JP2002172367A - 基板洗浄システムおよびその基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄システムおよびその基板洗浄方法

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JP2002172367A
JP2002172367A JP2000370060A JP2000370060A JP2002172367A JP 2002172367 A JP2002172367 A JP 2002172367A JP 2000370060 A JP2000370060 A JP 2000370060A JP 2000370060 A JP2000370060 A JP 2000370060A JP 2002172367 A JP2002172367 A JP 2002172367A
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cleaning
substrate
tank
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cassette
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JP2000370060A
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Akira Hagiwara
章 萩原
Hidetomo Horibuchi
秀智 堀渕
Shigeo Fujimoto
茂夫 藤本
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SES Co Ltd
Original Assignee
SES Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C23/00Other surface treatment of glass not in the form of fibres or filaments
    • C03C23/0075Cleaning of glass

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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種レシピに対応した洗浄槽の配列構成が可
能で、汎用性に富むとともに、スループットにも優れる
基板洗浄技術を提供する。 【解決手段】 基板洗浄部Bは、複数種類の薬液で洗浄
処理可能な多機能洗浄槽3(3a、3b)と、専用の薬
液で洗浄処理可能な単機能洗浄槽4(4a、4b)とを
組み合わせてなる洗浄槽列1(1a、1b)が2組設け
られてなり、各種レシピに対応した洗浄槽の配列構成が
可能で、スループットにも優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基板洗浄システム
およびその基板洗浄方法に関し、さらに詳細には、半導
体基板や液晶ガラス基板等の薄板状の基板を複数枚一括
して洗浄処理を行う基板洗浄技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板洗浄システム、例えば、従
来の半導体基板(以下、「ウエハ」と称する。)の洗浄
システムとしては、複数枚の基板を一括して洗浄処理す
る基板洗浄部を備えてなり、その一端側に基板搬入部が
設けられるとともに、その他端側に基板搬出部が設けら
れ、基板搬送処理装置が、上記洗浄槽の配列方向へ洗浄
槽と平行に移動可能とされてなる。
【0003】また、前工程から上記基板搬入部に供給さ
れるウエハは、複数枚のウエハ(例えば、25枚程度)
が一組として一つの搬送用キャリアカセット内に収納さ
れており、基板搬入部において上記基板搬送処理装置に
移し替えられる構成とされている。この基板搬送処理装
置の構造としては、上記ウエハを処理用キャリアカセッ
トに収納して洗浄処理するカセットタイプのものと、上
記ウエハを直接保持して洗浄処理するカセットレスタイ
プのものとがあり、近時は、ウエハの洗浄効率を高める
とともに洗浄液の汚染を防止するため、後者のカセット
レスタイプが一般的になりつつある。
【0004】そして、このカセットレスタイプの基板洗
浄システムにおいては、上記基板搬入部で搬送用キャリ
アカセットから基板搬送処理装置に移し替えられたウエ
ハは、この基板搬送処理装置によりカセットレスで一括
して洗浄処理された後、上記基板搬出部において、上記
搬送用キャリアカセットに再び収納されて次工程へ搬出
される。
【0005】ところで、上記基板洗浄部の構成として
は、いわゆるマルチバスタイプのものと、いわゆるワン
バスタイプのものに大別される。
【0006】前者のマルチバスタイプの基板洗浄部は、
例えば図5(a) に示すように、専用の薬液で洗浄処理可
能な複数台(図示の場合は4台)の単機能洗浄槽a〜d
が配列されてなる洗浄槽列を備え、基板搬入部eで搬送
用キャリアカセットから基板搬送処理部fの基板搬送処
理ロボットに移し替えられたウエハは、この基板搬送処
理ロボットにより、上記各単機能洗浄槽a〜dに順次浸
漬されて、洗浄処理される。
【0007】具体的には、ウエハは、第一の洗浄槽aで
