JP2005188231A - 雪止アングル固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な取付作業で雪止アングルをガタつきなく安定的に固定することができる雪止アングル固定具を提供すること。
【解決手段】 雪止アングル1を嵌挿し得るアングル係止枠部2に、屋根3に対して取り付ける取付部4を設けた雪止アングル固定具において、前記アングル係止枠部2内側の、屋根3傾斜下方側に位置する下部先端部に、このアングル係止枠部2内に嵌挿した前記雪止アングル1の横設板部1Aを先端側へスライド移動させることで圧入係止し得る圧接部5を設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、屋根上に雪止アングルを固定するための雪止アングル固定具に関するものである。
従来から、雪止アングルを嵌挿装着し得る略三角枠状のアングル係止枠部に、屋根に取り付けるための取付部を設けた雪止アングル固定具が実施されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来、アングル係止枠部に、雪止アングルの立設板部に当接して雪止アングルの前後方向への移動を阻止する係止片を設けると共に、雪止アングルの横設板部に当接して雪止アングルの上下方向への移動を阻止する係止片を設けて、この双方の係止片により雪止アングルを安定的に係止固定できるようにしたものもある(特許文献2参照。)。
特許第3422962号公報 特許第3434743号公報
上記特許文献2の技術によれば、雪止アングルを安定的に係止固定できるために実用性が高いが、その反面取付作業は手間がかかり、また、双方の前記係止片をぴったりと雪止アングルに係止させることが難しいため、押さえが不十分でガタつきを生じてしまうことがある。
本発明は、このような従来の雪止アングル固定具の問題点を見い出し、これを簡易な手法により解決するもので、簡単な取付作業で雪止アングルをガタつきなく固定することができる画期的な雪止アングル固定具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
雪止アングル1を嵌挿し得るアングル係止枠部2に、屋根3に対して取り付ける取付部4を設けた雪止アングル固定具において、前記アングル係止枠部2内側の、屋根3傾斜下方側に位置する下部先端部に、このアングル係止枠部2内に嵌挿して載置した前記雪止アングル1の横設板部1Aを先端側へスライド移動させることで圧入係止し得る圧接部5を設けたことを特徴とする雪止アングル固定具に係るものである。
また、前記アングル係止枠部2の、少なくとも屋根3上面に敷設状態で載置する敷設辺部20の左右両側縁を立ち上げ屈曲形成し、この敷設辺部20の左右両側の屈曲片部20Aの上縁部に、アングル係止枠部2に嵌挿した前記雪止アングル1の横設板部1Aが載置当接してスライド移動し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の雪止アングル固定具に係るものである。
また、前記アングル係止枠部2の左右両側縁部の略全周を、略直角に屈曲形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の雪止アングル固定具に係るものである。
また、前記アングル係止枠部2内側の下部に、略U字状に折り返し形成した板材50を付設してこの板材50の折り返し部50A内を前記雪止アングル1の横設板部1Aの端部が挿入し得る挿入間隙5Aとし、この挿入間隙5Aの間隙幅を前記横設板部1Aの厚み幅より小さい間隙幅に設定して、この挿入間隙5Aに前記横設板部1Aを圧入すると、前記折り返し部50Aの弾性により横設板部1Aに圧接係止する前記圧接部5を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の雪止アングル固定具に係るものである。
また、前記アングル係止枠部2内側の下部先端部の左右部に前記圧接部5を設け、この左右の圧接部5に前記雪止アングル1の横設板部1Aの端部を圧入係止する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の雪止アングル固定具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、非常に簡単な作業でアングル係止枠部に雪止アングルの横設板部を圧入係止固定できると共に、この横設板部が圧接固定されるために雪止アングルはガタつきなく安定的に固定されることになり、しかも、本発明は、従来品に対しアングル係止枠部内側の下部先端部に圧接部を設けることで構成できるので、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価な製品を提供可能となるなど、極めて実用性に秀れた画期的な雪止アングル固定具となる。
