JP3451567B2 - 洗浄処理装置 - Google Patents

洗浄処理装置

Info

Publication number
JP3451567B2
JP3451567B2 JP26921597A JP26921597A JP3451567B2 JP 3451567 B2 JP3451567 B2 JP 3451567B2 JP 26921597 A JP26921597 A JP 26921597A JP 26921597 A JP26921597 A JP 26921597A JP 3451567 B2 JP3451567 B2 JP 3451567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
pure water
tank
chemical
supply pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26921597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1197405A (ja
Inventor
裕二 上川
尚樹 新藤
重徳 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP26921597A priority Critical patent/JP3451567B2/ja
Priority to US09/149,852 priority patent/US6158447A/en
Priority to DE19840989A priority patent/DE19840989A1/de
Priority to KR10-1998-0037119A priority patent/KR100455904B1/ko
Publication of JPH1197405A publication Critical patent/JPH1197405A/ja
Priority to US09/689,408 priority patent/US6592678B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3451567B2 publication Critical patent/JP3451567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体を薬液や純水等
の洗浄液に浸漬して洗浄する洗浄処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の製造工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体
(以下にウエハ等という)を例えばアンモニア水(NH
4OH)やフッ化水素酸(HF)等の薬液やリンス液
(純水)等の洗浄液が貯留された洗浄槽に順次浸漬して
洗浄を行う洗浄処理装置が広く採用されている。
【0003】従来のこの種の洗浄処理装置としては、洗
浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処理体を浸漬してそ
の表面を洗浄する洗浄槽と、純水供給源とを接続する洗
浄液供給管に、薬液を貯留する薬液貯留容器を接続して
なり、薬液貯留容器内の薬液に搬送用不活性ガス例えば
窒素(N2)ガスを加圧して、洗浄液供給管内を流れる
純水中に薬液を注入して、所定の濃度の薬液を洗浄槽内
に供給して洗浄処理を行う構造のものが広く使用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄処理装置においては、薬液貯留容器内に貯
留された薬液に不活性ガス例えばN2ガスを加圧して薬
液を純水ライン中に注入する方式であるため、注入速度
は一定であり、また注入速度を短時間内に変化させるの
が難しいという問題があった。そのため、被処理体の状
態に対応させた適性濃度の洗浄液の供給が不十分とな
り、洗浄効率が低下すると共に、歩留まりの低下をきた
すという問題があった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、所定量の薬液を純水中に注入して所定濃度の薬液を
使用して洗浄効率の向上を図れるようにした洗浄処理装
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成する。
【0011】(1)請求項1記載の発明は、洗浄液を貯
留すると共に洗浄液中に被処理体を浸漬してその表面を
洗浄する洗浄槽と、 上記洗浄槽と純水供給源とを接続
する洗浄液供給管と、 薬液を貯留する薬液貯留容器
と、 開閉切換手段を介して上記洗浄液供給管と薬液貯
留容器とを接続する薬液供給管と、 上記洗浄液供給管
内を流れる純水中に、上記薬液貯留容器中の薬液の所定
量を注入する薬液供給手段と、 上記洗浄槽内の洗浄液
の温度を検出する温度検出手段と、 上記洗浄液供給管
に介設される純水流量検出手段と、 上記温度検出手段
及び純水流量検出手段からの検出信号に基づいて上記
復駆動式ポンプの薬液注入量を変化させて、上記洗浄液
供給管内を流れる純水中の薬液の濃度を制御する制御手
段と、を具備することを特徴とする。
【0013】(2)請求項2記載の発明は、請求項1
載の洗浄処理装置において、 上記洗浄槽を、洗浄液を
貯留して被処理体を浸漬する内槽と、この内槽の開口部
