JPH09225559A - 板材結合構造と板材結合構造による組立構造物 - Google Patents

板材結合構造と板材結合構造による組立構造物

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JPH09225559A
JPH09225559A JP3021696A JP3021696A JPH09225559A JP H09225559 A JPH09225559 A JP H09225559A JP 3021696 A JP3021696 A JP 3021696A JP 3021696 A JP3021696 A JP 3021696A JP H09225559 A JPH09225559 A JP H09225559A
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piece
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JP3021696A
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Inventor
Hiromitsu Ishikawa
博光 石川
Kunihiko Miyamoto
国彦 宮本
Nobuyasu Hagisawa
亘保 萩澤
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続部の強度が高く、板材の接続が容易で、加
工コストが低く、広幅の面板を形成でき、コーナー部の
形成も容易な板材結合構造とこの板材結合構造を利用し
た広幅のサンドイッチパネルや箱状容器体を提供する。 【解決手段】かしめ片2bと該かしめ片2bに間隙3を
隔てて対向するかしめ受片2aとからなり且つ該かしめ
受片2aは前記かしめ片2b側に面して受け溝5を有す
るかしめ部2を備えるアルミニウム合金押出し形材等に
よる連結材1を用い、前記かしめ部2の間隙3に板材4
A,4Bの端部を嵌挿して前記連結材1を介して板材を
接続した板材結合構造を、また、前記連結材のかしめ部
間の角度を90°等所定角度にして形成した筒状体から
組み立てた箱状容器体を、上記板材結合構造による面板
を断熱材等芯材と組み合わせて製作した広幅のサンドイ
ッチパネル等を提案する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材の結合構造及
びこれを利用して幅に制限のあるアルミニウム合金等の
板材を接続して広幅のパネルに形成する手段に関し、ま
た、この接続パネルを利用したサンドイッチパネルや、
さらに、板材の結合構造を利用した筒状体乃至容器体に
関する。本明細書において、「サンドイッチパネル」と
は、表面板と裏面板間に芯材を配設した積層板を示す。
【0002】
【従来の技術】パネルの最大幅は、通常、その生産手段
によって制約を受ける。金属や合金の圧延板によるパネ
ルは、その圧延ロールの幅によって制限され、例えば、
幅2mを越えるような広幅のアルミニウム合金板の製造
は行われていないのが実状である。従って、さらに広幅
のパネルを得るには、必然的に接続を必要とし、その接
続手段としは、はぜ継ぎ、リベット接合、ボルトとナッ
ト等による締結、あるいは、溶接等がある。また、箱状
容器の製作における板材端部の接続に際しても同様手段
が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板材を
接続するのに、上記のはぜ継ぎにあっては、工数や作業
者の熟練を必要とし、リベット接合やボルト付けにあっ
ては板材の材質や板厚による強度上の問題があり、ま
た、溶接にあっては作業者の熟練や外観上の問題があ
り、さらにまた、アルミニウム合金の場合にあっては、
溶接時に熱による歪みが発生し、薄板の接合には向かな
い等の問題があり、予め孔加工が必要で加工コストの高
いリベット接合あるいはボルトとナットによる締結手段
が多く利用されている状況にある。
【0004】従って、本発明は、以上のような状況に鑑
み、強度を犠牲にすることなく、板材の接続が容易で、
広い幅の面板を製作でき、従ってまた、この広幅板を利
用した広幅の断熱パネル等サンドイッチパネル構造物を
製作でき、さらにまた、コーナー部における接続が容易
に行え、このコーナー部接続手段を利用して多様な容器
体等構造物を加工コストの低い方法で製作できるという
アルミニウム合金材等金属材による板材の結合構造とこ
の板材結合構造を利用した組立構造物の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、かしめ片とかしめ受片とよりなるかしめ
部を備える連結材であって、前記かしめ受片はかしめ片
に間隙を隔てて対向すると共に前記かしめ受片は前記か
しめ片側に面して受け溝を有してなる前記かしめ部を備
える前記連結材を用い、前記かしめ部の間隙に板材の端
部を嵌挿して前記かしめ片側からのかしめ刃の押圧によ
るかしめ加工を行うことにより、前記連結材を介して少
なくとも2枚以上の板材を接続した板材結合構造を提供
する。また、前記連結材は少なくとも2か所以上のかし
め部を備え、該かしめ部は所定の相互角度を有する板材