第一の薬液(例えばAPM液(アンモニア過水)による
洗浄処理が行われた後、第二の洗浄槽bでDIW(純
水)による水洗処理が行われ、続いて、第三の洗浄槽c
で第三の薬液(例えばDHF液(希フッ酸))による洗
浄処理が行われた後、第四の洗浄槽dでDIW(純水)
による水洗処理が行われ、最後に乾燥部gにより乾燥処
理されて、基板搬出部hにおいて、上記搬送用キャリア
カセットに再び収納されて次工程へ搬出される。
【0008】一方、後者のワンバスタイプの基板洗浄部
は、例えば図5(b) に示すように、複数種類の薬液で洗
浄処理可能な一台または複数台(図示の場合は2台)の
多機能洗浄槽i,jが配設されてなり、基板搬入部eで
搬送用キャリアカセットから基板搬送処理部fの基板搬
送処理ロボットに移し替えられたウエハは、この基板搬
送処理ロボットにより、上記各多機能洗浄槽iまたはj
にそれぞれ浸漬されて、これら二つの多機能洗浄槽iお
よびjに浸漬されたウエハは同時に並行して洗浄処理さ
れる。
【0009】具体的には、各洗浄槽i,jに挿入された
ウエハは、第一の薬液(例えばAPM)による洗浄処理
が行われた後、DIWによる水洗処理が行われ、続い
て、第二の薬液(例えばDHF液)による洗浄処理が行
われた後、純水による水洗処理が行われ、最後に乾燥部
gにより乾燥処理されて、基板搬出部hにおいて、上記
搬送用キャリアカセットに再び収納されて次工程へ搬出
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のいずれのタイプの基板洗浄部においても、以
下に列挙するような問題点があった。
【0011】(1) 前者のマルチバスタイプの基板洗浄部
にあっては、洗浄槽a,b,c,d間の移行の際におけ
るウエハのクロスコンタミ等の問題がある。
【0012】(2) 後者のワンバスタイプの基板洗浄部に
あっては、単一の洗浄槽iまたはjにおいてすべての洗
浄処理を行うところ、各洗浄処理工程の移行に際して薬
液の置換が必須であり、処理工程時間が長くなるという
問題があった。
【0013】また、薬液置換時に薬液が混合してしま
い、薬液のリサイクル使用が困難であった。
【0014】(3) また、いずれのタイプの基板洗浄部に
おいても、特定のレシピに特化された単一目的の洗浄構
成とされており、レシピが変わると基板洗浄部の構成を
変える必要があり、汎用性に乏しい。
【0015】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その主たる目的とするところは、各
種レシピに対応した洗浄槽の配列構成が可能で汎用性に
富むとともに、スループットにも優れる基板洗浄システ
ムを提供することにある。
【0016】また、本発明のさらなる目的とするところ
は、上記基板洗浄システムを利用して、各種レシピに対
応可能であるとともに、スループットに優れる基板洗浄
方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の基板洗浄システムは、前工程からキャリア
カセットに収納されて搬入される基板を、カセットレス
で一括して洗浄処理を行うとともに、再びキャリアカセ
ットに収納して次工程へ搬出する方式のものであって、
複数枚の基板をカセットレスで一括して洗浄処理する基
板洗浄部を備え、この基板洗浄部は、複数種類の薬液で
洗浄処理可能な多機能洗浄槽と、専用の薬液で洗浄処理
可能な単機能洗浄槽とを組み合わせてなる洗浄槽列が少
なくとも1組以上設けられてなることを特徴とする。
【0018】好適な実施態様として、上記基板洗浄部
は、上記洗浄槽列に沿って移動可能で、複数枚の基板を
直接カセットレスで把持する基板搬送処理装置を備えて
なるとともに、上記基板洗浄部の側部に、前工程からキ
ャリアカセットに収納された基板が搬入される基板搬入
部と、洗浄処理が終了した基板をキャリアカセットに収
納して次工程へ搬出される基板搬出部とが設けられる。
また、上記基板搬入部、基板洗浄部および基板搬出部を
互いに同期させて駆動制御する制御部を備え、この制御
部は、前工程からキャリアカセットに収納されて搬入さ
れる基板を、上記基板搬送処理装置に移し替えてカセッ
トレスで洗浄処理するとともに、再び搬入時と同一のキ
ャリアカセットに戻して次工程へ搬出する一連の洗浄工
程を実行するように構成される。
【0019】また、本発明の第一の基板洗浄方法は、上
記洗浄システムを用いて基板をカセットレスで一括して
洗浄処理するものであって、上記洗浄槽列の多機能洗浄
槽でケミカル処理するとともに、単機能洗浄槽で水洗処
理することを特徴とする。
【0020】この場合の上記多機能洗浄槽におけるケミ
カル処理の方法として、次のような態様がある。
【0021】i) 複数の薬液により行い、使用する薬液
は、異なる組の洗浄槽列において異なる。
【0022】ii) 複数の薬液により行い、使用する薬液
は、異なる組の洗浄槽列において同一である。
【0023】iii)単一の薬液により行うとともに、使用
する薬液は、異なる組の洗浄槽列において異なる。
【0024】本発明の第二の基板洗浄方法は、上記洗浄
システムを用いて基板をカセットレスで一括して洗浄処
理するものであって、上記洗浄槽列の多機能洗浄槽にお
いて、ケミカル処理から水洗処理までを連続処理するこ
とを特徴とする。
【0025】本発明の基板洗浄システムにおける基板洗
浄部は、複数種類の薬液で洗浄処理可能な多機能洗浄槽
