JP2727457B2 - 文字処理装置のハガキデータ制御装置 - Google Patents

文字処理装置のハガキデータ制御装置

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JP2727457B2 JP63239911A JP23991188A JP2727457B2 JP 2727457 B2 JP2727457 B2 JP 2727457B2 JP 63239911 A JP63239911 A JP 63239911A JP 23991188 A JP23991188 A JP 23991188A JP 2727457 B2 JP2727457 B2 JP 2727457B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ワードプロセツサや、パーソナルコンピ
ユータ、オフイスコンピユータ、その他各種の宛名印刷
機能とデータベース機能とを備えた文字処理装置のハガ
キデータ制御装置の改良に係り、特に、ハガキの表面と
裏面との印刷が可能な文字処理装置において、表面の宛
名に対応した裏面用の定型データを1つあるいは複数個
の組合せを指定し、あるいは指定を変更することができ
るようにしたハガキデータ制御装置に関する。
具体的にいえば、予め用意した複数個の裏面用のデー
タを、宛名毎に指定し、また、任意に変更することがで
きるようにして、バリエーシヨンの豊富なハガキ印刷を
可能にして、文字処理装置の利用範囲を拡張したハガキ
データ制御装置に関する。
従来の技術 従来、ワードプロセツサ等の文字処理装置では、ハガ
キ等の宛名を印刷する宛名印刷機能が付加されており、
また、これらの宛名印刷とは無関係に、用紙をハガキと
指定し、ワードプロセツサ機能を利用して文字データや
画像データを入力・編集することにより文書用データを
作成し、印刷機能によつて裏面に印刷すれば、ハガキの
両面に印刷することが可能である。
すなわち、通常、住所録機能と呼ばれている宛名デー
タの入力・編集機能を使用し、宛名印刷機能によつてこ
れらの宛名データを利用すれば、ハガキの表面に宛名印
刷を行うことができる。
また、裏面用のデータ、いわゆる通信文のデータは、
表面用の宛名データとは別個に、ワードプロセス機能に
よつて文書用データを作成し、それぞれのハガキ毎に、
手動機能によつて順次印刷装置へセツトすれば、ハガキ
の両面へ印刷することができる。
ところが、このような方法を用いてハガキの両面へ印
刷する場合、ハガキの表面と裏面のデータは、機械的に
は何らの関係も有していない。
そのため、ユーザは、印刷に際して、表面の宛名の裏
面の通信内容とについて考慮し、宛名毎に所望の内容の
裏面データが印刷されるように、予め順序を決めてか
ら、ハガキ(用紙)をセツトしなければならない。
例えば、複数枚のハガキに印刷するときは、一旦、ハ
ガキの表面に宛名を印刷し、その後、これらの宛名印刷
を行つたハガキを、裏面の内容別に並べ換えておく方法
を用いるとか、あるいは、先に印刷された宛名を見なが
ら、ハガキを一枚ずつ確認して、宛名に対応する裏面の
内容を選択して印刷する必要がある。
この場合に、従来の文字処理装置では、宛先に応じ
て、多少表現を変えたり、言葉を追加する必要があると
きには、その都度、裏面用のデータを作成して印刷する
ことが必要であつた。
したがつて、個々に作成した裏面用のデータを正確に
所望の宛名と組合せて印刷するためには、用紙をセツト
する毎に、宛先を確認する必要があり、印刷時の操作が
複雑である上に、ユーザの精神的な負担も大きい。
しかも、宛名と裏面のデータとの組合せを誤ると、ハ
ガキ代も増加するので、印刷ミスによる経済的な負担も
大きくなる。
このような問題は、印刷の順序を逆にして、裏面のデ
ータを先に印刷し、その内容に応じて表面の宛名を印刷
する方法を採用しても、解決されるものではない。
すなわち、この方法では、後から行う表面の印刷に際
して、セツトするハガキの順序に対応した宛名データの
並べ換えを行うか、宛名データの順序に対応したハガキ
の並べ換えが要求されるので、結果的に、表面を先に印
刷する場合と同様の注意力が要求される。
その上に、一旦印刷を開始してから、先に設定した裏
面用データに文字列を追加したり、その内容を変更する
ためには、印刷動作を中断して文書を作り直す必要があ
る。
その結果、宛先毎に裏面用のデータの一部を変えて、
個性のあるハガキ印刷を行いたい場合には、ユーザは極
めて多くの負担を強いられる。
近年は、ワードプロセツサの普及によつて、文字や画
像の入力操作が可能となり、非常に美しいハガキ印刷を
行うことができるようになつた。
しかしながら、その反面で、上記のような印刷操作の
複雑性によつて、宛先に対応した個有の言辞が少なくな
り、いわゆる画一的で事務的な内容の文字が配列された
年賀状等が多くなりつつある。
要するに、多くの人に共通する文書は、一見して冷た
い感覚の文章となりがちで、折角美しい画像や文字パタ
ーンが印刷されていても、心の通わないものになつてし
まう恐れがある。
この発明では、表面に印刷する宛名データと裏面(通
信文)データとを指定することができるようにして、印
刷操作が簡単で、データの選択ミスの少ない文書処理装
置のハガキデータ制御装置を提供する。
このような指定を行う場合に、1つの宛名に対して、
単に1つの裏面データを指定するだけでなく、複数の裏
面データの指定を可能にすることにより、一層変化のあ
る裏面データが得られる。
この発明のハガキデータ制御装置は、基本的には、従
来のワードプロセツサや、パーソナルコンピユータ、オ
フイスコンピユータ、その他各種の宛名印刷機能とデー
タベース機能とを備えた文字処理装置の機能を利用する
ことを前提としている。
そこで、最初に、従来の文書作成・印刷機能とデータ
管理機能とを有する文字処理装置について説明する。
従来、ワードプロセツサ等の文書処理装置では、ハガ
キ等の宛名を印刷する宛名印刷機能が付加されており、
また、これらの宛名印刷とは無関係に、ワードプロセツ
サ等で文書を作成することによつて、ハガキの両面に印
刷することが可能である。
まず、表面の印刷には、通常、住所録機能と呼ばれて
いる機能を使用することによつて、宛名データを入力す
れば、ハガキの表面に宛名印刷を行うことができる。
すなわち、小型ワードプロセツサ等の簡易な文字処理
装置の普及により、その文字編集機能を利用して宛名デ
ータを作成し、このデータを利用してハガキ等に宛名印
刷を行う機能を備えた処理装置も公知である。なお、こ
の場合に利用する文字編集機能は、専用の文字編集機能
で一般的には住所録機能と呼ばれており、通常は宛名印
刷を主目的とする機能である。
また、裏面の印刷用データも、この文字編集機能を利
用して、容易に作成することができる。
第62図は、従来のワードプロセツサの外観について、
その一例を示す傾斜図である。図面において、1は入力
装置、2は表示装置、3は印刷装置、4は外部記憶装
置、5は印刷用紙を示す。
この第62図に示したワードプロセツサは、小型装置の
一例で、そのワードプロセス機能によつて文字処理が可
能であり、また、印刷機能によつてハガキ等に宛名を印
刷することもできる。
ワードプロセス機能で動作する場合には、入力装置1
から入力された文字データが、表示装置2の画面上に表
示され、編集処理された文字列データは、内蔵された記
憶手段に格納される。
第63図は、第62図に示した入力装置1、いわゆるキー
ボード上のキー配列の一例を示す上面図である。図面に
おいて、K1はカーソル下方移動キー、K2はカーソル上方
移動キー、K3は印刷キー、K4は実行キー、F1〜F10は機
能キーを示す。
この第63図に示すように、キーボード上には、JIS配
列のかなキーや、印刷キーK3、実行キーK4、各種の機能
キーF1〜F10等が設けられている。
次の第64図は、文字処理時における編集画面の一例を
示す図である。図面において、2aは編集エリア、2bはガ
イダンス表示エリア、2cはフアンクシヨン表示エリアを
示し、また、Cはカーソルを示す。
第64図の左下方に図示されているガイダンス表示エリ
ア2bには、入力モードその他システムの状態に関する情
報が表示される。
例えば、最初の「平」は、現在の入力モードが平がな
入力のモードであることを示しており、その右側の「全
角」は、文字の大きさが通常の全角文字であることを示
す。
その下方の「自動」は、かな漢字の変換モードが自動
変換であることを示し、右方の「1頁」と「1行」は、
現在のカーソルCの位置を示す情報である。
また、第63図に示した機能キーF1〜F10に現在割当て
られている機能は、第64図の下方に図示されているフア
ンクシヨン表示エリア2cに表示される。
例えば、機能キーF1は表示を指定する機能を有し、F2
は書式の設定、F3は行形式の設定、F4は編集を、それぞ
れ指定する機能を有している。
そして、書式設定の機能キーF2を押下すると、表示装
置2の画面上に、書式設定メニユーが表示される。
第65図(1)と(2)は、書式設定メニユーの一表示
例を示す図で、(1)は初期画面、(2)はスキツプ後
の画面を示す図である。図面において、文字列を囲んだ
長形の枠は反転表示部を示す。
書式の設定項目としては、の第65図(1)のメニユー
の左側の欄に示したように、「用紙サイズ」,「用紙方
向」,「横・縦書き」,「文字サイズ」,……,「禁則
処理」等があり、さらに、第65図(2)に示されている
ように、「上余白」,「下余白」,「左余白」,……,
「行ピツチ」等の各項目がある。
なお、このように2画面に分けて表示する理由は、単
に、表示装置2の画面エリアが小さくて、書式設定の全
項目を一度に表示できないからであり、表示装置2の表
示容量が大きいときは、1画面に表示される。画面1か
ら2への切換えには、反転表示部が最下行にあるとき、
さらに、カーソル下方移動キーK1を押下し、反対に、画
面2から1への切換えには、反転表示部が先頭行のと
き、カーソル上方移動キーK2を押下すればよい。
第65図(1)の場合、初期画面上では、長形の枠で囲
まれた反転表示項目が設定されており、また、現在は、
先頭行に示した「用紙サイズ」の項目について選択する
ことができる状態になつている。
この第65図(1)と(2)の表示画面で、所望の書式
を設定する。
文書作成時には、第63図の入力装置1のキーボード上
で文字キーを選択・押下すると、先の第65図(1)と
(2)に示した書式設定メニユーによつて予め設定した
書式に従つて、入力された文字列が、第64図の編集エリ
ア2a上に順次表示される。
なお、ガイダンス表示エリア2bには、ユーザの文書作
成等の操作を容易にするために、現在のシステム状態に
対応した各種の情報が表示される。
また、ワードプロセツサには、印刷装置3(第62図)
が設けられており、すでに述べたように、作成したデー
タを印刷することができる。
次の第66図は、印刷条件設定メニユーの一表示例を示
す図である。
印刷条件の設定項目としては、この第66図のメニユー
の左側の欄に示されているように、「ケイ線印刷」,
「書体切替え」,「印刷速度」および「部数」がある。
第63図のキーボード上で、印刷キーK3を押下すると、
この第66図のメニユーが表示される。
初期画面上では、長形の枠で囲まれた反転表示項目が
設定されており、また、先頭行の「ケイ線印刷」を選択
することができる。
以上に述べた書式や印刷条件の設定等は、極めて一般
的なものであるから、詳しい説明は省略する。
このように、従来のワードプロセツサ等の文字処理装
置は、ワードプロセス機能として、文字編集機能と印刷
機能とを備えており、さらに、拡張機能として、住所録
機能や宛名印刷機能等も付加されている。
そして、宛名印刷を行う場合には、通常、文字編集機
能を利用して住所録を作成し、その宛名部分のデータを
印刷用に使用する。
このようにして作成された住所録は、多くの場合に、
文字処理装置が備えている印刷機能を利用して宛名印刷
に使用することを目的としているから、住所録作成のた
めのデータ入力は、基本的には、宛名印刷用のデータを
作成するものである、ということができる。
ところが、このように、単に住所録の一覧表を作成す
るのが目的ではなく、宛名印刷用に使用することを目的
としているときは、必然的に、そのデータの構成や相手
先データは、用途に応じた宛名印刷毎に、専用データと
して入力する必要がある。
例えば、個人が私用の目的で、年賀状を出すときと、
暑中見舞いのハガキを出すときとでは、その相手先が常
に同一であるとは限らない。したがつて、その都度、年
賀状用と暑中見舞い用とに、それぞれ専用の宛名データ
を入力する必要がある。
この点は、会社等がダイレクトメールを出す場合も同
様で、案内の内容に応じて最適な宛名を選択する作要が
ある。
しかも、相手先住所等に変更が生じたときには、それ
ぞれ専用のデータ群について、該当する宛名データを変
更しなければならない。
この場合に、専用データの種類が多くなければなる
程、いずれか一部のデータ群について更新忘れをした
り、入力ミス等を生じる可能性がある。
したがつて、この私用目的毎に専用の宛名データを作
成する方法では、全ての宛名データが、必ずしも正確に
作成されているとは限らない、という問題がある。
例えば、年賀ハガキ等は、その印刷代等も考慮すれば
1枚の単価が比較的高いため、多少の余裕をみて必要な
枚数を用意しておいても、誤つた宛名データによつて宛
名印刷を行うケースが多発すると、予定した全ての相手
先へ出す枚数が不足してしまうばかりでなく、経済的な
負担も増加する、等の不都合を生じる。
そこで、このような不都合を解決する他の一つの方法
として、データ管理機能と呼ばれる簡易型のデータベー
ス機能を備えた文字処理装置も、従来から公知である
(例えば、リコーのワードプロセツサ、マイリポートJP
90LX)。
この簡易型のデータベース機能を備えた文字処理装置
(以下、第2の従来例という)では、住所録機能によつ
て入力されたデータ、すなわち、宛名印刷に必要なデー
タの他に、電話番号等のデータも一緒に入力しておき、
宛名印刷に際しては、これらのデータの中から必要なデ
ータのみを抽出して使用する。
このような簡易型のデータベース機能を有する文字処
理装置の場合には、単に、ハガキその他の宛名印刷用の
データだけでなく、ユーザが必要とする任意のデータ、
例えば、電話番号等の他に、前年に相手から年賀状を貰
つたか否か等の情報でも、ユーザが必要と思う任意の項
目について、入力することが可能である。
しかも、宛名印刷に際しては、データ管理機能が備え
ているソート/セレクト機能等を使用して、データの並
べ換えや選択が自由に行えるので、データの一元管理が
可能となる。
したがつて、先に述べた第1の従来例のように、個々
の使用目的に対応して他種類のデータ群を用意する必要
がなく、また、それらのデータに対する変更処理等も一
度で済む。その結果、変更対象となるデータについて一
回だけ確実に修正操作をすればよいので、データの不一
致が生じる、という余地は全くない。
(従来のデータ管理機能とその問題点) ここで、データ管理機能について説明する。
従来のワードプロセツサに設けられているデータ管理
機能は、いわば簡易型のデータベース機能であり、一方
で、管理可能なデータの種類や大きさを制限すると共
に、代りに、面倒な操作を簡略化して、非常に使い易い
個人データの管理を実現するために開発された機能であ
る。
個人データの種類としては、例えば、一般的な住所録
や、電話帳等が、その典型例である。
通常、個人の住所録には、氏名,住所,郵便番号,電
話番号,生年月日,年令,勤務先会社名・所属部課名,
会社住所,会社郵便番号,会社電話番号,会社FAX番
号,……等の情報が記録される。
しかし、これらの個人に関する情報は、全てのユーザ
が、全て必要としているとは限らない。
例えば、ある個人については、その氏名と電話番号だ
けで充分であり、また、他の人については、氏名,住
所,郵便番号が必要な場合もあり得る。
このように、一口に個人の住所録といつても、個人毎
に必要な情報の種類は同一ではない。
この場合に、専用の住所録機能によつて、これらの情
報を処理しようとすると、不要なデータまで入力・管理
することになるとか、あるいは、他の必要なデータの入
力ができなくなる等の制約を受け、非常に使い難いもの
になつてしまう。
住所録機能におけるこのような不都合を考えるとき、
このデータベース機能は、その汎用性の面から注目に値
する機能といえる。
すなわち、データベース機能(データベースを管理・
利用する機能)とは、ユーザが、管理しようとするデー
タの大きさや種類を設定することができ、しかも、その
利用方法は、専用化された機能によつて或る程度限定さ
れてはいるけれど、ユーザの設計によつて比較的自由に
活用できるように構成された機能である。
このデータベース機能では、データ管理が必要であ
る。
以下に説明するデータ管理機能の処理は、最終出力
(アウトプツト)として、汎用化された大容量データか
ら目的に応じた小容量のデータを抽出する工程までであ
り、抽出後のデータの利用方法は、ユーザが自由に選択
できる。なお、通常の文字処理装置では、抽出データの
活用のために、さらに他の機能が用意されており、ユー
ザが、抽出したデータを有効に活用することができるよ
うに構成されている。しかし、この点は、この発明の文
字処理装置のハガキデータ制御装置とは直接関係がない
ので、詳しい説明は省略する。
データ管理機能を大別すると、次の〜のようにな
る。
データフオーマツトの設定 データの入力 データの印刷 データのセレクト データのソート 他の機能専用のデータ抽出 そして、この発明のハガキデータ制御装置では、文字
