JP2745478B2 - 文字処理装置の印刷制御装置 - Google Patents

文字処理装置の印刷制御装置

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JP2745478B2
JP2745478B2 JP63292828A JP29282888A JP2745478B2 JP 2745478 B2 JP2745478 B2 JP 2745478B2 JP 63292828 A JP63292828 A JP 63292828A JP 29282888 A JP29282888 A JP 29282888A JP 2745478 B2 JP2745478 B2 JP 2745478B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ワードプロセツサや、パーソナルコンピ
ユータ、ハンドヘルドコンピユータ、オフイスコンピユ
ータ、その他各種の宛名印刷機能を備えた文字処理装置
の印刷制御装置の改良に係り、特に、ハガキ等への宛名
の印刷に際して、印刷データの配列状態のバランスや内
容の誤りを実際の印刷を行う前に確認し、簡単に修正す
ることができるように制御してハガキ等への印刷ミスを
未然に防止することによつて、宛名印刷の操作性を向上
させた印刷制御装置に関する。
従来の技術 従来から、ワードプロセツサ等の文字処理装置では、
いわゆる住所録機能などと呼ばれている機能を使用し、
宛名データを入力することによつて、ハガキの表面に宛
名印刷を行うことができる。
この場合に、宛名印刷に必要なデータは、ワードプロ
セツサ等の文字処理機能により入力,校正して編集処理
し、作成した宛名データをデータ格納メモリに格納して
おく。
そして、宛名印刷に際しては、必要なデータを取出し
て印刷装置へ出力することにより、ハガキ等へ宛名を印
刷することができる。
この住所録機能によつて作成される宛名データの印刷
対象は、ハガキや宛名専用の小型シールのように、比較
的コストが高い用紙であり、しかも、その印刷分の面積
は、通常のプリント用紙に比べて相当に小さなものが多
く使用されている。
そのため、用紙の長さ(印刷可能な幅)に対して、宛
名データの1行分のデータ量の方が多くなる、というケ
ースが頻繁に発生する。
従来の印刷方式では、一般的に、このようなケースが
生じた場合、印刷データに余りが生じた時点で、自動的
に折返して(改行して)印刷するように制御している。
しかも、その折返し時の文字列が、極めて機械的に決
定される上、印刷を開始する以前に、文字列のどの部分
が折返し点になるのかについて、ユーザが確認する手段
も設けられていない。
したがつて、ユーザは、宛名データによる印刷の度ご
とに、実際の印刷対象の用紙へ印刷を行い、その印刷結
果によつて、所望の文字配列が得られるかどうかを確か
める以外に方法がなく、高価な用紙を無駄にするという
場合が、しばしば発生していた。
ここで、従来の折返し点の決定方法について説明する
と、大別して、次の3つの方法が用いられている。
第1は、最も純な方法で、用紙の端まで文字を順次配
置し、用紙の端まで印字すると改行を行つて、アフレた
文字を次行へ印字するという方法である。
この第1の方法は、ワードプロセツサで多く採用され
ている。
第29図(1)と(2)は、従来の第1の折返し点決定
方法について、宛名データと印刷結果との対応関係の一
例を説明する図で、(1)は宛名データ、(2)は印刷
結果を示す図である。図面において、△はスペースコー
ドを示す。
この第29図(1)に示すように、名前と住所から構成
される宛名データが作成されているとき、このデータに
よつてハガキの表面に印刷すると、第29図(2)のよう
な印刷結果が得られる。
このように、印刷用紙であるハガキの端まで宛名デー
タの住所を印刷し、余つたデータは次の行へ印字する。
すなわち、宛名データの量の大小によつて折返し位置が
決定されることになり、必ずしも意味のある部分で区切
られ、残りが次行へ折返えされるとは限らない。
したがつて、折返し制御は簡単であるが、多くの場合
に、文字配列のバランスが良くない宛名書きになつてし
まう。
第2の方法は、用紙の端部近傍に数文字分の改行エリ
ア(ホツトゾーン)を設けておき、また、文字データ中
に制御コードを挿入して、この制御コードが改行エリア
内に位置したときは、それ以降の文字を次行へ移す方法
である。
第30図(1)と(2)は、従来の第2の折返し点決定
方法について、宛名データと印刷結果との対応関係の一
例を説明する図で、(1)は宛名データ、(2)は印刷
結果を示す図である。図面における符号は第29図と同様
である。
この第2の方法では、例えば第30図(1)のスペース
コード△を制御コードの代用として使用し、行末近傍で
のデータの切れ目を判断する。
すなわち、このスペースコード△が用紙の端に設けら
れた改行エリア内に位置しているときは、それ以前のデ
ータまでを印字して折返し、以後のデータは次行へ印字
する。
このように、第2の方法では、制御コードを使用する
と共に改行エリアを設け、両者の関係から改行すべきか
否かを判断することによつて、データの長さに応じた折
返しを行つている。
したがつて、この第2の方法によれば、データの長さ
が所定値以下であれば、第30図(2)のように、バラン
スの良い折返しを行うことができる。
ところが、第29図(1)とように、住所のデータ量が
多い場合には、スペースコード以前のデータだけで、用
紙の行末を越えてしまう、というケースが生じる。
この場合には、第2の方法によつても、先の第29図
(2)と同様の印刷結果になつてしまう。
そこで、従来の第3の方法では、改行コードなどの制
御コードを使用し、宛名データの作成時に、宛名データ
の文字数に応じてこの制御コードを挿入しておき、印刷
時には、この改行コードなどの制御コードを検出した時
点で改行するようにしている。
現在では、この第3の方法が、住所のように文字数が
不定の宛名データによつて、バランスの良い宛名を印刷
する場合に最も多く採用されている方法である。
ところが、この第3の折返し点決定方法の場合、改行
コードなどの制御コードもデータであるから、その挿入
個数の分だけ、宛名データの格納エリアに格納可能なデ
ータ量が減少する。
また、印刷対象の用紙も多種多様で、ハガキと宛名シ
ールとではその大きさが異なるため、折返し点が変化す
るので、別の宛名データを用意する必要がある。
しかも、いわゆる官製ハガキについても、1種類の宛
名データだけでは不充分で、通常ハガキと年賀ハガキや
暑中見舞い用ハガキ等とでは、予め印刷された部分(特
に下方の籖の番号の印刷の有無により)の面積が異なる
ので、印刷可能なエリアが変化する。そのため、バラン
スの良い宛名を印刷するためには、ハガキの種類に対応
して複数種の宛名データを必要とする。
その上に、宛名シールの場合には、その種類がさらに
多くなるので、印刷に際して実物を確認しなければ、バ
ランス良く印刷するための改行マークの位置を決定する
ことはできない。
したがつて、印刷対象とされる用紙毎に、宛名データ
について、改行コードの挿入位置を変化させて折返し点
を指定する必要があり、実質的にはデータの更新作業が
要求されるので、操作が面倒であるばかりでなく、誤操
作等が生じる可能性も大である。
このように、従来の第3の方法では、印刷対象である
ハガキや宛名シールの全てに共通した宛名データ、すな
わち、バランスの良い印刷が得られるように改行データ
が挿入された宛名データを、予め作成しておくことは実
際上不可能である。
以上のように、従来の第1から第3の折返し点決定方
法では、いずれの方法によつても、多様な印刷用紙の全
てに最適な形態で、宛名データを作成して印刷すること
ができず、しかも、文字列が印刷される状態も、実際の
印刷結果を見ないと判断できない、等の不都合があつ
た。
発明が解決しようとする課題 この発明では、宛名印刷機能を有する従来の文字処理
装置において生じるこのような不都合、すなわち、印刷
可能の長さ(印刷用紙の幅)が各種のハガキや宛名シー
ル等の印刷用紙へ、共通の宛名データを使用してバラン
ス良く宛名印刷を行うことができず、しかも、文字の折
返しの状態も、実際の印刷結果を見なければ判断でき
ず、単に印刷用紙が無駄になるばかりでなく、印刷操作
も面倒である、という不都合を解決し、作成された宛名
データによつて宛名印刷を開始する前に、印刷結果と同
様の配列形態の印刷イメージを表示装置へ出力すること
ができるように制御することによつて、印刷対象の異同
によるバランスやデータの誤りが事前に確認できるよう
にすると共に、ハガキや宛名シール等の印刷用紙を無駄
にすることを未然に防止し、かつ、共通の宛名データの
利用範囲を拡大することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明では、入力装置と、表示装置と、印刷装置
と、編集されたデータを記憶するメモリ手段と、メモリ
手段に記憶されたデータから所望の項目のデータを抽出
して印刷装置へ出力する手段とを具備し、文字作成・印
刷機能と宛名印刷機能とを有する文字処理装置におい
て、 印刷装置へ出力するデータを該印刷装置へ出力する形
式で表示装置へ出力する手段と、 印刷手段へ出力するデータが印刷対象とされる用紙の
1行に入るか否かを検出する検出手段と、 検出手段の検出結果が1行に入らないことを指示した
とき、折返し情報のある位置で該データの折返し処理を
行う手段と、 表示装置の画面上における折返し点を必要に応じ変更
するための折返し線の位置入力手段と、 表示装置の画面上における折返し点を前記位置入力手
段によって指示した位置へ変更する手段とを設けてい
る。
実 施 例 次に、この発明の文字処理装置のハガキ印刷制御装置
について、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説
明する。
第1図(1)〜(3)は、この発明の文字処理装置の
印刷制御装置について、その要部構成の一実施例を示す
機能ブロツク図で、(1)は主としてワードプロセツサ
部、(2)はデータ管理機能部、(3)は宛名印刷制御
機能部を示す。図面において、〜は接続を示す。
この発明の文字処理装置の印刷制御装置については、
その主要部の構成を示すブロツク図が、第1図(3)の
宛名印刷制御機能部に示されている。
文字処理装置の操作は、一般に、第1図(1)のワー
ドプロセツサ部、(2)のデータ管理機能部、(3)の
宛名印刷制御機能部の順序で行われる。
しかし、ここでは、説明の順序を変更し、この発明の
文字処理装置の印刷制御装置について、その要部が図示
されている第1図(3)から説明する。
第1図(3)は、この発明の文字処理装置の印刷制御
装置における宛名印刷制御機能部について、その要部構
成の一実施例を示す機能ブロツク図である。図面におい
て、301は宛名印刷処理部、302は差出人データ処理部、
303は差出人データ格納部、304は宛名フオーム指定部、
305は宛名フオームテーブル、306は宛名フオーム設定
部、307はフオーム格納部、308は定型データ入力制御
部、309は入力データ編集部、310はレイアウト表示生成
部、311は表示データ生成部、312は定型データ指定制御
部、313は条件設定処理部、314はデータ指定処理部、31
5は表示データ生成部、316は表示項目格納部、317は省
略形格納部、318は定型データ指定格納部、319は画像表
示データ生成部、320は画像入力処理部、321はスキヤナ
入力制御部、322はスキヤナ装置、323は定型データ指定
部、324は定型データ格納エリア、325はデータ合成処理
部、326は印刷制御部、327は印刷条件設定部、328は印
刷順序データ格納部、329はリボン色データ格納部、330
は印刷順制御部、331は宛名データ表示制御部、332は表
面印刷制御部、333は裏面印刷制御部、334は表示モード
部、335は印刷データ合成部、336は折返し点データ格納
部、337は表示データ変換部、338は表示確認制御部、33
9は表示用メモリ、340は折返し点更新制御部を示す。
宛名印刷は、この第1図(3)の右寄りのほぼ中央に
示されている表面印刷制御部332の制御によつて行われ
る。
宛名データの作成後、入力装置〔第1図(1)の10
1〕から宛名印刷が指示されると、この第1図(3)の
宛名印刷処理部301が起動され、宛名印刷の処理が開始
される。
ここで、印刷が指示された場合には、従来と同様に、
印刷制御部326が起動される。
印刷制御部326は、印刷データ出力の設定メニユーを
画面上に表示する。
第2図は、印刷データ出力指定の設定メニユーの一表
示例を示す図である。
印刷データ出力指定の指定時には、この第2図のメニ
ユーが表示されるので、印刷データの出力先、出力順の
制御方法を指定する。
ここで指定された情報は、表示モード部334に格納さ
れ、実際にデータの処理を行うときに使用される。
指定操作が終了すると、従来と同様に、印刷順序の指
定等の印刷条件設定が行われ、印刷順制御部330を介し
て、表面印刷制御部332へ制御が移行する。
表面印刷制御部332では、印刷データを取揃え、印刷