と、専用の薬液で洗浄処理可能な単機能洗浄槽とを組み
合わせてなる洗浄槽列が少なくとも1組以上設けられて
なることにより、マルチバスタイプの基板洗浄方法とワ
ンバスタイプの基板洗浄方法とを選択的に採用すること
が可能である。
【0026】したがって、ユーザである半導体メーカの
各種レシピに柔軟に対応可能であるとともに、スループ
ットにも優れる基板洗浄方法を実行することが可能であ
る。
【0027】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0028】実施形態1 本発明に係る基板洗浄システムを図1に示し、この基板
洗浄システムは、複数枚のウエハをカセットレスで一括
して行うバッチ式のものであり、基板搬入部A、基板洗
浄部B、基板搬出部C、薬液供給部Dおよび制御部Eを
主要部として構成されている。
【0029】基板搬入部Aは、前工程からキャリアカセ
ットに収納されたウエハが搬入される部位で、基板洗浄
部Bの搬入側に配置されている。この基板搬入部Aの具
体的構成は図示しないが、従来公知の基本構成を備えて
いる。例えば、キャリアカセットをタクト送りするタク
ト送り機構、キャリアカセットの水平方向の向きを変換
するターンテーブル機構およびキャリアカセットのウエ
ハを移載する基板移載機構などを備えてなる。
【0030】そして、基板搬入部Aに搬入されたキャリ
アカセットは、上記タクト送り機構により、上記ターン
テーブル機構までタクト送りされて、このターンテーブ
ル機構により、上記キャリアカセットつまりこれに収納
されたウエハの水平方向姿勢が、搬入姿勢から洗浄姿勢
へ90度水平回転されて姿勢変換される。姿勢変換され
たウエハは、上記基板移載機構により、後述する基板洗
浄部Bの基板搬送処理ロボットに移載される。
【0031】基板洗浄部Bは、複数枚のウエハをカセッ
トレスで一括して洗浄処理する部位で、高清浄度雰囲気
に維持される洗浄室内に、複数の洗浄槽からなる洗浄槽
列1と、この洗浄槽列1の側部に配設された基板搬送処
理部2を主要部として備えてなる。
【0032】洗浄槽列1は、具体的には、多機能洗浄槽
3と単機能洗浄槽4が組み合わされてなり、基板洗浄部
Bには、このような洗浄槽列が少なくとも1組以上設け
られる。
【0033】図示の実施形態においては、図1に示すよ
うに、2組の洗浄槽列1aおよび洗浄槽列1bが基板搬
入部Aから基板搬出部Cへ向けて直線状に併設されてい
る。また、第一の洗浄槽列1aの洗浄槽3a、4a間に
は、チャック洗浄槽5が介装されるとともに、洗浄槽列
1bの洗浄槽4bと基板搬出部Cとの間には、乾燥部6
が介装されている。
【0034】これに対応して、基板搬送処理部2は、上
記第一および第二の洗浄槽列1a、1bに沿って移動可
能な基板搬送処理装置を備える。
【0035】この基板搬送処理装置は、具体的には図示
しないが、従来公知の基板搬送処理ロボットの形態とさ
れている。例えば、この基板搬送処理ロボットは、複数
枚のウエハを直接カセットレスで把持する一対の基板チ
ャックアーム等の基本構成を備え、後述する洗浄槽列1
a、1bの洗浄槽3a、4a、3b、4bの基板保持部
との協働によるウエハの移載動作、および乾燥部6との
協働によるウエハの移載動作を行う構成とされととも
に、移動機構により、これら洗浄槽3a、4a、3b、
4bおよび乾燥部6の配設方向(矢符方向)へ移動可能
とされている。
【0036】そして、上記基板搬送処理ロボットは、基
板搬入部Aで受け取った複数枚のウエハを矢符方向へ搬
送して、第一の洗浄槽列1aの洗浄槽3a、4aおよび
第ニの洗浄槽列1bの洗浄槽3b、4bの間で移載処理
するとともに、乾燥部6との間で移載処理するととも
に、さらに矢符方向へ搬送して、基板搬出部Cにウエハ
を受け渡すように機能する。
【0037】第一および第二の洗浄槽列1a,1bの構
造は同一であり、具体的には図2に示すような構造を備
えている。
【0038】例えば、第一の洗浄槽列1aは、上述した
ように、多機能洗浄槽3aと単機能洗浄槽4aとが組み
合わされてなる。
【0039】多機能洗浄槽3aは、複数種類の薬液、例
えばAPM液(アンモニア過水),HPM液(塩酸過
水)、DHF液(希フッ酸)およびSPM液(硫酸過
水)等で洗浄処理可能な構造を備える。
【0040】図示の実施形態においては、多機能洗浄槽
3aは、APM液(アンモニア過水)、HPM液(塩酸
過水)およびDHF液(希フッ酸)の3種類の薬液で洗
浄処理可能な構造を備えるとともに、薬液処理後には薬
液に替えてDIW(純水)を満たしてウエハを濯ぐ構成
とされている。また各種薬液には、O3 (オゾン)水が
適宜添加可能とされる構成を備える。
【0041】この場合、上記薬液は薬液供給部Dから選
択的に供給され、このうち、APM液、HPM液および
DIWが多機能洗浄槽3aの底部から槽内に供給される
一方、DHF液が多機能洗浄槽3aの上部から槽内に供
給される。
【0042】また、多機能洗浄槽3aは、前者のAPM
液、HPM液およびDIW用として、薬液を槽の上部か
ら溢れさせて上昇流を形成するオーバフロー槽の形態と
されるとともに、槽の上部から溢れた薬液を槽の下部か
ら再び槽内に戻す薬液循環式とされ、槽の底部には超音
波発生器10が設けられて、超音波洗浄が可能な構造を
備える。上記多機能洗浄槽3aに循環する循環路には、
循環ポンプ11とフィルタ12が配されている。