また、請求項2記載の発明においては、少なくとも敷設辺部は非常に強度が高く信頼性があり、且つ雪止アングルが屋根に対し浮上状態で載置されるために雪止アングルのスライド移動操作が非常にスムーズに行われて、雪止アングルの圧入固定作業を一層容易に行うことができる極めて実用性に秀れた雪止アングル固定具となる。
また、請求項3記載の発明においては、非常に強度が高く信頼性の高いアングル係止枠部を実現可能となり、しかも、アングル係止枠部の略全周の両側縁部を略直角に屈曲形成するために、この屈曲片部がアングル係止枠部より外方へ突出して邪魔となったり体裁不良となったりすることがないなど、一層実用性に秀れた構成の雪止アングル固定具となる。
また、請求項4記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する圧接部を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層量産性に富み、実用性に秀れた構成の雪止アングル固定具となる。
また、請求項5記載の発明においては、圧接部による雪止アングルの圧接固定が一層強固となるため、雪止アングル固定時の安定性が増すことになる極めて実用性に秀れた構成の雪止アングル固定具となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
取付部4を屋根3に対して取り付けることで、本発明品を屋根3に固定できる。
アングル係止枠部2に雪止アングル1を嵌挿して横設板部1Aを載置し、そのままこの雪止アングル1を屋根3傾斜下方側となるアングル係止枠部2の先端側へスライド移動させて横設板部1Aをアングル係止枠部2内側の下部先端部に設けた圧接部5に圧入係止すると、この圧接部5の圧接係止作用によりアングル係止枠部2に雪止アングル1が固定される。
従って、単にアングル係止枠部2に嵌挿した雪止アングル1を、横設板部1Aを載置したままスライド移動させることで圧接部5に圧入係止固定できるので、圧接部5に対し横設板部1Aの位置を合わせするような手間を要せず、この固定作業を極めて容易に行うことができ、しかも、この圧接部5の圧接力によって雪止アングル1はガタつきなく圧接固定されることになる。
また、例えば、前記アングル係止枠部2の、少なくとも屋根3上面に敷設状態で載置する敷設辺部20の左右両側縁を立ち上げ屈曲形成し、この敷設辺部20の左右両側の屈曲片部20Aの上縁部に、アングル係止枠部2に嵌挿した前記雪止アングル1の横設板部1Aが載置当接してスライド移動し得るように構成すれば、両側の屈曲片部20Aによって少なくとも敷設辺部20が補強されて高い強度を発揮することになり、しかも、この立ち上げ屈曲した屈曲片部20Aの上縁部に載置当接する雪止アングル1は、屋根3に対して浮上状態で載置されるため、この雪止アングル1の横設板部1Aがスライド移動に際し屋根に触れて傷付けるようなことなく、このスライド移動が非常にスムーズに行われることになる。
また、例えば、前記アングル係止枠部2の左右両側縁部の略全周を、略直角に屈曲形成すれば、アングル係止枠部2の左右両側縁部の略全周が補強されるために極めて強度の高いアングル係止枠部2を実現できる。
従来、例えば、側方より見て略三角枠状のアングル係止枠部を有するこの種雪止アングル固定具は、一般にアングル係止枠部の表面に補強リブが形成されているが、この程度の補強構造では強度的に十分でなく、嵌挿装着した雪止アングルに多大な雪の荷重がかかると、アングル係止枠部の先端側(屋根傾斜下方側)の枠辺部(特に斜設辺部)が変形してしまうことがある。この点、上記のようにアングル係止枠部2の左右両側縁部の略全周を、略直角に屈曲形成して補強する構成によると、アングル係止枠部2の耐変形強度が非常に高くなり、前述のような変形を生じにくく、信頼性が高い。尚、アングル係止枠部2に補強リブを併用すれば、一層強度が向上し効果的となる。
