JP2024519012A - 高純度フェントラミンメシレートおよびそれを作製する方法 - Google Patents

高純度フェントラミンメシレートおよびそれを作製する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、アセトンおよび水の存在下でフェントラミンおよびメタンスルホン酸からフェントラミンメシレートを合成する方法を提供する。本発明の方法は、高純度フェントラミンメシレートを提供する。本発明はまた、高純度フェントラミンメシレートを提供する。本発明はさらに、虹彩の平滑筋の収縮を阻害する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。本発明はさらに、瞳孔径を減少させる方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2021年5月18日に出願された米国仮出願第63/189,839号および2021年6月18日に出願された中国出願第202110679032.9号の利益を主張し、これらの各々の開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
発明の分野
本発明は、アセトンおよび水の存在下でフェントラミンおよびメタンスルホン酸からフェントラミンメシレートを合成する方法を提供する。本発明の方法は、高純度フェントラミンメシレートを提供する。本発明はまた、高純度フェントラミンメシレートを提供する。
発明の背景
フェントラミンメシレートは、軟組織麻酔を逆転させるための使用について米国食品医薬品局(FDA)によって承認された非選択的αアドレナリン作動性受容体拮抗薬である。フェントラミンメシレートはまた、褐色細胞腫患者における高血圧エピソードの予防または制御における使用について、およびノルエピネフリンの静脈内投与または血管外漏出後の皮膚壊死の処置について、FDAによって承認された。
フェントラミンメシレートは、新しい適応症について研究され続けている。したがって、高純度生成物を生成するためのフェントラミンの改善された合成が望ましい。
発明の概要
本発明は、フェントラミンメシレートを作製する方法であって、
(a)化合物1
Figure 2024519012000002
を、アセトンおよび水の存在下で、フェントラミンメシレートを含む第1の混合物を作製するのに有効な条件下でメタンスルホン酸と反応させること;
(b)第1の混合物とメチルt-ブチルエーテルとを混合して第2の混合物を作製すること;および
(c)第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させること(各方法は「本発明の合成方法」である)を含む、方法を提供する。
本発明はさらに、本発明の合成方法によって作製され、本発明の合成方法によって得ることができる純度を有するか、または本発明の合成方法によって得ることができるX線粉末回折(XRPD)パターンを示すフェントラミンメシレートを提供する(フェントラミンメシレートは「本発明の化合物」である)。
本発明はさらに、約6.87±0.2度の2θにおけるピーク、約20.32±0.2度の2θにおけるピーク、および約21.36±0.2度の2θにおけるピークを含むXRPDパターンを示すフェントラミンメシレートを提供する。
本発明はさらに、有効量の本発明の化合物を含む組成物を提供する(各組成物は「本発明の組成物」である)。
本発明はさらに、虹彩の平滑筋の収縮を阻害する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
本発明はさらに、瞳孔径を減少させる方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
本発明はさらに、視覚コントラスト感度または視力を改善する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
本発明はさらに、暗視力または夜間視力の障害を処置する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
本発明はさらに、薬理学的に誘導された散瞳を処置または逆転させる方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
本発明はさらに、老眼を処置する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
虹彩の平滑筋の収縮を阻害する、瞳孔径を減少させる、視覚コントラスト感度もしくは視力を改善する、暗視力もしくは夜間視力の障害を処置する、薬理学的に誘導された散瞳を処置もしくは逆転させる、または老眼を処置するための各方法は、「本発明の治療方法」である。
図1は、実施例2に記載のようにして得られたフェントラミンメシレートのXRPDパターンを示す。
図2は、実施例2に記載したようにして得られたフェントラミンメシレートの熱重量(TG)サーモグラムと示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムとの重ね合わせを示す。
図3は、フェントラミンメシレートの米国薬局方(USP)参照標準のXRPDパターンを示す。
図4は、フェントラミンメシレートUSP参照標準のTGサーモグラムとフェントラミンメシレートUSP参照標準のDSCサーモグラムとの重ね合わせを示す。
発明の詳細な説明
定義
数値の直前の「約」という用語は、その数値の最大±20%を意味する。例えば、「約」数値は、その数値の±最大20%、いくつかの実施形態では、±最大19%、±最大18%、±最大17%、±最大16%、±最大15%、±最大14%、±最大13%、±最大12%、±最大11%、±最大10%、±最大9%、±最大8%、±最大7%、±最大6%、±最大5%、±最大4%、±最大3%、±最大2%、±最大1%、±最大1%未満、またはその中の任意の他の値もしくは値の範囲を意味する。
本明細書を通して、数値範囲は特定の量について提供される。これらの範囲は、その中のすべての部分範囲を含む。したがって、範囲「50~80」は、その中のすべての可能な範囲(例えば、51~79、52~78、53~77、54~76、55~75、60~70など)を含む。さらに、所与の範囲内のすべての値は、それによって包含される範囲の終点であり得る(例えば、範囲50~80は、55~80、50~75などの端点を有する範囲を含む)。
「薬学的に許容され得る塩」という用語は、酸付加塩および塩基付加塩の両方を含む。薬学的に許容され得る塩は、塩基として機能する本発明の化合物を無機酸または有機酸と反応させて、塩、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、カンファースルホン酸、シュウ酸、マレイン酸、コハク酸、クエン酸、ギ酸、臭化水素酸、安息香酸、酒石酸、フマル酸、サリチル酸、マンデル酸、炭酸の塩などを形成することによって得ることができる。薬学的に許容され得る塩は、酸として機能する本発明の化合物を無機塩基または有機塩基と反応させて、塩、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、アルミニウム、アンモニア、イソプロピルアミン、トリメチルアミンの塩などを形成することによっても得ることができる。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る塩は亜鉛塩である。当業者は、薬学的に許容され得る塩が、本発明の化合物と適切な無機または有機の酸または塩基との、いくつかの公知の方法のいずれかによる反応によって調製され得ることをさらに認識する。
「溶媒和物」という用語は、溶媒和錯体を指す。溶媒和物は、溶媒和(溶媒分子と本発明の化合物の分子またはイオンとの組み合わせ)によって形成され得るか、または溶媒和物は、溶質イオンもしくは分子または溶媒分子を含む凝集体であり得る。溶媒は水であり得、この場合、溶媒和物は水和物である。水和物の例としては、半水和物、一水和物、二水和物、三水和物、六水和物などが挙げられるが、これらに限定されない。溶媒和物は、水分の吸収を介することを含む水和によって形成され得る。薬学的に許容され得る塩はまた、溶媒和物であり得る。溶媒和物が溶媒からの結晶化によって得られる場合、溶媒はアルコール、例えばメタノールまたはエタノール;アルデヒド;アセトンなどのケトン;または酢酸エチルなどのエステルであり得る。
「有効量」という用語は、処置もしくは逆転することを必要とする対象において、虹彩の平滑筋の収縮を阻害する、瞳孔径を減少させる、視覚コントラスト感度もしくは視力を改善する、暗視力もしくは夜間視力の障害を処置する、または薬理学的に誘導された散瞳を処置もしくは逆転させるのに有効な本発明の化合物の量を指す。
本明細書で言及されるすべての重量百分率(すなわち、「重量で%」および「wt.%」およびw/w)は、特に明記しない限り、場合によっては、混合物または組成物の総重量に対するものである。
本明細書で使用される場合、「不純物」は、フェントラミンメシレート以外の化合物または物質である。
本明細書で使用される場合、「単離された」とは、化学合成反応混合物から単離されたことを意味する。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレートは、少なくとも95%純粋であり、5%以下の1またはそれを超える不純物を含む。「少なくともx%純粋」とは、本発明の化合物が(100-x)%以下の1またはそれを超える不純物を含むことを意味する。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレートは、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%純粋であり、それぞれ4%以下、3%以下、2%以下、または1%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、存在する場合、1またはそれを超える不純物は、重量パーセントとしてフェントラミンメシレート中に存在する。いくつかの実施形態では、存在する場合、1またはそれを超える不純物は、モルパーセントとしてフェントラミンメシレート中に存在する。いくつかの実施形態では、存在する場合、1またはそれを超える不純物は、体積パーセントとしてフェントラミンメシレート中に存在する。
本明細書で使用される場合、XRPDパターンに関連して使用される場合の「実質的に同じ」とは、XRPDパターンの各ピークが、言及された参照化合物のそれぞれのピークと±0.2度2θ以下、いくつかの実施形態では±0.1度2θ以下だけ異なることを意味する。
本明細書で使用される場合、DSCサーモグラムに関連して使用される場合の「実質的に同じ」とは、DSCサーモグラムの各ピークが、言及された参照化合物のそれぞれのピークと±3℃以下、いくつかの実施形態では±2℃以下だけ異なることを意味する。
本明細書で使用される場合、TGサーモグラムに関連して使用される場合の「実質的に同じ」とは、TGサーモグラムの各ピークが、言及された参照化合物のそれぞれのピークと±3℃以下、いくつかの実施形態では±2℃以下だけ異なることを意味する。
本発明の合成方法
本発明は、フェントラミンメシレートを作製する方法であって、
(a)化合物1
Figure 2024519012000003
を、アセトンおよび水の存在下で、フェントラミンメシレートを含む第1の混合物を作製するのに有効な条件下でメタンスルホン酸と反応させる工程;
(b)第1の混合物とメチルt-ブチルエーテルとを混合して第2の混合物を作製する工程;および
(c)第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させる工程を含む方法を提供する。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、本方法は、(d)第2の混合物からフェントラミンメシレートを単離する工程をさらに含み、単離する工程は、単離されたフェントラミンメシレートを提供する。いくつかの実施形態では、単離する工程は、濾過する工程であり、単離されたフェントラミンメシレートは、濾過されたフェントラミンメシレートである。いくつかの実施形態では、濾過されたフェントラミンメシレートは、メチルt-ブチルエーテルで洗浄される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、本方法は、(e)単離されたフェントラミンメシレートを乾燥させて、乾燥されたフェントラミンメシレートを提供する工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンまたは濾過されたフェントラミンは、ロータリーエバポレーターを使用して乾燥される。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンまたは濾過されたフェントラミンは、ロータリーエバポレーターを使用して約30℃~約50℃の温度で乾燥される。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンまたは濾過されたフェントラミンは、ロータリーエバポレーターを使用して約30℃~約40℃の温度で乾燥される。いくつかの実施形態では、乾燥は凍結乾燥を含む。いくつかの実施形態では、乾燥は、ロータリーエバポレーターを使用して乾燥し、続いて凍結乾燥することを含む。いくつかの実施形態では、乾燥減量が、乾燥に供した単離されたフェントラミンメシレートの重量の0.5%以下になるまで乾燥が継続される。
いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.001mbar~約1000mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約1mbar~約1000mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約1mbar~約500mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約1mbar~約200mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約1mbar~約100mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約1mbar~約50mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.001mbar~約1mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.001mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.001mbar~約0.5mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.005mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.01mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.05mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は、約0.05mbar~約0.5mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、乾燥は約40mbarの圧力で行われる。
いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約-78℃~約0℃の温度で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約-50℃~約0℃の温度で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約-50℃~約-10℃の温度で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0℃、約-5℃、約-10℃、約-15℃、約-20℃、約-25℃、約-30℃、約-35℃、約-40℃、約-45℃、約-50℃、約-55℃、約-60℃、約-65℃、約-70℃、約-75℃、または約-78℃の温度で行われる。いくつかの実施形態では、温度は、フェントラミンメシレートを含む容器の内部の温度である。いくつかの実施形態では、温度は、フェントラミンメシレートを含む容器の外側の温度である。いくつかの実施形態では、温度は、冷却浴の温度、または冷却ジャケットもしくは冷凍装置の内部の温度である。
いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.001mbar~約1000mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約1mbar~約1000mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約1mbar~約500mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約1mbar~約200mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約1mbar~約100mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約1mbar~約50mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.001mbar~約1mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.001mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.001mbar~約0.5mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.005mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.01mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.05mbar~約0.75mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約0.05mbar~約0.5mbarの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は約40mbarの圧力で行われる。
いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約50mTorr~約400mTorrの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約100mTorr~約350mTorrの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約100mTorr~約300mTorrの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約100mTorr~約200mTorrの範囲の圧力で行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約50mTorr、約75mTorr、約100mTorr、約125mTorr、約150mTorr、約175mTorr、約200mTorr、約225mTorr、約250mTorr、約275mTorr、約300mTorr、約325mTorr、約350mTorr、約375mTorr、または約400mTorrの圧力で行われる。
いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分~約7日間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分~約5日間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分~約3日間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分~約24時間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分~約12時間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分~約6時間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分~約3時間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分間、約45分間、約60分間、約75分間、約90分間、約105分間、約120分間、約135分間、約150分間、約165分間、または約180分間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、約30分間、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、約12時間、約13時間、約14時間、約15時間、約16時間、約17時間、約18時間、約19時間、約20時間、約21時間、約22時間、約23時間、約24時間、約26時間、約28時間、約30時間、約32時間、約34時間、約36時間、約38時間、約40時間、約42時間、約44時間、約46時間、約48時間、約50時間、約52時間、約54時間、約56時間、約58時間、約60時間、約62時間、約64時間、約66時間、約68時間、約70時間、または約72時間行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥のための本明細書に記載の時間は、1またはそれを超える凍結乾燥サイクルの時間である。一実施形態では、凍結乾燥は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10回の凍結乾燥サイクルを使用して実施される。一実施形態では、凍結乾燥はアニーリング工程を含む。
いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、撹拌しながら行われる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥は、撹拌せずに行われる。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトン対水の比は、体積で約5:1のアセトン:水~体積で約15:1のアセトン:水である。いくつかの実施形態では、アセトン対水の比は、体積で約10:1のアセトン:水~体積で約12:1のアセトン:水である。いくつかの実施形態では、アセトン対水の比は、体積で約11:1のアセトン:水である。いくつかの実施形態では、アセトン対水の比は、体積で約5:1、約6:1、約7:1、約8:1、約9:1、約10:1、約11:1、約12:1、約13:1、約14:1、または約15:1のアセトン:水である。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、化合物1の濃度は、約0.2モル/リットルのアセトンおよび水~約0.4モル/リットルのアセトンおよび水である。いくつかの実施形態では、化合物1の濃度は、約0.3モル/リットルのアセトンおよび水である。いくつかの実施形態では、化合物1の濃度は、約0.2モル/リットル、約0.25モル/リットル、約0.3モル/リットル、約0.35モル/リットル、または約0.4モル/リットルのアセトンおよび水である。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトンおよび水は、検出可能な量のアルコール溶媒を含まない。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトンおよび水は、アセトンおよび水の重量で、約1%未満、約0.5%未満、約0.1%未満、または約0.01%未満のアルコール溶媒を含む。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第1の混合物は、検出可能な量のアルコール溶媒を含まない。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第1の混合物は、第1の混合物の重量で、約1%未満、約0.5%未満、約0.1%未満、または約0.01%未満のアルコール溶媒を含む。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第2の混合物は、検出可能な量のアルコール溶媒を含まない。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第2の混合物は、第2の混合物の重量で、約1%未満、約0.5%未満、約0.1%未満、または約0.01%未満のアルコール溶媒を含む。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトンおよび水、第1の混合物ならびに第2の混合物は、検出可能な量のアルコール溶媒を含まない。いくつかの実施形態では、本発明の合成方法は、検出可能な量のアルコール溶媒の非存在下で行われる。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトンおよび水、第1の混合物ならびに第2の混合物は、アセトンおよび水、第1の混合物、または第2の混合物の重量で、約1%未満、約0.5%未満、約0.1%未満、または約0.01%未満のアルコール溶媒を含む。いくつかの実施形態では、本発明の合成方法は、検出可能な量のアルコール溶媒の非存在下で行われる。いくつかの実施形態では、アルコール溶媒は、イソプロパノール、n-プロパノール、エタノールまたはメタノールである。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトンおよび水はトルエンを含まない。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第1の混合物はトルエンを含まない。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第2の混合物はトルエンを含まない。本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトンおよび水、第1の混合物ならびに第2の混合物はトルエンを含まない。いくつかの実施形態では、本発明の合成方法は、検出可能な量のトルエンの非存在下で行われる。いくつかの実施形態では、本発明の合成方法は、検出可能な量のアルコール溶媒およびトルエンの非存在下で行われる。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、アセトンおよび水は、約15℃~約25℃の温度であるか、またはその温度に調整される。いくつかの実施形態では、アセトンおよび水は、化合物1をメタンスルホン酸と反応させる直前に、約15℃~約25℃の温度であるか、またはその温度に調整される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、メタンスルホン酸が溶液に添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、メタンスルホン酸が溶液に滴下して添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、メタンスルホン酸が溶液に添加され、メタンスルホン酸の添加は溶液の温度を約40℃~約50℃に上昇させる。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、メタンスルホン酸が溶液に添加され、メタンスルホン酸の完全添加後、第1の混合物が約30分間撹拌される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、メタンスルホン酸が溶液に添加され、メタンスルホン酸の完全添加後、第1の混合物が少なくとも約30分間撹拌される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、この溶液がメタンスルホン酸に添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、その溶液がメタンスルホン酸に滴下して添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、その溶液がメタンスルホン酸に添加され、溶液の添加は、溶液の温度を約40℃~約50℃に上昇させる。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、その溶液がメタンスルホン酸に添加され、溶液の完全添加後、第1の混合物が約30分間撹拌される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が溶液を形成し、その溶液がメタンスルホン酸に添加され、溶液の完全添加後、第1の混合物が少なくとも約30分間撹拌される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、メタンスルホン酸が懸濁液に添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、メタンスルホン酸が懸濁液に滴下して添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、メタンスルホン酸が懸濁液に添加され、メタンスルホン酸の添加は懸濁液の温度を約40℃~約50℃に上昇させる。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、メタンスルホン酸が懸濁液に添加され、メタンスルホン酸の完全添加後、第1の混合物が約30分間撹拌される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、メタンスルホン酸が懸濁液に添加され、メタンスルホン酸の完全添加後、第1の混合物が少なくとも約30分間撹拌される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、この懸濁液がメタンスルホン酸に添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、この懸濁液がメタンスルホン酸に滴下して添加される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、その懸濁液がメタンスルホン酸に添加され、懸濁液の添加は、懸濁液の温度を約40℃~約50℃に上昇させる。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、その懸濁液がメタンスルホン酸に添加され、懸濁液の完全添加後、第1の混合物が約30分間撹拌される。いくつかの実施形態では、化合物1ならびにアセトンおよび水が懸濁液を形成し、その懸濁液がメタンスルホン酸に添加され、懸濁液の完全添加後、第1の混合物が少なくとも約30分間撹拌される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第1の混合物は透明である。この文脈において、「透明」とは、すべての可視固体が完全に溶解しているか、もはや見えないことを意味する。いくつかの実施形態では、第1の混合物は約45℃で加熱され、第1の混合物が透明になるまで撹拌される。いくつかの実施形態では、第1の混合物は約45℃で加熱され、第1の混合物が透明になるまで約45℃で撹拌される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、本方法は、1モル当量の化合物1を約0.9モル当量~約1.5モル当量のメタンスルホン酸と反応させるを含む。いくつかの実施形態では、合成方法は、1モル当量の化合物1を約1.1モル当量のメタンスルホン酸と反応させることを含む。いくつかの実施形態では、合成方法は、1モル当量の化合物1を、約0.9モル当量、約1.0モル当量、約1.1モル当量、約1.2モル当量、約1.3モル当量、約1.4モル当量または約1.5モル当量のメタンスルホン酸と反応させることを含む。
いくつかの実施形態では、混合は、メチルt-ブチルエーテルを第1の混合物に添加することを含む。いくつかの実施形態では、混合は、第1の混合物をメチルt-ブチルエーテルに添加することを含む。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第1の混合物は、第1の混合物とメチルt-ブチルエーテルとを混合する直前に、約15℃~約25℃の温度であるか、またはその温度に調整される。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約15℃~約-25℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約15℃~約-15℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約5℃~約-25℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約5℃~約-15℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約15℃~約8℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約14℃~約5℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約0℃~約-15℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約3℃~約-3℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第2の混合物からフェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約0℃の温度に冷却することを含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートを第2の混合物から沈殿させることは、メチルt-ブチルエーテル希釈混合物を約-20℃の温度に冷却することを含む。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートを沈殿させることは、第2の混合物を約15℃~約-15℃の第1の温度に冷却し、第2の混合物を第1の温度で約1時間撹拌し、次いで、第2の混合物を約-20℃の第2の温度にさらに冷却することを含む。いくつかの実施形態では、第1の温度は、約15℃~約-5℃である。いくつかの実施形態では、第1の温度は、約15℃~約0℃である。いくつかの実施形態では、第1の温度は、約14℃~約8℃である。いくつかの実施形態では、第1の温度は、約3℃~約-3℃である。
いくつかの実施形態では、第2の混合物は、約0.5℃/分~約2℃/分の平均速度で第1の温度に冷却される。いくつかの実施形態では、第2の混合物は、約1℃/分~約1.5℃/分の平均速度で第1の温度に冷却される。いくつかの実施形態では、第2の混合物は、約1.33℃/分の平均速度で第1の温度に冷却される。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度に冷却するのに約5分~約60分かかる。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度に冷却するのに約10分~約45分かかる。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度に冷却するのに約10分~約30分かかる。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度に冷却するのに約15分かかる。
いくつかの実施形態では、第2の混合物は、約0.5℃/分~約2℃/分の平均速度で第1の温度から第2の温度に冷却される。いくつかの実施形態では、第2の混合物は、約0.75℃/分~約1.5℃/分の平均速度で第1の温度から第2の温度に冷却される。いくつかの実施形態では、第2の混合物は、約1℃/分の平均速度で第1の温度から第2の温度に冷却される。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度から第2の温度に冷却するのに約5分~約60分かかる。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度から第2の温度に冷却するのに約10分~約45分かかる。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度から第2の温度に冷却するのに約10分~約30分かかる。いくつかの実施形態では、第2の混合物を第1の温度から第2の温度に冷却するのに約20分かかる。
本発明の合成方法のいくつかの実施形態では、本方法は、検出可能な量のアルキルメタンスルホネートの非存在下で行われる。いくつかの実施形態では、本方法は、例えば、副生成物または分解産物としてアルキルメタンスルホネートを作製しない。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、アルキルメタンスルホネートを含まない。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は少なくとも約95%(重量%)であり、メタンスルホン酸はメタンスルホン酸の約5%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は少なくとも約97%(重量%)であり、メタンスルホン酸はメタンスルホン酸の約3%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は少なくとも約98%(重量%)であり、メタンスルホン酸はメタンスルホン酸の約2%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は少なくとも約99%(重量%)であり、メタンスルホン酸は約1%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸は、検出可能な量のアルキルメタンスルホネートを含まない。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、ガスクロマトグラフィ(GC)によって決定される。