処理装置に設けられているデータ管理機能の一つである
の「他の機能専用のデータ抽出」機能で、別に提案さ
れた文字処理装置によつて改善された高機能のデータ管
理機能を有効に利用することを目的としている(この点
に関しては、後で詳しく説明する)。
専用のデータ抽出機能としては、例えば、すでに述べ
た宛名印刷の他に、作成済みの電話番号やFAX番号のデ
ータを利用して、電話の自動ダイアリング操作やFAXの
交信操作を行う等、種々の利用方法がある。
次に、先に触れた従来のデータ管理機能を備えた文字
処理装置(第2の従来例)によつて、宛名印刷を行う場
合に戻つて説明する。
データ管理機能によつて管理されているデータを使用
して宛名印刷を行うときは、その使用目的が、例えば、
年賀状用であるか、暑中見舞い用であるか、その他の一
般的な通信用であるか等に応じて、住所録機能で説明し
たような個人毎に予め入力された各項目のデータ内か
ら、必要とする項目のデータを選択する。
第67図(1)と(2)は、それぞれデータ管理機能に
よつて自宅の宛名データによつて印刷したハガキの表面
の印刷例を示す図である。
次の第68図は、同じくデータ管理機能によつて勤務先
の宛名データによつて印刷したハガキの表面の印刷例を
示す図である。
ここで、第67図(1)の「山田太郎」と、第68図の
「山田太郎」とは同一人であり、予め登録されている同
一のデータベースから、使用目的に応じた項目を選択す
ることによつて、自宅宛の印刷でも勤務先の宛名印刷で
も、任意に実行することができる。なお、差出人である
ユーザについても、同様に、所望する項目を選択するこ
とが可能である。
これに対して、先に述べた第1の従来例の場合、すな
わち、住所録機能だけを備えた文字処理装置の場合に
は、それぞれの使用目的に対応した宛名データを用意す
る必要があるので、このデータ管理機能を備えた文字処
理装置(第2の従来例)の有効性は明らかである。
しかし、このデータ管理機能を利用する第2の従来例
の装置は、データの選択が可能であるから、宛名印刷に
際して使用目的毎にデータを作成する必要がない、とい
う利点はあるが、まだ以下のような不都合がある。
まず、どの項目のデータを印刷するかの指定には、デ
ータ管理機能のセレクトや削除などの機能を利用し、デ
ータ管理機能が管理しているデータそれ自体を一時的に
加工して印刷するので、この加工されたデータを記憶し
ておく必要がある。
この一時的に加工した状態のデータの記憶方法として
は、従来と同様に、フロツピー(第62図の外部記憶装置
4)に登録することによつて、保存することができる。
しかしながら、このような記憶方法では、先に述べた
データの一元化は不可能である。
すなわち、元データ(データベース)と、一時的に加
工された宛名データとの2種類のデータが併存すること
になるので、後日、データのアツプデート(住所等の変
更によるデータの更新)の際に、単なる住所録機能の場
合(第1の従来例)と同様の不都合を生じる。
このような不都合を回避するためには、一時的に加工
した宛名データを保存しない方法で対処すれば、データ
の一元化を保持することはできる。
しかし、その後に、同様のデータを必要とするときに
は、前回と同様の操作を再度行うことになる。
例えば、年賀状の場合には、一年前の記憶を呼び戻し
て再度作成する必要があり、これでは、実質的には、デ
ータを保存しているとはいえない。
以上に述べた従来の文字処理装置における宛名印刷の
不都合を要約すると、第1の従来例のように、単なる住
所録機能だけを備えている場合には、使用目的に対応し
て、その都度、宛名データを作成する必要があり、入力
操作が面倒な上、データに変更が生じた場合に、変更時
点でのフオローが大変であり、更新忘れや操作ミスなど
が生じる可能性も大である。
また、第2の従来例のように、データ管理機能を備え
ている文字処理装置の場合には、宛名印刷に際して、そ
の都度データを入力する必要はないが、使用目的に対応
して一時的に加工したデータを保存しておくと、データ
の一元化を保つことができず、変更時点でのフオローが
面倒である。
反対に、加工したデータを保存しなければ、データの
一元化は保持できるが、前回のデータを再度必要とする
ときは、ユーザの記憶に頼ることになるので、データ漏
れ等が生じる恐れがあり、正確なデータの作成は容易で
はない、という不都合がある。
このような不都合を解決し、データの一元性を確保し
つつ、以前に作成された宛名データの維持・管理を可能
にした文字処理装置については、この発明の発明者が、
別に提案している(昭和63年9月26日出願の発明の名称
「文字処理装置」、参照)。
この別に提案した文字処理装置によれば、第2の従来
例、すなわち、データ管理機能を備えた文字処理装置に
おける不都合を解決し、宛名印刷に使用した単位毎のデ
ータを個別に管理することが可能で、しかも、データの
一次元かを保つことができるように構成することによ
り、種々の目的に合致した宛名印刷を容易にすると共
に、データの変更等にも充分に対応が可能であるから、
データ管理機能が一層向上される。
一層具体的にいえば、従来のデータ管理機能をさらに
改良・拡張し、宛名印刷のために抽出したデータの作成
・変更を行う機能として独立させ、新たに宛名データ処
理機能を設けることによつて、データ管理データの一元
性を確保しつつ、以前に作成された宛名データの維持・
管理を可能にした文字処理装置が実現される。
この宛名データ処理機能によれば、データ管理データ
から宛名データを迅速かつ正確に作成することができ
る。
この極めて有効な機能を、裏面に印刷するデータと組
合せれば、より利用範囲の広い文字処理装置を提供する
ことができる。
発明が解決しようとする課題 この発明では、この別に提案された文字処理装置の宛
名データ処理機能を利用して、ハガキの表面に印刷し、
また、裏面の印刷に際しては、定型化データとして予め
作成され、格納エリアに保持されている裏面用のデータ
の1個あるいは複数個を、どの表面用の宛名データと組
合せるか、指定できるようにして、ハガキ印刷の操作性
を向上させることにより、印刷ミスを著しく低減させた
ハガキデータ制御装置を提供することを目的としてい
る。
具体的にいえば、文字処理装置の利用範囲を拡張する
ために、ハガキの両面への印刷に際して、予め用意した
複数種類の裏面用のデータを、宛名毎に1個あるいは複
数個指定することにより、それぞれの宛先に最適で、バ
リエーシヨンの豊富なハガキ印刷が行えるようにしたハ
ガキデータ制御装置を提供する。
課題を解決するための手段 この発明では、入力装置と表示装置と編集されたデー
タを記憶するメモリ手段とを具備し、文書作成・印刷機
能とデータ管理機能とを有する文字処理装置において、
ハガキの表面に印刷する複数の宛名データを記憶する宛
名データ記憶手段と、ハガキの裏面に印刷する複数の定
型データを記憶する定型データ記憶手段と、ハガキの表
面へ印刷する宛名データに対して該ハガキの裏面に印刷
する定型データを指定する定型データ指定手段と、該定
型データ指定手段によつて指定された宛名データ毎の定
型データ指定に関する情報を記憶する指定情報記憶手段
とを設け、宛名データおよび定型データを作成した後、
前記定型データ指定手段によつて宛名データ毎に裏面に
印刷する定型データを指定し、前記指定情報記憶手段へ
記憶させるように構成している。
したがつて、複数の定型データを合成して印刷するこ
とも可能である。
また、複数の定型データの内、1個または数個の特定
の定型データは、印刷動作を開始する前に、編集処理が
可能なように構成することもできる。
実施例 次に、この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装
置について、図面を参照しながら、その実施例を詳細に
説明する。
第1図(1)〜(3)は、この発明の文字処理装置の
ハガキデータ制御装置について、その要部構成の一実施
例を示す機能ブロツク図で、(1)は主としてワードプ
ロセツサ部、(2)は管理機能部、(3)は宛名印刷制
御機能部を示す。図面において、〜は接続を示す。
すでに述べたように、この発明の文字処理装置のハガ
キデータ制御装置は、別に提案された文字処理装置で親
設された機能、すなわち、データ管理機能から独立させ
た宛名データ処理機能を利用して、宛名データの印刷に
使用するものである。
この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装置につ
いては、主要構成のブロツク図が、第1図(3)の宛名
印刷制御機能部に示されている。
しかし、宛名データと裏面用の定型データの作成に際
しては、従来と同様のワードプロセス機能を使用して基
礎となるデータの入力操作を行い、また、作成した諸項
目からなる宛名データに対して、データ管理機能を利用
して必要とする項目のデータを抽出する。
しかも、データ管理機能部と宛名印刷制御機能部で
も、その入力側の部分は、ワードプロセス機能部の一部
を共用している。
そこで、最初に、ワードプロセス機能部における編集
機能と印刷機能について説明し、次に、データ管理部、
最後に、この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装
置が設けられている宛名印刷制御部の順序で説明する。
(ワードプロセス機能:編集処理) 第1図(1)は、この発明の文字処理装置のハガキデ
ータ制御装置におけるワードプロセツサ部について、そ
の要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図である。図
面において、101は入力装置、102は入力制御部、103は
入力モード制御部、104は入力モード記憶部、105は入力
文字識別部、106は文字データ生成部、107はキーデータ
・文字データ変換テーブル、108は文字データ処理部、1
09はかな漢字変換状態記憶部、110はかな漢字変換処理
部、111は変換辞書部、112は学習情報部、113は変換中
文字列記憶部、114は作業状態記憶部、115は文字データ
切分け部、116は文字データ編集部、117は文字データ格
納エリア、118は変換中表示データ生成部、119は表示デ
ータ生成部、120は書式データ格納エリア、121は画面制
御処理部、122は画面位置算出部、123は画面位置状態制
御部、124は文字→画素データ変換部、125は表示用キヤ
ラクタジエネレータ、126は表示制御部、127は表示用メ
モリ、128は表示装置、129はフオーマツト処理部、130
は書式設定制御部、131は印刷処理部、132は印刷条件制
御部、133は印刷条件記憶部、134は印刷データ編集部、
135は印刷データ生成部、136は印刷用キヤラクタジエネ
レータ、137は印刷制御部、138は印刷バツフア、139は
印刷装置を示す。
第1図(1)に示したワードプロセス機能部の編集処
理は、次のとおりである。
入力装置101から入力されたキーデータは、入力制御
部102へ伝達され、この入力制御部102において、データ
伝達の方向が切分けられる。
キーデータが入力モードに関するものであれば、入力
モード制御部103へキーデータを伝達する。
入力モード制御部103では、以前の入力モードと比較
し、両者が異なるときは、入力モード記憶部104のモー
ド情報を新しい入力モードに更新すると共に、入力装置
101に対して入力モードの変更を通知する。
現在の入力モードは、先の第64図に関連して説明した
ように、その左下方に図示されているがガイダンス表示
エリア2bに表示されている。
この第64図では、平がな入力を示す「平」が表示され
ている場合である。
この入力モードで、新たなキーデータによつて、現在
の平がな入力が、片かな入力に変更されると「片」に、
ローマ字による平がな入力に変更されると白抜き文字の
「平」に、ローマ字による片かな入力は白抜き文字の
「片」に、英数入力に変更されると「英」に、欧文入力
に変更されると「欧」に、それぞれ表示が変化される。
入力装置101では、次からの入力データを、新しい入
力モードに沿つたキーデータに変換して、データ送出を
行うように制御する。
ここでは、表示装置128の画面上のガイダンス表示エ
リア2bの入力モードが、先の第64図に示したように、そ
れまでの「平」から英数入力を示す「英」に変更された
場合とする。
この場合には、以後、キーデータは“英数”となり、
以前の入力モードは“平がな”(第64図の入力モード)
であるから、それまでは、キーボード上の文字キー「A,
ち」の打鍵により、“平がな”の「ち」が入力されるよ
うに制御していたが、その後は、“英数”の「A」が入
力されるように制御することになる。
また、入力モード制御部103での判定によつて、キー
データが入力モード以外のデータであると判断されたと
きは、入力モード制御部103は、入力されたキーデータ
を入力文字識別部105へ伝達する。
入力文字識別部105では、文字データが機能指示デー
タかの判定を行う。
文字データと判定されると、入力文字識別部105は、
そのキーデータを文字データ生成部106へ伝達する。
文字データ生成部106では、伝達されたデータに基
き、キーデータ・文字データ変換テーブル107を使用し
て、キーデータを文字の内部コードに変換し、文字デー
タ処理部108へ伝える。
文字データ処理部108では、かな漢字変換状態記憶部1
09の情報によつてかな漢字の変換状態を把握し、伝達さ
れたデータを、かな漢字変換処理部110と文字データ切
分け部115のいずれへ伝達するか判定する。
かな漢字変換状態記憶部109には変換状態と、それら
に対応するデータの伝達方向の情報が格納されている。
なお、このかな漢字変換状態記憶部109は、かな漢字変
換処理部110によつて制御される。
次の第2図は、かな漢字変換状態記憶部109に格納さ
れる各変換状態の種類と、データの伝達方向の一例を示
す図である。
この第2図に示すように、Noが「1」のとき、すなわ
ち、入力済み文字列の状態が「確定文字のみ」のとき
は、入力文字種が「英数字」であれば、伝達先は文字デ
ータ処理部108である。なお、この場合の状態遷移先の
情報は「1」で指示される。
また、入力文字種が「平/片かな」のときは、かな漢
字変換処理部110が伝達先となる。この場合の状態遷移
先は「2」で指示される。
次のNoが「2」で、入力済み文字列の状態が「読み文
字がある」ときは、入力文字種の「全て」について、か
な漢字変換処理部110が伝達先となる。この場合の状態
遷移先の情報は「2」で指示される。
この場合に、「変換指示」があれば、同じくかな漢字
変換処理部110が伝達先となり、変換処理が行われる。
また、この場合の状態遷移先の情報は「3」である。
次のNoの「3」で、入力済み文字列の状態が「候補が
ある」ときは、入力文字種の「全て」について、かな漢
字変換処理部110が伝達先となる。この場合の状態遷移
先の情報も「2」である。
この場合に、「確定指示」があれば、かな漢字変換処
理部110が伝達先となり、状態遷移先の情報は「1」と
される。
また、「変換指示」があれば、同じくかな漢字変換処
理部110が伝達先となり、変換処理が行われる。この場
合の状態遷移先の情報は「4」である。
最後のNoの「4」では、入力済み文字列の状態が「候
補一覧表示中」のときは、入力文字種の「全て」につい
て、伝達先がかな漢字変換処理部110となる。なお、状
態遷移先の情報は「3」である。
この第2図から明らかなように、かな漢字の変換作業
中には、全の文字データが、かな漢字変換処理部110へ
伝えられる。
かな漢字の変換作業中でないとき、すなわち、かな漢
字変換に移行しない英・数字等の文字データのときは、
これらの文字データは、文字データ処理部108を介して
文字データ切分け部115へ伝達される。
次の第3図は、第2図に示したかな漢字変換中におけ
る状態に対応したそれぞれの文字列について、その画面
上の表示例を示す図である。図面において、長形の枠は
反転表示部、2本のアンダーラインは候補文字を示すラ
インを示す。
先の第2図で、入力済み文字列の状態が「確定文字の
み」のとき(Noの「1」)は、この第3図の先頭行のよ
うに、「貴社、益々」と漢字だけの文字列が表示され
る。
また、平がな等の漢字の“読み”となる文字データ
「ごせいえいの」が入力されたとき(Noの「2」)は、
第3図の「2」に示すように、これらの文字列が反転表
示される。
候補漢字のとき(Noの「3」)は、第3図の「3」に
示すように、これらの文字列に候補文字であることを示
す2本のアンダーラインが表示される。
最後の候補一覧表示中のとき(Noの「4」)には、第
3図の「4」に示すように、第1候補の「ご清栄の」が
反転表示されると共に、その下方に、「1〜4」の各候
補文字列が表示される。
そして、入力されたデータが、例えば、平がな等の漢
字の“読み”となる文字データであれば、かな漢字変換
処理部110へ伝達される。
かな漢字変換処理部110では、変換動作(読み→候
補,候補→次の候補,……の動作)の際、変換辞書部11
1や学習情報部112を参照して、一番新しい候補から順次
変換中、表示データ生成部119を通して候補文字を文字
→画素データに変換し、表示用メモリ127に画素データ
を書込み、表示制御部126により表示指示を行つて、表
示装置128の画面上に表示する。
かな漢字変換処理部110において表示中の候補が確定
された場合、確定された文字データ(文字列)の全て
を、かな漢字変換処理部110から文字データ処理部108へ
戻す。
この文字→画素データの変換に際しては、文字→画素
データ変換部124からの内部コード(文字コード)によ
り、表示用キヤラクタジエネレータ125をアクセスし
て、画素データに変換する。
