JP2003025930A - モール用クリップ及びクリップ付きモール - Google Patents

モール用クリップ及びクリップ付きモール

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JP2003025930A JP2001215513A JP2001215513A JP2003025930A JP 2003025930 A JP2003025930 A JP 2003025930A JP 2001215513 A JP2001215513 A JP 2001215513A JP 2001215513 A JP2001215513 A JP 2001215513A JP 2003025930 A JP2003025930 A JP 2003025930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップの変形を防止する。 【解決手段】 クリップ8の基板13にはモール2に係
止可能な係止爪14が複数対設けられている。基板13
の両側縁からは一対の延出片16が折り返しによって形
成され、基板13との間にはスタッドボルト6の係止頭
部6Bが収容される。また、両延出片16の先端縁間に
係止孔17が形成され、スタッドボルト6の係止頭部6
Bを係止させうる。基板13はモール2の下面に当接し
ているため、スタッドボルト6の係止頭部6Bによる突
き上げを受けても容易に変形することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクリップとこのクリ
ップが取り付けられたモールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のルーフパネルは複数枚
のパネルを溶接等によって接合しているため、その合わ
せ部分を覆い隠す必要がある。そのため、合わせ部分を
自動車の前後方向に沿った溝形状とし、ここにモールを
嵌め込んで装着する、といったことが行われている。従
来、この種のモールの取付けにあたっては、溝内の底面
に複数本のスタッドボルトを立てておき、その一方でモ
ールの下面には各スタッドボルトに対応してクリップを
取り付けるようにし、クリップとスタッドボルトとの係
止によってモール全体を固定するようなことが行われて
きた。そのような取付け構造の一例としては、図6に示
すようなものが知られている。
【0003】ここに開示されているクリップ30は底板
31の長さ方向両端部をそれぞれ階段状に起立させ、そ
れらの端部に各一対の係止爪32を形成しモール33に
対して取付けができるようにしている。また、ルーフパ
ネル34側に対しては底板31に係止孔35を開口させ
ている。また、係止孔35は遊挿用の大開口部とこれに
連通する小開口部とからなり、スタッドボルト36の頭
部36aをまず大開口部へ通し、次いでモール33を小
開口部側へ相対的にスライドさせることによってスタッ
ドボルト36とクリップ30との係止がなされ、これに
よってモール33全体がルーフパネル34に固定され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
クリップを用いると次のような問題点がある。すなわ
ち、クリップ30をモール33に先付けした状態でスタ
ッドボルト36への係止作業がなされる。ところが、ス
タッドボルト36への係止作業はモール33の裏側でな
され、スタッドボルト36とクリップ30の関係を確認
しながら作業できないため、大開口部とは言えスタッド
ボルト36を正しく適合させるのは困難である。したが
って、実際のモール取付け作業においてスタッドボルト
36の頭部36aを底板31における大開口部周りに突
き当ててしまい易い。すると、係止孔35を形成したこ
とによって、底板31は強度が低下していることから、
底板31を変形させやすい。一方、底板31自体はモー
ル33側の寸法の制約もあって、幅寸法を増大させて強
度不足を補う、といった対策は講じ難い状況にある。そ
して、底板31が変形してしまうと、係止爪32のうち
前後の組で高さを異ならせてしまうことがあり、この結
果、モール33の取付け状況に悪影響を与えてしまう場
合が生じる。
【0005】また、スタッドボルト36の頭部36aが
正しく大開口部に適合していない場合にも、大開口部周
りは変形をしないため、スタッドボルト36の頭部36
