JPH11259458A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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Publication number
JPH11259458A
JPH11259458A JP10055570A JP5557098A JPH11259458A JP H11259458 A JPH11259458 A JP H11259458A JP 10055570 A JP10055570 A JP 10055570A JP 5557098 A JP5557098 A JP 5557098A JP H11259458 A JPH11259458 A JP H11259458A
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Application number
JP10055570A
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English (en)
Inventor
Akio Yamashita
明男 山下
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書処理システムにおいて、文書から必要な
ページを抜き出して新たな文書を作成する際の操作を容
易にする。 【解決手段】 ユーザは、表示部2により文書の各ペー
ジを確認しつつ、必要なページには、マーク付けを指示
する。マーク付けの指示は、入力制御部4によって受け
付けられ、これに応じて、マーク処理部5が、指示され
たページのマーク付け状態を「マーク有り」にセットす
る。文書の各ページのマーク付け状態は、マーク情報記
憶部6に記憶される。ユーザが、必要なページのみの合
成を指示すると、文書合成部7が、マーク情報記憶部6
を参照して「マーク有り」のページのページ番号を取得
し、そのページ番号のページのみを合成して新文書を作
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書をページ単位
で管理し、ページ単位での文書操作を可能とする文書処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FAX(ファクシミリ)で受信した文書
やスキャナから読み込んだ文書、エディタなどのアプリ
ケーションソフトウエアで作成した文書などの異種の文
書のページを統一的に取り扱う文書処理装置(ソフトウ
エア)として、Adobe社のAcrobat(商品
名)、Visioneer社のPaperPort(商
品名)などが知られている。この種の装置では、文書の
各ページの画像データをページ単位で管理しており、ペ
ージ単位での削除やコピーなどの操作が可能となってい
る。
【0003】これら従来装置は、例えばADF(オート
・ドキュメント・フィーダ)に複数ページからなる文書
をセットすると、それら各ページを順に読み取り、読み
取った複数のページの画像群を、1文書として1つの文
書ファイルにまとめて管理する。FAX受信の場合も同
様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、文書処理装置内
に取り込んだ文書(基礎文書と呼ぶ)から、必要なペー
ジのみを抜き出して新たな文書(派生文書と呼ぶ)を作
りたい場合がある。このような場合、上記従来装置で
は、(1)ディスプレイ画面で基礎文書の各ページの内
容を確認しながら必要なページを順次コピーし、それら
を1つの文書(ファイル)にまとめたり、あるいは
(2)基礎文書全体をコピーし、そのコピー文書から、
各ページの内容を確認しつつ不要なページを順次削除し
ていったり、という操作を行うしかなかった。
【0005】上記(1)、(2)の方法は、ページ単位
のコピー・削除の処理を伴うが、そのような処理には一
般にページのデータ量に応じた時間がかかる。したがっ
て、データ量の大きい画像情報などを含むページをコピ
ーしたり削除したりしようとすると、処理に時間がかか
ってしまう。したがって、上記(1)、(2)の方法で
は、ユーザが必要なページ又は不必要なページを選ぶご
とに、その処理の完了を比較的長時間待たされる可能性
があり、軽快な操作感が得られないという問題があっ
た。
【0006】また、上記(1)、(2)の方法には、派
生文書の作り直しの操作が繁雑であり、作り直しの際に
誤操作の可能性が高くなるという問題があった。すなわ
ち、基礎文書からページを抜き出して派生文書を作った
後で、必要なページを抜き出し忘れたのに気づいた場
合、上記(1)又は(2)の方法により、基礎文書をも
とに最初から作り直さなければならなかった。このた
め、ユーザは、作り直しのためには、前回どのページを
抜き出したかを覚えておかなければならなかった。作り
直しの際に別の必要なページを抜き出し忘れる可能性も
あった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、文書から必要なページを抜き出して新
たな文書を作成する際の操作、及びその操作のやり直し
が容易な文書処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る文書処理装
置は、複数のページからなる電子的な文書の処理のため
の装置であって、文書中のページを表示し、その表示に
基づくユーザからのページ選択を受け付けるユーザイン
タフェース手段と、選択されたページに対して、合成対
象のページであるか否かの判定のためのマークの付加及
び削除を行うマーク処理手段と、前記文書の各ページご
とのマークの付加状態を記憶するマーク情報記憶手段
と、前記マーク情報記憶手段を参照して前記文書中の合
成対象のページを識別し、識別したページからなる新た
な文書を合成する文書合成手段と有する。
【0009】この構成では、ユーザが、ユーザインタフ