結合構造を提供する。さらに、前記かしめ部間の角度が
90°であるところの板材結合構造を、また、前記かし
め部間の角度が180°であるところの板材結合構造
を、そして、前記連結材がアルミニウム合金による押出
し形材であるところの板材結合構造を提供する。また、
前記連結材の長手方向端面には他の部材と結合するため
のビスホールが予め形成されているところの板材結合構
造を、さらに、前記かしめ部に嵌挿する前記板材は端部
に折曲げ部が形成されて前記連結材と共に平坦面を形成
しているところの板材結合構造を提供するものである。
【0006】そして、かしめ片とかしめ受片とよりなる
かしめ部を備える連結材であって、前記かしめ受片は前
記かしめ片に間隙を隔てて対向すると共に前記かしめ受
片は前記かしめ片側に面して受け溝を有してなる前記か
しめ部を備える前記連結材を用い、前記かしめ部の前記
間隙に板材の端部を嵌挿して、前記かしめ片側からのか
しめ刃の押圧によるかしめ加工を行うことにより、前記
連結材を介して板材を接続して筒状体に形成し、該筒状
体より容器体に組み立ててなるところの板材結合構造に
よる組立構造物を提供する。そしてまた、かしめ片とか
しめ受片とよりなるかしめ部を備える連結材であって、
前記かしめ受片は前記かしめ片に間隙を隔てて対向する
と共に前記かしめ受片は前記かしめ片側に面して受け溝
を有してなる前記かしめ部を備える前記連結材を用い、
前記かしめ部の前記間隙に板材の端部を嵌挿して、前記
かしめ片側からのかしめ刃の押圧によるかしめ加工を行
うことにより、前記連結材を介して板材を接続して面板
に形成し、該面板間に芯材を組み合わせてサンドイッチ
パネルに組み立ててなるところの板材結合構造による組
立構造物を提供する。さらに、前記サンドイッチパネル
は、かしめ加工側を芯材側に配置した接続面板によって
組み立てられてなる板材結合構造による組立構造物を、
さらにまた、前記連結材と前記板材とで平坦面を形成
し、且つ、該平坦面側を芯材側に配置した接続面板によ
って前記サンドイッチパネルを組み立ててなる板材結合
構造による組立構造物を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】かしめ受片とかしめ片とからなる
かしめ部を有する連結材は例えばアルミニウム合金の押
出し成形加工等によって容易につくられる。この連結材
にかしめ部を形設して、このかしめ部に接続しようとす
る2枚の板材の端部をそれぞれ挿入して、かしめ片側に
配置したかしめ刃で押圧させてかしめ加工を行うことに
より、2枚の板材による広幅のパネル材を形成できる。
同じ曲率半径の連結材と板材とを組み合わせてかしめ加
工すると曲面状の広幅の接続パネルを形成できる。間隔
を隔てた2か所にかしめ部を有し且つかしめ部間の角度
を例えば略90°即ち直角とした連結材を用いて板材を
接合すると略90°の角度をもったコーナー部を形成で
き、また、角形容器をつくることもできる。かしめ部間
の角度を例えば略180°即ち水平に配置する形にする
と平板状に板材を接続することができる。
【0008】端面に予めビスホールを形成させておいた
連結材を用いると、板材を接続して、例えば、筒状体に
形成した後、前記ビスホールを利用してボルトやタッピ
ンネジにより、この筒状体に底板や蓋体を取り付けて容
器体に組立てることができる。連結材に嵌挿してかしめ
加工する板材は端部を直角に折り曲げ、あるいは段部を
設けておくことにより、連結材の突出部をなくし、板材
接続後において片面全体を平坦にすることができる。ま
た、前記連結材はアルミニウム合金や鉄鋼等金属材が利
用できるが、特に、アルミニウム合金の押出し形材でつ
くることにより、必要なかしめ部を備える連結材が容易
に得られ、連結材に対する多様な要求に対応できる。軽
量化の促進ができる。
【0009】幅方向に90°あるいは任意の角度で屈曲
状態で且つその両端部にかしめ部を有する連結材を用い
て板材を接続することで筒状体が得られ、この筒状体の
下端に連結材の端面に形設してあるビスホールを利用す
る等して、底板を取り付けることで角型容器がつくれ、
また、必要により蓋体を施すことができる。板材として
曲面材を用いることにより円筒状容器もつくることがで
きる。
【0010】前記のように、連結材を用いた板材の接続
で広幅の面板を形成し、さらに、このような広幅の面板
の2枚を所定間隔で離間させると共に面板間の空間を囲
む四周枠を配設して箱状パネルを形成し、この箱状パネ
ルの内部に発泡ポリウレタン等の発泡性合成樹脂を芯材
として充填することにより、広幅のサンドイッチパネル
を形成できる。また、前記のような広幅の面板間にハニ
カム材を接着又はロー付け等により接合することによ
り、広幅のハニカムサンドイッチパネルを形成すること
ができる。このようなサンドイッチパネルにおいて、か
しめ加工側を芯材側に、またさらに、平坦面側を芯材側
に配置したものは、表面側にかしめ加工部が露呈せず、
またハニカム等芯材との接合が良好になる。
【0011】
【実施例】以下、図面により、本発明の板材結合構造を
説明する。図1の実施例1を示す部分斜視図において、
1はアルミニウム合金による押出し形材で形成された長
尺の連結材であって、その幅方向の両端部には左右対称