データ合成部335へ引渡すと共に、先に表示モード334に
格納されたデータを参照し、その出力先を指示する。
印刷データ合成部335では、指示された出力先にデー
タを出力するが、“印刷”の指示であれば、接続点を
介して、第1図(1)の印刷装置139へ出力する。
また、“表示”の指示であれば、表示確認制御部338
を起動させると共に、合成データを表示データ変換部33
7へ出力する。
表示確認制御部338では、表示データ変換部337に対し
て、印刷用に作成されたデータを表示用のデータに並べ
換えるよう指示する。
第3図は、各種用のデータ例で、(1)はオリジナル
データ、(2)は印刷用データ、(3)は表示用データ
を示す。
表示データ変換部337では、第3図(2)を(3)の
ように、データの変換を行い、変換結果のデータを表示
用メモリ339に書込む。
第4図は、折返し点更新時の画面表示例を示す図であ
る。
このような処理によつて、表示画面上には、第4図の
ような表示が得られる。
また、表示確認制御部338は、折返し点更新制御部340
を起動し、折返し点更新制御部340によつて、この第4
図の画面上の右側に、折返し点を変更するためのガイド
メツセージを表示させる。
その結果、折返し点の変更入力が可能な状態となる。
この場合の折返し点の入力は、カーソル上移動キー、
または下移動キーを使用する。
カーソル移動キーの入力では、現在の折返し点から上
方へ、また、カーソル下移動キーの入力では、現在の折
返し点から下方へ、それぞれ1文字ずつ折返し点が変更
される。
第5図と第6図は、第4図の折返し点更新時の画面表
示状態で、カーソル移動キーよつて折返し点を変更した
後の表示画面を示す図である。
先の第4図の表示状態で、カーソル上移動キーを1回
操作すると、第5図のように折返し点が変更される。
また、下移動キーを1回操作すると、第6図のように
折返し点が変更される。
この場合に、折返し点データ格納部336には、当初、
宛名データと1対1に対応するエリアが確保されてお
り、全てが“0"の折返し点なし、とされている。
これらの制御は、表面印刷制御部332によつて行われ
る。
また、印刷データ合成部335では、実際の印刷データ
を生成する際、折返しが発生したときは、その折返し発
生位置(文字数)を対応する折返し点データ格納部336
のエリアに書込み、先の第4図の画面を表示する。
入力装置101からの指示で、折返し点の変更の入力が
あつた場合には、折返し点更新制御部340へその情報が
伝えられ、対応する折返し点データ格納部336を増減
し、かつ再度、印刷データ合成部335を起動させて、折
返し点の更新されたデータを作成し表示する。
この合成の際、先にエリアが“0"であれば、そのエリ
ア情報を無視して折返し計算を行うが、“0"以外であれ
ば、そのエリア情報を強制的に折返し点として、データ
を作成する。
更新の終了の指示によつて、制御は再び表面印刷制御
部332へ戻り、次に印刷するか、次のデータを表示する
かを、先の表示モードによつて判断し、次の動作を決定
する。
もし、印刷であれば、印刷データ合成部335に印刷デ
ータを合成するよう指示し、そのデータを接続点を介
して、第1図(1)の印刷装置139へ出力する。
この際、折返し点は、折返し点データ格納部336のデ
ータによつて決定される。
また、表示であれば、次の宛名データを取出して、前
述と同様の処理を行う。
このようにして、順番はどのように決定されていて
も、印刷データの確認と、折返し点の変更とが可能とな
り、従来のような印刷の失敗を確実に防止することがで
きる。
なお、先の第2図の表示画面の「5」からも明らかな
ように、この発明の印刷制御装置では、折返しが発生し
たもののみ表示し、折返しが発生しないものは、そのま
ま印刷するように制御することも可能である。
この場合には、そのモードが選択されている旨を、表
面印刷制御部332から印刷データ合成部335へ伝達する。
印刷データ合成部335は、印刷データの生成に際して、
折返しの判断を行つているので、もし、折返しがなけれ
ば、そのまま表示には行かず、印刷用データを生成して
印刷することになる。
次の第7図は、この発明の文字処理装置の印刷制御装
置において、宛名印刷処理機能部における処理の流れを
示すフローチヤートである。図面において、#1′〜#
17′はステツプ、は接続する位置を示す。
宛名データの作成後、第1図(1)の入力装置101か
ら宛名印刷が指示されると、入力制御部102,入力文字識
別部105,接続部を通して、この第1図(3)の宛名印
刷処理部301が起動され、この第7図のフローがスター
トする。
ステツプ#1′で、第2図に示した表示モード選択の
画面が表示される。
ステツプ#2′で、第2図の各表示モードの項目の番
号を選択して入力すると、ステツプ#3′で、選択され
た番号の情報が表示モード部334に格納される。
ステツプ#4′で、宛名データを抽出する。
ステツプ#5′で、折返し情報の有無を判断し、も
し、なければ、ステツプ#6′へ進み、データを印刷用
に編集する。
もし、折返し情報があれば、ステツプ#7′へ進み、
折返し情報に従つてデータを印刷用に編集する。
ステツプ#8′で、文字コードを画像データに変換
し、次のステツプ#9′へ進み、表示モードが“表示”
であるか否か判断する。
表示モードでなければ、ステツプ#10′へ進み、印刷
モードであるか否か判断する。
ステツプ#10′の判断で、印刷モードでなければ、ス
テツプ#11′へ進み、折返しがあるか否か判断する。
このステツプ#11′の判断で、折返しがないとき、ま
たは、先のステツプ#10′の判断で、印刷モードであれ
ば、ステツプ#12′で印刷を行う。
このステツプ#11′の判断で、折返しがあるとき、ま
たは、先のステツプ#9′の判断で、表示モードのとき
は、ステツプ#13′へ進み、画像データを表示用に変換
し、ステツプ#14′でその画像データを表示する。
ステツプ#15′で、第4図の右側に示したように、折
返しガイダンスを表示する。
ステツプ#16′で、カーソルの上,下移動キーが入力
されると、次のステツプ#17′で、折返し点を更新し
て、先のステツプ#5′へ戻る。
以上の処理によつて、ハガキ等への宛名の印刷に際し
て、印刷前に、印刷データのバランスの良否を判断する
ことが可能となり、また、その修正を行うこともできる
ので、高価な印刷用紙を無駄に使用することが確実に防
止される。
次に、第1図(1)のワードプロセツサ部について、
項を改めて説明する。
しかし、この発明の文字処理装置の印刷制御装置で
は、どのような文字処理装置で作成した宛名データでも
使用が可能であり、必ずしも、第1図(1)と(2)に
示すような従来と共通する文字処理装置は必要ではな
い。なお、この第1図(1)と(2)に示す文字処理装
置は、この発明の発明者がデータ管理機能を実現するた
めに、先に提案した文字処理装置(特開平2−89155号
公報)であるが、この発明の文字処理装置の印刷制御装
置の実施例では、このような機能を有する文字処理装置
によつて作成した宛名データを使用することも可能であ
る。
(ワードプロセス機能:編集処理) 第1図(1)は、この発明の文字処理装置の印刷制御
装置におけるワードプロセツサ部について、その要部構
成の一実施例を示す機能ブロツク図である。図面におい
て、101は入力装置、102は入力制御部、103は入力モー
ド制御部、104は入力モード記憶部、105は入力文字識別
部、106は文字データ生成部、107はキーデータ・文字デ
ータ変換テーブル、108は文字データ処理部、109はかな
漢字変換状態記憶部、110はかな漢字変換処理部、111は
変換辞書部、112は学習情報部、113は変換中文字列記憶
部、114は作業状態記憶部、115は文字データ切分け部、
116は文字データ編集部、117は文字データ格納エリア、
118は変換中表示データ生成部、119は表示データ生成
部、120は書式データ格納エリア、121は画面制御処理
部、122は画面位置算出部、123は画面位置状態制御部、
124は文字→画素データ変換部、125は表示用キヤラクタ
ジエネレータ、126は表示制御部、127は表示用メモリ、
128は表示装置、129はフオーマツト処理部、130は書式
設定制御部、131は印刷処理部、132は印刷条件制御部、
133は印刷条件記憶部、134は印刷データ編集部、135は
印刷データ生成部、136は印刷用キヤラクタジエネレー
タ、137は印刷制御部、138は印刷バツフア、139は印刷
装置を示す。
第1図(1)に示したワードプロセス機能部の編集処
理は、次のとおりである。
入力装置101から入力されたキーデータは、入力制御
部102へ伝達され、この入力制御部102において、データ
伝達の方向が切分けられる。
キーデータが入力モードに関するものであれば、入力
モード制御部103へキーデータを伝達する。
入力モード制御部103では、以前の入力モードと比較
し、両者が異なるときは、入力モード記憶部104のモー
ド情報を新しい入力モードに更新すると共に、入力装置
101に対して入力モードの変更を通知する。
現在の入力モードは、表示画面上の左下方等に設けら
れているガイダンス表示エリアに表示されている。
また、入力モード制御部103での判定によつて、キー
データが入力モード以外のデータであると判断されたと
きは、入力モード制御部103は、入力されたキーデータ
を入力文字識別部105へ伝達する。
入力文字識別部105では、文字データか機能指示デー
タかの判定を行う。
文字データと判定されると、入力文字識別部105は、
そのキーデータを文字データ生成部106へ伝達する。
文字データ生成部106では、伝達されたデータに基
き、キーデータ・文字データ変換テーブル107を使用し
て、キーデータを文字の内部コードに変換し、文字デー
タ処理部108へ伝える。
文字データ処理部108では、かな漢字変換状態記憶部1
09の情報によつてかな漢字の変換状態を把握し、伝達さ
れたデータを、かな漢字変換処理部110と文字データ切
分け部115のいずれへ伝達するか判定する。
かな漢字変換状態記憶部109には変換状態と、それら
の対応するデータの伝達方向の情報が格納されている。
なお、このかな漢字変換状態記憶部109は、かな漢字変
換処理部110によつて制御される。
入力されたデータが、例えば、平がな等の漢字の“読
み”となる文字データであれば、かな漢字変換処理部11
0へ伝達される。
かな漢字変換処理部110では、変換動作(読み→候
補,候補→次の候補,……の動作)の際、変換辞書部11
1や学習情報部112を参照して、一番新しい候補から順次
変換中、表示データ生成部119を通して候補文字を文字
→画素データに変換し、表示用メモリ127に画素データ
を書込み、表示制御部126により表示指示を行つて、表
示装置128の画面上に表示する。
かな漢字変換処理部110において表示中の候補が確定
された場合、確定された文字データ(文字列)の全て
を、かな漢字変換処理部110から文字データ処理部108へ
戻す。
この文字→画素データの変換に際しては、文字→画素
データ変換部124からの内部コード(文字コード)によ
り、表示用キヤラクタジエネレータ125をアクセスし
て、画素データに変換する。
また、かな漢字変換処理部110は、変換中文字列記憶
部113を介して、変換中の候補文字や読みも、同様に、
表示装置128の画面上に表示する。
変換・確定された文字列は、先の文字データ処理部10
8を介して、文字データ切分け部115へ伝達される。
文字データ切分け部115では、現在の作業状態を記憶
している作業状態記憶部114の情報によつて、データの
伝達方向を切換える。
この説明で「作業状態」とは、ワードプロセス作業,
データ管理作業,宛名印刷作業等であり、各々の作業
は、入力の制御部分を共通化しているので、入力された
データを対応する各々の処理部へ伝えるために、この作
業状態記憶部114が用意されている。
そして、ここで説明しているワードプロセツサ作業の
ときは、文字データ切分け部115は、文字データ編集部1
16へ文字データ列を伝達する。
文字データ編集部116では、入力された文字データ列
を、すでに文字データ格納エリア117内に格納されてい
る文字列と合成して、再度、文字データ格納エリア117
に格納すると共に、表示データ生成部119に対して、変
更のあつた文字列部分の表示を要求する。
表示データ生成部119では、文字データ格納エリア117
内の文字列データを取出し、書式データ格納エリア120
内の文書フオーマツトの情報を元にして文字列データを
並べ、画面位置状態制御部123を通じて、画面位置算出
部122で算出された画面位置に沿つてデータを切出す。
切出されたデータは、文字→画素データ変換部124に
より表示データに変換され、先のかな漢字データの場合
と同様に、表示装置128の画面上に表示される。
文字データ格納エリア117には、データの長さの情報
と、文書を構成する文字データが、コードで格納され
る。
また、書式データ格納エリア120には、データの長
さ,用紙サイズ,用紙の方向,文字ピツチが行ピツチの
情報等が格納される。
以上のような処理によつて、ワードプロセス機能部の
主要な動作である文字の入力,編集,表示等の処理が行
