JP2501254Y2 - 巻寿司用包装シ―ト及び包装巻寿司 - Google Patents
巻寿司用包装シ―ト及び包装巻寿司Info
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- JP2501254Y2 JP2501254Y2 JP1993063217U JP6321793U JP2501254Y2 JP 2501254 Y2 JP2501254 Y2 JP 2501254Y2 JP 1993063217 U JP1993063217 U JP 1993063217U JP 6321793 U JP6321793 U JP 6321793U JP 2501254 Y2 JP2501254 Y2 JP 2501254Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内フィルムと外フィル
ムとの間に海苔等のシート状食品を挟んで形成した巻寿
司用包装シート及び包装巻寿司に関するものである。
ムとの間に海苔等のシート状食品を挟んで形成した巻寿
司用包装シート及び包装巻寿司に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種包装巻寿司として出願人は、以前
図5に示す包装巻寿司を提案した。これは、包装シート
Sの内フィルム(2)は、2枚の長方形のフィルム片(21)
(21)を互いの内端を重ねて形成され、該重なり縁(20)と
平行にフィルム片(21)(21)の外端部は外フィルム(1)の
外端部に熱溶着されている。
図5に示す包装巻寿司を提案した。これは、包装シート
Sの内フィルム(2)は、2枚の長方形のフィルム片(21)
(21)を互いの内端を重ねて形成され、該重なり縁(20)と
平行にフィルム片(21)(21)の外端部は外フィルム(1)の
外端部に熱溶着されている。
【0003】外フィルム(1)の中央部には、前記フィル
ム片(21)の重なり縁と平行に切り離し可能部が全長に亘
って形成されており、一方のフィルム片(21)上に、帯フ
ィルム(23)がその両端をフィルム片(21)から突出させて
内フィルム(2)に熱溶着されている。上記切り離し可能
部(7)はフィルムの引裂き方向性を利用したものであ
る。
ム片(21)の重なり縁と平行に切り離し可能部が全長に亘
って形成されており、一方のフィルム片(21)上に、帯フ
ィルム(23)がその両端をフィルム片(21)から突出させて
内フィルム(2)に熱溶着されている。上記切り離し可能
部(7)はフィルムの引裂き方向性を利用したものであ
る。
【0004】帯フィルム(23)上に棒状飯(4)が載せら
れ、帯フィルム(23)の両端を折返して巻寿司の端部を覆
い、包装シートが棒状飯(4)を一周して、シートの両端
重なり部をシール片(図示せず)にて止められている。包
装巻寿司を食する際は、外フィルム(1)をその切離し可
能部(7)から巻寿司の長手方向に切り離し、包装シート
Sの外端を摘んで外側に引っ張る(図6)。
れ、帯フィルム(23)の両端を折返して巻寿司の端部を覆
い、包装シートが棒状飯(4)を一周して、シートの両端
重なり部をシール片(図示せず)にて止められている。包
装巻寿司を食する際は、外フィルム(1)をその切離し可
能部(7)から巻寿司の長手方向に切り離し、包装シート
Sの外端を摘んで外側に引っ張る(図6)。
【0005】外フィルム(1)は略中央部で切り離されて
おり、内フィルム(2)は略中央部で分離可能であるか
ら、前記の如く、包装シートSの外端を外側に引っ張る
ことによって、内フィルム(2)及び外フィルム(1)の夫
々の半分がシート状食品(3)を辷って引き出され、シー
ト状食品(3)の半分が露出して棒状飯(4)に被さる。
おり、内フィルム(2)は略中央部で分離可能であるか
ら、前記の如く、包装シートSの外端を外側に引っ張る
ことによって、内フィルム(2)及び外フィルム(1)の夫
々の半分がシート状食品(3)を辷って引き出され、シー
ト状食品(3)の半分が露出して棒状飯(4)に被さる。
【0006】フィルムの引抜きによって露出したシート
状食品の残り半分を棒状飯(4)に巻き付け、棒状飯(4)
の外周全体にシート状食品を被せる。外フィルム(1)と