また、かな漢字変換処理部110は、変換中文字列記憶
部113を介して、変換中の候補文字や読みも、同様に、
表示装置128の画面上に表示する。
第4図は、第1図(1)のワードプロセツサ部によつ
て作成される文書フオーマツトの一例を示す図である。
この第4図のような文書を作成するとすれば、入力さ
れた文字データが、ワードプロセス機能によつて編集さ
れ、第2図や第3図に関連して説明したような手順で、
かな漢字変換される。
以上の動作によつて変換・確定された文字列は、先の
文字データ処理部108を介して、文字データ切分け部115
へ伝達される。
文字データ切分け部115では、現在の作業状態を記憶
している作業状態記憶部114の情報によつて、データの
伝達方向を切換える。
この説明で「作業状態」とは、ワードプロセス作業,
データ管理作業,宛名印刷作業等であり、各々の作業
は、入力の制御部分を共通化しているので、入力された
データを対応する各々の処理部へ伝えるために、この作
業状態記憶部114が用意されている。
そして、ここで説明しているワードプロセツサ作業の
ときは、文字データ切分け部115は、文字データ編集部1
16へ文字データ列を伝達する。
文字データ編集部116では、入力された文字データ列
を、すでに文字データ格納エリア117内に格納されてい
る文字列と合成して、再度、文字データ格納エリア117
に格納すると共に、表示データ生成部119に対して、変
更のあつた文字列部分の表示を要求する。
表示データ生成部119では、文字データ格納エリア117
内の文字列データを取出し、書式データ格納エリア120
内の文書フオーマツトの情報を元にして文字列データを
並べ、画面位置状態制御部123を通して、画面位置算出
部122で算出された画面位置に沿つてデータを切出す。
切出されたデータは、文字→画素データ変換部124に
より表示データに変換され、先のかな漢字データの場合
と同様に、表示装置128の画面上に表示される。
次の第5図は、先の第4図の文書を作成したとき、文
字データ格納エリア117に格納される文字データの配列
状態の一例を示す図である。
第6図は、同じく先の第4図の文書を作成したとき、
書式データ格納エリア120に格納される書式データの配
列状態の一例を示す図である。
文字データ格納エリア117には、第5図に示すよう
に、データの長さの情報と、第4図の文書を構成する文
字データが、コードで格納される。
また、書式データ格納エリア120には、第6図に示す
ように、データの長さ,用紙サイズ,用紙の方向,文字
ピツチや行ピツチの情報等が格納される。
第7図は、第5図の文字データと第6図の書式データ
によつて表示装置128の画面上に表示される文書の表示
列を示す図である。
すでに述べたような表示動作によつて、第4図の文書
データは、この第7図のような状態で、表示装置128の
編集画面上に表示される。
以上のような処理によつて、ワードプロセス機能部の
主要な動作である文字の入力,編集,表示等の処理が行
われる。
なお、画面位置状態制御部123は、画面のスクロール
等を制御する機能を有しており、現在表示中、または次
に表示しようとする画面のスクロール位置を算出し、ま
た、画面を表示位置に保持する。
例えば、文字列の挿入等が行われた場合、挿入位置や
挿入文字列の長さの状態によつては、自動的に画面のス
クロールが必要なケースも生じるので、文字列の更新後
の表示であつても、画面位置の算出が必要となる。
このような場合に、文字列の更新後の表示に際して、
画面位置の算出を行い、編集対象となる文字列が画面上
に表示されるように制御を行う。
ワードプロセス機能としては、以上に説明した文字入
力,編集,表示等が主要な機能である。
しかし、通常のワードプロセツサでは、操作性を向上
するために、フオーマツト処理や画面制御、その他の機
能も付加されている。
そこで、この発明の文字処理装置のハガキデータ制御
装置と関連を有するその他の機能について、簡単に説明
する。
フオーマツト処理や画面制御等の起動は、先の入力文
字識別部105で、文字データ以外の入力と判定されたと
き、この入力文字識別部105から各々の機能に対応した
処理部へ送出される起動指令によつて行われる。
例えば、キーデータが、文字データを配列するフオー
マツトに関するデータの場合、フオーマツト処理部129
が起動される。
このフオーマツト処理部129が起動されると、画面上
には、先の第65図(1)と(2)に示したような書式設
定のメニユーが表示される。
この書式設定の画面上で、項目の選択や、数値等を入
力して、書式データの設定を行う。
この設定時には、すでに設定されているデータの表示
や更新処理等は、書式設定制御部130によつて先の第6
図に関連して説明した書式データ格納エリア120内のデ
ータを参照しながら行われる。
更新の終了後、書式設定制御部130は、表示データ生
成部119を起動させて、先の第65図(1)や(2)の書
式設定のメニユー画面を消去させ、代りに、新たに設定
した書式データによるフオーマツトで、以前の文字デー
タを表示装置128に表示させる。
なお、この書式データの設定方法や書式設定の機能
は、すでに従来例として説明したとおりである。
また、画面制御関係のキーデータが入力されると、画
面制御処理部121が起動される。
この画面制御処理部121は、画面位置算出部122に対し
て画面位置の算出を指令し、位置算出の後、画面位置状
態制御部123へ指令して画面の移動や画面切換えを行わ
せる。
この画面制御は、スクロールやカーソル移動のキーデ
ータの入力によつて実行され、スクロール位置に保持さ
れる。
以上に説明した文字データや書式データの入力,編集
等の操作が終了すると、通常は、ワードプロセス機能と
して用意されているもう一つの主要な機能である印刷機
能によつて、文字の印刷が行われる。
(ワードプロセス機能:印刷処理) 先の第1図(1)に示したワードプロセス機能部の印
刷処理は、以下のように行われる。
入力装置101から印刷の指示が入力されると、入力文
字識別部105は、印刷処理部131を起動する。
印刷処理部131が起動されると、印刷条件制御部132を
起動し、印刷条件制御部132は、先の第66図に示したよ
うな印刷条件設定のメニユーを表示させ、印刷条件の設
定が可能になる。
印刷条件の設定に際しては、印刷条件制御部132は、
以前に設定されていた印刷条件の情報を印刷条件記憶部
133から取出し、他の部分と区別して表示する。この印
刷条件設定の操作も、すでに従来例として説明した。
印刷条件の設定が終了すると、印刷条件制御部132
は、新しく設定された印刷条件のデータを印刷条件記憶
部133へ格納し、印刷データ編集部134を起動する。
印刷データ編集部134では、文字データ格納エリア117
と書式データ格納エリア120からそれぞれデータを取出
し、書式データと印刷条件に沿つて文字データを用紙
(仮想)上に配置させ、印刷データ生成部135へ伝達す
る。
印刷データ生成部135では、先に配置した文字データ
等を印刷用キヤラクタジエネレータ136を用いて画素デ
ータに展開し、一行分を抽出しては印刷バツフア138に
書込み、印刷制御部137を起動して、印刷装置139により
用紙上に印刷を行わせる。
このような動作を繰返えして、一頁分の印字動作が終
了する。
また、複数頁の指定があるときは、次の頁を印刷する
ためのメツセージを表示させる。
第8図は、次頁を印刷するためのメツセージの一表示
例を示す図である。
ユーザは、この表示に従つて用紙を交換した後、次の
頁の印刷を実行するように指示し、所望の頁数の印刷を
終了する。
以上の動作によつて、編集された文書データの印刷が
行われる。
なお、詳しい説明は省略したが、印刷動作に際して、
印刷データ生成部135において文字データを画素データ
に変換するとき、印刷データ生成部135は、生成する印
刷データを、設定された文字ピツチや行ピツチ、さら
に、印刷装置139のモータの分解能に合致した状態に処
理する。
すなわち、印刷データ生成部135では、外部から伝達
された文字データや書式データ、その他文字データに付
加された制御コード等によつて画素データの変換処理を
行い、印刷装置139の機能がフル活用できるように制御
して印刷動作を実行させる。
そのために、第1図(1)に示した印刷データ生成部
135では、後述する第1図(2)や(3)の各機能処理
部からを介して、共通して印刷制御が行えるように構
成されている。
以上のように、ワードプロセツサ部では、主要な機能
として、編集処理と印刷処理とが用意されている。
ところが、最近のワードプロセツサ等の文字処理装置
では、単に、文書作成のためのワードプロセス機能だけ
でなく、種々の機能をこのワードプロセス機能と共存さ
せ、データの相互授受、制御情報の互換性、その他の機
能を実現することによつて、より有効な処理装置を構成
する傾向にある。
その中でも、特に、種々のデータの管理,加工,検素
等が簡単に行えるデータベース機能や、年賀状などのハ
ガキの宛名書き等に有効な宛名印刷機能などが、重要な
機能として注目されている。
先の従来例の説明でも触れたように、これらの機能
は、ワードプロセス機能と組合せることによつて、一層
その機能の有効性が高められる。したがつて、以下の実
施例でも、必要に応じて、ワードプロセス機能と関連し
た形で構成や作用について説明する。
これらの諸機能の中でも、データ管理機能がその中心
となつている。そこで、項を改めて、データ管理機能に
ついて説明する。
(従来と共通のデータ管理機能) 先に触れたように、ワードプロセツサ等の文字処理装
置に設けられているデータ管理機能は、簡易型のデータ
ベース機能であり、特に、種々のデータの管理,加工,
検索等が簡単に行えるデータベース機能と、年賀状など
のハガキの宛名書き等に有効な宛名印刷機能とに関連を
有しており、しかも、基本的には、データの抽出機能が
前提となつている。
別に提案された文字処理装置では、従来のデータ管理
機能に付加されている「他の機能専用のデータ抽出」の
機能を改善し、宛名データ専用のデータ抽出を行う機
能、すなわち、宛名データ処理機能が実現される。
まず、宛名データ処理機能の前提となるデータ管理機
能について、詳しく説明する。
第1図(2)は、この発明の文字処理装置のハガキデ
ータ制御装置におけるデータ管理機能部について、その
要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図である。図面
において、201はデータ管理処理部、202は機能選択部、
203はデータ入力制御部、204はソート/セレクト処理
部、205は条件設定部、206はデータ編集部、207は表示
データ抽出部、208は表示データ編集部、209はデータフ
オーマツト設定部、210はデータ格納エリア、211はデー
タフオーマツト格納エリア、212はセレクト処理データ
テーブル、213はソート処理データテーブル、214は印刷
フオーム・項目格納エリア、215は印刷データ抽出部、2
16は印刷データ編集部、217は印刷データ補正部、218は
印刷処理部、219は印刷条件設定部、220は宛名データ処
理部、221は宛名制御部、222は宛名データ更新部、223
は宛名データテーブル、224は宛名データ抽出部を示
す。
先の第1図(1)において、入力装置101からデータ
管理が指示されると、入力制御部102,入力文字識別部10
5,接続部を通して、この第1図(2)のデータ管理処
理部201が起動され、ワードプロセス機能からデータ管
理機能への切換えが行われる。
すなわち、データ管理処理部201では、入力されるデ
ータの流れを切換えるために、接続部を通して先の第
1図(1)の作業状態記憶部114へ指令し、作業状態を
データ管理に変更するよう制御する。
このような動作によつて、以後に入力されるデータ
は、ワードプロセス機能に流れず、全てのデータが、デ
ータ管理機能へ流れ込むように切換えられる。
その後、データ管理処理部201は、機能選択部202を起
動させる。
この機能選択部202の起動により、表示装置128の画面
上に機能選択のメニユーが表示され、ユーザの機能選択
が可能になる。
次の第9図は、データ管理における機能選択メニユー
の一表示例を示す図である。
データ管理の機能選択時には、この第9図に示すよう
に「1〜7」の7つの機能が選択できるようなメニユー
が表示される。
この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装置で
は、これら7つの機能の内、「6」の宛名データ処理を
利用して、宛名データと定型データとを作成する。
理解を容易にするために、最初に、従来と同様の機能
から説明する。
「1」のフオーマツト設定が選択されると、機能選択
部202によつてデータフオーマツト設定部209が起動さ
れ、ユーザによつて設定されたフオーマツトのデータ
が、データフオーマツト格納エリア211に格納される。
第10図は、設定されたフオーマツトのデータが、デー
タフオーマツト格納エリア211に格納された状態の一例
を示す図である。
データフオーマツト、この第10図に示したように、
「項目名」,「長さ」,「項目属性」から構成される。
そして、この第10図の場合には、「項目名」として、
名前,会社,TEL番号,郵便番号,住所,FAX番号,会社住
所,会社TEL番号が入力され、それぞれの項目に対応し
て、「長さ」の欄には、そのデータの長さを示す数値デ
ータが、また、「項目属性」には、それぞれの項目の文
字の大きさを指示する「全角」または「半角」の属性デ
ータが格納される。
このようなフオーマツトの設定が終了すると、再び、
機能選択部202の制御が戻り、画面上には、先の第9図
の機能選択メニユーが表示される。
次の「2」のデータ入力が選択されると、先に設定さ
れたフオーマツト(第10図参照)に沿つた入力画面が表
示される。
第11図は、設定されたフオーマツトによるデータ入力
画面の一例を示す図である。
この第11図では、名前の項目の「山田はなこ」に反転
表示されたブロツクカーソルがあり、この項目にデータ
の入力が可能である。
キー入力されたデータは、第1図(1)の入力装置10
1から文字データ切分け部115を介して接続部を通り、
データ入力制御部203へ伝達される。
データ入力制御部203は、受取つたデータをデータ編
集部206へ転送する。
データ編集部206では、データ格納エリア210に格納さ
れている以前から入力済みのデータと、今回入力された
データとを合成して、再度、データ格納エリア210へ格
納する。
このデータの編集に際しては、先に設定したデータフ
オーマツトを参照することはいうまでもない。
また、このデータ入力に際しては、以前に入力済みの
データや、現在入力されつつあるデータを表示装置128
へ表示させるために、表示データ抽出部207を起動さ
せ、現在のデータのエリアをデータ格納エリア210から
逐次取出し、表示データ編集部208へ伝達して、データ
フオーマツトに沿つて編集した後、接続部を通して第
1図(1)の表示装置128へ送出する。
このような動作を繰返えし、所要のデータの入力が終
了すると、画面は、再び第9図に戻る。
「3」の一覧印刷が選択されると、印刷処理部218が起
動され、印刷条件設定の画面が表示される。
第12図(1)と(2)は、データ管理における印刷条
件設定メニユーの一表示例を示す図である。図面におい
て、長形の枠はブロツクカーソル(反転表示部)を示
す。
この場合の印刷条件は、第12図(1)に示すように、
用紙サイズと用紙方向である。
また、印刷項目設定としては、第12図(2)に示すよ
うに、ユーザが必要とする項目、例えば、名前,会社,T
EL番号,FAX番号等である。
この第12図(1)と(2)の画面は、印刷条件設定部
219によつて設定され、印刷条件の設定後、印刷データ
抽出部215が起動される。
印刷データ抽出部215では、セレクト処理データテー
ブル212,ソート処理データテーブル213の条件データに
沿つて、データ格納エリア210からデータを抽出し、印
刷データ編集部216へ伝達する。
印刷データ編集部216では、伝達されたデータを、デ
ータフオーマツト格納エリア211に格納されているデー
タフオーマツトの形に編集し、印刷データ補正部217へ
伝達する。
この印刷データ補正部217では、先の印刷条件で設定
されたデータの並びに長さ等の情報を、印刷フオーム・
項目格納エリア214から取出しでデータの補正を行い、
接続部を通して先の第1図(1)の印刷データ生成部
135へ転送し、印刷装置139へ出力する。
第13図は、設定された印刷条件によつて印刷された印
刷用紙の一例を示す図である。
先の第10図に示したフオーマツトデータと、第11図に
示したデータ入力画面のように入力されたデータとを、
第12図(1)と(2)に示した印刷条件設定メニユーで
設定された印刷条件によつて印刷すると、この第13図の
ような印刷結果が得られる。
ここで説明した印刷機能は、データ管理のデータの整
理等を行う際に便利なように、一覧表の印刷を行う機能
である。この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装
置が目的の1つとしている宛名印刷のための印刷機能に
ついては、宛名データ処理と関連して後述する。
「4」のソート/セレクトを選択すると、ソート/セ
レクト処理部204が起動され、条件設定部205によつて、
ソート/セレクト条件設定の画面が表示される。
第14図は、ソート条件設定メニユーの一表示例を示す
図である。
この場合のソート条件は、第14図に示すように、ソー
ト項目とソート方法である。
この第14図では、ソート項目に長形の枠で囲まれたブ