われる。
なお、画面位置状態制御部123は、画面のスクロール
等を制御する機能を有しており、現在表示中、または次
に表示しようとする画面のスクロール位置を算出し、ま
た、画面を表示位置に保持する。
例えば、文字列の挿入等が行われた場合、挿入位置や
挿入文字列の長さの状態によつては、自動的に画面のス
クロールが必要なケースも生じるので、文字列の更新後
の表示であつても、画面位置の算出が必要となる。
このような場合に、文字列の更新後の表示に際して、
画面位置の算出を行い、編集対象となる文字列が画面上
に表示されるように制御を行う。
ワードプロセス機能としては、以上に説明した文字入
力,編集,表示等が主要な機能である。
しかし、通常のワードプロセツサでは、操作性を向上
するために、フオーマツト処理や画面制御、その他の機
能も付加されている。
そこで、この発明の文字処理装置の印刷制御装置と関
連を有するその他の機能について、簡単に説明する。
フオーマツト処理や画面制御等の起動は、先の入力文
字識別部105で、文字データ以外の入力と判定されたと
き、この入力文字識別部105から各々の機能に対応した
処理部へ送出される起動指令によつて行われる。
例えば、キーデータが、文字データを配列するフオー
マツトに関するデータの場合、フオーマツト処理部129
が起動される。
このフオーマツト処理部129が起動されると、画面上
には、書式設定のメニューが表示される。
この書式設定の画面上で、項目の選択や、数値等を入
力して、書式データの設定を行う。
この設定時には、すでに設定されているデータの表示
や更新処理等は、書式設定制御部130によつて書式デー
タ格納エリア120内のデータを参照しながら行われる。
更新の終了後、書式設定制御部130は、表示データ生
成部119を起動させて、書式設定のメニユー画面を消去
させ、代りに、新たに設定した書式データによるフオー
マツトで、以前の文字データを表示装置128に表示させ
る。
また、画面制御関係のキーデータが入力されると、画
面制御処理部121が起動される。
この画面制御処理部121は、画面位置算出部122に対し
て画面位置の算出を指令し、位置算出の後、画面位置状
態制御部123へ指令して画面の移動や画面切換えを行わ
せる。
この画面制御は、スクロールやカーソル移動のキーデ
ータの入力によつて実行され、スクロール位置に保持さ
れる。
以上に説明した文字データや書式データの入力,編集
等の操作が終了すると、通常は、ワードプロセス機能と
して用意されているもう一つの主要な機能である印刷機
能によつて、文字の印刷が行われる。
(ワードプロセス機能:印刷処理) 先の第1図(1)に示したワードプロセス機能部の印
刷処理は、以下のように行われる。
入力装置101から印刷の指示が入力されると、入力文
字識別部105は、印刷処理部131を起動する。
印刷処理部131が起動されると、印刷条件制御部132を
起動し、印刷条件制御部132は、印刷条件設定のメニユ
ーを表示させ、印刷条件の設定が可能になる。
印刷条件の設定に際しては、印刷条件制御部132は、
以前に設定されていた印刷条件の情報を印刷条件記憶部
133から取出し、他の部分と区別して表示する。この印
刷条件設定の操作も、すでに従来例として説明した。
印刷条件の設定が終了すると、印刷条件制御部132
は、新しく設定された印刷条件のデータを印刷条件記憶
部133へ格納し、印刷データ編集部134を起動する。
印刷データ編集部134では、文字データ格納エリア117
と書式データ格納エリア120からそれぞれデータを取出
し、書式データと印刷条件に沿つて文字データを用紙
(仮想)上に配置させ、印刷データ生成部135へ伝達す
る。
印刷データ生成部135では、先に配置した文字データ
等を印刷用キヤラクタジエネレータ136を用いて画素デ
ータに展開し、一行分を抽出しては印刷バツフア138に
書込み、印刷制御部137を起動して、印刷装置139により
用紙上に印刷を行わせる。
このような動作を繰返えして、一頁分の印字動作が終
了する。
また、複数頁の指定があるときは、次の頁を印刷する
ためのメツセージを表示させる。
ユーザは、この次頁を印刷するためのメツセージの表
示に従つて用紙を交換した後、次の頁の印刷を実行する
よう指示し、所望の頁数の印刷を終了する。
以上の動作によつて、編集された文書データの印刷が
行われる。
なお、詳しい説明は省略したが、印刷動作に際して、
印刷データ生成部135において文字データを画素データ
に変換するとき、印刷データ生成部135は、生成する印
刷データを、設定された文字ピツチや行ピツチ、さら
に、印刷装置139のモータの分解能に合致した状態に処
理する。
すなわち、印刷データ生成部135では、外部から伝達
された文字データや書式データ、その他文字データに付
加された制御コード等によつて画素データの変換処理を
行い、印刷装置139の機能がフル活用できるように制御
して印刷動作を実行させる。
そのために、第1図(1)に示した印刷データ生成部
135では、後述する第1図(2)や先の(3)の各機能
処理部からを介して、共通して印刷制御が行えるよう
に構成されている。
以上のように、ワードプロセツサ部では、主要な機能
として、編集処理と印刷処理とが用意されている。
ところが、最近のワードプロセツサ等の文字処理装置
では、単に、文書作成のためのワードプロセツサ機能だ
けでなく、種々の機能をこのワードプロセス機能と共存
させ、データの相互授受、制御情報の互換性、その他の
機能を実現することによつて、より有効な処理装置を構
成する傾向にある。
その中でも、特に、種々のデータの管理,加工,検索
等が簡単に行えるデータベース機能や、年賀状などのハ
ガキの宛名書き等に有効な宛名印刷機能などが、重要な
機能として注目されている。
これらの機能は、ワードプロセス機能と組合せること
によつて、一層その機能の有効性が高められる。
この発明の発明者が先に提案した文字処理装置では、
データ管理機能によつて、宛名データの一元化と、所望
項目の抽出を可能とし、その有効利用を実現している。
まず、宛名データ処理機能の前提となるデータ管理機
能について、詳しく説明する。
第1図(2)は、この発明の文字処理装置の印刷制御
装置におけるデータ管理機能部について、その要部構成
の一実施例を示す機能ブロツク図である。図面におい
て、201はデータ管理処理部、202は機能選択部、203は
データ入力制御部、204はソート/セレクト処理部、205
は条件設定部、206はデータ編集部、207は表示データ抽
出部、208は表示データ編集部、209はデータフオーマツ
ト設定部、210はデータ格納エリア、211はデータフオー
マツト格納エリア、212はセレクト処理データテーブ
ル、213はソート処理データテーブル、214は印刷フオー
ム・項目格納エリア、215は印刷データ抽出部、216は印
刷データ編集部、217は印刷データ補正部、218は印刷処
理部、219は印刷条件設定部、220は宛名データ処理部、
221は宛名制御部、222は宛名データ更新部、223は宛名
データテーブル、224は宛名データ抽出部を示す。
先の第1図(1)において、入力装置101からデータ
管理が指示されると、入力制御部102,入力文字識別部10
5,接続部を通して、この第1図(2)のデータ管理処
理部201が起動され、ワードプロセス機能からデータ管
理機能への切換えが行われる。
すなわち、データ管理処理部201では、入力されるデ
ータの流れを切換えるために、接続部を通して先の第
1図(1)の作業状態記憶部114へ指令し、作業状態を
データ管理に変更するよう制御する。
このような動作によつて、以後に入力されるデータ
は、ワードプロセス機能に流れず、全てのデータが、デ
ータ管理機能へ流れ込むように切換えられる。
その後、データ管理制御部201は、機能選択部202を起
動させる。
この機能選択部202の起動により、表示装置128の画面
上に機能選択のメニユーが表示され、ユーザの機能選択
が可能になる。
次の第8図は、データ管理における機能選択メニユー
の一表示例を示す図である。
データ管理の機能選択時には、この第8図に示すよう
に、「1〜7」の7つの機能が選択できるようなメニユ
ーが表示される。
この発明の文字処理装置の印刷制御装置では、これら
の7つの機能の内、「6」の宛名データ処理を利用し
て、宛名データと定型データとを作成する。
理解を容易にするために、最初に、従来と同様の機能
から説明する。
「1」のフオーマツト設定が選択されると、機能選択
部202によつてデータフオーマツト設定部209が起動さ
れ、ユーザによつて設定されたフオーマツトのデータ
が、データフオーマツト格納エリア211に格納される。
第9図は、設定されたフオーマツトのデータが、デー
タフオーマツト格納エリア211に格納された状態の一例
を示す図である。
データフオーマツトは、この第9図に示したように、
「項目名」,「長さ」,「項目属性」から構成される。
そして、この第9図の場合には、「項目名」として、
名前,会社,TEL番号,郵便番号,住所,FAX番号,会社住
所,会社TEL番号が入力され、それぞれの項目に対応し
て、「長さ」の欄には、そのデータの長さを示す数値デ
ータが、また、「項目属性」には、それぞれの項目の文
字の大きさを指示する「全角」または「半角」の属性デ
ータが格納される。
このようなフオーマツトの設定が終了すると、再び、
機能選択部202へ制御が戻り、画面上には、先の第8図
の機能選択メニユーが表示される。
次の「2」のデータ入力が選択されると、先に設定さ
れたフオーマツト(第9図参照)に沿つた入力画面が表
示される。
第10図は、設定されたフオーマツトによるデータ入力
画面の一例を示す図である。
この第10図では、名前の項目の「山田はなこ」の反転
表示されたブロツクカーソルがあり、この項目にデータ
の入力が可能である。
キー入力されたデータは、第1図(1)の入力装置10
1から文字データ切分け部115を介して接続部に通り、
データ入力制御部203へ伝達される。
データ入力制御部203は、受取つたデータをデータ編
集部206へ転送する。
データ編集部206では、データ格納エリア210に格納さ
れている以前から入力済みのデータと、今回入力された
データとを合成して、再度、データ格納エリア210へ格
納する。
このデータの編集に際しては、先に設定したデータフ
オーマツトを参照することはいうまでもない。
また、このデータ入力に際しては、以前に入力済みの
データや、現在入力されつつあるデータを表示装置128
へ表示させるために、表示データ抽出部207を起動さ
せ、現在のデータのエリアをデータ格納エリア210から
逐次取出し、表示データ編集部208へ伝達して、データ
フオーマツトに沿つて編集した後、接続部を通して第
1図(1)の表示装置128へ送出する。
このような動作を繰返えし、所要のデータの入力が終
了すると、画面は、再び第8図に戻る。
「3」の一覧印刷が選択されると、印刷処理部218が
起動され、印刷条件設定の画面が表示される。
第11図(1)と(2)は、データ管理における印刷条
件設定メニユーの一表示例を示す図である。図面におい
て、長形の枠はブロツクカーソル(反転表示部)を示
す。
この場合の印刷条件は、第11図(1)に示すように、
用紙サイズと用紙方向である。
また、印刷項目設定としては、第11図(2)に示すよ
うに、ユーザが必要とする項目、例えば、名前,会社,T
EL番号,FAX番号等である。
この第11図(1)と(2)の画面は、印刷条件設定部
219によつて設定され、印刷条件の設定後、印刷データ
抽出部215が起動される。
印刷データ抽出部215では、セレクト処理データテー
ブル212,ソート処理データテーブル213の条件データに
沿つて、データ格納エリア210からデータを抽出し、印
刷データ編集部216で伝達する。
印刷データ編集部216では、伝達されたデータを、デ
ータフオーマツト格納エリア211に格納されているデー
タフオーマツトの形に編集し、印刷データ補正部217へ
伝達する。
この印刷データ補正部217では、先の印刷条件で設定
されたデータの並びや長さ等の情報を、印刷フオーム・
項目格納エリア214から取出してデータの補正を行い、
接続部を通して先の第1図(1)の印刷データ生成部
135へ転送し、印刷装置139へ出力する。
第12図は、設定された印刷条件によつて印刷された印
刷用紙の一例を示す図である。
先の第9図に示したフオーマツトデータと、第10図に
示したデータ入力画面のように入力されたデータとを、
第11図(1)と(2)に示した印刷条件設定メニユーで
設定された印刷条件によつて印刷すると、この第12図の
ような印刷結果が得られる。
ここで説明した印刷機能は、データ管理のデータの整
理等を行う際に便利なように、一覧表の印刷を行う機能
である。この発明の文字処理装置の印刷制御装置が目的
の1つとしている宛名印刷のための印刷機能について
は、宛名データ処理と関連して後述する。
「4」のソート/セレクトを選択すると、ソート/セ
レクト処理部204が起動され、条件設定部205によつて、
ソート/セレクト条件設定の画面が表示される。
ソート条件については、従来の場合と基本的に同様で
