JPH08314899A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH08314899A
JPH08314899A JP7115402A JP11540295A JPH08314899A JP H08314899 A JPH08314899 A JP H08314899A JP 7115402 A JP7115402 A JP 7115402A JP 11540295 A JP11540295 A JP 11540295A JP H08314899 A JPH08314899 A JP H08314899A
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JP7115402A
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Masanori Ariyoshi
正憲 有吉
Yukio Hoshi
幸雄 星
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Hitachi Ltd
Hitachi Research Institute
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Hitachi Ltd
Hitachi Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモの内容を指定することによって元の文書
を参照可能にし、さらにメモの保存性を文書に依存せ
ず、メモ自身で決定できるようにする。 【構成】 文書ファイルに格納される文書データについ
て文書データ単位に文書データの作成領域およびメモデ
ータの作成領域の位置,各作成領域内に入力されたデー
タの文書ファイル中の格納位置を記憶し、さらにメモデ
ータ作成領域に入力されたメモデータの入力者名,メモ
データの内容に対応したキーワードを記憶する管理テー
ブルと、文書データに対するメモデータの入力者名等を
入力するメモ属性入力手段と、表示手段に表示された文
書データ中にメモデータの作成領域を設定するメモデー
タ作成領域設定手段と、設定されたメモデータ作成領域
の位置およびメモ属性入力手段により入力されたメモデ
ータの入力者名、キーワードを文書データの該当ページ
に対応付けて管理テーブルに登録するメモデータ属性登
録処理手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め作成された文書デ
ータに対するメモデータを互いに関連付けて管理する文
書処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文書処理装置として、例
えば特開平5−73543号に開示されているように、
予め作成された文書に対して入力されたメモを、メモ記
入位置を関連付けて文書ファイルとは異なるファイルに
格納し、メモ付き文書、メモ無し文書、メモのみを選択
して出力可能にし、さらに元の文書の内容が変更された
場合は、メモ記入位置も自動的に更新するようにしたも
のがある。
【0003】また、特開平1−111268号公報に開
示されているように、元の文書に対して入力されたメモ
を、メモ記入位置を関連付け、かつメモ作成者別に格納
し、個人別のメモ管理を可能にしたものがある。
【0004】この他に、特開平1−169625号、特
開昭62−194286号、特開平2−289081号
に開示された類似技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、メモを付記
する文書の種類として、(1)作成者本人が専用に使用
するもの、(2)複数人が共通に参照するものに大別さ
れる。
【0006】一方、文書に付記するメモの内容として
は、(1)個人用の覚え書き、(2)文書内容に対する
意見,質問,指示,要望事項、(3)承認署名,閲覧署
名などがある。このうち、複数人が共通に参照し、メモ
を付記する文書の例として、責任者に対し意見,承認署
名を求める研究報告書、機器等の開発設計仕様書などが
ある。
【0007】上記従来技術にあっては、文書作成者本人
専用の文書、あるいは複数人が共通に参照する文書のい
ずれにも適用することができる。
【0008】しかしながら、文書を指定することによっ
てその文書に付記されたメモを表示することは可能であ
るが、メモの内容を指定することによって元の文書を参
照することはできない。このため、特定のメモを付記し
た文書名を忘れてしまった時、その文書を簡単に探し出
すことができないという問題がある。
【0009】また、文書とメモとの対応関係を管理する
のみに止まり、文書に付記されたメモに対しては、削除
あるいは修正を自由に許すか、元の文書の削除に伴って
自動的に削除する構成となっている。
【0010】このため、研究報告書等において系争事件
の証拠として採用できるような重要なメモが付記されて
いたとしても、元の文書の削除によって自動的に削除さ
れてしまい、重要なメモを逸失してしまうなどの問題が
ある。
【0011】本発明の第1の目的は、メモの内容を指定
することによって元の文書を参照することができる文書
処理装置を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、メモの保存性を文
書に依存せず、メモ自身で決定することができる文書処
理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、文書ファイルに格納される文書データに
ついて文書データ単位に作成者名およびページ数を記憶
し、さらに各ページ単位に当該ページに作成された文書
データの作成領域およびメモデータの作成領域の位置,
各作成領域内に入力されたデータの前記文書ファイル中
の格納位置を記憶し、さらにメモデータ作成領域に入力
されたメモデータの入力者名,メモデータの内容に対応
したキーワードを記憶する管理テーブルと、文書データ
に対するメモデータの入力者名、キーワードを入力する
メモ属性入力手段と、表示手段に表示された文書データ
中にメモデータの作成領域を設定するメモデータ作成領
域設定手段と、設定されたメモデータ作成領域の位置お
よび前記メモ属性入力手段により入力されたメモデータ