aを挿通させる作業は決して容易でなく、作業性向上の
観点からは改善すべき点と言えた。
【0006】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、その目的は係止軸に対する係止作
業をクリップの変形等を伴うことなく円滑になしうるク
リップ及びこれを取り付けた状態のモールを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、車両のパネル面に
沿って配されるモールへ取り付け可能なモール取付け部
と、係止孔を有しこの係止孔へ前記パネル面から立設さ
れた係止軸を係止させることによって前記モールを前記
パネル面に固定可能とするパネル係止部とからなるモー
ル用クリップであって、前記モール取付け部は前記モー
ルの内面に沿って当接可能な基板を有するとともに、こ
の基板の側縁からは前記係止孔を形成する延出片が折り
返し状に形成されていることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
ものにおいて、前記延出片は基板の両側縁からそれぞれ
の先端縁が対向するように撓み可能に折り返し状に形成
され、かつ両延出片の対向縁間には前記係止軸を導通可
能な導通部とこの導通部の奥部に連通し前記係止軸を係
止可能とする前記係止孔が形成されていることを特徴と
するものである。
【0009】さらに請求項3の発明に係るクリップ付き
モールは、装飾面部とこの装飾面部の裏面から本体部を
介して突出する垂下部とを有する長尺なモールの長手方
向の端部では前記垂下部が部分的に除去されてクリップ
取付け凹部となっているとともに、このクリップ取付け
凹部内には請求項1又は2に記載のクリップが前記クリ
ップ取付け凹部の下面に前記基板を当接させた状態で取
り付けられていることを特徴としている。
【0010】さらにまた請求項4の発明は、請求項3記
載のものにおいて、前記クリップ取付け凹部内における
前記本体部の側面には長手方向に沿って係合溝が形成さ
れる一方、前記基板の側縁には前記係合溝へ食い込み可
能な係止爪が張り出し形成されていることを特徴とする
ものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
に記載のものにおいて、前記装飾面部と前記本体部とは
異材質の樹脂材による共押出し成形によって一体的に形
成されていて、前記装飾面部は柔軟性を有する樹脂であ
り、前記本体部は前記装飾面部よりも硬質材の樹脂にて
成形されかつ高剛性に形成されていることを特徴とする
ものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、モー
ルの適所へモール取付け部を介してクリップを取り付け
ておく。次に、係止軸をパネル係止部の係止孔へ係止さ
せれば、クリップと共にモールがパネルに固定される。
【0013】また、請求項1の発明では基板がモールの
内面に沿って当接するようにしてあるため、モール取付
け作業時にスタッドボルトの係止頭部による突き当てが
あっても基板及びモール取り付け部が変形してしまうこ
とがなく、したがってモールに対する取付けは確実にな
される。
【0014】さらに、請求項2の発明によれば、両延出
片が撓み可能に形成されているため、係止軸を導通部を
介して係止孔へ係止させる作業を円滑に行うことができ
る。
【0015】さらにまた、請求項3の発明に係るクリッ
プ付きモールは、モールのうち最も浮き上がりを生じや
すい長手方向の端部にクリップを取り付けているため、
効果的に浮き上がりを解消することができる。
【0016】請求項4の発明によれば、クリップはモー
ル本体部に凹設された係合溝内へ係止爪を食い込ませて
取付けがなされるため、クリップを確実に止め付けるこ
とができる。
【0017】請求項5の発明によれば、本体部は装飾面
部よりも硬質樹脂にて成形されかつ高剛性に形成されて
いるため、モールに長手方向の直線性が与えられる。ま
た、係止爪が食い込む部分に硬質樹脂材が使用されるこ
とになるため、クリップの取り付け姿勢を安定させるこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。本発明の第1実施形態を図1な
いし図7によって説明する。自動車のルーフパネル1の
幅方向両側縁部には一対のルーフモール(以下、単にモ
ール2という。)がフロントウインドゥ3からリアウイ