あるから、詳しく説明は省略するが、ソート処理の結
果、すなわちソート順序データが、ソート処理データテ
ーブル213に格納される。
第13図(1)〜(3)は、ソート処理によるデータの
順序の変更状態の一例を示す図で、(1)は変更前のデ
ータ、(2)はソート条件、(3)はソート処理後のデ
ータを示す図である。
ソート条件として、第13図(2)のように、ソート項
目を郵便番号、ソート方法として昇順を設定すると、第
13図(1)の元データが、第13図(3)のように、郵便
番号の順序で並べ換えられる。
この場合には、同時に、表示データ抽出部207と印刷
データ抽出部215も、このソート処理データテーブル213
の順序データに沿つてデータの抽出を行うので、表示順
序や印刷順序も、第13図(3)に示すような順序に並べ
換えられたデータになる。
セレクトの場合も、操作順序は、基本的に同様であ
り、ソート条件設定メニユーの代りに、セレクト条件設
定のメニユーが表示される。
セレクト条件は、セレクト項目,セレクト条件,セレ
クトキーの3つであり、セレクト項目として、例えば
「名前」によつてセレクトするよう指示する。
また、セレクト条件は、「=」と「≠」と「<」と
「>」の4つで用意されており、数字の場合には数値、
文字の場合にはJISコードの数値、の大小関係によつて
それぞれ指定する。
さらに、セレクトキーの入力には、文字キーあるいは
数字キーによつて、所望の文字や数字を入力する。
第14図(1)〜(4)は、セレクト処理によるデータ
の順序の変更状態の一例を示す図で、(1)は変更前の
データ、(2)はセレクト条件、(3)はセレクト処理
後のデータ、(4)はセレクト処理データテーブル212
の状態を示す図である。
このセレクト処理では、先のソート処理と異なり、セ
レクトの結果によつて抽出されたデータだけが、セレク
ト処理データテーブル212に格納される。
そして、表示に際しては表示データ抽出部207が、ま
た、印刷に際しては印刷データ抽出部215が、このセレ
クト処理データテーブル212のデータに沿つて対象デー
タを抽出することによつて、セレクト順序データが出力
される。
「5」の検索が選択された場合には、検索条件設定の
画面が表示される。
この場合の検索条件は、先のセレクト処理の条件と基
本的に同様であるが、対象データの順序は変更されず、
反転表示のブロツクカーソルが、検索条件で設定された
文字等を含むデータの位置へ移動される(通常は画面ス
クロールも行われる)。
「7」の登録/呼出が選択されると、印刷処理部218
が起動され、登録/呼出の画面が表示される。
この登録/呼出は、外部記憶装置(外部フアイル)へ
の宛名データ等の登録,呼出しを行う機能である。
そして、この登録/呼出の機能によつて、宛名データ
等の目的別分類や、データ量の著しい増大にも容易に対
処することが可能となる。
以上が、従来の文字処理装置と共通する一般的なデー
タ管理の機能である。
すでに述べたように、この発明の印刷制御装置の実施
例では、「6」の宛名データ処理が付加されている。
次に、この発明の文字処理装置の印刷制御装置が特徴
としている宛名データ処理機能について、項を分けて説
明する。
(宛名データ処理機能) 別に提案された発明によつて新設された宛名データ処
理機能は、宛名印刷を行う際に、宛名データをデータ管
理内のデータから抽出して、宛名印刷とリンクする機能
であり、宛名印刷に必要なデータが簡単に抽出できるよ
うに構成されている。
例えば、ある宛名印刷の場合、相手住所,相手郵
便番号,相手氏名,差出人住所,差出人郵便番
号,差出人氏名、の〜のデータが必要である。
また、他の宛名印刷の場合には、さらに、相手会社
名,相手会社所属部課名,差出人会社名,差出人
会社所属部課名、の各データも必要である。
これらのデータを、データ管理内のデータから抽出
し、必要なデータのみに絞り込んだ形で、宛名印刷へ継
げる処理が要求される。
データ管理内のデータには、データの項目の他に、多
数の相手先住所等が格納されている。
これらの内、一部の人のデータだけを選び出して宛名
印刷へ伝える機能も、この宛名データ処理機能には用意
されている。
また、データ管理機能で、一度に管理可能なデータ量
には限度があるので、複数のフアイル(外部記憶装置)
によつてバツクアツプして、分割管理する方法も採用で
きる。なお、この場合には、複数の管理データから抽出
を繰返えし、1つの宛名データを作成する機能が必要で
あり、このようなデータ抽出機能も付加されている。
先の第8図に示したデータ管理の機能選択メニユー
で、「6」の宛名データ処理が選択されると、宛名デー
タ処理の指定画面が表示される。
(宛名データ処理:機能の種類と内容) 次の第15図は、宛名データ処理における機能選択メニ
ユーの一表示例を示す図である。
宛名データ処理の機能選択時には、この第15図に示す
ように、「1〜7」の7つの機能が選択可能である。
この第15図の画面の表示状態で、ユーザは、「1〜
7」の項目から所望の機能を選択する。
各機能の内、先のデータ管理と異なる機能は、「1」
のデータ選択と、「2」のフオーマツト選択と、「3」
のデータ比較、および「5」の宛名印刷の4つの機能で
あり、その他の機能は、対象となるデータが宛名データ
となる点で相違するに過ぎない。
まず、「1」のデータ選択は、データ管理のセレクト
処理やソート処理によつて絞られたデータの内、どの人
間(個人)のデータを宛名データとして取出すかを指示
する機能で、各個人毎に1データとして指定する。
このデータ選択の機能が設けられている理由は、セレ
クトやソート処理を行つて、ある程度絞り込んだデータ
に対して別個に指定する選択方式の方が、検索処理等で
全ての条件を設定して所望のデータを指定する方式より
も、操作が簡単であり、また、データの確認も可能であ
る、という利点があるためである。
次の「2」のフオーマツト選択は、データ管理内のデ
ータフオーマツトの内、どの項目を宛名印刷用データと
して必要とするか、に対応して項目の選択を可能にする
機能である。
先に述べた例でも、相手の勤め先の名称(企業名)が
必要であつたり、不要であつたりするので、利用目的に
応じたデータフオーマツトに絞つておけば、データ量が
多くなつても充分に対応できる。
なお、このデータフオーマツトの絞り込みを行わなく
ても、宛名印刷で処理することは可能である。
「3」のデータ比較は、データ管理内のデータと、宛
名データ内のデータとを比較して、データ管理内のデー
タの内、宛名データにないデータのみを残し、その他の
データは抹消する機能である。
このデータ比較の機能は、以前に作成した宛名データ
の更新を行う際に、極めて有効に作用する。
さらに、「5」の宛名印刷は、ハガキやシール等に印
刷を行う機能で、ハガキの両面に印刷するデータ、すな
わち、宛名データと通信文のデータとの組合せの指定
や、印刷の順序の指定が可能である。この印刷の機能
は、この発明の文字処理装置の印刷制御装置で作成され
るデータの使用例である。
なお、「7」の登録/呼出を選択すれば、そして、こ
の登録/呼出の機能によつて、外部記憶装置(外部フア
イル)への宛名データの登録、呼出しを行うことができ
る点は、データ管理の場合と同様である。そして、宛名
データ処理の場合には、処理対象とされる宛名データの
目的別分類や、データ量の著しい増大にも容易に対処す
ることが可能となる。
次に、各機能について、具体例を挙げながら説明す
る。
まず、「1」のデータ選択が指定されると、選択項目
を指定する画面が表示される。
第16図は、データ選択時における選択項目設定画面の
一表示例を示す図である。
このデータ選択は、先に説明したように、データ管理
データの個人データ(レコード単位)での選択を行う機
能である。
この第16図の表示画面は、データ選択を行う際のデー
タ表示に関して、どの項目を見ながら行うかを指定する
ための表示である。
そして、この第16図では、名前と郵便番号とを見なが
ら行うように指定されている場合を示している。
この場合の項目名の指定方法も、これまでに説明した
項目名の指定と同様である。
もし、名前だけ見るときは、フアンクシヨン表示エリ
アの「F1削除」の表示に従い、機能キーF1を押下して郵
便番号を抹消すればよい。
また、項目名を変えたいときには、次項目,前項目を
指示して、他の項目、例えば住所等に変更することも可
能である。
なお、最下行の選択基準は、削るものを指示するか、
残すものを指示するかを選択する表示欄である。この第
16図では、削るものを指示する設定になつている。
設定処理が終了すると、画面上には、選択された項目
の宛名データが表示される。
第17図(1)と(2)は、第16図に示したデータ選択
の項目設定によつて表示される画面の一例を示す図で、
(1)は「削除」を選択基準とした場合、(2)は「残
す」を選択基準とした場合である。
この場合の選択キーとしては機能キーF1が割当てられ
ており、現在の機能が「削除」か「残す」かは、画面下
方のフアンクシヨン表示エリアに表示されている。
そして、この機能キーF1による指示は、上方に表示さ
れているデータ中、枠で囲まれたブロツクカーソル(反
転表示部)で指示されたデータに対して作用する。
次の第18図は、第17図(1)の表示状態で削除の機能
キーF1を押下した後の画面の表示例を示す図である。
第17図(1)では、選択基準が「削除」となつている
ので、機能キー1を押下すると、Noの「1」の部分だけ
が反転して削除対象となつたことを表示し、反転表示部
分はその次のデータ(Noの「2」)へ移動する。
このような操作を繰返えして、各データ毎に削除指示
を行つてデータ選択処理を実行する。
第19図は、第18図の表示状態で削除の機能キーF1を押
下した後の画面の表示例を示す図である。
例えば、第18図の表示状態では、Noの「3」のデータ
項目は選択されなかつたので、この第19図のような表示
画面が得られる。
これに対して、先の第17図(2)のように、選択基準
を「残す」として、第19図のような結果を得たいときに
は、枠で囲まれた反転表示部分をNoの「3」の部分へ移
動させればよい。
第20図は、第17図(2)の表示状態で残すの機能キー
F1を押下した後の画面の表示例を示す図である。
この第20図のように、選択基準を「残す」として、No
の「3」を反転表示部分にすれば、先の第19図のよう
に、選択されたデータ項目だけを残すことができる。
このように、作成したいデータ項目の数、換言すれ
ば、指示を行う必要のある項目の数に応じて、「削除」
か「残す」かを任意に選択することができるので、操作
が簡略化されることになる。
以上に述べたような操作によつて、データ管理データ
内の必要な項目を宛名データに取込み、宛名データ内の
不要なデータを抹消すれば、宛名印刷に必要なデータを
作成することができる。
次に、「2」のフオーマツト選択について述べる。
先の第15図に示した機能選択メニユーの表示画面で、
「2」のフオーマツト選択を指定すると、フオーマツト
を指定する画面が表示される。
このデータ選択時におけるフオーマツト設定画面で
は、データ管理データのフオーマツトの項目名が自動的
に表示される。
この説明では、データ管理データが、例えば、「名
前」,「住所」,「郵便番号」,「TEL番号」,「会
社」,……のようになつているとする。
この画面上で、先に説明したデータ管理の印刷項目の
指定〔第11図(2)、参照〕のオペレーシヨンで、項目
の削除や順序の入れ換え等を行つて、宛名データに必要
な項目に絞り込む。
例えば、「TEL番号」まで移動させて、削除の機能キ
ーF1で指示を行うと、「TEL番号」の項目が削除され
る。
先の「TEL番号」を反転表示させて、削除の機能キーF
1を押下すると、「TEL番号」の項目が削除され、それ以
下の各項目が繰上げられる。
このような操作を繰返えすことによつて、不要項目を
全て削除し、必要な項目だけ残しておく。
例えば、先の場合に、データ管理データの内、「名
前」,「住所」,「郵便番号」の3項だけを残したとす
る。そして、次に、必要があれば、これらの各項目の順
序の入れ換えを行う。
このような操作により、宛名データとして必要な項目
だけを残すことができ、しかも、「名前」,「郵便番
号」,「住所」のように、所望の順序に置換えられたフ
オーマツトを選択することが可能になる。
以上のように、フオーマツト選択機能は、利用目的に
応じてデータフオーマツトを絞り込む機能であり、デー
タ量が多くなつても充分に対応することができるので、
宛名データ処理には、極めて有効な機能である。
さて、先に述べた「1」のデータ選択や、「2」のフ
オーマツト選択を指示することによつて、宛名データは
簡単かつ迅速に作成することが可能である。
要するに、データ管理データ内の必要な項目を宛名デ
ータに取込み、宛名データ内の不要なデータを抹消する
ことによつて、宛名印刷に必要なデータが作成される。
そして、このデータを宛名印刷部へ伝達して宛名印刷
処理を行えば、印刷を行うことも可能である。
ところが、このようにした作成した宛名データは、次
の使用に備えて、メインテナンスすることが必要であ
る。
先に提案した文字処理装置では、この宛名データのメ
インテナンス機能として、先に述べた「3」のデータ比
