JPH0524313A - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷される書類のページ情報を容易に識別で
きるとともに、書類の枚数管理を確実に行えるページ情
報を印刷出力できる。 【構成】 指示手段（キーボードＫＹ）により所望位置
が指示された状態で、指定手段（特定ページ指定キーＫ
１）によりページ数出力位置が指定されると、印刷手段
（プリンタＰＲＴ）が指定されたページ数出力位置にペ
ージ数および総ページ数を併記しながらデータを印刷す
る構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に係り、特に
印刷機能を備えた電子機器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の電子機器において、処理
されたデータ等をページ単位に出力する場合、図９に示
すように固定されたページ番号出力位置、例えば最下位
行に連番で順次対応する出力ページ数を単に数字で、す
なわち何ら装飾することなく印刷していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、印字出力さ
れる対象が、例えば数字の混在する印刷物である場合、
出力されたページ番号を一目してページ番号であると識
別することが困難な場合があり、印刷された書類を整理
する場合に注意深くページ数出力位置を意識しなければ
ならず、仕分け作業者に視覚的負担を強いるという問題
点があった。

【０００４】また、出力されるページ数が単なる連番の
印字であるため、多くの部数を印刷後、事務処理の不手
際等で最後のページが紛失していても、その出力書類だ
けでは最終ページに欠落が発生していることを認識する
ことが難しく、枚数管理ができない等の問題があった。

【０００５】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、ページ編集された出力情報に対してペ
ージ出力を直接指定入力可能とするとともに、出力する
ページ番号に出力対象となる総ページ数を併記しながら
印刷することにより、印刷される書類のページ情報を容
易に識別できるとともに、書類の枚数管理を確実に行え
るページ情報を印刷出力できる電子機器を得ることを目
的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、入力されたデータを表示する表示手段と、この表示
手段の所望位置を指示する指示手段と、この指示手段に
より指示される所望の位置をページ数出力位置として指
定する指定手段と、この指定手段に指定されたページ数
出力位置にページ数および総ページ数を併記しながらデ
ータを印刷する印刷手段とを有するものである。

【０００７】

【作用】本発明においては、指示手段により所望位置が
指示された状態で、指定手段によりページ数出力位置が
指定されると、印刷手段が指定されたページ数出力位置
にページ数および総ページ数を併記しながらデータを印
刷し、印刷するデータとは識別可能な位置に、総ページ
数とともに対応ページ数を印字することを可能とする。

【０００８】

【実施例】図１は本発明の一実施例を示す電子機器の構
成を説明するブロック図である。

【０００９】図において、１はＣＰＵで、ＲＯＭ２に格
納された制御プログラムに基づいてキーボードＫＢから
入力されたデータを処理して表示器ＤＳＰに表示すると
ともに、プリンタＰＲＴの駆動を制御して入力されたデ
ータ，編集されたデータ等を図示しない記録紙に印刷す
る。３はＲＡＭで、主としてＣＰＵ１のワークメモリと
して機能し、データバッファ，制御レジスタ，制御フラ
グ等が記憶される。ＣＰＵ１と各デバイスとはアドレス
線ＡＬおよびデータ線ＤＬで接続されている。Ｌ１は信
号線で、キーボードＫＢからのキーコードがＣＰＵ１に
取り込まれる。先ず、ページ番号出力指定入力処理につ
いて説明する。

【００１０】今、キーボードＫＢ上のキーより入力され
たデータは、信号線Ｌ１を介してＣＰＵ１へ取り込まれ
る。ＣＰＵ１に取り込まれたデータは表示用のコードに
変換され、データ線ＤＬを介して表示器ＤＳＰへ転送さ
れる。同様に、キーボードＫＢ上のカーソル指定キーを
押下して所望の位置に移動させた後、特定ページ指定キ
ーＫ１（ページ番号出力位置を直接指示するキー）が押
下されると、ＣＰＵ１を介して表示器ＤＳＰへ表示させ
るとともに、ページ指定場所を記憶するためにＲＡＭ３
へ場所情報を格納する。