ンドゥ4にかけて前後方向に沿って配されている。
【0019】ルーフパネル1は図5に示すように、幅方
向外側と内側の二つのルーフパネル5A,5Bの端縁同
士を重ね合わせて接合した合わせパネルとなっていると
ともに、両端縁間にはモール装着溝5が凹設されてい
る。また、モール装着溝5の幅方向両側縁の上部にはそ
れぞれ高さを異にして段縁部5A1,5B1が形成され
ている。さらに、モール装着溝5の底面の所定位置には
少なくとも長手方向の前端側と後端側の2カ所にスタッ
ドボルト6(係止軸)が立設されている。スタッドボル
ト6は軸部6Aとその上端に張り出し状に形成された円
板状の係止頭部6Bとを有している。
【0020】モール2は合成樹脂材にて形成されてお
り、硬質材(例えば硬質TPO樹脂)よりなり高剛性の
本体2Aと、前記本体2Aよりも柔軟性を有する樹脂
(軟質TPO樹脂)によって本体2Aの上部に幅方向外
方へ一体に張り出し形成され、かつ前記段縁5Aに載置
可能な装飾面部2Bとからなっている。また、また本体
2Aの中心部には長さ方向に沿って金属帯鋼よりなる芯
材7が埋め込まれている。
【0021】さらに、本体2Aの下部側には柔軟性を有
する合成樹脂からなるやや幅狭となった垂下部2Dが長
手方向に沿って垂下形成され、その下端には柔軟性を有
する合成樹脂材からなり幅方向両側へ可撓性を有する一
対のリップ部2Eが張り出し、モール装着溝5内の対向
する両壁面にそれぞれ弾接するようにしてあり、これに
よってモール2全体をモール装着溝5と芯合わせした状
態で装着できるようになる。さらにまた、両リップ部2
Eの下面には長さ方向に沿って二条の突縁2Fが長さ方
向に沿って突出し、モール装着溝5の底面に圧縮された
状態で押し当てられている。なお、本体2A、装飾面部
2B、垂下部2Dは共押出し成形によって一体的に形成
されている。
【0022】さらにまた、垂下部2Dの長さ方向両端部
は切り欠かれ、クリップ8を取付けるためのクリップ取
付け凹部9が形成されている。本体2Aには図7に示す
ように、装飾面部2Bとの付け根部分の幅方向両側には
係合溝2Cが長手方向に沿って形成されている。
【0023】上記したように、本体2Aの両端部に配さ
れた取付け凹部9は所定長さ範囲に亘って垂下部2Dが
切り取られることにより形成されていて、クリップ8を
取付け可能としてある(図5及び図6参照)。なお、図
4において10はモール2の端部に取り付けられたキャ
ップである。
【0024】次に、クリップ8について説明すると、ク
リップ8はステンレス鋼板等の弾性を有する金属製の板
材を折り曲げによって形成されたものである。クリップ
8はモール2への取付けのためのモール取付け部11
と、スタッドボルト6への係止のためのパネル係止部1
2とからなっている。
【0025】モール取付け部11は基板13を有してい
る。基板13はモール2におけるクリップ取付け凹部9
とほぼ同幅に形成され、また長さ方向の両端部には係合
溝2Cにそれぞれ係止可能で鋭利な先端を有する係止爪
14が幅方向で対をなし、後述するパネル係止部12と
反対側である上方へ向けて突出するようにして複数、形
成されている。この実施形態では一方の端部に二対が配
され、他方の端部には一対が配されている。さらに、基
板13の中央部にはスタッドボルト6における係止頭部
6Bとの干渉を回避するために係止頭部6Bより大形に
形成された干渉防止孔15が楕円形状に形成されてい
る。
【0026】一方、パネル係止部12は基板13の幅方
向両端を下側へ向けて折り曲げて形成された一対の延出
片16を備えている。両延出片16は基板13の長手方
向中央部の両側縁を下方へ略U字状にかつ撓み可能に折
り返して形成したものであり、先端縁同士が非連結状態
で対向するように形成してある。これによって、パネル
係止部12は基板13と両延出片16によって箱形形状
をなし、内部には係止頭部6Bを収容する収容スペース
18が形成されている。
【0027】また、両延出片16の先端縁間には前述し
たスタッドボルト6の軸部6Aを受け入れて係止する円
形の係止孔17が形成され、さらにこの係止孔17には
軸部6Aの直径よりもやや小さい間隔寸法のスロート部
17Aを介して導通部19が連通して形成されている。
導通部19は入口側へ向けてラッパ状に拡開して形成さ
れ、スタッドボルト6の軸部6Aを誘導することができ
る。前述の係止孔17はスタッドボルト6の軸部6Aよ