較機能が設けられている。
そのために、宛名データの項目も含めて、全てのデー
タのソースは、データ管理データとする。
このようにしておくことによつて、データの変更によ
る操作は、データ管理機能の利用よつてそのデータを変
更するだけで実現できる。
宛名データの更新は、データ管理データと比較して、
その変更部分だけを再度、宛名データに取込むようにす
る。
先の第15図の画面の表示状態で、「3」のデータ比較
が選択されると、比較する項目名を指定する画面が表示
される。
第21図は、データ比較時における項目名指定画面の一
表示例を示す図である。
この項目名の指定方法は、これまでに説明した項目名
の指定と同様である。
この第21図に示すように、比較項目1の括弧内に所望
の項目名として「名前」を入力し、比較項目2の括弧内
に「住所」を入力すると、「名前」または「住所」のい
ずれかが異なるデータが選択される。
もし、「名前」だけが異なるデータを選択したいとき
は、比較項目2へ反転表示部分を移動させて、この項目
名「住所」を抹消すればよい。
第22図(1)と(2)は、データ比較時におけるデー
タ管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)
はデータ管理データ、(2)は宛名データを示す。
なお、この第22図(1)と(2)では、図面を簡略化
するために、各データエリアには、名前だけが記載され
た状態を図示しているが、実際には、各々のフオーマツ
トで指定された項目が全て格納されており、それらの全
ての項目が移動,削除されることになる。
この第22図(1)と(2)に示すようなデータが各デ
ータエリアに存在しているときに、名前のみでデータ比
較を実行すると、異なるデータがデータ管理側に残る。
第23図(1)と(2)は、先の第22図(1)と(2)
の状態の各データについて、データ比較を実行した結果
得られるデータ管理データと宛名データとの一例を示す
図である。
この第23図(1)に示すように、データ管理データで
は、両データに共通の「山田はなこ」が抹選択メニユー
の一表示例を示す図である。
宛名データ処理の機能選択時には、この第15図に示す
ように、「1〜7」の7つの機能が選択可能である。
各機能の内、先のデータ管理と異なる機能は、「1」
のデータ管理と、「2」のフオーマツト選択と、「3」
のデータ比較、および「5」の宛名印刷の4つの機能で
あり、その他の機能は、対象となるデータが宛名データ
となる点で相違するに過ぎない。
まず、「1」のデータ選択は、データ管理のセレクト
処理やソート処理によつて絞られたデータの内、どの人
間(個人)のデータを宛名データとして取出すかを指示
する機能で、各個人毎に1データとして指定する。
このデータ選択の機能が設けられている理由は、セレ
クトやソート処理を行つて、ある程度絞り込んだデータ
に対して個別に指定する選択方式の方が、検索処理等で
全ての条件を設定して所望のデータを指定する方式より
も、操作が簡単であり、また、データの確認も可能であ
る、という利点があるためである。
次の「2」のフオーマツト選択は、データ管理内のデ
ータフオーマツトの内、どの項目を宛名印刷用データと
して必要とするか、に対応して項目の選択を可能にする
機能である。
先に述べた例でも、相手の勤め先の名称が必要であつ
たり、不要であつたりするので、利用目的に応じたデー
タフオーマツトに絞つておけば、データ量が多くなつて
も充分に対応できる。
「3」のデータ比較は、データ管理内のデータと、宛
名データ内のデータとを比較して、データ管理内のデー
タの内、宛名データにないデータのみを残し、その他の
データは抹消する機能である。
このデータ比較の機能は、以前に作成した宛名データ
の更新を行う際に、極めて有効に作用する。
「5」の宛名印刷は、ハガキやシール等に印刷を行う
機能で、ハガキの両面に印刷するデータ、すなわち、宛
名データと通信文のデータとの組合せの指定や、印刷の
順序の指定が可能である。この印刷の機能は、この発明
の文字処理装置の印刷制御装置で作成されるデータの使
用例である。
なお、「7」の登録/呼出を選択すれば、そして、こ
の登録/呼出の機能によつて、外部記憶装置(外部フア
イル)への宛名データの登録,呼出しを行うことができ
る点は、データ管理の場合と同様である。
次に、各機能について具体例を示して説明する。
まず、「1」のデータ選択が指定されると、選択項目
を指定する画面が表示される。
第16図は、データ選択時における選択項目設定画面の
一表示例を示す図である。
このデータ選択は、先に説明したように、データ管理
データの個人データ(レコード単位)での選択を行う機
能である。
この第16図の表示画面は、データ選択を行う際のデー
タ表示に際して、どの項目を見ながら行うかを指定する
ための表示である。
もし、名前だけ見るときは、フアンクシヨン表示エリ
アの「F1削除」の表示に従い、機能キーF1を押下して郵
便番号を抹消すればよい。
また、項目名を変えたいときには、次項目,前項目を
指示して、他の項目、例えば住所等に変更することも可
能である。
最下行の選択基準は、削るものを指示するか、残すも
のを指示するかを選択する表示欄で、第16図では、削る
ものを指示する選定になつている。
設定処理が終了すると、画面上には、選択された項目
の宛名データが表示される。
第17図(1)と(2)は、第16図に示したデータ選択
の項目設定によつて表示される画面の一例を示す図で、
(1)は「削除」を選択基準とした場合、(2)は「残
す」を選択基準とした場合である。
この場合の選択キーとしては機能キーF1が割当てられ
ており、現在の機能が「削除」か「残す」かは、下方の
フアンクシヨン表示エリアに表示されている。
この機能キーF1による指示は、上方に表示されている
データ中、ブロツクカーソル(反転表示部)で指示され
たデータに対して作用する。
次の第18図は、第17図(1)の表示状態で削除の機能
キーF1を押下した後の画面の表示例を示す図である。
第17図(1)では、選択基準が「削除」となつている
ので、機能キーF1を押下すると、Noの「1」の部分だけ
が反転して削除対象となつたことを表示し、反転表示部
分はその次のデータ(Noの「2」)へ移動する。
このような操作を繰返えして、各データ毎に削除指示
を行つてデータ選択処理を実行する。
第19図は、第18図の表示状態で削除の機能キーF1を押
下した後の画面の表示例を示す図である。
例えば、第18図の表示状態では、Noの「3」のデータ
項目は選択されなかつたので、この第19図のような表示
画面が得られる。
これに対して、先の第17図(2)のように、選択基準
を「残す」として、第19図のような結果を得たいときに
は、枠で囲まれた反転表示部分をNoの「3」の部分へ移
動させればよい。
第20図は、第17図(2)の表示状態で残すの機能キー
F1を押下した後の画面の表示例を示す図である。
この第20図のように、選択基準を「残す」として、No
の「3」を反転表示部分にすれば、先の第19図のよう
に、選択されたデータ項目だけを残すことができる。
このように、作成したいデータ項目の数、換言すれ
ば、指示を行う必要のある項目の数に応じて、「削除」
か「残す」かを任意に選択することができるので、操作
が簡略化されることになる。
以上に述べたような操作によつて、データ管理データ
内の必要な項目を宛名データに取込み、宛名データ内の
不要なデータを抹消すれば、宛名印刷に必要なデータを
作成することができる。
次に、「2」のフオーマツト選択について述べる。
先の第15図に示した機能選択メニユーの表示画面で、
「2」のフオーマツト選択を指定すると、フオーマツト
を指定する画面が表示される。
このデータ選択時におけるフオーマツト設定画面で
は、データ管理データのフオーマツトの項目名が自動的
に表示される。
この説明では、データ管理データが、例えば、「名
前」,「住所」,「郵便番号」,「TEL番号」,「会
社」,……のようになつているとする。
この画面上で、先に説明したデータ管理の印刷項目の
指定〔第11図(2)、参照〕のオペレーシヨンで、項目
の削除や順序の入れ換え等を行つて、宛名データに必要
な項目に絞り込む。
例えば、「TEL番号」まで移動させて、削除の機能キ
ーF1で指示を行うと、「TEL番号」の項目が削除され
る。
先の「TEL番号」を反転表示させて、削除の機能キーF
1を押下すると、「TEL番号」の項目が削除され、それ以
下の各項目が繰上げられる。
このような操作を繰返えすことによつて、不要項目を
全て削除し、必要な項目だけ残しておく。
例えば、先の場合に、データ管理データの内、「名
前」,「住所」,「郵便番号」の3項だけを残したとす
る。そして、次に、必要があれば、これらの各項目の順
序の入れ換えを行う。
このような操作により、宛名データとして必要な項目
だけを残すことができ、しかも、「名前」,「郵便番
号」,「住所」のように、所望の順序に置換えられたフ
オーマツトを選択することが可能になる。
以上のように、フオーマツト選択機能は、利用目的に
応じてデータフオーマツトを絞り込む機能であり、デー
タ量が多くなつても充分に対応することができるので、
宛名データ処理には、極めて有効な機能である。
さて、先に述べた「1」のデータ選択や、「2」のフ
オーマツト選択を指示することによつて、宛名データは
簡単かつ迅速に作成することが可能である。
要するに、データ管理データ内の必要な項目を宛名デ
ータに取込み、宛名データ内の不要なデータを抹消する
ことによつて、宛名印刷に必要なデータが作成される。
そして、このデータを宛名印刷部へ伝達して宛名印刷
処理を行えば、印刷を行うことも可能である。
ところが、このようにした作成した宛名データは、次
の使用に備えて、メインテナンスすることが必要であ
る。
先に提案した文字処理装置では、この宛名データのメ
インテナンス機能として、先に述べた「3」のデータ比
較機能が設けられている。
そのために、宛名データの項目を含めて、全てのデー
タのソースは、データ管理データとする。
このようにしておくことによつて、データの変更によ
る操作は、データ管理機能の利用よつてそのデータを変
更するだけで実現できる。
宛名データの更新は、データ管理データと比較して、
その変更部分だけを再度、宛名データに取込むようにす
る。
先の第15図の画面の表示状態で、「3」のデータ比較
が選択されると、比較する項目名を指定する画面が表示
される。
第21図は、データ比較時における項目名指定画面の一
表示例を示す図である。
この項目名の指定方法は、これまでに説明した項目名
の指定と同様である。
この第21図に示すように、比較項目1の括弧内に所望
の項目名として「名前」を入力し、比較項目2の括弧内
に「住所」を入力すると、「名前」または「住所」のい
ずれかが異なるデータが選択される。
もし、「名前」だけが異なるデータを選択したいとき
は、比較項目2へ反転表示部分を移動させて、この項目
名「住所」を抹消すればよい。
第22図(1)と(2)は、データ比較時におけるデー
タ管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)
はデータ管理データ、(2)は宛名データを示す。
なお、この第22図(1)と(2)では、図面を簡略化
するために、各データエリアには、名前だけが記載され
た状態を図示しているが、実際には、各々のフオーマツ
トで指定された項目が全て格納されており、それらの全
ての項目が移動,削除されることになる。
この第22図(1)と(2)に示すようなデータが各デ
ータエリアに存在しているときに、名前のみでデータ比
較を実行すると、異なるデータがデータ管理側に残る。
第23図(1)と(2)は、先の第22図(1)と(2)
の状態の各データについて、データ比較を実行した結果
得られるデータ管理データと宛名データとの一例を示す
図である。
この第23図(1)に示すように、データ管理データで
は、両データに共通の「山田はなこ」が抹消され、「山
田太郎」と「鈴木次郎」だけが残される。
第24図(1)と(2)は、データ比較時におけるデー
タ管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)
はデータ管理データ、(2)は宛名データを示す。
例えば、第24図(1)と(2)に示すようなデータ管
理データと宛名データとが存在しているとき、上述の宛
名データ処理を行うと、「山田はなこ」のデータが重複
した宛名データが得られる。
この場合には、「山田はなこ」のデータが重複してい
るが、住所が異なつているので、先のデータ選択の機能
によつて、異なるデータとされる。
もし、転居の場合であれば、最新のデータに更新する
ことが可能になり、また、同名同姓の別人であれば、そ
のまま保持すればよい。
以上のように、宛名印刷に必要なデータを、宛名印刷
の処理に対応した形でデータ管理内のデータから抽出す
ることができる。
したがつて、その用途、例えば私用の年賀状とか暑中
見舞いとかのような用途に対応して、また、会社等の業
務関係では、ダイレクトメールとか新任や転勤の挨拶状
等のように、宛名印刷の種類に応じて、最適な宛名デー
タを簡単に生成することが可能となり、従来の宛名印刷