また、例えば、前記アングル係止枠部2内側の下部に、略U字状に折り返し形成した板材50を付設してこの板材50の折り返し部50A内を前記雪止アングル1の横設板部1Aの端部が挿入し得る挿入間隙5Aとし、この挿入間隙5Aの間隙幅を前記横設板部1Aの厚み幅より小さい間隙幅に設定して、この挿入間隙5Aに前記横設板部1Aを圧入すると、前記折り返し部50Aの弾性により横設板部1Aに圧接係止する前記圧接部5を構成すれば、単に板材50を折り返し形状に形成することで前記作用・効果を確実に発揮する圧接部5を容易に設計実現可能となり、従来品に比して構造も製作作業もさほど複雑化せず、確実に量産性に富むこととなる。
また、例えば、前記アングル係止枠部2内側の下部先端部の左右部に前記圧接部5を設け、この左右の圧接部5に前記雪止アングル1の横設板部1Aの端部を圧入係止する構成とすれば、この左右に存する圧接部5により横設板部1Aへの圧接固定が一層強固となってガタつかず、雪止アングル1の固定状態の安定性が一層向上することになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例の雪止アングル固定具は、雪止アングル1を側方から差し込み挿入し得る略三角枠状のアングル係止枠部2に、屋根3に対して取り付ける取付部4を設けている。
具体的に説明すると、本実施例のアングル係止枠部2は、図1,図2に示すように、一枚の帯板材を略三角枠状に屈曲形成して、屋根3上面に敷設する敷設辺部20と、この敷設辺部20の一端部から上方へ斜設状態に屈曲連設する斜設辺部22と、この斜設辺部22の上端部から下方へ垂下状態に屈曲連設して前記敷設辺部20の途中部に止着され,この敷設辺部20の途中部と斜設辺部22の上端部との間に架設状態に立設する立設辺部21とから成る構成とし、更に、敷設辺部20の他端部を立設辺部21より外側(後方)へ長く延設してこの延設板部を前記取付部4との連結部としている。
また、立設辺部21の垂下端部と敷設辺部20の途中部との止着構造は、立設辺部21の垂下端部を略直角に折曲してこの折曲端部を敷設辺部20の途中部上面に重合止着した構造としている(図1参照)。
また、この敷設辺部20と、立設辺部21と、斜設辺部22の夫々の板面の中心部には、夫々アングル係止枠部2(帯板材)の長さ方向に沿った長さを有する補強リブ20B・21B・22Bを形成して強度を高めている。また、立設辺部21と、止着用の前記折曲端部との連設折曲部にも補強リブ6を形成して強度を高めている。
また、本実施例の取付部4は、一枚の帯板材を所定の屈曲形状に形成して構成し、この取付部4の一端部を前記アングル係止枠部2の敷設辺部20より延設する帯板材の連結部に重合して溶接などの止着手段により止着した構成としている。
本実施例は、前記アングル係止枠部2内側の、屋根3傾斜下方側に位置する下部先端部(図面において左側の先端部)に、このアングル係止枠部2内に嵌挿した雪止アングル1の横設板部1Aを先端側へスライド移動させることで圧入係止し得る圧接部5を設けている。
また、この圧接部5は、アングル係止枠部2内側の下部先端部の左右部に設けている。
具体的には、図1に示すように、アングル係止枠部2内側の下部先端部に略U字状に折り返し形成した金属製板材50を付設し、この略U字状の板材50の内部空間部を前記雪止アングル1の横設板部1Aの端部が挿入する挿入間隙5Aに形成すると共に、この挿入間隙5Aの間隙幅を前記横設板部1Aの厚み幅よりも小さい間隙幅に設定して、この挿入間隙5Aに前記横設板部1Aを圧入すると、前記折り返し部50Aの金属弾性により横設板部1Aが圧接固定する前記圧接部5を構成している。
換言すると、前記アングル係止枠部2内側の下部に板材50を付設し、この板材50のアングル係止枠部2先端側に位置する部位を略U字状に折り返し形成してこの折り返し部50A内を前記雪止アングル1の横設板部1Aの端部が挿入する挿入間隙5Aとし、この挿入間隙5Aの間隙幅を前記横設板部1Aの厚み幅より小さい間隙幅に設定して、この挿入間隙5Aに前記横設板部1Aを圧入すると、前記折り返し部50Aの弾性により横設板部1Aに圧接係止する前記圧接部5を構成している。
更に詳しくは、前記敷設辺部20内面(上面)の前記補強リブ20Bの左右部に夫々、端部を略U字湾曲状に折り返し形成した金属製の帯状板材50を、その折り返し部50Aがアングル係止枠部2の先端側に位置するように配して溶接固定し、この夫々の湾曲状折り返し部50Aを前記圧接部5としている。
また、この圧接部5を構成する各板材50の折り返し部50Aは、図2,図3に示すように上側部の途中部を下方へ向かって凸となるように屈曲形成してこの屈曲部分50Bとこの屈曲部分50Bの下方に位置する板材50の途中部との上下対向間隔が雪止アングル1の横設板部1Aの厚み幅(板厚)よりも小さくなるように設定構成し、これにより挿入間隙5Aに雪止アングル1の横設板部1Aを圧入すると、屈曲部分50Bが上方へ押圧されて起動するように折り返し部50Aが変形し、この屈曲部分50B位置を越えてアングル係止枠部2先端側に横設板部1Aを圧入すると、折り返し部50Aの変形復帰弾性(金属弾性)により横設板部1Aの上面に屈曲部分50Bの内面が圧接係止して、雪止アングル1がアングル係止枠部2にガタつきなく固定されることになる構成としている。
