JPH0643339U - スラスト軸受け構造 - Google Patents
スラスト軸受け構造Info
- Publication number
- JPH0643339U JPH0643339U JP8433392U JP8433392U JPH0643339U JP H0643339 U JPH0643339 U JP H0643339U JP 8433392 U JP8433392 U JP 8433392U JP 8433392 U JP8433392 U JP 8433392U JP H0643339 U JPH0643339 U JP H0643339U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary shaft
- thrust bearing
- thrust
- bearing structure
- flat portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 先端に平坦部を形成し、回転体の中心に配設
された回転軸と、回転軸を支持する球形突部を有するス
ラスト受け部とを備え、前記回転軸の平坦部と球形突部
とを摺動し、もって、回転軸をスラスト方向に支持する
ことにより、高硬度の回転軸の加工を必要とせず、安価
なスラスト軸受け構造を得ることができる。 【構成】 先端に平坦部を形成し、回転体の中心に配設
された回転軸と、回転軸を支持する球形突部を有するス
ラスト受け部とを備え、前記回転軸の平坦部と球形突部
とを摺動し、もって、回転軸をスラスト方向に支持す
る。
された回転軸と、回転軸を支持する球形突部を有するス
ラスト受け部とを備え、前記回転軸の平坦部と球形突部
とを摺動し、もって、回転軸をスラスト方向に支持する
ことにより、高硬度の回転軸の加工を必要とせず、安価
なスラスト軸受け構造を得ることができる。 【構成】 先端に平坦部を形成し、回転体の中心に配設
された回転軸と、回転軸を支持する球形突部を有するス
ラスト受け部とを備え、前記回転軸の平坦部と球形突部
とを摺動し、もって、回転軸をスラスト方向に支持す
る。
Description
【0001】
本考案は、小型モータ等のスラスト軸受け構造、特に、回転軸の加工費を低減 させた安価なスラスト軸受け構造に関する。
【0002】
従来、この種のスラスト軸受け構造、例えば、特開昭59−37874号の小 型モータに用いられている。このような小型モータに用いられているスラスト軸 受け構造の一例を図8に示す。 回転軸100は、ステンレスやセラミックス等の高硬度の材質の材料を用い、 先端に滑らかな半球状の摺動部110を形成している。そして、モータ等のハウ ジング200に形成された凹部210に配設されているラジアル軸受け300と スラスト軸受け400によって、周囲と先端が支持されている。このスラスト軸 受け400は、合成樹脂製の平板で形成されている。回転軸100の先端に設け られた摺動部110の半球形状の作用により回転軸100の回転によって生じる ノイズが押えられ、且つ、十分な耐久性が得られる。
【0003】
しかしながら、このような従来技術のスラスト軸受け構造は、高硬度の材質の 材料を用いた回転軸の先端を球面仕上げするためにコスト高になり、ひいては、 その軸受けを用いている小型モータ等の価格を押し上げる要因となっていた。
【0004】 本考案は、十分な静音性や耐久性を有しつつ、回転軸の先端を平坦部に形成す ることによって、回転軸の加工費を低減させた安価なスラスト軸受け構造を提供 することを目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案は、先端に平坦部を形成し、回転体の中 心に配設された回転軸と、回転軸を支持する球形突部を有するスラスト受け部と を備え、前記回転軸の平坦部と球形突部とを摺動し、もって、回転軸をスラスト 方向に支持したことを特徴とする。
【0006】
回転体の中心に配設された回転軸の回転に伴って、先端に形成された平坦部と スラスト受け部に設けられた球形突部とが摺動し、回転軸をスラスト方向に支持 する。 また、球形突部の半球形状により、回転軸の回転によって生じるノイズを押さ え、十分な耐久性を得る。
【0007】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は、本考案のスラスト軸受け構造の第1の実施例を示した断面図である。
【0009】 スラスト軸受け構造1は、先に示した特開昭59−37874号の小型モータ に用いられる。 このスラスト軸受け構造1は、回転体(図示しない)の中心に配設された回転 軸10と小型モータのハウジング20に設けられたスラスト受け部30と、回転 軸10の周囲を軸支するラジアル軸受け40とを備えている。
【0010】 回転軸10は、ステンレスやセラミックス等の高硬度の材質の材料を用い、先 端に周囲を面取り加工した平滑な平坦部11を形成し、周囲に回転体(図示しな い)を備えている。
【0011】 スラスト受け部30は、ハウジング20に形成された底部31を有する円筒状 の凹部32と、この凹部32に嵌合する合成樹脂製のスラスト軸受け33とを備 えている。