の入力者名、キーワードを文書データの該当ページに対
応付けて前記管理テーブルに登録するメモデータ属性登
録処理手段とを設け、メモデータと共にそのキーワード
を登録しておき、任意のキーワードを指定することによ
って対応するメモデータ並びに文書データを参照可能に
構成したものである。
【0014】また、メモ属性として、文書ファイルへの
格納後におけるメモデータの更新を禁止するメモデータ
作成領域別の更新不可情報を入力して管理テーブルに記
憶させておき、文書データの更新処理により関連するメ
モデータを有する文書データがページ単位で削除対象と
なった時、当該ページの文書データに対応するメモデー
タの作成領域に対し前記更新不可情報が設定されている
か否かを調べ、設定されていれば文書データを更新せ
ず、設定されていなければ削除対象の文書データおよび
メモデータをページ単位で削除する削除制御処理手段を
設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記手段によれば、メモ属性として、文書デー
タに対するメモデータの入力者名の他に、メモ内容に対
応したキーワードが管理テーブルに記憶される。
【0016】従って、任意のキーワードを指定すると、
この入力キーワードに一致するキーワードが登録された
メモ作成領域を容易に検索し、その中のメモデータを参
照し、さらに対応する文書データを容易に参照すること
ができる。
【0017】従って、例えば各種文献等を閲覧してメモ
を付記したが、そのメモを付記した元の文献名を忘れて
しまった時に、メモの内容の特徴さえ覚えていれば、元
の文献名を容易に検索し、再度閲覧することが可能にな
る。
【0018】また、メモ属性として、メモデータ作成領
域別の更新不可情報を入力して管理テーブルに記憶させ
ておくと、文書データの更新処理により関連するメモデ
ータを有する文書データがページ単位で削除対象となっ
たとしても、当該ページの文書データに対応するメモデ
ータの作成領域に対し前記更新不可情報が設定されてい
れば、メモデータおよび文書データは削除されない。
【0019】従って、重要なメモについては更新不可情
報を設定しておくことにより、文書データの更新時に削
除されてしまうことを防止できる。従って、例えば「研
究報告書」等において担当者以外の責任者が更新不可情
報を設定してメモを付記した場合、そのページの文書デ
ータとメモデータは、削除されずに永久保存される。こ
の結果、系争事件の証拠として採用できるような「研究
報告書」中の重要なメモの逸失を防止することができ
る。
【0020】また、第3者が故意に文書データを改ざん
しようとしても、更新不可情報が設定されたメモ書きが
付加されたページは、更新も削除も許されない。このた
め、文書データの改ざんによる偽証も防止することがで
きる。
【0021】この場合、更新不可情報をマンマシンイン
タフェース上では、「インク書き」「鉛筆書き」に対応
させることにより、消去可能なメモか、不可能なメモか
をユーザに容易に認識させることが可能になる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により詳細に
説明する。
【0023】図1は、本発明の文書処理装置の一実施例
を示すブロック図であり、文書やメモの文字等を入力す
るキーボード1、文書作成時あるいはメモ作成時のコマ
ンドメニューを選択したり、図形やアンダラインを描画
したり、メモ作成領域を文書ページ中に指定するための
ポインティングデバイス2、文書や図形を表示するディ
スプレイ3、文書作成処理やメモ作成処理等を実行する
中央処理装置4、文書やメモを印刷出力するプリンタ
5、文書データおよびメモデータ等から成る文書ファイ
ル6を格納する外部記憶装置7とから構成されている。
【0024】中央処理装置4には、文書/メモ作成処理
部41、文書メモ更新処理部42、文書/メモ検索処理
部43、文書メモ削除処理部44が設けられている。
【0025】また、文書ファイル6には、文書毎の作成
者名やページ数等を管理するための管理テーブル62と
文書データやメモデータを格納するデータ領域63が設
けられている。
【0026】管理テーブル62は、図2に示すように、
文書管理データテーブル621,ページ管理データテー
ブル622,領域管理データテーブル623,メモ管理
データテーブル624,削除領域管理データテーブル6
25により構成されている。
【0027】文書管理データテーブル621は、文書毎
に1つ設けられるもので、文書属性6211,作成者名
6212,パスワード6213,作成日付6214,更
新日付6215,ページ数6216,ページ管理データ
テーブル622へのポインタ6217の各管理データ領
域から成っている。なお、文書属性6211とは、複数
ページ全体にわたる大きさや印刷時の書式設定などに関
するデータであり、後述のページ属性6225のデフォ
ルト値として使用される。
【0028】ページ管理データテーブル622は、文書
毎に1つ設けられるもので、図4に示すように、ページ
毎の管理データ領域6221,6222,…,622k
から成り、各管理データ領域6211,6212,…,
622kに格納されるデータは、当該ページの大きさや
上下左右余白等を表わすページ属性6225、当該ペー
ジ内に作成された文書やメモの領域数6226、領域管
理データテーブル623へのポインタ6227から成っ
ている。
【0029】領域管理データテーブル623は、文書の
1ページに1つずつ設けられるもので、図5に示すよう
に、当該ページ内に作成された領域毎の管理データ領域
6231,6232,…,623jから成り、さらに各
管理データ領域6231,6232,…,623jに格
納されるデータは、当該領域が文書データの領域か、メ
モデータの領域かを示す領域種別62311、当該領域
のページ内位置を示す領域位置62312、領域のサイ
ズ62313、当該領域の背景色62314や透明度
(透明/半透明/不透明)62315から成る属性62
319、当該領域内のデータがテキストデータか、図形
データか、画像データかを区別するデータ種別6231
6、当該領域内のデータが格納されているデータ領域6
3へのポインタ62317、当該領域がメモデータの作