また、更にこの屈曲部分50Bよりもアングル係止枠部2の基端側(屋根3傾斜上方側)に位置する折り返し部50Aの先端部は上方へ傾斜突出するように折曲形成し、この折り返し部50Aの突出先端部とこの突出先端部の下方に位置する板材50の途中部との上下対向間隔が前記横設板部1Aの厚み幅より大きくなるように設定構成して、この上下幅の広い開放部を挿入案内部とし、この挿入案内部から挿入間隙5Aへスライド移動させた前記横設板部1Aを圧入し易くしている。
また、本実施例では、前記アングル係止枠部2の左右両側縁部の略全周を、略直角に屈曲形成している。
具体的には、敷設辺部20の左右両側縁は立ち上げ屈曲形成し、立設辺部21の左右両側縁はアングル係止枠部2の先端側(斜設辺部22方向)へ向けて屈曲形成し、斜設辺部22の左右両側縁は(敷設辺部20方向へ向けて)垂下屈曲形成して、この各屈曲片部20A・21A・22Aによりアングル係止枠部2の強度を高めている。
即ち、本実施例のアングル係止枠部2は、全周の各屈曲片部20A・21A・22Aと、前記各補強リブ20B・21B・22Bとによって補強され、極めて秀れた強度を発揮する構成としている。また、立設辺部21より外側に位置する敷設辺部20の延設部の途中部まで左右両側縁を屈曲形成して、アングル係止枠部2を構成する金具部全体の強度を高めている。
また、本実施例では、各辺部20・21・22の各屈曲片部20A・21A・22Aをいずれもアングル係止枠部2の内側へ向けて略直角に屈曲形成しているため、この各屈曲片部20A・21A・22Aがアングル係止枠部2の左右側方へ突出して邪魔になったり、体裁不良になったりしない構成としている。
また、敷設辺部20の左右両側に屈曲片部20Aを形成したことで、アングル係止枠部2に雪止アングル1を嵌挿した際にはこの屈曲片部20Aの上縁部に横設板部1Aが載置当接することになるもので、これにより、雪止アングル1は屋根3より浮上状態でスライド移動し得るように構成している。本実施例では、スライド移動した雪止アングル1を上下に移動させて横設板部1Aと圧接部5との位置合わせをせずとも、単に載置したままスライドさせていくだけで、そのスライド移動前方側に圧接部5が位置して横設板部1Aが圧接部5に圧入することとなるように、屈曲片部20Aの高さ寸法と、圧接部5の形成位置並びに大きさ等を設定構成している。
尚、図面では、屈曲片部20Aと補強リブ20Bとを略同じ高さに設定し、雪止アングル1の横設板部1Aが屈曲片部20Aの上縁と補強リブ20Bの内面(上面)とに当接してスライド移動するように構成している。
次に、本実施例の作用を説明する。
アングル係止枠部2を屋根3傾斜下方側へ配し、取付部4を屋根板材の重合部間に挿入して野地板に釘止めするなどして、本固定具を屋根3に簡単に固定できる。
アングル係止枠部2内に雪止アングル1を、その横設板部1Aを敷設辺部20に沿わせると共に、縦設板部1Bを立設辺部21に沿わせるようにして側方から嵌挿し、横設板部1Aを敷設辺部20両側の屈曲片部20A上と補強リブ20Bの内面上とに載置する。
そして、この雪止アングル1を載置したまま、図3中の矢印Yのようにアングル係止枠部2内で屋根3傾斜下方側となるアングル係止枠部2先端側へスライド移動させ、アングル係止枠部2内側の下部先端部の圧接部5の挿入間隙5Aに圧入係止すると、左右の圧接部5の弾圧係止力により雪止アングル1が強固に圧接固定され、アングル係止枠部2にガタつきなく雪止アングル1が固定されることになる(図4参照)。
また、この際、雪止アングル1の横設板部1Aが前記屈曲片部20Aの上縁部に載置当接することでこの横設板部1Aは屋根3に対して浮上状態で載置するため、この雪止アングル1のスライド移動に対する抵抗はほとんどなく、また、屋根3を雪止アングル1で傷めることもなく、このスライド移動操作を非常に容易に且つスムーズに行うことができる。
従って、単に、アングル係止枠部2に側方から雪止アングル1を嵌挿載置した上、載置したままスライド移動させて圧接部5に雪止アングル1を圧入係止固定できる。また、この圧接部5の弾圧係止力によって雪止アングル1の横設板部1Aが強固に圧接固定されるので、アングル係止枠部2内で雪止アングル1がガタついたり位置ズレしたりすることなく、この固定状態は極めて安定的となる。