【0043】また、APM液とHPM液については、上
記循環ポンプ11からスタンバイタンク13を循環する
循環路が形成され、これらの薬液の非作用時において、
その濃度および温度が循環路を循環しながら所定値に保
持ないし調整される。また、洗浄処理に使用した後の薬
液を槽の水洗処理に移行する前にスタンバイタンク13
に回収することで、再利用することも可能となる。
【0044】単機能洗浄槽4aは、専用の薬液で洗浄処
理可能な構造を備える。図示の実施形態においては、薬
液としてDIW(純水)が用いられ、DIWを単機能洗
浄槽4aの底部から槽内に満たしてウエハを濯ぐ構成と
されている。この場合、多機能洗浄槽3aは、DIWを
槽の上部から溢れさせて上昇流を形成するオーバフロー
槽の形態とされている。
【0045】また、チャック洗浄槽5は、基板搬送処理
部2における前記基板搬送処理ロボットの基板チャック
アームを洗浄するもので、従来公知の構造とされてい
る。例えば、具体的には図示しないが、チャック洗浄槽
5は、上記基板チャックアームに対して洗浄液を噴射す
る噴射ノズルを備えてなる。
【0046】乾燥部6は、ウエハW,W,…を乾燥させ
るもので、具体的には図示しないが、従来公知の基本構
造を備えたスピンドライヤからなる。例えば、このスピ
ンドライヤは横軸式もので、密閉チャンバ内に高速回転
するロータが内装されてなる。
【0047】そして、上記密閉チャンバ内が密封状態と
された後、強制排気が行われながら、上記ロータの高速
回転により、ロータに保持されたウエハの水切りおよび
スピン乾燥が行われる。
【0048】基板搬出部Cは、洗浄処理が終了したウエ
ハをキャリアカセットに収納して次工程へ搬出される部
位で、基板洗浄部Bの搬出側に配置されている。この基
板搬出部Cの具体的構成は図示しないが、従来公知の基
本構成を備えている。例えば、前述した基板搬入部Aと
同様、キャリアカセットのウエハを移載する基板移載機
構、キャリアカセットの水平方向の向きを変換するター
ンテーブル機構およびキャリアカセットをタクト送りす
るタクト送り機構などを備えてなる。
【0049】そして、洗浄処理が終了したウエハは、上
記基板移載機構により、基板洗浄部Bの基板搬送処理ロ
ボットから上記ターンテーブル機構に待機するキャリア
カセットに移載収納され、ターンテーブル機構により、
上記キャリアカセットつまりこれに収納されたウエハの
水平方向姿勢が、洗浄姿勢から搬出姿勢へ90度水平回
転されて姿勢変換される。姿勢変換されたウエハを収納
したキャリアカセットは、上記タクト送り機構によりタ
クト送りされて、次工程へ搬出される。
【0050】制御部Eは、上記基板搬入部A、基板洗浄
部B、基板搬出部Cおよび薬液供給部Dを互いに同期さ
せて駆動制御するもので、この制御部Eにより、以下の
洗浄処理工程がウエハの搬入時から搬出時まで全自動で
行われることとなる。
【0051】この場合の基板洗浄部Bにおけるウエハの
具体的な洗浄方法は、次のような各種の態様が可能であ
る。
【0052】(1) 洗浄槽列1(1a、1b)の多機能洗
浄槽3(3a、3b)でケミカル処理するとともに、単
機能洗浄槽4(4a、4b)で水洗処理する。
【0053】この場合の上記多機能洗浄槽3(3a、3
b)におけるケミカル処理の方法として、次のような態
様がある。
【0054】i) 複数の薬液により行い、使用する薬液
は、異なる組の洗浄槽列1a、1bにおいて異なる。
【0055】ii) 複数の薬液により行い、使用する薬液
は、異なる組の洗浄槽列1a、1bにおいて同一であ
る。
【0056】iii)単一の薬液により行うとともに、使用
する薬液は、異なる組の洗浄槽列1a、1bにおいて異
なる。
【0057】(2) 洗浄槽列1(1a、1b)の多機能洗
浄槽3(3a、3b)において、ケミカル処理から水洗
処理までを連続処理する。
【0058】続いて、以上のように構成された洗浄シス
テムを用いてウエハをカセットレスで一括して洗浄処理
する洗浄処理工程を具体的に説明する。
【0059】I.ウエハの搬入:前工程の終了したウエ
ハW、W、…はキャリアカセット内に収納された状態
で、図示しない無人搬送車(AGV)や搬入コンベア等
の自動搬入手段あるいはオペレータにより手作業で基板
搬入部Aに搬入される。搬入されたキャリアカセット
は、タクト送り機構により前述のごとくタクト送りされ
た後、ターンテーブル機構により水平回転されて、ウエ
ハW、W、…の水平方向姿勢が、搬入姿勢から洗浄姿勢
へ姿勢変換されて、基板移載機構により、キャリアカセ
ット内に収納された処理前のウエハW、W、…は、基板
洗浄部Bにおける基板搬送処理部2の基板搬送処理ロボ
ットに移し替えられる。
【0060】これらウエハW、W、…が取り出された空
カセットは、ウエハW、W、…が基板洗浄部Bで洗浄処
理されている間に、これと並行して洗浄処理された後基
板搬出部Cへ運ばれて、上記ウエハW、W、…の洗浄処
理が終わるまで待機する。
【0061】II.ウエハの洗浄:本実施形態において
は、上記洗浄槽列1a、1bの多機能洗浄槽3a、3b
でケミカル処理するとともに、単機能洗浄槽4a、4b
により水洗処理する。また、多機能洗浄槽3a、3bに
おけるケミカル処理は、それぞれ異なる2液処理であ
る。
【0062】具体的には、第一の洗浄槽列1aの多機能
洗浄槽3aにおいて、APM液とDHF液の2液により
ケミカル処理するとともに、第二の洗浄槽列1bの多機