ェース手段により、文書の各ページの内容を確認しなが
ら必要なページを選択すると、選択されたページにマー
ク処理手段によりマークが付加される。このマークは、
合成対象のページであるか否かを識別するためのマーク
である。すなわち、合成対象のページにマークを付す場
合もあるし、合成対象以外のページにマークを付す場合
もある。いずれにしても、マーク付加の有無により、合
成対象のページであるか否かを判定できればよい。どの
ページにマークが付されているかの情報は、マーク情報
記憶手段に記憶される。文書合成手段は、そのマーク情
報記憶手段の持つ情報を参照して合成対象のページを判
定し、それら合成対象のページのみを合成して新たな文
書を生成する。この構成によれば、合成元の文書(すな
わち基礎文書)から1ページずつコピー又は削除するの
ではなく、必要(又は不必要)なページをすべて一括し
て選択してから、必要なページ(すなわち合成対象のペ
ージ)のみを合成して新たな文書(すなわち派生文書)
を作成するので、ユーザは、1ページずつの選択操作に
おいて処理完了を長時間待たされることが無く、軽快な
操作感を得ることができる。
【0010】この構成において、ユーザインタフェース
手段にて、マーク付けされたページとマーク付けされて
いないページとを区別可能に表示することが好適であ
る。この表示は、例えば、ページの画像自体に文字通り
「マーク」を付加することにより実現できる。マーク
は、ページ本体と明確に区別できる形態が好適であり、
この目的からすれば、例えば本のページに貼られる付箋
のようなものをマークとすることも好適である。また、
カラー表示可能な表示手段を利用できる場合には、ペー
ジの色を区別するなどの方法も可能である。このよう
に、マークの有無をユーザインタフェース手段における
ページ表示において識別可能とすることにより、ユーザ
は、どのページを合成対象に選んだのかが一目瞭然に分
かる。したがって、ユーザは、合成対象に選んだページ
の確認やその確認に基づくページ選択のやり直しを容易
に行うことが可能になる。
【0011】また、本発明の好適な態様では、文書処理
装置は、ユーザから検索条件の入力を受け付ける条件入
力手段と、前記条件入力手段から入力された検索条件を
満足するページを前記文書から検索する検索手段と有
し、前記マーク処理手段は、前記検索手段で検索された
ページに前記マークを付加する手段を有する。
【0012】この態様は、ユーザが順次ページ内容を確
認しながら合成対象のページを選択する方式の他に、検
索手段を用いて検索条件に適合するページを見つけ、そ
れを合成対象のページとして選択する方式を提供する。
この態様によれば、大量のページを有する文書から必要
なページを高速に絞り込むことができる。
【0013】また、本発明の好適な態様では、マーク情
報記憶手段に、各ページがマーク付けされているか否か
の情報だけでなく、マーク付けされている場合にはその
マークが付加された順番を記憶する。そして、文書合成
手段は、この順番の情報に従い、合成対象のページを合
成して派生文書を生成する。この態様によれば、所望の
ページが所望の順番で並んだ派生文書を得ることができ
る。
【0014】また、本発明の好適な態様では、複数種類
のマークを利用することにより、1つの合成元の文書か
ら同時に複数種類の文書を生成することができる。この
場合、マーク情報記憶手段は、各マークの種類ごとに、
そのマークが合成元の文書のどのページに付されている
かを記憶しており、文書合成手段は、そのマーク情報記
憶手段を参照して、同一種類のマークが付されているペ
ージを1つの派生文書に合成する。
【0015】この態様において、ユーザインタフェース
手段は、異なる種類のマークが付加されたページを互い
に区別可能に表示することが好適である。これにより、
ユーザは、どのページがどの派生文書に属するかを把握
することができ、各派生文書ごとのページの選択やその
やり直しが容易になる。
【0016】また、この態様において、マーク情報記憶
手段に、各ページに付された各マークごとに、同一種類
のマーク中でそのマークが付された順番を記憶すること
により、1つの合成元の文書から所望のページが所望の
順番で並んだ複数の文書を得ることができる。
【0017】また本発明は、コンピュータを、文書中の
ページを表示し、その表示に基づくユーザからのページ
選択を受け付けるユーザインタフェース手段、選択され
たページに対して、合成対象のページであるか否かの識
別のためのマークの付加又は削除を行うマーク処理手
段、前記文書の各ページごとのマークの付加状態を記憶
するマーク情報記憶手段、前記マーク情報記憶手段を参
照して前記文書中の合成対象のページを識別し、識別し
たページからなる新たな文書を合成する文書合成手段、
前記マーク情報記憶手段を参照し、前記ユーザインタフ
ェース手段におけるページの表示にマークの有無を示す
表示内容を付加する手段、として機能させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明に係る文書処理装置の構成
を示す機能ブロック図である。文書記憶部1は、文書の
情報を記憶する文書データベースである。文書記憶部1
には、1文書が1ファイルとして記憶されており、更に
1文書は、1以上のページのデータから構成されてい
る。このページのデータは、FAX受信やスキャナ読込
みによって得られた画像情報である場合もあるし、アプ
リケーションで作成されたテキスト形式などの文書デー
タである場合もある。文書記憶部1には、スキャナ読込
み等で入力された文書やアプリケーションで作成された
文書の他、以下に説明する本実施形態の装置・方法で合
成された文書も記憶される。
【0020】文書記憶部1に記憶される文書のデータ構
造の一例を図2に示す。1つの文書は、管理情報50と
実体情報52とから構成されている。
【0021】管理情報50は、当該文書の諸属性を示す
情報であり、「文書名(文書ファイル名)」、「総ペー