りは大径であるが係止頭部6Bよりは小径に形成され、
これによって係止頭部6Bと係止してクリップ8を取り
付けたモール2をスタッドボルト6から抜け止め状態に
保持する。
【0028】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。まず、モール2のクリ
ップ取付け凹部9へクリップ8の取付けを行う。すなわ
ち、クリップ8の基板13をクリップ取付け凹部9の下
面に当てがいつつ、各係止爪14を幅方向の内側へ向け
て塑性変形させ本体2Aの係合溝2Cへかしめて係止さ
せれば、係止爪14の先端が係合溝2C内に食い込んで
モール2に対するクリップ8の取付けが確実になされ
る。
【0029】このとき、本体2Aは装飾面部2Bに比べ
て硬質樹脂が使用され剛性が高められているから、係合
溝2C内へ係止爪14を食い込ませたとき、食い込み状
況が安定し固着状況が良好となる。
【0030】次に、モール2全体をモール装着溝5に沿
わせた状態で、スタッドボルト6を導通部19の前方に
位置させて正対させる。そして、クリップ8を固着した
モール2を軸部6A側に向けてスライド移動させて、軸
部6Aを導通部19を介してスロート部17Aをいくぶ
ん拡開させながら乗り越えて係止孔17へと導く。これ
により、スタッドボルト6の係止頭部6Bは収容スペー
ス18内に収容されかつ軸部6Aが係止孔17の孔縁に
係止し、スロート部17Aによって抜け止めされるた
め、クリップ8がスタッドボルト6に係止し、その結
果、モール2がモール装着溝5に固定される。このと
き、クリップ8とスタッドボルト6との係止作業はモー
ル2の裏面側でなされるため、作業者の目が届きにく
い。したがって、従来ではスタッドボルト6の係止頭部
6Bを正しく導通部19に適合させることは困難である
ため、係止頭部6Bを誤って基板13に突き当ててしま
うことがある。しかし、本発明では基板13は従来と異
なり、平板状に形成されてモール2の取付け凹部9の下
面に長さ方向に沿って当接しているため、モール2の下
面によって裏面側から支えられているので、モール2の
取付け作業時におけるスタッドボルト6の突き上げ等に
起因した曲げ変形に強く抗することができる。また、導
通部19の幅を従来より広く形成することができてスタ
ッドボルト6を導通させやすいので取付け作業性が向上
する。
【0031】また、本実施形態においては両延出片16
が幅方向に弾性的に撓み変形可能であるため、係止頭部
6Bと導通部19とが芯ずれ(中心の位置ずれ)してい
る場合にも、係止孔17への導入作業がしやすくなる。
【0032】以上のように、本実施形態によれば、基板
13はモール2に沿って当接しているため、モール取付
け作業時にスタッドボルト6の係止頭部6Bによる突き
上げを受けても不用意に変形させてしまうことがなく、
したがってモール取付け部11を正規形状に保つことが
できるため、モール2への取付けを確実なものとするこ
とができる。また、撓み変形可能な延出片16の先端間
に係止孔17を形成するようにしたから、係止孔17へ
スタッドボルト6を係止させるときの係止作業を円滑に
行うことができる。
【0033】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0034】(1)本実施形態では、一対の延出片16
を形成してこれらの先端間に係止孔17を形成したが、
一つの延出片16によって係止孔17を形成するように
してもよい。
【0035】(2)また、本実施形態ではスタッドボル
ト6をクリップ8の側方から進入させて係止するように
したが、スタッドボルト6をその軸方向から挿入させて
係止するようにしてもよい。
【0036】(3)クリップ8は必ずしもモール取付け
部11とパネル係止部12とが一体に形成される必要は
なく、予め別体に形成しておき、これらを溶接、かし
め、その他連結手段によって連結することも可能であ
る。
【0037】(4)本実施形態は干渉防止孔15を設定
したが、収容スペース18の高さ寸法が充分に確保でき
る場合には、これを省略することも可能である。
【0038】(5)本実施形態ではクリップ8をモール
2へ取り付ける手段として、係止爪14を設定したが、
これに代えて(あるいは併用して)接着剤による接着、
超音波溶着あるいは熱かしめ等の手段を採用することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のルーフを示す斜視図
