JP2500563B2

JP2500563B2 - 葉書印刷処理装置

Info

Publication number: JP2500563B2
Application number: JP4089621A
Authority: JP
Inventors: 重雄倉掛
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1992-03-13
Filing date: 1992-03-13
Publication date: 1996-05-29
Anticipated expiration: 2011-05-29
Also published as: JPH05120268A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、葉書に宛名、差出人
のデータを印刷する葉書印刷処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、日本語ワード・プロセッサ等で、
葉書等に郵便番号、住所、氏名から成る宛名や差出人の
印字ができるものがある。このような装置では、予め、
葉書等に印字する住所データ、氏名データを、印字する
フォーマットでワード・プロセッサ等に記憶させてい
る。従って、従来のワード・プロセッサ等では、葉書等
に印字させる住所データ等を特別なデータとして入力す
る必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そして、ワードプロセ
ッサにおいて、葉書宛名印刷を行なえるようにした技術
として、特開昭５９−２２０８３２号公報がある。しか
しながら、この特開昭５９−２２０８３２号公報に開示
される技術では、宛先データとして記憶されている各デ
ータは郵便番号、住所、氏名のみであり、その記憶され
た各データに基づいて、葉書宛名印刷をしているにすぎ
ず、宛名住所録データとして上記郵便番号、住所、氏名
の各データの他に、電話番号等のその他データをも含ま
せて記憶できるものではない。また、この技術では、宛
先データと差出人データとが１対１で対にして記憶され
るものであり、宛先データを複数記憶した場合には、対
応した数の差出人データを全て記憶しなければならな
い。また、この技術では、宛先データが複数あった場合
に、この各データをどのようにして印字するのかについ
ての技術を一切開示していない。更に、この技術では、
宛先データにおける郵便番号、住所、氏名の各データは
全て同じ文字サイズで印字されてしまっており、葉書宛
名印刷としては極めて不自然で見栄えの悪いものとなっ
てしまっている。本発明の課題は、予め記憶させておい
た複数の宛名住所録データのうちで所望する宛名住所録
データに従った宛名印字が可能で、各宛名住所録データ
に共通する差出人住所録データにより差出人印字ができ
るようにすることであり、また、個々の宛名住所録デー
タ内に住所、氏名、郵便番号以外の電話番号等のその他
データをも同時に記憶させることができ、このその他デ
ータを含めた全てのデータを必要に応じて印字させるこ
ともでき、更に、上記宛名印字の際に抽出された個々の
データを個々に見やすい文字サイズに変換して印字でき
るようにすることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明の請求項１にお
ける手段は次の通りである。宛名郵便番号データ、宛名
住所データ、宛名氏名データ、及び電話番号等のその他
データからなる宛名情報を複数記憶し、また、差出人住
所データ、差出人氏名データ等の各差出人項目データか
らなる差出人情報を上記複数の宛名情報における共通の
差出人情報として記憶し、また、差出人印刷を行うか否
かを指示する指示情報を記憶する記憶手段と、葉書モー
ドを指示するモード指示手段と、上記葉書モードの指示
下において、上記記憶手段に記憶された各宛名情報を宛
名フォーマットへ変換して葉書宛名印刷を行い、上記葉
書モードの指示下にない状態で上記記憶手段に記憶され
た各宛名情報を住所録情報として印刷する印刷手段と、
上記葉書モードの指示下において、差出人印刷を行うこ
との指示情報が記憶されているか否かを判別する判別手
段と、を具備し、上記印刷手段は、上記葉書モードの指
示下において、上記記憶手段に記憶された各宛名情報を
宛名フォーマットへ変換して葉書宛名印刷を行う際は、
印刷対象となる宛名情報に含まれる宛名郵便番号デー
タ、宛名住所データ、宛名氏名データ、及び電話番号等
のその他データのうちで葉書宛名印刷に必要な宛名郵便
番号データ、宛名住所データ、宛名氏名データを、その
各宛名項目毎に上記葉書用紙上の宛名面における印刷配
置領域と文字サイズとが予め決められた宛名フォーマッ
トへ変換して宛名印刷し、更に上記判別手段で差出人印
刷を行うことの指示情報があると判別された際は、上記
差出人情報における差出人住所データ、差出人氏名デー
タ等の各差出人項目データを、その各差出人項目毎に葉
書上での印刷配置領域と文字サイズとが予め決められた
差出人フォーマットへ変換して印刷出力し、上記印刷手
段は、上記葉書モードの指示下にない状態で上記記憶手
段に記憶された各宛名情報を住所録情報として印刷する
際は、上記宛名フォーマットへの変換はせず、印刷対象
となる宛名情報に含まれる宛名郵便番号データ、宛名住
所データ、宛名氏名データ、及び電話番号等のその他デ
ータも含めて印刷出力するようにしたことを特徴とす
る。