にかしめ部2を形設してある。即ち、このかしめ部2に
おいては、それぞれ所定の相互間隔即ちかしめようとす
る板材4A,4Bを嵌挿可能とする寸法の間隙3を隔て
てかしめ受片2aとかしめ片2bとを対向するように設
けてある。そして、かしめ受片2a側にはかしめ片2b
に面して長手方向に延びる受け溝5を設け、かしめ片2
b側からのかしめ加工により板材4A,4Bをそれぞれ
の受け溝5にかしめ付けてある。なお、両端部における
かしめ部2の構成は図示のように左右対称なので、図に
おいて片方のかしめ部におけるかしめ受片等細部の符号
記入は省略する。
【0012】即ち、かしめ加工に際しては、図2のよう
に、前記連結材1の両側端部における各かしめ部2の間
隙3に接続しようとする板材4A,4Bをそれぞれ嵌挿
し、この連結材1の厚肉部2a側の表面にかしめ受け材
6を配置し、かしめ片2b側の表面且つ前記受け溝5に
対応する位置に左右一対のかしめ用ポンチ7をかしめ刃
として配置し、このかしめ用ポンチ7を油圧シリンダ等
図示しない駆動機構により左右同時に矢印方向に前進さ
せてかしめ片2bを押圧させることにより、このかしめ
片2bと共に板材4A,4Bを受け溝5内に対してかし
め加工することができる。このかしめ加工は連結材1と
板材4A,4Bとを連結材1の長手方向に順次移動しな
がら繰り返し行うことにより、板材4Aと板材4Bとを
前記連結材1を介して相互に接続することができること
になる。なお、連結材成形の際にかしめ部の間隙をその
開口側が広めになるように形成しておくことにより、組
立て等における作業性が良好になる。
【0013】本発明の連結材による板材の接続は平面構
造に限らず、曲面構造においても可能である。実施例2
を示す図3において、押出し形材による連結材8は幅方
向に湾曲した状態に形成されている。この連結材8は両
側端に連結端としてかしめ部9を形設しており、このか
しめ部9においては、所定間隔の間隙10を隔ててかし
め受片9aとかしめ片9bとを対向させ、かしめ受片9
aにはかしめ片9b側に面して長手方向に延びる状態に
受け溝11を形設している。
【0014】この連結材8のかしめ部9の間隙10に略
同じ曲率で湾曲した湾曲板材12A,12Bの側端部を
嵌挿し、かしめ受片9a側にかしめ受け材13をバック
アップ材として配置し、かしめ片2b側にかしめ用ポン
チ14を配置して矢印方向に前進させるかしめ加工によ
り前記湾曲板材12A,12Bをそれぞれ受け溝11部
分に固定させることができ、例えば、屋根板に利用可能
な広幅の湾曲板を形成することができる。
【0015】図4に示す実施例3による板材結合構造
は、内部側にかしめ付け部が形設されるのを嫌う場合に
利用されるものであって、図3の場合と同様の湾曲板材
の結合構造で、幅方向に湾曲した連結材15を用いてい
るが、その連結材15のかしめ部16はかしめ受片16
aが湾曲内部側(図示下側)に位置し、かしめ片16b
が湾曲外部側に位置するようにしてあり、かしめ受け材
17を内部側に配置して、かしめ用ポンチ18による湾
曲板材19A,19Bに対するかしめ加工は矢印方向に
外部側から行われるようにしてある。
【0016】図5は、連結材を介した板材の接続後にお
いて、その片面を連結材部分を含めて平坦にする実施例
4による板材結合構造で、図の(a)において、アルミ
ニウム合金押出し形材でつくられた連結材20は、かし
め受片21aとかしめ片21bとを間隙22を隔てて対
向させたかしめ部21を幅方向端部に形設し、かしめ受
片21aにはかしめ片21b側に受け溝23を設けてあ
る。そして、接続しようとする板材24A,24Bの側
端部には前記かしめ受片21aの厚さ分の段差を設けて
ある。即ち、この板材24A,24Bを前記の間隙22
に嵌挿したとき、図示のように、この連結材20と板材
24A,24Bとが同一面になり、かしめ受片21aの
表面にかしめ受け材25を配置し、かしめ片21b側か
らのかしめ用ポンチ26による矢印方向のかしめ加工に
より、連結材20の部分を含めて片面が平坦な板材結合
構造が形成できる。
【0017】図の(b)の板材結合構造は、連結材27
の中央部片側に他部材との接続用のビスホール28を設
けてあり、かしめ部29に板材30A,30Bをかしめ
加工により接続組立て後、この組立物の端部に蓋体を取
り付け、あるいは、この組立物を他の部材に取り付ける
場合のボルト又はタッピンネジ等の下孔に利用できるよ
うにしたものである。連結材27の他の構成やかしめ手
段については(a)の場合と同様であり、細部の説明を
省略する。
【0018】図6の(a)及び(b)は、図5(a),
(b)の場合と同様に、片側を平坦に構成する実施例5
による板材結合構造を示すもので、連結材31は、アル
ミニウム合金の押出し形材により略杆状につくられ、間
隙32を図示上方に開口する状態に且つ左右対称に一対
のかしめ部33を設けてある。即ち、左右両側にかしめ
片33bを形設し、間隙32を隔てた中央部を左右共用
のかしめ受片33aとしてある。そして、かしめ受片3
3aの各かしめ片33b側の対向面にそれぞれ受け溝3
4を設けてある。そして、接続しようとする板材35
A,35Bは側端部を直角に折り曲げた形とし、図示の
ように、この板材35A,35Bの端部をそれぞれ上方