成領域であった時、メモ管理データテーブル624への
ポインタ62318から成っている。
【0030】ここで、領域位置62312の管理データ
は、文書またはメモを作成する矩形領域の4隅の座標位
置で表わされる。また、領域サイズ62313は、当該
領域を構成する画素数で表わされる。
【0031】メモ管理データテーブル624は、文書の
1ページに1つずつ設けられるもので、図6に示すよう
に、当該ページ内に作成されたメモ領域毎の管理データ
領域6241,6242,624mから成り、さらに各
領域6241,6242,624mに格納されるデータ
は、当該領域のメモ作成者名62411、書き込みパス
ワード62412、更新可/不可フラグ62413、作
成日付62414、更新日付62415、キーワード6
2416、ページデータ関連度62417から成ってい
る。
【0032】ここで、書き込みパスワード62412
は、当該メモ領域に作成されたメモデータを削除または
更新する時に、削除または更新が許されるか否かを判定
する時に使用するもので、例えば当該メモ領域のメモ作
成者以外に削除または更新を許さないようにしたい場合
は、メモ作成者自身が固有のパスワードを設定する。
【0033】また、更新可/不可フラグ62413は、
当該メモ領域のメモデータの更新を許すか否かを制御す
るためのものであり、「インク書き」と「鉛筆書き」の
2つ入力メニューのうち「インク書き」が選択された場
合は「更新不可」に設定され、「鉛筆書き」が選択され
た場合は「更新可」が設定される。
【0034】なお、メモデータの削除または更新処理時
において、書き込みパスワード62412と一致するパ
スワードが入力されたとしても、更新可/不可フラグ6
2413が「更新不可」に設定されている時は、当該メ
モ領域の削除や更新は一切禁止される。すなわち、「イ
ンク書き」のメモデータは、そのメモ作成者であっても
削除したり、更新することが不可能なように更新可/不
可フラグ62413が設けられている。
【0035】また、作成日付62414や更新日付62
415は、中央処理装置4内のタイマ(図示せず)のカ
レンダデータがそのまま転記される。
【0036】さらに、キーワード62416は、当該メ
モ領域に入力されたメモの特徴を表わす単語や文を示す
もので、基本的にはメモ作成者に入力させるが、入力さ
れなかった場合は、文書/メモ作成部41が当該領域内
のメモの一部をキーワード62416として抽出して自
動設定する。
【0037】この場合、キーワードの抽出方法として
は、メモの先頭から所定数の文字を抽出する方法、ある
いは1または複数の単語または熟語などを抽出する方法
を用いることができる。このキーワードの自動抽出を行
うことにより、その都度キーワードを入力する手間が省
け、操作性が向上する。
【0038】ページデータ関連度62417は、当該メ
モ領域のメモとページ内の記述内容との関連度を示すも
のであり、当該メモ領域のメモデータがページ内の記述
内容と関連するものであれば、メモ作成者によって「関
連度=有り」に設定される。「関連度=有り」に設定さ
れた場合、文書の削除または更新処理において当該ペー
ジの記述内容が削除されてもメモデータは削除されな
い。
【0039】次に、削除領域管理データテーブル625
は、文書の削除または更新処理において削除されたペー
ジに存在していたメモ領域の管理データを保存しておく
ためのもので、図7に示すように、領域数6252、領
域管理データテーブル623へのポインタ6253のデ
ータを格納するようになっている。
【0040】図8は、以上の各テーブル621,62
2,623,624と2ページから成る文書8の関係の
概要を示すものであり、文書データ8に対して1つの文
書管理データテーブル621が作成され、さらに文書管
理データテーブル621のページ管理データポインタ6
217で示される記憶位置に1つのページ管理データテ
ーブル622が作成される。
【0041】さらに、ページ管理データテーブル622
の領域管理データポインタ6227で示される記憶位置
に領域管理データテーブル623が1ページ単位で作成
される。
【0042】そして、各ページに対応した領域管理デー
タテーブル623には、そのページ内に作成される領域
の領域種別62311等のデータが設定される。この場
合、第1領域6231には当該ページの文書データに関
する管理データが設定され、ページ内に作成されたメモ
領域9に入力されたメモデータに関する管理データは第
2領域以降にメモ領域の作成順に設定される。
【0043】また、メモ領域9に関する作成者名等の管
理データは、メモ領域毎にメモ管理データテーブル62
4に設定される。この場合、ページ内にメモ領域が何等
作成されない場合は、そのページに対するメモ管理デー
タテーブル624は作成されない。
【0044】なお、メモを作成する時には、ポインティ
ングデバイス2によって所望の大きさのメモ作成領域を
指定し、その中にメモデータをキーボード1から入力す
る方法と、文書の1ページのサイズと同等サイズのメモ
作成領域を作成することを予め指示しておき、その作成
されたメモ作成領域にメモデータをキーボード1から入
力する方法とがあるが、いずれの方法であってもよい。
【0045】文書の1ページのサイズと同等サイズのメ
モ作成領域を予め作成するようにしておいた場合、文書
に対して透明のメモ用紙が重なっているかのような操作
感覚でメモデータを入力することができる。
【0046】図9は、ディスプレイ3に「研究報告書」
という文書が表示されている例を示すものであり、表示
画面上部のコマンドメニュー91および92のうち「文
書」作成に関するコマンドメニュー91をポインティン
グデバイス2によって選択すると、図10に示すよう
に、「文書作成」、「文書更新」、「文書検索」「文書
削除」というコマンドメニュー93が表示文書上部に重
複表示される。そこで、ポインティングデバイス2によ
って例えば「文書更新」を選択すると、中央処理装置4
の文書/メモ更新処理部42が起動されて文書更新処理
を実行可能な状態になる。
【0047】一方、表示画面上部のコマンドメニュー9
1および92のうち「メモ」作成に関するコマンドメニ
ュー92をポインティングデバイス2によって選択する
と、図11に示すように、「メモ作成」、「メモ更