【０００５】

【作用】この発明の請求項１における手段の作用は次の
通りである。記憶手段には、宛名郵便番号データ、宛名
住所データ、宛名氏名データ、及び電話番号等のその他
データからなる宛名情報が複数記憶され、また、差出人
住所データ、差出人氏名データ等の各差出人項目データ
からなる差出人情報が上記複数の宛名情報における共通
の差出人情報として記憶され、また、差出人印刷を行う
か否かを指示する指示情報が記憶されており、印刷手段
は、葉書モードの指示下において、上記記憶手段に記憶
された各宛名情報を宛名フォーマットへ変換して葉書宛
名印刷を行い、上記葉書モードの指示下にない状態で上
記記憶手段に記憶された各宛名情報を住所録情報として
印刷する。そして、上記葉書モードの指示下において、
差出人印刷を行うことの指示情報が記憶されているか否
かが判別される。この際、上記印刷手段は、上記葉書モ
ードの指示下において、上記記憶手段に記憶された各宛
名情報を宛名フォーマットへ変換して葉書宛名印刷を行
う際は、印刷対象となる宛名情報に含まれる宛名郵便番
号データ、宛名住所データ、宛名氏名データ、及び電話
番号等のその他データのうちで葉書宛名印刷に必要な宛
名郵便番号データ、宛名住所データ、宛名氏名データ
を、その各宛名項目毎に上記葉書用紙上の宛名面におけ
る印刷配置領域と文字サイズとが予め決められた宛名フ
ォーマットへ変換して宛名印刷し、更に上記判別手段で
差出人印刷を行うことの指示情報があると判別された際
は、上記差出人情報における差出人住所データ、差出人
氏名データ等の各差出人項目データを、その各差出人項
目毎に葉書上での印刷配置領域と文字サイズとが予め決
められた差出人フォーマットへ変換して印刷出力する。
また、上記印刷手段は、上記葉書モードの指示下にない
状態で上記記憶手段に記憶された各宛名情報を住所録情
報として印刷する際は、上記宛名フォーマットへの変換
はせず、印刷対象となる宛名情報に含まれる宛名郵便番
号データ、宛名住所データ、宛名氏名データ、及び電話
番号等のその他データも含めて印刷出力する。従って、
葉書モードの指示下であれば、宛名情報に基づいて葉書
宛名印刷を行う際は、差出人の印刷の指示があるか否か
が自動的に判別され、差出人印刷の指定があれば、予め
記憶された差出人も自動的に読み出して、上記指定の宛
名と共に葉書に印刷することができる。

【０００６】

【実施例】以下、図１〜図４を参照して実施例を説明す
る。図２は、定型フォーマット印字、例えば葉書印字を
行なうための葉書印字データ入力フォーマットを示すも
ので、これは１レコードを氏名、郵便番号、住所、メモ
の順に読点マーク「、」で区切り、レコードの最後に改
行マーク「』」を付して入力したものである。但し、図
中の「※」マークは、レコードの先頭に入力するもの
で、このマークの付されたレコードが差出人として印字
される。通常このレコードは、テキストの先頭に入力す
る。また、図中のデリミッタ・マーク「↓」は、住所が
長い場合に、行変えを行なう位置に入力するマークであ
る。なお、３つ目の読点マーク「、」以後はメモ部とな
り、このメモ部の文字は実際に印字はされない。即ち、
この部分がなくても葉書印字はされる。

【０００７】なお、上記メモ部以外のデータは全て全角
文字で入力する。また、氏名データ部のスペースは無視
される。さらに、住所データ部の読点マーク「、」及び
デリミッタ・マーク「↓」直後の連続スペース以外のス
ペースは無視される。即ち、読点マーク「、」及びデリ
ミッタ・マーク「↓」の後にスペースを入力しておくこ
とによって、その行の印字開始位置を下げることができ
る。

【０００８】図３は、葉書印字の定型フォーマットを示
す。この場合、宛名郵便番号は倍角で印字される。

【０００９】宛名住所は、倍角で印字される。但し、こ
の宛名住所は、１行目は最大１３文字、２行目及び３行
目はそれぞれ最大１１文字の印字しかされない。この場
合、上記デリミッタ・マーク「↓」が入力されていれば
そこで改行され、入力されていない場合には、各行の最
大文字数の印字数、自動的に改行が行なわれる。また、
最大文字数３５文字をオーバーした文字は印字されな
い。なおこの宛名住所の印字に際して、入力されている
数字は自動的にそれに対応した漢数字に置換される。

