JP2501614Y2 - 車速検出装置 - Google Patents

車速検出装置

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JP2501614Y2
JP2501614Y2 JP11362890U JP11362890U JP2501614Y2 JP 2501614 Y2 JP2501614 Y2 JP 2501614Y2 JP 11362890 U JP11362890 U JP 11362890U JP 11362890 U JP11362890 U JP 11362890U JP 2501614 Y2 JP2501614 Y2 JP 2501614Y2
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JP
Japan
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sensor
vehicle speed
teeth
annular ring
detection device
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JP11362890U
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JPH0469366U (ja
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茂盛 小貫
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の車速検出装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕 実開昭63-10457号報公には、軸受で回転可能に支持さ
れたアクスルハブの一端に外周面に多数の歯を形成した
環状体からなるローターを取付け、該ローターに対向し
て所定間隔を置いて電磁ピックアップを固定部に配設し
た車両回転速度検出装置が記載されている。また、実開
昭59-151157号公報、実開昭63-172956号公報、特開昭64
-28056号公報にも、同様な回転軸に固定したパルス出力
リングに対向する近接スイッチ等のセンサーを使用した
回転速度検出装置が記載されている。
これらの回転速度検出用センサーは、何れもそのセン
サーの設置位置が軸受と軸方向に離れた位置に設置さ
れ、センサーと回転ローター等の間隔調整が容易である
が、軸方向には長くなる構成である。
自動車用の車速検出装置では、ドラム式ブレーキ内に
車速検出装置を配設することがある。この場合には車速
検出装置の軸方向の設置長さが制約されることになる。
従来は、第3図(A)に示すように、ブレーキドラム9
の内方に配置されるブレーキシュー7の内部スペースに
車速検出装置を設置している。車速検出装置は、第3図
(A)のY−Y線の断面を示す第3図(B)に示すよう
に、環状リングの一側面に多数の歯12を形成したエキサ
イテングリング11をアクスルハブ1の外周に固定し、こ
のエキサイテングリング11の歯12と対向するセンサー13
をスリーブホールダー14に嵌合して摺動可能に保持し、
ブラケット15で非回転部であるハブケース10に固定され
たバックプレート6に取付けている。
この車速検出装置の組立及び調整を第4図を参照して
説明する。
バックプレート6にブラケット15及びスリーブホール
ダー14を介してセンサー13を取付け、アクスルハブ1を
ハブケース10に左方から挿入して組付けると、エキサイ
テングリング11の歯12がセンサー13に当接する。第4図
(A)に示すように、センサー13は左方に突き出た状態
がスリーブホールダー14に嵌合保持されているが、その
嵌合程度を摺動可能としてあるので、センサー13は歯12
に押されてスリーブホールダー14内を移動し、アクスル
ハブ1を組付けたときには、第4図(B)に示すよう
に、歯12とセンサー13が当接した初期隙間Oに設定され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
第3図に示す従来の車速検出装置では、センサー13が
アクスルハブ1の組付け方向である軸方向に配設されて
いるため、ブレーキシュー7の幅Lに制約され、エキサ
イテングリング11やセンサー13及びその支持部材である
スリーブホールダー14及びブラケット15等をブレーキシ
ュー7の幅L内に配設するのが困難となる。また、多数
の歯12をエキサイテングリング11の側面に形成しなれば
ならないため、加工が面倒となり生産性が悪くなる。
本考案は、上記の課題を解決し、ブレーキシューの幅
に制約されることなく、アクスルハブを組付けたとき
に、車速検出装置の初期位置が自動的に設定でき、ま
た、部品の加工が容易な車速検出装置を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、外周面に多数の歯を形成すると共に該歯の
側面に傾斜部を形成した環状リングをアクスルハブの外
周に固定し、ホールダーで前記環状リングの半径方向に
摺動可能に保持したセンサーをブレーキシュー内のスペ
ースに配設し、アクスルハブの組付けの際に前記環状リ
ングの歯の傾斜部がセンサーに当接する位置となるよう
にし、組付け完了したときに該センサーが前記環状リン
グの外周面に当接するように構成した車速検出装置であ
る。
アクスルハブの組付けの際、環状リングの歯の傾斜部
がセンサーに当接してホールダーで保持されたセンサー
を摺動させ、組付け完了時には、環状リングの歯の先端
部とセンサーとが当接した位置に自動的に初期位置が設
定される。