【００１１】次に、キーボードＫＢ上より印刷キー（図
示しない）が押下されたとすると、ＣＰＵ１は表示器Ｄ
ＳＰへ表示されている内容を、ＲＡＭ３よりデータ線Ｄ
Ｌより取り出し、印刷用のコードへ変換した後、プリン
タＰＲＴへ当該コードをデータ線ＤＬを介して印字させ
る。この時、ＣＰＵ１が特定ページ指定キーＫ１に対応
したキーコードが既にバッファリングされていると認識
した場合は、前記ＲＡＭ３に格納したページ情報値を呼
び出し、当該ページ数値を表示器ＤＳＰ上で指定した位
置と同じ位置へ印字させるため、プリンタＰＲＴへ当該
データ（ページ情報値データ）を送出する。

【００１２】このように構成された電子機器において、
指示手段（キーボードＫＢ）により所望位置が指示され
た状態で、指定手段（特定ページ指定キーＫ１）により
ページ数出力位置が指定されると、印刷手段（プリンタ
ＰＲＴ）が指定されたページ数出力位置にページ数およ
び総ページ数を併記しながらデータを印刷し、印刷する
データとは識別可能な位置に、総ページ数とともに対応
ページ数を印字する。

【００１３】図２は、図１に示した表示器ＤＳＰ上での
特定ページ指定処理を示す模式図である。

【００１４】図において、Ｋはカーソルで、キーボード
ＫＢ上のカーソル指定キーの押下により表示器ＤＳＰの
所望位置を指示できる。ＩＭは指示マークで、特定ペー
ジ指定キーＫ１に対応するコードでＲＯＭ２から読み出
されてカーソルＫの指示位置に表示される。

【００１５】例えばキーボードＫＢより「良い仕事は良
いスタッフから……！」をキーボードＫＢ上より入力
後、任意の場所にページ数を印刷するために、キーボー
ドＫＢのカーソル指定キーより指示する。図２において
は、右上方にページ数を印刷させるため、カーソル指定
キーによりカーソルＫを表示器ＤＳＰの右上方を指示し
た後、特定ページ指定キーＫ１を押下すると、指示マー
クＩＭが表示器ＤＳＰに表示され、図３の（ａ）に示す
ようにページ数が用紙Ｐ１〜Ｐ３の右上方に、編集情報
とともに印刷される。なお、カーソル指定キーにより指
定するカーソルＫの位置が右下方の場合の印刷結果を図
３（ｂ）に示し、さらにカーソル指定キーにより指定す
るカーソルＫの位置が左下方の場合の印刷結果を図３
（ｃ）に示す。

【００１６】以下、図４，図５を参照しながらＣＰＵ１
が実行する第１の印刷処理について説明する。

【００１７】図４，図５は本発明に係る電子機器に係る
第１の印刷処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1) 〜(7) は各ステップを示す。

【００１８】最初に、ＣＰＵ１がキーボードＫＢから入
力されたキーコードが特定ページ指定キーＫ１に対応す
るものかどうかを判定し(1) 、ＹＥＳならば現在のカー
ソルＫが指示する位置をＲＡＭ３へ位置情報として格納
して(2) 、処理を終了する。

【００１９】一方、ステップ(1) の判定でＮＯならば、
ＣＰＵ１が押下されたキーが印刷キーかどうかを判定し
(3) 、ＮＯならば処理を終了し、ＹＥＳならば印刷対象
となるコードが特定ページ指定キーＫ１に対応するキー
コードかどうかを判定し(4)、ＮＯならば現在ゲットし
ている文字コード、すなわち文書を印刷し(5) 、印刷終
了を判定し(7) 、ＹＥＳならば処理を終了し、ＮＯなら
ばステップ(4) に戻り、処理を繰り返す。

【００２０】一方、ステップ(4) の判定でＹＥＳの場合
は、ＲＡＭ３よりページ印刷のための数値を呼出し、当
該数値を印刷し(6) 、印刷終了を判定し(7) 、ＹＥＳな
らば処理を終了し、ＮＯならばステップ(4) に戻り、処
理を繰り返す。

【００２１】なお、上記実施例ではページ数を編集画面
上で直接指示して印刷させる場合について説明したが、
ページ数を総ページ数とともに併記しながら印刷する構
成であっても良い。