【0012】 図2に示すように、スラスト軸受け33の本体33aの一端面33cには、支 持する回転軸10の軸心位置に、表面を滑らかに加工した球形突部33eが突設 されている。また、一端面33cの外周には鍔33bを有する。 スラスト軸受け33は、ハウジング20に設けられた凹部32の底部31に、 前記一端面33cを上方にして、嵌合配置されている。
【0013】 ラジアル軸受け40は、一端面をスラスト軸受け33の鍔33bに当接して、 前記凹部32に嵌合配置されている。
【0014】 回転軸10は、ラジアル軸受け40に形成された軸孔41に挿通され、ラジア ル軸受け40とスラスト受け部30とにより回転可能に軸支される。 従って、回転体の回転により、回転軸10が回転すると、この回転軸10の平 坦部11が、スラスト軸受け33に形成された球形突部33eの滑らかな表面に 摺接する。
【0015】 図3乃至図5は、スラスト軸受け33の他の実施例を示したもので、図3のス ラスト軸受け33は、本体33aに鍔33bを上下両方向に突設すると共に、本 体33aの両面に球形突部33eを突設している。これにより、スラスト軸受け 33を表裏について気にせず組み付けることができる。
【0016】 なお、スラスト軸受け33の形状としては、図4に示すように鍔33bを形成 しなくともよいし、図5に示すように球形突部33eの裏側の本体33aを除肉 した凹部33fを形成してもよい。すなわち、支持する回転軸10の軸心位置に 球形突部を突設していれば、他の部分の形状は任意としてよい。
【0017】 図6は、本考案のスラスト軸受け構造を示した第2の実施例であって、この例 では、ハウジング20を合成樹脂の成形品とし、スラスト受け部30は、円筒状 の凹部32の底部31に直接、球形突部33eを形成すると共に、凹部31の中 間に段部33gを設け、その段部33gにラジアル軸受け40を配設している。 これにより、特別にスラスト軸受け33を形成する必要がなく、構成の簡素化が 図れる。
【0018】 図7は、第3の実施例を示したもので、この例は、第2の実施例の変形であっ て、ハウジング20をプレス加工で成型し、スラスト軸受け部30は、円筒状の 凹部32の底部31に突設した球形突部33eを有する。この例では、回転軸1 0の回転時に、回転軸10と球形突部33eとの間に生じるノイズを押さえると 共に、耐久性の向上を図るために、グリス50が塗布されている。なお、ラジア ル軸受け40は、前記実施例のようにスラスト受け部30に隣接して配設される とは限らない。
【0019】
以上、説明したように、回転軸の先端を平坦部に形成するとともに、前記回転 軸を支持するスラスト受け部に球形突部を設け、前記回転軸の平坦部と球形突部 とを摺動させ、回転軸を軸支することによって、十分な静音性や耐久性を有しつ つ、回転軸の加工費を低減させ、安価なスラスト軸受け構造を得ることができる 。
【図1】本考案のスラスト軸受け構造の第1実施例を示
した断面図である。
した断面図である。
【図2】本考案のスラスト軸受け構造の第1実施例Iに
おけるスラスト軸受けを示した斜視図である。
おけるスラスト軸受けを示した斜視図である。
【図3】本考案に用いるスラスト軸受けの第2の例を示
した断面図である。
した断面図である。
【図4】本考案に用いるスラスト軸受けの第3の例を示
した断面図である。
した断面図である。
【図5】本考案に用いるスラスト軸受けの第4の例を示
した断面図である。
した断面図である。
【図6】本考案のスラスト軸受け構造の第2実施例を示
した断面図である。
した断面図である。
【図7】本考案のスラスト軸受け構造の第3実施例を示
した断面図である。
した断面図である。
【図8】従来のスラスト軸受け構造を示した断面図であ
る。
る。
1 スラスト軸受け構造 10 回転軸 11 平坦部 20 ハウジング部 30 スラスト受け部 40 スラスト軸受け
Claims (1)
- 【請求項1】 先端に平坦部を形成し、回転体の中心に
配設された回転軸と、回転軸を支持する球形突部を有す
るスラスト受け部とを備え、前記回転軸の平坦部と球形
突部とを摺動し、もって、回転軸をスラスト方向に支持
したことを特徴とするスラスト軸受け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8433392U JPH0643339U (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | スラスト軸受け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8433392U JPH0643339U (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | スラスト軸受け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643339U true JPH0643339U (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=13827586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8433392U Pending JPH0643339U (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | スラスト軸受け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643339U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004092600A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Ntn Corporation | 流体軸受装置 |
JP2011117590A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 軸受装置及びポリゴンスキャナモータ |
JP2014199101A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | オイルポンプおよびそれを備えた動力伝達装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822514B2 (ja) * | 1980-12-03 | 1983-05-09 | 株式会社 松村石油研究所 | 作動液 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP8433392U patent/JPH0643339U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822514B2 (ja) * | 1980-12-03 | 1983-05-09 | 株式会社 松村石油研究所 | 作動液 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004092600A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Ntn Corporation | 流体軸受装置 |
JPWO2004092600A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2006-07-06 | Ntn株式会社 | 流体軸受装置 |
CN100447437C (zh) * | 2003-03-31 | 2008-12-31 | Ntn株式会社 | 流体轴承装置 |
JP4699210B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2011-06-08 | Ntn株式会社 | 流体軸受装置 |
JP2011117590A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 軸受装置及びポリゴンスキャナモータ |
JP2014199101A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | オイルポンプおよびそれを備えた動力伝達装置 |
US9874211B2 (en) | 2013-03-29 | 2018-01-23 | Aisin Aw Co., Ltd. | Oil pump and power transmitting device equipped with the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62121417U (ja) | ||
JPH0356326B2 (ja) | ||
JP2000297814A (ja) | 転がり軸受アセンブリ | |
JPH0643339U (ja) | スラスト軸受け構造 | |
JPS63166719U (ja) | ||
JP3006563U (ja) | 回転機用軸受構造 | |
JP2549216B2 (ja) | 軸受ホルダー | |
JPH0717246Y2 (ja) | 小型モ−タ | |
JP2584033Y2 (ja) | スラスト軸受装置 | |
JPH0380161U (ja) | ||
JPH0732154Y2 (ja) | 鉛筆削り器 | |
JPH089455Y2 (ja) | 軸受の固定構造 | |
KR200233578Y1 (ko) | 베어링 하우징 | |
JPH07336Y2 (ja) | センタ−ベアリングサポ−ト | |
JP2535715Y2 (ja) | スピンドルモータ | |
JPH0247266Y2 (ja) | ||
JPH0433567Y2 (ja) | ||
JPH0450766U (ja) | ||
JPH058033U (ja) | 軸受装置 | |
JPH0374164U (ja) | ||
JPH0562730U (ja) | 複合軸受 | |
JPS62108622U (ja) | ||
JPS6114291Y2 (ja) | ||
JPH0643340U (ja) | スラスト軸受け | |
JPH0346017U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980210 |