いくつかの実施形態では、アセトンの純度は少なくとも約95%(重量%)であり、アセトンはアセトンの約5%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、アセトンの純度は少なくとも約97%(重量%)であり、アセトンはアセトンの約3%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、アセトンの純度は少なくとも約98%(重量%)であり、アセトンはアセトンの約2%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、アセトンの純度は少なくとも約99%(重量%)であり、アセトンはアセトンの約1%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、アセトンは、検出可能な量のアルキルメタンスルホネートを含まない。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、ガスクロマトグラフィ(GC)によって決定される。
いくつかの実施形態では、水の純度は少なくとも約95%(重量%)であり、水は水の約5%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、水の純度は少なくとも約97%(重量%)であり、水は水の約3%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、水の純度は少なくとも約98%(重量%)であり、水は水の約2%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、水の純度は少なくとも約99%(重量%)であり、水は水の約1%以下(重量%)の不純物を含む。いくつかの実施形態では、水は、検出可能な量のアルキルメタンスルホネートを含まない。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。
いくつかの実施形態では、メチルt-ブチルエーテルの純度は少なくとも約95%(重量%)であり、メチルt-ブチルエーテルはメチルt-ブチルエーテルの約5%以下の不純物(重量%)を含む。いくつかの実施形態では、メチルt-ブチルエーテルの純度は少なくとも約97%(重量%)であり、メチルt-ブチルエーテルはメチルt-ブチルエーテルの約3%以下の不純物(重量%)を含む。いくつかの実施形態では、メチルt-ブチルエーテルの純度は少なくとも約98%(重量%)であり、メチルt-ブチルエーテルはメチルt-ブチルエーテルの約2%以下の不純物(重量%)を含む。いくつかの実施形態では、メチルt-ブチルエーテルの純度は少なくとも約99%(重量%)であり、メチルt-ブチルエーテルはメチルt-ブチルエーテルの約1%以下の不純物(重量%)を含む。いくつかの実施形態では、メチルt-ブチルエーテルは、検出可能な量のアルキルメタンスルホネートを含まない。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、ガスクロマトグラフィ(GC)によって決定される。
いくつかの実施形態では、化合物1は不純物を含まない。いくつかの実施形態では、化合物1は不純物を含む。いくつかの実施形態では、不純物は、アルキルメタンスルホネートである。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルキルメタンスルホネートは、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネート、n-プロピルメタンスルホネートまたはイソプロピルメタンスルホネートである。いくつかの実施形態では、不純物は、プロセス副生成物または分解産物である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A(N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド)である:
Figure 2024519012000004
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aのメタンスルホネート塩である。いくつかの実施形態では、不純物Aは、副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物B(2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール)である:
Figure 2024519012000005
いくつかの実施形態では、不純物Bはプロセス副生成物である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物C(3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミン)である:
Figure 2024519012000006
いくつかの実施形態では、不純物Cは、プロセス副生成物または分解産物である。いくつかの実施形態では、不純物Cは分解産物である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cのメタンスルホネート塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A、不純物Bおよび不純物Cのうちの1またはそれを超えるもの、またはそれらの塩である。いくつかの実施形態では、塩はメタンスルホン酸塩である。
いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、重量で約95.0%~100%であり、化合物1は、化合物1の重量で0%~約5.0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、重量で約98%~100%であり、化合物1は、化合物1の重量で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、重量で、約98%、約98.5%、約99%、約99.5%または100%であり、化合物1は、化合物1の重量で、それぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、純度または不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、GCによって決定される場合、重量で少なくとも約98%であり、化合物1は、化合物1の重量で約2%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、GCによって決定される場合、重量で約95.0%~100%であり、化合物1の重量で0%~約5.0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、GCによって決定される場合、重量で約98%~100%であり、化合物1は、化合物1の重量で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、GCによって決定される場合、重量で、約98%、約98.5%、約99%、約99.5%または100%であり、化合物1は、化合物1の重量で、それぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1は、GCによって決定される場合、約0.5%未満の溶媒を含む。いくつかの実施形態では、化合物1は、GCによって決定される場合、約0.3%未満の溶媒を含む。
いくつかの実施形態では、化合物1は、化合物1の重量に基づいて重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1は、化合物1の重量で0.5%未満の不純物、重量で0.4%未満の不純物、重量で0.3%未満の不純物、重量で0.2%未満の不純物、または重量で0.1%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1は、化合物1の重量で0.5%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1は、化合物1の重量で0.5%以下の不純物、重量で0.4%以下の不純物、重量で0.3%以下の不純物、重量で0.2%以下の不純物、または重量で0.1%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、アルキルメタンスルホネートである。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルキルメタンスルホネートは、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネート、n-プロピルメタンスルホネートまたはイソプロピルメタンスルホネートである。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、不純物A(N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド)である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物Aは、副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、不純物B(2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール)である。いくつかの実施形態では、不純物Bはプロセス副生成物である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、不純物C(3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミン)である。いくつかの実施形態では、不純物Cは、プロセス副生成物または分解産物である。いくつかの実施形態では、不純物Cは分解産物である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、不純物A、不純物Bおよび不純物Cのうちの1またはそれを超えるもの、またはそれらの塩である。いくつかの実施形態では、塩はメタンスルホン酸塩である。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、アルコール溶媒である。いくつかの実施形態では、アルコール溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノールまたはイソプロパノールである。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物はトルエンである。
いくつかの実施形態では、化合物1中の不純物は、アセトン、酢酸エチルまたはメチルt-ブチルエーテルである。いくつかの実施形態では、不純物は水である。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物は溶媒である。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は、重量で少なくとも約99%であり、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で約1%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は、重量で約95.0%~100%であり、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で0%~約5.0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は、重量で約98%~100%であり、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は、重量で、約98%、約98.5%、約99%、約99.5%または100%であり、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で、それぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、純度または不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は、少なくとも約99%であり、メタンスルホン酸は、GCによって決定されるメタンスルホン酸ピークのクロマトグラフィ面積で約1%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は、約95.0%~100%であり、GCによって決定されるメタンスルホン酸ピークのクロマトグラフィ面積で0%~約5.0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸の純度は、約98%~100%であり、メタンスルホン酸は、GCによって決定されるメタンスルホン酸ピークのクロマトグラフィ面積で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、化合物1の純度は、約98%、約98.5%、約99%、約99.5%または100%であり、メタンスルホン酸は、GCによって決定されるメタンスルホン酸ピークのクロマトグラフィ面積でそれぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸は、GCによって決定される場合、約0.5%未満の溶媒を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸は、GCによって決定される場合、約0.3%未満の溶媒を含む。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で1%未満または0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で1%未満、0.9%未満、0.8%未満、0.7%未満、0.6%未満、0.5%未満、0.4%未満、0.3%未満、0.2%未満、または0.1%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で1%以下または0.5%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸は、メタンスルホン酸の重量で1%以下、0.9%以下、0.8%以下、0.7%以下、0.6%以下、0.5%以下、0.4%以下、0.3%以下、0.2%以下、または0.1%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸中の不純物は、アルキルメタンスルホネートである。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルキルメタンスルホネートは、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネート、n-プロピルメタンスルホネートまたはイソプロピルメタンスルホネートである。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸中の不純物は、アルコール溶媒である。いくつかの実施形態では、アルコール溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノールまたはイソプロパノールである。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸中の不純物はトルエンである。
いくつかの実施形態では、メタンスルホン酸中の不純物は、アセトン、酢酸エチルまたはメチルt-ブチルエーテルである。いくつかの実施形態では、不純物は水である。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物は溶媒である。
いくつかの実施形態では、本発明の方法は、本発明の化合物をさらなる精製に供することを含まない。いくつかの実施形態では、本発明の方法は、本発明の化合物をさらに精製することを含まない。
本発明の化合物