【００１０】宛名氏名は、４倍角で自動的に均等割付け
されて印字される。この場合、最大１２文字しか印字さ
れず、オーバーした文字は印字されない。また、差出人
郵便番号は半角文字で印字される。

【００１１】差出人住所は、全角文字で印字される。但
しこれは、１行目は最大１５文字、２行目は最大１３文
字の印字しかされない。この場合、上記デリミッタ・マ
ーク「↓」が入力されていればそこで改行され、入力さ
れていない場合には、自動的に改行が行なわれる。ま
た、最大文字数２８文字をオーバーした文字は印字され
ない。なおこの差出人住所の印字に際して、入力されて
いる数字は自動的にそれに対応した漢数字に置換され
る。

【００１２】差出人氏名は、全角文字で自動的に均等割
付けされて印字される。この場合、最大１２文字しか印
字されず、オーバーした文字は印字されない。

【００１３】図１は、上記のような定型フォーマット印
字を成すための構成を示すもので、１０は中央処理装置
（ＣＰＵ）であり、１２は氏名、郵便番号、住所等の入
力用の文字、数字キー及び葉書印字モード指定用の葉書
印字モード指定キー１２１を有するキー入力部である。
１４は住所録メモリであり、これは氏名、郵便番号、住
所等の複数の項目を１レコードとして上記のような入力
フォーマットで記憶しているものである。なお、この住
所録メモリ１４は文書メモリと兼用されている。１６は
葉書、封書等の郵便物の宛名印字のための郵便番号、住
所、氏名のそれぞれに関する文字サイズ、印字位置等の
出力フォーマットを指定するためのデータが記憶されて
いる宛名フォーマット・メモリであり、１８は上記１６
同様、差出人印字のための出力フォーマットを指定する
ためのデータが記憶されている差出人フォーマット・メ
モリである。２０は指定されたレコードの全項目がセッ
トされる印字データ格納部であり、２２は上記印字デー
タ格納部２０に格納されたデータを、上記ＣＰＵ１０か
らの宛名／差出人切換え信号の状態により、上記宛名又
は差出人フォーマット・メモリ１６又は１８に記憶され
たデータに基づいて出力フォーマットに変換する印字変
数処理部である。そして、２４は印字バッファであり、
２６はプリンタである。なお、上記変換処理部２２は、
上記ＣＰＵ１０からの葉書／文書切換え信号により、上
記の如く、上記印字データ格納部２０に格納されたデー
タを葉書フォーマットに変換するのか、あるいは上記住
所録メモリ１４に記憶された文書データをそのまま上記
印字バッファ２４に出力するのかが、切換え制御され
る。

【００１４】以下、図４のフロー・チャートを参照して
動作の説明を行なう。即ち、上記キー入力部１２の葉書
印字モード指定キー１２１が操作されると、葉書印字モ
ードとなる。ここでさらに、上記キー入力部１２によっ
て印字する宛名が指定されると、その指定された宛名の
氏名、郵便番号、住所が、上記住所録メモリ１４から読
出されて、上記印字データ格納部２０に格納される（ス
テップＳＴ４０１）。そして、これらが上記印字変換処
理部２２に渡され、それぞれ前述したような宛名用のフ
ォーマットに変換されて印字される（ステップＳＴ４０
２〜ＳＴ４０４）

【００１５】宛名の印字が終了すると、上記住所録メモ
リ１４内の差出人マーク「※」が、上記住所録メモリ１
４の先頭からサーチされる（ステップＳＴ４０５）。差
出人マーク「※」が有ったならば（ステップＳＴ４０
６）、その差出人マーク「※」が付加されたレコードの
氏名、郵便番号、住所が、上記住所録メモリ１４から読
出されて、上記印字データ格納部２０に格納される（ス
テップＳＴ４０７）。そして、これらが上記印字変換処
理部２２に渡され、それぞれ前述したような差出人用の
フォーマットに変換されて印字される（ステップＳＴ４
０８〜ＳＴ４１０）。

【００１６】このように、特に日本語ワード・プロセッ
サ等を利用して葉書等の郵便物に印字する際、簡単に入
力するための入力フォーマット通りに各データを入力す
ると、その入力されたデータから通常とは別の印字フォ
ーマットを自動的に設定し、また特に差出人に特定の記
号を付して入力しておくことにより、宛名印字の後自動
的に差出人印字も行なわれるので、郵便物に簡単に且つ
綺麗に宛名、差出人等の定型フォーマットを印字するこ
とができる。