ジ数」、「マーク情報」、「合成元の文書名」の情報を
含む。「文書名」は、当該文書の識別名であり、「総ペ
ージ数」は、当該文書を構成するページの総数である。
「マーク情報」は、当該文書においてマークが付加され
たページの番号の情報である。マーク情報については、
後で詳述する。なお、マーク付けをしたことがなけれ
ば、マーク情報の内容は空になる。図2では、データ内
容が空であることを“()”で表している。「合成元の
文書名」は、当該文書の元になった文書の文書名を示す
情報である。文書が本実施形態の装置により合成された
ものである場合、その合成の元になった文書の文書名が
「合成元の文書名」に登録される。スキャナ等から読み
込んだ文書は、「合成元の文書名」のデータが空にな
る。
【0022】実体情報52は、当該文書の各ページの内
容情報を含む。各ページの内容情報は、ページのデータ
そのもの(例えば画像データや、ワードプロセッサの文
書データなど)でもよいし、ページのデータの格納場所
(ファイル名やアドレスなど)の情報でもよい。いずれ
にしても、ページの内容情報は、その情報に基づきペー
ジの内容を表示できるようなものであればよい。
【0023】表示部2は、本実施形態の装置のユーザイ
ンタフェース手段の一要素を構成するものであり、合成
元の文書のページ画像やその文書に対する操作を指示す
るためのボタン等を表示する。
【0024】表示部2によるユーザインタフェース画面
の表示例を図3に示す。この例では、ユーザインタフェ
ース画面は、グラフィカル・ユーザインタフェースのウ
インドウ100として実現されている。ウインドウ10
0は、文書名表示領域102、コマンドボタン領域10
4、ページ画像表示領域108、ページ番号表示領域1
12から構成される。文書名表示領域102には、現在
表示対象となっている文書の文書名102aと、その文
書の合成元の文書名102bが表示される。この文書名
等の内容は、図2に示した文書の管理情報50から取得
される。コマンドボタン領域104には、現在表示対象
となっている文書に対する処理の指示のためのコマンド
ボタン106が表示される。ユーザがマウス等を用いて
所望のコマンドボタンをクリックすると、それに対応す
る処理が実行される。「開く」ボタンは、文書記憶部1
に記憶された文書のファイルを開くためのボタンであ
る。「マーク付け」ボタンは、ページ画像表示領域10
8に表示中のページに対するマーク付けを指示するため
のボタンであり、「マーク削除」ボタンは、表示中のペ
ージに付加されているマークの削除を指示するためのボ
タンである。「前ページ」ボタンは、表示中のページの
1ページ前のページの表示を指示するためのボタンであ
り、「次ページ」ボタンは、表示中のページの1ページ
後のページの表示を指示するためのボタンである。「前
のマーク」ボタンは、表示中のページから遡って最初の
マーク付きのページの表示を指示するためのボタンであ
り、「次のマーク」ボタンは表示中のページの後の最初
のマーク付きのページの表示を指示するためのボタンで
ある。また、「閉じる」ボタンは、表示中の文書のファ
イルを閉じるためのボタンである。「合成」ボタンは、
マークを付加したページの合成を指示するためのボタン
である。「印刷」ボタンは、表示中の文書の印刷を指示
するための文書である。「保存」ボタンは、表示中の文
書の情報の文書記憶部1への保存を指示するためのボタ
ンである。そして、「終了」ボタンは、本文書処理装置
の動作の終了を指示するためのボタンである。
【0025】ページ画像表示領域108には、現在表示
対象となっている文書の中の1ページのページ画像11
0が表示される。図3では、繁雑さを避けるためページ
画像110を白紙状態として示しているが、当然ながら
実際のページ画像にはそのページに示されている文字や
図形等が含まれる。ページ番号表示領域112には、ペ
ージ画像表示領域108に現在表示しているページ画像
110の、文書全体の中でのページ番号が示される。図
示の例では「1/20」なので、ページ画像110は、
総ページ数20ページの文書の中の第1ページであるこ
とが分かる。
【0026】アクセス処理部3は、文書記憶部1に対す
る文書の読み書きの処理を行う。例えば、表示部2にお
けるページ画像110の表示は、対象のページの情報を
このアクセス処理部3により文書記憶部1から取り出し
て生成される。
【0027】入力制御部4は、表示部2の表示に対する
ユーザのコマンド等の入力を検出し、その入力に応じた
処理を実行する。入力制御部4は、本実施形態において
特に重要な機能を果たす機能要素として、マーク処理部
5を有する。マーク処理部5は、ユーザの指示に基づ
き、ページへのマーク付け又はマーク削除の処理を行
う。このマーク処理部5の機能を含め、入力制御部4の
詳細な機能については、本実施形態の処理手順の際に併
せて説明する。
【0028】マーク情報記憶部6は、文書の各ページご
とにマーク付けの状態を記憶する。図4は、マーク情報
記憶部6の保持するデータ内容の一例を示す図である。
図4は、総ページ数20ページの文書についての例であ
る。図4に示すように、マーク情報記憶部6は、各ペー
ジごとに、そのページのマークの状態を保持している。
この例では、マーク付けがされていない状態を“0”で
表している。マーク付けがされているページは、このマ
ークの状態が“1”になる。マーク情報記憶部6の情報
は、マーク処理部5により更新される。
【0029】文書合成部7は、入力制御部4からの指示
に基づき、マーク情報記憶部6の情報を参照して、マー
ク付けのされたページを新たな1つの文書に合成する。
出力部8は、入力制御部4からの指示に基づき、表示部
2に表示中の文書の出力処理を行う。すなわち、出力部
8は、印刷が指示された場合にはその文書を本装置付属
のプリンタに印刷させ、データ保存が指示された場合に
はその文書の情報をアクセス処理部3を介して文書記憶
部1に記憶する。検索処理部9は、ユーザから検索条件