の外方縁部を覆う外槽とで構成し、 上記外槽の底部
と、上記内槽の内に配設される洗浄液供給部とを、循環
管路にて接続し、 上記循環管路に、循環ポンプ,温度
調整機構及びフィルタを介設してなる、ことを特徴とす
る。
【0014】この発明によれば、純水供給源から洗浄液
供給管を介して洗浄槽内に貯留される純水中に被処理体
を浸漬して洗浄した後、純水中に薬液を注入してなる洗
浄液中に被処理体を浸漬して洗浄する際、洗浄液の温度
に基づいて薬液の注入量を変化させることにより、被処
理体の環境温度に基づいた最適濃度の洗浄液とすること
ができるので、被処理体の薬液洗浄効率の向上が図れる
と共に、洗浄処理全体のスループットの向上が図れる
【0017】また、純水供給源から洗浄液供給管を介し
て洗浄槽内に貯留される純水中に被処理体を浸漬して洗
浄した後、純水中に薬液を注入してなる洗浄液中に被処
理体を浸漬して洗浄する際、純水の供給量に基づいて薬
液の注入量を変化させることにより、純水の供給量に基
づいた最適濃度の洗浄液とすることができるので、被処
理体の薬液洗浄効率の向上が図れると共に、洗浄処理全
体のスループットの向上が図れる
【0018】また、洗浄槽内に貯留された薬液を温度調
整機構により所定の温度に温度調整すると共に、フィル
タリングしつつ循環供給することにより、薬液の消費量
の削減が図れると共に、薬液の有効利用が図れる
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
【0020】図1はこの発明に係る洗浄処理装置を適用
した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図、図2は
図1の一部の概略側面図である。
【0021】上記洗浄処理システムは、被処理体である
半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に収
納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬
送部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理すると共
に乾燥処理する処理部3と、搬送部2と処理部3との間
に位置してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換等
を行うインターフェース部4とで主に構成されている。
【0022】上記搬送部2は、洗浄処理システムの一側
端部に併設して設けられる搬入部5と搬出部6とで構成
されている。また、搬入部5は、上部搬送機構7からキ
ャリア1を受け取る受取り部5aと、この受取り部5a
から水平に搬送されるキャリア1を載置する受渡し部5
bとからなり、受渡し部5bには、キャリア1を上部位
置とインターフェース部4の搬入口(図示せず)との間
で搬送するキャリアリフタ8が配設されている。また、
搬出部6には、キャリア1をインターフェース部4の搬
出口(図示せず)と上部との間で搬送するキャリアリフ
タ8が配設され、これらキャリアリフタ8によって搬入
部5間又は搬出部6間でのキャリア1の搬送を行うこと
ができると共に、空のキャリア1をインターフェース部
4の上方に設けられたキャリア待機部9への受け渡し及
びキャリア待機部9からの受け取りを行うことができる
ように構成されている(図2参照)。
【0023】上記インターフェース部4は、区画壁4c
によって区画される搬送部2に隣接する第1の室4a
と、処理部3に隣接する第2の室4bとで構成されてい
る。そして、第1の室4a内には、搬入部5(具体的に
は受渡し部5b)のキャリア1から複数枚のウエハWを
取り出して搬送する水平方向(X,Y方向),垂直方向
(Z方向)及び回転(θ方向)可能なウエハ取出しアー
ム10と、ウエハWに設けられたノッチを揃えるノッチ
アライナー11と、ウエハ取出しアーム10によって取
り出された複数枚のウエハWの間隔を調整する間隔調整
機構(図示せず)を具備すると共に、水平状態のウエハ
Wを垂直状態に変換する第1の姿勢変換装置12が配設
されている。
【0024】また、第2の室4b内には、処理済みの複
数枚のウエハWを処理部3から垂直状態のまま搬送する
後述するウエハ搬送チャック23から受け取ったウエハ
Wを垂直状態から水平状態に変換する第2の姿勢変換装
置13と、この第2の姿勢変換装置13によって水平状
態に変換された複数枚のウエハWを受け取ってウエハ受
取り部14に搬送された空のキャリア1内に収納する水
平方向(X,Y方向),垂直方向(Z方向)及び回転
(θ方向)可能なウエハ収納アーム15が配設されてい
る。なお、ウエハ受取り部14には、ウエハ受取り部1
4とキャリア待機部9との間でキャリアを搬送するキャ
リアリフタ8が配設されている。また、キャリア待機部
9には、ウエハ受渡し部5bによってウエハWを受渡し
た後の空のキャリア1やウエハ受取り部14でキャリア
1内にウエハWを収容したキャリタ1を所定の待機位置
あるいはウエハ受取り部14からキャリア待機部9に搬
送されたウエハWを収納したキャリア1を搬出部6の上
方へ移動するキャリア搬送ロボット16が配設されてい
る。
【0025】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するパーティクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユ
ニット19と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する
第2の処理ユニット18と、ウエハWに付着する酸化膜
を除去する第3の処理ユニット17及びチャック洗浄ユ
ニット20が直線状に配列されている。なお、第3の処
理ユニット17の上方には乾燥処理ユニット21が配設
されている。なおこの場合、第3の処理ユニット17に
この発明に係る洗浄処理装置が適用されている。また、
これら各ユニット17〜20と対向する位置から上記イ
ンターフェース部4に延在して設けられた搬送路22
に、X,Y方向(水平方向)、Z方向(垂直方向)及び
回転(θ)可能なウエハ搬送チャック23が配設されて
いる。
【0026】次に、この発明に係る洗浄処理装置につい
て説明する。 ◎第一実施形態 図3はこの発明に係る洗浄処理装置の第一実施形態を示
す概略構成図である。
【0027】上記洗浄処理装置17は、薬液例えばフッ
化水素酸(HF)の希釈液(DHF)やリンス液例えば
純水等の洗浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処理体例
えば半導体ウエハW(以下にウエハという)を浸漬して
その表面を洗浄する洗浄槽30と、この洗浄槽30と純
水供給源31とを接続すべく洗浄槽30内に配設される
洗浄液供給ノズル32と純水供給源31とを接続する洗
浄液供給管33と、薬液例えばフッ化水素酸(HF)を
貯留する薬液貯留容器34と、注入開閉切換弁35(開
閉切換手段)を介して洗浄液供給管33と薬液貯留容器
34とを接続する薬液供給管36と、薬液供給管36に
介設される薬液供給手段例えばダイヤフラムポンプ37
とを具備してなる。
【0028】この場合、洗浄槽30は、ウエハWの複数
枚例えば50枚を保持する保持部材30aを配設する内
槽30bと、この内槽30bの開口部の外方縁部を覆
い、内槽30bからオーバーフローする洗浄液を受け止
める外槽30cとで構成されている。なお、内槽30b
の底部にはドレン弁30dを介設したドレン管30eが
接続され、外槽30cの底部には開閉弁30gを介設し
た排水管30fが接続されている。
【0029】また、薬液供給管36におけるダイヤフラ
ムポンプ37の吐出側と薬液貯留容器34とに循環管路
38が接続され、この循環管路38には、ポンプ吐出側
から薬液貯留容器34側に向かって開閉弁39及びフィ
ルタ40が介設されている。このように、ポンプ吐出側
と薬液貯留容器側とを循環管路39にて接続し、この循
環管路39に開閉弁39とフィルタ40を介設すること
により、薬液の純水への注入を停止している待機状態に
おいて、薬液貯留容器34内に貯留された薬液例えばH
Fを濾過(フィルタリング)しつつ循環することができ
る。したがって、待機中の薬液を常時循環すると共にフ
ィルタリングして、薬液注入の円滑化及び注入量の定量
化を図ることができる。なお、薬液貯留容器34の外側
には、容器34内の薬液の液面を検出するレベルセンサ
41が配設されており、このレベルセンサ41によって
検出された信号は図示しない制御手段に伝達され、制御
手段からの制御信号に基づいて薬液供給用開閉弁42が
開放されて薬液供給源43から薬液が容器34内に供給
されるように構成されている。なお、薬液貯留容器34
の頂部には空気抜き孔が設けられ、この空気抜き孔を介
して空気抜き部34aに接続されている。
【0030】また、上記洗浄槽30には洗浄槽30内の
洗浄液の温度を検出する温度センサ44が配設されてお
り、この温度センサ44によって検出された温度信号が
制御手段例えばCPU45(中央演算処理装置)に伝達
され、CPU45に予め記憶された情報と演算処理され
た制御信号に基づいて上記ダイヤフラムポンプ37のコ
ントローラ37Aが制御されて、薬液の所定量が洗浄液
供給管33中を流れる純水中に注入されるように構成さ
れている。
【0031】一方、上記洗浄液供給管33には、上記注
入開閉切換弁35の他に、純水供給源31側から順に純
水量検出手段例えばフローメータ46と開閉弁47が介
設されている。そして、フローメータ46によって検出
された純水量の信号が上記CPU45に伝達され、CP
U45に予め記憶された情報と演算処理された制御信号
に基づいて上記ダイヤフラムポンプ37のコントローラ
37Aが制御されて、薬液の所定量が洗浄液供給管33
中を流れる純水中に注入されるように構成されている。
【0032】上記のように構成される洗浄処理装置にお
いて、開閉弁47を操作して純水供給源31と洗浄槽3
0とを連通状態にすることにより、純水供給源31から
洗浄液供給管33及び洗浄液供給ノズル32を介して純
水が洗浄槽30内に貯留されると共に、オーバーフロー
して洗浄槽30内に収容される複数枚例えば50枚のウ
エハWの洗浄を行うことができる。
【0033】また、注入開閉切換弁35を操作して純水
供給源31からの純水を流通させた状態で薬液供給管3
6側を開放状態とし、この状態で、ダイヤフラムポンプ
37を駆動することにより、薬液貯留容器34内から薬
液例えばフッ化水素酸(HF)の所定量が薬液供給管3
6を介して洗浄液供給管33内に流れ、純水によって希
釈されて所定濃度の薬液すなわち希釈フッ化水素酸(D
HF)が洗浄槽30内に供給される。この際、HFの注
入量を適宜調整することにより、図4に示すように、D