【００１７】なお上記実施例では、葉書に関してのみの
説明を行なったが、これは同様に封書に関しても実施可
能であり、例えば葉書／封書の切換えを上記ＣＰＵ１０
により制御することによって何れにも印字し得るように
しても良い。

【００１８】また、上記実施例は、１枚印字する毎に宛
名の指定を行なわなければならないものであるが、例え
ば上記住所録メモリ１４の先頭から上記差出人マーク
「※」の付されていないレコードを順次に宛名として指
定できるようにすれば、複数枚の葉書に対して、差出人
は同一で、宛名が個々に異なる印字を連続して印字させ
ることも可能である。

【００１９】

【発明の効果】本発明によれば、葉書モードの指示下で
あれば、宛名情報に基づいて葉書宛名印刷を行う際は、
差出人の印刷の指示があるか否かが自動的に判別され、
差出人印刷の指定があれば、予め記憶された差出人も自
動的に読み出して、上記指定の宛名と共に葉書に印刷す
ることができ、特に、上記宛名として印刷すべき各項目
データとしては、電話番号等の葉書印刷としては不要の
項目データについての印刷は行わず、葉書印刷として必
要な項目データのみを自動的に抽出して、この抽出した
項目データのみを、葉書における印刷フォーマットとし
て最適な印刷配置領域、文字サイズに自動変換して印刷
出力できる。また、上記葉書モードの指示下にない状態
で各宛名情報を住所録情報として印刷する際は、上記宛
名フォーマットへの変換はしないで印刷するので、印刷
対象となる宛名情報に含まれる宛名郵便番号データ、宛
名住所データ、宛名氏名データ、及び電話番号等のその
他データも含めた印刷結果を得ることもでき、この印刷
結果を住所録情報の１つとして活用することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例に係る宛名データ印字装置の構成を示す
図である。

【図２】葉書印字用の入力フォーマットを示す図であ
る。

【図３】葉書印字フォーマットを示す図である。

【図４】動作を説明するためのフロー・チャートであ
る。

【符号の説明】

１０中央処理装置（ＣＰＵ）１２キー入力部１４住所録メモリ（文書メモリ）１６宛名フォーマット・メモリ１８差出人フォーマット・メモリ２０印字データ格納部２２印字変換処理部２４印字バッファ２６プリンタ１２１印字モード指定キー

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】宛名郵便番号データ、宛名住所データ、
宛名氏名データ、及び電話番号等のその他データからな
る宛名情報を複数記憶し、また、差出人住所データ、差
出人氏名データ等の各差出人項目データからなる差出人
情報を上記複数の宛名情報における共通の差出人情報と
して記憶し、また、差出人印刷を行うか否かを指示する
指示情報を記憶する記憶手段と、葉書モードを指示するモード指示手段と、上記葉書モードの指示下において、上記記憶手段に記憶
された各宛名情報を宛名フォーマットへ変換して葉書宛
名印刷を行い、上記葉書モードの指示下にない状態で上
記記憶手段に記憶された各宛名情報を住所録情報として
印刷する印刷手段と、上記葉書モードの指示下において、差出人印刷を行うこ
との指示情報が記憶されているか否かを判別する判別手
段と、を具備し、上記印刷手段は、上記葉書モードの指示下において、上記記憶手段に記憶
された各宛名情報を宛名フォーマットへ変換して葉書宛
名印刷を行う際は、印刷対象となる宛名情報に含まれる
宛名郵便番号データ、宛名住所データ、宛名氏名デー
タ、及び電話番号等のその他データのうちで葉書宛名印
刷に必要な宛名郵便番号データ、宛名住所データ、宛名
氏名データのみを抽出し、その抽出された各宛名項目毎
に上記葉書用紙上の宛名面における印刷配置領域と文字
サイズとが予め決められた宛名フォーマットへ変換して
宛名印刷し、更に上記判別手段で差出人印刷を行うこと
の指示情報があると判別された際は、上記差出人情報に
おける差出人住所データ、差出人氏名データ等の各差出
人項目データを、その各差出人項目毎に葉書上での印刷
配置領域と文字サイズとが予め決められた差出人フォー
マットへ変換して印刷出力し、上記印刷手段は、上記葉書モードの指示下にない状態で
上記記憶手段に記憶された各宛名情報を住所録情報とし
て印刷する際は、上記宛名フォーマットへの変換はせ
ず、印刷対象となる宛名情報に含まれる宛名郵便番号デ
ータ、宛名住所データ、宛名氏名データ、及び電話番号
等のその他データも含めて印刷出力する、ようにしたことを特徴とする葉書印刷処理装置。