からかしめ部33の間隙32に嵌挿したとき、片面(図
示上面)が連結材31部分を含めて平坦になるようにし
てあり、連結材31の左右両側面側にかしめ用ポンチ3
6を配置し、このかしめ用ポンチ36により両側のかし
め片33bを挟む形で同時的なかしめ加工を行うことに
より、板材35Aと板材35Bとを連結材31を介して
一体に接続できる。この場合、連結材31は平坦面の反
対側の面に突出した状態になるが、かしめ加工としては
かしめ受け材を必要としない簡便なものになる。
【0019】図6(b)の板材結合構造は、連結材37
の長手方向の端面に他部材との接続のためのビスホール
38が図示下部の突出端部分に形成されているが、左右
対称のかしめ部39の構成やかしめ加工手段は(a)の
場合と同様であるので、細部の説明は省略する。
【0020】図7(a)及び(b)に示したものは、図
6の場合と同じく、片面を平坦にする実施例6による板
材結合構造であり、その連結材40は一側(図示左側)
にかしめ片41bを配し、上方に開口する間隙42を隔
てて対向するかしめ受片41aを他側(図示右側)に配
してかしめ部41としてある。前記間隙42は接続しよ
うとする板材43A,43Bの厚さを合わせた間隔を有
し、かしめ受片41aにはかしめ片41b側に受け溝4
4を形設してある。そして、接続しようとする板材43
A,43Bは端部を直角に折り曲げた形状としてあり、
この二つの端部を揃えて上方から前記間隙42に嵌挿
し、かしめ受片41aの背後にかしめ受け材45を配置
し、かしめ片41b側から矢印方向のかしめ用ポンチ4
6によるかしめ加工を行うことにより、2枚の板材43
A,43Bを同時的に連結材40と一体化できる。即
ち、この実施例6は、かしめ用ポンチ46に比較的大き
い押圧力を必要とするが、かしめ部41は一箇所のみで
あり、一個のかしめ用ポンチ46と一個のかしめ受け材
45の配置による簡便なかしめ加工により、効率的に2
枚の板材43A,43Bを同時に接合でき、且つ、片面
を平坦に形成できる効果がある。図の(b)は連結材4
7の長手方向端面に他部材を結合するための結合用のビ
スホール48をその突出端部に設けてあるが、かしめ部
49の構成やそのかしめ加工手段は(a)の場合と同様
なので細部の説明は省略する。
【0021】図8は実施例7による板材結合構造を示す
もので、コーナー部を構成する連結材50を用いて2枚
の板材51A,51Bをかしめ加工により90°の相互
角度に接続した場合であり、連結材50はアングル形を
なし、その両側端部にかしめ部52を有し、このかしめ
部52に端部を嵌挿した板材51A,51Bをかしめ加
工により直角状態に接続してある。即ち、図9にも示す
ように、連結材50は、アルミニウム合金の押出し形材
により断面L字状の長尺のアングル形状に形成され、そ
の両側端部に、外側のかしめ受片52aと内側のかしめ
片52bとを間隙53を隔てて対向する状態に設け且つ
かしめ受片52a側に受け溝54を形設したかしめ部5
2をそれぞれ形成してある。従って、この連結材50の
両側端のかしめ部52にそれぞれ板材51A,51Bの
端部を嵌挿し、外側にかしめ受け材55を配置し、内側
にかしめ用ポンチ56を配置してかしめ片52b側から
押圧して受け溝54へかしめ付けるかしめ加工を行うこ
とにより、2枚の板材51A,51Bを相互に直角とな
るように接続することができる。この板材結合構造で
は、内側からのかしめ加工となるので、一般に、かしめ
付け部が外部に表れず仕上がりが良好である。
【0022】図10(a)は実施例8による板材結合構
造を示しており、この連結材57は、上記の実施例7の
場合と同様に、アルミニウム合金押出し形材により直角
に屈曲した形の断面L字形の長尺体に形成されている
が、かしめ部58として外側にかしめ片58bを配置
し、受け溝59を有するかしめ受片58aを内側に配置
し、かしめ部58に嵌挿した板材60A,60Bに対し
て、外方から図示矢印方向のかしめ加工を行うようにし
たものであり、この場合、かしめ付け部が外部から目視
可能となるが、かしめ装置の構成配置は容易になる。図
の(b)の板材結合構造は、連結材61のコーナー部中
央にビスホール62を備えているが、かしめ部63の構
成やかしめ手段については(a)の場合と同様なので、
細部の説明は省略する。上記の実施例7及び実施例8の
板材結合構造を利用することにより、壁パネルのコーナ
ー部を形成し、また、筒状体、さらには底板や蓋体等を
取り付けた容器体を形成することができる。
【0023】図11(a)に示す実施例9による板材結
合構造は、3方向に板材を結合するようにした板材結合
構造を示すもので、連結材64はアルミニウム合金押出
し形材でT字形断面につくられ、その各端部に受け溝6
5を有するかしめ受片66aとかしめ片66bとを間隙
67を隔てて対向させてなるかしめ部66が形成されて
いる。そして各かしめ部66に板材68A,68B,6
8Cをそれぞれ嵌挿し、矢印方向で示すかしめ片66b
側からのかしめ刃によるかしめ加工により、3枚の上記
板材をT字形に結合できる。即ち、板材68Aと板材6
8Bとは180°の相互角度を有し、板材68Cは板材
68Aと板材68Bのそれぞれと90°の相互角度を有
するように結合されている。図の(b)に示す板材結合