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は吸湿性である。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、不活性ガス下で貯蔵または貯蔵可能である。いくつかの実施形態では、不活性ガスはアルゴンである。いくつかの実施形態では、不活性ガスは窒素である。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は吸湿性であり、不活性ガス、例えば窒素またはアルゴン下で貯蔵または貯蔵可能である。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は結晶性である。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約6.87±0.2度の2θにおけるピーク、約20.32±0.2度の2θにおけるピーク、および約21.36±0.2度の2θにおけるピークを含むX線粉末回折(XRPD)パターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約18.86±0.2度の2θにおけるピークおよび約21.07±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約11.65±0.2度の2θ、約13.15±0.2度の2θ、および約20.85±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約20.05±0.2度の2θにおけるピークおよび約23.87±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約18.47±0.2度の2θにおけるピークおよび約19.38±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約14.71±0.2度の2θにおけるピークおよび約22.22±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約20.32±0.2度の2θにおけるピークおよび約21.36±0.2度の2θにおけるピークを含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約18.86±0.2度の2θにおけるピークおよび約13.15±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約18.47±0.2度の2θにおけるピークおよび約20.05±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約22.22±0.2度の2θにおけるピークおよび約23.24±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約16.70±0.2度の2θにおけるピークおよび約21.70±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約8.42±0.2度の2θにおけるピークおよび約8.53±0.2度の2θにおけるピークをさらに含むXRPDパターンを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、表1の1つのピーク、2つのピーク、3つのピーク、4つのピーク、5つのピーク、6つのピーク、7つのピーク、8つのピーク、9つのピークまたは10個のピークを含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、以下のピーク:約13.15±0.2度2θにおけるピーク、約16.70±0.2度2θにおけるピーク、約18.47±0.2度2θにおけるピーク、約18.86±0.2度2θにおけるピーク、約20.05±0.2度2θにおけるピーク、約20.32±0.2度2θにおけるピーク、約21.36±0.2度2θにおけるピーク、約21.70±0.2度2θにおけるピーク、約22.22±0.2度2θにおけるピーク、および約23.24±0.2度2θにおけるピークのうちの、1つのピーク、2つのピーク、3つのピーク、4つのピーク、5つのピーク、6つのピーク、7つのピーク、8つのピーク、9つのピークまたは10個のピークを含むXRPDパターンを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、70%を超えるピーク相対強度(%)を有する表1からのピークを含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、50%を超えるピーク相対強度(%)を有する表1からのピークを含むXRPDパターンを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、30%を超えるピーク相対強度(%)を有する表1からのピークを含むXRPDパターンを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、表3の1つのピーク、2つのピーク、3つのピーク、4つのピーク、5つのピーク、6つのピーク、7つのピーク、8つのピーク、9つのピークまたは10個のピークを含むXRPDパターンを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図1に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図3に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示さない。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図3に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示す、本発明の化合物の重量で5%未満のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図3に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示す、本発明の化合物の重量で4%未満のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図3に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示す、本発明の化合物の重量で2%未満のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図3に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示す、本発明の化合物の重量で1%未満のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図3に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示す、本発明の化合物の重量で0.5%未満のフェントラミンメシレートを含む。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約180℃にピーク最大値を有する吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約176℃で開始する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約120℃にピーク最大値を有する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約108℃で開始する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約133℃にピーク最大値を有する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約129℃で開始する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約120℃にピーク最大値および約約180℃にピーク最大値を有する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約108℃で開始する吸熱ピークおよび約176℃で開始する吸熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、約245℃~約250℃の間にピーク最大値を有する発熱ピークを含むDSCサーモグラムを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図2に示されるものと実質的に同じであるDSCサーモグラムを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図2に示されるものと実質的に同じである熱重量(TG)サーモグラムを示す。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図4に示されるものと実質的に同じであるDSCサーモグラムを示さない。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、図4に示されるものと実質的に同じであるTGサーモグラムを示さない。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量またはモルで約20%未満の非晶質フェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量またはモルで約15%未満の非晶質フェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量またはモルで約10%未満の非晶質フェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量またはモルで約5%未満の非晶質フェントラミンメシレートを含む。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも4:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも5:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも17:3の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも6:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも7:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも8:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも9:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも10:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも11:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも23:2の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも12:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも13:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも93:7の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも14:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも15:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも16:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも17:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも18:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも19:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、少なくとも20:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する。
本発明はさらに、本発明の化合物の少なくとも約98%(重量%)である本発明の化合物を提供し、本発明の化合物は、本発明の化合物の約2%以下の不純物(重量%)を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は約95.0%~100%であり、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で0%~約5%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は約98%~100%であり、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、約98%、約98.5%、約99%、約99.5%または100%であり、本発明の化合物は、乾燥後に、本発明の化合物の重量でそれぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、約99.5%、約99.9%、または約99.95%であり、本発明の化合物は、乾燥後に、本発明の化合物の重量でそれぞれ約0.5%、約0.1%、または約0.05%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、約98%、約98.5%、約99%、約99.5%または100%であり、本発明の化合物は、ロータリーエバポレーターによる乾燥後に、本発明の化合物の重量でそれぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、約99.5%、約99.9%、または約99.95%であり、本発明の化合物は、ロータリーエバポレーターによる乾燥後に、本発明の化合物の重量でそれぞれ約0.5%、約0.1%、または約0.05%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、約98%、約98.5%、約99%、約99.5%または100%であり、本発明の化合物は、凍結乾燥後に、本発明の化合物の重量でそれぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で約1%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で約0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で約1%未満、約0.9%未満、約0.8%未満、約0.7%未満、約0.6%未満、約0.5%未満、約0.4%未満、約0.3%未満または約0.2%未満の不純物を含む。
いくつかの実施形態では、HPLCによる本発明の化合物の純度決定は、本発明の化合物を、認証された純度を有するフェントラミンメシレートの参照サンプルと比較することを含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、HPLCにより、約95%~約102%、いくつかの実施形態では、約95%~約100%であると決定される。いくつかの実施形態では、HPLCによって決定される本発明の化合物の純度は、使用されるHPLC方法によって検出され得る不純物のみを考慮する。いくつかの実施形態では、本発明の化合物のHPLCによって決定される純度は、存在する場合に溶媒の存在を考慮しない。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、水:アセトニトリル(67:33)溶液中0.5g/L酢酸アンモニウムである移動相を使用するHPLCによって決定される。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度を決定する際に使用されるHPLC方法は、約220nm~約230nmに設定された検出器を使用することを含む。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、少なくとも約98%であり、本発明の化合物は、ガスクロマトグラフィ(GC)によって決定される場合、本発明の化合物のピークのクロマトグラフィ面積で約2%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、約95.0%~100%であり、本発明の化合物は、GCによって決定される場合、本発明の化合物のピークのクロマトグラフィ面積で0%~約5.0%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度は、約98%~100%であり、本発明の化合物は、GCによって決定される場合、本発明の化合物のピークのクロマトグラフィ面積で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の純度を決定する際に使用されるGC法は、米国薬局方(USP)法<467>を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、GCによって決定される場合、約0.5%未満の溶媒を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、GCによって決定される場合、約0.3%未満の溶媒を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、乾燥後、GCによって決定される場合、約0.5%未満または約0.3%未満の溶媒を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、凍結乾燥後、GCによって決定される場合、約0.5%未満または約0.3%未満の溶媒を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で1.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で1%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、本発明の化合物の重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、不純物は化合物1である。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、検出可能な量のアルキルメタンスルホネートを含まない。いくつかの実施形態では、検出可能な量は、GC、HPLCまたは滴定によって検出可能である。
いくつかの実施形態では、アルキルメタンスルホネートは、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネート、n-プロピルメタンスルホネートまたはイソプロピルメタンスルホネートである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、重量で約8%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約6%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、重量で約2%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約1%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約0.5%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で、約8%未満、約7.5%未満、約7%未満、約6.5%未満、約6%未満、約5.5%未満、約5%未満、約4.5%未満、約4%未満、約3.5%未満、約3%未満、約2.5%未満、約2%未満、約1.5%未満、約1%未満、または約0.5%未満の水を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、乾燥後、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約8%未満または約6%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、ロータリーエバポレーターによる乾燥後、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約8%未満または約6%未満の水を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、乾燥後、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約2%未満または約1%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、凍結乾燥後、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約2%未満または約1%未満の水を含む。