ロツクカーソルがあり、必要とする「名前」によつてソ
ートするよう指示されている。なお、ソート方法は昇順
に設定されている。
この第14図の表示状態で、所望のソート条件を設定す
る。
条件設定の後、ソート/セレクト処理部204によつ
て、データ格納エリア210のデータが処理される。
ソートの場合には、ソート処理の結果、すなわちソー
ト順序データが、ソート処理データテーブル213に格納
される。
第15図(1)〜(3)は、ソート処理によるデータの
順序の変更状態の一例を示す図で、(1)は変更前のデ
ータ、(2)はソート条件、(3)はソート処理後のデ
ータを示す図である。
ソート条件として、第15図(2)のように、ソート項
目を郵便番号、ソート方法として昇順を設定すると、第
15図(1)の元データが、第15図(3)のように、郵便
番号の順序で並べ換えられる。
この場合には、同時に、表示データ抽出部207と印刷
データ抽出部215も、このソート処理データテーブル213
の順序データに沿つてデータの抽出を行うので、表示順
序や印刷順序も、第15図(3)に示すような順序に並べ
換えられたデータになる。
セレクトの場合も、操作順序は、基本的に同様であ
り、ソート条件設定メニユーの代りに、セレクト条件設
定のメニユーが表示される。
第16図は、セレクト条件設定メニユーの一表示例を示
す図である。
この場合のセレクト条件は、第16図に示すように、セ
レクト項目,セレクト条件,セレクトキーの3つであ
る。
この第16図では、セレクト項目にブロツクカーソルが
あり、「名前」によつてセレクトするよう指示されてい
る。
また、セレクト条件は、「=」と「≠」と「<」と
「>」の4つで用意されており、数字の場合には数値、
文字の場合にはJISコードの数値、の大小関係によつて
それぞれ指定する。
さらに、セレクトキーの入力には、文字キーあるいは
数字キーによつて、所望の文字や数字を入力する。
第17図(1)〜(4)は、セレクト処理によるデータ
の順序の変更状態の一例を示す図で、(1)は変更前の
データ、(2)はセレクト条件、(3)はセレクト処理
後のデータ、(4)はセレクト処理データテーブル212
の状態を示す図である。
このセレクト処理では、先のソート処理と異なり、セ
レクトの結果によつて抽出されたデータだけが、セレク
ト処理データテーブル212に格納される。
そして、表示に際しては表示データ抽出部207が、ま
た、印刷に際しては印刷データ抽出部215が、このセレ
クト処理データテーブル212のデータに沿つて対象デー
タを抽出することによつて、セレクト順序データが出力
される。
「5」の検索が選択された場合には、検索条件設定の
画面が表示される。
この場合の検索条件は、先のセレクト処理の条件と基
本的に同様であるが、対象データの順序は変更されず、
反転表示のブロツクカーソルが、検索条件で設定された
文字等を含むデータの位置へ移動される(通常は画面ス
クロールも行われる)。
「7」の登録/呼出が選択されると、印刷処理部218
が起動され、登録/呼出の画面が表示される。
この登録/呼出は、外部記憶装置(外部フアイル)へ
の宛名データ等の登録,呼出しを行う機能である。
そして、この登録/呼出の機能によつて、宛名データ
等の目的別分類や、データ量の著しい増大にも容易に対
処することが可能とある。
以上が、従来の文字処理装置と共通する一般的なデー
タ管理の機能である。
すでに述べたように、この発明の文字処理装置のハガ
キデータ制御装置では、「6」の宛名データ処理が付加
されている。
次に、この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装
置が特徴としている宛名データ処理機能について、項を
分けて説明する。
(宛名データ処理機能) 別に提案された発明によつて新設された宛名データ処
理機能は、宛名印刷を行う際に、宛名データをデータ管
理内のデータから抽出して、宛名印刷とリンクする機能
であり、宛名印刷に必要なデータが簡単に抽出できるよ
うに構成されている。
例えば、先の第67図(1)や(2)のような宛名印刷
を行う場合、相手住所,相手郵便番号、相手氏
名,差出人住所,差出人郵便番号,差出人氏名、
の〜のデータが必要である。
また、第68図のような宛名印刷を行う場合には、さら
に、相手会社名,相手会社所属部課名,差出人会
社名,差出人会社所属部課名、の各データも必要であ
る。
これらのデータを、データ管理内のデータから抽出
し、必要なデータのみに絞り込んだ形で、宛名印刷へ継
げる処理が要求される。
データ管理内のデータには、データの項目の他に、多
数の相手先住所等が格納されている。
これらの内、一部の人のデータだけを選び出して宛名
印刷へ伝える機能も、この宛名データ処理機能には用意
されている。
また、データ管理機能で、一度に管理可能なデータ量
には限度があるので、複数のフアイル(外部記憶装置)
によつてバツクアツプして、分割管理する方法も採用で
きる。なお、この場合には、複数の管理データから抽出
を繰返えし、1つの宛名データを作成する機能が必要で
あり、このようなデータ抽出機能も付加されている。
先の第9図に示したデータ管理の機能選択メニユー
で、「6」の宛名データ処理が選択されると、宛名デー
タ処理の指定画面が表示される。
(宛名データ処理:機能の種類と内容) 次の第18図は、宛名データ処理における機能選択メニ
ユーの一表示例を示す図である。
宛名データ処理の機能選択時には、この第18図に示す
ように、「1〜7」の7つの機能が選択可能である。
この第18図の画面の表示状態で、ユーザは、「1〜
7」の項目から所望の機能を選択する。
各機能の内、先のデータ管理と異なる機能は、「1」
のデータ選択と、「2」のフオーマツト選択と、「3」
のデータ比較、および「5」の宛名印刷の4つの機能で
あり、その他の機能は、対象となるデータが宛名データ
となる点で相違するに過ぎない。
まず、「1」のデータ選択は、データ管理のセレクト
処理のソート処理によつて絞られたデータ内、どの人間
(個人)のデータを宛名データとして取出すかを指示す
る機能で、各個人毎に1データとして指定する。
このデータ選択の機能が設けられている理由は、セレ
クトやソート処理を行つて、ある程度絞り込んだデータ
に対して個別に指定する選択方式の方が、検索処理等で
全ての条件を設定して所望のデータを指定する方式より
も、操作が簡単であり、また、データの確認も可能であ
る、という利点があるためである。
次の「2」のフオーマツト選択は、データ管理内のデ
ータフオーマツトの内、どの項目を宛名印刷用データと
して必要とするか、に対応して項目の選択を可能にする
機能である。
先に述べた例でも、相手の勤め先の名称(企業名)が
必要であつたり、不要であつたりするので、利用目的に
応じたデータフオーマツトに絞つておけば、データ量が
多くなつても充分に対応できる。
なお、このデータフオーマツトの絞り込みを行わなく
ても、宛名印刷で処理することは可能である。
「3」のデータ比較は、データ管理内のデータと、宛
名データ内のデータとを比較して、データ管理内のデー
タの内、宛名データにないデータのみを残し、その他の
データは抹消する機能である。
このデータ比較の機能は、以前に作成した宛名データ
の更新を行う際に、極めて有効に作用する。
さらに、「5」の宛名印刷は、ハガキやシール等に印
刷を行う機能で、ハガキの両面に印刷するデータ、すな
わち、宛名データと通信文のデータとの組合せの指定
や、印刷の順序の指定が可能である。この印刷の機能
は、この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装置で
作成されるデータの使用例である。
なお、「7」の登録/呼出を選択すれば、そして、こ
の登録/呼出の機能によつて、外部記憶装置(外部フア
イル)への宛名データの登録,呼出しを行うことができ
る点は、データ管理の場合と同様である。そして、宛名
データ処理の場合には、処理対象とされる宛名データの
目的別分類や、データ量の著しい増大にも容易に対処す
ることが可能となる。
次に、各機能について、具体例を挙げながら説明す
る。
まず、「1」のデータ選択が指定されると、選択項目
を指定する画面が表示される。
第19図は、データ選択時における選択項目設定画面の
一表示例を示す図である。
このデータ選択は、先に説明したように、データ管理
データの個人データ(レコード単位)での選択を行う機
能である。
この第19図の表示画面は、データ選択を行う際のデー
タ表示に関して、どの項目を見ながら行うかを指定する
ための表示である。
そして、この第19図では、名前と郵便番号とを見なが
ら行うように指定されている場合を示している。
この場合の項目名の指定方法も、これまでに説明した
項目名の指定と同様である。
もし、名前だけ見るときは、フアンクシヨン表示エリ
アの「F1削除」の表示に従い、機能キーF1を押下して郵
便番号を抹消すればよい。
また、項目名を変えたいときには、次項目,前項目を
指示して、他の項目、例えば住所等に変更することも可
能である。
なお、最下行の選択基準は、削るものを指示するか、
残すものを指示するかを選択する表示欄である。この第
19図では、削るものを指示する設定になつている。
設定処理が終了すると、画面上には、選択された項目
の宛名データが表示される。
第20図(1)と(2)は、第19図に示したデータ選択
の項目設定によつて表示される画面の一例を示す図で、
(1)は「削除」を選択基準とした場合、(2)は「残
す」を選択基準とした場合である。
この場合の選択キーとしては機能キーF1が割当てられ
ており、現在の機能が「削除」か「残す」かは、画面下
方のフアンクシヨン表示エリアに表示されている。
そして、この機能キーF1による指示は、上方に表示さ
れているデータ中、枠で囲まれたブロツクカーソル(反
転表示部)で指示されたデータに対して作用する。
次の第21図は、第20図(1)の表示状態で削除する機
能キーF1を押下した後の画面の表示例を示す図である。
第20図(1)では、選択基準が「削除」となつている
ので、機能キーF1を押下すると、Noの「1」の部分だけ
が反転して削除対象となつたことを表示し、反転表示部
分はその次のデータ(Noの「2」)へ移動する。
このような操作を繰返えして、各データ毎に削除指示
を行つてデータ選択処理を実行する。
第22図は、第21図の表示状態で削除の機能キーF1を押
した後の画面の表示例を示す図である。
例えば、第21図の表示状態では、Noの「3」のデータ
項目は選択されなかつたので、この第22図のような表示
画面が得られる。
これに対して、先の第20図(2)のように、選択基準
を「残す」として、第22図のような結果を得たいときに
は、枠で囲まれた反転表示部分をNoの「3」の部分へ移
動させればよい。
第23図は、第20図(2)の表示状態で残すの機能キー
F1を押下した後の画面の表示例を示す図である。
この第23図のように、選択基準を「残す」として、No
の「3」を反転表示部分にすれば、先の第22図のよう
に、選択されたデータ項目だけを残すことができる。
このように、作成したいデータ項目の数,換言すれ
ば、指示を行う必要のある項目の数に応じて、「削除」
か「残す」かを任意に選択することができるので、操作
が簡略化されることになる。
以上に述べたような操作によつて、データ管理データ
内の必要な項目を宛名データに取込み、宛名データ内の
不要なデータを抹消すれば、宛名印刷に必要なデータを
作成することができる。
次に、「2」のフオーマツト選択について述べる。
先の第18図に示した機能選択メニユーの表示画面で、
「2」のフオーマツト選択を指定すると、フオーマツト
を指定する画面が表示される。
第24図は、データ選択時におけるフオーマツト設定画
面の一表示例を示す図である。
この第24図に示すように、Noの「1〜8」の各括弧内
には、データ管理データのフオーマツトの項目名が自動
的に表示される。
第25図は、データ管理データの一例を示す図である。
この説明では、データ管理データが、この第25図に示
すように、「名前」,「住所」,「郵便番号」,「TEL
番号」,「会社〕,……のようになつているとする。
この画面上では、先に説明したデータ管理の印刷項目の
指定〔第12図(2)、参照〕のオペレーシヨンで、項目
の削除や順序の入れ換え等を行つて、宛名データに必要
な項目を絞り込む。
例えば、第24図で、枠で囲まれた反転表示部分を
「4」の「TEL番号」まで移動させて、削除の機能キーF
1で指示を行うと、「TEL番号」の項目が削除される。
次の第26図は、第24図の表示画面で「TEL番号」を反
転表示させた状態で、削除の機能キーF1で指示した後の
表示画面の一例を示す図である。
先の第24図で、「4」の「TEL番号」を反転表示させ
て、削除の機能キーF1を押下すると、この第25図に示す
ように、「TEL番号」の項目が削除され、それ以下の各
項目が繰上げられる。
このような操作を繰返えすことによつて、不要項目を
全て削除し、必要な項目だけ残しておく。
例えば、先の第25図のデータ管理データの内、「名
前」,「住所」,「郵便番号」の3項だけを残したとす
る。
次に、必要があれば、これらの各項目の順序の入れ換
えを行う。
第27図(1)〜(3)は、項目順序の入れ換え処理の
状態を示す画面の一例について、その表示例を示す図で
ある。
この第27図(1)の画面で、枠で囲まれた反転表示部
分を「2」の「住所」に合せて次項目の指示を行うと、
第27図(2)に示したように、「住所」が「郵便番号」
に変化する。
次に、反転表示部分を元々の「郵便番号」、すなわち
「3」へ移動させて前項目の指示を行うと、第27図
(3)のように、「住所」に変化する。
このような操作によつて、第27図(3)のように、宛
名データとして必要な項目だけを残すことができ、しか
も、「名前」,「郵便番号」,「住所」のように、所望
の順序に置換えられたフオーマツトを選択することが可
能になる。
第28図は、第25図に示したデータ管理データをフオー
マツト選択した後の宛名データの状態の一例を示す図で
ある。
以上のように、フオーマツト選択機能は、利用目的に
応じてデータフオーマツトを絞り込む機能であり、デー
タ量が多くなつても充分に対応することができるので、
宛名データ処理には、極めて有効な機能である。
さて、先に述べた「1」のデータ選択や、「2」のフ
オーマツト選択を指示することによつて、宛名データは
簡単かつ迅速に作成することが可能である。
要するに、データ管理データ内の必要な項目を宛名デ
ータに取込み、宛名データ内の不要なデータを抹消する
ことによつて、宛名印刷に必要なデータが作成される。
そして、このデータを宛名印刷部へ伝達して宛名印刷
処理を行えば、印刷を行うことも可能である。
ところが、このようにした作成した宛名データは、次
の使用に備えて、メインテナンスすることが必要であ
る。
この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装置で
は、この宛名データのメインテナンス機能として、先に
述べた「3」のデータ比較機能が設けられている。
そのために、宛名データの項目も含めて、全てのデー
タのソースは、データ管理データとする。
このようにしておくことによつて、データの変更によ
る操作は、データ管理機能の利用よつてそのデータを変
更するだけで実現できる。
宛名データの更新は、データ管理データと比較して、
その変更部分だけを再度、宛名データに取込むようにす
る。
先の第18図の画面の表示状態で、「3」のデータ比較
が選択されると、比較する項目名を指定する画面が表示
される。
第29図は、データ比較時における項目名指定画面の一
表示例を示す図である。
この項目名の指定方法は、これまでに説明した項目名
の指定と同様である。
この第29図に示すように、比較項目1の括弧内に所望
の項目名として「名前」を入力し、比較項目2の括弧内
に「住所」を入力すると、「名前」または「住所」のい
ずれかが異なるデータが選択される。
もし、「名前」だけが異なるデータを選択したいとき
は、比較項目2へ反転表示部分を移動させて、この項目
名「住所」を抹消すればよい。
第30図(1)と(2)は、データ比較時におけるデー
タ管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)
はデータ管理データ、(2)は宛名データを示す。
なお、この第30図(1)と(2)では、図面を簡略化
するために、各データエリアには、名前だけが記載され
た状態を図示しているが、実際には、各々のフオーマツ
トで指定された項目が全て格納されており、それらの全
ての項目が移動,削除されることになる。
この第30図(1)と(2)に示すようなデータが各デ
ータエリアに存在しているときに、名前のみでデータ比
較を実行すると、異なるデータがデータ管理側に残る。
第31図(1)と(2)は、先の第30図(1)と(2)
の状態の各データについて、データ比較を実行した結果
得られるデータ管理データと宛名データとの一例を示す
図である。
この第31図(1)に示すように、データ管理データで
は、両データに共通の「山田はなこ」が抹消され、「山
田太郎」と「鈴木次郎」だけが残される。
次の第32図は、データ比較を実行した後の画面の表示
例を示す図である。
データ比較を実行すると、この第32図のような画面が
表示される。
ここで、追加を意味する「Yes」を指示すると、宛名
データにデータ管理内に残つたデータが追加される。
第33図は、宛名データ処理のデータ選択によつて得ら
れる宛名データの一例を示す図である。
すなわち、先の第30図(2)の宛名データには、この