【図2】クリップの平面図
【図3】同じく側面図
【図4】図1のII-II線断面図
【図5】図4のIII-III線断面図
【図6】図4のIV-IV線断面図
【図7】図4のV-V線断面図
【図8】従来のクリップによる取付け構造を示す側断面
【符号の説明】
1…ルーフパネル 2…モール 5…モール装着溝 6…スタッドボルト(係止軸) 8…クリップ 11…モール取付け部 12…パネル係止部 13…基板 16…延出片 17…係止孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月9日(2002.9.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のルーフパネルは複数枚
のパネルを溶接等によって接合しているため、その合わ
せ部分を覆い隠す必要がある。そのため、合わせ部分を
自動車の前後方向に沿った溝形状とし、ここにモールを
嵌め込んで装着する、といったことが行われている。従
来、この種のモールの取付けにあたっては、溝内の底面
に複数本のスタッドボルトを立てておき、その一方でモ
ールの下面には各スタッドボルトに対応してクリップを
取り付けるようにし、クリップとスタッドボルトとの係
止によってモール全体を固定するようなことが行われて
きた。そのような取付け構造の一例としては、図8に示
すようなものが知られている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 正寛 愛知県大府市長根町四丁目1番地 東海興 業株式会社内 Fターム(参考) 3D023 AA01 AB01 AC08 AD06 AD07 AD17 AD26 AD33 AD35 3J001 FA18 GA06 GC07 GC14 JD16 KA19 KB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のパネル面に沿って配されるモール
    へ取り付け可能なモール取付け部と、係止孔を有しこの
    係止孔へ前記パネル面から立設された係止軸を係止させ
    ることによって前記モールを前記パネル面に固定可能と
    するパネル係止部とからなるモール用クリップであっ
    て、 前記モール取付け部は前記モールの内面に沿って当接可
    能な基板を有するとともに、この基板の側縁からは前記
    係止孔を形成する延出片が折り返し状に形成されている
    ことを特徴とするモール用クリップ。
  2. 【請求項2】 前記延出片は基板の両側縁からそれぞれ
    の先端縁が対向するように撓み可能に折り返し状に形成
    され、かつ両延出片の対向縁間には前記係止軸を導通可
    能な導通部とこの導通部の奥部に連通し前記係止軸を係
    止可能とする前記係止孔が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のモール用クリップ。
  3. 【請求項3】 装飾面部とこの装飾面部の裏面から本体
    部を介して突出する垂下部とを有する長尺なモールの長
    手方向の端部では前記垂下部が部分的に除去されてクリ
    ップ取付け凹部となっているとともに、このクリップ取
    付け凹部内には請求項1又は2に記載のクリップが前記
    クリップ取付け凹部の下面に前記基板を当接させた状態
    で取り付けられていることを特徴とするクリップ付きモ
    ール。
  4. 【請求項4】 前記クリップ取付け凹部内における前記
    本体部の側面には長手方向に沿って係合溝が形成される
    一方、前記基板の側縁には前記係合溝へ食い込み可能な
    係止爪が張り出し形成されていることを特徴とする請求
    項3記載のクリップ付きモール。
  5. 【請求項5】 前記装飾面部と前記本体部とは異材質の
    樹脂材による共押出し成形によって一体的に形成されて
    いて、前記装飾面部は柔軟性を有する樹脂であり、前記
    本体部は前記装飾面部よりも硬質材の樹脂にて成形され
    かつ高剛性に形成されていることを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載のクリップ付きモール。
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