JP2023032159A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023032159A
JP2023032159A JP2021138106A JP2021138106A JP2023032159A JP 2023032159 A JP2023032159 A JP 2023032159A JP 2021138106 A JP2021138106 A JP 2021138106A JP 2021138106 A JP2021138106 A JP 2021138106A JP 2023032159 A JP2023032159 A JP 2023032159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lot
pure water
tank
processing
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021138106A
Other languages
English (en)
Inventor
直嗣 前川
Naotada Maekawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2021138106A priority Critical patent/JP2023032159A/ja
Priority to KR1020247007956A priority patent/KR20240039055A/ko
Priority to CN202280057059.7A priority patent/CN117916857A/zh
Priority to PCT/JP2022/031852 priority patent/WO2023027100A1/ja
Priority to TW111132176A priority patent/TWI830345B/zh
Publication of JP2023032159A publication Critical patent/JP2023032159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • H01L21/6704Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing
    • H01L21/67057Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing with the semiconductor substrates being dipped in baths or vessels
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02041Cleaning
    • H01L21/02057Cleaning during device manufacture
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

【課題】純水をリサイクルすることにより、洗浄処理における純水の消費量を低減できる。【解決手段】制御部は、洗浄処理部ONB1で洗浄処理の後半SHに使用された排出液を洗浄処理部ONB2に供給し、洗浄処理部ONB2で洗浄処理の後半SHに使用された排出液を洗浄処理部ONB1に供給する。洗浄処理部ONB1で使用した排出液を洗浄処理部ONB2で再利用し、洗浄処理部ONB2で使用した排出液を洗浄処理部ONB1で再利用するので、洗浄処理部ONB1及び洗浄処理部ONB2への供給管からの純水の供給量を低減できる。したがって、純水をリサイクルすることにより、洗浄処理における純水の消費量を低減できる。【選択図】図6

Description

本発明は、半導体基板、液晶表示用や有機EL(Electroluminescence)表示装置などのFPD(Flat Panel Display)用基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板を洗浄処理する基板処理装置及び基板処理方法に関する。
従来、この種の装置として、薬液による処理を行う薬液槽と、純水による処理を行う純水槽とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、スループットを向上させるために、この薬液槽と純水槽とを複数組、例えば、薬液槽(CHB1)と純水槽(ONB1)と、薬液槽(CHB2)と純水槽(ONB2)のように二組備えたものがある(例えば、特許文献2参照)。
各純水槽には、純水供給源から純水が供給される。純水槽に供給されて純水槽から溢れた純水は、そのまま廃棄される。つまり、純水槽には、常に純水供給源からの清浄な純水が供給される。換言すると、基板に対する洗浄処理は、常に、清浄な新品の純水だけで行われる。
純水槽で処理される基板は、例えば、薬液槽で薬液による処理を終えた基板である。そのため、純水槽で基板が純水に浸漬された時点では、基板に付着していた薬液等が純水槽の純水中に大量に存在しているので比抵抗値が低い。純水槽において洗浄処理が進行すると、純水槽内における純水中の薬液等が純水とともに純水槽から排出されていく。そのため、薬液等の濃度が減少して純水槽内における純水の比抵抗値が上昇していく。ある程度の時間が経過すると、純水の比抵抗値が上昇しなくなり、純水槽内における純水の比抵抗値は、純水について理論的に得られる最大の比抵抗値に近い値で飽和する。この時点は、一般的には洗浄処理の完了時間となる。
この完了時間は、例えば、所定流量の純水を供給しつつ、所定の薬液処理を終えた基板を浸漬させた時点から純水槽内の純水の比抵抗値の変化を計測し、比抵抗値が飽和するまでの時間を計測することで予め決めることができる。
特開平11-283947号公報(図3) 特開2010-27771号公報(図1)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、各純水槽に清浄な純水を供給し、洗浄処理に用いた純水を廃棄している。そのため、洗浄処理における純水の消費量が非常に多くなるという問題がある。特に、スループットを向上させるために、複数台の純水槽を備えている基板処理装置ではその問題が顕著となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、純水をリサイクルすることにより、洗浄処理における純水の消費量を低減できる基板処理装置及び基板処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、基板に対して洗浄処理を行う基板処理装置において、基板を収容可能な第1の処理槽と、基板を収容可能な第2の処理槽と、純水供給源と連通接続され、前記第1の処理槽に純水を供給する第1の純水供給管と、前記第1の純水供給管に介挿された第1の供給弁と、純水供給源と連通接続され、前記第2の処理槽に純水を供給する第2の純水供給管と、前記第2の純水供給管に介挿された第2の供給弁と、前記第1の処理槽から排出される排出液を前記第2の処理槽へ供給する第1のリサイクル管と、前記第1のリサイクル管に介挿された第1のリサイクル弁と、前記第1の供給弁と、前記第2の供給弁と、前記第1のリサイクル弁との開閉を制御する制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、制御部は、第1の供給弁と、第2の供給弁と、第1のリサイクル弁との開閉を制御して、第1の処理槽に第1の純水供給管から供給されて洗浄処理に使用された排出液を、第2の処理槽に第1のリサイクル管で供給する。第1の処理槽で使用した排出液を第2の処理槽で再利用するので、第2の処理槽への第2の純水供給管からの純水の供給量を低減できる。したがって、純水をリサイクルすることにより、洗浄処理における純水の消費量を低減できる。
なお、ここでいう排出液は、純水を含む液体である。排出液は、純水に薬液を含む。排出液は、純水供給源から供給されたばかりの純水より清浄度が低い。排出液は、純水供給源から供給されたばかりの純水よりも比抵抗値が低い。