新」、「メモ検索」「メモ削除」というコマンドメニュ
ー94が表示文書上部に重複表示される。そこで、ポイ
ンティングデバイス2によって例えば「メモ作成」を選
択すると、中央処理装置4の文書/メモ作成処理部41
が起動されてメモ作成処理を実行可能な状態になる。
【0048】メモ作成処理を選択した場合、図12に示
すように、メモ属性を設定する画面12が表示文書に重
複表示される。そこで、作成者名、データ種別がテキス
トか、図形か、画像かを示すデータ種別をキーボード1
またはポインティングデバイス2によって設定する。
【0049】同様に、書込みパスワード、メモの特徴を
表わすキーワード、「インク書き」とするかどうか、背
景色、透明度、ページデータ関連度を設定する。
【0050】メモ作成に必要な属性の設定操作が終了し
たならば、「完了」アイコン121をポインティングデ
バイス2で選択する。これにより、設定されたメモ属性
に関する管理データは、文書/メモ作成処理部41によ
って領域管理データテーブル623およびメモ管理デー
タテーブル624に格納される。属性の設定が誤ってい
た場合、「取消し」アイコン122を選択して取消し、
設定操作を再度行う。
【0051】メモ属性を設定すると、文書メモ/作成処
理部41はメモの入力待ち状態となるが、図13の表示
文書に対しメモを付記する場合、例えば図13の破線領
域をメモ作成領域13としたい場合、この破線領域をポ
インティングデバイス2によって指定する。すると、こ
の破線領域のページ内位置およびサイズが文書/メモ作
成処理部41によって領域管理データテーブル623に
設定される。
【0052】一方、図11の表示画面において「メモ検
索」のメニューを選択した場合、図14に示すようなメ
モ検索条件の設定画面14が表示画面に表示される。
【0053】そこで、検索対象の文書名、作成者名、メ
モに設定したキーワード、作成者名一覧の要否、キーワ
ード一覧の要否、検索したメモの表示形式、検索対象の
データ種別を検索条件として設定する。
【0054】ここで、作成者名を設定した場合は、作成
者名一覧は「否」が自動選択され、また同様にキーワー
ドを設定した場合はキーワード一覧は「否」が自動選択
される。
【0055】なお、検索メモの表示形式としては、文書
に重ね合わせて表示する形式と、メモのみ表示する形式
がある。また、図形とは画像を含むものとなっている。
【0056】以下、図15〜図18に示すフローチャー
トに基づき、メモ作成処理、文書ページ削除処理、文書
/メモ出力処理、メモ検索処理について説明する。
【0057】(1)メモ作成処理 図15は、文書/メモ作成処理部41のメモ作成処理の
概要を示すフローチャートであり、図12のメモ属性の
設定画面12によってメモ属性を設定した後、「完了」
アイコン13をポインティングデバイス2で選択する
と、設定されたメモ属性に関する管理データは、文書/
メモ作成処理部41によって領域管理データテーブル6
23およびメモ管理データテーブル624に格納され
る。
【0058】この状態で、文書メモ/作成処理部41は
メモの入力待ち状態となるが、図13の表示文書に対し
メモを付記する場合、例えば図13の破線領域をメモ作
成領域13としたい場合、この破線領域をポインティン
グデバイス2によって指定する。すると、文書/メモ作
成処理部41は、この破線領域のページ内位置およびサ
イズを領域管理データテーブル623に設定する(ステ
ップ152)。
【0059】次に、文書/メモ作成処理部41は、メモ
属性設定画面12で設定されたメモ属性のうちデータ種
別を判定し(ステップ153)、「データ種別=テキス
ト」の場合は、メモ作成領域13内にキーボード1から
入力されるテキストデータを順次受付け、領域管理デー
タテーブル623の領域内データポインタ62317で
示されるデータ領域63内のアドレスに順次格納する
(ステップ154)。
【0060】データ種別が画像または図形であった場合
は、例えばポインティングデバイス2によってメモ作成
領域13内に描画される図形のドットパターンを領域管
理データテーブル623の領域内データポインタ623
17で示されるデータ領域63内のアドレスに順次格納
する(ステップ157)。
【0061】次に、データ種別がテキストの場合、メモ
内容に関するキーワードがメモ属性設定画面12で設定
されているかどうかを判定し(ステップ155)、設定
されていたならば、メモ管理データ管理テーブル624
のキーワード62416の格納領域に設定格納する(ス
テップ158)。
【0062】設定されていない場合は、メモ作成領域1
3内に入力されたテキストデータからキーワードを前述
した方法によって抽出し(ステップ156)、メモ管理
データ管理テーブル624のキーワード62416の格
納領域に設定格納する。
【0063】次に、メモ属性設定画面12で「インク書
き」が設定されているかどうかを判定し(ステップ15
9)、設定されている場合は、メモ管理データ管理テー
ブル624の更新可/不可フラグ62413を「更新不
可」に設定する(ステップ1609)。なお、「インク
書き」が設定されていない場合は、更新可/不可フラグ
62413は「更新可」のままに維持される。
【0064】以上の処理によって図13の表示文書に対
するメモがメモ作成領域13に作成され、そのメモデー
タは領域管理データテーブル623の領域内データポイ
ンタ62317で示されるデータ領域63内のアドレス
に格納される。
【0065】ここで、メモ作成領域13に作成されたメ
モが図13に示すように、「論理ミスでは? 再検討
3月末日まで」という内容であった場合に、キーワード
がメモ作成者によって設定されていなければ、「論理ミ
ス」,「再検討」,「3月末日」の1つまたは全部がキ
ーワード62416として自動設定される。
【0066】(2)文書ページ削除処理 図16は、文書/メモ削除処理部44の文書ページ削除
処理の概要を示すフローチャートであり、図10に示す
コマンドメニュー93の中で「文書削除」を選択する
と、文書/メモ削除処理部44が起動される。
【0067】文書/メモ削除処理部44は、まず削除対
象の文書の作成者名、作成日付等の削除対象文書を特定
するための管理データを入力するように表示画面(図示
せず)に表示する。
【0068】そこで、利用者が削除対象文書を特定する
