JPH04708Y2 - - Google Patents

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JPH04708Y2
JPH04708Y2 JP1988145650U JP14565088U JPH04708Y2 JP H04708 Y2 JPH04708 Y2 JP H04708Y2 JP 1988145650 U JP1988145650 U JP 1988145650U JP 14565088 U JP14565088 U JP 14565088U JP H04708 Y2 JPH04708 Y2 JP H04708Y2
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film
rice ball
sheet
outer film
triangular
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JP1988145650U
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内フイルムと外フイルムとの間に海苔
等のシート状食品を挟んだ三角おにぎり及び、そ
の包装シートに関するものである。
(従来の技術およびその問題点) 従来第7図に示す如く、三角形の袋状外フイル
ム1と三角形の袋状内フイルム2との間に海苔等
のシート状食品3を収容した三角包装袋によつ
て、三角おにぎりを包装することが行なわれてい
る。
外フイルム1の一端から臨出した内フイルム2
の一端23を引つ張つて、内フイルムを取ると、
シート状食品3が直接おにぎり4を被さり、外フ
イルム1を開けば、そのまま食することが出来
る。
上記包装おにぎりの場合、内フイルム2は米飯
に対してすべり易い資材で形成され、更におにぎ
りには食用油が塗布されて内フイルム2との滑り
を一層良好にしているが、外フイルム1はおにぎ
りを締め付ける様に包装しており、又、内フイル
ム2を引つ張り出す際、内フイルム2はおにぎり
の頂部側の狭い部分を通過するために、フイルム
の引出し抵抗が大きく、内フイルム2の引出し先
端がちぎれて包装内に内袋が残つてしまうことが
あつた。
更に、三角包装袋は外フイルムと内フイルムを
別個に三角形の袋に形成し、袋状外フイルム内に
三角形に折つたシート状食品を入れ、更に袋状内
フイルムを入れなければならず、包装袋の製造コ
ストが嵩んだ。
又、上記三角包装袋におにぎりを入れて包装す
るには、袋の開口部を膨らませておにぎりを投入
しなけばならないが、包装の自動化が困難である
ため、人手によつて作業を行なつている。そのた
め作業能率が悪く、この点からも包装おにぎりの
製造コストが上つた。
二重フイルムの間にシート状食品を収容した矩
形の包装シートにて三角おにぎりを包み、食する
際に包装を外し、フイルムの間からシート状食品
を取り出して自分でおにぎりに巻く包装おにぎり
もある。
上記の様に矩形の包装シートにておにぎりを包
装する自動包装装置は出願人が以前提案した装置
(特公昭61−22937号)を含めて実用されており、
製造能率は高く、又、包装シートは外フイルムに
海苔を載せ、その上から内フイルムを被せて必要
個所に熱溶着を施せばよく、安価に製造出来、包
装おにぎりの製造コストは前記三角包装袋を用い
たものに比べ大幅に低減出来る。
しかし、矩形の包装シートで包装したおにぎり
は、包装を外した後に、自分でシート状食品をお
にぎりに巻かねばならないから、内フイルムを引
つ張るだけでおにぎりにシート状食品が被さる三
角包装袋の簡便さはない。
(本考案の目的) 本考案は自動包装が可能であり、又、おにぎり
を食する際は、内フイルムの一部をスムーズに引
き出して、シート状食品をおにぎりに被せること
の出来る包装シート及び包装おにぎりを明らかに
するものである。
(問題を解決する手段) 本考案のおにぎり包装シートは、外フイルム1
には長手方向の略中央部に該フイルムを2分可能
な分離手段14が設けられ、内フイルム2は中央
フイルム片21と、該中央フイルム片21の両側
に端部を少し重ねて配備した一対の端部フイルム
片22,22とで形成され、該端部フイルムが外
フイルム片1に接合されている。
又、本考案の包装おにぎりは、上記包装シート
によつて、三角おにぎりの一側縁が、内フイルム
2を介して外フイルム1の分離手段14に重な
り、包装シートの両側部分が、おにぎりの両三角
面に被さつている。
(作用及び効果) 先ず、おにぎりの包装手順の一例を説明する。
第6図aの如く、三角おにぎり4の輪郭よりや
や大きい型孔51を開設した包装用のターンテー
ブル5の下方に内フイルム2を下にして包装シー
トを水平に配置し、更に該包装シートの一端に寄
せて、包装シートの下方に型孔51の向きに合わ
せておにぎり4を配置する。
この時、包装シートの外フイルム1の分離手段
