されていて、この戻り止め突起8の内側には傾斜した案内面9が形成されている。
次に、上記挟持溝3は図1、図2に示す通り外側の溝壁3aと内側の溝壁3bと溝底3cとから構成されている。そして、内側の溝壁3bの内面には上記突縁2の凹溝6に嵌まり合う嵌合凸部10が形成され、外側の溝壁3aの内面には上記突縁2の凹条部7に係合する2個の凸条部11が形成されている。さらに、溝底3cには、上記突縁2の先端を案内する案内部12が形成されている。
上記外側の溝壁3aは、押出成形時に内側の溝壁3bに対して図1、図2に示す通り上開きに傾くように成形して、その基部から内側へ曲げることでかしめを行う場合は、外側の溝壁3aの基部に図1、図2に示す通りV字状の薄肉部13を形成する。
また、図3に示す通り溝底3cを外側の溝壁3a側が下がるように傾かせて、溝底3cと直角をなす外側の溝壁3aが内側の溝壁3bに対して上開きに傾くように形成して、溝底3cを上側へ曲げることで外側の溝壁3aが内側へ移動してかしめを行うようにする場合は、図3に示す通り溝底3cの基部にV字状の薄肉部13を形成する。
さらに、図4に示す通り溝底3cを外側の溝壁3a側が下がるように傾かせるとともに、外側の溝壁3aを溝底3cの挟角が90度以上になるように傾かせるように形成して、溝底3cと外側の溝壁3aの両方を曲げることで、外側の溝壁3aが上昇しながら内側へ移動してかしめを行う場合は、図4に示す通り溝底3cの基部と外側の溝底3aの基部の両方にそれぞれV字状の薄肉部13を形成する。
なお、挟持溝3の内側の溝壁3bの外側面の基部と上記突縁2の外側面の基部には、互いに向き合う凹部14が図1、図2に示す通り形成されている。そして、この凹部14より表面側では帯板部1と1の端縁が密着し、凹部14より挟持溝3の奥側では上記溝壁3bと突縁2との間に僅かな隙間15が形成されている。
次に、上記構成の帯板材aの複数を接合するときは、図1に示されるように、一方の帯板材aの突縁2を他方の帯板材aの挟持溝3内に差し込む。このとき、突縁2の先端は溝底3cの案内部12によって突縁2が内側の溝壁3b側へ寄るように案内され、嵌合凸部10と凹溝6とが嵌合する。そこで、かしめ装置(図面省略)により上記外側の溝壁3aを内側に曲げると、図2に示されるように、外側の溝壁3aは薄肉部13から曲がり、その先端は戻り止め突起8の案内面9に沿って案内されて戻り止め突起8の内側に入り込むとともに、強く突緑2にかしめ付けられる。このとき、外側の溝壁3aの凸条部11は突縁2の凹条部7に係合する。以下同様にして他の帯板材aを接合することにより、帯板材aの帯板部1が図7のように平らな場合は、図9に示す通りのサインボード16を製作することができ、また、帯板材aが図8に示すV字形の場合は、図10に示す通りの波形屋根材17を製作することができる。なお、挟持溝3の外側の溝壁3aは上記の通りかしめた後に、更に、その中央部に外側からポンチ18を所定間隔で打ち込んでかしめ凹部19を形成すれば、かしめが一層強化されるため、接合部に長手方向からの力が加わってもかしめが外れる様なことがない。
上記の通り、一方の帯板材aに形成した挟持溝3の外側の溝璧3aを予め開いておいて他方の帯板材aの突縁2を差し込み、上記溝壁3aを閉じるようにしてかしめれば容易かつ迅速に帯板材aを接合することができる。
2枚の帯板材aの接合は挟持溝3に突縁2を挟ませてかしめることで行うから、隣り合う帯板材a同士は密着する。また、一方の帯板材aの突縁2の外側面の凹溝6と、他方の帯板材aの嵌合凸部10とが嵌まり合い、さらに、一方の帯板材aの凹条部7と他方の帯板材aの凸条部11とが係合するので、両帯板材aが正しく位置決めされるから、両帯板材aは面一に保持される。したがって、一枚板のような表面状態のボードを製作することができる。また、帯板材の数の加減によって大小いろいろなボードや構造体を製作することができる。
凹溝6と嵌合凸部10とが嵌合し、凸条部11と凹条部7とが係合した上でかしめを行うものであるから、2枚の帯板材aの係合は強固であり、振動や衝撃を受けても接合の緩みや外れを起こすことがない。
上記突縁2の凹条部7は、上記凹溝6より上および下の位置に2個形成されているから、外側の溝壁3aをかしめたとき、この溝壁3aの凸条部11が上記凹条部7に強く押圧されるので、接合が強固となる。
さらに、上面外側の溝壁3aをかしめて閉じたとき、戻り止め突起8によって元の開き状態に戻ることはできないから、接合状態は良好に保持される。
挟持溝3の溝内へ突縁2を差し込むと、突縁2の先端は案内部12に案内されて所定の位置に位置決めされるので、突縁2が挟持溝3内で遊んでぐらつくことがなく、隣り合う帯板材aの面一を確保することができる。