また、本発明において、前記第2の処理槽から排出される排出液を前記第1の処理槽に供給する第2のリサイクル管と、前記第2のリサイクル管に介挿された第2のリサイクル弁と、をさらに備え、前記制御部は、さらに前記第2のリサイクル弁の開閉を制御することが好ましい(請求項2)。
制御部は、第2の処理槽に供給されて洗浄処理に使用された排出液を、第2のリサイクル管により第1の処理槽に供給する。第2の処理槽で使用した排出液を第1の処理槽のために再利用するので、第1の処理槽への第1の純水供給管からの純水の供給量を低減できる。したがって、洗浄処理における純水の消費量をさらに低減できる。
また、本発明において、前記制御部は、洗浄処理の対象である基板をロットで管理し、第1のロットが前記第1の処理槽にて洗浄処理され、第2のロットが前記第2の処理槽にて洗浄される場合に、前記第1のロットの洗浄処理の後半において前記第1の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部が、前記第2のロットの洗浄処理の前半において前記第1のリサイクル管を通じて前記第2の処理槽へと供給されるようにすることが好ましい(請求項3)。
第1のロットが第1の処理槽にて洗浄処理され、第2のロットが第2の処理槽にて洗浄処理される際に、第1のロットの洗浄処理における後半では、第1の処理槽における排出液の比抵抗値が高い。換言すると、第1のロットの洗浄処理における後半では、洗浄処理の前半よりも排出液の清浄度が高い。これに対して、第2のロットの洗浄処理における前半は、基板に付着している不純物等が排出液に大量に含まれているので、排出液の比抵抗値が低い。換言すると、第2のロットの洗浄処理における前半は、洗浄処理の後半よりも排出液の清浄度が低い汚染された状態である。そこで、第1のリサイクル管により、第1の処理槽から排出される、洗浄処理の前半よりも清浄度が高い、洗浄処理の後半の排出液を第2の処理槽に供給し、第2のロットの洗浄処理における前半に使用する。これにより、第2のロットに対して洗浄処理に使用した排出液を再利用しても、洗浄処理に悪影響を与えることなく処理できる。
なお、ここでいう洗浄処理における前半は、洗浄処理における後半よりも排出液の清浄度が低い。洗浄処理における前半は、比抵抗値が低い。換言すると、洗浄処理における後半は、洗浄処理における前半よりも排出液の清浄度が高い。洗浄処理における後半は、比抵抗値が高い。したがって、ここでいう前半及び後半とは、洗浄処理が完了する時間における時間的に半分という意味ではない。前半及び後半とは、排出液の清浄度に応じたものであり、洗浄処理に再利用可能な清浄度であるか否かに応じて決められる。
また、本発明において、前記制御部は、洗浄処理の対象である基板をロットで管理し、第1のロットが前記第1の処理槽にて洗浄処理され、第2のロットが前記第2の処理槽にて洗浄される場合に、前記第1のロットの洗浄処理の後半において前記第1の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部が、前記第2のロットの洗浄処理の前半において前記第1のリサイクル管を通じて前記第2の処理槽へと供給されるようにし、前記第2のロットの洗浄処理の後半において前記第2の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部が、前記第1のロットに引き続き前記第1の処理槽で処理される第3のロットの洗浄処理の前半において前記第2のリサイクル管を通じて前記第1の処理槽へと供給されるようにすることが好ましい(請求項4)。
第1のロットが第1の処理槽にて洗浄処理され、第2のロットが第2の処理槽にて洗浄処理される際に、第1のロットの洗浄処理における後半では、第1の処理槽における純水の比抵抗値が高い。換言すると、第1のロットの洗浄処理における後半では、洗浄処理の前半よりも排出液の清浄度が高い。これに対して、第2のロットの洗浄処理における前半は、基板に付着している不純物等が排出液に大量に含まれているので、排出液の比抵抗値が低い。換言すると、第2のロットの洗浄処理における前半は、洗浄処理の後半よりも排出液の清浄度が低い汚染された状態である。そこで、第1のリサイクル管により、第1の処理槽から排出される、洗浄処理の前半よりも清浄度が高い、洗浄処理の後半の排出液を第2の処理槽に供給し、第2のロットの洗浄処理における前半に使用する。同様に、第2のロットの洗浄処理の後半では、第2のリサイクル管により、第2の処理槽から排出される排出液を第1の処理槽に供給し、第1のロットの次に引き続き処理される第3のロットの洗浄処理における前半に使用する。これにより、第1のロット、及び、第2のロットに対して洗浄処理に使用した排出液を再利用しても、洗浄処理に悪影響を与えることなく処理できる。
また、本発明において、前記第1の処理槽は、基板を収容可能な第1の内槽と、前記第1の内槽の底部に設けられ、上方に向けて純水を噴出する第1の噴出管と、前記第1の内槽の上縁から溢れた排出液が流入する第1の外槽とを備え、前記第1の純水供給管は、前記第1の噴出管及び前記第2のリサイクル管に連通接続され、前記第2の処理槽は、基板を収容可能な第2の内槽と、前記第2の内槽の底部に設けられ、上方に向けて純水を噴出する第2の噴出管と、前記第2の内槽の上縁から溢れた排出液が流入する第2の外槽とを備え、前記第2の純水供給管は、前記第2の噴出管及び前記第1のリサイクル管に連通接続されていることが好ましい(請求項5)。
第1の純水供給管は、第1の噴出管及び第2のリサイクル管に連通接続している。第2の純水供給管は、第2の噴出管及び第1のリサイクル管に連通接続している。したがって、再利用した排出液が第1の噴出管及び第2の噴出管から第1の処理槽及び第2の処理槽へ供給されるので、再利用した排出液を基板へ好適に供給できる。
また、本発明において、前記第1のロットの洗浄処理の後半は、前記洗浄処理の開始から比抵抗値が0.5~1MΩ・cmを越えた時点以降であることが好ましい(請求項6)。
比抵抗値が0.5~1MΩ・cmを越えると、排出液の再利用によって洗浄処理に悪影響を与えない。
また、本発明において、前記制御部は、前記第2のロットの洗浄処理の後半では、前記第1の処理槽から排出される排出液を前記第2の処理槽へ供給せず、前記第2の純水供給管から純水を前記第2の処理槽に供給することが好ましい(請求項7)。
制御部は、第2の処理槽における洗浄処理の後半では、第1の処理槽から排出される排出液を第2の処理槽へ供給せず、第2の処理槽に連通接続された第2の純水供給管から純水を第2の処理槽に供給する。つまり、制御部は、第1のリサイクル管による排出液の再利用を行わない。したがって、清浄な状態で基板の洗浄を完了することができる。
また、本発明において、前記制御部は、前記第2のロットの洗浄処理の前半では、前記第1の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を前記第2の純水供給管を流通する純水と混合して前記第2の処理槽に供給し、前記第3のロットの洗浄処理の前半では、前記第2の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を前記第1の純水供給管を流通する純水と混合して前記第1の処理槽に供給することが好ましい(請求項8)。
第2のロットの洗浄処理の前半では、第1の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を、第2の純水供給管を流通する純水と混合して第2の処理槽に供給する。第3のロットの洗浄処理の前半では、第2の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を、第1の純水供給管を流通する純水と混合して第1の処理槽に供給する。したがって、洗浄処理に必要な量の純水及び排出液を供給できる。
また、本発明において、前記第1のリサイクル管は、バッファタンクを備えていることが好ましく(請求項9)、前記第2のリサイクル管は、バッファタンクを備えていることが好ましい(請求項10)。
第1のリサイクル管(第2のリサイクル管)がバッファタンクを備えている。したがって、第1のリサイクル管(第2のリサイクル管)から第2の処理槽(第1の処理槽)へ供給する排出液の供給タイミングに余裕をもたせることができる。その結果、第1のロットと第2のロットを第1の処理槽及び第2の処理槽に投入する際に、第1のロットにおける洗浄処理の後半と、第2のロットにおける洗浄処理の前半とがずれていても、排出液を好適に再利用できる。