第33図に示すように、「山田太郎」と「鈴木次郎」の宛
名データが追加される。
また、先の第29図の項目名指定画面で、名前と住所と
を指定すれば、データとして同姓同名の宛名データが存
在している場合でも、異なるデータを選択することがで
きる。
第34図(1)と(2)は、データ比較時におけるデー
タ管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)
はデータ管理データ、(2)は宛名データを示す。
次の第35図は、宛名データ処理のデータ選択によつて
得られる宛名データの一例を示す図である。
例えば、第34図(1)と(2)に示すようなデータ管
理データと宛名データとが存在しているとき、上述の宛
名データ処理を行うと、第35図のような宛名データが得
られる。
この場合には、「山田はなこ」のデータが重複してい
るが、住所が異なつているので、先のデータ選択の機能
によつて、異なるデータとされる。
もし、転居の場合であれば、最新のデータに更新する
ことが可能になり、また、同名同性の別人であれば、そ
のまま保持すればよい。
以上のように、この発明の文字処理装置にハガキデー
タ制御装置では、宛名印刷に必要なデータを、宛名印刷
の処理に対応した形でデータ管理内のデータから抽出す
ることができる。
したがつて、その用途、例えば私用の年賀状とか暑中
見舞いとかのような用途に対応して、また、会社等の業
務関係では、ダイレクトメールとか新任や転勤の挨拶状
等のように、宛名印刷の種類に応じて、最適な宛名デー
タを簡単に生成することが可能となり、従来の宛名印刷
機能に比べて高度の処理を行うことができる。
なお、すでに触れたように、この宛名データ処理の操
作性を向上させるために、宛名データ処理の機能とし
て、第18図の機能選択メニユーに示したように、ソート
/セレクト,一覧印刷、外部フアイルへの登録/呼出し
等も可能であるが、この点は、先のデータ管理機能の場
合と同様であるから、詳しい説明は省略する。
(データ管理データと宛名データ) 以上に詳しく説明したように、この発明の文字処理装
置のハガキデータ制御装置では、従来のデータ管理機能
から独立した新たな機能として、別に提案された文字処
理装置の宛名データ処理機能を利用しており、この宛名
データ処理機能によつて、データ管理内のデータから、
宛名印刷に必要なデータを宛名印刷の処理に対応した形
で抽出することができる。
次に、データ管理と宛名のそれぞれのデータの流れ
と、宛名データ処理の機能について、詳しく説明する。
第36図は、データ管理データと宛名データの各データ
の流れを説明するための図である。図面において、11は
データ管理データ、12はそのフオーマツト、13は宛名デ
ータ、14はそのフオーマツト、15はフアイル、16は印刷
装置を示す。
データ管理データは、データ部とフオーマツト部とか
ら構成され、データ管理データ11と、データ管理データ
のフオーマツト12とに、それぞれ格納されている。
同様に、宛名データも、データ部とフオーマツト部と
から構成され、宛名データ13と、宛名データ13のフオー
マツト14とに、それぞれ格納されている。
これらのデータ管理データと宛名データは、外部記憶
装置であるフアイル15に、データ管理データ・フアイ
ル、および宛名データ・フアイルとして、その他の文書
フアイルと共に、外部記憶装置であるフアイル15内に保
持されている。
宛名印刷に際しては、宛名データ処理機能によつて、
データ管理データをフアイル15から呼出し、データ管理
データから必要な項目を指定して宛名データを作成す
る。
その後、宛名データによつて作成されたデータを、デ
ータ管理データと比較して異なるデータを取出し、必要
な修正操作を行うことにより、両者の間に生じる不一致
を解消する。
印刷に際しては、作成した宛名データを印刷装置16へ
出力する。
次の第37図は、第1図(2)の破線で囲んだ部分につ
いて、その詳細な構成の一実施例を示す機能ブロツク図
である。図面において、220は先の第1図(2)と同様
の宛名データ処理部、また、251は機能選択部、252はフ
オーマツト選択処理部、253はソート/セレクト処理
部、254は条件設定部、255は宛名データ格納部、256は
宛名データフオーマツト格納エリア、257はセレクト処
理データテーブル、258はソート処理データテーブル、2
59は印刷フオーム・項目格納エリア、260は表示/印刷
データ抽出部、261は表示データ編集部、262は表示デー
タ項目格納部、263はデータ選択処理部、264はデータ比
較処理部、265はデータ比較部、266は比較項目格納部、
267はデータ追加処理部、268は印刷処理部、269は印刷
条件設定部、270は印刷データ編集部、271は印刷データ
補正部を示す。
第38図(1)〜(3)は、データ管理機能部と宛名デ
ータ処理機能部における処理の流れを示すフローチヤー
トである。図面において、#1〜#65はステツプ、〜
は接続する位置を示す。
先の第9図に示したデータ管理の機能選択メニユーの
画面で「6」の宛名データ処理が選択されると、第1図
(2)のデータ管理の機能選択部202によつて宛名デー
タ処理部220が起動される。
そして、第37図に示すブロツクの動作が開始される。
まず、宛名データ処理部220が起動されると、機能選
択部251に指令して、第18図に示した宛名データ処理の
機能選択メニユーの画面を表示させる。この状態で、第
38図(1)のフローがスタートし、ステツプ#1のよう
に、機能選択画面が表示される。
この表示状態で、機能選択の指示があるまで待機す
る。
指示入力があつた場合(ステツプ#2)、ステツプ#
3で、その指示の内容を判定して各機能の処理部で制御
を移す。
もし、「2」のフオーマツト選択が指示されると、制
御が機能選択部251からフオーマツト選択処理部252へ移
行し、ステツプ#4で、第24図のようなフオーマツト設
定画面を表示する。
まず、宛名データフオーマツト格納エリア256からフ
オーマツトのデータを取出し(ステツプ#5)、もし、
以前に設定されているデータがあれば、そのNoと項目名
のテーブルを作成し、項目名を表示する(ステツプ#5
〜#6,#10〜#11)。
もし、ステツプ#6の判断で、以前に設定されたデー
タがないときは、第24図のフオーマツト設定画面の表示
データの内、括弧内に表示される項目名は、データ管理
機能部のデータフオーマツト格納エリア211〔第1図
(2)、参照〕から取出して、順次表示する(ステツプ
#7〜#9)。
次に、表示データ項目格納部262から取出した反転表
示項目のポインタの情報によつて(ステツプ#12)、第
24図の画面上で、指示された項目を反転表示させ(ステ
ツプ#13)、次のキー操作の入力を待つ(ステツプ#1
4)。
ここで、キー入力があると、そのキーの種別を判断し
(ステツプ#15)、反転表示の上下移動の指示であれ
ば、その指示に対応して、反転表示項目のポインタを変
更して(ステツプ#16)、再び、ステツプ#13に戻る。
キーの種別が、次項目/前項目の指示であれば、反転
表示項目のポインタ部テーブルをアクセスして(ステツ
プ#19)、その項目名を取出してテーブルを更新し(ス
テツプ#20)、先の場合と同様に、ステツプ#13へ戻
る。
キーの種別が、挿入/削除の指示であれば、反転表示
項目のポインタ部のテーブルデータを挿入/削除すると
共に、テーブルデータを並べ換えて(ステツプ#17〜#
18)、ステツプ#13へ戻る。
もし、先のステツプ#15の判断で、キーの種別が終了
キーであれば、反転表示項目のポインタ部テーブルの内
容を、宛名データフオーマツト格納エリア256に格納し
て(ステツプ#21)、接続部からステツプ#1へ戻
り、第18図の宛名データ処理の機能選択メニユーの画面
を表示する。
このような処理によって、フオーマツト指定の制御に
対する処理が進められる。
この点は、先の第26図や第27図(1)〜(3)に関連
して説明した操作に対する処理の場合も同様であり、フ
オーマツト選択処理部252によつて指示された処理を行
い、フオーマツトの決定の指示と同時に、宛名データフ
オーマツト格納エリア256に指定されたフオーマツト
を、また、そのフオーマツトに従つた項目を、データ管
理機能部の表示データ抽出部207〔第1図(2)、参
照〕から取出し(ステツプ#7)、宛名データ格納部25
5に格納する。
このような処理によつて、第25図に示したデータ管理
データから、第28図に示したような、所望項目だけの宛
名データが得られる。このようにして作成された宛名デ
ータが、宛名データ格納部255に格納される。
また、先のステツプ#2で、「1」のデータ選択が指
示されたときは、機能選択部251からデータ選択処理部2
63に制御が移行する。また、フローは、ステツプ#3か
ら接続部に分岐し、第38図(2)のステツプ#21へ進
む。
データ選択処理部263では、ステツプ#21で、第19図
のようなデータ選択の項目設定画面を表示させる。
この第19図の選択項目設定画面で、その表示データの
内、表示項目1,2の括弧内のデータとして、最初の表示
には、宛名データフオーマツト格納エリア256内の第1
番目と第2番目の項目名を表示する。
そして、すでに表示項目の指定がある場合には、表示
データ項目格納部262に格納されている以前の指定項目
を表示する(ステツプ#23〜#25)。すなわち、表示デ
ータ項目格納部262から表示項目を取出して、選択基準
テーブルを作成し、反転ポインタをリセツトする。
また、選択基準の表示についても、表示データ項目格
納部262に格納されているデータによつて、どちらか一
方の項目を反転表示する。
次に、条件に沿つた項目(表示項目1,2)を宛名デー
タ格納部255から順次取出し、表示データ編集部261を介
して、第20図(1)や(2)のように、画面上に表示す
る。
このようにして、第19図のデータ選択の可変項目が表
示される(ステツプ#26)。
そして、ユーザの各項目の指定処理に対しては、デー
タ選択処理部263によつて処理を行い、設定と同時に、
設定された条件を表示データ項目格納部262に格納す
る。
キー操作があれば(ステツプ#27)、キーの種別を判
断して、反転ポインタの更新を行う(ステツプ#28〜#
30)。
終了キーのときは、反転ポインタとデータポインタを
リセツトし(ステツプ#31〜#32)、データポインタに
より宛名データを取出してデータテーブルを作成する
(ステツプ#33)。
その後、表示項目に基いてデータをマスク処理して表
示データを作成し、第20図(1)や(2)のような画面
を表示する(ステツプ#34〜#35)。
この場合に、第20図(1)の枠で囲んだ反転表示部の
表示では、先のデータ選択処理部263の処理において、
宛名データ格納部255から抽出した個数を「max」とする
ポインタを構成し、反転表示部の移動に合せてポインタ
を増減させる。
そして、指定されたNoに対しては。そのポインタ値を
表示データ項目格納部262に格納しておくことによつ
て、その指定データが判断できるようにしている。
表示データ項目格納部262の指定されたポインタ値
は、先のデータの表示の際、同時に表示データ編集部26
1に伝達され、そのNoの部分の反転表示を行う。
各データの指定の終了が指示されると、表示データ項
目格納部262のポインタ値を参照して、宛名データ格納
部255のデータを更新する。
第38図(2)のフローでは、ステツプ#37〜#42の処
理が行われる。
ステツプ#38の判断で、終了キーが入力されたとき
は、基準データについて判断する(ステツプ#43)。
もし、削除であれば、データテーブルのマーク部の宛
名データを削除し(ステツプ#44)、残すであれば、デ
ータテーブルのマーク部以外の宛名データを削除する
(ステツプ#45)。
更新後のデータの表示は、表示/印刷データ抽出部26
0によつて宛名データ格納部255のデータを順次呼出し、
表示データ編集部261を通して、第22図のように画面上
に表示する。
また、先のステツプ#2で、「3」のデータ比較が選
択された場合には、先のデータ選択時のデータ選択処理
部263の代りに、データ比較処理部264に制御が移る。フ
ローは、ステツプ#3から接続部に分岐し、第38図
(3)に移る。
このデータ比較処理部264によつて、第29図に示した
ようなデータ比較の項目名指定の画面が表示される(ス
テツプ#46)。
この場合にも、以前に比較項目の指定があれば、比較
項目格納部266から比較項目データを取出して、比較項
目1の括弧内に表示する(ステツプ#47〜#48)。
比較項目の指定がなければ、宛名データフオーマツト
格納エリア256の先頭2項目を順次表示する。
第29図のデータ比較の項目名指定の画面上で、指示さ
れた比較項目名を反転表示して、次のキー操作の入力を
待つ(ステツプ#48)。
ここで、キー入力があると、そのキーの種別を判断し
(ステツプ#49〜#50)、反転表示の上下移動の指示で
あれば、その指示に対応して、反転表示項目のポインタ
を変更して(ステツプ#51)、再び、ステツプ#48に戻
る。
キーの種別が、次項目/前項目の指示であれば、比較
項目のポインタ部テーブルをアクセスして、その比較項
目を取出してテーブルを更新すると共に、表示項目名を
更新し(ステツプ#52〜#53)、先の場合と同様に、ス
テツプ#48へ戻る。
もし、先のステツプ#50の判断で、キーの種別が終了
キーであれば、宛名データのポインタをリセットし、デ
ータ管理のポインタもリセットして(ステツプ#54〜#
55)、宛名データとデータ管理データについて、指定さ
れた項目を比較する(ステツプ#56)。
第37図のブロツク図では、データ比較処理部264にお
いて比較項目の処理を行つた後、項目の設定を終了する
と、設定された比較項目データを比較項目格納部266に
格納して、データ比較部265を起動させる。
データ比較部265では、データ管理機能部の表示デー
タ抽出部207によつてデータ格納エリア210〔第1図
(2)、参照〕からデータを順次取出し、、宛名データ
処理部の表示/印刷データ抽出部260(第37図)によつ
て、取出された宛名データ格納部255の宛名データと順
次比較する。この場合には、比較項目格納部266を参照
して、指定された比較項目のデータのみを比較する。
もし、両者が一致していれば、データ管理データのデ
ータを抹消し(ステツプ#57)、両者が不一致であれ
ば、データ管理のポインタをアツプする(ステツプ#5
8)。
ステツプ#59で、処理が終了したか否か判断し、未だ
終了していなければ、ステツプ#56へ戻つて、同様の処
理を繰返えす。
ステツプ#59の判断で、処理が終了しているときは、
宛名データのポンイタをアツプして(ステツプ#60)、
再び、処理が終了したか否か判断する(ステツプ#6
1)。
もし、未だ終了していなければ、ステツプ#56へ戻つ
て、同様の処理を繰返えす。
ブロツク図では、両者を比較した結果、一致している
ときは、データ管理内のデータ格納エリア210〔第1図
(2)、参照〕の該当データを抹消する。
不一致のときは、データ管理内のデータ格納エリア21
0から取出したデータを、データ追加処理部267に伝達す
る。
データ追加処理部267では、伝達されたデータを一時
保存する。
このような処理を、データ管理内のデータ格納エリア
210の最終データまで、順次繰返えす。
ステツプ#61の判断で、処理が終了しているときは、
ステツプ#62で、データ管理データを画面上に表示して
(第32図、参照)、宛名データに追加するか否かをキー
入力を待つ。
以上の処理によつてデータ比較が終了すると、第32図
のように、データ管理データと宛名データとの間で、不
一致のデータが画面上に表示される。
この第32図に表示される内容は、先のデータ比較の処
理において、データ追加処理部267に一時保存されたデ
ータである。
この状態で、キー操作があれば(ステツプ#63)、そ
の内容を判断し(ステツプ#64)、宛名データに追加す
る旨の指示のときは、宛名データにデータ管理データを
追加する(ステツプ#65)。
例えば、第32図の表示状態で、「Yes」が選択される
と、データ追加処理部267に一時保存されたデータが、
宛名データ格納部255に追加される。
もし、宛名データに追加しない旨の指示であれば、接
続部から第38図(1)のステツプ#1へ戻り、再び、
宛名データ処理の機能選択メニユーを表示する(第18
図、参照)。
このような処理によつて、データ管理データと宛名デ
ータとの間での不一致がなくなり、正確な宛名データが
得られる。
別に提案された発明の文字処理装置では、データ管理
の信頼性、具体的には、保持しているデータの内容の正
確さを高めるために、全てのデータを、データ管理デー
タ中の一元化されたデータとして管理する。
そして、第67図(1)や(2)の印刷例と、第68図の
印刷例のように、異なる形態のデータによる印刷に際し
て、従来例のように、それぞれの印刷に使用するデータ
を二重に保有することなく、使用目的に応じて、このデ
ータ管理データ中の一元化されたデータを、それぞれの
形態に対応して宛名印刷用のデータとして取出すことに
よつて、印刷データを作成する。
この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装置で
は、宛名データ処理によつて作成されたデータを、宛名
印刷に使用する。
この宛名印刷処理は、この発明の文字処理装置のハガ
キデータ制御装置の応用例である。その詳細について
は、項を改めて説明する。
(宛名データ処理:機能の種類) 宛名印刷は、第25図に示したデータ管理データの中か
ら、例えば、「名前」,「住所」,「郵便番号」だけを
取出して宛名データを作成した後、この宛名データを使