外側の溝壁3aをかしめるとき、必ず薄肉部13から曲がっていくから、かしめ作業が安定する。
凹部14より挟持溝3の奥側では上記内側の溝壁3bと突縁2との間に僅かな隙間15が形成されるから、かしめたときに必ず上記凹部14より裏面側において上記溝壁3bと突縁2とが強く密着することになり、帯板材の隣り合う端縁は強く接合される。このため、帯板材aの表面の面一性をより確実にすることができる。
また、挟持溝3の内側の溝壁3bと上記突縁2の外側面とが面一になるように当接するときは、成形誤差が小さく、またかしめによる変形が起きにくい、一般には成形誤差や取付誤差やかしめの誤差を考慮しないと、隣り合う帯板材aの接合部には隙間ができ易い。
なお、帯板部1の表面には細かな凹凸4が形成されているので、上記表面に印刷物等を貼り付けたとき、印刷物の裏側は上記凹凸4によって外部に通じているので、空気だまりができることがないから、貼着された印刷物の表面の一部に空気がたまって膨らむことがなく、常に良好な面仕上がりを確保することができる。
また、帯板部1の裏面には帯板材aを下地に取付けるためのリブ5が形成されているので、帯板材aを容易に下地に取付けることができるし、帯板材aの変形は効果的に防止される。
次に、請求項2に係る発明の帯板材の接合構造の実施形態を図面について説明する。
この帯板材の接合構造は、大型であるため単体に成形するよりも複数に分割成形したものを接合した方がコストダウンを図れる製品の製作に適している。従って、用いる帯板材aは、例えば図14に示す笠木20を2つに分割した図11の形状、または、図15に示すルーバー21を2つに分割した図12の形状、あるいは、図16に示すカーテンボックス22を2つに分割した図13に示す形状等のものであって、アルミニウムの押出成形によって形成した型材である。
上記の通り2つが1組をなす帯板材aは、一方の帯板材aが帯板部1の内側の裏側に突縁2を形成され、他方帯板材aの帯板部1が内側の裏側に挟持溝3を形成されるものであって、上記突縁2及び挟持溝3の構造は、図1〜図4に示した請求項1に係る発明の帯板材の接合構造の突縁2及び挟持溝3と同一である。従って、接合する操作も上記突縁2及び挟持溝3と同様である。また、突縁2及び挟持溝3以外の部材にも請求項1に係る発明の帯板材の接合構造のものと同一のものがあるので、これらの部材に付いては同一部分には同一の符号を付して、構造並びに作用に付いての説明は省略する。
上記帯板材aが図14に示す笠木20を2つに分割形成したものの場合は、図11に示す通り一方の帯板材aの右側の裏側には突縁2を形成され、左側の裏側には下方への折曲片23を形成されるようにする。また、他方の帯板材aは左側の裏側には挟持溝3を形成され、右側の裏側には下方への折曲片24を上記折曲片23よりも短く形成されるようにする。
上記一方の帯板材aと他方の帯板材aを接合するときは、両帯板材a、aの対応する側部を近付けて突縁2を挟持溝3内に差し入れる。そして、挟持溝3をかしめ手段によってかしめると、挟持溝3が突縁2を挟持して図2に示す通り両者の備える凹溝、嵌合凸部、凹条部、凸条部の押圧係合を行わせるから、帯板材a、aはその表面が面一となるように強固に接合されて、図14に示す通りの複合構造の笠木20が得られる。
帯板材aが、図15に示すルーバーを2つに分割したものの場合は、図12に示す通り一方の帯板材aは右側の裏側には突縁2を、左側の裏側には下方への折曲片25を形成され、中間部の裏側には鉤形リブ26を対向するように一対形成される。また、他方の帯板材aは左側の裏側には挟持溝3を、右側の裏側には下方への折曲片27をそれぞれ形成され、中間部の裏側には鉤形リブ28を対向するように一対形成される。
上記一方の帯板材aと他方の帯板材aを接合するときは、両帯板材a、aの対応する側部を近付けて突縁2を挟持溝3内に差し入れる。そして、挟持溝3をかしめ手段によってかしめると、挟持溝3が突縁2を挟持して図2に示す通り両者の備える凹溝、嵌合凸部、凹条部、凸条部の押圧係合が行われるから、帯板材a、aはその表面が面一となるように強固に接合されて、図15に示す通り鉤形リブ26と28で取り付け可能な複合構造のルーバー21が得られる。
帯板材aが、図16に示すカーテンボックス22を2つに分割した形状の場合は、図13に示す通り一方の帯板材aの帯板部1は右側の裏側には挟持溝3を、左側の表側には側板29を形成し、中間部の裏側には鉤形レール30を対向するよう一対を形成する。また、他方の帯板材aの帯板部1は左側の裏側には突縁2を、右側の表側には側板31を形成し、両者の間には鉤形レール32を対向するように一対形成する。