能洗浄槽3bにおいて、HPM液とDHF液の2液によ
りケミカル処理する。以下、図3を参照して具体的に説
明する。
【0063】(1)第一の洗浄槽列1aの多機能洗浄槽
3aにおけるケミカル処理: (i) 多機能洗浄槽3aにAPM液が満たされるととも
に、これにウエハW、W、…が浸漬されて、洗浄処理が
施される(図3の参照)。
【0064】この場合、多機能洗浄槽3aは、APM液
を槽の上部から溢れさせて上昇流を形成するオーバフロ
ー槽として機能し、槽の上部から溢れたAPM液は循環
ポンプ11によりフィルタ12を介して再び槽内に戻っ
て循環される。また、適宜、超音波発生器10による超
音波洗浄が行われる。
【0065】(ii)単機能洗浄槽4aにDIWが満たされ
るとともに、これにAPM液による洗浄を完了したウエ
ハW、W、…が移されて浸漬され、水洗処理が施される
(図3の参照)。この場合、単機能洗浄槽4aは、D
IWを槽の上部から溢れさせて上昇流を形成するオーバ
フロー槽として機能し、槽の上部から溢れたDIWはそ
のまま廃水される。
【0066】また、この単機能洗浄槽4aにおける水洗
処理の間に、多機能洗浄槽3a内のAPM液がスタンバ
イタンク13に回収される。
【0067】(iii) 多機能洗浄槽3a内のAPM液がす
べてスタンバイタンク13に回収されると、この多機能
洗浄槽3aにDIWが供給されて槽内を洗浄する(図3
の参照)。この場合、多機能洗浄槽3a槽の上部から
溢れたDIWはそのまま廃水される。
【0068】また、この多機能洗浄槽3a内の水洗処理
の間、単機能洗浄槽4aにおけるウエハW、W、…の水
洗処理は続行されるとともに、スタンバイタンク13に
回収されたAPM液は循環ポンプ11によりスタンバイ
タンク13を介して循環されて、この間に温度コントロ
ールや濃度管理が行われる。
【0069】(iv)多機能洗浄槽3aの洗浄が終わると、
槽内にDHF液が上部から供給されて満たされるととも
に、これにウエハW、W、…が浸漬されて、洗浄処理が
施される(図3の参照)。この場合、多機能洗浄槽3
aの上部から溢れたDHF液はそのまま廃液される。ま
た、適宜、超音波発生器10による超音波洗浄が行われ
る。
【0070】この間、循環ポンプ11によるスタンバイ
タンク13を介してのAPM液の循環が続行される。
【0071】(v) 単機能洗浄槽4aにDIWが満たされ
るとともに、これにDHF液による洗浄を完了したウエ
ハW、W、…が移されて浸漬され、(ii)工程と同様な水
洗処理が施される(図3の参照)。
【0072】また、この単機能洗浄槽4aにおける水洗
処理の間に、多機能洗浄槽3a内のDHF液が廃液され
る。
【0073】この間、循環ポンプ11によるスタンバイ
タンク13を介してのAPM液の循環が続行される。
【0074】(vi)多機能洗浄槽3a内のDHF液がすべ
て廃液されると、この多機能洗浄槽3aにDIWが供給
されて、(iii) 工程と同様な槽内の洗浄が行われる(図
3の参照)。
【0075】また、この多機能洗浄槽3a内の水洗処理
の間、単機能洗浄槽4aにおけるウエハW、W、…の水
洗処理は続行されるとともに、循環ポンプ11によるス
タンバイタンク13を介してのAPM液の循環が続行さ
れる。
【0076】(2)第二の洗浄槽列1bの多機能洗浄槽
3bにおけるケミカル処理: (vii) 多機能洗浄槽3aにHPM液が満たされるととも
に、これにウエハW、W、…が浸漬されて、洗浄処理が
施される(図3の参照)。
【0077】この場合、多機能洗浄槽3aは、HPM液
を槽の上部から溢れさせて上昇流を形成するオーバフロ
ー槽として機能し、槽の上部から溢れたHPM液は循環
ポンプ11によりフィルタ12を介して再び槽内に戻っ
て循環される。また、適宜、超音波発生器10による超
音波洗浄が行われる。
【0078】また、循環ポンプ11によりスタンバイタ
ンク13を介して循環されていたHPM液は回収され
て、次の洗浄工程において再利用可能である。
【0079】(viii)単機能洗浄槽4aにDIWが満たさ
れるとともに、これにHPM液による洗浄を完了したウ
エハW、W、…が移されて浸漬され、水洗処理が施され
る(図3の参照)。この場合、単機能洗浄槽4aは、
DIWを槽の上部から溢れさせて上昇流を形成するオー
バフロー槽として機能し、槽の上部から溢れたDIWは
そのまま廃水される。
【0080】また、この単機能洗浄槽4aにおける水洗
処理の間に、多機能洗浄槽3a内のHPM液がスタンバ
イタンク13に回収される。
【0081】(ix)多機能洗浄槽3a内のHPM液がすべ
てスタンバイタンク13に回収されると、この多機能洗
浄槽3aにDIWが供給されて槽内を洗浄する(図3の
参照)。この場合、多機能洗浄槽3a槽の上部から溢
れたDIWはそのまま廃水される。
【0082】また、この多機能洗浄槽3a内の水洗処理
の間、単機能洗浄槽4aにおけるウエハW、W、…の水
洗処理は続行されるとともに、スタンバイタンク13に
回収されたHPM液は循環ポンプ11によりスタンバイ
タンク13を介して循環されて、この間に温度コントロ
ールや濃度管理が行われる。
【0083】(x) 多機能洗浄槽3aの洗浄が終わると、
槽内にDHF液が上部から供給されて満たされるととも
に、これにウエハW、W、…が浸漬されて、洗浄処理が
施される(図3の参照)。この場合、多機能洗浄槽3
aの上部から溢れたDHF液はそのまま廃液される。ま