内フィルム(2)のとの間に収容され、湿気防止が画られ
たシート状食品(3)を巻いた巻寿司を食することができ
る。
状食品の残り半分を棒状飯(4)に巻き付け、棒状飯(4)
の外周全体にシート状食品を被せる。外フィルム(1)と
内フィルム(2)のとの間に収容され、湿気防止が画られ
たシート状食品(3)を巻いた巻寿司を食することができ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記包装巻寿司は、図
6に様に、包装シートSの外端を摘んで外側に引っ張る
際、包装巻寿司を手指及び手の掌にて掴んで支持せねば
ならない。内フィルム(2)は、粘着性の飯がこびり着か
ない様に表面処理が施され、或いは摩擦係数の小さい素
材で形成されているが、外フィルム(1)は、中身のシー
ト状食品(3)を見せるために透明度が要求され、又、商
品名を印刷するために、内フィルム(1)と同様の素材、
或いは表面処理は実施できず、外フィルムは、手指との
摩擦係数は内フィルム(2)のそれに比べて、相当大きく
なる。
6に様に、包装シートSの外端を摘んで外側に引っ張る
際、包装巻寿司を手指及び手の掌にて掴んで支持せねば
ならない。内フィルム(2)は、粘着性の飯がこびり着か
ない様に表面処理が施され、或いは摩擦係数の小さい素
材で形成されているが、外フィルム(1)は、中身のシー
ト状食品(3)を見せるために透明度が要求され、又、商
品名を印刷するために、内フィルム(1)と同様の素材、
或いは表面処理は実施できず、外フィルムは、手指との
摩擦係数は内フィルム(2)のそれに比べて、相当大きく
なる。
【0008】従って、外フィルム(1)の外側から巻寿司
を掴んだ状態にて、包装シートSを引き出す際、手と外
フィルム(1)の摩擦抵抗により、スムーズに引き出しで
きず、棒状飯が型崩れし、或いは包装前に予め棒状飯
(4)及びシート状食品が、一口サイズに切り分けられて
いる場合には、棒状飯(4)がばらける虞れがあった。本
考案は、上記問題を解決できる巻寿司用包装シート及び
包装巻寿司を明らかにするものである。
を掴んだ状態にて、包装シートSを引き出す際、手と外
フィルム(1)の摩擦抵抗により、スムーズに引き出しで
きず、棒状飯が型崩れし、或いは包装前に予め棒状飯
(4)及びシート状食品が、一口サイズに切り分けられて
いる場合には、棒状飯(4)がばらける虞れがあった。本
考案は、上記問題を解決できる巻寿司用包装シート及び
包装巻寿司を明らかにするものである。
【0009】
【課題を解決する手段】本考案の巻寿司用包装シート
は、外フィルム(1)と内フィルム(2)との間にシート状
食品(3)を挟んだ巻寿司用の包装シートに於いて、内フ
ィルム(2)は2枚の長方形のフィルム片(21)(21)を互い
の内端を重ねて形成され、該重なり縁(20)と平行に各フ
ィルム片(21)の外端部は矩形の外フィルム(1)の外端部
に熱溶着され、外フィルム(1)は内フィルムの重なり縁
(20)と平行な方向には裂け易い方向性フィルムであって
外端部には、前記フィルム片(21)の重なり縁(20)と平行
に且つ外フィルム(1)とフィルム片(21)の溶着部(10)の
内側にて切り離し可能部(7)が全長に亘って形成されて
いる。
は、外フィルム(1)と内フィルム(2)との間にシート状
食品(3)を挟んだ巻寿司用の包装シートに於いて、内フ
ィルム(2)は2枚の長方形のフィルム片(21)(21)を互い
の内端を重ねて形成され、該重なり縁(20)と平行に各フ
ィルム片(21)の外端部は矩形の外フィルム(1)の外端部
に熱溶着され、外フィルム(1)は内フィルムの重なり縁
(20)と平行な方向には裂け易い方向性フィルムであって
外端部には、前記フィルム片(21)の重なり縁(20)と平行
に且つ外フィルム(1)とフィルム片(21)の溶着部(10)の
内側にて切り離し可能部(7)が全長に亘って形成されて
いる。
【0010】又、本考案の包装巻寿司は、上記包装シー
トの内フィルム(2)上に棒状飯(4)がフィルム片(21)(2
1)の重なり縁(20)と平行におかれ、包装シートが棒状飯
(4)を一周して、シートの両端が重なって止められてい
る。
トの内フィルム(2)上に棒状飯(4)がフィルム片(21)(2
1)の重なり縁(20)と平行におかれ、包装シートが棒状飯