用して印刷処理を行うことにより、第67図(1)や
(2)のような印刷結果を得る処理である。
同様に、データ管理データの中に会社名,所属名等の
データ項目が存在している場合に、宛名データとして、
例えば、「名前」,「会社住所」,「会社所属名」,
「会社郵便番号」を取出して宛名データを作成すれば、
第68図のような印刷結果が得られる。
前項で述べた宛名データ処理によつて、宛名印刷用の
データを作成した後、先の第18図に示した宛名データ処
理の機能選択メニユーの表示画面で、「5」の宛名印刷
を選択すると、宛名印刷の選択メニユーが画面表示され
る。
第39図は、宛名印刷処理における処理メニユーの一表
示例を示す図である。
宛名印刷処理の選択時には、この第39図に示すよう
に、「1〜5」の5つの機能が選択可能である。
この第39図の画面の表示状態で、ユーザは、「1〜
5」の項目から所望の項目を指定する。
まず、「1」の差出人データ入力が選択されると、差
出人データの入力画面が表示される。
第40図(1)と(2)は、それぞれ宛名印刷処理にお
ける差出人データの入力画面の表示例を示す図である。
この第40図(1)の入力画面に表示される項目は、先
の宛名データ処理によつて宛名データフオーマツト格納
エリア256(第37図)に設定されている項目である。
したがつて、宛名データフオーマツト格納エリア256
に設定されている項目の数が少ないときは、第40図
(2)のような入力画面が表示されることになる。
この第40図(1)や(2)に示した差出人データの入
力画面の表示状態で、各項目に沿つて、差出人となるデ
ータを入力する。
この入力操作によつて入力されたデータが、宛名印刷
の際に、差出人のデータ部分に印刷されることになる。
また、第39図の入力画面で、「2」の宛名フオーム指
定を選択すると、宛名フオーム指定の入力画面が表示さ
れる。
第41図は、宛名印刷処理における宛名フオーム指定の
入力画面の一表示例を示す図である。
この第41図に示す宛名フオーム指定の入力画面は、宛
名印刷の媒体を指定する画面で、媒体毎に宛名データの
フオームが異なる。この第41図では、ハガキと宛名シー
ルとの選択が可能な場合を示している。
ここでは、「1」のハガキを選択した場合について説
明する。
ハガキが選択されると、ハガキ用の宛名フオームの入
力画面が表示される。
第42図は、宛名フオーム指定でハガキを選択した場合
について、その宛名データフオーマツト指定の入力画面
の一表示例を示す図である。図面において、〜は項
目を示す。
先の第41図に示した宛名フオーム指定で、宛名印刷の
媒体としてハガキを指定すると、この第42図のような、
宛名データフオーマツト指定の入力画面が表示される。
この第42図の画面では、その右側に、宛名フオームの
一般形が表示されており、その左側には、宛名データフ
オーマツトのどの項目を右側のどの位置に印字するか指
定できるように表示される。
この画面の指定方法には、項目の選択方式が採用さ
れ、次項目/前項目の指示によつて、宛名データフオー
マツトの項目の次/前の選択が可能である。
項目の場合には、2項目を連続したデータとして印
刷できるよう指示することが可能である。
また、項目は、システム側から発生される敬称を選
択する項目で、この第42図では、枠で囲まれている
「様」の位置に反転表示部がある状態を示している。
項目〜は、差出人用の項目で、宛先のデータと同
様に、選択が可能である。
この第42図のように宛名データフオーマツトを入力す
ると、先の第68図のような印刷が得られる。
次に第43図は、ハガキの宛名データフオーマツト指定
の入力画面について、他の一例を示す図である。図面に
おける符号は、第42図と同様である。
この第43図のように、項目〜をそれぞれ指定する
と、先の第67図(1)や(2)のように、いわゆる私用
のハガキの宛名(表面に印刷するデータ)が作成され、
このデータを用いて宛名を印刷することができる。
次に、第39図の入力画面で、「3」の定型データ入力
を選択すると、ワードプロセツサの編集画面と同様の画
面が左側に表示され、その右側には、ハガキのレイアウ
トが表示される。
この定型データの入力は、ハガキの裏面に印刷するデ
ータ(通信文)を作成する処理であり、この場合には、
1単位毎の定型データを5種類分作成することが可能で
ある。
第44図は、宛名印刷処理における定型データの入力画
面の一表示例を示す図である。
定型データの入力に際しては、この第44図に示すよう
な画面が表示されるので、画面の左側で、入力された文
字列を、右側レイアウトでその位置を、即剤に確認する
ことができる。
なお、この第44図の画面表示や入力処理は、ワードプ
ロセス機能で説明した各処理部の機能を利用すると共
に、書式情報をハガキ縦書とし、また、データの格納先
を、宛名印刷の制御部に設けられた定型データ格納エリ
ア324〔後出の第1図(3)、参照〕とすることによつ
て容易に実現することができる。
すなわち、この第44図のような入力画面の処理では、
先に第1図(1)に関連して説明したワードプロセス機
能部とほとんど共通の機能が使用される。
先の第44図では、定型データ1に「謹賀新年」の拡大
文字列を入力した例を示している。
この第44図の画面では、機能キーF1〜F5が定型データ
の選択に割当てられており、対応する定型データを選択
することできる。また、画像データを入力することがで
きるように、指示手段として、機能キーF8が割当てられ
ている。
例えば、この第44図の画面で、定型データ4に画像デ
ータを格納したいときは、まず、機能キーF4により定型
データ4をセレクトし、次に、機能キーF8によつて、画
像データの入力を指示する。
その後、スキヤナ〔後出の第1図(3)のスキヤナ装
置322、参照〕を操作して所望の画像を読取らせればよ
い。
第45図(1)〜(3)は、画像データを定型データと
して入力する場合の処理を説明するために画面の一表示
例を示す図である。
定型データ4をセレクトし、画像データの入力を指示
した後、スキヤナ操作で所望の画像を読取らせると、こ
の第45図(1)のような画面が表示される。
画像の読取りが終了した後、カーソル移動キー等によ
つて画像の位置を微調整すると、画面は第45図(2)の
ように変化する。
このような操作を繰返えして、画像位置を右方向へ移
動させると、例えば、第45図(3)のような画面が得ら
れる。
この第45図(3)の状態で、定型データ4の格納エリ
ア〔後出の第1図(3)定型データ格納エリア324の
「4」〕に格納すれば、以後は、この画像データを定型
データとして利用することができる。
以上のような操作によつて、この発明の文字処理装置
のハガキデータ制御装置では、所望の文字列や画像のデ
ータを、定型データ1〜5として予め入力しておく。す
でに触れたように、これらの定型データは、ハガキの裏
面に印刷するデータであり、単独でも、また、複数の定
型データを組合せて使用することもできる。
どのデータを組合せて印刷するか、の指定は次に述べ
る定型データの指定によつて行われる。
先の第39図の入力画面で、「4」の定型データ指定を
選択すると、定型データ指定の入力画面が表示される。
この定型データの指定は、先に述べた「3」の定型デ
ータの入力操作によつて、予め定型データ毎に所定の格
納エリアに格納されている定型データを、どの宛名と組
合せて印刷するか、についての指定する操作である。
第46図は、宛名印刷処理における定型データ指定の入
力画面の一表示例を示す図である。
定型データの指定では、定型データの組合せの指定を
行う際に、操作ミスの発生を防止するため、この第46図
に示すように、先頭行と次の第2行目とに「表示項目1,
2」を入力することができる。
この表示項目1,2は、ユーザが、どの表示項目を見な
がら定型データを指定するかについて、所望の項目を選
択することができる。この第46図では、先に述べた宛名
データフオーマツトの項目指定と同様の方法で、表示さ
せたい項目名として「名前」が入力された状態を示して
いる。
また、この第46図の定型データ指定の入力画面には、
組合せの指定操作を簡略化するために、画面の下方に、
省略形を指定する項目が表示される。
この省略形の入力は、先に述べた例えば5種類の定型
データ「1〜5」について、各宛先毎に、その定型デー
タの基本的な組合せを指定する項目である。
この表示例では、現在、定型「1」(定型データ1に
対する指示項目)が反転表示されており、この定型デー
タを印刷するか否かの指定が可能である。
ユーザは、各定型データ毎に、印刷する/しないを指
定する。すなわち、定型1〜5の番号部分の反転表示
を、左右移動キーの操作によつて変更したい個所へ移動
させ、その定型データを印刷するか否かについて、する
/しないを指定する。
なお、この第46図の定型データ指定の入力画面は、先
の第25図に示したような宛名データとして作成された
「名前」の全てに対する指定であり、最も多く使用した
い組合せを指定する操作に過ぎない。
個々の宛名毎に、定型データの組合せを変更する操作
については、次に述べる指定方法が用意されている。
すなわち、第46図のような設定が終了すると、実際
に、各宛名毎に、定型データの組合せを指定する画面が
表示される。
第47図は、第46図に示した定型データ指定の入力画面
で指定された組合せによつて得られる定型データの一表
示例を示す図である。
この第47図の画面で、最初の項目であるNoは自動的に
表示されるが、次の項目に「名前」は、先の第46図の指
定画面で、表示項目1として設定された項目である。
先の第46図の場合は、表示項目2の指定はないので、
「名前」の次に「定型データ1〜5」の指定内容が表示
され、その組合せも、定型1,4が印刷するで、その他は
印刷しない、と表示される。
この組合せは、省略形の指定を変更することによつ
て、簡単に変更することができる。
先の第47図の画面では、Noが「1」の名前の定型デー
タは、「1」と「4」とを組合せて印刷する指定になつ
ている。
このように、最初の表示では、先の第46図で指定され
た省略形に、全てのデータがセツトされている。
この場合に、例えば、Noが「1」の名前について、定
型データ2を追加したいときは、反転表示部分を、Noが
「1」の名前の「定型データ2」へ移動させて、現在の
「しない」を「する」に変更すればよい。
このような省略形の指定操作によつて、各名前毎に、
鵜印刷する定型データの組合せを簡単に変更することが
できる。
第48図は、第47図に示した省略形指定の入力画面で変
更された定型データの組合せの一表示例を示す図であ
る。
先の操作によつて、Noが「1」の名前については、定
型データ1,2,4を印刷する指定が行われる。
組合せが指定されると、次に、これらの宛名データと
定型データとを使用して印刷を行うことになる。印刷処
理については、次項で説明する。
(宛名データ処理:宛名と定型データの準備) 宛名データ処理の印刷処理では、最初に、表面と裏面
とに印刷するデータを準備し、次に、これらにデータを
用いて、印刷動作を行う。
先の第39図の入力画面で、「5」の印刷を選択する
と、印刷順序指定の入力画面が表示される。
第49図は、宛名印刷処理における印刷順序指定の入力
画面の一表示例を示す図である。
この第49図に示す印刷順序指定の入力画面は、先に設
定した宛名データを使用するハガキの表面の印刷と、定
型データで指定したハガキの裏面の印刷とを、どのよう
な順序で行うかについて指定する画面である。
この場合のハガキの印刷枚数は、宛名印刷用として用
意したデータの数、すなわち、宛名データと数と、各宛
名毎に定型データ指定の省略形によつて指定された裏面
用のデータの数との和である。
印刷順序は、このデータの総数と同じ回数の印刷に際
し、第1の順序方式として、最初に全てのハガキの表面
を印刷した後、まとめて裏面を印刷する方式、あるい
は、第2の順序方式として、その逆の順序で印刷する方
式、さらに、第3の順序方式として、宛名データ毎に、
表面と裏面の順序で印刷する方式、あるいは、第4の順
序方式として、その逆の順序で印刷する方式の4種類に
ついて、ユーザの都合に合せてその順序を選択・指定す
る操作である。
次に、カラー印刷についての指定を行う。
一般に、熱転写型の印刷装置では、転写リボンのイン
クを3原色に限定しておき、その混合によつて多色印刷
を行う装置も、すでに用いられている。
しかし、この従来の印刷装置では、リボンの使用量が
多くなるので、リボンコストが大幅にアツプする、とい
う不都合がある。
これに対して、各色毎の専用リボンを使用する従来の
印刷装置の場合には、1色の印字動作では、リボンを1
回使用するだけで済むので、結果的にはリボンのコスト
が安くなる。
そこで、この発明の文字処理装置のハガキデータ印刷
装置では、表面データと裏面データとを指定した後に行
う印刷処理において、各色毎の専用リボンを使用して印
刷を行う後者の方法について説明する。
先の印刷順序の指定が終了すると、画面は、使用する
リボンの色を指定するための印刷カラーの入力画面に変
化される。
第50図(1)と(2)は、宛名印刷処理における印刷
カラー指定の入力画面の一表示例を示す図である。
この第50図(1)と(2)に示す印刷カラー指定の入
力画面は、各定型データ毎にカラーまたは黒を指定する
画面であり、通常は、第50図(1)に示すように、全て
の定型データが黒に指定されている。
もし、いずれかの定型データをカラーで印刷したいと
きは、反転表示部を移動させて、カラーに変更すればよ
い。
例えば、定型データ4をカラーで印刷したい場合に
は、第50図(2)のように、「定型データ4」へ反転表
示部を移動させて、カラーの指示を行う。
この第50図(2)で、特に個々の色の指定を行わず、
単にカラーとだけ表示している理由は、専用のリボンの
交換が、自動的に実行されるのでなくて、その都度、ユ
ーザがリボン交換を行うからである。
したがつて、どの色にするかは、印刷時に、ユーザが
選択してセツトしたリボンの色で決定される。
以上の操作によつて、カラーの指定が終了すると、最
初の印刷動作を実行することになる。
ここでは、一例として、次の第51図(1)〜(8)の
ように、それぞれの指定項目が設定されている場合につ
いて説明する。
第51図(1)〜(8)は、印刷動作における各指定項
目の一例を示す図で、(1)は宛名データ、(2)は差
出人データ、(3)は宛名フオーム、(4)は定型デー
タ1、(5)は定型データ2、(6)は定型データ3、
(7)は定型データ4、(8)は定型データの指定状態
を示す。
この実施例では、宛名データが第51図(1)のように
2つで、差出人データは第51図(2)のように1人であ
る。
また、宛名フオームは、第51図(3)のように設定さ
れている(先の第43図と同様)。
さらに、通信文としては、第51図(4)のような文字
例からなる定型データ1と、同じく文字列からなる第51
図(5)の定型データ2、さらに、画像データからなる
第51図(6)の定型データ3、および、同じく画像デー
タの第51図(7)の定型データ4、の計4つのデータが
用意されている。
そして、これらの定型データ1〜4は、第51図(8)
に示したように指定されている。すなわち、宛名のNo
「1」の「鈴木次郎」では、定型データ1,2,4を印刷
し、No「2」の「山田太郎」では、定型データ1,2を印
刷するように項目が指定されている。
なお、印刷順序(第49図、参照)は、「表全て→裏全
て」が選択されており、最初に全てのハガキの表面を印
刷した後、まとめて裏面を印刷する場合とする。
このように印刷項目と印刷順序が設定された場合に
は、次の第52図(1)〜(4)に示すような順序で印刷
が行われる。
第52図(1)〜(8)は、印刷順序を説明する図で、
(1)〜(4)はハガキの印刷状態、(5)〜(8)は
それぞれ(1)〜(4)の印刷時における画面の表示例
を示す。
最初に、第52図(1)のように、宛名のNoが「1」の
「鈴木次郎」の宛名データをハガキの表面に印刷する。
この状態では、第52図(5)のような画面が表示され
て、ユーザに、現在ハガキの表面に、「鈴木次郎」の宛
名データを印刷中である旨を知らせる。
次に、第52図(2)のように、宛名のNo「2」の「山
田太郎」の印刷が行われて、ハガキ表面の印刷が終了す
る。画面上には、第52図(6)のように表示される。
その後、ハガキの裏面の印刷に移り、第52図(3)の
ように、宛名のNo「1」の「鈴木次郎」の定型データ1,
2,4が印刷される。画面上には、第52図(7)のよう
に、現在、「鈴木次郎」のハガキの裏面に印刷中である
旨が表示される。
最後に、第52図(4)のように、宛名のNoが「2」の
「山田太郎」の定型データ1,2が、ハガキの裏面に印刷
され、また、第52図(8)のような画面が表示される。
ここで、第52図(5)〜(8)の画面に表示される内
容は、定型データ指定の際に、画面表示するように指定
された表示項目である。
また、カラーの指定が行われた場合には、まず、黒の
部分を印刷し、次に、カラー部分を印刷する。
第53図(1)〜(5)は、カラー印刷が指定された場
合の印刷の順序を説明する図で、(1)と(2)はハガ
キの印刷状態、(3)〜(5)はそれぞれ(1)と
(2)の印刷時の画面の表示例を示す。
通常、カラーの指定は、ハガキの裏面の印刷に対して
行われる。
そこで、一例として、先の宛名のNoが「1」の「鈴木
次郎」の印刷動作に際して、裏面に定型データ1,2,4を
印刷する場合について説明する。なお、カラーの指定
は、定型データ4に対して行われているとする〔第50図
(2)、参照〕。
最初に、第53図(1)のように、定型データ1と2
が、黒で印刷される。画面上には、第53図(3)のよう
に表示される。