【００２２】図１に示した構成において、印刷命令を受
けると、ＣＰＵ１はＲＡＭ３に格納されている中のう
ち、印刷されるべきデータのページ数をカウントする。
カウントされた値はＲＡＭ３内の任意の場所へ格納され
てプリンタＰＲＴに当該データを転送する。１ページ分
のデータ送出終了後、ＣＰＵ１はＲＡＭ３へ一時格納し
た総ページ数と現在のページ数とをプリンタＰＲＴで印
刷させ、１枚目の印刷を終了する。以下、同様にして印
刷のためのデータが終了するまで繰り返されると、図６
に示すような印字出力が得られる。なお、図６に示す印
字出力では、印字出力位置が下方中間の場合を示してあ
るが、上記実施例により指定した所望の位置にも同様に
出力させることも可能であり、出力形式も「当該ページ
数／総ページ数」に限らず総ページ数を当該ページ数と
併記できれば、出力形式も本実施例に限定されることは
ない。以下、図７，図８を参照しながら本発明に係る電
子機器に係る第１の印刷処理動作について説明する。

【００２３】図７，図８は本発明に係る電子機器におけ
る２の印刷処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1) 〜(8) は各ステップを示す。

【００２４】最初に、ＣＰＵ１が印刷かどうかを判定し
(1) 、ＮＯならば処理を終了し、ＹＥＳならばＲＡＭ３
に格納されている印刷されるべきページ数をカウントす
る(2) 。カウントされたトータルページ数値（総ページ
数）ｍはＲＡＭ３内の任意の場所Ａｍへ格納される(3)
。次いで、印刷ページカウント値ｎの初期値「１」を
同様にＲＡＭ３内の任意の場所Ａｎへ格納する(4) 。次
いで、プリンタＰＲＴが１ページ分のデータをＲＡＭ３
より受け取り文書を印刷する(5) 。次いで、ＲＡＭ３の
Ａｍ，Ａｎにあらかじめ格納した総ページ数ｍ，印刷ペ
ージカウント値ｎを読み出し、例えば最下位行の中間に
ページ数（初期値「１」）および「／」総ページ数を併
記する形式で印刷する(6) 。

【００２５】次いで、現在の印刷ページカウント値ｎを
「１」インクリメントし(7) 、粗結果をＲＡＭ３の場所
Ａｎに再格納する。次いで、現在の印刷ページカウント
値ｎが総ページ数ｍよりも大きいかどうか（ｎ＞ｍ）を
判定し(8) 、ＹＥＳならば印刷を終了し、ＮＯならばス
テップ(5) に戻って、一連の処理を繰り返す。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は入力され
たデータを表示する表示手段と、この表示手段の所望位
置を指示する指示手段と、この指示手段により指示され
る所望の位置をページ数出力位置として指定する指定手
段と、この指定手段に指定されたページ数出力位置にペ
ージ数および総ページ数を併記しながらデータを印刷す
る印刷手段とを有するので、印刷の再ページ印刷を視認
しやすい位置であって、かつ出力する総ページ数ととも
に当該ページ数を印刷できる。従って、印刷された書類
の管理を確実に行うことができるとともに、ページ欠落
状態を即座に判断できる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す電子機器の構成を説明
するブロック図である。

【図２】図１に示した表示器ＤＳＰ上での特定ページ指
定処理を示す模式図である。

【図３】本発明に係る電子機器における第１のページ情
報指定印字結果を示す模式図である。

【図４】本発明に係る電子機器における第１の印刷処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【図５】本発明に係る電子機器における第１の印刷処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【図６】本発明に係る電子機器における第２のページ情
報指定印字結果を示す模式図である。

【図７】本発明に係る電子機器における第２の印刷処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【図８】本発明に係る電子機器における第２の印刷処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【図９】従来の電子機器における第１のページ情報指定
印字結果を示す模式図である。

【符号の説明】

１ ＣＰＵ ２ ＲＯＭ ３ ＲＡＭ ＰＲＴ プリンタ ＫＢ キーボード ＤＳＰ 表示器 Ｋ１ 特定ページ指定キー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】入力されたデータを表示する表示手段と、
   この表示手段の所望位置を指示する指示手段と、この指
   示手段により指示される所望の位置をページ数出力位置
   として指定する指定手段と、この指定手段に指定された
   ページ数出力位置にページ数および総ページ数を併記し
   ながら前記データを印刷する印刷手段とを有することを
   特徴とする電子機器。