HFの濃度を短時間(T1)内に一定にすることができ
る。これにより、予めシュミレータ等によって設定され
た所定濃度のDHFが洗浄槽30内に貯留されると共
に、オーバーフローして洗浄槽30内に収容されたウエ
ハWの表面に付着するパーティクルや酸化膜等を除去す
ることができる。この場合、一般に反応速度は、 v=A×eαT…(1) で表わされる。ここで、v:反応速度(Å/min),A:濃
度(重量%),T:温度である。したがって、図6に示
すように、薬液濃度を高くすることにより反応速度を速
くすることができ、洗浄効率の向上を図ることができ
る。
【0034】また、薬液による洗浄工程中に、HFの注
入量を段階的に変化させることが可能であるので、例え
ば図5に示すように、洗浄処理の初期時においてHFの
注入量を多くすることにより、DHFの濃度を更に短時
間(T2;T2<T1)内に所定濃度にすることがで
き、更に洗浄処理時間の短縮を図ることができる。
【0035】また、洗浄槽30内の洗浄液の温度を温度
センサ44によって検出し、その温度信号をCPU45
に伝達して、CPU45に予め記憶された情報と演算処
理された制御信号に基づいて上記ダイヤフラムポンプ3
7のコントローラ37Aを制御することにより、HFの
所定量を洗浄液供給管33中を流れる純水中に注入する
ことができるので、洗浄効率の向上を図ることができ
る。この場合、 v=A×eαT…(1) であるから、温度Tが減少した分、濃度Aを増加させ反
応速度vを一定に保つようコントロールする。したがっ
て、図7に示すように、薬液温度を高くすることにより
反応速度を一定に保つことができ、洗浄効率の向上と精
度の向上を図ることができる。
【0036】上記のようにして薬液処理を行った後、注
入開閉切換弁35を操作して、再び純水供給源31と洗
浄槽30とを連通状態にする一方、薬液供給管36との
連通を閉じて、洗浄槽30内に純水を供給してDHFを
純水に置換し、純水内にウエハWを浸漬すると共に、純
水をオーバーフローしてウエハWに付着する薬液すなわ
ちHFを除去することができる。
【0037】◎第二実施形態 図8はこの発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態を示
す概略構成図である。
【0038】第二実施形態は、薬液の消費量を削減する
と共に、薬液の有効利用を図れるようにした場合であ
る。すなわち、上記洗浄槽30を構成する外槽30cの
底部に設けられた排出口と、洗浄槽30内に配設される
洗浄液供給ノズル32(洗浄液供給部)とを循環管路5
0にて接続すると共に、この循環管路50に、排出口側
から洗浄液供給ノズル32側に向かって順に、開閉弁5
1,循環ポンプ52,温度調整機構53及びフィルタ5
4を介設して、洗浄槽30内に貯留された薬液例えばア
ンモニア水等を循環供給してウエハWの表面に付着する
金属汚染物や有機物を除去するようにした場合である。
【0039】上記第二実施形態において、その他の部分
は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には同
一符号を付して、その説明は省略する。
【0040】上記のように構成される洗浄処理装置にお
いて、洗浄槽30内に貯留される薬液例えばDHFをオ
ーバーフローして洗浄槽30内に収容されたウエハWの
表面に付着する金属汚染物や酸化膜等を除去した後、注
入開閉切換弁35及び開閉弁47を閉じて、循環管路5
0の開閉弁51を開放すると共に、循環ポンプ52を駆
動することにより、洗浄槽30内に貯留されたDHF
を、温度調整機構53により所定温度に温調すると共
に、フィルタ54によってフィルタリングして循環供給
し、DHF中に浸漬されるウエハW表面に付着する金属
汚染物あるいは酸化膜の除去を続行する。
【0041】このようにして薬液処理を行った後、開閉
弁47を開放して、再び純水供給源31と洗浄槽30と
を連通状態にする一方、注入開閉切換弁35を閉じたま
まにして薬液供給管36との連通を閉じて、洗浄槽30
内に純水を供給してDHFを純水に置換し、純水内にウ
エハWを浸漬すると共に、純水をオーバーフローしてウ
エハWに付着する薬液すなわちHFを除去する。
【0042】上記のように、洗浄槽30で純水をオーバ
ーフローさせてウエハWを洗浄した後、洗浄槽30に連
続して供給される純水中に所定の濃度に希釈される薬液
例えばDHFをオーバーフローさせてウエハWを洗浄
し、その後、DHFの供給を停止して、洗浄槽30内に
貯留されたDHFを温調すると共にフィルタリングしつ
つ循環供給して洗浄し、再び洗浄槽30で純水をオーバ
ーフローさせてウエハWに付着するHFを洗浄すること
により、純水からDHFに置換される際にウエハWの面
内均一性が低下するが、再びDHFから純水に置換する
ことで、均一性が修復されるので、高いエッチング均一
性が得られ、洗浄効率の向上を図ることができる。ま
た、洗浄槽30内に貯留された薬液例えばDHFを温調
すると共にフィルタリングしつつ循環供給することで、
DHFの消費量を低減することができると共に、DHF
の有効利用を図ることができる。
【0043】◎その他の実施形態 なお、上記実施形態では、薬液供給手段がダイヤフラム
ポンプ37にて形成される場合について説明したが、薬
液供給手段は必しもダイヤフラムポンプである必要はな
く、例えばべローズポンプ等の往復駆動式ポンプを用い
てもよい
