JP3006563U - 回転機用軸受構造 - Google Patents
回転機用軸受構造Info
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- JP3006563U JP3006563U JP1994008361U JP836194U JP3006563U JP 3006563 U JP3006563 U JP 3006563U JP 1994008361 U JP1994008361 U JP 1994008361U JP 836194 U JP836194 U JP 836194U JP 3006563 U JP3006563 U JP 3006563U
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- JP
- Japan
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- outer ring
- bearing
- bearing structure
- side bearing
- washer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は回転機用軸受構造に関し、特に、自
由側軸受の外輪の回転防止を簡単に行うことを目的とす
る。 【構成】 本考案による回転機用軸受構造は、外輪(3a)
の外端凹凸面(20)にワッシャ凹凸部(5a)を当接させ、こ
のワッシャ凹凸部(5a)に抑え凹凸部(5Aa)を当接、又
は、外輪(3a)の回転止め部(30〜33)により、外輪(3a)の
回転防止を行う構成である。
由側軸受の外輪の回転防止を簡単に行うことを目的とす
る。 【構成】 本考案による回転機用軸受構造は、外輪(3a)
の外端凹凸面(20)にワッシャ凹凸部(5a)を当接させ、こ
のワッシャ凹凸部(5a)に抑え凹凸部(5Aa)を当接、又
は、外輪(3a)の回転止め部(30〜33)により、外輪(3a)の
回転防止を行う構成である。
Description
【0001】
本考案は、回転機用軸受構造に関し、特に、自由側軸受の外輪の回転防止を簡 単に行うための新規な改良に関する。
【0002】
従来、用いられていたこの種の回転機用軸受構造においては、一般に、図7及 び図8に示されるように、ケーシング又は前枠及び後枠のような固定体1の両端 には、固定側軸受2及び自由側軸受3を介してロータ4を有する回転軸5が回転 自在に設けられており、この自由側軸受3の外輪3aの外端3aAには、軸受抑 え体4により押圧された波形ワッシャ5がスラスト予圧を与える状態で当接して いると共に、この外輪3aの外周3aBは全周にわたり面状に形成されていた。
【0003】
従来の回転機用軸受構造は、以上のように構成されていたため、次のような課 題が存在していた。 すなわち、自由側軸受の外輪自体には回転防止構造はなく、固定体の軸受室と の摩擦力にて行っているため、この摩擦力を確保するための加工精度の向上にも 限界があると共に、外輪の回転によるスラスト予圧の変化が発生していた。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、自由側 軸受の外輪の回転防止を簡単に行うようにした回転機用軸受構造を提供すること を目的とする。
【0005】
本考案による回転機用軸受構造は、ロータを有する回転軸を、固定側軸受と自 由側軸受を介して固定体に回転自在に設けるようにした回転機用軸受構造におい て、前記自由側軸受の外輪の外端の径方向に沿って形成された外端凹凸面に波形 ワッシャのワッシャ凹凸部を当接させ、前記波形ワッシャの外側に設けた軸受抑 え体の抑え凹凸部を前記ワッシャ凹凸部に当接させた構成である。
【0006】 本考案による回転機用軸受構造は、ロータを有する回転軸を、固定側軸受と自 由側軸受を介して固定体に回転自在に設けるようにした回転機用軸受構造におい て、前記自由側軸受の外輪の外周にその軸方向に沿って回転止め部が形成されて いる構成である。
【0007】 さらに詳細には、前記回転止め部は突部よりなる構成である。
【0008】 さらに詳細には、前記回転止め部は切欠面部よりなる構成である。
【0009】 さらに詳細には、前記回転止め部は多角面部よりなる構成である。
【0010】 さらに詳細には、前記回転止め部は多面状凹凸部からなる構成である。
【0011】
本考案による回転機用軸受構造においては、自由側軸受の外輪の外端に形成さ れた外端凹凸面に波形ワッシャのワッシャ凹凸部が係合して当接しているため、 この外輪は回転軸のラジアル方向に外力が加わった場合でも外輪の回転は防止さ れる。また、外輪自体に回転止め部を設けた場合には、前述の外端凹凸面及びワ ッシャ凹凸部を用いることなく外輪の回転防止を得ることができる。
【0012】
以下、図面と共に本考案による回転機用軸受構造の好適な実施例について詳細 に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。 図1において、符号1で示されるものは、ケーシング又は前枠及び後枠のよう な固定体であり、この固定体1の両端には、固定側軸受2及び自由側軸受3を介 してロータ4を有する回転軸4Aが回転自在に設けられており、この自由側軸受 3の外輪3aの外端3aAには、軸受抑え体5Aにより押圧された波形ワッシャ 5がスラスト予圧を与える状態で当接していると共に、この外輪3aの外周3a Bは全周にわたり面状に形成されている。
【0013】 前記外輪3aの外端3aAには、図2で示すようにその径方向に沿って外端凹 凸面20が全ての外端3aAにわたり形成されており、前記波形ワッシャ5のワ ッシャ凹凸部5aが前記外端凹凸面3aAに当接され、このワッシャ凹凸部5a には軸受抑え体5Aの抑え凹凸部5Aaが当接している。
【0014】 従って、前記外輪3aは、前記外端凹凸面3aAと波形ワッシャ5のワッシャ 凹凸部5a及び前記抑え凹凸部5Aaによって回転防止が完全になされ、回転軸 4Aのラジアル方向に外力が加えられても外輪3aの回転は防止される。