尚、図4に示すように、雪止アングル1の縦設板部1Bの上端部が斜設辺部22の内面(屈曲片部22Aの内縁と補強リブ22Bの内面とのいずれか一方若しくは双方)に当接するまで、横設板部1Aをアングル係止枠部2の先端側へ圧入しておくと、雪止アングル1に雪の荷重がかかっても雪止アングル1がこの状態以上アングル係止枠部2の先端側へ移動せずに位置決めされるので、好ましい。
また、本実施例では、前記アングル係止枠部2の左右両側縁部の略全周を、略直角に屈曲形成しているため、アングル係止枠部2の略全周が補強されてこのアングル係止枠部2は極めて高い強度を発揮する。
従来の三角枠状のアングル係止枠部を有する雪止アングル固定具においては、アングル係止枠部の各辺部に補強リブを形成して強度を高める構造が一般的であるが、この補強構造だけでは、固定した雪止アングルに雪の荷重がかかると、その重みでアングル係止枠部の斜設辺部が変形してアングル係止枠部が四角形になってしまうことがある。
この点、本実施例のように、アングル係止枠部2の左右両側縁部の略全周を補強すると、アングル係止枠部2の強度が非常に高くなり、ほとんど変形を生じないことが出願人の試作実験によりわかっている。しかも各辺部20・21・22には補強リブ20B・21B・22Bも形成して強度を高めているため、本実施例では、極めて耐久強度が高く、非常に信頼性が高いアングル係止枠部2を備えた雪止アングル固定具を実現できた。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す側断面図である。 本実施例のアングル係止枠部内に雪止アングルを嵌挿して敷設辺部の屈曲片部上に横設板部を載置した状態を示す部分拡大説明図である。 図3の状態から、雪止アングルをアングル係止枠部の先端側へスライド移動して圧接部に横設板部の端部を圧入係止固定した状態を示す部分拡大説明図である。
符号の説明
1 雪止アングル
1A 横設板部
2 アングル係止枠部
20 敷設辺部
20A 屈曲片部
3 屋根
4 取付部
5 圧接部
5A 挿入間隙
50 板材
50A 折り返し部

Claims (5)

  1. 雪止アングルを嵌挿し得るアングル係止枠部に、屋根に対して取り付ける取付部を設けた雪止アングル固定具において、前記アングル係止枠部内側の、屋根傾斜下方側に位置する下部先端部に、このアングル係止枠部内に嵌挿して載置した前記雪止アングルの横設板部を先端側へスライド移動させることで圧入係止し得る圧接部を設けたことを特徴とする雪止アングル固定具。
  2. 前記アングル係止枠部の、少なくとも屋根上面に敷設状態で載置する敷設辺部の左右両側縁を立ち上げ屈曲形成し、この敷設辺部の左右両側の屈曲片部の上縁部に、アングル係止枠部に嵌挿した前記雪止アングルの横設板部が載置当接してスライド移動し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の雪止アングル固定具。
  3. 前記アングル係止枠部の左右両側縁部の略全周を、略直角に屈曲形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の雪止アングル固定具。
  4. 前記アングル係止枠部内側の下部に、略U字状に折り返し形成した板材を付設してこの板材の折り返し部内を前記雪止アングルの横設板部の端部が挿入し得る挿入間隙とし、この挿入間隙の間隙幅を前記横設板部の厚み幅より小さい間隙幅に設定して、この挿入間隙に前記横設板部を圧入すると、前記折り返し部の弾性により横設板部に圧接係止する前記圧接部を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の雪止アングル固定具。
  5. 前記アングル係止枠部内側の下部先端部の左右部に前記圧接部を設け、この左右の圧接部に前記雪止アングルの横設板部の端部を圧入係止する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の雪止アングル固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012162962A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Swallow Kogyo Kk 折版屋根谷部における雪止め取付具

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