(4)を一周して、シートの両端が重なって止められてい
る。
【0011】
【作用及び効果】図4Aに示す包装巻寿司を食する際
は、外フィルム(1)をその端部の切り離し可能部(7)か
ら巻寿司の長手方向に切り離し(図4A)、外フィルムの
切り離し端部を摘んで外側に引張る(図4B)。外フィル
ム(1)の切り離し端部(11)と一方の内フィルム片(21)は
熱溶着されているから、該外フィルムの切り離し端部(1
1)と、内フィルム片(21)とが一緒に引き出され、切り離
し端部以外の外フィルム(1)は棒状飯(4)上に残る。
は、外フィルム(1)をその端部の切り離し可能部(7)か
ら巻寿司の長手方向に切り離し(図4A)、外フィルムの
切り離し端部を摘んで外側に引張る(図4B)。外フィル
ム(1)の切り離し端部(11)と一方の内フィルム片(21)は
熱溶着されているから、該外フィルムの切り離し端部(1
1)と、内フィルム片(21)とが一緒に引き出され、切り離
し端部以外の外フィルム(1)は棒状飯(4)上に残る。
【0012】次に、内フィルム片(21)が抜き外された
部分のシート状食品(3)を、棒状飯(4)に巻き付け、該
シート状食品(3)の外側を掴んで、包装シートの他端を
引張る。外フィルム(1)と残りの内フィルム片(21)が一
緒に引き抜かれる。このとき手指は外フィルム(1)を押
えておらず、フィルムの引抜きに大きな抵抗は作用せ
ず、フィルムをスムーズに引抜くことができる。
部分のシート状食品(3)を、棒状飯(4)に巻き付け、該
シート状食品(3)の外側を掴んで、包装シートの他端を
引張る。外フィルム(1)と残りの内フィルム片(21)が一
緒に引き抜かれる。このとき手指は外フィルム(1)を押
えておらず、フィルムの引抜きに大きな抵抗は作用せ
ず、フィルムをスムーズに引抜くことができる。
【0013】フィルムの引抜きによって露出したシート
状食品(3)の残り半分を棒状飯(4)に巻き付け、棒状飯
(4)の外周全体にシート状食品を被せる。外フィルム
(1)と内フィルム(2)のとの間に収容され、湿気防止が
画られたシート状食品(3)を巻いた巻寿司を食すること
ができる。
状食品(3)の残り半分を棒状飯(4)に巻き付け、棒状飯
(4)の外周全体にシート状食品を被せる。外フィルム
(1)と内フィルム(2)のとの間に収容され、湿気防止が
画られたシート状食品(3)を巻いた巻寿司を食すること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、シート状食品(3)に、約190mm角の
全形海苔(3a)を用いた具(41)入り巻寿司での実施例に基
づき本考案を説明する。包装シートSの外フィルム(1)
及び内フィルム(2)は、夫々約230mm角の矩形を呈し
ている。
全形海苔(3a)を用いた具(41)入り巻寿司での実施例に基
づき本考案を説明する。包装シートSの外フィルム(1)
及び内フィルム(2)は、夫々約230mm角の矩形を呈し
ている。
【0015】内フィルム(2)は、夫々長辺長さ230m
m、短辺長さ約120mmの矩形の2枚のフィルム片(21)
(21)を、長辺を約10mm幅に重ねて形成され、該重なり
縁(20)と平行なフィルム片(21)(21)の外端は、全長に亘
って線状、細帯状或いはスポット的に外フィルム(1)に
熱溶着されている。各フィルム片(21)(21)の両端は、外
フィルム(1)の端縁に、剥離可能に弱くスポット熱溶着
がなされている。
m、短辺長さ約120mmの矩形の2枚のフィルム片(21)
(21)を、長辺を約10mm幅に重ねて形成され、該重なり
縁(20)と平行なフィルム片(21)(21)の外端は、全長に亘
って線状、細帯状或いはスポット的に外フィルム(1)に
熱溶着されている。各フィルム片(21)(21)の両端は、外
フィルム(1)の端縁に、剥離可能に弱くスポット熱溶着
がなされている。
【0016】一方のフィルム片(21)上に、短辺長さ約8
0mm、長辺長さ約370mmの帯フィルム(23)が、その両
端がフィルム片(21)の両端から均等に食み出る様に載せ
られ、適所をスポット熱溶着によってフィルム片(21)に
止められている。内フィルム(2)及び帯フィルム(23)
は、棒状飯(4)に接しても飯が付着しない様に、辷りの
良好な素材或いは、辷り易い表面処理がなされている。
0mm、長辺長さ約370mmの帯フィルム(23)が、その両
端がフィルム片(21)の両端から均等に食み出る様に載せ
られ、適所をスポット熱溶着によってフィルム片(21)に
止められている。内フィルム(2)及び帯フィルム(23)
は、棒状飯(4)に接しても飯が付着しない様に、辷りの
良好な素材或いは、辷り易い表面処理がなされている。
【0017】外フィルム(1)は、図5に示す従来の実施
例と同様にして、熱溶着部(10)、即ち、前記内フィルム
(2)の重なり縁(20)と平行な方向には裂け易く、熱溶着
部(10)と直交する方向には裂け難い特性の方向性フィル
ムである。
例と同様にして、熱溶着部(10)、即ち、前記内フィルム
(2)の重なり縁(20)と平行な方向には裂け易く、熱溶着
部(10)と直交する方向には裂け難い特性の方向性フィル
ムである。
【0018】外フィルム(1)には帯フィルム(23)から遠
い側の端部にて、内フィルム片(21)との熱溶着部(10)の
内側に、分離可能部(7)が設けられている。実施例の分
離可能部(7)は、接着力の強い細帯テープ(71)を外フィ
ルム(1)に接着し、該テープの一端を引張って外フィル
ム(1)を切り離すものであるが、これに限らず、外フィ
ルム(1)に断続的な切込み線、所謂ミシン目を施して、
分離可能部(7)と成すことができる。更には、図5に示
す従来の実施例と同様にして、外フィルム(1)の端部に
引裂き案内用の切込み(70)を施して分離可能部(7)と成
すこともできる。
い側の端部にて、内フィルム片(21)との熱溶着部(10)の
内側に、分離可能部(7)が設けられている。実施例の分
離可能部(7)は、接着力の強い細帯テープ(71)を外フィ
ルム(1)に接着し、該テープの一端を引張って外フィル
ム(1)を切り離すものであるが、これに限らず、外フィ
ルム(1)に断続的な切込み線、所謂ミシン目を施して、
分離可能部(7)と成すことができる。更には、図5に示
す従来の実施例と同様にして、外フィルム(1)の端部に
引裂き案内用の切込み(70)を施して分離可能部(7)と成
すこともできる。
【0019】外フィルム(1)と内フィルム(2)との間に
は全形海苔(3a)が収容され、該海苔は、内フィルム(2)
のフィルム片(21)(21)の重なり縁(20)に一口サイズに等
分する断続的な切込み線(6)が施されている。
は全形海苔(3a)が収容され、該海苔は、内フィルム(2)
のフィルム片(21)(21)の重なり縁(20)に一口サイズに等
分する断続的な切込み線(6)が施されている。
【0020】内フィルム(2)を上に、外フィルム(1)を
下にして、帯状フィルム(23)の中央部に、棒状飯(4)を
載せ、該帯状フィルム(23)の両端を棒状飯(4)の上に折
返して、該棒状飯(4)の両端を帯フィルム(23)の端部で
覆う。
下にして、帯状フィルム(23)の中央部に、棒状飯(4)を
載せ、該帯状フィルム(23)の両端を棒状飯(4)の上に折
返して、該棒状飯(4)の両端を帯フィルム(23)の端部で
覆う。
【0021】棒状飯(4)は軸心部に、干ぴょう、玉子、
みつば等の具(41)を巻き込んでおり、予め前記海苔(3a)
の切込み線(6)間の幅に合わせて切断されている。包装
シートSを棒状飯(4)に巻付け、シートの巻付け端はシ
ール片(5)又は熱溶着にて止める。
みつば等の具(41)を巻き込んでおり、予め前記海苔(3a)
の切込み線(6)間の幅に合わせて切断されている。包装
シートSを棒状飯(4)に巻付け、シートの巻付け端はシ
ール片(5)又は熱溶着にて止める。
【0022】然して、包装巻寿司を食する際は、外フィ
ルム(1)をその端部の切り離し可能部から巻寿司の長手
方向に切り離し、外フィルムの切り離し端部(11)を摘ん
で外側に引っ張る(図4B)。外フィルム(1)の切り離し
端部(11)と一方の内フィルム片(21)は熱溶着されている
から、該外フィルム(1)の切り離し端部(11)と、内フィ
ルム片(21)が一緒に引き出され、切り離し端部以外の外
フィルム(1)は、棒状飯(4)上に残される。
ルム(1)をその端部の切り離し可能部から巻寿司の長手
方向に切り離し、外フィルムの切り離し端部(11)を摘ん