請求項11に記載の発明は、基板に対して洗浄処理を行う基板処理方法において、洗浄処理の対象である基板をロットで管理する場合に、基板を収容可能な第1の処理槽において第1のロットについて洗浄処理を開始する過程と、前記第1のロットの洗浄処理を開始する過程の後、基板を収容可能な第2の処理槽において第2のロットについて洗浄処理を開始する過程と、をその順に実施する際に、前記第1の処理槽から排出された排出液の少なくとも一部を、前記第2の処理槽に供給することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項11に記載の発明によれば、第1の処理槽で使用した排出液を第2の処理槽に再利用するので、第2の処理槽への純水の供給量を低減できる。したがって、純水をリサイクルすることにより、洗浄処理における純水の消費量を低減できる。
また、本発明において、前記第2のロットの洗浄処理を開始する過程の後、前記第1の処理槽において前記第1のロットに引き続き前記第1の処理槽で処理される第3のロットについて洗浄処理を開始する過程を実施する際に、前記第2の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を、前記第1の処理槽に供給することが好ましい(請求項12)。
第2の処理槽で使用した排出液を第1の処理槽のために再利用するので、第1の処理槽への純水の供給量を低減できる。したがって、洗浄処理における純水の消費量をさらに低減できる。
本発明に係る基板処理装置によれば、制御部は、第1の供給弁と、第2の供給弁と、第1のリサイクル弁との開閉を制御して、第1の処理槽に第1の純水供給管から供給されて洗浄処理に使用された排出液を、第2の処理槽に第1のリサイクル管で供給する。第1の処理槽で使用した排出液を第2の処理槽で再利用するので、第2の処理槽への第2の純水供給管からの純水の供給量を低減できる。したがって、純水をリサイクルすることにより、洗浄処理における純水の消費量を低減できる。
実施例に係る基板処理装置の概略構成を示した平面図である。 実施例に係る基板処理装置の概略構成を示したブロック図である。 基板処理装置における洗浄処理部を示した図である。 洗浄処理時における比抵抗値の変化例を示すグラフである。 洗浄処理の後半を他の洗浄処理の前半に重ねる処理を説明するためのグラフである。 4ロットを処理する際の例を示すタイムチャートである。 洗浄処理部の変形例を示す図である。 洗浄処理部の他の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明する。
図1は、実施例に係る基板処理装置の概略構成を示した平面図である。図2は、実施例に係る基板処理装置の概略構成を示したブロック図である。
<1.装置の構成>
実施例に係る基板処理装置は、例えば、基板Wに対して薬液処理及び洗浄処理及び乾燥処理を行うための装置である。基板Wは、複数枚(例えば、25枚)がカセット1内に水平姿勢で積層収納されている。未処理の基板Wを収納したカセット1は、投入部3に載置される。投入部3は、カセット1が載置される載置台5を二つ備えている。
基板処理装置の中央部を挟んだ投入部3の反対側には、払出部7が配備されている。払出部7は、処理済みの基板Wをカセット1に収納してカセット1ごと払い出す。このように機能する払出部7は、投入部3と同様に、カセット1を載置するための二つの載置台9を備えている。
投入部3と払出部7に沿う位置には、これらの間を移動可能に構成された第1搬送機構CTCが設けられている。第1搬送機構CTCは、投入部3に載置されたカセット1に収納されている全ての基板Wを取り出した後、第2搬送機構WTRに対して搬送する。第1搬送機構CTCは、第2搬送機構WTRから処理済みの基板Wを受け取った後に、基板Wをカセット1に収納する。第2搬送機構WTRは、基板処理装置の長手方向に沿って移動可能に構成されている。
第2搬送機構WTRの移動方向における払出部7側には、複数枚の基板Wを低圧のチャンバ内に収納して乾燥させるための乾燥処理部LPDが設けられている。
第2搬送機構WTRの移動方向であって乾燥処理部LPDに隣接する位置には、第1処理部11が配設されている。
第1処理部11は、洗浄処理部ONB1と薬液処理部CHB1とを備えている。洗浄処理部ONB1は、基板Wに対して純水により洗浄処理を施す。薬液処理部CHB1は、基板Wに対して薬液を含む処理液によって薬液処理を施す。第1処理部11は、副搬送機構LFS1を備えている。副搬送機構LFS1は、第2搬送機構WTRとの間で基板Wを受け渡す。副搬送機構LFS1は、純水処理部ONB1と薬液処理部CHB1との間で移動可能に構成されている。副搬送機構LFS1は、純水処理部ONB1と薬液処理部CHB1でのみ昇降可能である。
第1処理部11に隣接した位置には、第2処理部13が設けられている。第2処理部13は、上述した第1処理部11と同様の構成を備えている。
つまり、第2処理部13は、洗浄処理部ONB2と薬液処理部CHB2と副搬送機構LFS2とを備えている。洗浄処理部ONB2は、上述した洗浄処理部ONB1と同様の構成である。薬液処理部CHB2は、上述した薬液処理部CHB1と同様の構成である。副搬送機構LFS2は、上述した副搬送機構LFS1と同様の構成である。
制御部15は、上述した第1搬送機構CTCなどの各部を統括的に制御する。制御部25は、CPUやメモリを備えている。制御部25のメモリは、基板Wをロットとして取り扱い、各ロットを第1処理部11や第2処理部13においてどのように処理するかを規定したレシピなどを予め記憶している。レシピには、例えば、内槽19へ供給する純水の流量や、基板Wを内槽19にて浸漬処理する時間などが予め記載されている。
ここで図3を参照する。図3は、基板処理装置における洗浄処理部を示した図である。
洗浄処理部ONB1は、処理槽17を備えている。処理槽17は、内槽19と外槽21とを備えている。
内槽19は、基板Wを副搬送機構LFS1とともに収容可能である。内槽19は、底部の両側に噴出管23を備えている。噴出管23は、図3における紙面奥手前方向に長軸を備え、長軸に沿って複数個の噴射口(不図示)を形成されている。内槽19の上縁の外周側には、外槽21が設けられている。外槽21は、噴出管23から内槽19に供給されて、内槽19の上縁から溢れた純水を回収する。
噴出管23には、供給管25の一端側が連通接続されている。供給管25は、他端側が純水供給源27に連通接続されている。純水供給源27は、比抵抗値がほぼ理論値(16MΩ・cm)である純水を供給する。供給管25は、純水供給源27に近い位置から噴出管23に向かって、流量調整弁29と、開閉弁31と、流量計33とを備えている。
流量調整弁29は、供給管25を流通する純水の流量を調整する。開閉弁31は、供給管25における純水の流通について、許容する状態と遮断する状態とを切り換える。流量計33は、供給管25を流通している純水の流量を測定する。測定された流量は、制御部15に出力される。
内槽19の一側面には、比抵抗計35が取り付けられている。比抵抗計35は、内槽19に貯留している純水の比抵抗値を計測する。計測された比抵抗値は、制御部15に出力される。
外槽21は、排出管37を備えている。具体的には、外槽21は、その底面に排出管37の一端側が連通接続されている。排出管37は、他端側から排出液の排出を行う。排出液は、基板Wから離脱したパーティクルや、基板Wから洗い流された薬液の一部を含んだ純水である。また、排出液は、不純物をほぼ含まない純水だけの場合もある。排出管37は、開閉弁39を備えている。開閉弁39は、排出液の排出を制御する。つまり、開閉弁39は、排出液の流通を許容するか、排出液の流通を遮断する。排出管37は、外槽21と開閉弁39との間に分岐部41が設けられている。
洗浄処理部ONB1は、上述したように構成されている。第2処理部13の洗浄処理部ONB2は、上述した洗浄処理部ONB1と同様に構成されている。
洗浄処理部ONB1は、リサイクル管43を備えている。リサイクル管43は、一端部が分岐部41に連通接続されている。リサイクル管43は、他端部が洗浄処理部ONB2の供給管25に連通接続されている。