機能に比べて高度の処理を行うことができる。
なお、すでに触れたように、この宛名データ処理の操
作性を向上させるために、宛名データ処理の機能とし
て、第15図の機能選択メニユーに示したように、ソート
/セレクト,一覧印刷、外部フアイルへの登録/呼出し
等も可能であるが、この点は、先のデータ管理機能の場
合と同様であるから、詳しい説明は省略する。
(データ管理データと宛名データ) 以上に詳しく説明したように、この発明の文字処理装
置の印刷制御装置では、別に提案された文字処理装置の
宛名データ処理機能を利用しており、この宛名データ処
理機能によつて、データ管理内のデータから、宛名印刷
に必要なデータを宛名印刷の処理に対応した形で抽出す
ることができる。
次に、データ管理と宛名のそれぞれのデータの流れ
と、宛名データ処理の機能について、詳しく説明する。
第25図は、データ管理データと宛名データの各データ
の流れを説明するための図である。図面において、11は
データ管理データ、12はそのフオーマツト、13は宛名デ
ータ、14はそのフオーマツト、15はフアイル、16は印刷
装置を示す。
データ管理データは、データ部とフオーマツト部とか
ら構成され、データ管理データ11と、データ管理データ
のフオーマツト12とに、それぞれ格納されている。
同様に、宛名データも、データ部とフオーマツト部と
から構成され、宛名データ13と、宛名データ13のフオー
マツト14とに、それぞれ格納されている。
これらのデータ管理データと宛名データは、外部記憶
装置であるフアイル15に、データ管理データ・フアイ
ル、および宛名データ・フアイルとして、その他の文書
フアイルと共に、外部記憶装置であるフアイル15内に保
持されている。
宛名印刷に際しては、宛名データ処理機能によつて、
データ管理データをフアイル15から呼出し、データ管理
データから必要な項目を指定して宛名データを作成す
る。
その後、宛名データによつて作成されたデータを、デ
ータ管理データと比較して異なるデータを取出し、必要
な修正操作を行うことにより、両者の間に生じる不一致
を解消する。
印刷に際しては、作成した宛名データを印刷装置16へ
出力する。
次の第26図は、第1図(2)の破線で囲んだ部分につ
いて、その詳細な構成の一実施例を示す機能ブロツク図
である。図面において、220は先の第1図(2)と同様
の宛名データ処理部、また、251は機能選択部、252はフ
オーマツト選択処理部、253はソート/セレクト処理
部、254は条件設定部、255は宛名データ格納部、256は
宛名データフオーマツト格納エリア、257はセレクト処
理データテーブル、258はソート処理データテーブル、2
59は印刷フオーム・項目格納エリア、260は表示/印刷
データ抽出部、261は表示データ編集部、262は表示デー
タ項目格納部、263はデータ選択処理部、264はデータ比
較処理部、265はデータ比較部、266は比較項目格納部、
267はデータ追加処理部、268は印刷処理部、269は印刷
条件設定部、270は印刷データ編集部、271は印刷データ
補正部を示す。
第27図(1)〜(3)は、データ管理機能部と宛名デ
ータ処理機能部における処理の流れを示すフローチヤー
トである。図面において、#1〜#65はステツプ、〜
は接続する位置を示す。
先の第8図に示したデータ管理の機能選択メニユーの
画面で、「6」の宛名データ処理が選択されると、第1
図(2)のデータ管理の機能選択部202によつて宛名デ
ータ処理部220が起動される。
そして、第26図に示すブロツクの動作が開始される。
まず、宛名データ処理部220が起動されると、機能選
択部251に指令して、第15図に示した宛名データ処理の
機能選択メニユーの画面を表示させる。この状態で、第
27図(1)のフローがスタートし、ステツプ#1のよう
に、機能選択画面が表示される。
この表示状態で、機能選択の指示があるまで待機す
る。
指示入力があつた場合(ステツプ#2)、ステツプ#
3で、その指示の内容を判定して各機能の処理部へ制御
を移す。
もし、「2」のフオーマツト選択が指示されると、制
御が機能選択部251からフオーマツト選択処理部252へ移
行し、ステツプ#4で、第24図のようなフオーマツト設
定画面を表示する。
まず、宛名データフオーマツト格納エリア256からフ
オーマツトのデータを取出し(ステツプ#5)、もし、
以前に設定されているデータがあれば、そのNoと項目名
のテーブルを作成し、項目名を表示する(ステツプ#5
〜#6,#10〜#11)。
もし、ステツプ#6の判断で、以前に設定されたデー
タがないときは、第24図のフオーマツト設定画面の表示
データの内、括弧内に表示される項目名は、データ管理
機能部のデータフオーマツト格納エリア211〔第1図
(2)、参照〕から取出して、順次表示する(ステツプ
#7〜#9)。
次に、表示データ項目格納部262から取出した反転表
示項目のポインタの情報によつて(ステツプ#12)、画
面上で指示された項目を反転表示させ(ステツプ#1
3)、次のキー操作の入力を待つ(ステツプ#14)。
ここで、キー入力があると、そのキーの種別を判断し
(ステツプ#15)、反転表示の上下移動の指示であれ
ば、その指示に対応して、反転表示項目のポインタを変
更して(ステツプ#16)、再び、ステツプ#13に戻る。
キーの種別が、次項目/前項目の指示であれば、反転
表示項目のポインタ部テーブルをアクセスして(ステツ
プ#19)、その項目名を取出してテーブルを更新し(ス
テツプ#20)、先の場合と同様に、ステツプ#13へ戻
る。
キーの種別が、挿入/削除の指示であれば、反転表示
項目のポインタ部のテーブルデータを挿入/削除すると
共に、テーブルデータを並べ換えて(ステツプ#17〜#
18)、ステツプ#13へ戻る。
もし、先のステツプ#15の判断で、キーの種別が終了
キーであれば、反転表示項目のポインタ部テーブルの内
容を、宛名データフオーマツト格納エリア256に格納し
て(ステツプ#21)、接続部からステツプ#1へ戻
り、第15図の宛名データ処理の機能選択メニユーの画面
を表示する。
このような処理によつて、フオーマツト指定の制御に
対する処理が進められる。
すなわち、フオーマツト選択処理部252によつて指示
された処理を行い、フオーマツトの決定の指示と同時
に、宛名データフオーマツト格納エリア256に指定され
たフオーマツトを、また、そのフオーマツトに従つて項
目を、データ管理機能部の表示データ抽出部207〔第1
図(2)、参照〕から取出し(ステツプ#7)、宛名デ
ータ格納部255に格納する。
このような処理によつて、データ管理データから所望
項目だけの宛名データが得られる。このようにして作成
された宛名データが、宛名データ格納部255に格納され
る。
また、先のステツプ#2で、「1」のデータ選択が指
示されたときは、機能選択部251からデータ選択処理部2
63に制御が移行する。また、フローは、ステツプ#3か
ら接続部に分岐し、第27図(2)のステツプ#21へ進
む。
データ選択処理部263では、ステツプ#21で、第16図
のようなデータ選択の項目設定画面を表示させる。
この第16図の選択項目設定画面で、その表示データの
内、表示項目1,2の括弧内のデータとして、最初の表示
には、宛名データフオーマツト格納エリア256内の第1
番目と第2番目の項目名を表示する。
そして、すでに表示項目の指定がある場合には、表示
データ項目格納部262に格納されている以前の指定項目
を表示する(ステツプ#23〜#25)。すなわち、表示デ
ータ項目格納部262から表示項目を取出して、選択基準
テーブルを作成し、反転ポインタをリセツトする。
また、選択基準の表示についても、表示データ項目格
納部262に格納されているデータによつて、どちらか一
方の項目を反転表示する。
次に、条件に沿つた項目(表示項目1,2)を宛名デー
タ格納部255から順次取出し、表示データ編集部261を介
して、第17図(1)や(2)のように、画面上に表示す
る。
このようにして、第16図のデータ選択の可変項目が表
示される(ステツプ#26)。
そして、ユーザの各項目の指定処理に対しては、デー
タ選択処理部263によつて処理を行い、設定と同時に、
設定された条件を表示データ項目格納部262に格納す
る。
キー操作があれば(ステツプ#27)、キーの種別を判
断して、反転ポインタの更新を行う(ステツプ#28〜#
30)。
終了キーのときは、反転ポインタとデータポインタを
リセツトし(ステツプ#31〜#32)、データポインタに
より宛名データを取出してデータテーブルを作成する
(ステツプ#33)。
その後、表示項目に基いてデータをマスク処理して表
示データを作成し、第17図(1)や(2)のような画面
を表示する(ステツプ#34〜#35)。
この場合に、第17図(1)の枠で囲んだ反転表示部の
表示では、先のデータ選択処理部263の処理において、
宛名データ格納部255から抽出した個数を「max」とする
ポインタを構成し、反転表示部の移動に合せてポインタ
を増減させる。
そして、指定されたNoに対しては、そのポインタ値を
表示データ項目格納部262に格納しておくことによつ
て、その指定データが判断できるようにしている。
表示データ項目格納部262の指定されたポインタ値
は、先のデータの表示の際、同時に表示データ編集部26
1に伝達され、そのNoの部分の反転表示を行う。
各データの指定の終了が指示されると、表示データ項
目格納部262のポインタ値を参照して、宛名データ格納
部255のデータを更新する。
第27図(2)のフローでは、ステツプ#37〜#42の処
理が行われる。
ステツプ#38の判断で、終了キーが入力されたとき
は、基準データについて判断する(ステツプ#43)。
もし、削除であれば、データテーブルのマーク部の宛
名データを削除し(ステツプ#44)、残すであれば、デ
ータテーブルのマーク部以外の宛名データを削除する
(ステツプ#45)。
更新後のデータの表示は、表示/印刷データ抽出部26
0によつて宛名データ格納部255のデータを順次呼出し、
表示データ編集部261を通して、第19図のように画面上
に表示する。
また、先のステツプ#2で、「3」のデータ比較が選
択された場合には、先のデータ選択時のデータ選択処理
部263の代りに、データ比較処理部264に制御が移る。フ
ローは、ステツプ#3から接続部に分岐し、第27図
(3)に移る。
このデータ比較処理部264によつて、第21図に示した
ようなデータ比較の項目名指定の画面が表示される(ス
テツプ#46)。
この場合にも、以前に比較項目の指定があれば、比較
項目格納部266から比較項目データを取出して、比較項
目1の括弧内に表示する(ステツプ#47〜#48)。
比較項目の指定がなければ、宛名データフオーマツト
格納エリア256の先頭2項目を順次表示する。
第21図のデータ比較の項目名指定の画面上で、指示さ
れた比較項目名を反転表示して、次のキー操作の入力を
待つ(ステツプ#48)。
ここで、キー入力があると、そのキーの種別を判断し
(ステツプ#49〜#50)、反転表示の上下移動の指示で
あれば、その指示に対応して、反転表示項目のポインタ
を変更して(ステツプ#51)、再び、ステツプ#48に戻
る。
キーの種別が、次項目/前項目の指示であれば、比較
項目のポインタ部テーブルをアクセスして、その比較項
目を取出してテーブルを更新すると共に、表示項目名を
更新し(ステツプ#52〜#53)、先の場合と同様に、ス
テツプ#48へ戻る。
もし、先のステツプ#50の判断で、キーの種別が終了
キーであれば、宛名データのポインタをリセツトし、デ
ータ管理のポインタもリセツトして(ステツプ#54〜#
55)、宛名データとデータ管理データについて、指定さ
れた項目を比較する(ステツプ#56)。
第26図のブロツク図では、データ比較処理部264にお
いて比較項目の処理を行つた後、項目の設定を終了する
と、設定された比較項目データを比較項目格納部266に
格納して、データ比較部265を起動させる。
データ比較部265では、データ管理機能部の表示デー
タ抽出部207によつてデータ格納エリア210〔第1図
(2)、参照〕からデータを順次取出し、宛名データ処
理部の表示/印刷データ抽出部260(第26図)によつ
て、取出された宛名データ格納部255の宛名データと順
次比較する。この場合には、比較項目格納部266を参照
して、指定された比較項目のデータのみを比較する。
もし、両者が一致していれば、データ管理データのデ
ータを抹消し(ステツプ#57)、両者が不一致であれ
ば、データ管理のポインタをアツプする(ステツプ#5
8)。
ステツプ#59で、処理が終了したか否か判断し、未だ
終了していなければ、ステツプ#56へ戻つて、同様の処
理を繰返えす。
ステツプ#59の判断で、処理が終了しているときは、
宛名データのポインタをアツプして(ステツプ#60)、
再び、処理が終了したか否か判断する(ステツプ#6
1)。
もし、未だ終了していなければ、ステツプ#56へ戻つ
て、同様の処理を繰返えす。
ブロツク図では、両者を比較した結果、一致している
ときは、データ管理内のデータ格納エリア210〔第1図
(2)、参照〕の該当データを抹消する。