の指定を受け付け、現在表示対象となっている文書の中
でその検索条件を満足するページを検索する。検索処理
は、アクセス処理部3を介して文書記憶部1内の各ペー
ジのデータにアクセスして行う。
【0030】以上説明した本実施形態の文書処理装置
は、典型的には、コンピュータ上でソフトウエア的に構
築される。
【0031】次に、本実施形態の装置の処理手順を、図
5〜図9を参照して説明する。図5は、本実施形態の装
置の処理手順を示すフローチャートである。図5に示さ
れる各判定ステップは、それぞれ、図3のウインドウ1
00の各コマンドボタン106がクリックされたか否か
の判定を行うステップである。すなわち、S2は「開
く」ボタンがクリックされたか否かを判定する。以下同
様に、S5は「マーク付け」ボタン、S7は「マーク削
除」ボタン、S9は「前ページ」ボタン、S12は「次
ページ」ボタン、S15は「前のマーク」ボタン、S1
7は「次のマーク」ボタン、S19は「閉じる」ボタ
ン、S21は「合成」ボタン、S26は「印刷」ボタ
ン、S28は「保存」ボタン、S30は「終了」ボタ
ン、のクリック有無の判定のステップである。
【0032】本実施形態の文書処理装置が起動される
と、図3のウインドウ100が表示部2に表示される
が、この時点ではページ画像表示領域108にページ画
像は表示されず、コマンドボタン領域104では「開
く」ボタンと「終了」ボタンのみがアクティブ状態(ク
リックできる状態)で他のボタンは非アクティブ状態と
なっている。この時点で、本装置は、コマンド入力待ち
受け状態に入る。この状態で、ユーザが「開く」ボタン
をクリックすると、入力制御部4は、クリックされたボ
タンを識別し、コマンドの内容を解釈する(S1)。こ
こでは、「開く」ボタンがクリックされたことが認識さ
れ、S2の判定結果がYesとなる。
【0033】すると、入力制御部4は、S3において次
のような処理を行う。すなわち、入力制御部4は、まず
ユーザに対し、対象とする文書(すなわち基礎文書)の
文書名の入力を促し、それに応じて入力された文書名
(図3の例では“Foo.xdw”)を取得する。そして、そ
の文書名をアクセス処理部3に渡す。アクセス処理部3
は、文書記憶部1からその文書名の文書の管理情報50
と最初のページの内容を読み出し、入力制御部4に渡
す。入力制御部4は、これらの情報を元に、表示部2の
ウインドウ100に、基礎文書の最初のページの画像を
表示し、文書名102aや(もし有る場合には)合成元
の文書名102b、ページ番号112を表示する。図3
は、この時点での表示状態を示したものである。
【0034】次に入力制御部4は、S4において、マー
ク情報記憶部6に、基礎文書の総ページ数(これは管理
情報50から分かる)分のマークの状態を記憶する領域
を確保し、図4に示すようなテーブルを作成する。そし
て、すべてのページのマークの状態を“0”(すなわち
マーク無し)に設定する(図4参照)。
【0035】このS4の処理が終了すると、コマンドボ
タン領域104(図3)のすべてのボタンがアクティブ
状態となり、入力制御部4は入力待ち状態になる。
【0036】以下、ユーザは、「前ページ」「後ペー
ジ」ボタンを利用して、ページ画像表示領域108に表
示するページを入れ替えながら各ページの内容を確認
し、ページへのマークの付加や削除などの操作を行う。
【0037】例えば、「次ページ」ボタンがクリックさ
れると、S12の判定がYesとなる。すると入力制御
部4は、現ページ番号が当該文書の総ページ数より小さ
いか否かを判定する(S13)。現ページ番号が総ペー
ジ数以上の場合は、次のページがないということなの
で、ウインドウ100の表示状態を変更せず、入力待ち
状態に戻る。現ページ番号が総ページ数より小さけれ
ば、入力制御部4は、アクセス処理部3に文書記憶部1
から次のページの内容を読み込ませ、このページ内容を
ページ画像表示領域108に表示する(S14)。ま
た、現ページ番号を1増加させ、これに応じてページ番
号表示領域112の表示を変更する(S14)。このあ
と、入力制御部4は入力待ち状態となる。
【0038】また、「前ページ」ボタンがクリックされ
ると、S19の判定がYesとなる。すると入力制御部
4は、現ページ番号が1より大きいか否かを判定する
(S10)。現ページ番号が1以下の場合は、前のペー
ジがないということなので、ウインドウ100の表示状
態を変更せず、入力待ち状態に戻る。現ページ番号が1
より大きければ、入力制御部4は、アクセス処理部3に
文書記憶部1から1ページ前のページの内容を読み込ま
せ、このページ内容をページ画像表示領域108に表示
する(S11)。また、現ページ番号を1減少させ、こ
れに応じてページ番号表示領域112の表示を変更する
(S11)。このあと、入力制御部4は入力待ち状態と
なる。
【0039】新たな文書で使いたいページが見つかれ
ば、ユーザは、そのページがページ画像表示領域108
に表示されている状態で「マーク付け」ボタンをクリッ
クすればよい。この結果、S5の判定がYesとなる。
すると、マーク処理部5が、マーク情報記憶部6におけ
る現ページ番号のマーク状態をマーク有りを示す値
“1”にセットする(S6)。この結果、マーク情報表
示部6の現ページのマーク状態が“1”になったので、
入力制御部4は、ページ画像表示領域108における現
ページのページ画像110にマークを表示する(S
6)。この結果、例えば図6に示す表示が得られる。図
6では、ウインドウ100のページ画像110に付箋形
式のマーク120が付されている。このような付箋形式
のマーク120は、ページ画像110と明確に区別が可
能である。なお、マーク120としては、このような付
箋形式に限らず、ページ画像110内に表示される所定
形状の図形でもよい。また、ページ画像110の地(す
なわち文字、図形等以外の部分)の色を、通常のページ
と替えることにより、“マーク”を表現することも可能
である。
【0040】逆に、一度マークを付加したページからマ