上記一方の帯板材aと他方の帯板材aを接合するときは、両帯板材a、aの対応する側部を近付けて突縁2を挟持溝3内に差し入れ、挟持溝3をかしめ手段によってかしめると、挟持溝3が突縁2を挟持して図2に示す通り両者の備える凹溝、嵌合凸部、凹条部、凸条部の押圧係合が行われるから、帯板材a、aはその表面が面一となるように強固に接合されて、図16に示す通り鉤形レール30と32へカーテンが吊れる複合構造のカーテンボックス22が得られる。
上記以外にも多種多様の複合構造製品があり、これら製品の多くに本発明の帯板材の接合構造は利用できるものであるが、接合の態様は他の製品に付いても上記同様に行われるものであるから、これら製品についての一々の例示は省略する。
本発明は、押出成形した帯板材を挟持溝による突縁の挟持の手段で容易に強力に接合して各種の複合製品を得ることができる。
帯板材の接合構造で帯板材の接合を開始した時の説明図。 帯板材の接合を完了した時の説明図。 接合構造における挟持溝の一部変形の一例を示す説明図。 接合構造における挟持溝の一部変形の他の例を示す説明図。 挟持溝の外側の溝壁をかしめた後に更にポンチでかしめる説明図。 (a)(b)(c)は、平ら帯板材の突縁と挟持溝の両方を備えるものと、一方だけを備えるものの説明図。 突縁と挟持溝を備える平らな帯板材の斜視図。 突縁と挟持溝を備えるV字形の帯板材の斜視図。 平面の帯板材を接合構造で接合して得たサインボードの斜視図。 V字形の帯板材を接合構造で接合して得た波型屋根の一部正面図。 笠木を2分割した形状の帯板材の斜視図。 ルーバーを2分割した形状の帯板材の斜視図。 カーテンボックスを2分割した形状の帯板材の一部分を省いた斜視図。 図11に示す帯板材を接合構造で接合して得た笠木の説明図。 図12に示す帯板材を接合構造で接合して得たルーバーの説明図。 図13に示す帯板材を接合構造で接合して得たカーテンボックスの説明図。
a 帯板材
1 帯板部
2 突縁
3 狭持溝
3a 外側の溝壁
6 凹溝
7 凹条部
10 嵌合凸部
11 凸条部

Claims (4)

  1. 帯板部の一側の裏側または表側に直角に突出する突縁を形成し、他側の裏側または表側に挟持溝を形成した複数の帯板材を、一方の帯板材に形成した挟持構に他方の帯板材に形成した突縁を挟持させて接合する帯板材の接合構造であって、
    上記突縁はその外側面には凹溝、内側面には凹条部それぞれ形成され、
    上記挟持溝内側の溝壁の内面には上記突縁の凹構に嵌まり合う嵌合凸部形成され、外側の溝壁の内面には突縁の凹条部に係合する凸条部形成され、この外側の溝壁のみを上記突縁側に折り曲げて内側の溝壁との間に突縁が差し込まれた状態でかしめるとともに、
    上記内側の溝壁と上記突縁の基端の近傍には互いに向き合う位置にそれぞれ凹部を形成し、これらの凹部よりも挟持溝の入口側では上記内側の溝壁と突縁とが密着し、上記凹部よりも挟持溝の奥側では、上記内側の溝壁と突縁とが離隔する僅かな隙間を形成した
    ことを特徴とする帯板材の接合構造。
  2. 2つの隣り合う帯板材のうち一方の帯板材は帯板部の一側の裏側または表側に直角に突出する突縁を形成し、他方の帯板材は帯板部の他側の裏側または表側に挟持溝を形成して、一方の帯板材に形成した突縁を他方の帯板材に形成した挟持溝に挟持させて接合する帯板材の接合構造であって、
    上記突縁はその外側面には凹溝が、内側面には凹条部がそれぞれ形成され、
    上記挟持溝の内側の溝壁の内面には上記突縁の凹構に嵌まり合う嵌合凸部が形成され、外側の溝壁の内面には突縁の凹条部に係合する凸条部が形成され、この外側の溝壁のみを上記突縁側に折り曲げて内側の溝壁との間に突縁が差し込まれた状態でかしめるとともに、
    上記内側の溝壁と上記突縁の基端の近傍には互いに向き合う位置にそれぞれ凹部を形成し、これらの凹部よりも挟持溝の入口側では上記内側の溝壁と突縁とが密着し、上記凹部よりも挟持溝の奥側では、上記内側の溝壁と突縁とが離隔する僅かな隙間を形成した
    ことを特徴とする帯板材の接合構造。
  3. 上記帯板部の裏側には鉤形をなすリブが対向して一対取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の帯板材の接合構造。
  4. 上記挟持溝の外側の溝壁が突縁へかしめ付けられた後、更に、ポンチによってかしめられていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の帯板材の接合構造。
JP2005376249A 2005-05-13 2005-12-27 帯板材の接合構造 Active JP4767011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005376249A JP4767011B2 (ja) 2005-05-13 2005-12-27 帯板材の接合構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005140669 2005-05-13