定型データ1と2の印刷が終了すると、画面上には、
第53図(4)のように、リボン交換を要求するメツセー
ジが表示される。
ここで、ユーザが、所望のカラーのリボンを選択して
交換し、リボン交換の終了を指示すると、画面は第53図
(5)のように変化し、第53図(2)のようなカラーの
印刷が行われる。
以上のように、この発明の文字処理装置のハガキデー
タ制御装置では、別に提案された文字処理装置で新設さ
れた宛名データ処理機能によつて作成された宛名データ
を利用し、また、別に用意された裏面用のデータを使用
して、ハガキの両面に、簡単かつ迅速に印刷を行うこと
ができる。
次に、この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装
置による宛名データ処理機能の他の実施例として、通信
文の印刷に際し、宛名人に対応した個性のある文字列を
挿入する機能について説明する。
これまでの実施例では、特に断わらなかつたが、定型
データ1〜5は、全て同じ種類のデータ(いずれも同列
のデータで、処理対象として均等のデータ)として処理
される場合である。
これから説明する実施例では、複数の定型データの
内、特定のデータ、例えば定型データ5を、先に説明し
たような通常の定型データ1〜4と異なる印刷動作が行
えるように制御する。なお、定型データの個数は、必ず
しも5つに限定されることは必要でなく、また、異なる
処理を行う対象データを、最終の定型データにすること
も、1個に限定する必要もないから、この説明は一例に
過ぎない。
この印刷制御では、先の第46図の定型データの指定画
面で、宛名のNoのいずれかについて、定型データ5を印
刷する指定が行われた場合、印刷動作中に一旦印刷を停
止させ、この定型データ5の印刷開始前に、この定型デ
ータ5に対して新たなデータの入力,削除等の編集が行
えるようにしている。
このような制御を行えば、相手先に対応した個有の内
容の文書を、宛名データ単位で、ハガキの裏面に印刷す
ることが可能となる。
したがつて、従来の画一的で事務的な印刷に不満を抱
いていたユーザも、この新設された宛名データ処理機能
を充分に活用することによつて、バリエーシヨンに豊ん
だ内容に通信文を作成することが可能になる。
第54図は、印刷動作中に一旦印刷を停止させる印刷制
御における定型データ指定画面の一表示例を示す図であ
る。
次の第55図は、第54図の定型データ指定画面において
定型データ5を指定したとき、定型データ5の印刷を開
始する直前に表示される編集画面の一例を示す図であ
る。
例えば、第54図の定型データの指定画面において、宛
名のNo「1」の「鈴木次郎」の項目に定型データ「5」
を印刷する旨を指定すると、印刷動作中に、宛名のNo
「1」の裏面に定型データ1,4の処理が終り、定型デー
タ5を印刷する直前の状態で、印刷動作が停止される。
そして、画面上には、第55図のような編集画面が表示
される。
この第55図の編集画面は、先の第44図に示した定型デ
ータの入力画面と同じ画面であり、そのレイアウト部分
に、これから印刷される定型データ5が表示される。
なお、第55図の画面の場合には、同時に、その下方
に、宛名データの項目として「鈴木次郎」と表示される
ので、ユーザは、この表示によつてこれから印刷される
データの宛先を正確に判断することができる。
この第55図の表示状態で、通常の編集操作によつて、
カーソルを移動させながら必要とする位置に所望の文字
列を入力すると、左方の編集画面に、その文字列が表示
される。
第56図は、第55図の編集画面で文字列を入力した状態
の一例を示す図である。
編集操作を行つて、第55図の画面に文字列を入力する
と、この第56図のように、左方の編集画面部に文字列が
入力され、同時に、右方のレイアウト部分にも、同じ文
字列が入力されて、他のデータと共に表示される。
編集操作が終了し、印刷開始を指令すると、再開され
た印刷動作によつて、この第56図のレイアウト部分に表
示されたデータと同じデータが、ハガキの裏面に印刷さ
れる。
なお、この場合に、先に表示されていた他のデータに
カラーの指定が行われていたときは、レイアウトの表示
に際して、カラーの指定を無視し、項目指定で指定され
た全てのデータがオア処理されて出力される。
すなわち、表示画面上では、カラーの表示は行われ
ず、印刷動作のときに、黒部分とカラー部分とのデータ
が分離され、先に述べたように、リボンの交換によつて
カラー印刷が行われる。
以上のように、この発明の文字処理装置のハガキデー
タ制御装置では、宛名データ処理機能を利用して、デー
タ管理データに基く宛名データの作成、通信文として定
型データの作成、および、作成された宛名データと通信
文用定型データとによる印刷を、正確かつ容易に実行す
ることが可能となる。
次に、このような宛名データ処理機能による印刷動作
を行うための構成について説明する。
(宛名データ処理機能:印刷制御) 第1図(3)は、この発明の文字処理装置のハガキデ
ータ制御装置における宛名印刷制御機能部について、そ
の要部構成の一実施例を示す機能ブロツク図である。図
面において、301は宛名印刷処理部、302は差出人データ
処理部、303は差出人データ格納部、304は宛名フオーム
指定部、305は宛名フオームテーブル、306は宛名フオー
ム設定部、307はフオーム格納部、308は定型データ入力
制御部、309は入力データ編集部、310はレイアウト表示
生成部、311は表示データ生成部、312は定型データ指定
制御部、313は条件設定処理部、314はデータ指定処理
部、315は表示データ生成部、316は表示項目格納部、31
7は省略形格納部、318は定型データ指定格納部、319は
画像表示データ生成部、320は画像入力処理部、321はス
キヤナ入力制御部、322はスキヤナ装置、323は定型デー
タ指定部、324は定型データ格納エリア、325はデータ合
成処理部、326は印刷制御部、327は印刷条件設定部、32
8は印刷順序データ格納部、329はリボン色データ格納
部、330は印刷順制御部、331は宛名データ表示制御部、
332は表面印刷制御部、333は裏面印刷制御部、334は印
刷データ合成部を示す。
第57図(1)〜(6)は、この発明の文字処理装置の
ハガキデータ制御装置において、宛名印刷処理機能部に
おける処理の流れを示すフローチヤートである。図面に
おいて、#101〜#539はステツプ、〜は接続する位
置を示す。
先の第1図(1)において、入力装置101から宛名印
刷の起動が指示されると、入力制御部102,入力文字識別
部105,接続部を通して、この第1図(3)の宛名印刷
処理部301が起動される。また、第57図(1)のフロー
がスタートする。
そして、先に説明したデータ管理機能の場合と同様
に、入力データの流れを、ワードプロセス機能から宛名
印刷処理機能に切換えるために、宛名印刷処理部301か
ら接続部を通して第1図(1)の作業状態記憶部114
へ指令し、作業状態を宛名印刷を意味するデータに書換
えると共に、表示装置128の画面上に、第39図に示した
宛名印刷の機能選択画面を表示させる(ステツプ#10
1)。
この第39図の画面の表示状態で、番号選択のキー入力
があるまで待機する。
ここで、番号が選択されると(ステツプ#102)、対
応する機能処理部へ分岐して、各処理を行う(ステツプ
#103)。
例えば、「1」の差出人データ入力が選択されると、
差出人データ処理部302が起動され、以後の入力データ
がこの第1図(3)の宛名印刷制御部へ流れ込むように
切換えられる。
差出人データ処理部302では、第37図に示した宛名デ
ータフオーマツト格納エリア256から各項目名を取出し
て、第40図(1)や(2)のような差出人データの入力
画面を表示する(ステツプ#104〜#105)。
次にデータの入力が行われると、第1図(1)の入力
装置101から文字データ切分け部115を介して接続部を
通じて、差出人データ処理部302へ入力され、差出人デ
ータ処理部302内の文字列バツフアに一旦格納される
(ステツプ#106〜#112)。
入力データの全ての入力操作が終了した旨の指示があ
ると(ステツプ#109の判断)、一旦文字列バツフアに
格納されていたデータ、および先に取出した宛名データ
フオーマツトのデータとを合せて、差出人データ格納部
303に格納する。
第58図は、差出人データ格納部303内におけるデータ
フオーマツトの一例を示す図である。
差出人データ格納部303には、この第58図に示すよう
に、最初に、フオーマツトデータレングスと、項目名,
長さ,属性の情報等が格納され、次に、文字データレン
グス、第1項目データ、セパレータ等の情報が格納され
る。
以上の操作によつて、差出人データの入力が終了し、
宛名印刷処理部301は、再び、第39図の画面が表示され
た状態で、番号選択のキー入力を待つ(ステツプ#10
1)。
ここで、「2」の宛名フオーム指定が選択された場合
には、宛名フオーム指定部304が起動され、第41図に示
したような宛名フオーム指定の画面が表示される。フロ
ーは、第57図(1)のステツプ#103から接続部へ分
岐し、第57図(2)のステツプ#201へ進む。
この実施例では、ハガキの場合について説明している
ので、「1」のハガキを指定する(ステツプ#202)。
「1」のハガキが選択されると、宛名フオーム指定部
304は、宛名フオームテーブル305からハガキ用のデータ
を取出し、そのデータを宛名フオーム設定部306に伝達
する。
宛名フオーム設定部306では、伝達されたデータに基
いて、先の第42図に示した宛名フオーム設定の入力画面
の表示データを作成し、表示装置128へ出力する(ステ
ツプ#203〜#204)。
この第42図で、各項目〜の括弧内のデータ表示エ
リアには、それ以前に宛名フオームが設定されていると
き、フオーム格納部307から読出して表示する。なお、
以前に設定されたデータがないときは、不表示(スペー
スの表示)にされる。
この第42図の宛名フオーム設定の入力画面で、ユーザ
は、キーから前項目,次項目の指示を行う。
このキーから前項目,次項目の指示に従つて、第37図
の宛名データフオーマツト格納エリア256から項目名を
順次取出して表示し(ステツプ#205〜#211)、各項目
の設定の終了と共に(ステツプ#209の判断)、宛名フ
オーム設定部306に格納されていた設定データをフオー
ム格納部307に格納する(ステツプ#212)。
第59図は、フオーム格納部307内におけるデータフオ
ーマツトの一例を示す図である。
この第59図に示すように、フオーマツトフオーム格納
部307には、用紙に関する情報として、用紙サイズ,用
紙方向,余白の項目の格納エリアがあり、また、印刷方
向に関する情報の格納エリアと、項目名の基点位置に関
する情報の格納エリアとが設けられている。
処理が終了すると、フローは、接続部から再び、第
57図(1)のステツプ#101へ戻り、第39図の画面が表
示された状態で、番号選択のキー入力を待つ。
ここで、「3」の定型データ入力が指定されたとき
は、定型データ入力制御部308が起動され、先に設定さ
れたフオームのデータが格納されているフオーム格納部
307から用紙の条件等の情報を読出して、この情報に基
いてワードプロセスを行う範囲等を算出し、それらの情
報を入力データ編集部309へ伝達する。
フローは、第57図(1)のステツプ#103から接続部
へ分岐し、第57図(3)のステツプ#301へ進む。
すでに述べたように、入力データ編集部309は、第1
図(1)のワードプロセツサ機能部とその処理部が共通
化されており、入力装置101からデータが入力される
と、入力制御部102,入力文字識別部105,……,文字デー
タ切分け部115,接続部を通つて、この入力データ編集
部309へ伝達される。
入力データ編集部309では、伝達された情報により、
第44図のような編集画面を表示すると共に(ステツプ#
301)、定型データ中の指定された番号の定型データの
情報(書式,文字等の情報)を、番号によつて定型デー
タ指定部323へ伝達する。
定型データの情報を伝達された定型データ指定部323
では、定型データ格納エリア324から該当する定型デー
タを取出し、表示文字のデータは表示データ生成部315
を介して、また、レイアウトのデータはレイアウト表示
生成部310を介して、表示装置128へ出力して表示する
(ステツプ#302〜#305)。
この表示状態で、新たな入力データがあれば、入力さ
れた文字データを、従前に入力済みの文字データと一緒
に編集し、先の表示方法と同様の制御によつて、第44図
の編集画面の編集領域およびレイアウト領域に表示する
(ステツプ#306〜#311)。
このような操作の後、文字等の入力/編集の終了の指
示がある(ステツプ#309の判断)と、定型データ入力
制御部308は、更新されたデータを、定型データ格納エ
リア324内の指定された定型データ1〜5の該当する番
号のエリアへ格納する(ステツプ#312)。
また、この第44図の表示状態で、画像入力の指示を行
うと、入力データ編集部309から画像入力処理部320へそ
の旨が伝達されて、画像入力処理部320が起動される。
画像入力処理部320では、スキヤナ装置322の操作によ
つて入力された画像データを、スキヤナ入力制御部321
を介して読込み、定型データ格納エリア324内に設けら
れている画像データバツフアに格納すると共に、画像表
示データ生成部319を通して、第45図(1)のような画
像データの編集画面を表示させる(ステツプ#313〜#3
15)。
そして、キー入力による指示で、画像データの表示位
置が上下左右へ移動されたときは、第45図(2)や
(3)のように、対応した位置へ移動させ、画像データ
を作成する(ステツプ#316〜#318)。
このような操作の後、入力/編集の終了の指示がある
(ステツプ#317)と、画像入力処理部320は、定型デー
タ指定部323を通して、定型データ格納エリア324に設け
られている画像データバツフアから指定された定型デー
タ格納エリア324の該当する番号のエリアへ格納させる
(ステツプ#319)。
第60図は、定型データ格納エリア324内における1デ
ータ当りのデータフオーマツトの一例を示す図である。
定型データ格納エリア324には、この第60図に示すよ
うに、1定型データ毎に、フオーマツトデータ用と文字
データ用と画像データ用の、計3つのデータエリアが設
けられている。
そして、フオーマツトデータ用のデータエリアには、
フオーマツトデータレングスの情報と、フオーマツトデ
ータとが格納される。次の文字データ用のエリアには、
文字データレングスの情報と、文字データとが格納され
る。同様に、画像データ用のエリアには、画像データレ
ングスの情報と、画像データとが格納される。
以上の処理によつて、文字データや画像データが、定
型データ格納エリア324内の該当する番号のエリアに格
納される。
この場合に、定型データ格納エリア324への入力が、
以上に述べた「3」の定型データ入力の処理で行われた
か否かについて、ステツプ#320の判断され、定型デー
タ入力の処理によるときは、再び、フローは、第57図
(1)のステツプ#101へ戻り、第39図の入力画面が表
示される。
もし、ステツプ#320の判断で、定型データの入力に
よる処理でないと判断されたときは、第57図(3)のス
テツプ#301から、接続部を介して第57図(6)へ移
り、ステツプ#531へ進むが、この場合の説明は後述す
る。
次に、先の第39図の入力画面の表示状態で、「4」の
定型データ指定が選択された場合には、定型データ指定
制御部312が起動され、条件設定処理部313によつて、第
46図に示したような定型データ指定の入力画面が表示さ
れる(ステツプ#401)。
この第46図の表示に際しては、すでに触れたように、
以前に設定された情報が、表示項目格納部316や省略形
格納部317に存在しているときは、その情報を取出して
表示する。
この表示項目格納部316には、以前に設定された項目
名が、また、省略形格納部317には、定型データNo毎に
印刷する/しないのフラグが格納されている。
条件設定処理部313では、所定の入力操作に対応して
これらのデータを更新し(ステツプ#402〜#407)、設
定終了と共に(ステツプ#405の判断)、データ指定処
理部314に設定条件を伝達する。
データ指定処理部314では、表示項目格納部316の項目
表示データに基き、先の第37図に示した宛名データ処理
機能部の表示/印刷データ抽出部206を介して、宛名デ
ータの表示項目に該当するデータを取出し、省略形デー
タに基いたデータを付加して、表示データ生成部315へ
出力する(ステツプ#408〜#412)。
そして、第47図に示したような宛名データについての
定型データの組合せの入力画面を表示する(ステツプ#
413)。
なお、この場合には、定型データ指定格納部318内の
宛名データに対応したエリアについて、省略形の形で全
てリセツトする。
第61図は、定型データ指定格納部318内におけるデー
タフオーマツトの一例を示す図である。
この第61図に示すように、定型データ指定格納部318
には、データレングスの情報と、各宛名データのNo毎
に、定型データに関する情報が格納されている。
定型データに関する情報は、定型データ1〜5の順序
で格納され、印刷するとき「1」、印刷しないとき
「0」の情報で格納される。
例えば、最初の宛名データ(図示されていないが、No
の「1」に相当する)については、定型データに関する
情報は、「1,0,0,1,0」であり、定型データ1と4とを
印刷する設定になつている。
先の第47図の省略形指定の画面で、先に述べたような
操作により、印刷する/しないの指定が切換えられた場