ークを削除したい場合は、ユーザは、そのマーク付きの
ページがページ画像表示領域108に表示されている状
態で「マーク削除」ボタンをクリックすればよい。この
結果、S7の判定がYesになる。すると、マーク処理
部5が、マーク情報記憶部6における現ページ番号のマ
ーク状態をマーク無しを示す値“0”にリセットする
(S8)。この結果、マーク情報表示部6の現ページの
マーク状態が“0”になったので、入力制御部4は、ペ
ージ画像表示領域108におけるマーク120の表示を
削除し、現ページのページ画像110のみを表示する
(S8)。
【0041】以上のような操作を繰り返し、いくつかの
ページにマークの付加が完了したときのマーク情報記憶
部6の状態を図7に示す。図7の例では、20ページの
基礎文書のうち、3,6,9,12,15の5ページに
マークが付加されている。ユーザは、「前のマーク」及
び「次のマーク」ボタンをクリックすることにより、マ
ーク付けしたページを読み出し、そのページが所望のも
のかどうかを確認することができる。
【0042】例えば、図7に示したマーク付加状態で、
表示部2が図3の如く第1ページを表示しているとき
に、ユーザが「次のマーク」ボタンをクリックしたとす
る。すると、S17の判定の結果がYesとなる。この
結果、S18において、入力制御部4は、マーク情報記
憶部6を参照し、現ページ以降で最初のマーク状態が
“1”のページの番号を取得し、そのページ番号のペー
ジの内容を文書記憶部1から取り出して、表示部2に表
示する。このページの取り出しは、アクセス処理部3を
介して行われる。なお、現ページの後にマーク付きのペ
ージがない場合は、表示部2のページ表示は変更されな
い。
【0043】逆に、ユーザが「前のマーク」ボタンをク
リックすると、S15の判定結果がYesとなり、この
結果入力制御部4は、S16において、マーク情報記憶
部6を参照し、現ページから前に遡って最初のマーク状
態“1”のページの番号を取得し、そのページ番号のペ
ージの内容を文書記憶部1から取り出して、表示部2に
表示する。
【0044】ユーザは、このような操作を繰り返すこと
により、必要なページにすべてマーク付けしたかを確認
することができる。
【0045】マーク付けをしたページ群を合成して新た
な文書を生成する場合は、ユーザは、「合成」ボタンを
クリックすればよい。すると、S21の判定がYesに
なる。この場合、入力制御部4は、文書合成部7に制御
を渡す。文書合成部7は、ユーザに対して合成する新文
書の文書名の入力を促し、これに応じて入力された文書
名を取得する。そして、その文書名をアクセス処理部3
に渡し、文書記憶部1にその文書名の新たな文書ファイ
ル(合成ファイルと呼ぶ)を生成させる(S22)。合
成ファイルの管理情報には、その文書名が書き込まれ
る。合成ファイルができると、次に文書合成部7は、マ
ーク情報記憶部6を参照し、マークの状態が“1”(マ
ーク有り)のページ番号を抽出し、抽出したページ番号
をアクセス処理部3に渡して、それらページ番号に該当
するページの内容をその合成ファイルの実体情報52
(図2参照)にコピーする(S23)。更に、文書合成
部7は、マーク情報記憶部6におけるマーク状態“1”
のページ数をその合成ファイルの管理情報50に「総ペ
ージ数」として書き込み、現在表示中の基礎文書の文書
名をその管理情報50に「合成元の文書名」として書き
込む(S24)。以上のS22〜S24の処理により、
所望のページを抜き出して合成した新文書が完成する。
図8は、このようにして図2の文書から合成された新文
書(文書名“Bar.xdw”)のデータを示す。「合成元の
文書名」は、この文書が文書“Foo.xdw”から合成され
たことを示している。このように、文書に合成元の文書
名の情報を持たせることにより、その文書の合成元にな
った文書までたどることができる。したがって、例え
ば、ユーザが合成した文書を読んでその文書に関連する
他の情報を更に知りたくなった場合に、合成元の文書を
呼び出すことができる。
【0046】このようにして文書の合成が終わると、入
力制御部4は、ウインドウ100と同じ文書表示用の新
たなウインドウを開くとともに、アクセス処理部3を介
して文書記憶部1から新文書“Bar.xdw”を読み出し、
その第1ページをその新たなウインドウに表示する(S
25)。
【0047】ここで、その新文書を印刷したい場合は、
ユーザは、新文書を表示したウインドウをアクティブに
した状態で、「印刷」ボタンをクリックすればよい。す
ると、S26の判定がYesとなり、入力制御部4は、
出力部8にその文書の文書名を渡し、印刷出力を指示す
る。すると、出力部8は、ユーザに印刷条件(部数や用
紙サイズなど)の入力を促し、その印刷条件に従ってそ
の文書を印刷する(S27)。印刷が開始されると、入
力制御部4は入力待ち状態に戻る。なお、合成元の文書
“Foo.xdw”を印刷したい場合には、その合成元文書の
ウインドウ100をアクティブにし、「印刷」ボタンを
クリックすればよい。
【0048】開いている文書ファイルを閉じる場合に
は、その文書を表示したウインドウをアクティブにした
状態で、「閉じる」ボタンをクリックする。すると、S
19の判定がYesになり、入力制御部4は、マーク情
報記憶部6からその文書のマーク付加状態の情報を取得
し、その情報を文書記憶部1における当該文書の「マー
ク情報」に登録する(S20)。すなわち、マーク状態
“1”のページのページ番号を、文書記憶部1における
当該文書の管理情報50の「マーク情報」に書き込む。
そして、入力制御部4は、その文書についての情報(文
書名やページ画像の情報など)を破棄する(S20)。
これにより、ウインドウ100からその文書のページ画
像110や文書名102a等が消去される。
【0049】例えば、図6に示す文書“Foo.xdw”を表
示するウインドウ100において、「閉じる」ボタンを
クリックしたとする。このとき、マーク情報記憶部6に