不一致のときは、データ管理内のデータ格納エリア21
0から取出したデータを、データ追加処理部267に伝達す
る。
データ追加処理部267では、伝達されたデータを一時
保存する。
このような処理を、データ管理内のデータ格納エリア
210の最終データまで、順次繰返えす。
ステツプ#61の判断で、処理が終了しているときは、
ステツプ#62で、データ管理データを画面上に表示し
て、宛名データに追加するか否かのキー入力を待つ。
以上の処理によつてデータ比較が終了すると、データ
管理データと宛名データとの間で、不一致のデータが画
面上に表示される。
ここで表示される内容は、先のデータ比較の処理にお
いて、データ追加処理部267に一時保存されたデータで
ある。
この状態で、キー操作があれば(ステツプ#63)、そ
の内容を判断し(ステツプ#64)、宛名データに追加す
る旨の指示のときは、宛名データにデータ管理データを
追加する(ステツプ#65)。
もし、宛名データに追加しない旨の指示であれば、接
続部から第27図(1)のステツプ#1へ戻り、再び、
宛名データ処理の機能選択メニユーを表示する(第15
図、参照)。
このような処理によつて、データ管理データと宛名デ
ータとの間で不一致がなくなり、正確な宛名データが得
られる。
別に提案された発明の文字処理装置では、データ管理
の信頼性、具体的には、保持しているデータの内容の正
確さを高めるために、全てのデータを、データ管理デー
タ中の一元化されたデータとして管理する。
そして、第67図(1)や(2)の印刷例と、第68図の
印刷例のように、異なる形態のデータによる印刷に際し
て、従来例のように、それぞれの印刷に使用するデータ
を二重に保有することなく、使用目的に応じて、このデ
ータ管理データ中の一元化されたデータを、それぞれの
形態に対応した宛名印刷用のデータとして取出すことに
よつて、印刷データを作成する。
この発明の文字処理装置のハガキ印刷制御装置では、
宛名データ処理によつて作成されたデータを、宛名印刷
に使用する。
この宛名印刷処理は、この発明の文字処理装置のハガ
キ印刷制御装置の実施例である。その詳細については、
項を改めて説明する。
(宛名データ処理:機能の種類) 宛名印刷は、データ管理データの中から、例えば、
「名前」,「住所」,「郵便番号」だけを取出して宛名
データを作成した後、この宛名データを使用して印刷処
理を行うことにより、第67図(1)や(2)のような印
刷結果を得る処理である。
同様に、データ管理データの中に会社名,所属名等の
データ項目が存在している場合には、宛名データとし
て、例えば、「名前」,「会社住所」,「会社所属
名」,「会社郵便番号」を取出して宛名データを作成す
れば、第68図のような印刷結果が得られる。
前項で述べた宛名データ処理によつて、宛名印刷用の
データを作成した後、先の第15図に示した宛名データ処
理の機能選択メニユーの表示画面で、「5」の宛名印刷
を選択すると、宛名印刷の選択メニユーが画面表示され
る。
定型データの作成と印刷時の利用については、この発
明の発明者が、別に提案している(特願昭和63−239911
号参照)。
しかし、この発明の印刷制御装置は、表面用の印刷デ
ータに関するものであるから、詳細な説明は省略する。
第28図(1)〜(6)は、この発明の文字処理装置の
印刷制御装置において、宛名印刷処理機能部における処
理の流れを示すフローチヤートである。図面において、
#101〜#539はステツプ、〜は接続する位置を示
す。
先の第1図(1)において、入力装置101から宛名印
刷の起動が指示されると、入力制御部102,入力文字識別
部105,接続部を通して、この第1図(3)の宛名印刷
処理部301が起動される。また、第28図(1)のフロー
がスタートする。
そして、先に説明したデータ管理機能の場合と同様
に、入力データの流れを、ワードプロセス機能から宛名
印刷処理機能に切換えるために、宛名印刷処理部301か
ら接続部を通して第1図(1)の作業状態記憶部114
へ指令し、作業状態を宛名印刷を意味するデータに書換
えると共に、表示装置128の画面上に、宛名印刷の機能
選択画面を表示させる(ステツプ#101)。
この画面の表示状態で、番号選択のキー入力があるま
で待機する。
ここで、番号が選択されると(ステツプ#102)、対
応する機能処理部へ分岐して、各処理を行う(ステツプ
#103)。
例えば、「1」の差出人データ入力が選択されると、
差出人データ処理部302が起動され、以後の入力データ
がこの第1図(3)の宛名印刷制御部へ流れ込むように
切換えられる。
差出人データ処理部302では、第26図に示した宛名デ
ータフオーマツト格納エリア256から各項目名を取出し
て、差出人データの入力画面を表示する(ステツプ#10
4〜#105)。
次にデータの入力が行われると、第1図(1)の入力
装置101から文字データ切分け部115を介して接続部を
通じて、差出人データ処理部302へ入力され、差出人デ
ータ処理部302内の文字列バツフアに一旦格納される
(ステツプ#106〜#112)。
入力データの全ての入力操作が終了した旨の指示があ
ると(ステツプ#109の判断)、一旦文字列バツフアに
格納されていたデータ、および先に取出した宛名データ
フオーマツトのデータとを合せて、差出人データ格納部
303に格納する。
差出人データ格納部303には、最初に、フオーマツト
データレングスと、項目名,長さ,属性の情報等が格納
され、次に、文字データレングス、第1項目データ、セ
パレータ等の情報が格納される。
以上の操作によつて、差出人データの入力が終了し、
宛名印刷処理部301は、再び、番号選択のキー入力を待
つ(ステツプ#101)。
ここで、「2」の宛名フオーム指定が選択された場合
には、宛名フオーム指定部304が起動され、宛名フオー
ム指定の画面が表示される。フローは、第28図(1)の
ステツプ#103から接続部へ分岐し、第28図(2)の
ステツプ#201へ進む。
この実施例では、ハガキの場合について説明している
ので、「1」のハガキを指定する(ステツプ#202)。
「1」のハガキが選択されると、宛名フオーム指定部
304は、宛名フオームテーブル305からハガキ用のデータ
を取出し、そのデータを宛名フオーム指定部306に伝達
する。
宛名フオーム設定部306では、伝達されたデータに基
いて、宛名フオーム設定の入力画面の表示データを作成
し、表示装置128へ出力する(ステツプ#203〜#20
4)。
各項目〜の括弧内のデータ表示エリアには、それ
以前に宛名フオームが設定されているとき、フオーム格
納部307から読出して表示する。なお、以前に設定され
たデータがないときは、不表示(スペースの表示)にさ
れる。
この宛名フオーム設定の入力画面で、ユーザは、キー
から前項目,次項目の指示を行う。このキーからの前項
目,次項目の指示に従つて、第26図の宛名データフオー
マツト格納エリア256から項目名を順次取出して表示し
(ステツプ#205〜#211)、各項目の設定の終了と共に
(ステツプ#209の判断)、宛名フオーム設定部306に格
納されていた設定データをフオーム格納部307に格納す
る(ステツプ#212)。フオーマツトフオーム格納部307
には、用紙に関する情報として、用紙サイズ,用紙方
向,余白の項目の格納エリアがあり、また、印刷方向に
関する情報の格納エリアと、項目名の基点位置に関する
情報の格納エリアとが設けられている。
処理が終了すると、フローは、接続部から再び、第
28図(1)のステツプ#101へ戻り、画面表示された状
態で、番号選択のキー入力を待つ。
ここで、「3」の定型データ入力が指定されたとき
は、定型データ入力制御部308が起動され、先に設定さ
れたフオームのデータが格納されているフオーム格納部
307から用紙の条件等の情報を読出して、この情報に基
いてワードプロセスを行う範囲等を算出し、それらの情
報を入力データ編集部309へ伝達する。
フローは、第28図(1)のステツプ#103から接続部
へ分岐し、第28図(3)のステツプ#301へ進む。
すでに述べたように、入力データ編集部309は、第1
図(1)のワードプロセツサ機能部とその処理部が共通
化されており、入力装置101からデータが入力される
と、入力制御部102,……,文字データ切分け部115,接続
部を通つて、この入力データ編集部309へ伝達され
る。
入力データ編集部309では、伝達された情報により、
編集画面を表示すると共に(ステツプ#301)、定型デ
ータ中の指定された番号の定型データの情報(書式,文
字等の情報)を、番号によつて定型データ指定部323へ
伝達する。
定型データの情報を伝達された定型データ指定部323
では、定型データ格納エリア324から該当する定型デー
タを取出し、表示文字のデータは表示データ生成部315
を介して、また、レイアウトのデータはレイアウト表示
生成部310を介して、表示装置128へ出力して表示する
(ステツプ#302〜#305)。
この表示状態で、新たな入力データがあれば、入力さ
れた文字データを従前に入力済みの文字データと一緒に
編集し、先の表示方法と同様の制御によつて、編集画面
の編集領域およびレイアウト領域に表示する(ステツプ
#306〜#311)。
このような操作の後、文字等の入力/編集の終了の指
示がある(ステツプ#309の判断)と、定型データ入力
制御部308は、更新されたデータを、定型データ格納エ
リア324内の指定された定型データ1〜5の該当する番
号のエリアへ格納する(ステツプ#312)。
また、この表示状態で、画像入力の指示を行うと、入
力データ編集部309から画像入力処理部320へその旨が伝
達されて、画像入力処理部320が起動される。
画像入力処理部320では、スキヤナ装置322の操作によ
つて入力された画像データを、スキヤナ入力制御部321
を介して読込み、定型データ格納エリア324内に設けら
れている画像データバツフアに格納すると共に、画像表
示データ生成部319を通して、画像データの編集画面を
表示させる(ステツプ#313〜#315)。
そして、キー入力による指示で、画像データの表示位
置が上下左右へ移動されたときは、対応した位置へ移動
させ、画像データを作成する(ステツプ#316〜#31
8)。
このような操作の後、入力/編集の終了の指示がある
(ステツプ#317)と、画像入力処理部320は、定型デー
タ指定部323を通して、定型データ格納エリア324に設け
られている画像データバツフアから指定された定型デー
タ格納エリア324の該当する番号のエリアへ格納させる
(ステツプ#319)。
定型データ格納エリア324には、1定型データ毎に、
フオーマツトデータ用と文字データ用と画像データ用
の、計3つのデータエリアが設けられている。
そして、フオーマツトデータ用のデータエリアには、
フオーマツトデータレングスの情報と、フオーマツトデ
ータとが格納される。次の文字データ用のエリアには、
文字データレングスの情報と、文字データとが格納され
る。同様に、画像データ用のエリアには、画像データレ
ングスの情報と、画像データとが格納される。
以上の処理によつて、文字データや画像データが、定
型データ格納エリア324内の該当する番号のエリアに格
納される。
この場合に、定型データ格納エリア324への入力が、
以上に述べた「3」の定型データ入力の処理で行われた
か否かについて、ステツプ#320の判断され、定型デー
タ入力の処理によるときは、再び、フローは、第28図
(1)のステツプ#101へ戻り、入力画面が表示され
る。
もし、ステツプ#320の判断で、定型データの入力に
よる処理でないと判断されたときは、第28図(3)のス
テツプ#301から、接続部を介して第28図(6)へ移
り、ステツプ#531へ進むが、この場合の説明は後述す
る。
次に、入力画面の表示状態で、「4」の定型データ指
定が選択された場合には、定型データ指定制御部312が
起動され、条件設定処理部313によつて、定型データ指
定の入力画面が表示される(ステツプ#401)。
この表示に際しては、以前に設定された情報が、表示
項目格納部316や省略形格納部317に存在しているとき
は、その情報を取出して表示する。
この表示項目格納部316には、以前に設定された項目
名が、また、省略形格納部317には、定型データNo毎に
印刷する/しないのフラグが格納されている。
条件設定処理部313では、所定の入力操作に対応して
これらのデータを更新し(ステツプ#402〜#407)、設
定終了と共に(ステツプ#405の判断)、データ指定処
理部314に設定条件を伝達する。
データ指定処理部314では、表示項目格納部316の項目
表示データに基き、先の第26図に示した宛名データ処理
機能部の表示/印刷データ抽出部260を介して、宛名デ
ータの表示項目に該当するデータを取出し、層略形デー
タに基いたデータを付加して、表示データ生成部315へ
出力する(ステツプ#408〜#412)。
そして、宛名データについての定型データの組合せの
入力画面を表示する(ステツプ#413)。
なお、この場合には、定型データ指定格納部318内の
宛名データに対応したエリアについて、省略形の形で全
てリセツトする。
定型データ指定格納部318には、データレングスの情