本発明はさらに、実施例1に記載されるようにして得られるまたは得ることができる本発明の化合物を提供する。いくつかの実施形態では、実施例1に記載されるようにして得られるまたは得ることができる本発明の化合物は、結晶性フェントラミンメシレートである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、さらに精製することなく99%超純粋である。
本発明はさらに、実施例2に記載されるようにして得られるまたは得ることができる本発明の化合物を提供する。いくつかの実施形態では、実施例2に記載されるようにして得られるまたは得ることができる本発明の化合物は、結晶性フェントラミンメシレートである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、さらに精製することなく99%超純粋である。
本発明はさらに、本発明の合成方法によって作製または作製可能な本発明の化合物を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は不純物を含まない。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、検出可能な量の不純物を含まない。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、検出可能な量の不純物を含まない。いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、さらに精製することなく99%超純粋である。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、さらに精製することなく99%超純粋である。
本発明はさらに、フェントラミンメシレートの重量で1%未満の不純物を含むフェントラミンメシレートを提供する。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0.1%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で1%未満の不純物、重量で0.9%未満の不純物、重量で0.8%未満の不純物、重量で0.7%未満の不純物、重量で0.6%未満の不純物、重量で0.5%未満の不純物、重量で0.4%未満の不純物、重量で0.3%未満の不純物、重量で0.2%未満の不純物、重量で0.1%未満の不純物、または重量で0.05%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、またはさらなる精製に供されない乾燥されたフェントラミンメシレートである。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、さらなる精製に供されない乾燥されたフェントラミンメシレートである。
本発明はさらに、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約6%の範囲の水を含み、フェントラミンメシレートの重量で1%未満の不純物を含む、フェントラミンメシレートを提供する。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0.3%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0.1%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で1%未満の不純物、重量で0.9%未満の不純物、重量で0.8%未満の不純物、重量で0.7%未満の不純物、重量で0.6%未満の不純物、重量で0.5%未満の不純物、重量で0.4%未満の不純物、重量で0.3%未満の不純物、重量で0.2%未満の不純物、重量で0.1%未満の不純物、または重量で0.05%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約3%の水を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約2%の水を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約1.5%の水を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約6%の水を含み、フェントラミンメシレートの重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約6%の水を含み、フェントラミンメシレートの重量で0.3%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約3%の水を含み、フェントラミンメシレートの重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約2%の水を含み、フェントラミンメシレートの重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、フェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約2%の水を含み、フェントラミンメシレートの重量で0.1%未満の不純物を含む。
いくつかの実施形態では、不純物は化合物1である。
いくつかの実施形態では、不純物は、アルキルメタンスルホネートである。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルキルメタンスルホネートは、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネート、n-プロピルメタンスルホネートまたはイソプロピルメタンスルホネートである。
いくつかの実施形態では、不純物は、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A(N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド)である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物Aは、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物B(2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール)である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物Bは、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物C(3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミン)である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物Cはプロセス副生成物である。いくつかの実施形態では、不純物Cは分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A、不純物Bおよび不純物Cのうちの1またはそれを超えるもの、またはそれらの塩である。いくつかの実施形態では、塩はメタンスルホン酸塩である。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物はアルコール溶媒である。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルコール溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノールまたはイソプロパノールである。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物はトルエンである。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、890ppm未満の量でトルエンを含む。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5ppm未満、4ppm未満、3ppm未満、2ppm未満、または1ppm未満の量でトルエンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、トルエンを含まない。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5000ppm未満の量でアセトンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、1000ppm未満、900ppm未満、800ppm未満、または700ppm未満の量でアセトンを含む。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5000ppm未満の量で酢酸エチルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、100ppm未満、90ppm未満、80ppm未満、70ppm未満、60ppm未満、50ppm未満、40ppm未満、または30ppm未満の量で酢酸エチルを含む。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5000ppm未満の量でメチルt-ブチルエーテルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、200ppm未満、180ppm未満、160ppm未満、140ppm未満、120ppm未満、または110ppm未満の量でメチルt-ブチルエーテルを含む。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物は水である。
いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で5%以下である不純物を含む。
いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量で4.5%以下、4%以下、3.5%以下、3%以下、2.5%以下、2%以下、1.5%以下、または1%以下である不純物を含む。
いくつかの実施形態では、不純物は化合物1である。
いくつかの実施形態では、不純物は、アルキルメタンスルホネートである。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルキルメタンスルホネートは、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネート、n-プロピルメタンスルホネートまたはイソプロピルメタンスルホネートである。
いくつかの実施形態では、不純物は、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A(N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド)である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物Aは、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物B(2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール)である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bのメタンスルホネート塩である。いくつかの実施形態では、不純物Bは、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物C(3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミン)である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cのメタンスルホネート塩である。いくつかの実施形態では、不純物Cはプロセス副生成物である。いくつかの実施形態では、不純物Cは分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A、不純物Bおよび不純物Cのうちの1またはそれを超えるもの、またはそれらの塩である。いくつかの実施形態では、塩はメタンスルホン酸塩である。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物はアルコール溶媒である。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルコール溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノールまたはイソプロパノールである。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物はトルエンである。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、890ppm以下の量でトルエンを含む。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5ppm以下、4ppm以下、3ppm以下、2ppm以下、または1ppm以下の量でトルエンを含む。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5000ppm以下の量でアセトンを含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、1000ppm以下、900ppm以下、800ppm以下、または700ppm以下の量でアセトンを含む。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5000ppm以下の量で酢酸エチルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、100ppm以下、90ppm以下、80ppm以下、70ppm以下、60ppm以下、50ppm以下、40ppm以下、または30ppm以下の量で酢酸エチルを含む。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレートまたは乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、5000ppm以下の量でメチルt-ブチルエーテルを含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、200ppm以下、180ppm以下、160ppm以下、140ppm以下、120ppm以下、または110ppm以下の量でメチルt-ブチルエーテルを含む。
いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は少なくとも約98%(重量%)であり、フェントラミンメシレートの重量で約2%以下の不純物を含む。いくつかの実施形態では、純度または不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は重量で約95.0%~100%であり、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートはフェントラミンメシレートの重量で0%~約5.0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は重量で約98%~100%であり、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートはフェントラミンメシレートの重量で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は重量で約98%、約98.5%、約99%、約99.5%、または100%であり、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、フェントラミンメシレートの重量でそれぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%、または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、純度または不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は少なくとも約98%であり、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、本発明の化合物のピークのクロマトグラフィ面積で約2%以下の不純物を含む。一部の実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は約95.0%~100%であり、GCによって決定される場合、本発明の化合物のピークのクロマトグラフィ面積で0%~約5.0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は約98%~100%であり、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、本発明の化合物のピークのクロマトグラフィ面積で0%~約2%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートの純度は約98%、約98.5%、約99%、約99.5%、または100%であり、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、本発明の化合物のピークのクロマトグラフィ面積で、それぞれ約2%、約1.5%、約1%、約0.5%、または0%の不純物を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、約0.5%未満の溶媒を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、GCによって決定される場合、約0.3%未満の溶媒を含む。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、本発明の化合物の重量で1.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、本発明の化合物の重量で1%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、本発明の化合物の重量で0.5%未満の不純物を含む。いくつかの実施形態では、不純物は化合物1である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A、不純物Bおよび不純物Cのうちの1またはそれを超えるもの、またはそれらの塩である。いくつかの実施形態では、塩はメタンスルホン酸塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)によって決定される。いくつかの実施形態では、不純物は、滴定によって決定される。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約8%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約6%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で約1%未満の水を含む。いくつかの実施形態では、単離されたフェントラミンメシレート、濾過されたフェントラミンメシレート、または乾燥されたフェントラミンメシレートは、カールフィッシャー滴定によって決定される場合、本発明の化合物の重量で、約8%未満、約7.5%未満、約7%未満、約6.5%未満、約6%未満、約5.5%未満、約5%未満、約4.5%未満、約4%未満、約3.5%未満、約3%未満、約2.5%未満、約2%未満、約1.5%未満、約1%未満、または約0.5%未満の水を含む。
いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物および不純物を含む組成物を提供し、不純物は、組成物の重量、モルまたは体積で0.5%以下の量で組成物中に存在する。いくつかの実施形態では、本発明は、本発明の化合物および不純物を含む組成物を提供し、不純物は、組成物の重量、モルまたは体積で、混合物の0.4%以下、0.3%以下、0.2%以下、または0.1%以下の量で組成物中に存在する。
いくつかの実施形態では、不純物は化合物1である。
いくつかの実施形態では、不純物は、アルキルメタンスルホネートである。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルキルメタンスルホネートは、メチルメタンスルホネート、エチルメタンスルホネート、n-プロピルメタンスルホネートまたはイソプロピルメタンスルホネートである。
いくつかの実施形態では、不純物は、プロセス副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A(N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド)である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Aのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物Aは、副生成物または分解産物である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物B(2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール)である。いくつかの実施形態では、不純物Bはプロセス副生成物である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Bのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物C(3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミン)である。いくつかの実施形態では、不純物Cは、プロセス副生成物または分解産物である。いくつかの実施形態では、不純物Cは分解産物である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cの塩である。いくつかの実施形態では、不純物は、不純物Cのメタンスルホネート塩である。
いくつかの実施形態では、不純物は、不純物A、不純物Bおよび不純物Cのうちの1またはそれを超えるもの、またはそれらの塩である。いくつかの実施形態では、塩はメタンスルホン酸塩である。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物はアルコール溶媒である。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、アルコール溶媒は、メタノール、エタノール、n-プロパノールまたはイソプロパノールである。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物はトルエンである。
本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物は、アセトン、酢酸エチルまたはメチルt-ブチルエーテルである。いくつかの実施形態では、不純物は水である。本発明の化合物のいくつかの実施形態では、不純物は溶媒である。
本発明はさらに、本発明の化合物および不活性ガスを含有する密封容器を提供する。いくつかの実施形態では、不活性ガスはアルゴンまたは窒素である。
本発明はさらに、単離されたフェントラミンメシレートおよび不活性ガスを含有する密封容器を提供する。いくつかの実施形態では、不活性ガスはアルゴンまたは窒素である。
本発明はさらに、濾過されたフェントラミンメシレートおよび不活性ガスを含有する密封容器を提供する。いくつかの実施形態では、不活性ガスはアルゴンまたは窒素である。
本発明はさらに、乾燥されたフェントラミンメシレートおよび不活性ガスを含有する密封容器を提供する。いくつかの実施形態では、不活性ガスはアルゴンまたは窒素である。
本発明の治療方法
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、虹彩の平滑筋の収縮を阻害するために有用である。したがって、本発明はさらに、虹彩の平滑筋の収縮を阻害する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、瞳孔径を減少させるのに有用である。したがって、本発明はさらに、瞳孔径を減少させる方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、視覚コントラスト感度または視力を改善するのに有用である。したがって、本発明はさらに、視覚コントラスト感度または視力を改善する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、暗視力または夜間視力の障害を処置するために有用である。したがって、本発明はさらに、暗視力または夜間視力の障害を処置する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、薬理学的に誘導された散瞳を処置または逆転させるのに有用である。したがって、本発明はさらに、薬理学的に誘導された散瞳を処置または逆転させる方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、老眼を処置するのに有用である。したがって、本発明はさらに、老眼を処置する方法であって、有効量の本発明の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、投与は、対象の眼に局所滴下することである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.01mg~約100mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.05mg~約50mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.1mg~約100mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約1mg~約25mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約5mg~約10mgである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.1mg~約2.0mg、約0.2mg~約0.7mg、約0.4mg~約0.6mg、または約0.8mg~約1.2mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.5mgまたは約1mgである。
いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.1mg~約2.0mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.1mg~約1.0mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.2mg~約0.7mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.4mg~約0.6mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.25mg、約0.5mgまたは約1.0mgである。いくつかの実施形態では、本発明の化合物の有効量は、約0.5mgである。
医薬組成物
いくつかの実施形態では、本発明の化合物は、組成物中に存在する。いくつかの実施形態では、組成物は医薬組成物である。いくつかの実施形態では、組成物は、本発明の化合物および薬学的に許容され得る担体または賦形剤を含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、経口、非経口、吸入スプレー、局所、または直腸を含む様々な手段による投与のために製剤化される。本明細書で使用される「非経口」という用語は、様々な注入技術を用いた皮下、静脈内、筋肉内、および動脈内注射を含む。本明細書で使用される動脈内および静脈内注射は、カテーテルを介した投与を含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、液剤、懸濁剤、乳剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、クリーム剤またはゲル剤である。
いくつかの実施形態では、医薬組成物は点眼液である。いくつかの実施形態では、点眼液は、点眼液の重量で約0.5%~約2%の本発明の化合物を含む。いくつかの実施形態では、点眼液は、点眼液の重量または体積で化合物1の約0.5%~約5%のモル当量である量の本発明の化合物を含む。いくつかの実施形態では、点眼液は、点眼液の重量または体積で化合物1の約0.35%または約1%のモル当量である量の本発明の化合物を含む。いくつかの実施形態では、点眼液は、点眼液の重量または体積で化合物1の約0.37%または約0.5%のモル当量である量の本発明の化合物を含む。いくつかの実施形態では、点眼液は、眼科用組成物の重量または体積で約0.35%または約0.75%の量の本発明の化合物を含む。
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の重量で約1%のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の体積で約1%のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、組成物は眼科用組成物である。
いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の重量で約0.5%のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、組成物の体積で約0.5%のフェントラミンメシレートを含む。いくつかの実施形態では、組成物は眼科用組成物である。
いくつかの実施形態では、点眼液は、眼投与または眼科使用に適している。いくつかの実施形態では、点眼液は、局所投与、結膜下投与、硝子体内投与、眼球後投与、前房内投与または全身投与に適している。
いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る担体またはビヒクルは、安定剤、結合剤、充填剤、希釈剤、崩壊剤、湿潤剤、滑沢剤、流動促進剤、着色剤、色素移動阻害剤、甘味剤、香味剤、粘度調整剤、pH調整剤、緩衝剤、浸透圧剤、キレート剤、界面活性剤、または共溶媒である。
いくつかの実施形態では、粘度調整剤は、ポリビニルアルコール、ポロキサマー、ヒアルロン酸、カルボマー、および多糖類、すなわちセルロース誘導体、ゲランガム、またはキサンタンガムである。
いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る担体またはビヒクルは、滅菌水、滅菌緩衝液または滅菌食塩水である。
いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る担体またはビヒクルは、マンニトールもしくは酢酸ナトリウムを含むか、またはマンニトールもしくは酢酸ナトリウムである。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は保存剤を含む。いくつかの実施形態では、保存剤は、塩化ベンザルコニウム、セトリミド、ポリクオタニウム-1、チメロサール、過ホウ酸ナトリウム、安定化オキシクロロ錯体、安定化亜塩素酸塩過酸化物、クロルヘキシジン、クロロブタノール、フェニルエタノールまたはメチルパラベンである。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は保存剤を含まない。いくつかの実施形態では、組成物は保存剤を含まない。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、約4~約6の範囲のpHを有する。いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、約4.5~約5.3の範囲のpHを有する。いくつかの実施形態では、組成物は、約4.5、約4.6、約4.7、約4.8、約4.9、約5.0、約5.1、約5.2または約5.3のpHを有する。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、密封容器に収容される。いくつかの実施形態では、密封容器は、不活性ガスをさらに含む。いくつかの実施形態では、不活性ガスはアルゴンまたは窒素である。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、虹彩の平滑筋の収縮を阻害するために有用である。したがって、本発明はさらに、虹彩の平滑筋の収縮を阻害する方法であって、有効量の本発明の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、瞳孔径を減少させるのに有用である。したがって、本発明はさらに、瞳孔径を減少させる方法であって、有効量の本発明の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、視覚コントラスト感度または視力を改善するのに有用である。したがって、本発明はさらに、視覚コントラスト感度または視力を改善する方法であって、有効量の本発明の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、暗視力または夜間視力の障害を処置するために有用である。したがって、本発明はさらに、暗視力または夜間視力の障害を処置する方法であって、有効量の本発明の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、薬理学的に誘導された散瞳を処置または逆転させるのに有用である。したがって、本発明はさらに、医薬的に誘導された散瞳を処置または逆転させる方法であって、有効量の本発明の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本発明の組成物は、老眼を処置するのに有用である。したがって、本発明はさらに、老眼を処置する方法であって、有効量の本発明の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、投与は、対象の眼に局所滴下することである。
実施例1.化合物1からのフェントラミンメシレートの合成
Figure 2024519012000007
アセトン(1560mL)および水(134mL)の混合物中の3-[[(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イル)メチル](4-メチルフェニル)アミノ]フェノール(化合物1;145g、515.35mmol)の懸濁液に、アルゴン雰囲気下でメタンスルホン酸(54.5g、567mmol、1.1当量)を20分間にわたって添加した。反応混合物の温度は、自発的に20℃から29.4℃に上昇した。反応混合物は透明な溶液になり、反応混合物を室温で0.5時間撹拌し続けた。メチルt-ブチルエーテル(MTBE;1450mL)を反応混合物に添加した。得られた混合物を約1.33℃/分の速度で0±3℃まで約15分間冷却した。約11℃の温度に達すると、フェントラミンメシレートが混合物から沈殿し始めた。0±3℃に達した後、混合物をこの温度で1時間維持し、さらに約1℃/分の速度で-20±3℃に約20分間冷却し、撹拌しながら-20±3℃で3時間維持した。沈殿物を真空濾過によって回収し、MTBE(435mL)で洗浄し、1-Lロータリーエバポレーターを用いて43℃にて減圧下(40mbar)で48時間乾燥させ、凍結乾燥によってさらに乾燥させて、3-[[(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イル)メチル](4-メチルフェニル)アミノ]フェノールメシレート(フェントラミンメシレート;171g、収率:87.9%)を白色固体として得た。HPLC:99.95%。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6/TMS): δ 9.99 (s, 2H), 9.31 (s, 1H), 7.18 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.08 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.02 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 6.33 (dd, J = 7.2 Hz, J = 1.8 Hz, 1H), 6.24 (dd, J = 7.2 Hz, J = 1.8 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.73 (s, 2H), 3.81 (s, 4H), 2.30 (s, 3H), 2.27 (s, 3H). 13C NMR (75 MHz, DMSO-d6/TMS): δ 170.2, 158.6, 149.2, 144.5, 133.9, 130.5, 130.3, 124.3, 108.7, 108.6, 105.4, 49.3, 44.9, 20.8.