記憶されている文書“Foo.xdw”のマーク付加状態が図
7に示す状態であったとすると、「閉じる」ボタンのク
リックにより、文書記憶部1内の当該文書の情報が図9
に示すように更新される。図9に示す文書情報では、図
2に示した文書情報と比較して、「マーク情報」にマー
クが付加されたページのページ番号が既述されている。
なお、この後、再び文書“Foo.xdw”を開くと(S2が
Yes)、S4でマーク情報記憶部6に当該文書用の情
報を生成する際に、入力制御部4は、その文書の管理情
報50の「マーク情報」に登録された各ページのマーク
状態を“1”にセットする。それらマーク状態が“1”
のページが表示される場合には、そのページにマークが
付加された状態で表示される。
【0050】また、開いている文書ファイルの情報を保
存したい場合は、その文書の表示したウインドウをアク
ティブにした状態で、「保存」ボタンをクリックすれば
よい。すると、S28の判定がYesになる。この場
合、入力制御部4は、ユーザに文書名の入力を促し、そ
れに応じて入力された文書名のファイルを文書記憶部1
に生成し、現在表示中の文書の各ページの内容をそのフ
ァイルに保存する(S29)。このとき、入力制御部4
は、マーク情報記憶部6から、表示中の文書のマーク付
加状態の情報を取得し、マークが付加されたページ番号
の情報を、新たに生成した文書ファイルの「マーク情
報」に書き込む。なお、ユーザの入力した文書名が現在
の文書名と同じ場合には、ファイルの生成は行われず、
その文書の既存のファイルにその文書の現在の情報が上
書きされる。
【0051】この文書処理装置の動作を終了させたい場
合は、「終了」ボタンを押下すればよい。この場合、S
30の判定がYesとなり、入力制御部4が、マーク情
報記憶部6から、表示中の文書のマーク付加状態の情報
を取得し、マークが付加されたページの番号を、文書記
憶部1における当該文書の「マーク情報」に登録する
(S31)。そして、入力制御部4は、表示部2に命じ
てウインドウを閉じ、本文書処理装置のために確保した
記憶領域を開放する(S31)。
【0052】以上が、本実施形態の装置の処理手順であ
る。以上説明したように、本実施形態によれば、合成元
の文書において必要なページを一括して選択してから、
コピーなどの処理を伴う文書合成を行うので、ユーザ
は、1ページずつの選択操作において処理完了を長時間
待たされることがない。また、ページの表示上で、選択
したページには可視的なマークが表示されるので、ユー
ザは文書中のどのページを選択しどのページを選択しな
かったのかを把握することができ、ページの選択及びそ
のやり直しが容易になる。
【0053】なお、以上の例では、合成対象のページに
マークを付していたが、合成対象でない(すなわち削除
する)ページにマークを付すようにすることももちろん
可能である。
【0054】[変形例1]上記実施形態では、ユーザが
各ページを確認しながら、合成対象のページの選択を行
っていた。これに対し、この変形例では、検索機構を利
用したマーク付け処理を行う。
【0055】図1における検索処理部9が、ページ検索
を行うための機構である。ユーザが、文書処理装置を起
動し、ある文書を開いた状態で、検索コマンドを入力す
ると、入力制御部4は、検索条件の入力を促す。これに
応じてユーザがキーワードなどの検索条件を入力する
と、その検索条件が入力制御部4から検索処理部9に渡
される。すると、検索処理部9は、その開かれている文
書のページの中から、その検索条件を満足するものを検
索する。そして検索処理部9は、検索したページのペー
ジ番号を入力制御部4に渡す。これを受け取った入力制
御部4では、マーク処理部5が、マーク情報記憶部6に
おけるそれらページ番号に対応するマーク状態を“1”
(マーク有り)にセットする。
【0056】このように検索処理とマーク付け処理とを
連動させることにより、例えばページ数の大きな文書か
らの必要なページの抽出を高速に行うことが可能にな
る。
【0057】なお、この変形例において、検索結果とし
て抽出されたページを対象とした更なる検索条件を指定
できるようにし、そのよう絞り込み検索により、マーク
付けするページを更に絞り込むことも可能である。この
場合、ユーザがマーク絞り込みのコマンドを入力する
と、入力制御部4がマーク情報記憶部6からマーク付け
されたページの番号を取得し、そのページ番号を検索処
理部9に渡す。検索処理部9は、取得したページ番号の
ページ群を対象として新たな検索条件による検索を行
い、それらのうち新たな検索条件を満足するページの番
号を抽出し、入力制御部4に渡す。これを受け取った入
力制御部4では、マーク処理部5が、受け取ったページ
番号以外のマーク状態を“0”にリセットする。
【0058】また、この変形例において、検索によりマ
ーク付けしたページを維持したまま、別の検索条件で求
めたページに新たにマーク付けを行うことも可能であ
る。この場合、検索処理部9で別の検索条件を満足する
ページの番号をマーク処理部5に渡し、マーク処理部5
が、マーク情報記憶部6において、それらページ番号の
マーク状態を“1”にセットすればよい。
【0059】[変形例2]この変形例では、1つの文書
に対して複数種類のマークの付加を可能にし、マークの
種類ごとに文書を合成できるようにする。この変形例を
実現するための構成及び処理手順は、上記実施形態のも
のと基本的に同様でよい。ただし、この変形例の実現の
ためには、マークの種類ごとにマークの付加状態を管理
する必要がある。
【0060】図10は、この変形例におけるマーク情報
記憶部6の記憶内容の一例を示す図である。図10の例
は、20ページの文書に対し、4種類のマークが付加さ
れている場合を示している。同一種類のマークが付され
ているページが1つのグループを形成し、それらが1つ
の文書に合成される。マーク情報記憶部6には、各ペー
ジごと、各グループごとに、そのマークの付加の有無が
登録される。この例でも、状態“0”がマーク無し、状