【0044】また、上記実施形態では、この発明に係る
洗浄処理装置が第3の処理ユニット17に適用される場
合について説明したが、第1又は第2の処理ユニット1
9,18にも適用できることは勿論である。
【0045】また、上記実施形態では、この発明の洗浄
処理装置を半導体ウエハの洗浄処理システムに適用した
場合について説明したが、半導体ウエハ以外のLCD用
ガラス基板等にも適用できることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0048】(1)純水供給源から洗浄液供給管を介し
て洗浄槽内に貯留される純水中に被処理体を浸漬して洗
浄した後、純水中に薬液を注入してなる洗浄液中に被処
理体を浸漬して洗浄する際、洗浄液の温度に基づいて薬
液の注入量を変化させることにより、被処理体の環境温
度に基づいた最適濃度の洗浄液とすることができるの
で、被処理体の薬液洗浄効率の向上が図れると共に、洗
浄処理全体のスループットの向上が図れる。
【0050】また、純水供給源から洗浄液供給管を介し
て洗浄槽内に貯留される純水中に被処理体を浸漬して洗
浄した後、純水中に薬液を注入してなる洗浄液中に被処
理体を浸漬して洗浄する際、純水の供給量に基づいて薬
液の注入量を変化させることにより、純水の供給量に基
づいた最適濃度の洗浄液とすることができるので、更に
被処理体の薬液洗浄効率の向上が図れると共に、洗浄処
理全体のスループットの向上が図れる。
【0051】(2)請求項2記載の発明によれば、洗浄
槽内に貯留された薬液を温度調整機構により所定の温度
に温度調整すると共に、フィルタリングしつつ循環供給
することができるので、上記(1)に加えて薬液の消費
量の削減が図れると共に、薬液の有効利用が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄処理装置を適用した洗浄処理シ
ステムの概略平面図である。
【図2】上記洗浄処理システムの一部の概略側面図であ
る。
【図3】この発明の洗浄処理装置の第一実施形態を示す
概略構成図である。
【図4】この発明の洗浄処理方法における薬液の濃度と
注入量との関係を示すタイムチャートである。
【図5】この発明の洗浄処理方法における別の薬液の濃
度と注入量との関係を示すタイムチャートである。
【図6】反応速度と薬液濃度との関係を示すグラフであ
る。
【図7】反応速度と処理温度との関係を示すグラフであ
る。
【図8】この発明に係る洗浄処理装置の第二実施形態を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 30 洗浄槽 30b 内槽 30c 外槽 31 純水供給源 32 洗浄液供給ノズル(洗浄液供給部) 33 洗浄液供給管 34 薬液貯留容器 35 注入開閉切換弁(開閉切換手段) 36 薬液供給管 37 ダイヤフラムポンプ(薬液供給手段) 44 温度センサ(温度検出手段) 45 CPU(制御手段) 46 フローメータ(純水量検出手段) 50 循環管路 51 開閉弁 52 循環ポンプ 53 温度調整機構 54 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−67711(JP,A) 特開 平11−55468(JP,A) 特開 平11−19605(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B08B 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処
    理体を浸漬してその表面を洗浄する洗浄槽と、 上記洗浄槽と純水供給源とを接続する洗浄液供給管と、 薬液を貯留する薬液貯留容器と、 開閉切換手段を介して上記洗浄液供給管と薬液貯留容器
    とを接続する薬液供給管と、 上記洗浄液供給管内を流れる純水中に、上記薬液貯留容
    器中の薬液の所定量を注入する往復駆動式ポンプと、 上記洗浄槽内の洗浄液の温度を検出する温度検出手段
    と、上記洗浄液供給管に介設される純水流量検出手段と、 上記温度検出手段及び純水流量検出手段からの検出信号
    に基づいて上記往復駆動式ポンプの薬液注入量を変化さ
    せて、上記洗浄液供給管内を流れる純水中の薬液の濃度
    を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄処理装置において、 上記洗浄槽を、洗浄液を貯留して被処理体を浸漬する内
    槽と、この内槽の開口部の外方縁部を覆う外槽とで構成
    し、 上記外槽の底部と、上記内槽の内に配設される洗浄液供
    給部とを、循環管路にて接続し、 上記循環管路に、循環ポンプ,温度調整機構及びフィル
    タを介設してなる、 ことを特徴とする洗浄処理装置。
JP26921597A 1997-09-09 1997-09-17 洗浄処理装置 Expired - Fee Related JP3451567B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26921597A JP3451567B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 洗浄処理装置
US09/149,852 US6158447A (en) 1997-09-09 1998-09-08 Cleaning method and cleaning equipment