具体的には、リサイクル管43は、その他端部が洗浄処理部ONB2の流量計33と噴出管23との間に連通接続されている。リサイクル管43は、分岐部41側から順に、開閉弁45と、ポンプ47と、流量計49とを備えている。
開閉弁45は、洗浄処理部ONB1の排出管37に排出され、リサイクル管43に流入する排出液の流通を許容または遮断する。ポンプ47は、洗浄処理部ONB1の排出管37に排出された排出液をリサイクル管43から洗浄処理部ONB2の供給管25に圧送する。流量計49は、リサイクル管43を流通する排出液の流量を計測する。流量計49で計測された流量は、制御部15に出力される。リサイクル管43は、洗浄処理部ONB1で使用されて外槽21に排出された排出液を洗浄処理部ONB2に供給する。
洗浄処理部ONB2は、リサイクル管53を備えている。リサイクル管53は、一端部が洗浄処理部ONB2の分岐部41に連通接続されている。リサイクル管53は、他端部が洗浄処理部ONB1の供給管25に連通接続されている。具体的には、リサイクル管53は、その他端部が洗浄処理部ONB1の流量計33と噴出管23との間に連通接続されている。リサイクル管53は、分岐部41側から順に、開閉弁55と、ポンプ57と、流量計59とを備えている。
開閉弁55は、洗浄処理部ONB2の排出管37に排出され、リサイクル管53に流入する排出液の流通を許容または遮断する。ポンプ57は、洗浄処理部ONB2の排出管37に排出された排出液をリサイクル管53から洗浄処理部ONB1の供給管25に圧送する。流量計59は、リサイクル管53を流通する排出液の流量を計測する。流量計59で計測された流量は、制御部15に出力される。リサイクル管53は、洗浄処理部ONB2で使用されて外槽21に排出された排出液を洗浄処理部ONB1に供給する。
なお、洗浄処理部ONB1の処理槽17が本発明における「第1の処理槽」に相当し、洗浄処理部ONB2の処理槽17が本発明における「第2の処理槽」に相当する。洗浄処理部ONB1の供給管25が本発明における「第1の純水供給管」に相当し、洗浄処理部ONB2の供給管25が本発明における「第2の純水供給管」に相当する。洗浄処理部ONB1の流量調整弁29及び開閉弁31が本発明における「第1の供給弁」に相当し、洗浄処理部ONB2の流量調整弁29及び開閉弁31が本発明における「第2の供給弁」に相当する。リサイクル管43が本発明における「第1のリサイクル管」に相当し、リサイクル管53が本発明における「第2のリサイクル管」に相当する。開閉弁45が本発明における「第1のリサイクル弁」に相当し、開閉弁55が本発明における「第2のリサイクル弁」に相当する。
洗浄処理部ONB1の内槽19が本発明における「第1の内槽」に相当し、洗浄処理部ONB2の内槽19が本発明における「第2の内槽」に相当する。洗浄処理部ONB1の噴出管23が本発明における「第1の噴出管」に相当し、洗浄処理部ONB2の噴出管23が本発明における「第2の噴出管」に相当する。洗浄処理部ONB1の外槽21が本発明における「第1の外槽」に相当し、洗浄処理部ONB2の外槽21が本発明における「第2の外槽」に相当する。
制御部15は、後述するようなリサイクルを行わない通常の洗浄処理においては、例えば、次のように各部を操作する。
制御部15は、開閉弁45,55を閉止する。制御部15は、開閉弁39を開放する。この状態において、制御部15は、流量調整弁29を操作して、供給管25を流通する純水の流量がレシピに規定された供給量の目標値の流量となるように設定する。制御部15は、開閉弁31を開放する。これにより、洗浄処理部ONB1(ONB2)では、内槽19に純水が供給され、内槽19に浸漬された基板Wに対する洗浄処理が行われる。
このとき、制御部15は、流量計33の流量を監視して、レシピに規定された供給量の目標値と差異がある場合には、その差異をなくすように流量調整弁29を操作することが好ましい。つまり、制御部15は、純水を供給する際に、純水の供給量の流量が目標値に一致するようにフィードバック制御を行うことが好ましい。
<2.洗浄処理時の比抵抗値>
図4を参照する。図4は、洗浄処理時における比抵抗値の変化例を示すグラフである。このグラフは、縦軸が比抵抗値[Ω・cm]を表し、横軸が洗浄時間[sec]を表している。
洗浄処理部ONB1(ONB2)では、純水供給源27から供給管25に純水が供給される。供給管25から供給された純水は、一対の噴出管23から内槽19の底面に向けて供給される。内槽19の底面中央に向かって供給された純水は、内槽19の中央部で合流して上昇し、基板Wの面に沿って上昇する。内槽19に貯留している純水は、内槽19の上縁を越えて外槽21に溢れ出る。外槽21で回収された純水は、排出管39を介して排出液として排出される。
このとき、薬液処理部CHB1(CHB2)で薬液処理を終えた基板Wを洗浄処理部ONB1(ONB2)の純水に浸漬させて洗浄処理を行う際の、比抵抗計35による比抵抗値の変化例を示したのが図4のグラフである。制御部15は、例えば、基板Wに対する洗浄処理に際には、比抵抗計35の出力を参照しない。例えば、制御部15は、基板Wに対して行われた薬液処理に応じて、予め実験によって求められたt2時点となる時間に応じて洗浄処理を制御する。
制御部15は、副搬送機構LFS1(LFS2)の昇降を制御する。制御部15は、副搬送機構LFS1(LFS2)を操作して、内槽19の上方にあたる上方位置と、内槽19の内部における処理位置とにわたって基板Wを移動させる。制御部15は、副搬送機構LFS1(LFS2)により処理位置に基板Wを位置させて、純水による洗浄処理を開始した時点を0時点とする。例えば、t1時点で比抵抗値がSR1程度となり、t2時点で比抵抗値がほぼ飽和してSR2となる。t2時点は、純水による洗浄処理が終了する時点である。
ここで、比抵抗値SR2は、純水供給源27から供給される純水の理論的に最大の値である。比抵抗値SR2は、例えば、16MΩ・cmである。より具体的には、純水供給源27に純水を供給する純水製造装置において製造可能な純水における比抵抗値の最大値である。
比抵抗値SR1は、例えば、1MΩ・cmである。あるいは、比抵抗値SR1は、0.5~1MΩ・cmの範囲で、最終的な洗浄の仕上がりを考慮して決定する。0時点からt1時点より前までは、洗浄処理が開始されて、内槽19に貯留している純水における不純物濃度が高い状態である。t1時点は、洗浄処理が進行して内槽19から不純物等が排出されることにより、内槽19に貯留している純水における不純物濃度が急激に減少し始め、清浄度が高くなっている。t2時点は、洗浄処理が完全に終了して、内槽19に貯留している純水における不純物濃度がほぼゼロとなって、清浄な状態である。
ここで、純水による洗浄時間における0時点からt1時点を前半FHとし、t1時点からt2時点を後半SHとする。後半SHは、前半FHに比較して、比抵抗値が非常に高くなる。換言すると、後半SHにおいて、内槽19から外槽21を介して排出されている排出液は、前半FHの排出液に比較して清浄度が高い。
したがって、例えば、洗浄処理部ONB1が洗浄処理部ONB2よりも先に洗浄処理を開始している場合、洗浄処理部ONB1における後半SHにおいて外槽21から排出されている排出液は、洗浄処理部ONB2における前半FHにおいて外槽21から排出されている排出液よりも比抵抗値が大きい。換言すると、洗浄処理部ONB1における後半SHにおいて外槽21から排出されている排出液は、洗浄処理部ONB2における前半FHにおいて外槽21から排出されている排出液よりも清浄度が高い。
<3.制御部における操作>
ここで、図5を参照する。図5は、洗浄処理の後半を他の洗浄処理の前半に重ねる処理を説明するためのグラフである。
例えば、洗浄処理部ONB1で純水による洗浄処理を先に開始し、その後、洗浄処理部ONB2で純水による洗浄処理を開始する場合を想定する。この場合、制御部15は、洗浄処理部ONB1の洗浄処理における後半SHと、洗浄処理部ONB2の洗浄処理における前半FHとが重複するように処理を行う。あるいは、制御部15は、先に洗浄処理を開始した洗浄処理部ONB1と、その後に洗浄処理を開始した洗浄処理部ONB2とについて、洗浄処理の後半SHと前半FHとが一部でも重複する場合には、洗浄処理部ONB1における後半SHの排出液を洗浄処理部ONB2における前半FHにおける洗浄に再利用するように各部を操作する。