態“1”がマーク有りを示す。例えば、図10における
第3ページは、グループA,B及びCについてマーク状
態が“1”になっている。したがって、第3ページは、
グループA,B及びCの合成文書に含まれることにな
る。図11は、表示部2におけるこの第3ページの表示
状態を示す図である。第3ページのページ画像110に
は、グループA,B及びCのマーク120A,120B
及び120Cが付加されている。
【0061】文書を合成する場合には、「合成」ボタン
をクリックし、どのグループを合成するかを指定すれば
よい。すると、文書合成部7が、そのグループのマーク
が付加されているページの番号をマーク情報記憶部6か
ら取得し、そのグループのページのみからなる新文書を
合成する。
【0062】マーク情報記憶部6でのマーク状態管理の
別の方式として、図12に示すような方式がある。この
方式では、各グループのマーク状態をそれぞれ2進数の
各桁に割り当てている。グループAのマーク状態は1の
桁に、グループBは10の桁に、グループCは100の
桁に、グループDは1000の桁に、それぞれ対応づけ
ている。例えば、第3ページの場合、グループA,B及
びCのマークが付加されているので、マーク付加状態は
“0111”である。図12では、このマーク付加状態
を16進の整数で表している。この方式によれば、マー
ク情報記憶部6におけるマーク付加状態の記憶に必要な
領域を小さくすることができる。
【0063】なお、この変形例では、マーク付加又は削
除の際に、どの種類(グループ)を付加又は削除するの
かを指定する必要がある。このためには、例えばウイン
ドウ100で「マーク付け」又は「マーク削除」ボタン
がクリックされると、グループのリストを表示し、ユー
ザに所望のグループを選択させるようにすればよい。
【0064】また、ページに付されているマークのう
ち、所望のものだけを表示することもできる。すなわ
ち、予め対象にするグループを指定しておくと、入力制
御部4は、そのグループのマーク付け状態だけを調べ、
そのグループに属するマークのみを表示する。図11の
例では、表示グループ情報114に示すように、すべて
のグループのマークを表示するようにしている。
【0065】この変形例によれば、複数種類のマークを
利用することにより、1つの文書から、目的や用途に応
じて複数の文書を合成することができる。また、そのよ
うな複数種類のマークを付けた文書の情報を保存し、再
利用することも可能である。
【0066】[変形例3]以上に説明した実施形態及び
変形例では、ページにマークが付加されているか否かだ
けを区別していた。
【0067】この変形例では、マーク情報記憶部6で、
マークの有無だけでなく、マークの付けられた順番を記
憶し、これにより所望のページ順で文書を合成すること
を可能にする。
【0068】この変形例では、ユーザがあるページに対
し「マーク付け」を指示すると、マーク処理部5が、そ
のマークの順番をマーク情報記憶部6におけるそのペー
ジのマークの状態にセットする。例えば、最初にマーク
を付けたページはマークの状態は“1”になり、その次
にマークを付けたページは、状態が“2”になる。
【0069】上記変形例2のごとく、マークが複数種類
ある場合は、各種類ごとにマーク付けの順番をカウント
する。例えば、グループAの1番、2番、・・・、グル
ープBの1番、2番、・・・といった具合である。図1
3は、このようにマークが複数種類ある場合の、本変形
例におけるマーク情報記憶部6のデータ内容の一例を示
す図である。例えば、第3ページは、グループAでは1
番目、グループBでは3番目、グループCでは2番目に
マーク付けされており、グループDのマークは付加され
ていない。図14は、この図13に示すマーク付加状態
において、第3ページを表示した場合の表示例である。
第3ページのページ画像110には、グループA,B及
びCのマーク130A,130B及び130Cが付加さ
れており、それらマーク130A,130B及び130
Cには、それぞれそのグループ内での順番が表示されて
いる。例えば、マーク130Bに描かれている“B3”
は、グループBで3番目に付加されたマークであること
を示している。
【0070】この変形例では、表示部2のウインドウ1
00において、「前のマーク」や「次のマーク」ボタン
がクリックされると、マーク情報記憶部6のマークの状
態に示された順番にしたがって、直前又は直後のマーク
付きページが取り出され、表示される。
【0071】この変形例の装置では、ユーザが文書の合
成を指示すると、文書合成部7は、マーク情報記憶部6
を参照して、マーク付けされているページを、そのマー
クの状態に登録された順序に従って並べ、1つの文書に
合成する。マークが複数種類(グループ)ある場合に
は、グループ単位で同様の処理が行われ、指定されたグ
ループのページがマーク状態に登録された順序にしたが
って合成される。
【0072】この変形例によれば、マーク付けを行った
ページを、元の文書のページ順序とは無関係に、新たに
合成する文書におけるページ順序を指定することができ
る。
【0073】なお、以上に説明した実施形態並びに変形
例の装置は、例えば以上に説明した機能あるいは処理手
順を記述したプログラムをコンピュータに実行させるこ
とによって実現することができる。この場合、プログラ
ムは、例えばフロッピーディスクやCD−ROMなどの
記録媒体の形態あるいは通信回線を介して供給され、こ
れを例えばコンピュータに付属する固定ディスク装置に
インストールすることにより、実行可能となる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文書から必要なページを抜き出して新たな文書を合成す
る際の操作が容易になり、またその合成のやり直しの操
作も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る文書処理装置の構成を示す機能
ブロック図である。
【図2】 文書記憶部に記憶される文書のデータ構造の