【0015】 また、前述の外輪3aとは別に、前述のように外端凹凸面3aAを形成するこ となく、図3から図6で示すように、回転止め部としての突部30、切欠面部3 1、多角面部32、多面状凹凸部33の何れかをその軸方向に沿って形成した場 合も、前述と同様の外輪3aの回転防止を達成できる。なお、本考案は、モータ 、レゾルバ等の回転機に適用できる。
【0016】
本考案による回転機用軸受構造は、以上のように構成されているため、次のよ うな効果を得ることができる。 すなわち、自由側軸受の外輪を外端凹凸面とワッシャ凹凸部又は外輪の回転止 め部を介して回転防止を行っているため、回転軸のラジアル方向に外力が加わっ た場合でも、外輪の回転防止を完全に行うことができる。 また、外輪の固定体における軸受室の内径加工精度もラフでよく、加工等の大 幅低減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による回転機用軸受構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】図1の他例を示す拡大構成図である。
【図4】図1の他例を示す拡大構成図である。
【図5】図1の他例を示す拡大構成図である。
【図6】図1の他例を示す拡大構成図である。
【図7】従来の構造を示す構成図である。
【図8】図7の要部を示す拡大構成図である。
1 固定体 2 固定側軸受 3 自由側軸受 3a 外輪 3aA 外端 4 ロータ 5 波形ワッシャ 5a ワッシャ凹凸部 5A 軸受抑え体 5Aa 抑え凹凸部 20 外端凹凸面 30 突部(回転止め部) 31 切欠面部(回転止め部) 32 多角面部(回転止め部) 33 多面状凹凸部(回転止め部)
Claims (6)
- 【請求項1】 ロータ(4)を有する回転軸(4A)を、固定
側軸受(2)と自由側軸受(3)を介して固定体(1)に回転自
在に設けるようにした回転機用軸受構造において、前記
自由側軸受(3)の外輪(3a)の外端(3aA)の径方向に沿って
形成された外端凹凸面(20)に波形ワッシャ(5)のワッシ
ャ凹凸部(5a)を当接させ、前記波形ワッシャ(5)の外側
に設けた軸受抑え体(5A)の抑え凹凸部(5Aa)を前記ワッ
シャ凹凸部(5a)に当接させた構成よりなることを特徴と
する回転機用軸受構造。 - 【請求項2】 ロータ(4)を有する回転軸(4A)を、固定
側軸受(2)と自由側軸受(3)を介して固定体(1)に回転自
在に設けるようにした回転機用軸受構造において、前記
自由側軸受(3)の外輪(3a)の外周にその軸方向に沿って
回転止め部(30〜33)が形成されていることを特徴とする
回転機用軸受構造。 - 【請求項3】 前記回転止め部は突部(30)よりなること
を特徴とする請求項2記載の回転機用軸受構造。 - 【請求項4】 前記回転止め部は切欠面部(31)よりなる
ことを特徴とする請求項2記載の回転機用軸受構造。 - 【請求項5】 前記回転止め部は多角面部(32)よりなる
ことを特徴とする請求項2記載の回転機用軸受構造。 - 【請求項6】 前記回転止め部は多面状凹凸部(33)から
なることを特徴とする請求項2記載の回転機用軸受構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008361U JP3006563U (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 回転機用軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008361U JP3006563U (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 回転機用軸受構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006563U true JP3006563U (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=43142427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994008361U Expired - Lifetime JP3006563U (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 回転機用軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006563U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9435380B2 (en) | 2012-10-12 | 2016-09-06 | Jtekt Corporation | Bearing device |
JP2019100413A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 三菱重工業株式会社 | 軸受装置及び回転機械 |
-
1994
- 1994-07-12 JP JP1994008361U patent/JP3006563U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9435380B2 (en) | 2012-10-12 | 2016-09-06 | Jtekt Corporation | Bearing device |
JP2019100413A (ja) * | 2017-11-30 | 2019-06-24 | 三菱重工業株式会社 | 軸受装置及び回転機械 |
JP7023091B2 (ja) | 2017-11-30 | 2022-02-21 | 三菱重工業株式会社 | 軸受装置及び回転機械 |
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