14におにぎりの一側縁が対応する様に位置合わ
せを行なう。
次におにぎり4を押し上げて、包装シートと一
緒にターンテーブル5の型孔51を通過させ、こ
のとき孔縁によつてシートをおにぎり4の3辺4
1,42,42に沿つて下向きに折る(第6図
b)。
このとき、おにぎりの上面及び3辺はシートの
折片S2,S3,S3によつて一挙に包まれる。
おにぎりはこの侭、矢印Pで示すとおり三角お
にぎりの底辺側へ水平移動させ、底辺から垂下し
ている折片S2を型孔51の孔縁に掛けて三角おに
ぎりの下面側へ折る。
この時同時に2つの三角形折片S3,S3の先端部
は、型孔51縁に引つ掛かつて外向きに折られる
(第6図c)。
四角形の折片S2をおにぎり4の2辺に沿わせて
上向きに折り込む(第6図d)。
おにぎり4の上面より上位置に突出したシート
の耳片S5,S5をおにぎりの上で折り重ね、重ね部
分を熱溶着S6し或は、シール片を貼着する(第6
図e)。
上記工程によつておにぎりを包装する。
シート状食品3は内フイルム2と外フイルム1
に挟まれており、直接おにぎりに接触せず、又、
外気からも遮断されているので湿気ることは防止
される。
おにぎりを食する際は、外フイルム1の分離手
段14によつて外フイルム1を分離し、包装おに
ぎりの一側縁を解放する。
外フイルム1の開封部に露出するシート状食品
を幅方向に切つて内フイルム2の中央フイルム片
21を露出させ、該中央フイルム片を引出す(第
4図b)。
これによつて、おにぎり4の中央フイルム片2
1が被つてた部分にシート状食品が直接に被さ
る。
次に、外フイルム1の開封部から指を挿入し
て、おにぎりにシート状食品3が直接に被さつた
部分をつかんで外フイルムから引き出す。
内フイルムの両端フイルム片22,22は、外
フイルムに接合されているため、外フイルム内に
残り、シート状食品3はおにぎりと一緒に引きだ
され、自然におにぎりに被さる。(第4図d)。
上記の如く、包装三角おにぎりの一側縁を解放
して、3枚のフイルム片21,22,22にて構
成された内フイルム2の、中央フイルム片21だ
けを引き出すことが出来、従来の様に包装三角お
にぎりの頂部の狭い開口から内フイルム2全体を
引き出すものと比べて、引出し抵抗は小さく、中
央フイルム片21を容易に引つ張り出すことが出
来る。
ついで、外フイルム1の開封部からおにぎりを
引き出だすだけで、シート状食品3がおにぎりに
被さるため、シート状食品3をおにぎりに被せる
手間がかかからず、簡便である。
本考案の矩形の包装シートは従来の包装シート
と同様にして自動包装機による自動包装が可能で
あり、又、従来の三角包装袋の様に内外2枚のフ
イルムを夫々三角袋に形成して、その中に三角に
折り畳んだシート状食品を挟み込むものに比べて
包装シートの製造手順が簡単で、包装シート自体
のコストも下げることが出来る。
(実施例) 外フイルム1は長さ約220mm、幅約140mmであ
る。
外フイルム1は長辺が約140mm、短辺が約120mm
の2枚の透明外フイルム片11,11を互いの長
辺を約20mmの幅で重ね、該重り部に線状に剥離可
能にスポツト熱溶着15を施して外フイルム1の
分離手段14を形成している。
上記実施例の外フイルム片1は、外フイルムの
幅方向への引張り力に対しては耐久性があるが、
長手方向の引張り力に対しては、易引裂性を有す
る延伸合成樹脂フイルムにて形成され、外フイル
ムの幅方向の引裂強度は220Kg/cm、長手方向の
引裂強度は10Kg/cm、(試験法JIS−P−8116)で
ある。
外フイルム1上に四隅を斜めにカツトしたシー
ト状海苔等のシート状食品3が載せられ、該食品
は中央部にて幅方向にミシン目が施されている。
シート状食品3の上に前記外フイルム1と同じ
大きさの内フイルム2が被さつており、該内フイ
ルム2は、米飯に対してすべり易く、且つ防湿性
に優れたフイルムにて形成されている。
内フイルム2は、長辺が約140mm、短辺が約120
mmの矩形の中央フイルム片21の短手方向の両端
に長辺が約140mm、短片が約65mmの矩形の端部フ
イルム片22,22を約15mm幅に重ねて形成され
ている。
実施例では、上記重り部は、単に重なつている
だけで接合はされていないが、重り部に剥離可能
にスポツト溶着を施しても可い。
内フイルム2の両端部フイルム片22,22の
外周は、中央フイルム片21との重り部を残し
て、外フイルム1に帯状に熱溶着10されてい
る。
又、外フイルム1の長手方向の長側縁の中央部
と、内フイルム2の中央フイルム片21とが短い
範囲で熱溶着12されている。
更に、シート状食品3を囲んで、外フイルム1
と内フイルム2が熱溶着されて、該熱溶着部13
が、シート状食品の位置決めを図つている。
上記包装シートにて、第6図に基づいて前述の
如く三角おにぎりを包装すれば、三角おにぎりの
一側縁が、内フイルム2を介して外フイルム1の
分離手段14に重なり、包装シートの両側部分