一例を示す図である。
【図3】 表示部によるユーザインタフェース画面の表
示例を示す図である。
【図4】 マーク情報記憶部の保持するデータ内容の一
例を示す図である。
【図5】 実施形態の装置の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】 表示部におけるマークが付加されたページの
表示例を示す図である。
【図7】 いくつかのページにマークの付加が完了した
ときのマーク情報記憶部6のデータ内容の一例を示す図
である。
【図8】 合成された文書のデータ内容の一例を示す図
である。
【図9】 マーク付けをした文書を格納したときの文書
のデータ内容の一例を示す図である。
【図10】 複数種類(グループ)のマークを用いる変
形例におけるマーク情報記憶部6のデータ内容の一例を
示す図である。
【図11】 表示部における複数種類(グループ)のマ
ークが付されたページの表示例を示す図である。
【図12】 複数種類(グループ)のマークを用いる変
形例におけるマーク情報記憶部6のマーク状態記述形式
の別の一例を示す図である。
【図13】 マーク付けの順番の情報を含んだマーク情
報記憶部のデータ内容の一例を示す図である。
【図14】 順番の情報を含んだマークの表示例を示す
図である。
【符号の説明】
1 文書記憶部、2 表示部、3 アクセス処理部、4
入力制御部、5 マーク処理部、6 マーク情報記憶
部、7 文書合成部、8 出力部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のページからなる電子的な文書の処
    理のための装置であって、 文書中のページを表示し、その表示に基づくユーザから
    のページ選択を受け付けるユーザインタフェース手段
    と、 選択されたページに対して、合成対象のページであるか
    否かの識別のためのマークの付加又は削除を行うマーク
    処理手段と、 前記文書の各ページごとのマークの付加状態を記憶する
    マーク情報記憶手段と、 前記マーク情報記憶手段を参照して前記文書中の合成対
    象のページを識別し、識別したページからなる新たな文
    書を合成する文書合成手段と、 を有する文書処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置であって、 前記ユーザインタフェース手段は、前記マーク情報記憶
    手段を参照し、マークが付加されたページとマークが付
    加されていないページとを区別可能に表示することを特
    徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の文書処理
    装置において、 ユーザから検索条件の入力を受け付ける条件入力手段
    と、 前記条件入力手段から入力された検索条件を満足するペ
    ージを前記文書から検索する検索手段と、 を有し、 前記マーク処理手段は、前記検索手段で検索されたペー
    ジに前記マークを付加する手段を有することを特徴とす
    る文書処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の文書処理装置において、 前記マーク情報記憶手段は、前記マークが付加された各
    ページごとに、前記マーク処理手段により当該マークが
    付加された順番を記憶し、 前記文書合成手段は、前記文書中のマークが付加された
    ページを、そのマークが付加された順番に従って並べて
    合成することを特徴とする文書処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の文書処理装置において、 前記マーク処理手段は、ユーザの指定に応じて複数種類
    のマークを付加することができ、 前記マーク情報記憶手段は、前記文書の各ページごと
    に、当該ページに付加されているマークの種類を記憶
    し、 前記文書合成手段は、同一種類のマークが付加されたペ
    ージを1つの文書に合成することを特徴とする文書処理
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の文書処理装置において、 前記ユーザインタフェース手段は、異なる種類のマーク
    が付加されたページを互いに区別可能に表示することを
    特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6記載の文書処理装
    置において、 前記マーク情報記憶手段は、前記各ページに付された各
    マークごとに、同一種類のマーク中でそのマークが付さ
    れた順番を記憶し、 前記文書合成手段は、同一種類のマークが付加されたペ
    ージを、それらマークが付加された順番に従って並べて
    合成することを特徴とする文書処理装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、 文書中のページを表示し、その表示に基づくユーザから
    のページ選択を受け付けるユーザインタフェース手段、 選択されたページに対して、合成対象のページであるか
    否かの識別のためのマークの付加又は削除を行うマーク
    処理手段、 前記文書の各ページごとのマークの付加状態を記憶する
    マーク情報記憶手段、 前記マーク情報記憶手段を参照して前記文書中の合成対
    象のページを識別し、識別したページからなる新たな文
    書を合成する文書合成手段、 前記マーク情報記憶手段を参照し、前記ユーザインタフ
    ェース手段におけるページの表示にマークの有無を示す
    表示内容を付加する手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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