ための作成者名等の管理データを入力すると、文書/メ
モ削除処理部44は、入力された管理データで特定され
る文書データを文書管理データテーブル621、ページ
管理データテーブル622、領域管理データ623のデ
ータポインタ6217,6227,62317を順次辿
ることによってデータ領域63から読出し、ディスプレ
イ3に表示する。
【0069】この表示状態で、文書/メモ削除処理部4
4は現在表示中の第n(n=1,2,3…)ページの文
書データを削除するか否かをディスプレイ3にメッセー
ジ表示(図示せず)する。
【0070】そこで、利用者が「削除する」旨の応答操
作をキーボード1またはポインティングデバイス2によ
って行うと、文書/メモ削除処理部44は第nページの
領域管理データテーブル623の第2領域6232以降
にメモ作成領域毎に格納された領域種別62311のデ
ータをメモ作成領域単位で読出し、「領域種別=メモ」
であるか否かを判定する(ステップ161)。
【0071】「領域種別=メモ」であった場合は、さら
に「インク書き」のメモ属性となっているか否かをメモ
管理データテーブル624の更新可/不可フラグ624
13によって判定し(ステップ161)、「インク書
き」であれば、現在表示中の文書ページの削除は不可能
であることをディスプレイ3にメッセージ表示する(ス
テップ163)。
【0072】例えば、図17のメモ作成領域13が「イ
ンク書き」のメモ属性に設定されていた場合、ディスプ
レイ3の上部に「インク書きメモ有り;このページは削
除不可能!」というメッセージ17を表示する。
【0073】次に、同じメモ作成領域のページデータ関
連度62417のデータを調べ(ステップ164)、
「関連度=有り」に設定されていた場合は、作成者が重
要であると認識していたメモであるので、そのメモ領域
に関する領域管理データとメモ管理データを削除領域管
理データテーブル625に登録する。
【0074】詳しくは、「関連度=有り」に設定されて
いたメモ領域を管理している領域管理データテーブル6
23を示すポインタと、そのメモ領域の属性等を管理ス
テップ入るメモ管理データテーブル624を示すポイン
タとを削除領域管理データテーブル625に登録する
(ステップ156)。
【0075】次に、ページ管理データテーブル622の
中の前記「関連度=有り」に設定されていたメモ領域を
管理している領域管理データテーブル623を示すポイ
ンタを削除更新する(ステップ166)。
【0076】これによって、「関連度=有り」に設定さ
れていたメモ領域については、ページ管理データテーブ
ル622の管理から外され、これに代えて削除領域管理
データテーブル625によってその存在位置等が管理さ
れるようになる。
【0077】このようにして第nページ内に存在する1
ないし複数のメモ作成領域の検査が終了したならば、削
除指示を受けた第nページの文書データを削除する(ス
テップ167,168)。
【0078】この場合、「インク書き」メモが存在する
ページであれば、ステップ162の処理により、削除さ
れない。
【0079】また、「ページ関連度=有り」のメモが存
在するページである場合、そのページの文書データは削
除される。しかし、メモデータは削除領域管理データテ
ーブル625の管理下になり、削除されない。
【0080】なお、「ページ関連度=有り」のメモが存
在するページであった場合、図18に示すように、ディ
スプレイ3の上部にその旨がメッセージ18で表示され
る。
【0081】(3)文書メモ/出力処理 図19は、利用者が指定した文書中で利用者が指定した
メモ作成者のメモを文書データと共に、またはメモのみ
を表示出力または印刷出力する処理の概要を示すフロー
チャートであり、図示しない文書/メモ出力コマンドメ
ニューによって例えば「メモ出力」を選択すると、文書
/メモ検索処理部43が起動される。
【0082】文書/メモ検索処理部43は、まず、出力
対象の文書の作成者名の入力を促し、これに応答して利
用者が文書作成者名をキーボード1から入力すると、そ
の指定された文書作成者が作成した文書データを文書管
理データテーブル621のポインタにより辿り、データ
領域63から読出し、ディスプレイ3に表示する。
【0083】そこで、文書/メモ検索処理部43は、メ
モ作成者名の入力を促し、これに応答して利用者がメモ
作成者名をキーボード1から入力すると、文書データの
各ページ毎に、そのページ内に存在するメモ作成領域を
領域管理データテーブル623の領域種別62311の
データによって検出し(ステップ194)、そのメモ作
成領域の作成者名は利用者によって指定された作成者名
に一致するか否かをメモ管理データテーブル624のメ
モ作成領域毎の作成者名62411と比較することによ
って判定する(ステップ195)。
【0084】一致する場合、そのメモ作成領域のメモデ
ータをデータ領域から読み出してディスプレイ3に表示
する。または、文書データと共に合成してプリンタ5か
ら印刷出力する(ステップ196)。
【0085】一致しない場合、ステップ193に戻り、
同じページ内の他のメモ作成領域について同様の検索を
行う。そして、文書の最後のページまでの検索が終了し
たならば(ステップ192)、処理終了となる。
【0086】このような処理によって利用者が指定した
メモ作成者のメモのみを検索して出力することができ
る。
【0087】また、1角文書に対するメモ作成者全員の
メモを検索し、出力することにより、メモデータの一覧
を得ることができる。この場合、メモ作成領域の位置を
無視し、所定のフォーマットに編集して出力することに
より、メモ内容の全体を容易に把握できるようになる。
【0088】(4)メモ検索処理 図20は、文書/検索処理部43のメモ検索処理の他の
例を示すフローチャートであり、図11のコマンドメニ
ュー94において「メモ検索」をポインティングデバイ
ス2によって選択すると、文書/検索処理部43が起動
され、図14の検索条件設定画面141が表示される。
【0089】そこで、検索対象の文書名、作成者名、メ
モに設定したキーワード、作成者名一覧の要否、キーワ
ード一覧の要否、検索したメモの表示形式、検索対象の
データ種別を検索条件として設定する。
【0090】ここで、作成者名を設定した場合は、作成
者名一覧は「否」が自動選択され、また同様にキーワー