た、適宜、超音波発生器10による超音波洗浄が行われ
る。
【0084】この間、循環ポンプ11によるスタンバイ
タンク13を介してのHPM液の循環が続行される。
【0085】(xi)単機能洗浄槽4aにDIWが満たされ
るとともに、これにDHF液による洗浄を完了したウエ
ハW、W、…が移されて浸漬され、(viii)工程と同様な
水洗処理が施される(図3の参照)。
【0086】また、この単機能洗浄槽4aにおける水洗
処理の間に、多機能洗浄槽3a内のDHF液が廃液され
る。
【0087】この間、循環ポンプ11によるスタンバイ
タンク13を介してのHPM液の循環が続行される。
【0088】(xii) 多機能洗浄槽3a内のDHF液がす
べて廃液されると、この多機能洗浄槽3aにDIWが供
給されて、(ix)工程と同様な槽内の洗浄が行われる(図
3の参照)。
【0089】また、この多機能洗浄槽3a内の水洗処理
の間、単機能洗浄槽4aにおけるウエハW、W、…の水
洗処理は続行されるとともに、循環ポンプ11によるス
タンバイタンク13を介してのHPM液の循環が続行さ
れる。
【0090】(3)二つの洗浄槽列1a、1bによる洗
浄処理を完了したウエハW、W、…は、基板搬送処理部
2により、乾燥部6のスピンドライヤまで搬送されて受
け渡され、ここでスピン乾燥処理される。
【0091】III.ウエハW、W、…の搬出:乾燥処理後
のウエハW、W、…は、再び乾燥部6から基板搬送処理
部2の基板搬送処理ロボットに受け渡された後、基板搬
出部Cまで搬送される。
【0092】基板搬出部Cにおいて、ウエハW、W、…
は、前述したように、基板移載機構により、基板洗浄部
Bの基板搬送処理ロボットからターンテーブル機構に待
機するキャリアカセット(処理前のウエハW、W、…が
収納されていたもの)に移載収納され、ターンテーブル
機構により、上記キャリアカセットつまりこれに収納さ
れたウエハの水平方向姿勢が、洗浄姿勢から搬出姿勢へ
90度水平回転されて姿勢変換される。姿勢変換された
ウエハを収納したキャリアカセットは、上記タクト送り
機構によりタクト送りされて、AGVや搬出コンベア等
の搬出手段により次の工程へ向けて搬送される。
【0093】IV. 基板搬送処理部2の基板チャックアー
ムの洗浄:基板搬送処理部2の基板搬送処理ロボットの
基板チャックアームは、ウエハW、W、…を搬送処理し
ていない時に、所定のインターバルをもって、または適
宜チャック洗浄槽5へ移動して、洗浄乾燥処理される。
【0094】しかして、本基板洗浄システムにおいて
は、基板洗浄部Bが、複数種類の薬液で洗浄処理可能な
多機能洗浄槽3(3a、3b)と、専用の薬液で洗浄処
理可能な単機能洗浄槽4(4a、4b)とを組み合わせ
てなる洗浄槽列1(1a、1b)が2組設けられてなる
ことにより、以下に述べるような作用効果が発揮され
て、ユーザである半導体メーカの各種レシピに柔軟に対
応可能で汎用性に富むとともに、スループットにも優れ
る基板洗浄方法を実行することが可能である。
【0095】すなわち、本基板洗浄システムによれば、
本実施形態および以下に示す実施形態のように、以下の
ような作用効果が発揮され得る。
【0096】マルチバスタイプの基板洗浄方法とワンバ
スタイプの基板洗浄方法とを選択的に採用することが可
能である。
【0097】(1) ワンバスとしての処理ができる。すな
わち、APM液、HPM液、DHF液などで、薬液処理
から水洗処理への連続置換処理が可能である(この場
合、薬液は置換してしまうため70%だけリサイクル処
理される)。
【0098】(2) リサイクルワンバスとしての処理が可
能である。すなわち、APM液やHPM液などで、薬液
処理から水洗処理への移行の際に薬液をスタンバイタン
ク13へ回収し、水洗処理に移行するため100%リサ
イクル処理が可能である。
【0099】(3) マルチバスとしての処理が可能であ
る。すなわち、薬液は多機能洗浄槽3(3a、3b)で
常にスタンバイし(処理槽での循環など)、水洗は隣の
単機能洗浄槽4(4a、4b)を使用するため常時スタ
ンバイができる。
【0100】(4) 異なる2種類の薬液処理が可能であ
る。すなわち、APM液やHPM液などの循環方式を利
用するタイプと、DHF液などの循環方式を利用しない
タイプの洗浄処理が1槽で処理可能である。
【0101】実施形態2 本実施形態は図4に示されており、実施形態1における
基板洗浄部BによるウエハW、W、…の洗浄方法が改変
されたものである。
【0102】すなわち、本実施形態の基板洗浄部Bにお
いても、洗浄槽列1a、1bの多機能洗浄槽3a、3b
でケミカル処理するとともに、単機能洗浄槽4a、4b
により水洗処理するが、多機能洗浄槽3a、3bにおけ
るケミカル処理は、同一の2液処理とされている。
【0103】換言すれば、従来のワンバスタイプの基板
洗浄システム(図5(b) )と同様に、二つの洗浄槽列1
a、1bで、同一の洗浄工程が並行して行われる構成と
され、スループットの向上が図られている。この場合、
水洗処理が隣の単機能洗浄槽4(4a、4b)で行われ
るため、スループットはさらに向上する。
【0104】具体的には、第一および第二の洗浄槽列1
a、1bの多機能洗浄槽3a、3bにおいて、APM液
とDHF液の2液によりケミカル処理が並行して行われ
る。
【0105】しかして、以上のように構成された基板洗
浄システムの第一および第二の洗浄槽列1a、1bにお