構造は、連結材69の長手方向端面において中心部に他
部材との接続用としてビスホール70を形成してある。
他のかしめ部71の構成やかしめ手段については上記
(a)の場合と同様なので、細部の説明は省略する。上
記の実施例9の板状結合構造を利用することにより、部
屋構造における多室化用の仕切り、あるいは、前記のコ
ーナー部を形成する実施例7,8等の連結材との併用で
多室筒状体乃至多室容器体等を形成することができる。
【0024】図12(a)は4枚の板材を直交状態に接
続するための実施例10による板材結合構造であって、
連結材72は、アルミニウム合金押出し形材により断面
十字形に形成され、その4支端にはそれぞれ受け溝73
を有するかしめ受片74aとかしめ片74bとからなる
かしめ部74が形設されており、各かしめ部74に板材
75A,75B,75C,75Dを嵌挿して、図示矢印
方向からのかしめ刃によるかしめ加工により、4枚の上
記板材を90°の相互角度で一体に接続できる。図6
(b)における板材結合構造は、連結材76は中央部に
他部材との接続に使用するビスホール77を穿設してあ
る。他のかしめ部78の構成やかしめ手段については
(a)の場合と同様なので、細部の説明は省略する。上
記の実施例10の板状結合構造を利用することにより、
部屋構造の多室化用の仕切り、あるいは、上記の実施例
7,8や実施例9等における連結材との併用により多室
筒状体乃至多室容器体を形成することができる。
【0025】図13は、図1の実施例1の板材結合構造
による広幅の板材を用いて形成した断熱性のサンドイッ
チパネルの部分斜視図で、サンドイッチパネルAの両側
一対に対向する面板79,80は、それぞれ、アルミニ
ウム合金押出し材による連結材81A,81Bを用い、
その両端に連結端として設けたかしめ部82に板材79
a,79b又は80a,80bを嵌挿し、かしめ加工に
より接続して広幅の面板としたものであり、この一対の
面板79,80をかしめ加工側が対向面となるように一
定間隔をもって配し、四周に上記一定間隔を維持すると
共に面板間の空間の四周を塞ぐ枠を配置して箱状パネル
を形成し、この箱状パネル内に発泡性ポリウレタンの原
液を注入して発泡成形させ、発泡ポリウレタン83を芯
材とする一体のサンドイッチパネルAに形成してある。
即ち、板材として幅寸法に制限のあるアルミニウム合金
圧延板等金属板を利用しても、広幅で強度が高く且つ外
観性に優れる断熱性サンドイッチパネルが形成できるも
のである。
【0026】図14は、実施例11の板材結合構造によ
る広幅の板材を用い、芯材としてハニカム材を接着して
形成したハニカムサンドイッチパネルの部分断面図であ
り、このサンドイッチパネルBの上下両側一対に対向す
る面板84,85は、両端に連結端としてかしめ部87
を備えるアルミニウム合金押出し材による連結材86
A,86Bを用い、板材84a,84b及び板材85
a,85bをかしめ加工により接合して製した広幅の面
板である。
【0027】即ち、図15にも示すように、この実施例
11の板材結合構造においては、連結材86Aのかしめ
部87は、かしめ受片87aとこれに対向するかしめ片
87bを備え、かしめ受片87aには長手方向の受け溝
88を形成してある。かしめ片87bとかしめ受片87
a間の間隙89は片面の中心寄りの位置から立ち上がっ
て水平となる段差を備えるようにしてある。即ち、接続
しようとする板材84a,84bには端部に段差を有す
るものを用い、連結材86Aのかしめ片87bは、かし
め加工前は、2点鎖線のように、先端部をかしめ受片8
7aから離間状態に形成しておき、板材84a,84b
の端部を連結材86Aのかしめ部87の間隙89部分に
嵌挿した後押圧して塞ぎ、次いで、かしめ受片側にかし
め受け材90を配置し、かしめ片側からのかしめ用ポン
チ91による図示矢印方向のかしめ加工を行うことによ
り片面が平坦な面板84を形成できる。一方の連結材8
6B側においても同様の構成で、同様のかしめ加工によ
り板材85a,85bを接続できる。
【0028】この一対の面板84,85を、図14のよ
うに、平坦面側を対向させてハニカム92に接着し、対
向する面板84,85と接合させ、ハニカム92を芯材
とする広幅のサンドイッチパネルBを形成できる。平坦
部を対向面として内側に位置させることによりハニカム
92の収裝がスムースに行え、また前記の連結材86
A,86Bはかしめ付け部が外部に露呈しないので、幅
寸法に制限のあるアルミニウム合金圧延板等金属板を利
用して、壁用パネルとしても好適な外観性に優れる広幅
の構造用のサンドイッチパネルを形成できる。なお、接
着方法としては接着剤による方法の他にロー付け方法も
考えられる。
【0029】図16は、本発明の板材結合構造により形
成したサンドイッチパネルのコーナー部を示す断面図で
ある。実施例12による板材結合構造として構成したこ
のサンドイッチパネルCの内壁面板93の内側コーナー
部においては、コーナーをなす連結材94は断面略C字
形の鞘状につくられ、その両側端部に連結端としてかし
め部95を形設してあり、このかしめ部95に嵌挿した
板材93a,93bをかしめ加工により接続して板材9
3a,93bが90°の相互角度となるようにすると共
に、連結材94にその内部形状を合わせたパイプ補強材
96を長手方向端部より嵌挿し、形状の安定と強度の確
保を図ってある。
【0030】また、このサンドイッチパネルCにおい
て、実施例13による板材結合構造として構成した外壁
面板97の外側コーナー部にあっては、断面略C字形の
鞘状に形成した連結材98の両側端部に連結端として、
かしめ部99を形設し、それぞれに嵌挿した板材97
a,97bをかしめ加工で接続して板材97a,97b
が90°の相互角度となるようにすると共に、前記連結
材98にはその内部形状を合わせたパイプ補強材100
を長手方向端部より嵌挿し、形状の安定と強度の確保を
図ってある。そして、内壁面板93と外壁面板97とを
連結材94,98の突出側を対向させて組み立てた箱状
パネルは、芯材として発泡成形させた内部の発泡ポリウ
レタン101により、強度が高く外観性にも優れたコー
ナー部を備える断熱性のサンドイッチパネルCを形成す
るものである。
【0031】上記サンドイッチパネルCにおける板材結
合構造をさらに具体的に説明する。図17は、図16の
前記実施例12における板材結合構造を説明する平断面
図で、連結材94はアルミニウム合金押出し形材により
長手方向一側を開口した断面略C形の長尺鞘状体に形成
し、その両側端部に連結端として受け溝102を有する
かしめ受片95aとかしめ片95bとからなるかしめ部
95を設けると共に、かしめ部95の外側面即ちかしめ
片95b側表面同士が直交関係を維持するようにしてあ
る。
【0032】そして、側端部にかしめ片95bの厚さに
相当する段差を設けた板材93a,93bをそれぞれ両
側端部のかしめ受片95aとかしめ片95b間の間隙1
03に嵌挿した後、先端部をL字形にした片持ち構造の
かしめ受け材104を前記連結材94の内部に挿入し、
かしめ受片95aの背面にこのかしめ受け材104の先
端部側面を押し当ててバックアップさせると共に、かし
め片95b側にかしめ用ポンチ105を配置して図示矢
印のように前進させてかしめ加工することにより板材9
3a,93bを連結材94に固定することができる。こ
のようなかしめ加工を受け溝102に沿って位置を移動
しながら行うことにより板材93a,93bを、それぞ
れ連結材94に同一面の内壁面板となるように一体化で
き、且つ、板材93aと板材93bとを直角関係に固定
することができる。なお、図では板材93a側のかしめ
加工手段のみが示されているが、板材93b側について
は、板材93aに沿う形に配置したかしめ受け材とかし
め用ポンチにより同様なかしめ加工が行える。
【0033】図18は、図16の前記実施例13におけ
る板材結合構造を説明する平面図で、連結材98はアル
ミニウム合金押出し形材により長手方向の一側を開口し
た長尺の断面略C形の鞘状体に形成されており、その側
端部には受け溝106を有するかしめ受片99aとこの
かしめ受片99aに対向してかしめ片99bとを備える
かしめ部99を設けてある。そして、かしめ部99の外
側面即ちかしめ受片99a表面同士が90°の相互角度
を維持するようにしてある。
【0034】そして、側端部にかしめ受片99aの厚さ
に相当する段差を設けた板材97a,97bを前記かし
め部99の間隙107に嵌挿してかしめ部と共に平坦な
外壁面板とし、外方からかしめ受け材108を連結材9
8のかしめ受片99aの外表面に当ててバックアップ材
とし、連結材98の内部に片持ち構造のポンチホルダー
109を挿入し、このポンチホルダー109の先端部に
取り付けたかしめ用ポンチ110をかしめ片99bの内
方に位置させ、図示矢印方向にポンチホルダー109を
移動させてかしめ加工することにより板材97aを連結
材98に固定することができる。一方の板材97b側に
ついても、かしめ用受け材とポンチホルダーとかしめ用
ポンチとを上記の場合と対称位置においてかしめ加工を
行うことにより、板材97bを連結材98に固定するこ
とができる。これらのかしめ加工を連結材98の長さ方
向に位置を移動しながら行うことにより連結材98を介
して板材97aと板材97bとを90°の相互角度で一
体に固定できる。
【0035】図19は、本発明の板材結合構造により形
成した筒状体を利用した計器盤Dを示す概略分解斜視図
である。筒状体111は、ビスホールと形設した場合の
図8の実施例7の板材結合構造によって構成したもの
で、容器の本体部分をなし、コーナー部を形成する連結
材111aに四周を構成する板材111bを連結してあ
る。即ち、連結材111aはその両端部に内側をかしめ
片とするかしめ部を形設してあり、このかしめ部に嵌挿
した板材111bに対し、内側からのかしめ加工を行っ
て一体に接続したものである。112は機器113を取
り付けた底板であり、隅部において、ねじ114で前記
筒状体111の連結材111aに形設されたビスホール
にねじ止めされている。115は計器116を取り付け
た表面板であって、ねじ117により前記筒状体111
の連結材111aのビスホールにねじ止めされている。
そして、この計器盤Dは、底板112の取付け部112
aにおいてボルト118により装置壁体等に取り付けら
れるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。 (1) かしめ部を備える連結材を介して板材をかしめ加工