具体的には、制御部15は、排出液を洗浄に再利用できる場合には、洗浄処理部ONB2の前半FHにおいて供給管25から内槽19に供給する純水を、リサイクル管43の排出液だけでまかなう。
制御部15は、洗浄処理部ONB1(ONB2)における後半SHと、洗浄処理部ONB2(ONB1)における前半FHとが完全に重なるように各ロットを搬送する必要はない。つまり、制御部15は、洗浄処理部ONB1(ONB2)における後半SHと、洗浄処理部ONB2(ONB1)における前半FHとの一部が少なくとも重複した場合に排出液の再利用を行うようにすればよい。これにより、洗浄処理部ONB1(ONB2)における後半SHにおける排出液の少なくとも一部を再利用できる。
このようなリサイクルを行う際には、制御部15が次のような制御を行うことが好ましい。
例えば、制御部15は、洗浄処理部ONB1(ONB2)の供給管25から内槽19に供給される純水の流量を超えて、リサイクル管43(53)を介して排出液の供給を洗浄処理部ONB2(ONB1)に対して行わないようにする。換言すると、制御部15は、洗浄処理部ONB1(ONB2)の内槽19に供給される純水の流量以内で、リサイクル管43(53)を介した排出液の供給を洗浄処理部ONB2(ONB1)に対して行う。これにより、リサイクルする排出液が不足し、排出液が供給される内槽19側において供給不安定な状態が生じて処理に悪影響が生じることを防止できる。
<4.ロットの処理>
ここで図6を参照する。図6は、4ロットを処理する際の例を示すタイムチャートである。
以下の説明においては、発明の理解を容易にするために、複数枚又は1枚の基板Wを一つのロットとして取り扱い、ロットごとに基板処理装置で処理した場合を例にとって説明する。
以下の説明においては、制御部15の操作対象である各リソースのうち、搬送系や薬液処理部CHB1(CHB2)については、特に限定しない。そのため説明上、薬液処理部CHB1(CHB2)を薬液処理部CHBと記載し、第2搬送機構WTRや副搬送機構LFS1(LFS2)については記載しない。ロットについては、一例として、続けて4ロットの処理を行う場合について説明する。
図6においては、第1のロットを符号L1で表す。同様に、第2のロットを符号L2とし、第3のロットを符号L3とし、第4のロットを符号L4とする。第1のロットL1~第4のロットL4については、その順に基板処理装置に投入されるものとする。図6では、一例として、処理の単位時間を一つの正方形で示す。図6では、純水による洗浄処理のうち、前半FHをハッチングした正方形で示し、後半SHを通常の正方形で示す。
以下に、制御部15が薬液処理部CHBによる薬液処理の後、第1のロットL1~第4のロットL4を搬送して、洗浄処理部ONB1,ONB2で洗浄処理する例について説明する。
制御部15は、t0時点において第1のロットL1を薬液処理部CHBで処理する。薬液処理部CHBによる薬液処理は、t1時点で完了する。制御部15は、t1時点からt2時点で第1のロットL1を搬送して、第1のロットL1を洗浄処理部ONB1に搬送する。制御部15は、第1のロットL1を洗浄処理部ONB1で処理する。この純水による洗浄処理は、t2時点からt6時点にわたって行われる。
なお、t2時点からt6時点が本発明における「第1のロットについて洗浄処理を開始する過程」に相当する。
制御部15は、t2時点からt3時点にわたり、第2のロットL2を薬液処理部CHBで処理する。薬液処理部CHBによる第2のロットL2の薬液処理は、t3時点で完了する。制御部15は、t3時点で第2のロットL2を搬送して、第2のロットL2を洗浄処理部ONB2に搬送する。制御部15は、第2のロットL2を洗浄処理部ONB2で処理する。この純水による洗浄処理は、t4時点からt8時点にわたって行われる。
なお、t4時点からt8時点が本発明における「第2のロットについて洗浄処理を開始する過程」に相当する。
制御部15は、t5時点において第3のロットL3について薬液処理部CHBで処理を開始する。薬液処理部CHBによる薬液処理は、t6時点で完了する。制御部15は、t6時点からt7時点で第3のロットL3を搬送して、第3のロットL3を洗浄処理部ONB1に搬送する。制御部15は、第3のロットL3を洗浄処理部ONB1で処理する。この純水による洗浄処理は、t7時点からt10時点にわたって行われる。
なお、t7時点からt10時点が本発明における「第3のロットについて洗浄処理を開始する過程」に相当する。
制御部15は、t7時点からt8時点において、第4のロットL4を薬液処理部CHBで処理する。薬液処理部CHBによる第4のロットL4の薬液処理は、t8時点で完了する。制御部15は、t8時点で第4のロットL4を搬送して、第4のロットL4を洗浄処理部ONB2に搬送する。制御部15は、第4のロットL4を洗浄処理部ONB2で処理する。この純水による洗浄処理は、t9時点からt11時点にわたって行われる。
次に、上述したように第1のロットL1~第4のロットL4が処理される場合に、洗浄処理部ONB1と洗浄処理部ONB2とにおける排出液の再利用について説明する。
洗浄処理部ONB1で洗浄処理されている第1のロットL1と、洗浄処理部ONB2で洗浄処理されている第2のロットL2とは、第1のロットL1の後半SHの全部と、第2のロットL2の前半FHの全部とがt4時点からt6時点において時間的に完全に重複している。
<5.リサイクル動作>
<5.1 洗浄処理部ONB1から洗浄処理部ONB2へのリサイクル>
このとき、制御部15は、t4時点からt6時点において、例えば、次のようにリサイクルを行う。
すなわち、t4時点からt6時点にわたって、制御部15は、次のように洗浄処理部ONB1の外槽21から排出管37に排出されている排出液についてリサイクルを行う。
具体的には、制御部15は、開閉弁45を開放するとともに、ポンプ47を作動させる。これにより、洗浄処理部ONB1の排出管37から排出されている排出液が、リサイクル管43を流通して洗浄処理部ONB2の供給管25に供給される。このとき、制御部15は、リサイクル管43の流量計49からの出力を監視する。制御部15は、この出力がレシピに規定された流量の目標値と一致するようにポンプ47における送液量を操作することが好ましい。
t6時点に達すると、制御部15は、開閉弁45を閉止するとともにポンプ47を停止する。さらに、制御部15は、開閉弁31を開放する。制御部15は、流量調整弁29を操作して、洗浄処理部ONB2の流量計33における流量が、レシピに規定された流量の目標値と一致するようにする。
洗浄処理部ONB2で洗浄処理されている第2のロットL2と、洗浄処理部ONB1で洗浄処理されている第3のロットL3とは、第2のロットL2の後半SHの一部と、第3のロットL3の前半FHの一部とがt7時点からt8時点において重複している。
<5.2 洗浄処理部ONB2から洗浄処理部ONB1へのリサイクル>
制御部15は、t7時点からt8時点において、例えば、次のようにリサイクルを行う。
すなわち、t7時点からt8時点にわたって、制御部15は、次のように洗浄処理部ONB2の外槽21から排出管37に排出されている排出液についてリサイクルを行う。具体的には、制御部15は、開閉弁55を開放するとともに、ポンプ57を作動させる。これにより、洗浄処理部ONB2の排出管37から排出されている排出液が、リサイクル管53を流通して洗浄処理部ONB1の供給管25に供給される。このとき、制御部15は、リサイクル管53の流量計59からの出力を監視する。制御部15は、この出力がレシピに規定された流量の目標値と一致するようにポンプ57における送液量を操作することが好ましい。
<5.3 洗浄処理部ONB1から洗浄処理部ONB2へのリサイクル>
制御部15は、t9時点からt10時点において、上述した<5.1 洗浄処理部ONB1から洗浄処理部ONB2へのリサイクル>と同様にリサイクルを行う。つまり、リサイクル管43を介して、洗浄処理部ONB1から洗浄処理部ONB2への排出液の供給を行う。
上述したように第1のロットL1から第4のロットL4の4個のロットを順次に処理する場合には、純水のリサイクルを行わない通常の洗浄処理に対して、次のように純水の節約ができる。なお、ここでは、簡易的に、処理の単位時間を表した一つの正方形の数で節約量を記載する。