いては、図4の工程から工程の洗浄処理がそれぞれ
並行して行われ、この洗浄処理工程は、実施形態1の第
一の洗浄槽列1aにおける洗浄処理工程(図3の工程
〜参照)と実質的に同一である。その他の構成および
作用は実施形態1と同様である。
【0106】実施形態3 本実施形態は具体的に図示されないが、実施形態1にお
ける基板洗浄部BによるウエハW、W、…の洗浄方法が
改変されたものである。
【0107】すなわち、本実施形態の基板洗浄部Bにお
いても、洗浄槽列1a、1bの多機能洗浄槽3a、3b
でケミカル処理するとともに、単機能洗浄槽4a、4b
により水洗処理するが、多機能洗浄槽3a、3bにおけ
るケミカル処理は、異なる単一の1液処理とされてい
る。
【0108】換言すれば、従来のマルチバスタイプの基
板洗浄システム(図5(a))と同様に、基板搬入部Aで搬
送用キャリアカセットから基板搬送処理部2の基板搬送
処理ロボットに移し替えられたウエハW、W、…は、こ
の基板搬送処理ロボットにより、二つの洗浄槽列1a、
1bの各洗浄槽3a、4a、3b、4bに順次浸漬され
て、洗浄処理される構成とされている。その他の構成お
よび作用は実施形態1と同様である。
【0109】実施形態4 本実施形態は具体的に図示されないが、実施形態1にお
ける基板洗浄部BによるウエハW、W、…の洗浄方法が
改変されたものである。
【0110】すなわち、本実施形態の基板洗浄部Bにお
いては、洗浄槽列1a、1bの多機能洗浄槽3a、3b
において、ケミカル処理から水洗処理までを連続処理す
る。換言すれば、多機能洗浄槽3a、3bにおいて、従
来のワンバスタイプの基板洗浄システム(図5(b))と全
く同様な洗浄処理が行われる。その他の構成および作用
は実施形態1と同様である。
【0111】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すためのものであって、本発明
はこれに限定して解釈されるべきでなく、本発明の範囲
内で種々設計変更可能である。
【0112】例えば、図示の実施形態における基板洗浄
システムを構成する各構成装置の具体的構造について
は、図示例に限定されることなく種々設計変更可能であ
る。
【0113】一例として、図示の実施形態においては、
基板洗浄部Bが、2組の洗浄槽列1aおよび洗浄槽列1
bから構成されているが、目的に応じて適宜増加するこ
とが可能である。
【0114】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
基板洗浄部は、複数種類の薬液で洗浄処理可能な多機能
洗浄槽と、専用の薬液で洗浄処理可能な単機能洗浄槽と
を組み合わせてなる洗浄槽列が少なくとも1組以上設け
られてなるから、以下に述べるような種々の作用効果が
発揮されて、各種レシピに対応した洗浄槽の配列構成が
可能で汎用性に富むとともに、スループットにも優れる
基板洗浄技術を提供することができる。
【0115】(1) APM液、HPM液、DHF液など
で、薬液処理から水洗処理への連続置換処理が可能で、
ワンバスとしての処理が可能である。
【0116】(2) APM液やHPM液などで、薬液処理
から水洗処理への移行の際に薬液をスタンバイタンクへ
回収し、水洗処理に移行する処理が可能であり、リサイ
クルワンバスとしての処理が可能である。
【0117】(3) 薬液は多機能洗浄槽で常にスタンバイ
し(処理槽での循環など)、水洗は隣の単機能洗浄槽を
使用するため常時スタンバイができ、マルチバスとして
の処理が可能である。
【0118】(4) APM液やHPM液などの循環方式を
利用するタイプと、DHF液などの循環方式を利用しな
いタイプの洗浄処理が1槽で処理可能であり、異なる2
種類の薬液処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る基板洗浄システムを
示す概略構成図である。
【図2】同基板洗浄システムの基板洗浄部を構成する洗
浄槽列を示す概略構成図である。
【図3】同基板洗浄システムの基板洗浄部における基板
洗浄処理工程を説明するための工程説明図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る基板洗浄システムの
基板洗浄部における基板洗浄処理工程を説明するための
工程説明図である。
【図5】従来の基板洗浄システムの基板洗浄部を示し、
図5(a) はマルチバスタイプの基板洗浄部、図5(b) は
ワンバスタイプの基板洗浄部をそれぞれ示している。
【符号の説明】
W ウエハ A 基板搬入部 B 基板洗浄部 C 基板搬出部 D 薬液供給部 E 制御制御部 1(1a、1b) 洗浄槽列 2 基板搬送処理部 3(3a、3b) 多機能洗浄槽 4(4a、4b) 単機能洗浄槽 5 チャック洗浄槽 6 乾燥部 10 超音波発生器 11 循環ポンプ 12 フィルタ 13 スタンバイタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 648 H01L 21/304 648B 21/306 21/306 J (72)発明者 藤本 茂夫 大分県大分市敷戸台1−1−5 エス・イ ー・エス株式会社大分工場内 Fターム(参考) 2H088 FA21 FA24 FA30 HA01 MA20 2H090 JB02 JC19 3B201 AA03 AB23 AB42 BB04 BB21 BB83 BB89 BB92 BB93 BB96 BB98 CB15 CC01 CC13 CD11 CD22 CD23 4G059 AA08 AC30 5F043 AA01 EE02 EE21 EE27 EE33 EE36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程からキャリアカセットに収納され