で外側に引っ張る(図4B)。外フィルム(1)の切り離し
端部(11)と一方の内フィルム片(21)は熱溶着されている
から、該外フィルム(1)の切り離し端部(11)と、内フィ
ルム片(21)が一緒に引き出され、切り離し端部以外の外
フィルム(1)は、棒状飯(4)上に残される。
【0023】次に、内フィルム片(21)が抜き外された部
分の海苔(3a)を、棒状飯に巻き付け、該海苔の外側を支
持して、包装シートの他端を引張る。外フィルム(1)と
残りの内フィルム片(21)が引き抜かれる。このとき手指
は外フィルム(1)を押えておらず、フィルムの引抜きに
大きな抵抗は作用せず、スムーズに引抜くことができ
る。
分の海苔(3a)を、棒状飯に巻き付け、該海苔の外側を支
持して、包装シートの他端を引張る。外フィルム(1)と
残りの内フィルム片(21)が引き抜かれる。このとき手指
は外フィルム(1)を押えておらず、フィルムの引抜きに
大きな抵抗は作用せず、スムーズに引抜くことができ
る。
【0024】フィルムの引抜きによって露出したシート
状食品の残り半分を棒状飯(4)に巻き付け、棒状飯(4)
の外周全体にシート状食品(3)を被せる。外フィルム
(1)と内フィルム(2)のとの間に収容され、湿気防止が
画られたシート状食品が巻かれた巻寿司を食することが
できる。
状食品の残り半分を棒状飯(4)に巻き付け、棒状飯(4)
の外周全体にシート状食品(3)を被せる。外フィルム
(1)と内フィルム(2)のとの間に収容され、湿気防止が
画られたシート状食品が巻かれた巻寿司を食することが
できる。
【0025】棒状飯(4)は、長さ方向に一口サイズに切
断されているが、米飯自体の粘り気によって、隣り合う
寿司片どうしが接着状態となるため、手荒くしない限
り、寿司片がばらけることはない。
断されているが、米飯自体の粘り気によって、隣り合う
寿司片どうしが接着状態となるため、手荒くしない限
り、寿司片がばらけることはない。
【0026】シート状食品には棒状飯(4)の軸心に直交
して断続的な切込み線(6)が施され、棒状飯(4)は該切
込み線(6)に対応して、複数個に切断されているため、
任意の断続的な切込み線(6)から両側に引張ると、巻寿
司は切込み線(6)部分で簡単に千切れる。
して断続的な切込み線(6)が施され、棒状飯(4)は該切
込み線(6)に対応して、複数個に切断されているため、
任意の断続的な切込み線(6)から両側に引張ると、巻寿
司は切込み線(6)部分で簡単に千切れる。
【0027】従って、丸齧りせずとも、一口サイズの大
きさの寿司を食することができる。具(41)入りの巻寿司
であっても、具(41)も切断されているため、従来の様に
寿司に齧りついたときに、噛み切れない具(41)が垂れ下
がって見苦しくなることはない。
きさの寿司を食することができる。具(41)入りの巻寿司
であっても、具(41)も切断されているため、従来の様に
寿司に齧りついたときに、噛み切れない具(41)が垂れ下
がって見苦しくなることはない。
【0028】内フィルム(2)は、上記実施例では、2枚
のフィルム片(21)(21)の端部を単に重ねて外周を外フィ
ルム(1)に熱溶着して形成され、即ち、外フィルム(1)
を介し2つのフィルム片(21)(21)が繋がっているが、フ
ィルム片(21)(21)の重なり部をスポット熱溶着等によっ
て、簡単に引剥れる様に接合することも可能である。
のフィルム片(21)(21)の端部を単に重ねて外周を外フィ
ルム(1)に熱溶着して形成され、即ち、外フィルム(1)
を介し2つのフィルム片(21)(21)が繋がっているが、フ
ィルム片(21)(21)の重なり部をスポット熱溶着等によっ
て、簡単に引剥れる様に接合することも可能である。
【0029】本考案の実施に際し、帯フィルム(23)を省
略することができ、この場合、巻寿司の端部は露出す
る。本考案は上記実施例の構成に限定されることはな
く、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
略することができ、この場合、巻寿司の端部は露出す
る。本考案は上記実施例の構成に限定されることはな
く、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