第2のロットL2の処理時には、リサイクル管43により「7単位時間」分の純水が節約できる。第3のロットL3の処理時には、リサイクル管53により「5単位時間」分の純水が節約できる。第4のロットL4の処理時には、リサイクル管43により「7単位時間」分の純水が節約できる。つまり、合計で「19単位時間」分の純水を節約できることになる。
本実施例によると、制御部15は、洗浄処理部ONB1及び洗浄処理部ONB2の開閉弁31及び流量調整弁29と、リサイクル管43,53の開閉弁45,55とを制御して、洗浄処理部ONB1で洗浄処理の後半SHに使用された排出液を洗浄処理部ONB2に供給し、洗浄処理部ONB2で洗浄処理の後半SHに使用された排出液を洗浄処理部ONB1に供給する。洗浄処理部ONB1で使用した排出液を洗浄処理部ONB2で再利用し、洗浄処理部ONB2で使用した排出液を洗浄処理部ONB1で再利用するので、洗浄処理部ONB1及び洗浄処理部ONB2への供給管25からの純水の供給量を低減できる。したがって、純水をリサイクルすることにより、洗浄処理における純水の消費量を低減できる。
<変形例1>
図7を参照する。図7は、洗浄処理部の変形例を示す図である。
変形例1に係る基板処理装置は、バッファタンク51,61を備えている点において、上述した構成と相違する。
具体的には、洗浄処理部ONB1のリサイクル管43は、バッファタンク51を備えている。バッファタンク51は、開閉弁45とポンプ47との間に配置されている。洗浄処理部ONB2のリサイクル管53は、バッファタンク61を備えている。バッファタンク61は、開閉弁55とポンプ57との間に配置されている。
バッファタンク51は、洗浄処理部ONB1の外槽21から排出管37に排出され、リサイクル管43に流入している排出液を一時的に貯留する。バッファタンク61は、洗浄処理部ONB2の外槽21から排出管37に排出され、リサイクル管53に流入している排出液を一時的に貯留する。
このようにバッファタンク51,61を備えることにより、排出液をリサイクルして供給するタイミングに余裕を設けることができる。これにより、先に投入されたロットの後半SHと、その後に投入されたロットの前半FHとが時間的にずれていても、排出液を好適に再利用できる。
具体的に説明する。ここで、図6を参照する。第2のロットL2の後半SHは、t6時点からt8時点に位置している。第3のロットL3の前半FHは、t7時点からt9時点に位置している。そのため、実施例の構成では、第2のロットL2の後半SH(t6~t8時点)のうち、t7~t8時点の排出液しか再利用できていない。
そこで、この変形例1のように構成すると、バッファタンク61を備えているので、第2のロットL2の後半SHのt6~t7時点の排出液をバッファタンク61に一時的に貯留できる。したがって、第2のロットL2の後半SHの全ての排出液を第3のロットL2の前半FHにおいて再利用できる。
<変形例2>
図8を参照する。図8は、洗浄処理部の他の変形例を示す図である。
上述した構成は、基板処理装置が洗浄処理部ONB1と洗浄処理部ONB2との二台の洗浄処理部を備えた構成である。変形例2は、さらに洗浄処理部ONBxを備えた構成の場合の例を示す。
この構成では、洗浄処理部ONB1のリサイクル管43に一端側が連通接続されたリサイクル管63を備えている。また、洗浄処理部ONB2のリサイクル管53に一端側が連通接続されたリサイクル管73を備えている。これらのリサイクル管63,73は、他端側が洗浄処理部ONBxの供給管に連通接続されている。リサイクル管63は、開閉弁65を備えている。開閉弁65は、リサイクル管43を介して流通する、洗浄処理部ONB1からの排出液のリサイクル管63における流通を許容または遮断する。リサイクル管73は、開閉弁75を備えている。開閉弁75は、リサイクル管53を介して流通する、洗浄処理部ONB2からの排出液のリサイクル管73における流通を許容または遮断する。
また、洗浄処理部ONB1は、供給管25に一端側が連通接続されたリサイクル管83を備えている。洗浄液供給部ONB2は、供給管25に一端側が連通接続されたリサイクル管93を備えている。リサイクル管83,93の他端側は、洗浄処理部ONBxの排出管37(不図示)に連通接続されている。リサイクル管83,93は、不図示の開閉弁を備えている。これにより、洗浄処理部ONB1、ONB2に加え洗浄処理部ONBxを備えている場合にも、各部の排出液を相互に再利用できる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、リサイクル管43とリサイクル管53とを備えているが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、リサイクル管43とリサイクル管53とのうち、一方だけを備える構成としてもよい。このような構成であっても、洗浄処理部ONB1または洗浄処理部ONB2のいずれか一方の純水の消費量を低減できる。
(2)上述した実施例では、図1に示したような第1搬送機構CTCや第2搬送機構WTRなどの搬送機構や、乾燥処理部LPDなどを備えた構成を例にとって説明した。しかしながら、本発明はこのような構成を必須とするものではない。つまり、少なくとも二台の洗浄処理部ONB1と洗浄処理部ONB2とを備えた基板処理装置であれば本発明を適用できる。
(3)上述した実施例では、供給管25が純水だけを供給できる構成としている。しかしながら、本発明は、供給管25にミキシングバルブを備えた構成であってもよい。ミキシングバルブは、複数個の混合弁から構成されており、複数種類の薬液を供給管25に混合させることができる。このような構成を採用した場合には、純水だけや、純水に薬液を混合した処理液や、薬液だけからなる処理液を供給管25によって供給できる。このような構成であっても、本発明を適用できる。
(4)上述した実施例では、排出液を洗浄に再利用できる場合には、洗浄処理部ONB2の前半FHにおいて供給管25から内槽19に供給する純水を、リサイクル管43の排出液だけでまかなうようにしている。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されない。
すなわち、制御部15は、洗浄処理部ONB2の供給管25における純水の供給と、洗浄処理部ONB1の排出管37から排出された純水のリサイクル管43における供給との供給量を制御する。
具体的には、洗浄処理部ONB2の純水供給源27からの純水の新液と、リサイクル管43からの排出液とを適宜に混合して内槽19に供給する。より詳細には、制御部15は、洗浄処理部ONB2について、供給管25における開閉弁31及び流量調整弁29と、リサイクル管43における開閉弁45及びポンプ47とを操作する。このとき、流量計33と流量計49における流量を参照して、フィードバック制御を行うことが好ましい。これにより、制御部15は、洗浄処理部ONB1における後半SHの排出液を、洗浄処理部ONB2の新液である純水と混合して洗浄処理部ONB2における前半FHにおける洗浄に再利用できる。また、同様にして、洗浄処理部ONB2における後半SHの排出液を、洗浄処理部ONB1の新液である純水と混合して洗浄処理部ONB1における前半FHにおける洗浄に再利用できる。
これにより、清浄な純水の割合を増やすことにより、純水を節約しつつも、洗浄時間の短縮化が期待できる。
上記の混合を行わせる場合には、制御部15は、次のように各部を操作することが好ましい。
すなわち、制御部15は、例えば、洗浄処理の前半FHを実施している洗浄処理部ONB2の流量調整弁29を調整するとともに、リサイクル管43から流入する排出液の流量を考慮する。つまり、制御部15は、洗浄処理の前半FHを実施している洗浄処理部ONB2について、噴出管23から内槽19に供給される純水の流量が、リサイクルしない場合の前半FH、または後半SHにおける純水の流量とほぼ一致するように、流量調整弁29及びポンプ47を操作する。洗浄処理の後半SHを実施しているのが洗浄処理部ONB1である場合には、洗浄処理部ONB2の流量調整弁29と、リサイクル管43のポンプ47を操作して、洗浄処理部ONB2の噴出管23から内槽19に供給される純水の流量を、リサイクルしない場合に洗浄処理部ONB2の前半FHに供給される純水の流量、あるいは洗浄処理部ONB2の後半SHに供給される純水の流量にほぼ一致させる。