により接続するようにしたので、部材の組立に際して孔
明けや折り曲げ加工等不要となり加工コストが安く、
板材の接続が容易で、強度を犠牲にすることなく、広幅
の面板を製作できる。 (2) また、かしめ部を2か所以上としたものは、連結材
の形状角度及びかしめ部の形状角度を変えることで、多
様な仕切り板や容器等を製作できる。 (3) 特に、基本的な構造としてかしめ部間の角度を90
°にしたものはコーナー部を形成し、180°にしたも
のは広幅の平板を形成し、それぞれ多用な用途に応じら
れる効果を有する。 (4) 端面にビスホールを形設した連結材を用いる場合
は、この板材結合構造による筒状体等に底板を取り付け
る等他部材との結合を容易にするという利便性を有す
る。 (5) 板材の端部を連結材に合わせて平坦面に形成したも
のは外観性や構造物組立ての際の障害となるような突出
部を嫌う用途等に応じられる効果を有する。 (6) アルミニウム合金の押出し形材による連結材を用い
ることにより、連結材自体またはそのかしめ部の形状角
度を任意に且つ容易に形設できる等多様な形状設計が可
能となり、また、製造物の軽量化が可能となる。
【0037】(7) 連結材を介して板材をかしめ加工によ
り接続した板材結合構造により組み立てた容器体は、板
材を曲げでかしめ加工する場合等に比較してジョイント
部の強度が高く、また、低加工コストで組立てが行え、
さらに、連結材の形状角度を変えることにより多様な形
状の容器体が形成できる効果がある。 (8) 本発明の板材結合構造によるサンドイッチパネルに
よれば、広幅の面板を利用することにより広幅のサンド
イッチパネルが製作でき、片面が平坦な面板が利用でき
外観性にすぐれたものが得られる。さらに、適宜断面の
連結材を使用することによりコーナー部の形成も容易で
あり、多様な形状の仕切りパネルが製作できる効果があ
り、また、発泡ポリウレタン等断熱材を芯材として利用
した断熱性サンドイッチパネルにおいては、連結材部分
即ちジョイント部分間の突出部が小さく、従来品の如
く、サンドイッチパネルとして出来上がったもの同士を
結合する場合と比較して、ジョイント部分からの熱伝導
によるエネルギーロスが少ないという効果が得られる。
さらにまた、芯材としてハニカム等固形物を使用する場
合は、本発明の板材結合構造による面板の平坦面に形成
した片面を内側にして容易に組み立てられるという効果
を有する。そして、かしめ加工部を芯材側とし、また、
平坦面側を芯材側にして組み立てたサンドイッチパネル
にあっては、表面側にかしめ加工部が露呈せず外観性も
よく、また、ハニカム等の芯材との接合が良好に行われ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による板材結合構造の部分斜
視図である。
【図2】図1の板材結合構造の横断面図である。
【図3】実施例2による板材結合構造の横断面図であ
る。
【図4】実施例3による板材結合構造の横断面図であ
る。
【図5】(a)は実施例4による板材結合構造の横断面
図で、(b)はビスホールを形設した実施例4相当板材
結合構造の横断面図である。
【図6】(a)は実施例5による板材結合構造の横断面
図で、(b)はビスホールを形設した実施例5相当板材
結合構造の横断面図である。
【図7】(a)は実施例6による板材結合構造の横断面
図で、(b)はビスホールを形設した実施例6相当板材
結合構造の横断面図である。
【図8】実施例7による板材結合構造の横断面図であ
る。
【図9】図8の板材結合構造にかしめ加工を示す横断面
図である。
【図10】(a)は実施例8による板材結合構造の横断
面図で、(b)はビスホールを形設した実施例8相当板
材結合構造の横断面図である。
【図11】(a)は実施例9による板材結合構造の横断
面図で、(b)はビスホールを形設した実施例9相当板
材結合構造の横断面図である。
【図12】(a)は実施例10による板材結合構造の横
断面図で、(b)はビスホールを形設した実施例10相
当板材結合構造の横断面図である。
【図13】実施例1による板材結合構造によって形成し
たサンドイッチパネルの部分斜視図である。
【図14】実施例11による板材結合構造によって形成
したサンドイッチパネルの横断面図である。
【図15】図14における板材結合構造の拡大横断面図
である。
【図16】実施例12と実施例13による板材結合構造
によって形成されたサンドイッチパネルコーナー部の横
断面図である。
【図17】実施例12による板材結合構造の横断面図で
ある。
【図18】実施例13による板材結合構造の横断面図で
ある。
【図19】ビスホールを形設した実施例7相当板材結合
構造を利用して形成した筒状容器体による計器盤を示す
略分解斜視図である。
【符号の説明】
A,B,C
サンドイッチパネル D
計器盤 1,8,15,20,27,31,37,40,47
連結材 2,9,16,21,29,33,39,41,49
かしめ部 2a,9a,16a,21a,33a,41a
かしめ受片 2b,9b,16b,21b,33b,41b
かしめ片 3,10,22,32,42
間隙 4A,4B,24A,24B,30A,30B
板材 5,11,23,34,44
受け溝 6,13,17,25,45