    て搬入される基板を、カセットレスで一括して洗浄処理
    を行うとともに、再びキャリアカセットに収納して次工
    程へ搬出する方式の基板洗浄システムであって、 複数枚の基板をカセットレスで一括して洗浄処理する基
    板洗浄部を備え、 この基板洗浄部は、複数種類の薬液で洗浄処理可能な多
    機能洗浄槽と、専用の薬液で洗浄処理可能な単機能洗浄
    槽とを組み合わせてなる洗浄槽列が少なくとも1組以上
    設けられてなることを特徴とする基板洗浄システム。
  2. 【請求項2】 前記基板洗浄部は、前記洗浄槽列に沿っ
    て移動可能で、複数枚の基板を直接カセットレスで把持
    する基板搬送処理装置を備えてなることを特徴とする請
    求項1に記載の基板洗浄システム。
  3. 【請求項3】 前記基板洗浄部の側部に、前工程からキ
    ャリアカセットに収納された基板が搬入される基板搬入
    部と、洗浄処理が終了した基板をキャリアカセットに収
    納して次工程へ搬出される基板搬出部とが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の基板洗浄
    システム。
  4. 【請求項4】 前記基板搬入部、基板洗浄部および基板
    搬出部を互いに同期させて駆動制御する制御部を備え、 この制御部は、前工程からキャリアカセットに収納され
    て搬入される基板を、前記基板搬送処理装置に移し替え
    てカセットレスで洗浄処理するとともに、再び搬入時と
    同一のキャリアカセットに戻して次工程へ搬出する一連
    の洗浄工程を実行するように構成されていることを特徴
    とする請求項1から3のいずれか一つに記載の基板洗浄
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一つに記載の
    洗浄システムを用いて基板をカセットレスで一括して洗
    浄処理する基板洗浄方法であって、 前記洗浄槽列の多機能洗浄槽でケミカル処理するととも
    に、単機能洗浄槽で水洗処理することを特徴とする基板
    洗浄方法。
  6. 【請求項6】 前記多機能洗浄槽におけるケミカル処理
    を、複数の薬液により行うことを特徴とする請求項5に
    記載の基板洗浄方法。
  7. 【請求項7】 前記ケミカル処理に使用する薬液を、異
    なる組の洗浄槽列において異ならせることを特徴とする
    請求項6に記載の基板洗浄方法。
  8. 【請求項8】 前記ケミカル処理に使用する薬液を、異
    なる組の洗浄槽列において同一とすることを特徴とする
    請求項6に記載の基板洗浄方法。
  9. 【請求項9】 前記多機能洗浄槽におけるケミカル処理
    を、単一の薬液により行うとともに、この薬液を、異な
    る組の洗浄槽列において異ならせることを特徴とする請
    求項5に記載の基板洗浄方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から4のいずれか一つに記載
    の洗浄システムを用いて基板をカセットレスで一括して
    洗浄処理する基板洗浄方法であって、 前記洗浄槽列の多機能洗浄槽において、ケミカル処理か
    ら水洗処理までを連続処理することを特徴とする基板洗
    浄方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005203507A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Siltronic Japan Corp 半導体ウェーハの加工方法および半導体ウェーハ処理装置
KR100638993B1 (ko) 2004-07-21 2006-10-25 동부일렉트로닉스 주식회사 습식 장비 및 이 장비를 이용한 웨이퍼 처리 방법
US7392812B2 (en) 2002-12-02 2008-07-01 Kaijo Corporation Substrate processing apparatus and substrate transporting device mounted thereto
US7694688B2 (en) 2007-01-05 2010-04-13 Applied Materials, Inc. Wet clean system design
US7775219B2 (en) 2006-12-29 2010-08-17 Applied Materials, Inc. Process chamber lid and controlled exhaust
EP4173024A4 (en) * 2020-06-30 2024-08-21 Applied Materials Inc SPM TREATMENT OF SUBSTRATES

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