ドを設定した場合はキーワード一覧は「否」が自動選択
される。
【0091】設定を終了したならば、完了アイコン12
1を選択する。すると、文書/検索処理部43は、ま
ず、メモ作成者名が入力されているか否かを判定し(ス
テップ211)、入力されていなければ、作成者名一覧
表示要求が入力されているかどうかを判定し(ステップ
212)、要求されていれば作成者名一覧をディスプレ
イ3に表示する(ステップ213)。
【0092】この場合、メモ作成者名はメモ管理データ
テーブル624によって文書単位かつページ単位で管理
されているので、文書毎のメモ管理データテーブル62
4の管理データに従ってメモ作成者名62411を全て
検索し、作成者名一覧として表示する方法と、メモの作
成毎にメモ作成者名のみを専用のテーブルに順次登録し
ておき、その登録された作成者名一覧を表示する方法が
考えられるが、いずれを用いてもよい。
【0093】作成者名一覧表示に対して、1または複数
の作成者名が選択設定されると(ステップ214)、そ
の作成者名を検索条件として設定保持する(ステップ2
15)。同様に、メモ作成者一覧表示を経由せずにメモ
作成者名が入力された場合も、その作成者名を検索条件
として設定保持する。
【0094】もし、作成者名の選択操作が所定時間以内
に行われなかった場合は、全ての作成者名を検索対象に
設定する(ステップ216)。
【0095】次に、キーワードが入力されているか否か
を判定し(ステップ217)、入力されていなければ、
キーワード一覧表示要求が入力されているかどうかを判
定し(ステップ218)、要求されていればキーワード
一覧をディスプレイ3に表示する(ステップ219)。
【0096】この場合、キーワードはメモ管理データテ
ーブル624によって文書単位かつページ単位で管理さ
れているので、文書毎のメモ管理データテーブル624
の管理データに従ってキーワード62416を全て検索
し、キーワード一覧として表示する方法と、メモの作成
毎にキーワード62416のみを専用のテーブルに順次
登録しておき、その登録されたキーワード一覧を表示す
る方法が考えられるが、いずれを用いてもよい。
【0097】キーワード一覧表示に対して、1または複
数のキーワードが選択設定されると(ステップ22
0)、そのキーワードを検索条件として設定保持する
(ステップ221)。同様に、キーワード一覧表示を経
由せずにキーワードが入力された場合も、そのキーワー
ドを検索条件として設定保持する。
【0098】もし、キーワードの選択操作が所定時間以
内に行われなかった場合は、全てのキーワードを検索対
象に設定する(ステップ222)。
【0099】次に、文書データの各ページ毎に、そのペ
ージ内に存在するメモ作成領域を領域管理データテーブ
ル623の領域種別62311のデータによって検出し
(ステップ225)、そのメモ作成領域の作成者名およ
びキーワードは利用者によって指定された作成者名およ
びキーワードに一致するか否かをメモ管理データテーブ
ル624のメモ作成領域毎の作成者名62411および
キーワードと比較することによって判定する(ステップ
226)。
【0100】一致する場合、そのメモ作成領域のメモデ
ータをデータ領域から読み出してディスプレイ3に表示
する。または、文書データと共に合成してプリンタ5か
ら印刷出力する(ステップ227)。
【0101】一致しない場合、ステップ224に戻り、
同じページ内の他のメモ作成領域について同様の検索を
行う。そして、文書の最後のページまでの検索が終了し
たならば(ステップ223)、処理終了となる。
【0102】ここで、メモ作成領域の作成者名およびキ
ーワードと、利用者によって指定された作成者名および
キーワードとの「一致」とは、いずれか一方が一致する
という意味と、両方が一致するという意味の2種類考え
られるが、最初はいずれかが一致するという条件で検索
させ、次に両者が一致するとういう条件で検索させ、利
用者が必要とするメモを抽出させることにより、実用上
の目的は充分に達成できる。
【0103】図21は、図113のメモ作成領域13に
作成したメモを、そのキーワードによって検索した表示
例を示す図であり、このメモ作成領域13のメモは、
「論理ミス」,「再検討」,「3月末日」というキーワ
ードのいずれかまたは全部を指定することによって検索
され、文書に重ね合わせ表示したものである。
【0104】図22は、検索した結果、同一ページ内に
複数のメモが存在した場合の表示例を示す図であり、メ
モ作成領域13の裏側に他のメモ作成領域22のメモが
一部重複して表示されている。この例では、各メモ作成
領域13,22のメモを不透明形式で表示させたものを
示している。
【0105】なお、メモを不透明および半透明で表示す
る場合、それぞれ専用のマスクパターンとメモデータと
を重ね合わせ合成することにより、実現することができ
る。
【0106】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、任意のキーワードを指定すると、この入力キ
ーワードに一致するキーワードが登録されたメモ作成領
域を容易に検索し、その中のメモデータを参照し、さら
に対応する文書データを容易に参照することができる。
【0107】従って、例えば各種文献等を閲覧してメモ
を付記したが、そのメモを付記した元の文献名を忘れて
しまった時に、メモの内容の特徴さえ覚えていれば、元
の文献名を容易に検索し、再度閲覧することが可能にな
る。
【0108】また、メモ属性として、メモデータ作成領
域別の更新不可情報を入力して管理テーブルに記憶させ
ておくと、文書データの更新処理により関連するメモデ
ータを有する文書データがページ単位で削除対象となっ
たとしても、当該ページの文書データに対応するメモデ
ータの作成領域に対し前記更新不可情報が設定されてい
れば、メモデータおよび文書データは削除されない。
【0109】従って、重要なメモについては更新不可情
報を設定しておくことにより、文書データの更新時に削
除されてしまうことを防止できる。従って、例えば「研
究報告書」等において担当者以外の責任者が更新不可情
報を設定してメモを付記した場合、そのページの文書デ
ータとメモデータは、削除されずに永久保存される。す
なわち、メモの保存性を文書に依存せず、メモ自身で決