が、おにぎりの両三角面に被さる。
おにぎりを食する際は、第4図aの如く、包装
おにぎりの外フイルム1の分離手段14側を上に
して、おにぎりを支持する。
外フイルム1の分離手段14のスポツト熱溶着
15を剥がして、第4図bの如く、該分離手段1
4を解放する。このとき、外フイルム1の開封端
を強く引つ張ると、外フイルム1を幅方向に引き
ちぎることが出来、大きく開封できる。該解放部
には、シート状食品3のミシン目31が位置して
おり、該ミシン目31からシート状食品3を分離
する。
シート状食品3が外フイルム1の開封部にて分
離されることによつて、該接合部に押さえられて
いたシート状食品の中央分離縁が外側に起き上が
り、内フイルム2の中央フイルム21が露出す
る。該中央フイルム21を引出と、該フイルム2
1が被さつていた部分にシート状食品3が直接に
被さる。
次に、外フイルム1の開封部から指を挿入し
て、おにぎりを外フイルムからつかみ出す。
内フイルム2の両端フイルム片22,22は、
外フイルムに接合されているため、外フイルム内
に残り、シート状食品3はおにぎりと一緒に引き
だされ、自然におにぎりに被さる。(第4図d)。
尚、シート状食品3は、ミシン目31を施さず
とも、外フイルム1を分離手段14にて開封後、
その中央部で2分することも可能である。
シート状食品を外フイルム1と内フイルム2に
挟む前に予め中央部で切断しておいても可い。
又、外フイルム1の分離手段14は、一枚の矩
形のフイルムの中央部に、粘着性の高い接着材を
塗布した細帯フイルムを貼着して形成し、該細帯
フイルムを引つ張つて、該細帯フイルムが重なつ
た部分のフイルムを細帯フイルムと一緒に剥ぎと
つて、外フイルムを2つに分離することも可能で
ある。
本考案の包装シートは従来の矩形包装シートと
同様にして自動包装機による自動包装が可能であ
り、又、従来の三角包装袋の様に内外のフイルム
を三角袋に形成して、その中に三角に折り畳んだ
シート状食品を挟み込む場合に比べて包装シート
の製造手順が簡単で、包装シート自体のコストも
下げることが出来る。
本考案は上記実施例の構成に限定されることは
なく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で
種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は包装シートの斜面図、第2図は包装シ
ートの分解斜面図、第3図は包装シートの断面
図、第4図はおにぎりの包装を剥がす手順の説明
図、第5図は外フイルムを開封した状態の斜面
図、第6図はおにぎりの包装手順の説明図、第7
図は従来例の斜面図である。 1……外フイルム、2……内フイルム、3……
シート状食品、4……おにぎり。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 矩形の外フイルムと内フイルムとの間にシー
    ト状食品を挟んだおにぎり包装シートに於て、
    外フイルム1には長手方向の略中央部に該フイ
    ルム1を常時は繋いでいるが適時2分可能な分
    離手段14が設けられ、内フイルム2は中央フ
    イルム片21と、該中央フイルム片の両側に端
    部を少し重ねて配備した一対の端部フイルム片
    22,22とで形成され、該端部フイルムは外
    周縁が外フイルム1に接合されているおにぎり
    包装シート。 外フイルム1は、2枚の矩形の外フイルム片
    11の端部を重ね合わせて形成され、分離手段
    14は該重り部を剥離可能に熱溶着して形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    のおにぎり包装シート。 矩形の外フイルム1と内フイルム2との間に
    シート状食品3を挟んだおにぎり包装シートに
    て包装された包装三角おにぎりに於て、外フイ
    ルム1には長手方向の略中央部に該フイルム1
    を常時は繋いでいるが適時2分可能な分離手段
    14が設けられ、内フイルム2は中央フイルム
    片2と、該中央フイルム片21の両側に端部を
    少し重ねて配備した一対の端部フイルム片2
    2,22とで形成され、該端部フイルム片2
    2,22が外フイルム1に接合され、三角おに
    ぎりの一側縁が、内フイルム2を介して外フイ
    ルム1の分離手段14に重なり、包装シートの
    両側部分が、おにぎりの両三角面に被さつてい
    る包装おにぎり。
JP1988145650U 1988-11-07 1988-11-07 Expired JPH04708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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