実施例2.化合物1からのフェントラミンメシレートの合成
アセトン(8900mL)および水(765mL)の混合物中の3-[[(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イル)メチル](4-メチルフェニル)アミノ]フェノール(化合物1;828g、2.91mmol)の懸濁液に、アルゴン雰囲気下でメタンスルホン酸(311g、3.21mol、1.1当量)を30分間にわたって添加した。反応混合物の温度は、自発的に15.7℃から26℃に上昇した。反応混合物は透明になり、反応混合物を室温で0.5時間撹拌し続けた。MTBE(8280mL)を上記反応混合物に添加した。得られた混合物を約1.33℃/分の速度で0±3℃まで約15分間冷却した。約11℃の温度に達すると、フェントラミンメシレートが混合物から沈殿し始めた。0±3℃に達した後、混合物をこの温度で1時間維持し、さらに約1℃/分の速度で-20±3℃に約20分間冷却し、撹拌しながら-20±3℃で3時間維持した。得られた沈殿物を真空濾過によって回収し、MTBE(1240mL×2)で洗浄し、10-Lロータリーエバポレーターを使用して43℃で減圧下(40mbar)で5時間、次いで6mbarで5時間乾燥させて、3-[[(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イル)メチル](4-メチルフェニル)アミノ]フェノールメシレート(フェントラミンメシレート;956.2g、収率:86.6%)をオフホワイトの固体として得た。HPLC:99.55%。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6/TMS): δ 9.99 (s, 2H), 9.31 (s, 1H), 7.18 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.08 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.02 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 6.33 (dd, J = 7.2 Hz, J = 1.8 Hz, 1H), 6.24 (dd, J = 7.2 Hz, J = 1.8 Hz, 1H), 6.20 (s, 1H), 4.73 (s, 2H), 3.81 (s, 4H), 2.30 (s, 3H), 2.27 (s, 3H). 13C NMR (75 MHz, DMSO-d6/TMS): δ 170.2, 158.6, 149.2, 144.5, 133.9, 130.5, 130.3, 124.3, 108.7, 108.6, 105.4, 49.3, 44.9, 20.8.
X線粉末回折(XRPD)分析は、DAVINCI構成を有するBruker D8 Discover回折計を使用して、実施例2に従って得られた約5mgのフェントラミンメシレートを1.5~45°2θ角度で走査する透過モード(スキャンタイプ:2θまたはオフセット結合2θ/θ)で、以下の測定特性を使用して行った:取得時間が53分であり、工程あたりの増分が0.01°であり、工程あたりの時間が0.7秒であり、発電機電圧/発電機アンペア数が40mA/40kVで、1.6kWの出力に達した。
生データをDiffrac.EVA5.0ソフトウェアにインポートし、次のパラメータを使用して処理した:ピーク決定の前にバックグラウンド減算およびKα2ストリッピングを行い、サンプルの閾値1およびピーク幅0.153でピーク探索操作を行った。相対強度が2%を超える得られたピークのみを考慮した。結晶化度はDiffrac.EVA5.0ソフトウェアオプションを用いて算出した。実施例2で得られたフェントラミンメシレートの結晶化度は91.5%であり、非晶質相は8.5%であり、材料が高い結晶化度を有することが示された。
図1は、実施例2に記載のようにして得られたフェントラミンメシレートのXRPDディフラクトグラムを示し、表1は図1に表されるXRPDピークを示す。
Figure 2024519012000008
Figure 2024519012000009
熱重量(TG)/示差走査熱量(DSC)分析を行った。実施例2に従って得られたフェントラミンメシレートのサンプル(約9mg)を開放アルミニウムパンに秤量し、同時セタラムLABSYS EVO熱重量/示差走査熱量計(TG-DTA/DSC)に装填し、30℃で15分間維持した。次いで、サンプルを30℃から550℃に加熱し、その間にサンプル重量の変化をあらゆる示差熱事象と共に記録した。窒素を180cm/分の流量でパージガスとして使用した。分析の前に、装置の質量損失および温度を、それぞれ硫酸銅五水和物および参照標準(鉛およびインジウム)を用いて較正した。サンプル分析は、CALISTOソフトウェアの助けを借りて実行し、対応する質量損失および熱事象の温度を、製造業者の仕様に従って測定された開始温度として引用した。分析は10℃/分の加熱速度で行い、さらなる処理の前にバックグラウンドを差し引いた。
TG/DSC分析は、3つの吸熱事象(約120℃、133℃、および約180℃におけるピーク最大値)および1つの発熱事象(図2)を示した。
TG/DSC分析は、サンプルが水を失ったことを示すまたは示唆するいかなる熱事象も示さなかった。
実施例3.粉末XRPDパターンおよびTG/DSCサーモグラムの比較
市販の米国薬局方(USP)参照標準フェントラミンメシレート(純度:99.5%)のXRPD分析およびTG/DSC分析を実施例2に記載のように行った。フェントラミンメシレートUSP参照標準のXRPDパターンおよびTG/DSCサーモグラムを、実施例2に従って得られたフェントラミンメシレートのものと比較した。
実施例2に従って得られたフェントラミンメシレート(91.5%の結晶化度と8.5%の非晶質相を有する)と比較して、フェントラミンメシレートUSP参照標準の結晶化度は85.1%であり、14.9%の非晶質相を有した。
図3は、フェントラミンメシレートUSP参照標準のXRPDディフラクトグラムを示し、表2は、図3に表されるXRPDピークを示す。
Figure 2024519012000010
Figure 2024519012000011
表3は、実施例2に従って得られたフェントラミンメシレートのXRPDパターンの選択されたピークを示す。
Figure 2024519012000012
TG/DSC分析は、1つの吸熱事象(約183℃でピーク最大値)および1つの発熱事象を示した(図4)。
TG/DSCデータに基づいて、実施例2に従って得られたフェントラミンメシレートおよびフェントラミンメシレートUSP参照標準はいずれも無水である。

Claims (93)

  1. フェントラミンメシレートを作製する方法であって、
    (a)化合物1
    Figure 2024519012000013
    を、アセトンおよび水の存在下で、フェントラミンメシレートを含む第1の混合物を作製するのに有効な条件下でメタンスルホン酸と反応させる工程;
    (b)前記第1の混合物とメチルt-ブチルエーテルとを混合して第2の混合物を作製する工程;および
    (c)前記第2の混合物から前記フェントラミンメシレートを沈殿させる工程を含む、方法。
  2. 前記第2の混合物から前記フェントラミンメシレートを沈殿させる工程が、前記第2の混合物を約15℃~約-25℃の温度に冷却する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の混合物から前記フェントラミンメシレートを沈殿させる工程が、前記第2の混合物を約0℃の温度に冷却する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    (d)前記第2の混合物から前記フェントラミンメシレートを単離する工程であって、前記単離する工程が単離されたフェントラミンメシレートを提供する、工程をさらに含む、方法。
  5. 前記単離する工程が濾過する工程であり、前記単離されたフェントラミンメシレートが濾過されたフェントラミンメシレートである、請求項4に記載の方法。
  6. 請求項4に記載の方法であって、
    (e)前記単離されたフェントラミンメシレートを乾燥させて、乾燥されたフェントラミンメシレートを提供する工程をさらに含む、方法。
  7. 前記アセトンおよび水が、工程(a)の前記第1の混合物中に、約5:1のアセトン:水の体積比~約15:1のアセトン:水の体積比で存在する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記アセトンおよび水が、工程(a)の前記第1の混合物中に、約10:1のアセトン:水の体積比~約12:1のアセトン:水の体積比で存在する、請求項1に記載の方法。
  9. 化合物1が、工程(a)の前記第1の混合物中に、約0.2モル/リットルの前記アセトンおよび水~約0.4モル/リットルの前記アセトンおよび水の濃度で存在する、請求項1に記載の方法。
  10. 化合物1が、工程(a)の前記第1の混合物中に、約0.3モル/リットルの前記アセトンおよび水の濃度で存在する、請求項9に記載の方法。
  11. 1モル当量の化合物1を約0.9モル当量~約1.5モル当量のメタンスルホン酸と反応させる工程を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 1モル当量の化合物1を約1.1モル当量のメタンスルホン酸と反応させる工程を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の混合物または前記メチルt-ブチルエーテルが、前記第1の混合物および前記メチルt-ブチルエーテルを混合する場合、約15℃~約25℃の温度を有する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記第2の混合物から前記フェントラミンメシレートを沈殿させる工程が、前記第2の混合物を約-20℃の温度にさらに冷却する工程を含む、請求項2に記載の方法。
  15. 前記さらに冷却する工程が、約10分間~約30分間である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で少なくとも約98%の純度を有する、請求項6に記載の方法。
  17. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で約95.0%~100%の純度を有する、請求項6に記載の方法。
  18. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で約99.0%~100%の純度を有する、請求項6に記載の方法。
  19. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で0.5%未満の不純物を含む、請求項6に記載の方法。
  20. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で0.1%未満の不純物を含む、請求項6に記載の方法。
  21. 前記不純物が化合物1である、請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記不純物がアルキルメタンスルホネートである、請求項19または20に記載の方法。
  23. 前記不純物が、N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド、2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾールもしくは3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミンまたはその塩である、請求項19または20に記載の方法。
  24. 前記不純物が水である、請求項19または20に記載の方法。
  25. 化合物1が、化合物1の重量で0.5%未満の不純物を含む、請求項1~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記不純物がアルキルメタンスルホネートである、請求項25に記載の方法。
  27. 前記不純物が、N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド、2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾールもしくは3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミンまたはその塩である、請求項25に記載の方法。
  28. メタンスルホン酸が、前記メタンスルホン酸の重量で1%未満の不純物を含む、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記不純物がアルキルメタンスルホネートである、請求項28に記載の方法。
  30. 前記不純物が水である、請求項28に記載の方法。
  31. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で約6%未満の水を含む、請求項6に記載の方法。
  32. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で約2%未満の水を含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートが、前記乾燥されたフェントラミンメシレートの重量で約0.5%未満の水を含む、請求項32に記載の方法。
  34. 前記混合する工程が、前記メチルt-ブチルエーテルを前記第1の混合物に添加する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  35. 前記混合する工程が、前記第1の混合物を前記メチルt-ブチルエーテルに添加する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  36. 前記方法が、検出可能な量のアルコール溶媒の非存在下で実施される、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記方法が、検出可能な量のトルエンの非存在下で実施される、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記方法が、検出可能な量のアルコール溶媒およびトルエンの非存在下で行われる、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記方法が、前記乾燥されたフェントラミンメシレートを精製する工程を含まない、請求項6、16~33および36~38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 請求項1~39のいずれか一項に記載の方法によって作製された、フェントラミンメシレート。