かしめ受け材 7,14,18,26,36,46
かしめ用ポンチ 12A,12B,19A,19B
湾曲板材 28,38,48
ビスホール 35A,35B,43A,43B
板材 50,57,61,64,69,72,76
連結材 51A,51B,60A,60B
板材 52,58,63,66,71,74,78
かしめ部 52a,58a,66a,74a
かしめ受片 52b,58b,66b,74b
かしめ片 53,67
間隙 54,59,65,73
受け溝 55
かしめ受け材 56
かしめ用ポンチ 62,70,77
ビスホール 68A,68B,68C
板材 75A,75B,75C,75D
板材 79,80,84,85
面板 79a,79b,80a,80b,84a,84b
板材 81A,81B,86A,86B,94,98
連結材 82,87,95,99
かしめ部 83,101
発泡ポリウレタン 85a,85b,93a,93b,97a,97b
板材 87a,99a
かしめ受片 87b,99b
かしめ片 88,106
受け溝 89,107
間隙 90,104,108
かしめ受け材 91,105,110
かしめ用ポンチ 93
内壁面板 96,100
パイプ補強材 97
外壁面板 111
筒状体 111a
連結材 111b
板材 112
底板 113
機器 115
表面板 116
計器
フロントページの続き (72)発明者 萩澤 亘保 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】かしめ片とかしめ受片とよりなるかしめ部
    を備える連結材であって、前記かしめ受片は前記かしめ
    片に間隙を隔てて対向すると共に前記かしめ受片は前記
    かしめ片側に面して受け溝を有してなる前記かしめ部を
    備える前記連結材を用い、前記かしめ部の間隙に板材の
    端部を嵌挿して前記かしめ片側からのかしめ刃の押圧に
    よるかしめ加工を行うことにより、前記連結材を介して
    少なくとも2枚以上の板材を接続したことを特徴とする
    板材結合構造
  2. 【請求項2】前記連結材は少なくとも2か所以上のかし
    め部を備え、該かしめ部は所定の相互角度を有すること
    を特徴とする請求項1記載の板材結合構造。
  3. 【請求項3】前記かしめ部間の角度が略90°であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の板材結合構造。
  4. 【請求項4】前記かしめ部間の角度が略180°である
    ことを特徴とする請求項2記載の板材結合構造。
  5. 【請求項5】前記連結材がアルミニウム合金による押出
    し形材であることを特徴とする請求項1乃至4記載の板
    材結合構造。
  6. 【請求項6】前記連結材の長手方向端面には他の部材と
    結合するためのビスホールが予め形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至5記載の板材結合構造。
  7. 【請求項7】前記かしめ部に嵌挿する前記板材は端部に
    折曲げ部が形成されて前記連結材と共に平坦面を形成し
    ていることを特徴とする請求項1乃至6記載の板材結合
    構造。
  8. 【請求項8】かしめ片とかしめ受片とよりなるかしめ部
    を備える連結材であって、前記かしめ受片は前記かしめ
    片に間隙を隔てて対向すると共に前記かしめ受片は前記
    かしめ片側に面して受け溝を有してなる前記かしめ部を
    備える前記連結材を用い、前記かしめ部の前記間隙に板
    材の端部を嵌挿して、前記かしめ片側からのかしめ刃の
    押圧によるかしめ加工を行うことにより、前記連結材を
    介して板材を接続して筒状体に形成し、該筒状体より容
    器体に組み立ててなることを特徴とする板材結合構造に
    よる組立構造物。
  9. 【請求項9】かしめ片とかしめ受片とよりなるかしめ部
    を備える連結材であって、前記かしめ受片は前記かしめ
    片に間隙を隔てて対向すると共に前記かしめ受片は前記
    かしめ片側に面して受け溝を有してなる前記かしめ部を
    備える前記連結材を用い、前記かしめ部の前記間隙に板
    材の端部を嵌挿して、前記かしめ片側からのかしめ刃の
    押圧によるかしめ加工を行うことにより、前記連結材を
    介して板材を接続して面板に形成し、該面板間に芯材を
    組み合わせてサンドイッチパネルに組み立ててなること
    を特徴とする板材結合構造による組立構造物。
  10. 【請求項10】前記サンドイッチパネルは、かしめ加工
    側を芯材側に配置した接続面板によって組み立てられて
    なることを特徴とする請求項9記載の板材結合構造によ
    る組立構造物。
  11. 【請求項11】前記連結材と前記板材とで平坦面を形成
    し且つ該平坦面側を芯材側に配置した接続面板によって
    前記サンドイッチパネルを組み立ててなることを特徴と
    する請求項9又は10記載の板材結合構造による組立構
    造物。
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