報と、各宛名データのNo毎に、定型データに関する情報
が格納されている。
定型データに関する情報は、定型データ1〜5の順序
で格納され、印刷するとき「1」、印刷しないとき
「0」の情報で格納される。
例えば、最初の宛名データ(図示されていないが、No
の「1」に相当する)については、定型データに関する
情報は、「1,0,0,1,0」であり、定型データ1と4とを
印刷する設定になつている。
省略形指定の画面で、先に述べたような操作により、
印刷する/しないの指定が切換えられた場合には、定型
データ指定格納部318内のデータを更新する(ステツプ
#414〜#421)。
以上のような操作によつて、定型データに関する組合
せの指定データを定型データ指定格納部318に格納す
る。
最後に、入力画面で、「5」の印刷が選択された場合
について説明する。
この場合には、印刷制御部326が起動され、印刷条件
設定部327によつて、印刷順序指定の入力画面が表示さ
れる。
フローは、第28図(1)のステツプ#103から、接続
部を介して第28図(5)のステツプ#501へ分岐す
る。
この表示に際しては、印刷順序データ格納部328から
以前に設定されているデータを読込み、該当項目を反転
表示する(ステツプ#501〜#502)。
この既設定の印刷順序を変更するときは、所定の操作
により所望の順序を決定し、順序の決定の終了を指示す
ると、指定された順序データを印刷順序データ格納部32
8に格納すると共に(ステツプ#503〜#505)、印刷カ
ラーの指定画面を表示する(ステツプ#506〜#507)。
この場合にも、黒またはカラーのリボンの色の情報
は、リボン色データ格納部329にすでに格納されている
色データの情報を取出して表示する(ステツプ#508〜
#512)。
もし、変更する必要があれば、先に述べたような所定
の操作によつて、新たなリボンの色を決定した後、終了
の指示を行う。
この終了の指示によつて(ステツプ#510の判断)、
設定されたデータがリボン色データ格納部329に格納さ
れ、印刷順制御部330が起動される。
印刷順制御部330では、先に設定された印刷順序デー
タ格納部328の印刷順序データと、リボン色データ格納
部329のリボン色データとを取出し、これらのデータに
沿つて印刷順序とリボン色とを決定する。
また、印刷に必要なデータについては、表面の印刷
(ステツプ#515の判断)のときには、第26図に示した
宛名データ処理機能部の表示/印刷データ抽出部260、
および差出人データ格納部303から取出して、表面印刷
制御部332へ伝達する(ステツプ#514)。
表面印刷制御部332では、フオーム格納部307から取出
した印刷フオームと項目データの印刷位置の情報とによ
つて印刷データを編集し、印刷データ合成部334から接
続部を通して、先の第1図(1)の印刷装置139へ出
力する(ステツプ#516〜#521)。
この際、印刷順制御部330では、印刷動作を開始させ
る直前に、定型データの指定時に設定され、表示項目格
納部316に格納されている表示項目に対する宛名データ
内のデータを、宛名データ表示制御部331を介して表示
する。
同時に、そのデータを、表面と裏面のいずれかに印刷
するかについても表示する。
また、裏面に印刷するとき(ステツプ#515の判断)
には、フローは、第28図(5)のステツプ#515から接
続部を介して第28図(5)のステツプ#525へ進む。
そして、定型データ指定格納部318から宛名データに
対応するデータを取出してデータ合成処理部325へ伝達
する(ステツプ#525〜#527)。
データ合成処理部325では、このデータに基いて、定
型データ格納エリア制御部324からデータを順次取出
し、裏面印刷制御部333へ出力する(ステツプ#528)。
裏面印刷制御部333では、これらのデータをそのまま
印刷データ合成部334へ出力し、この印刷データ合成部3
34において合成処理を行つた後、先の第1図(1)の印
刷装置139へ出力する(ステツプ#531〜#534)。
この裏面の印刷に際しても、宛名データと、裏面の印
刷であることを示すデータを、宛名データ表示制御部33
1を介して表示させる。
また、定型データ指定格納部318にカラー印刷の指定
があれば(ステツプ#535の判断)、印刷順制御部330で
は、処理を分割し、まず、黒の部分のみの合成指示をデ
ータ合成処理部325へ伝え、その印刷が終了した後に、
カラーの指定を順次与える(ステツプ#536,#528〜#5
34)。
この場合には、リボン交換のメツセージを、宛名デー
タ表示制御部331を介して表示させる。
さらに、定型データの指定で、定型データ「5」が指
定され、その印刷に際して、印字動作を停止させる制御
を行うとき(ステツプ#529の判断)は、データ合成処
理部325に対して指示を与える前に、定型データ入力制
御部308へ指示する。
フローは、第28図(6)のステツプ#529から、接続
部を介して第28図(3)へ移り、ステツプ#301すな
わち先の「3」の定型データ入力の処理へ進む。
この場合には、定型データ指定部323を「5」に切換
えて、定型データ5の指定時の画面を表示させる。
この入力画面で、定型データの入力と同様の操作によ
るデータの入力を行わせ、定型データ格納エリア324内
の定型データ5のエリアに格納する(ステツプ#301〜
#319)。
この場合には、その後、この定型データ5を含む指定
データをデータ合成処理部325へ伝達して、印刷を行わ
せる〔フローは、ステツプ#320から接続部を介し
て、元の第28図(6)のステツプ#530へ進む〕。
以上の操作によつて、連続したハガキの印刷が実行さ
れ、宛名とそれぞれの宛名に対応した裏面の印刷とが可
能となる。
発明の効果 この発明の文字処理装置の印刷制御装置によれば、ハ
ガキ等への宛名の印刷に際して、印刷データの配列状態
のバランスや内容の誤りを、実際の印刷を行う前に印刷
のイメージで確認することが可能となり、単に折返し点
だけでなく、誤字や脱字等も、簡単に修正することがで
きる。
その結果、従来のように、印刷ミスによつて、例えば
高価なハガキ等を無駄にするという経済的な負担の増加
も未然に防止され、文字処理装置の利用範囲が著しく拡
張される。
しかも、このような印刷制御装置は、コストアツプな
しに実現できる、等の多くの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)〜(3)は、この発明の文字処理装置の印
刷制御装置について、その要部構成の一実施例を示す機
能ブロツク図で、(1)は主としてワードプロセツサ
部、(2)はデータ管理機能部、(3)は宛名印刷制御
機能部、 第2図は、印刷データ出力指定の設定メニユーの一表示
例を示す図、 第3図は、各種用のデータ例で、(1)はオリジナルデ
ータ、(2)は印刷用データ、(3)は表示用データ、 第4図は、折返し点更新時の画面表示例を示す図、 第5図と第6図は、第4図の折返し点更新時の画面表示
状態で、カーソル移動キーによつて折返し点を変更した
後の表示画面を示す図、 第7図は、この発明の文字処理装置の印刷制御装置にお
いて、宛名印刷処理機能部における処理の流れを示すフ
ローチヤート、 第8図は、データ管理における機能選択メニユーの一表
示例を示す図、 第9図は、設定されたフオーマツトのデータが、データ
フオーマツト格納エリア211に格納された状態の一例を
示す図、 第10図は、設定されたフオーマツトによるデータ入力画
面の一例を示す図、 第11図(1)と(2)は、データ管理における印刷条件
設定メニユーの一表示例を示す図、 第12図は、設定された印刷条件によつて印刷された印刷
用紙の一例を示す図、 第13図(1)〜(3)は、ソート処理によるデータの順
序の変更状態の一例を示す図で、(1)は変更前のデー
タ、(2)はソート条件、(3)はソート処理後のデー
タを示す図、 第14図(1)〜(4)は、セレクト処理によるデータの
順序の変更状態の一例を示す図で、(1)は変更前のデ
ータ、(2)はセレクト条件、(3)はセレクト処理後
のデータ、(4)はセレクト処理データテーブル212の
状態を示す図、 第15図は、宛名データ処理における機能選択メニユーの
一表示例を示す図、 第16図は、データ選択時における選択項目設定画面の一
表示例を示す図、 第17図(1)と(2)は、第16図に示したデータ選択の
項目設定によつて表示される画面の一例を示す図で、
(1)は「削除」を選択基準とした場合、(2)は「残
す」を選択基準とした場合の図、 第18図は、第17図(1)の表示状態で削除の機能キーF1
を押下した後の画面の表示例を示す図、 第19図は、第18図の表示状態で削除の機能キーF1を押下
した後の画面の表示例を示す図、 第20図は、第17図(2)の表示状態で残すの機能キーF1
を押下した後の画面の表示例を示す図、 第21図は、データ比較時における項目名指定画面の一表
示例を示す図、 第22図(1)と(2)は、データ比較時におけるデータ
管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)は
データ管理データ、(2)は宛名データを示す図、 第23図(1)と(2)は、先の第22図(1)と(2)の
状態の各データについて、データ比較を実行した結果得
られるデータ管理データと宛名データとの一例を示す
図、 第24図(1)と(2)は、データ比較時におけるデータ
管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)は
データ管理データ、(2)は宛名データを示す図、 第25図は、データ管理データと宛名データの各データの
流れを説明するための図、 第26図は、第1図(2)の破線で囲んだ部分について、
その詳細な構成の一実施例を示す機能ブロツク図、 第27図(1)〜(3)は、データ管理処理部と宛名デー
タ処理部における処理の流れを示すフローチヤート、 第28図(1)〜(6)は、この発明の文字処理装置のハ
ガキ印刷制御装置において、宛名印刷処理機能部におけ
る処理の流れを示すフローチヤート、 第29図(1)と(2)は、従来の第1の折返し点決定方
法について、宛名データと印刷結果との対応関係の一例
を説明する図で、(1)は宛名データ、(2)は印刷結
果を示す図、 第30図(1)と(2)は、従来の第2の折返し点決定方
法について、宛名データと印刷結果との対応関係の一例
を説明する図で、(1)は宛名データ、(2)は印刷結
果を示す図。 図面において、301は宛名印刷処理部、302は差出人デー
タ処理部、303は差出人データ格納部、304は宛名フオー
ム指定部、305は宛名フオームテーブル、306は宛名フオ
ーム設定部、307はフオーム格納部、308は定型データ入
力制御部、309は入力データ編集部、310はレイアウト表
示生成部、311は表示データ生成部、312は定型データ指
定制御部、313は条件設定処理部、314はデータ指定処理
部、315は表示データ生成部、316は表示項目格納部、31
7は省略形格納部、318は定型データ指定格納部、319は
画像表示データ生成部、320は画像入力処理部、321はス
キヤナ入力制御部、322はスキヤナ装置、323は定型デー
タ指定部、324は定型データ格納エリア、325はデータ合
成処理部、326は印刷制御部、327は印刷条件設定部、32
8は印刷順序データ格納部、329はリボン色データ格納
部、330は印刷順制御部、331は宛名データ表示制御部、
332は表面印刷制御部、333は裏面印刷制御部、334は表
示モード部、335は印刷データ合成部、336は折返し点デ
ータ格納部、337は表示データ変換部、338は表示確認制
御部、339は表示用メモリ、340は折返し点更新制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力装置と、表示装置と、印刷装置と、編
    集されたデータを記憶するメモリ手段と、該メモリ手段
    に記憶されたデータから所望の項目のデータを抽出して
    前記印刷装置へ出力する手段とを具備し、文書作成・印
    刷機能と宛名印刷機能とを有する文字処理装置におい
    て、 前記印刷装置へ出力するデータを該印刷装置へ出力する
    形式で前記表示装置へ出力する手段と、 前記印刷装置へ出力するデータが印刷対象とされる用紙
    の1行に入るか否かを検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果が1行に入らないことを指示した
    とき、折返し情報のある位置で該データの折返し処理を
    行う手段と、 前記表示装置の画面上における折返し点を必要に応じ変
    更するための折返し線の位置入力手段と、 前記表示装置の画面上における折返し点を前記位置入力
    手段によって指示した位置へ変更する手段とを備えたこ
    とを特徴とする印刷制御装置。
JP63292828A 1988-11-20 1988-11-20 文字処理装置の印刷制御装置 Expired - Lifetime JP2745478B2 (ja)

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