  41. 請求項4に記載の方法によって作製された、単離されたフェントラミンメシレート。
  42. 請求項5に記載の方法によって作製された、濾過されたフェントラミンメシレート。
  43. 請求項6、16~33、および36~39のいずれか一項に記載の方法によって作製された、乾燥されたフェントラミンメシレート。
  44. 前記乾燥されたフェントラミンメシレートがさらなる精製を受けない、請求項6に記載の方法。
  45. 44に記載の方法によって作製された、乾燥されたフェントラミンメシレート。
  46. 前記フェントラミンメシレートが、前記フェントラミンメシレートの重量で0.1%未満の不純物を含む、請求項45に記載のフェントラミンメシレート。
  47. 前記不純物が化合物1である、45または46に記載のフェントラミンメシレート。
  48. 前記不純物がアルキルメタンスルホネートである、請求項45または46に記載のフェントラミンメシレート。
  49. 前記不純物が、N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド、2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾールもしくは3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミンまたはその塩である、請求項45または46に記載のフェントラミンメシレート。
  50. 前記不純物が水である、請求項45または46に記載のフェントラミンメシレート。
  51. フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約6%の水を含み、フェントラミンメシレートの重量で0.3%未満の別の不純物を含む、フェントラミンメシレート。
  52. 前記フェントラミンメシレートが、前記フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約3%の水を含む、請求項51に記載のフェントラミンメシレート。
  53. 前記フェントラミンメシレートが、前記フェントラミンメシレートの重量で0%~重量で約2%の水を含む、請求項51に記載のフェントラミンメシレート。
  54. 前記フェントラミンメシレートが、前記フェントラミンメシレートの重量で0.1%未満の他の不純物を含む、請求項51~53のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  55. 前記他の不純物が化合物1である、請求項51~54のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  56. 前記他の不純物がアルキルメタンスルホネートである、請求項51~54のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  57. 前記他の不純物が、N-(2-アミノエチル)-2-[(3-ヒドロキシフェニル)(4-メチルフェニル)アミノ]-アセトアミド、2-クロロメチル-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾールもしくは3-ヒドロキシ-4’-メチルジフェニルアミンまたはその塩である、請求項51~54のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  58. 約6.87±0.2度の2θにおけるピーク、約20.32±0.2度の2θにおけるピーク、および約21.36±0.2度の2θにおけるピークを含むX線粉末回折(XRPD)パターンを示すフェントラミンメシレート。
  59. 前記XRPDパターンが、約18.86±0.2度の2θにおけるピーク、および約21.07±0.2度の2θにおけるピークをさらに含む、請求項58に記載のフェントラミンメシレート。
  60. 前記XRPDパターンが、約11.65±0.2度の2θ、約13.15±0.2度の2θ、および約20.85±0.2度の2θにピークをさらに含む、請求項58または59に記載のフェントラミンメシレート。
  61. 前記XRPDパターンが、約20.05±0.2度の2θにおけるピークおよび約23.87±0.2度の2θにおけるピークをさらに含む、請求項58~60のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  62. 図1に示すものと実質的に同じXRPDパターンを示す、請求項58~61のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  63. 約180℃にピーク最大値を有する吸熱ピークを含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、請求項58~62のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  64. 図2に示すものと実質的に同じDSCサーモグラムを示す、請求項58~63のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  65. 前記フェントラミンメシレートが、前記フェントラミンメシレートの重量で1%未満の不純物を含む、請求項58~64のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  66. 前記フェントラミンメシレートが、前記フェントラミンメシレートの重量で0.5%未満の不純物を含む、請求項58~64のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  67. 少なくとも17:3の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する、請求項58~64のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  68. 少なくとも9:1の結晶性フェントラミンメシレート対非晶質フェントラミンメシレートのモル比を有する、請求項58~64のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート。
  69. 有効量の請求項40および58~68のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレートと、薬学的に許容され得る担体または賦形剤とを含む組成物。
  70. 有効量の請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレートと、薬学的に許容され得る担体または賦形剤とを含む組成物。
  71. 有効量の請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレートと、薬学的に許容され得る担体または賦形剤とを含む組成物。
  72. 有効量の請求項43および45~50のいずれか一項に記載の乾燥されたフェントラミンメシレートと、薬学的に許容され得る担体または賦形剤とを含む組成物。
  73. 前記組成物が、液剤、懸濁剤、乳剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、クリーム剤またはゲル剤である、請求項69~72のいずれか一項に記載の組成物。
  74. 前記組成物が点眼液である、請求項69~73のいずれか一項に記載の組成物。
  75. 前記組成物が、前記組成物の重量または体積で約0.25%~約3%の量で前記フェントラミンメシレートを含む、請求項69~74のいずれか一項に記載の組成物。
  76. 前記組成物が、前記組成物の重量または体積で約0.5%~約2%の量で前記フェントラミンメシレートを含む、請求項69~74のいずれか一項に記載の組成物。
  77. 前記組成物が、前記組成物の重量で約1%の量で前記フェントラミンメシレートを含む、請求項69~74のいずれか一項に記載の組成物。
  78. 前記組成物が、前記組成物の体積で約1%の量で前記フェントラミンメシレートを含む、請求項69~74のいずれか一項に記載の組成物。
  79. 前記組成物が、前記組成物の重量で約0.5%の量で前記フェントラミンメシレートを含む、請求項67~74のいずれか一項に記載の組成物。
  80. 前記組成物が、前記組成物の体積で約0.5%の量で前記フェントラミンメシレートを含む、請求項67~74のいずれか一項に記載の組成物。
  81. 請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレートおよび不活性ガスを含有する密封容器。
  82. 前記不活性ガスがアルゴンまたは窒素である、請求項81に記載の密封容器。
  83. 請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレートおよび不活性ガスを含有する密封容器。
  84. 前記不活性ガスがアルゴンまたは窒素である、請求項83に記載の密封容器。
  85. 請求項43に記載の乾燥されたフェントラミンメシレートおよび不活性ガスを含有する密封容器。
  86. 前記不活性ガスがアルゴンまたは窒素である、請求項85に記載の密封容器。
  87. 対象の虹彩の平滑筋の収縮を阻害する方法であって、有効量の請求項40および51~68のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート、請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレート、請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレート、請求項43および45~50のいずれか一項に記載の乾燥されたフェントラミンメシレート、または請求項69~80のいずれか一項に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
  88. 対象の瞳孔径を減少させるための方法であって、有効量の請求項40および51~68のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート、請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレート、請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレート、請求項43および45~50のいずれか一項に記載の乾燥されたフェントラミンメシレート、または請求項69~80のいずれか一項に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
  89. 視覚コントラスト感度または視力を改善する方法であって、有効量の請求項40および51~68のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート、請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレート、請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレート、請求項43および45~50のいずれか一項に記載の乾燥されたフェントラミンメシレート、または請求項69~80のいずれか一項に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
  90. 暗視力または夜間視力の障害を処置する方法であって、有効量の請求項40および51~68のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート、請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレート、請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレート、請求項43および45~50のいずれか一項に記載の乾燥されたフェントラミンメシレート、または請求項69~80のいずれか一項に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
  91. 薬理学的に誘導された散瞳を処置または逆転させる方法であって、有効量の請求項40および51~68のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート、請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレート、請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレート、請求項43および45~50のいずれか一項に記載の乾燥されたフェントラミンメシレート、または請求項69~80のいずれか一項に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
  92. 老眼を処置する方法であって、有効量の請求項40および51~68のいずれか一項に記載のフェントラミンメシレート、請求項41に記載の単離されたフェントラミンメシレート、請求項42に記載の濾過されたフェントラミンメシレート、請求項43および45~50のいずれか一項に記載の乾燥されたフェントラミンメシレート、または請求項69~80のいずれか一項に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与する工程を含む、方法。
  93. 前記投与する工程が、前記対象の眼に滴下する工程である、請求項87~92のいずれか一項に記載の方法。
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