JP2005140669 2005-05-13
JP2005376249A JP4767011B2 (ja) 2005-05-13 2005-12-27 帯板材の接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006341305A JP2006341305A (ja) 2006-12-21
JP4767011B2 true JP4767011B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=37638652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005376249A Active JP4767011B2 (ja) 2005-05-13 2005-12-27 帯板材の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4767011B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7082729B2 (ja) 2017-11-15 2022-06-09 株式会社アイシン かしめ構造の製造方法及びかしめ構造

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03129111A (ja) * 1989-10-13 1991-06-03 Showa Alum Corp パネル部材の連結装置
JPH0375173U (ja) * 1989-11-28 1991-07-29
JPH05340A (ja) * 1991-06-24 1993-01-08 Showa Alum Corp 金属製パネルの相互接合方法
JPH079046A (ja) * 1993-06-15 1995-01-13 Showa Alum Corp パネルの接合方法
JPH09225559A (ja) * 1996-02-19 1997-09-02 Nippon Light Metal Co Ltd 板材結合構造と板材結合構造による組立構造物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006341305A (ja) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7407224B2 (en) Molding attaching structure, molding attaching clip, and molding
US20070200393A1 (en) Interlocking joint for a wall or door of a trailer
JP3325995B2 (ja) パネル接合構造
JP6528526B2 (ja) ガラスランの固定構造
CN214272430U (zh) 连接件
JP4767011B2 (ja) 帯板材の接合構造
JP2008095374A (ja) 接続枠及び枠用コーナージョイント部材
JP4540566B2 (ja) 帯板材の接合構造
JP2007166994A (ja) シート材留め具、及び同シート材留め具を用いたシート材の止着方法
JP2004229485A (ja) フラットワイヤーハーネスの固定構造
JP3396717B2 (ja) 乾式壁材の端部材
JP3374794B2 (ja) 出隅構成部材,及び組立式出隅材,並びにその施工構造
JP3451582B2 (ja) 窓 枠
JP2522754B2 (ja) 化粧キャップ
JP2007016827A (ja) 中空帯板材の接合構造
CN212053372U (zh) 一种用于装饰板拼装的固定件
JP2007014969A (ja) 金属製帯板材の接合構造
JP3821949B2 (ja) 壁パネル
JP4551736B2 (ja) 二つの部材を連結する連結部材
JP3007582U (ja) 壁面材
JP2004150254A (ja) 外壁用役物
JPH0842108A (ja) 乾式壁材
JPH08144442A (ja) 横葺き屋根材
JPH034650Y2 (ja)
JPH078659Y2 (ja) 壁材の縦目地構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4767011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250