これにより、洗浄処理の前半FHと後半SHとにおいて、内槽19における純水の流れが急激に変動して、内槽19の処理位置で処理されている基板Wに悪影響を及ぼすことを防止できる。
(5)上述した実施例では、リサイクル管43,53が供給管25に連通接続されている。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されない。リサイクル管43,54は、噴出管23や内槽19に連通接続される構成であってもよい。
(6)上述した実施例では、比抵抗値SR1=0.5~1MΩ・cmとなる時点t1で前半FHと後半SHとに分けている。しかしながら、本発明はこのような形態に限定されない。つまり、再利用の排出液を供給される側の基板の清浄度が、再利用の排出液を供給する側の基板の清浄度より極端に低い場合には、比抵抗値SR1=0.5~1MΩ・cmより低い値の時点で前半FHと後半SHに分けてもよい。また、比抵抗値SR1=0.5~1MΩ・cmは一例であり、本発明はこの値に限定されるものではない。
(7)上述した実施例では、内槽19が比抵抗計35を備えた構成を例にとって説明した。しかしながら、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、比抵抗計35に代えて、比抵抗計35に比較して、不純物が多くても清浄度に対する感度が高い電導度計を採用してもよい。これにより、基板Wの洗浄度合いをより正確に判断できる。そのため、後半SHとなったことを制御部15で正確に判断できる。したがって、制御部15は、予め決めた時間で後半SHにおけるリサイクルを開始するのではなく、内槽19内の導電率に基づいて後半SHにおけるリサイクルを開始するようにしてもよい。これにより、時間に限定されず、清浄度に応じた柔軟な処理が可能となる。
(8)上述した実施例では、4ロットの処理を行う場合を例にとって説明した。しかしながら、本発明は、このような場合の処理に限定されない。すなわち、本発明は、少なくとも2ロットの処理を実施する際に効果を奏する。
以上のように、本発明は、基板を洗浄処理する基板処理装置に適している。
W … 基板
CTC … 第1搬送機構
WTR … 第2搬送機構
LPD … 乾燥処理部
11 … 第1処理部
ONB1 … 洗浄処理部
CHB1 … 薬液処理部
LFS1 … 副搬送機構
13 … 第2処理部
ONB2 … 洗浄処理部
CHB2 … 薬液処理部
LFS2 … 副搬送機構
15 … 制御部
17 … 処理槽
19 … 内槽
21 … 外槽
23 … 噴出管
25 … 供給管
27 … 純水供給管
29 … 流量調整弁
31 … 開閉弁
33 … 流量計
35 … 比抵抗計
37 … 排出管
43,53 … リサイクル管
L1~L4 … 第1のロット~第4のロット
FH … 前半
SH … 後半
51,61 … バッファタンク

Claims (12)

  1. 基板に対して洗浄処理を行う基板処理装置において、
    基板を収容可能な第1の処理槽と、
    基板を収容可能な第2の処理槽と、
    純水供給源と連通接続され、前記第1の処理槽に純水を供給する第1の純水供給管と、
    前記第1の純水供給管に介挿された第1の供給弁と、
    純水供給源と連通接続され、前記第2の処理槽に純水を供給する第2の純水供給管と、
    前記第2の純水供給管に介挿された第2の供給弁と、
    前記第1の処理槽から排出される排出液を前記第2の処理槽へ供給する第1のリサイクル管と、
    前記第1のリサイクル管に介挿された第1のリサイクル弁と、
    前記第1の供給弁と、前記第2の供給弁と、前記第1のリサイクル弁との開閉を制御する制御部と、
    を備えていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記第2の処理槽から排出される排出液を前記第1の処理槽に供給する第2のリサイクル管と、
    前記第2のリサイクル管に介挿された第2のリサイクル弁と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、さらに前記第2のリサイクル弁の開閉を制御することを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置において、
    前記制御部は、洗浄処理の対象である基板をロットで管理し、第1のロットが前記第1の処理槽にて洗浄処理され、第2のロットが前記第2の処理槽にて洗浄される場合に、前記第1のロットの洗浄処理の後半において前記第1の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部が、前記第2のロットの洗浄処理の前半において前記第1のリサイクル管を通じて前記第2の処理槽へと供給されるようにすることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記制御部は、洗浄処理の対象である基板をロットで管理し、第1のロットが前記第1の処理槽にて洗浄処理され、第2のロットが前記第2の処理槽にて洗浄される場合に、前記第1のロットの洗浄処理の後半において前記第1の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部が、前記第2のロットの洗浄処理の前半において前記第1のリサイクル管を通じて前記第2の処理槽へと供給されるようにし、
    前記第2のロットの洗浄処理の後半において前記第2の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部が、前記第1のロットに引き続き前記第1の処理槽で処理される第3のロットの洗浄処理の前半において前記第2のリサイクル管を通じて前記第1の処理槽へと供給されるようにすることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記第1の処理槽は、基板を収容可能な第1の内槽と、前記第1の内槽の底部に設けられ、上方に向けて純水を噴出する第1の噴出管と、前記第1の内槽の上縁から溢れた排出液が流入する第1の外槽とを備え、
    前記第1の純水供給管は、前記第1の噴出管及び前記第2のリサイクル管に連通接続され、
    前記第2の処理槽は、基板を収容可能な第2の内槽と、前記第2の内槽の底部に設けられ、上方に向けて純水を噴出する第2の噴出管と、前記第2の内槽の上縁から溢れた排出液が流入する第2の外槽とを備え、
    前記第2の純水供給管は、前記第2の噴出管及び前記第1のリサイクル管に連通接続されていることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項3から5のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記第1のロットの洗浄処理の後半は、前記洗浄処理の開始から比抵抗値が0.5~1MΩ・cmを越えた時点以降であることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項3に記載の基板処理装置において、
    前記制御部は、前記第2のロットの洗浄処理の後半では、前記第1の処理槽から排出される排出液を前記第2の処理槽へ供給せず、前記第2の純水供給管から純水を前記第2の処理槽に供給することを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項4に記載の基板処理装置において、
    前記制御部は、前記第2のロットの洗浄処理の前半では、前記第1の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を前記第2の純水供給管を流通する純水と混合して前記第2の処理槽に供給し、前記第3のロットの洗浄処理の前半では、前記第2の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を前記第1の純水供給管を流通する純水と混合して前記第1の処理槽に供給することを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記第1のリサイクル管は、バッファタンクを備えていることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記第2のリサイクル管は、バッファタンクを備えていることを特徴とする基板処理装置。
  11. 基板に対して洗浄処理を行う基板処理方法において、
    洗浄処理の対象である基板をロットで管理する場合に、基板を収容可能な第1の処理槽において第1のロットについて洗浄処理を開始する過程と、
    前記第1のロットの洗浄処理を開始する過程の後、基板を収容可能な第2の処理槽において第2のロットについて洗浄処理を開始する過程と、
    をその順に実施する際に、
    前記第1の処理槽から排出された排出液の少なくとも一部を、前記第2の処理槽に供給することを特徴とする基板処理方法。
  12. 請求項11に記載の基板処理方法において、
    前記第2のロットの洗浄処理を開始する過程の後、前記第1の処理槽において前記第1のロットに引き続き前記第1の処理槽で処理される第3のロットについて洗浄処理を開始する過程を実施する際に、
    前記第2の処理槽から排出される排出液の少なくとも一部を、前記第1の処理槽に供給することを特徴とする基板処理方法。
JP2021138106A 2021-08-26 2021-08-26 基板処理装置及び基板処理方法 Pending JP2023032159A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021138106A JP2023032159A (ja) 2021-08-26 2021-08-26 基板処理装置及び基板処理方法
KR1020247007956A KR20240039055A (ko) 2021-08-26 2022-08-24 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
CN202280057059.7A CN117916857A (zh) 2021-08-26 2022-08-24 基板处理装置及基板处理方法
PCT/JP2022/031852 WO2023027100A1 (ja) 2021-08-26 2022-08-24 基板処理装置及び基板処理方法
TW111132176A TWI830345B (zh) 2021-08-26 2022-08-26 基板處理裝置以及基板處理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021138106A JP2023032159A (ja) 2021-08-26 2021-08-26 基板処理装置及び基板処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023032159A true JP2023032159A (ja) 2023-03-09

Family

ID=85322828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021138106A Pending JP2023032159A (ja) 2021-08-26 2021-08-26 基板処理装置及び基板処理方法

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP2023032159A (ja)
KR (1) KR20240039055A (ja)
CN (1) CN117916857A (ja)
TW (1) TWI830345B (ja)
WO (1) WO2023027100A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2994113B2 (ja) * 1991-10-08 1999-12-27 山形日本電気株式会社 部品洗浄装置
JPH11283947A (ja) 1998-03-27 1999-10-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置および基板処理方法
JP2003059891A (ja) * 2001-08-14 2003-02-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置のスケジュール作成方法及びそのプログラム
JP2005064312A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理方法および基板処理装置
JP5466380B2 (ja) 2008-07-17 2014-04-09 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置のスケジュール作成方法及びそのプログラム
JP2013254821A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Kurita Water Ind Ltd 基板のエッチング方法及び装置
JP2018022714A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社Sumco ウェーハの洗浄方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023027100A1 (ja) 2023-03-02
TW202318497A (zh) 2023-05-01
CN117916857A (zh) 2024-04-19
TWI830345B (zh) 2024-01-21
KR20240039055A (ko) 2024-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4758846B2 (ja) 乾燥装置、乾燥方法、及び乾燥プログラム、並びに、これらを有する基板処理装置、基板処理方法、及び基板処理プログラム
KR100390545B1 (ko) 기판세정건조장치,기판세정방법및기판세정장치
US8652344B2 (en) Liquid treatment method and storage system
WO2006033186A1 (ja) 基板処理装置
KR20090102640A (ko) 기판처리장치 및 기판처리방법
JP2739419B2 (ja) 基板処理装置
JP2001274133A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
WO2023027100A1 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP7321052B2 (ja) 基板処理装置および装置洗浄方法
WO2020100661A1 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3888612B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
KR100949096B1 (ko) 기판 세정 방법
JP4891187B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP3451567B2 (ja) 洗浄処理装置
JP3254519B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理システム
WO2007077992A1 (ja) 被処理体搬送器の洗浄・乾燥処理方法、及び洗浄・乾燥処理装置、並びに記憶媒体
JPH11150094A (ja) 洗浄処理方法
JPH11283947A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH11342356A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP3035451B2 (ja) 基板の表面処理装置
JP2002172367A (ja) 基板洗浄システムおよびその基板洗浄方法
JPH1064872A (ja) 洗浄処理方法及びその装置
JP2000005710A (ja) 基板洗浄装置
JPH10150011A (ja) 基板処理装置
JPH10275796A (ja) 基板処理装置