定することができる。
【0110】この結果、系争事件の証拠として採用でき
るような「研究報告書」中の重要なメモの逸失を防止す
ることができる。
【0111】また、第3者が故意に文書データを改ざん
しようとしても、更新不可情報が設定されたメモ書きが
付加されたページは、更新も削除も許されない。このた
め、文書データの改ざんによる偽証も防止することがで
きる。
【0112】この場合、更新不可情報をマンマシンイン
タフェース上では、「インク書き」「鉛筆書き」に対応
させることにより、消去可能なメモか、不可能なメモか
をユーザに容易に認識させることが可能になる。
【0113】さらに、文書の1ページのサイズと同等サ
イズのメモ作成領域を予め作成するようにしておいた場
合、1枚の文書に対して透明のメモ用紙が重なっている
かのような操作感覚でメモデータを入力することができ
る。
【0114】また、文書データとメモデータとを特開平
5−73543号のように別のファイルに格納するので
なく、同じファイル内に格納するため、メモ検索および
文書検索を高速で行うことができる。
【0115】なお、上記実施例において、文書データは
文書ファイルに予め作成しておくものとしたが、ネット
ワーク回線等によって受信した文書データを文書ファイ
ルに格納し、これにメモを付記する場合にも全く同様に
適用できるものである。
【0116】また、図形や画像等のメモあるいは文書
は、イメージスキャナによって読み取ってメモ作成領域
に登録することができる。
【0117】同様に、文書データ自身もイメージスキャ
ナによって読み取って文書作成領域に登録し、この文書
データに対してメモを付記し、キーワード等の指定によ
って文書およびメモを容易に検索することができる。
【0118】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、メモデー
タと共にそのキーワードを登録しておき、任意のキーワ
ードを指定することによって対応するメモデータ並びに
文書データを参照可能に構成したため、任意のキーワー
ドを指定すると、この入力キーワードに一致するキーワ
ードが登録されたメモ作成領域を容易に検索し、その中
のメモデータを参照し、さらに対応する文書データを容
易に参照することができる。従って、例えば各種文献等
を閲覧してメモを付記したが、そのメモを付記した元の
文献名を忘れてしまった時に、メモの内容の特徴さえ覚
えていれば、元の文献名を容易に検索し、再度閲覧する
ことが可能になる。
【0119】また、メモ属性として、文書ファイルへの
格納後におけるメモデータの更新を禁止するメモデータ
作成領域別の更新不可情報を入力して管理テーブルに記
憶させておき、文書データの更新処理により関連するメ
モデータを有する文書データがページ単位で削除対象と
なった時、当該ページの文書データに対応するメモデー
タの作成領域に対し前記更新不可情報が設定されている
か否かを調べ、設定されていれば文書データを更新せ
ず、設定されていなければ削除対象の文書データおよび
メモデータをページ単位で削除するように構成したた
め、重要なメモについては更新不可情報を設定しておく
ことにより、文書データの更新時に削除されてしまうこ
とを防止できる。すなわち、メモの保存性を文書に依存
せず、メモ自身で決定することができる。
【0120】この結果、例えば「研究報告書」等におい
て担当者以外の責任者が更新不可情報を設定してメモを
付記した場合、そのページの文書データとメモデータ
は、削除されずに永久保存され、重要なメモの逸失を防
止することができる。
【0121】また、第3者が故意に文書データを改ざん
しようとしても、更新不可情報が設定されたメモ書きが
付加されたページは、更新も削除も許されない。このた
め、文書データの改ざんによる偽証も防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】管理テーブルの構成図である。
【図3】文書管理データテーブルの構成図である。
【図4】ページ管理データテーブルの構成図である。
【図5】領域管理データテーブルの構成図である。
【図6】メモ管理データテーブルの構成図である。
【図7】削除領域管理データテーブルの構成図である。
【図8】各管理データテーブルと文書の関係の概要を示
す説明図である。
【図9】文書の表示例を示す説明図である。
【図10】文書の作成、更新等のコマンドメニューが表
示された様子を示す説明図である。
【図11】メモの作成、更新等のコマンドメニューが表
示された様子を示す説明図である。
【図12】メモ作成時のメモ属性設定画面を示す説明図
である。
【図13】メモの表示例を示す説明図である。
【図14】メモ検索時のメモ検索条件設定画面を示す説
明図である。
【図15】メモ作成処理の概要を示すフローチャートで
ある。
【図16】文書ページ削除処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【図17】インク書きメモが存在した場合に、その文書
ページが削除されない場合の表示例を示す説明図であ
る。
【図18】関連度=有りのメモが存在した場合に、その
メモが削除されない場合の表示例を示す説明図である。
【図19】指定された文書またはメモを出力する文書/
メモ出力処理の概要を示すフローチャートである。
【図20】メモ検索処理の概要を示すフローチャートで
ある。
【図21】キーワード指定によって検索されたメモの表
示例を示す説明図である。
【図22】同一ページに複数のメモが重複表示される例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…キーボード、2…ポインティングデバイス、3…デ
ィスプレイ、4…中央処理装置、5…プリンタ、6…文
書ファイル、41…文書/メモ作成処理部、42…文書
/メモ更新処理部、43…文書/メモ検索処理部、44
…文書/メモ削除処理部、62…管理テーブル、63…
データ領域、621…文書管理データテーブル、622
…ページ管理データテーブル、623…領域管理データ
テーブル、624…メモ管理データテーブル、625…
削除領域管理データ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め作成された文書データに対するメモ