運転時には、ハブ軸受のガタや環状リングの歯の外周
の加工公差により、環状リングは僅かに放射方向にブレ
て回転する。センサーはこのブレ量だけホールダー内を
移動した状態で保持され、環状リングの歯の先端と僅か
の間隙を保持した状態でアクスルハブの回転数を検出す
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明する。
第1図はアクスルハブの組付けの際に車速検出装置の
初期位置が自動的に設定される説明図、第2図はドラム
式ブレーキ内に配設される車速検出装置の一部断面であ
る。
第2図に示すように、従来と同様にブレーキドラム9
の内方に配置されるブレーキシュー7の内部スペースに
車速検出装置を設置する。第2図(A)のX−X線の断
面を示す第2図(B)に示すように、環状リングの外周
に多数の歯2aを形成したエキサイテングリング2をアク
スルハブ1の内方の外周に固定し、このエキサイテング
リング2の歯2aと対向するセンサー3をスリーブホール
ダー4に嵌合して保持し、ブラケット5で非回転部であ
るハブケース10に固定されたバックプレート6に取付け
る。
次に、この車速検出装置の組立及び初期位置の調整に
ついて説明する。
第1図(A)に示すように、スリーブホールダー4で
保持されるセンサー3の先端が、エキサイテングリング
2の歯2aの一側面に面取りにより形成した傾斜部2bとオ
ーバーラップ量Sを有する位置となるようにせてして置
き、アクスルハブ1をハブケース10に左方から挿入して
組付けると、第1図(B)に示すように、エキサイテン
グリング2の歯2aの傾斜部2bがセンサー3の先端部側面
に当接し、センサー3はスリーブホールダー4に嵌合保
持されているが、その嵌合程度を摺動可能としてあるの
で、センサー3は歯2aの傾斜部2bに押されてスリーブホ
ールダー4内を矢印方向に滑り上がり、アクスルハブ1
を組付けたときに、第1図(C)に示すように、エキサ
イテングリング2の歯2aの外周がセンサー3の先端に当
接した初期隙間Oに自動的に設定され、この状態でアク
スルシャフト8等が組み立てられる。
この車速検出装置は、アクスルシャフト8が回転する
と、アクスルハブ1、ブレーキドラム9が共に回転し、
アクスルハブ1に固定されたエキサイテングリング2の
回転に伴ない、歯2aの外周はハブ軸受のガタや歯2aの外
周の加工公差により、僅かに放射方向にブレて回転す
る。センサー3はこのブレ量(0.1〜0.2mm以内)だけス
リーブホールダー4を滑り上がった状態でスリーブホー
ルダー4に保持される。したがって、センサー3はエキ
サイテングリング2の歯2aと僅かの間隙を保持した状態
で効率良くエキサイテングリング2の回転数を検出し、
この検出信号により車速を表示することができる。
センサー3等の車速検出装置をドラム式ブレーキ内に
配設する場合は、その設置スペースが制約されるだけで
なく、組付け後は外部からセンサー3の位置調整が困難
となるが、本考案では、組付け時に自動的に初期位置が
設定でき、運転時にセンサー3とエキサイテングリング
2との隙間が自動的に調整されるので、センサー3の位
置調整装置を外部から操作可能な位置に設ける必要がな
くなり、従来のドラム式ブレーキを改変することなく、
ブレーキシュー内のスペースを利用して車速検出装置を
配設することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、ブレーキシューの幅に制約されることがな
いので各種の車種に適用できると共に、アクスルハブを
組付けたときにセンサー位置が自動的に調整される。ま
た、車速検出装置の部品加工が容易となる効果が有る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例においてセンサーの初期位置が
自動的に設定される説明図、第2図は本考案の実施例の
一部断面、第3図は従来の車速検出装置の一部断面、第
4図は従来のセンサーの初期位置設定の説明図である。 1:アクスルハブ、2:エキサイテングリング 2a:歯、2b:傾斜部 3:センサー、4:スリーブホールダー 5:ブラケット、6:バックプレート 7:ブレーキシュー、8:アクスルシャフト 9:ブレーキドラム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に多数の歯を形成すると共に該歯の
    側面に傾斜部を形成した環状リングをアクスルハブの外
    周に固定し、ホールダーで前記環状リングの半径方向に
    摺動可能に保持したセンサーをブレーキシュー内のスペ
    ースに配設し、アクスルハブの組付けの際に前記環状リ
    ングの歯の傾斜部がセンサーに当接する位置となるよう
    にし、組付け完了したときに該センサーが前記環状リン
    グの外周面に当接するように構成したことを特徴とする
    車速検出装置。
JP11362890U 1990-10-30 1990-10-30 車速検出装置 Expired - Lifetime JP2501614Y2 (ja)

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JP11362890U JP2501614Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 車速検出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0469366U JPH0469366U (ja) 1992-06-19
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