JP2575069Y2 - ホィールベアリングシール - Google Patents
ホィールベアリングシールInfo
- Publication number
- JP2575069Y2 JP2575069Y2 JP1992018090U JP1809092U JP2575069Y2 JP 2575069 Y2 JP2575069 Y2 JP 2575069Y2 JP 1992018090 U JP1992018090 U JP 1992018090U JP 1809092 U JP1809092 U JP 1809092U JP 2575069 Y2 JP2575069 Y2 JP 2575069Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel bearing
- sealing element
- lip
- rotor
- bearing seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7869—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward
- F16C33/7879—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring
- F16C33/7883—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted with a cylindrical portion to the inner surface of the outer race and having a radial portion extending inward with a further sealing ring mounted to the inner race and of generally L-shape, the two sealing rings defining a sealing with box-shaped cross-section
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、相対回転するホィール
軸受部の密封構造に関し、具体的には自動車のアンチロ
ックブレーキシステムにおける前後の車輪回転を検出す
る回転検出装置を持ったホィールベアリングシールに関
する。
軸受部の密封構造に関し、具体的には自動車のアンチロ
ックブレーキシステムにおける前後の車輪回転を検出す
る回転検出装置を持ったホィールベアリングシールに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のスキッドを防止するため
のアンチスキッド用回転数検出装置としては次のような
構造が多く用いられている。すなわち、前記回転検出装
置は歯付ローターと感知センサーからなっており、その
際軸受を密封するシール装置よりそれぞれ離間させて配
置し、一つの独立した回転検出装置を構成しているもの
が一般的である。以下、図面を参照しつつ詳述する。
のアンチスキッド用回転数検出装置としては次のような
構造が多く用いられている。すなわち、前記回転検出装
置は歯付ローターと感知センサーからなっており、その
際軸受を密封するシール装置よりそれぞれ離間させて配
置し、一つの独立した回転検出装置を構成しているもの
が一般的である。以下、図面を参照しつつ詳述する。
【0003】このような従来例を示すと、図2のように
回転軸(8)に嵌合された歯付ローター(9)をナック
ル(10)に取付られた回転数検出センサー(7)で感
知検出する構造を示している。ここで軸受(11)はそ
の側部に独立して設けられたシール装置(A)によって
水分あるいは異物の侵入から守られている。
回転軸(8)に嵌合された歯付ローター(9)をナック
ル(10)に取付られた回転数検出センサー(7)で感
知検出する構造を示している。ここで軸受(11)はそ
の側部に独立して設けられたシール装置(A)によって
水分あるいは異物の侵入から守られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回転数検出装置の構造は、該歯付ローター(9)及
び回転数検出センサー(7)を取り付ける専用のスペー
スを必要とし、さらにシール装置(A)の併設配置など
複雑構造にならざるを得ないものであり、また、その検
出精度の確保からその圧入部の精密な研磨仕上げを要す
る。本考案はこのような欠点に鑑み、装着スペースを削
減せしめ感知性能を飛躍的に向上せしめた車輪回転検出
装置を持つホィールベアリングシールを提供することを
目的としている。
うな回転数検出装置の構造は、該歯付ローター(9)及
び回転数検出センサー(7)を取り付ける専用のスペー
スを必要とし、さらにシール装置(A)の併設配置など
複雑構造にならざるを得ないものであり、また、その検
出精度の確保からその圧入部の精密な研磨仕上げを要す
る。本考案はこのような欠点に鑑み、装着スペースを削
減せしめ感知性能を飛躍的に向上せしめた車輪回転検出
装置を持つホィールベアリングシールを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案を図面に基づいて
説明すると、図1に示すように、自動車のホィール軸受
部の内・外輪に取付られその密封をなす複数の密封要素
の組合せからなったホィールベアリングシールであっ
て、前記ホィールベアリングシールは軸方向に突出した
サイドリップ(1)及び径方向に接触するラジアルリッ
プ(2)を備える略L形密封要素(3)と、前記略L形
密封要素(3)へ摺接するシールリップ(4)を備え前
記サイドリップ(1)及びラジアルリップ(2)を内側
面に摺接せしめる略逆L形密封要素(5)からなり、前
記略L形密封要素(3)の軸方向部を延設してその先端
部を径方向に曲げ形成し、この先端部の表側面へ別体で
形成した交互に凹凸を有するローター(6)を配設一体
化せしめ、該ローター(6)へ回転数検出センサー
(7)を近接配置したことを特徴としている。
説明すると、図1に示すように、自動車のホィール軸受
部の内・外輪に取付られその密封をなす複数の密封要素
の組合せからなったホィールベアリングシールであっ
て、前記ホィールベアリングシールは軸方向に突出した
サイドリップ(1)及び径方向に接触するラジアルリッ
プ(2)を備える略L形密封要素(3)と、前記略L形
密封要素(3)へ摺接するシールリップ(4)を備え前
記サイドリップ(1)及びラジアルリップ(2)を内側
面に摺接せしめる略逆L形密封要素(5)からなり、前
記略L形密封要素(3)の軸方向部を延設してその先端
部を径方向に曲げ形成し、この先端部の表側面へ別体で
形成した交互に凹凸を有するローター(6)を配設一体
化せしめ、該ローター(6)へ回転数検出センサー
(7)を近接配置したことを特徴としている。
【0006】
【作用】本考案は、上記した構造をもって下記に示す優
れた作用をなす。すなわち、本考案は図1に示すよう
に、互いの密封要素(3)(5)で空洞を形成し得る略
L、及び逆略L形に造形組合せされており、この略L形
密封要素(3)の軸方向部を延設してその先端部を径方
向に曲げ形成し、該先端部の表側面へ別部材のローター
(6)を配設一体化することにより、該ローター(6)
はホィールベアリングシールと共体になり、該ホィール
ベアリングシールの嵌合取付により正確な装着がなされ
精密に別形成されたローターの一体化により狂いのない
回転をもたらす。このように正確に取り付けられたロー
ター(6)に近接するよう固定部に装着した回転数検出
センサー(7)によって正確な回転数を検出する。この
略L形密封要素(3)及び略逆L形密封要素(5)はそ
れぞれの要素に摺接する弾性体からなった複数のリップ
(1)(2)(4)を具備しており、前記正確な回転数
検出作用と共に強力な密封作用も発揮するものである。
れた作用をなす。すなわち、本考案は図1に示すよう
に、互いの密封要素(3)(5)で空洞を形成し得る略
L、及び逆略L形に造形組合せされており、この略L形
密封要素(3)の軸方向部を延設してその先端部を径方
向に曲げ形成し、該先端部の表側面へ別部材のローター
(6)を配設一体化することにより、該ローター(6)
はホィールベアリングシールと共体になり、該ホィール
ベアリングシールの嵌合取付により正確な装着がなされ
精密に別形成されたローターの一体化により狂いのない
回転をもたらす。このように正確に取り付けられたロー
ター(6)に近接するよう固定部に装着した回転数検出
センサー(7)によって正確な回転数を検出する。この
略L形密封要素(3)及び略逆L形密封要素(5)はそ
れぞれの要素に摺接する弾性体からなった複数のリップ
(1)(2)(4)を具備しており、前記正確な回転数
検出作用と共に強力な密封作用も発揮するものである。
【0007】
【実施例】図1に示すように径方向に折曲げられた先端
部に別体で形成された凹凸を有するローター(6)を配
設することでシール部(場合によっては前記先端部の外
径)より大径のローター(6)を配置でき、固定部材に
取付られる回転数検出センサー(7)は軸方向の最外側
から該ローター(6)に対峙して極めて正確な回転検出
を成さしめる。
部に別体で形成された凹凸を有するローター(6)を配
設することでシール部(場合によっては前記先端部の外
径)より大径のローター(6)を配置でき、固定部材に
取付られる回転数検出センサー(7)は軸方向の最外側
から該ローター(6)に対峙して極めて正確な回転検出
を成さしめる。
【0008】
【考案の効果】本考案によると、回転数を示すローター
(6)は密封部位と離れて固着されるが密封要素と一体
化されており、従って密封作用に些かの影響も与えるこ
となく正確で強固な取付を実現せしめ安定した振れのな
い回転を約束する。また、高精度なホィールベアリング
シールに直接組合されるのでその装着スペースを削減せ
しめると共に感知性能を大きく向上せしめた。
(6)は密封部位と離れて固着されるが密封要素と一体
化されており、従って密封作用に些かの影響も与えるこ
となく正確で強固な取付を実現せしめ安定した振れのな
い回転を約束する。また、高精度なホィールベアリング
シールに直接組合されるのでその装着スペースを削減せ
しめると共に感知性能を大きく向上せしめた。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案を使用しない従来例を示す断面図であ
る。
る。
1 サイドリップ 2 ラジアルリップ 3 略L形密封要素 4 シールリップ 5 略逆L形密封要素 6 ローター 7 回転数検出センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車のホィール軸受部の密封をなす複
数の密封要素の組合せからなるホィールベアリングシー
ルにおいて、 前記ホィールベアリングシールは軸方向に突出したサイ
ドリップ(1)及び径方向に接触するラジアルリップ
(2)を備える略L形密封要素(3)と、前記略L形密
封要素(3)へ摺接するシールリップ(4)を備え前記
サイドリップ(1)及びラジアルリップ(2)を内側面
に摺接せしめる略逆L形密封要素(5)からなり、 前記略L形密封要素(3)の軸方向部を延設してその先
端部を径方向に曲げ形成し、この先端部の表側面へ別体で形成した 交互に凹凸を有す
るローター(6)を配設一体化せしめ、 該ローター(6)へ回転数検出センサー(7)を近接配
置したことを特徴とするホィールベアリングシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018090U JP2575069Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | ホィールベアリングシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018090U JP2575069Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | ホィールベアリングシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569462U JPH0569462U (ja) | 1993-09-21 |
JP2575069Y2 true JP2575069Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=11961948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992018090U Expired - Lifetime JP2575069Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | ホィールベアリングシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575069Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030021419A (ko) * | 2001-09-06 | 2003-03-15 | 에프에이지 한화 베어링 주식회사 | 구름베어링의 시일링장치 |
JP2003120697A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-04-23 | Uchiyama Mfg Corp | ベアリングシール |
DE10317782A1 (de) * | 2003-04-16 | 2004-11-18 | Carl Freudenberg Kg | Dichtungsanordnung |
DE102012204620B4 (de) * | 2012-03-22 | 2020-08-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Kassettendichtung, insbesondere für eine Radlageranordnung eines Kraftfahrzeuges, und eine Radlageranordnung mit einer solchen Kassettendichtung |
DE102018220518A1 (de) * | 2018-11-28 | 2020-05-28 | Aktiebolaget Skf | Baueinheit |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4161120A (en) | 1978-05-08 | 1979-07-17 | Wabco Westinghouse | Equipment for the detection of rotation parameters in particular for a wheel-velocity sensor |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6421219A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-24 | Nippon Seiko Kk | Bearing assembly |
DE3735070A1 (de) * | 1987-10-16 | 1989-04-27 | Kugelfischer G Schaefer & Co | Waelzlager mit impulsring zur drehzahlmessung |
FR2649457B1 (fr) * | 1989-07-04 | 1991-10-11 | Skf France | Roulement integre muni d'un pulseur et d'un capteur pour equiper un moyeu de roue de vehicule automobile |
JP3017324U (ja) * | 1995-04-21 | 1995-10-24 | 三ツ星ベルト株式会社 | 農作物収穫機用搬送ベルト及びこれを用いた駆動装置 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1992018090U patent/JP2575069Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4161120A (en) | 1978-05-08 | 1979-07-17 | Wabco Westinghouse | Equipment for the detection of rotation parameters in particular for a wheel-velocity sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569462U (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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