合には、定型データ指定格納部318内のデータを更新す
る(ステツプ#414〜#421)。
以上のような操作によつて、定型データに関する組合
せの指定データを定型データ指定格納部318に格納す
る。
最後に、第39図の入力画面で、「5」の印刷が選択さ
れた場合について説明する。
この場合には、印刷制御部326が起動され、印刷条件
設定部327によつて、第49図に示したような印刷順序指
定の入力画面が表示される。
フローは、第57図(1)のステツプ#103から、接続
部を介して第57図(5)のステツプ#501へ分岐す
る。
この表示に際しては、印刷順序データ格納部328から
以前に設定されているデータを読込み、該当項目を反転
表示する(ステツプ#501〜#502)。
この既設定の印刷順序を変更するときは、所定の操作
により所望の順序を決定し、順序の決定の終了を指示す
ると、指定された順序データを印刷順序データ格納部32
8に格納すると共に(ステツプ#503〜#505)、第50図
(1)や(2)のような印刷カラーの指定画面を表示す
る(ステツプ#506〜#507)。
この場合にも、黒またはカラーのリボンの色の情報
は、・リボン色データ格納部329にすでに格納されてい
る色データの情報を取出して表示する(ステツプ#508
〜#512)。
もし、変更する必要があれば、先に述べたような所定
の操作によつて、新たなリボンの色を決定した後、終了
の指示を行う。
この終了の指示によつて(ステツプ#510の判断)、
設定されたデータがリボン色データ格納部329に格納さ
れ、印刷順制御部330が起動される。
印刷順制御部330では、先に設定された印刷順序デー
タ格納部328の印刷順序データと、リボン色データ格納
部329のリボン色データとを取出し、これらのデータに
沿つて印刷順序とリボン色とを決定する。
また、印刷に必要なデータについては、表面の印刷
(ステツプ#515の判断)のときには、第37図に示した
宛名データ処理機能部の表示/印刷データ抽出部260、
および差出人データ格納部303から取出して、表面印刷
制御部332へ伝達する(ステツプ#514)。
表面印刷制御部332では、フオーム格納部307から取出
した印刷フオームと項目データの印字位置の情報とによ
つて印刷データを編集し、印刷データ合成部334から接
続部を通して、先の第1図(1)の印刷装置139へ出
力する(ステツプ#516〜#521)。
この際、印刷順制御部330では、印刷動作を開始させ
る直前に、第52図(5)〜(8)の下方に示されている
ように、定型データの指示時に設定され、表示項目格納
部316に格納されている表示項目に対応する宛名データ
内のデータを、宛名データ表示制御部331を介して表示
する。
同時に、第52図(5)〜(8)の上方に、そのデータ
を、表面と裏面のいずれに印刷するかについても表示す
る。
また、裏面に印刷するとき(ステツプ#515の判断)
には、フローは、第57図(5)のステツプ#515から接
続部を介して第57図(5)のステツプ#525へ進む。
そして、定型データ指定格納部318から宛名データに
対応するデータを取出してデータ合成処理部325へ伝達
する(ステツプ#525〜#527)。
データ合成処理部325では、このデータに基いて、定
型データ格納エリア制御部324からデータを順次取出
し、裏面印刷制御部333へ出力する(ステツプ#528)。
裏面印刷制御部333では、これらのデータをそのまま
印刷データ合成部334へ出力し、この印刷データ合成部3
34において合成処理を行つた後、先の第1図(1)の印
刷装置139へ出力する(ステツプ#531〜#534)。
この裏面の印刷に際しても、宛名データと、裏面の印
刷であることを示すデータを、宛名データ表示制御部33
1を介して表示させる。
また、定型データ指定格納部318にカラー印刷の指定
があれば(ステツプ#535の判断)、印刷順制御部330で
は、処理を分割し、まず、黒の部分のみの合成指示をデ
ータ合成処理部325へ伝え、その印刷が終了した後に、
カラーの指示を順次与える(ステツプ#536,#528〜#5
34)。
この場合には、先の第53図(4)に示したように、リ
ボン交換のメツセージを、宛名データ表示制御部331を
介して表示させる。
さらに、定型データの指定で、定型データ「5」が指
定され、その印刷に際して、印字動作を停止させる制御
を行うとき(ステツプ#529の判断)は、データ合成処
理部325に対して指示を与える前に、定型データ入力制
御部308へ指示する。
フローは、第57図(6)のステツプ#529から、接続
部を介して第57図(3)へ移り、ステツプ#301すな
わち先の「3」の定型データ入力の処理へ進む。
この場合には、定型データ指定部323を「5」に切換
えて、第55図のような定型データ5の指定時の画面を表
示させる。
この第55図の入力画面で、定型データの入力と同様の
操作によるデータの入力を行わせ、定型データ格納エリ
ア324内の定型データ5のエリアに格納する(ステツプ
#301〜#319)。
この場合には、その後、この定型データ5を含む指定
データをデータ合成処理部325へ伝達して、印刷を行わ
せる〔フローは、ステツプ#320から接続部を介し
て、元の第57図(6)のステツプ#530へ進む〕。
以上の操作によつて、先の第52図(1)〜(8)に関
連して説明したような、連続したハガキの印刷が実行さ
れ、宛名とそれぞれの宛名に対応した裏面の印刷とが可
能となる。
以上に説明したように、この発明の文字処理装置のハ
ガキデータ制御装置では、ハガキの両面に印刷が可能な
文字処理装置において、表面の宛名毎に、裏面用の定型
データを1個あるいは複数個指定することによつて、印
刷時の宛先と裏面データとの組合せミスを未然に防止し
ている。
とができるようにしたハガキデータ制御装置に関す
る。
発明の効果 この発明の文字処理装置のハガキデータ制御装置によ
れば、予め用意した複数種類の裏面用のデータを、宛名
毎に指定し、また、任意に変更することができるように
構成することによつて、バリエーシヨンの豊富なハガキ
印刷を組合せの誤りを生じることなく実行することがで
きる。
しかも、裏面用のデータは、定型データとして作成さ
れ、それらの定型データを組合せて裏面に印刷すること
も可能である。
したがつて、画一的で事務的な文面のハガキはなく、
宛先毎に個別化された内容の美しい文字や画像のハガキ
印刷を行うことができる。
さらに、宛名データと裏面データとを誤つて組合せて
しまう、という操作ミスが生じる恐れもほとんどないの
で、例えば、高価なハガキを無駄にする印刷ミスも未然
に防止され、文字処理装置の利用範囲が著しく拡張され
る、等の多くの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)〜(3)は、この発明の文字処理装置のハ
ガキデータ制御装置について、その要部構成の一実施例
を示す機能ブロツク図で、(1)は主としてワードプロ
セツサ部、(2)はデータ管理部、(3)は宛名印刷制
御部を示す図、 第2図は、かな漢字変換状態記憶部109に格納される各
変換状態の種類と、データの伝達方向の一例を示す図、 第3図は、第2図に示したかな漢字変換中における状態
に対応したそれぞれの文字列について、その画面上の表
示例を示す図、 第4図は、第1図(1)のワードプロセツサ部によつて
作成される文書フオーマツトの一例を示す図、 第5図は、先の第4図の文書を作成したとき、文字デー
タ格納エリア117に格納される文字データの配列状態の
一例を示す図、 第6図は、同じく先の第4図の文書を作成したとき、書
式データ格納エリア120に格納される書式データの配列
状態の一例を示す図、 第7図は、第5図の文字データと第6図の書式データに
よつて表示装置128の画面上に表示される文書の表示例
を示す図、 第8図は、次頁を印刷するためのメツセージの一表示例
を示す図、 第9図は、データ管理における機能選択メニユーの一表
示例を示す図、 第10図は、設定されたフオーマツトのデータが、データ
フオーマツト格納エリア211に格納された状態の一例を
示す図、 第11図は、設定されたフオーマツトによるデータ入力画
面の一例を示す図、 第12図(1)と(2)は、データ管理における印刷条件
設定メニユーの一表示例を示す図、 第13図は、設定された印刷条件によつて印刷された印刷
用紙の一例を示す図、 第14図は、ソート条件設定メニユーの一表示例を示す
図、 第15図(1)〜(3)は、ソート処理によるデータの順
序の変更状態の一例を示す図で、(1)は変更前のデー
タ、(2)はソート条件、(3)はソート処理後のデー
タを示す図、 第16図は、セレクト条件設定メニユーの一表示例を示す
図、 第17図(1)〜(4)は、セレクト処理によるデータの
順序の変更状態の一例を示す図、(1)は変更前のデー
タ、(2)はセレクト条件、(3)はセレクト処理後の
ーデータ、(4)はセレクト処理データテーブル212の
状態を示す図、 第18図は、宛名データ処理における機能選択メニユーの
一表示例を示す図、 第19図は、データ選択時における選択項目設定画面の一
表示例を示す図、 第20図(1)と(2)は、第19図に示したデータ選択の
項目設定によつて表示される画面の一例を示す図で、
(1)は「削除」を選択基準とした場合、(2)は「残
す」を選択基準とした場合の図、 第21図は、第20図(1)の表示状態で削除の機能キーF1
を押下した後の画面の表示例を示す図、 第22図は、第21図の表示状態で削除の機能キーF1を押下
した後の画面の表示例を示す図、 第23図は、第20図(2)の表示状態で残すの機能キーF1
を押下した後の画面の表示例を示す図、 第24図は、データ選択時におけるフオーマツト設定画面
の一表示例を示す図、 第25図は、データ管理データの一例を示す図、 第26図は、第24図の表示画面で「TEL番号」を反転表示
させた状態で、削除の機能キーF1で指示した後の表示画
面の一例を示す図、 第27図(1)〜(3)は、項目順序の入れ換え処理の状
態を示す画面の一例について、その表示例を示す図、 第28図は、第25図に示したデータ管理データをフオーマ
ツト選択した後の宛名データの状態の一例を示す図、 第29図は、データ比較時における項目名指定画面の一表
示例を示す図、 第30図(1)と(2)は、データ比較時におけるデータ
管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)は
データ管理データ、(2)は宛名データを示す図、 第31図(1)と(2)は、先の第30図(1)と(2)の
状態の各データについて、データ比較を実行した結果得
られるデータ管理データと宛名データとの一例を示す
図、 第32図は、データ比較を実行した後の画面の表示例を示
す図、 第33図は、宛名データ処理のデータ選択によつて得られ
る宛名データの一例を示す図、 第34図(1)と(2)は、データ比較時におけるデータ
管理データと宛名データとの一例を示す図で、(1)は
データ管理データ、(2)は宛名データを示す図、 第35図は、宛名データ処理のデータ選択によつて得られ
る宛名データの一例を示す図、 第36図は、データ管理データと宛名データの各データの
流れを説明するための図、 第37図は、第1図(2)の破線で囲んだ部分について、
その詳細な構成の一実施例を示す機能ブロツク図、 第38図(1)〜(3)は、データ管理処理部と宛名デー
タ処理部における処理の流れを示すフローチヤート、 第39図は、宛名印刷処理における選択メニユーの一表示
例を示す図、 第40図(1)と(2)は、それぞれ宛名印刷処理におけ
る差出人データの入力画面の表示例を示す図、 第41図は、宛名印刷処理における宛名フオーム指定の入
力画面の一表示例を示す図、 第42図は、宛名フオーム指定でハガキを選択した場合に
ついて、その宛名データフオーマツト指定の入力画面の
一表示例を示す図、 第43図は、ハガキの宛名データフオーマツト指定の入力
画面について、他の一例を示す図、 第44図は、宛名印刷処理における定型データの入力画面
の一表示例を示す図、 第45図(1)〜(3)は、画像データを定型データとし
て入力する場合の処理を説明するために画面の一表示例
を示す図、 第46図は、宛名印刷処理における定型データ指定の入力
画面の一表示例を示す図、 第47図は、第46図に示した定型データ指定の入力画面で
指定された組合せによつて得られる定型データの一表示
例を示す図、 第48図は、第47図に示した省略形指定の入力画面で変更
された定型データの組合せの一表示例を示す図、 第49図は、宛名印刷処理における印刷順序指定の入力画
面の一表示例を示す図、 第50図(1)と(2)は、宛名印刷処理における印刷カ
ラー指定の入力画面の一表示例を示す図、 第51図(1)〜(8)は、印刷動作における各指定項目
の一例を示す図で、(1)は宛名データ、(2)は差出
人データ、(3)は宛名フオーム、(4)は定型データ
1、(5)は定型データ2、(6)は定型データ4、
(7)は定型データ3、(8)は定型データの指定状態
を示す図、 第52図(1)〜(8)は、印刷順序を説明する図で、
(1)〜(4)はハガキの印刷状態、(5)〜(8)は
それぞれ(1)〜(4)の印刷時における画面の表示例
を示す図、 第53図(1)〜(5)は、カラー印刷が指定された場合
の印刷の順序を説明する図で、(1)と(2)はハガキ
の印刷状態、(3)〜(5)はそれぞれ(1)と(2)
の印刷時の画面の表示例を示す図、 第54図は、印刷動作中に一旦印刷を停止させる印刷制御
における定型データ指定画面の一表示例を示す図、 第55図は、第54図の定型データ指定画面において定型デ
ータ5を指定したとき、定型データ5の印刷を開始する
直前に表示される編集画面の一例を示す図、 第56図は、第55図の編集画面で文字列を入力した状態の
一例を示す図、 第57図(1)〜(6)は、この発明の文字処理装置のハ
ガキデータ制御装置において、宛名印刷処理機能部にお
ける処理の流れを示すフローチヤート、 第58図は、差出人データ格納部303内におけるデータフ
オーマツトの一例を示す図、 第59図は、フオーム格納部307内におけるデータフオー
マツトの一例を示す図、 第60図は、定型データ格納エリア324内における1デー
タ当りのデータフオーマツトの一例を示す図、 第61図は、定型データ指定格納部318内におけるデータ
フオーマツトの一例を示す図、 第62図は、従来のワードプロセツサの外観について、そ
の一例を示す斜視図、 第63図は、第62図に示した入力装置1、いわゆるキーボ
ード上のキー配列の一例を示す上面図、 第64図は、文字処理時における編集画面の一例を示す
図、 第65図(1)と(2)は、書式設定メニユーの一表示例
を示す図で、(1)は初期画面、(2)はスキツプ 第66図は、印刷条件設定メニユーの一表示例を示す図、 第67図(1)と(2)は、それぞれデータ管理機能によ
つて自宅の宛名データによつて印刷したハガキの表面の
印刷例を示す図、 第68図は、同じくデータ管理機能によつて勤務先の宛名
データによつて印刷したハガキの表面の印刷例を示す
図。 図面において、301は宛名印刷処理部、302は差出人デー
タ処理部、303は差出人データ格納部、304は宛名フオー
ム指定部、305は宛名フオームテーブル、306は宛名フオ
ーム設定部、307はフオーム格納部、308は定型データ入
力制御部、309は入力データ編集部、310はレイアウト表
示生成部、311は表示データ生成部、312は定型データ指
定制御部、313は条件設定処理部、314はデータ指定処理
部、315は表示データ生成部、316は表示項目格納部、31
7は省略形格納部、318は定型データ指定格納部、319は
画像表示データ生成部、320は画像入力処理部、321はス
キヤナ入力制御部、322はスキヤナ装置、323は定型デー
タ指定部、324は定型データ格納エリア、325はデータ合
成処理部、326は印刷制御部、327は印刷条件設定部、32
8は印刷順序データ格納部、329はリボン色データ格納
部、330は印刷順制御部、331は宛名データ表示制御部、
332は表面印刷制御部、333は裏面印刷制御部、334は印
刷データ合成部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力装置と表示装置と編集されたデータを
    記憶するメモリ手段とを具備し、文書作成・印刷機能と
    データ管理機能とを有する文字処理装置において、ハガ
    キの表面に印刷する複数の宛名データを記憶する宛名デ
    ータ記憶手段と、ハガキの裏面に印刷する複数の定型デ
    ータを記憶する定型データ記憶手段と、ハガキの表面へ
    印刷する宛名データに対して該ハガキの裏面に印刷する
    定型データを指定する定型データ指定手段と、該定型デ
    ータ指定手段によつて指定された宛名データ毎の定型デ
    ータ指定に関する情報を記憶する指定情報記憶手段とを
    備え、宛名データおよび定型データを作成した後、前記
    定型データ指定手段によつて宛名データ毎に裏面に印刷
    する定型データを指定し、前記指定情報記憶手段へ記憶
    させることを特徴とするハガキデータ制御装置。
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JP2017208008A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、印刷システム、および画像処理プログラム

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