    データを互いに関連付けて管理する文書処理装置におい
    て、 文書データおよびメモデータを文書データ単位に格納す
    る文書ファイルと、 この文書ファイルに格納される文書データについて文書
    データ単位に作成者名およびページ数を記憶し、さらに
    各ページ単位に当該ページに作成された文書データの作
    成領域およびメモデータの作成領域の位置,各作成領域
    内に入力されたデータの前記文書ファイル中の格納位置
    を記憶し、さらにメモデータ作成領域に入力されたメモ
    データの入力者名,メモデータの内容に対応したキーワ
    ードを記憶する管理テーブルと、 前記文書ファイルに格納された文書データを表示する表
    示手段と、 表示された文書データに対するメモデータの入力者名、
    キーワードを入力するメモ属性入力手段と、 前記表示手段に表示された文書データ中にメモデータの
    作成領域を設定するメモデータ作成領域設定手段と、 設定されたメモデータ作成領域の位置および前記メモ属
    性入力手段により入力されたメモデータの入力者名、キ
    ーワードを文書データの該当ページに対応付けて前記管
    理テーブルに登録するメモデータ属性登録処理手段と、 設定されたメモデータ作成領域にメモデータを入力する
    メモデータ入力手段と、 入力されたメモデータを前記文書ファイル中に格納する
    と共に、その格納位置を前記管理テーブルに登録するメ
    モデータ登録処理手段と、 前記文書ファイルに格納されたメモデータの出力条件を
    設定する出力条件設定手段と、 この出力条件設定手段で設定された出力条件に従い、同
    一文書データに対して入力されたメモデータについて、
    全ての入力者または指定された入力者のメモデータの
    み、または文書データと合成した全ての入力者または指
    定された入力者のメモデータを前記表示手段または印刷
    手段から出力させる出力処理手段と、を備えることを特
    徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 メモデータ属性登録処理手段は、メモデ
    ータ作成領域に入力されたメモデータの一部をキーワー
    ドとして抽出し、メモ属性入力手段から入力されるキー
    ワードに代えて管理テーブルに登録することを特徴とす
    る請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 文書ファイルへの格納後におけるメモデ
    ータの更新を禁止するメモデータ作成領域別の更新不可
    情報を入力するメモ属性入力手段と、文書データの更新
    処理により関連するメモデータを有する文書データがペ
    ージ単位で削除対象となった時、当該ページの文書デー
    タに対応するメモデータの作成領域に対し前記更新不可
    情報が設定されているか否かを調べ、設定されていれば
    文書データを更新せず、設定されていなければ削除対象
    の文書データおよびメモデータをページ単位で削除する
    削除制御処理手段とをさらに備えることを特徴とする請
    求項1または2記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 メモデータと文書データとの関連度を入
    力するメモ属性入力手段と、文書データの更新処理によ
    り関連するメモデータを有する文書データがページ単位
    で削除対象となった時、当該ページの文書データに対応
    するメモデータの作成領域に対し前記関連度の情報が設
    定されているか否かを調べ、設定されていなければ削除
    対象の文書データを削除し、設定されていれば当該作成
    領域のメモデータに関する格納位置情報を削除領域管理
    テーブルに登録した後、削除対象のページの文書データ
    を削除する削除制御処理手段とをさらに備えることを特
    徴とする請求項1〜3記載のいずれかの文書処理装置。
  5. 【請求項5】 メモデータに対応したキーワードを入力
    する入力手段と、入力されたキーワードと一致するキー
    ワードを有するメモデータを前記管理テーブル内から検
    索し、さらに当該メモデータに対応する文書データを文
    書ファイル内から検索し、表示手段に表示する検索手段
    とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜4記載の
    いずれかの文書処理装置。
  6. 【請求項6】 前記メモデータ作成領域設定手段は、文
    書データのページサイズと同等のサイズのメモデータ作
    成領域を設定するものであることを特徴とする請求項1
    〜5記載のいずれかの文書処理装置。
JP7115402A 1995-05-15 1995-05-15 文書処理装置 Pending JPH08314899A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006185140A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Canon Software Inc 文書履歴管理装置及び方法、文書履歴管理システム、プログラム、並びに記憶媒体
JP2015032309A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社リコー クラウドサーバー及び画像ファイル記憶検索システム
JP2018041338A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 キヤノン株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015032309A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社リコー クラウドサーバー及び画像ファイル記憶検索システム
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