【図1】包装シートの斜面図である。
【図2】包装シートの裏面側から見た分解斜面図であ
る。
る。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図4】包装シートを剥がす手順の説明図である。
【図5】出願人が以前提案した包装シートの説明図であ
る。
る。
【図6】出願人が以前提案した包装巻寿司の包装を剥が
す手順の説明図である。
す手順の説明図である。
(1) 外フィルム (2) 内フィルム (21) フィルム片 (3) シート状食品 (3a) 海苔 (4) 棒状飯
Claims (2)
- 【請求項1】 外フィルム(1)と内フィルム(2)との間
にシート状食品(3)を挟んだ巻寿司用の包装シートに於
いて、内フィルム(2)は2枚の長方形のフィルム片(21)
(21)を互いの内端を重ねて形成され、該重なり縁(20)と
平行に各フィルム片(21)の外端部は矩形の外フィルム
(1)の外端部に熱溶着され、外フィルム(1)は内フィル
ムの重なり縁(20)と平行な方向には裂け易く、重なり縁
(20)と直交する方向には裂け難い方向性フィルムであっ
て、外端部には前記フィルム片(21)の重なり縁(20)と平
行に且つ外フィルム(1)とフィルム片(21)の溶着部(10)
の内側にて切り離し可能部(7)が全長に亘って形成され
ている巻寿司用包装シート。 - 【請求項2】 外フィルム(1)と内フィルム(2)との間
にシート状食品(3)を挟んだ巻寿司用の包装シートにて
巻寿司を包装した包装巻寿司であって、包装シートの内
フィルム(2)は、2枚の長方形のフィルム片(21)(21)を
互いの内端を重ねて形成され、該重なり縁(20)と平行に
各フィルム片(21)の外端部は外フィルム(1)の外端部に
熱溶着され、外フィルム(1)の内フィルムの重なり縁(2
0)と平行な方向には裂け易く、重なり縁(20)と直交する
方向には裂け難い方向性フィルムであって、外端部には
前記フィルム片(21)の重なり縁(20)と平行に且つ外フィ
ルム(1)とフィルム片(21)の溶着部(10)の内側に切り離
し可能部(7)が全長に亘って形成されており、内フィル
ム(2)を内側にしてフィルム片(21)の重なり縁(20)と平
行になる様に包装シートが棒状飯(4)を一周して、シー
トの両端が重なっている包装巻寿司。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063217U JP2501254Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 巻寿司用包装シ―ト及び包装巻寿司 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063217U JP2501254Y2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 巻寿司用包装シ―ト及び包装巻寿司 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730688U JPH0730688U (ja) | 1995-06-13 |
JP2501254Y2 true JP2501254Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=13222824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP2501254Y2 (ja) |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2536328Y2 (ja) * | 1989-08-12 | 1997-05-21 | 松下電工株式会社 | 収納ボックス |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP1993063217U patent/JP2501254Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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