DE19840989A DE19840989A1 (de) 1997-09-09 1998-09-08 Reinigungsverfahren und Reinigungsgerät
KR10-1998-0037119A KR100455904B1 (ko) 1997-09-09 1998-09-09 세정처리방법및세정처리장
US09/689,408 US6592678B1 (en) 1997-09-09 2000-10-12 Cleaning method and cleaning equipment

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26921597A JP3451567B2 (ja) 1997-09-17 1997-09-17 洗浄処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1197405A JPH1197405A (ja) 1999-04-09
JP3451567B2 true JP3451567B2 (ja) 2003-09-29

Family

ID=17469282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26921597A Expired - Fee Related JP3451567B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-17 洗浄処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3451567B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6575177B1 (en) * 1999-04-27 2003-06-10 Applied Materials Inc. Semiconductor substrate cleaning system
CN116995003B (zh) * 2023-09-28 2023-12-15 威海奥牧智能科技有限公司 基于空气泵的芯片刻蚀清洗液内循环控制系统和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1197405A (ja) 1999-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3074366B2 (ja) 処理装置
KR100390545B1 (ko) 기판세정건조장치,기판세정방법및기판세정장치
KR100455904B1 (ko) 세정처리방법및세정처리장
JP3739073B2 (ja) 基板洗浄処理方法及び基板洗浄処理装置
EP0833376B1 (en) Apparatus for and method of cleaning objects to be processed
JP2000003895A (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
KR102611293B1 (ko) 기판 액처리 장치, 기판 액처리 방법 및 기억 매체
JP7224117B2 (ja) 基板処理装置および処理液再利用方法
JP3254520B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理システム
JP3451567B2 (ja) 洗浄処理装置
JP7321052B2 (ja) 基板処理装置および装置洗浄方法
JP3243708B2 (ja) 処理方法及び処理装置
JP3254518B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理システム
JP3254519B2 (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理システム
JP3341206B2 (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
JPH10321577A (ja) 半導体基板の洗浄装置
JP3321726B2 (ja) 洗浄処理方法及びその装置
JP3343776B2 (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
JP3127353B2 (ja) 処理方法及び処理装置
JPH11204476A (ja) 洗浄処理装置及び洗浄処理方法
JP2002172367A (ja) 基板洗浄システムおよびその基板洗浄方法
JPH08195374A (ja) 洗浄装置および洗浄方法
JP2002118086A (ja) 洗浄処理方法及び洗浄処理装置
WO2007077992A1 (ja) 被処理体搬送器の洗浄・乾燥処理方法、及び洗浄・乾燥処理装置、並びに記憶媒体
JP7339044B2 (ja) 基板処理装置、基板処理システム及び基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030624

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150718

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees