JP3254520B2 - 洗浄処理方法及び洗浄処理システム - Google Patents

洗浄処理方法及び洗浄処理システム

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JP3254520B2
JP3254520B2 JP34214497A JP34214497A JP3254520B2 JP 3254520 B2 JP3254520 B2 JP 3254520B2 JP 34214497 A JP34214497 A JP 34214497A JP 34214497 A JP34214497 A JP 34214497A JP 3254520 B2 JP3254520 B2 JP 3254520B2
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宮田  亮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洗浄処理方法及び
洗浄処理システムに関するもので、更に詳細には、例え
ば半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理体を、
洗浄処理液に浸漬して洗浄処理する洗浄処理方法及び洗
浄処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の洗浄工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス基板等(以下に
ウエハ等という)の被処理体を、洗浄処理装置の搬入部
に投入して処理部まで搬送し、処理容器内に貯留された
薬液やリンス液(洗浄液)等に浸して洗浄処理又はリン
ス処理した後、取出された処理済みのウエハ等を搬出部
まで搬送し、搬出する方法が知られている。
【0003】この場合、洗浄処理の品質を維持するため
に、処理容器内に貯留された洗浄処理液を、一定の洗浄
時間、洗浄回数等に応じて定期的に交換し、劣化した洗
浄処理液を使用しないようにしている。そのため、従来
のこの種の洗浄処理方法においては、一定の洗浄時間、
洗浄回数に達して洗浄処理液の交換時期と判断された場
合には、予め設定されたプログラムに基づいて洗浄処理
液を交換し、洗浄処理液の温度条件等を、次に処理され
るウエハ等の洗浄処理が行えるような状態に維持してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、予め設定さ
れたプログラムに基づく処理手順の実行中に、設定(登
録)されている処理容器が、何等かの原因で使用不可能
な事態、例えば洗浄処理液の交換時期である場合や、洗
浄処理液の供給ポンプの故障、洗浄処理液の温度調整の
不良あるいは洗浄処理液の濃度調整の不良等が生じた場
合には、当該処理容器内へのウエハ等の投入を停止しな
ければならない。このような事態が生じた場合、使用可
能な状態に復帰するまでウエハ等の処理が途中で中断し
てしまい、その分、スループットの低下をきたすと共
に、処理中断によるウエハ等の品質の低下すなわち歩留
まりの低下をきたすという問題があった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、洗浄処理のスループットの向上及び製品歩留まりの
向上を図れるようにした洗浄処理方法及び洗浄処理シス
テムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の洗浄処理方法は、処理装置内の搬入部に
投入された被処理体を、上記処理装置内に設けられた液
処理を行う処理部へ搬送する工程と、上記処理部内に配
設され、洗浄処理液を貯留した複数の処理容器内に、上
記被処理体を浸漬して洗浄処理する工程と、処理済みの
上記被処理体を、搬出部まで搬送する工程と、を有する
洗浄処理方法を前提とし、請求項1記載の発明は、上記
処理装置内に同じ洗浄処理液を貯留する代替性のある処
理容器を複数配設しておき、上記被処理体が上記処理装
置内に投入前に、上記処理工程中に登録されている上記
処理容器が被処理体投入予定時刻に使用可能か判断する
工程と、上記処理工程中に登録されている上記処理容器
が被処理体投入予定時刻に使用不可能な場合、代替の処
理容器が有るか判断する工程と、代替の処理容器が有る
場合、代替の処理容器が被処理体投入予定時刻に、上記
処理装置内に投入されている別の被処理体が同投入中に
使用するか否かを判断する工程と、代替の処理容器が被
処理体投入予定時刻に、上記処理装置内に投入されてい
る別の被処理 体が同投入中に使用しない場合、上記使用
可能な代替の処理容器を使用するようにフローを変更す
る、ことを特徴とする
【0007】また、請求項2記載の発明は、上記処理装
置内に同じ洗浄処理液を貯留する代替性のある処理容器
を複数配設しておき、上記被処理体が上記処理装置内に
投入前に、上記処理工程中に登録されている上記処理容
器が被処理体投入予定時刻に使用可能か判断する工程
と、上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被
処理体投入予定時刻に使用不可能な場合、代替の処理容
器が有るか判断する工程と、代替の処理容器が有る場
合、代替の処理容器が被処理体投入予定時刻に使用可能
か判断する工程と、使用可能な代替の処理容器が無い場
合、前の処理容器又は、上流側の処理容器で待機してい
いか否かを判断する工程と、待機可能であれば投入準備
が完了となるようにフローを変更する、ことを特徴とす
【0008】また、請求項3記載の発明は、上記処理装
置内に同じ洗浄処理液を貯留する代替性のある処理容器
を複数配設しておき、上記被処理体が上記処理装置内に
投入前に、上記処理工程中に登録されている上記処理容
器が被処理体投入予定時刻に使用可能か判断する工程
と、上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被
処理体投入予定時刻に使用不可能な場合、代替の処理容
器が有るか判断する工程と、代替の処理容器が有る場
合、代替の処理容器が被処理体投入予定時刻に使用可能
か判断する工程と、使用可能な代替の処理容器が有る場
合、使用可能な代替の上記処理容器を使用するようにフ
ローを変更する工程と、上記処理工程中に登録されてい
る処理容器の次の処理容器が使用可能か判断する工程
と、上記次の処理容器が使用不可能な場合、代替の処理
容器が有るか判断する工程と、代替の処理容器が有る場
合、代替の処理容器が使用可能か判断する工程と、使用
可能な代替の処理容器が有る場合、使用可能な代替の上
記処理容器を使用するようにフローを変更する工程と、
を有することを特徴とする
【0009】請求項1ないし3のいずれかに記載の発明
において、上記処理容器の使用不可能な事態としては、
処理容器内の洗浄処理液を交換する時期、洗浄処理液の
供給手段の駆動停止、洗浄処理液の温度調整不良、洗浄
処理液の濃度不良、あるいは、洗浄処理液中への不純物
混入等のいずれかが該当する(請求項)。この場合、
上記処理容器内の洗浄処理液を交換する時期には、処理
時間、処理回数等に応じて予め設定されたプログラムに
基づいて定期的に行う時期が含まれる(請求項)。
【0010】また、請求項1又は3記載の発明におい
て、上記代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が
被処理体投入予定時刻に使用可能か判断する工程は、処
理装置内に投入されている別の被処理体が同投入中に使
用するか否かを判断する方が好ましい(請求項6)。ま
た、請求項3記載の発明において、上記処理工程中に登
録されている処理容器の次の処理容器が使用可能か判断
する工程と、次の処理容器が使用不可能な場合、代替の
処理容器が有るか判断する工程と、代替の処理容器が有
る場合、代替の処理容器が使用可能か判断する工程と、
使用可能な代替の処理容器が有る場合、使用可能な代替
の処理容器を使用するようにフローを変更する工程は、
上記処理工程中に登録されている処理容器の次の処理容
器に投入される時に適用する方がよい(請求項7)。ま
た請求項3記載の発明において、上記処理工程中に登録
されている処理容器の次の処理容器が使用可能か判断す
る工程と、次の処理容器が使用不可能な場合、代替の処
理容器が有るか判断する工程と、代替の処理容器が有る
場合、代替の処理容器が使用可能か判断する工程と、使
用可能な代替の処理容器が有る場合、使用可能な代替の
処理容器を使用するようにフローを変更する工程の際
に、使用可能な代替の処理容器が現在処理に供されてい
る処理容器の場合、そのまま処理時間の変更となり、そ
のまま継続されるようにする方がよい(請求項8)
【0011】また、この発明の洗浄処理システムは、被
処理体を搬入する搬入部と、洗浄処理液を貯留した複数
の処理容器内に上記被処理体を浸漬して洗浄処理する処
理部と、処理済みの上記被処理体を搬出する搬出部と、
上記搬入部あるいは上記搬出部と上記処理部との間に位
置して上記被処理体の受渡しを行うインターフェース部
と、を具備する処理装置において、上記処理装置内に同
じ洗浄処理液を貯留する処理容器を複数配設し、上記被
処理体を洗浄処理する上記処理容器に使用不可能な事態
が生じた際に、この処理容器と同じ洗浄処理液を貯留す
る他の処理容器を、処理装置内に投入されている別の被
処理体が同投入中に使用するか否かを判断し、使用しな
い場合、代替の処理容器として上記被処理体を投入する
ようフローを変更する制御手段を具備することを特徴と
する(請求項)。
【0012】請求項9記載の発明において、上記制御手
段は、処理容器の使用不可能な事態が、洗浄処理液の供
給手段の駆動停止、温度検出兼調整機の検知による洗浄
処理液の温度調整不良、濃度検出器の検知による洗浄処
理液の濃度不良、あるいは、パーティクル検出器の検知
による洗浄処理液中への不純物混入等のいずれかである
際に、この処理容器と同じ洗浄処理液を貯留する他の処
理容器を代替の処理容器として上記被処理体を投入する
ようフロー変更可能に形成される方が好ましい(請求項
10)。また、請求項9記載の発明において、上記制御
手段は、処理容器の使用不可能な事態が、処理容器の洗
浄処理液を交換する時期である際に、この処理容器と同
じ洗浄処理液を貯留する他の処理容器を代替の処理容器
として上記被処理体を投入するようフロー変更可能に形
成されるようにしてもよい(請求項11)。この場合、
上記制御手段は、処理容器内の洗浄処理液を交換する時
期が、処理時間、処理回数等に応じて予め設定されたプ
ログラムに基づいて定期的に行う時期を含むよう制御可
能に形成される方が好ましい(請求項12)。
【0013】この発明の洗浄処理方法及び洗浄処理シス
テムによれば、被処理体を洗浄処理する処理容器に使用
不可能な事態が生じた際に、この処理容器と同じ洗浄処
理液を貯留する代替の処理容器に被処理体を投入するこ
とにより、一連の洗浄処理を中断させることなく連続し
て行うことができる。これにより、洗浄処理のスループ
ットの向上が図れると共に、製品歩留まりの向上を図る
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
【0015】図1はこの発明に係る洗浄処理装置を適用
した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。
【0016】上記洗浄処理システムは、被処理体である
半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に収
納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬
入搬出部2と、ウエハWを薬液、リンス液等の液処理を
する処理部3と、搬入搬出部2と処理部3との間に位置
してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換等を行う
インターフェース部4とで主に構成されている。
【0017】上記搬入搬出部2は、洗浄処理システムの
一側端部に併設して設けられる搬入部5と搬出部6とで
構成されている。また、搬入部5は、上部搬送機構(図
示せず)からキャリア1を受け取る受取り部5aと、こ
の受取り部5aから水平に搬送されるキャリア1を載置
する受渡し部5bとからなり、受渡し部5bには、キャ
リア1を上部位置とインターフェース部4の搬入口(図
示せず)との間で搬送するキャリアリフタ8が配設され
ている。また、搬出部6には、キャリア1をインターフ
ェース部4の搬出口(図示せず)と上部との間で搬送す
るキャリアリフタ8が配設され、これらキャリアリフタ
8によって搬入部5間又は搬出部6間でのキャリア1の
搬送を行うことができると共に、空のキャリア1をイン
ターフェース部4の上方に設けられたキャリア待機部
(図示せず)への受け渡し及びキャリア待機部からの受
け取りを行うことができるように構成されている。
【0018】上記インターフェース部4は、区画壁4c
によって区画される搬入搬出部2に隣接する第1の室4
aと、処理部3に隣接する第2の室4bとで構成されて
いる。そして、第1の室4a内には、搬入部5(具体的
には受渡し部5b)のキャリア1から複数枚のウエハW
を取り出して搬送する水平方向(X,Y方向),垂直方
向(Z方向)及び回転(θ方向)可能なウエハ取出しア
ーム10と、ウエハWに設けられたノッチを検出するノ
ッチアライナー11と、ウエハ取出しアーム10によっ
て取り出された複数枚のウエハWの間隔を調整する間隔
調整機構(図示せず)を具備すると共に、水平状態のウ
エハWを垂直状態に変換する第1の姿勢変換装置12が
配設されている。
【0019】また、第2の室4b内には、処理済みの複
数枚のウエハWを処理部3から垂直状態のまま搬送する
後述する搬送手段例えばウエハ搬送チャック23から受
け取ったウエハWを垂直状態から水平状態に変換する第
2の姿勢変換装置13と、この第2の姿勢変換装置13
によって水平状態に変換された複数枚のウエハWを受け
取ってウエハ受取り部14に搬送された空のキャリア1
内に収納する水平方向(X,Y方向),垂直方向(Z方
向)及び回転(θ方向)可能なウエハ収納アーム15が
配設されている。なお、ウエハ受取り部14には、ウエ
ハ受取り部14とキャリア待機部(図示せず)との間で
キャリアを搬送するキャリアリフタ8が配設されてい
る。また、キャリア待機部には、ウエハ受渡し部5bに
よってウエハWを受け渡した後の空のキャリア1やウエ
ハ受取り部14でキャリア1内にウエハWを収容したキ
ャリア1を所定の待機位置あるいはウエハ受取り部14
からキャリア待機部に搬送されたウエハWを収納したキ
ャリア1を搬出部6の上方へ移動するキャリア搬送ロボ
ット(図示せず)が配設されている。
【0020】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するパーティクルや有機物汚染を除去する併設された同
一の洗浄処理液(薬液)を貯留する2つの第1の処理ユ
ニット17a,17bと、第1のリンス処理ユニット1
8aと、ウエハWに付着する金属汚染を除去する併設す
る同一の洗浄処理液(薬液)を貯留する2つの第2の処
理ユニット19a,19bと、第2のリンス処理ユニッ
ト18bと、ウエハWに付着する酸化膜を除去する第3
の処理ユニット20及びチャック洗浄ユニット21が直
線状に配列されている。なお、第3の処理ユニット20
の上方には図示しない乾燥処理ユニットを配設してもよ
い。また、これら各ユニット17〜21と対向する位置
から上記インターフェース部4に延在してに設けられた
搬送路22に、X,Y方向(水平方向)、Z方向(垂直
方向)及び回転(θ)可能な搬送手段例えばウエハ搬送
チャック23が配設されている。
【0021】この場合、上記第1及び第2の処理ユニッ
ト17a,17b;19a,19b{以下に第1の処理
ユニット17a,17bを代表として説明する。}は、
それぞれ図2に示すように、薬液例えばAPM液(アン
モニア、過酸化水素及び水の混合液)等の洗浄処理液L
を貯留すると共に、洗浄処理液L中にウエハWを浸漬し
てその表面を洗浄する処理容器例えば洗浄槽30を具備
している。
【0022】この場合、洗浄槽30は、洗浄処理液Lを
貯留する内槽31と、この内槽31の開口部の外方縁部
を覆う外槽32とで構成されている。また、内槽31の
底部に設けられた供給口31aには、開閉弁33を介設
した供給管34を介して図示しない洗浄処理液供給源が
接続されている。また、供給口31aと外槽32の底部
に設けられた排出口32aとが循環管路35を介して接
続されており、この循環環路35には、排出口32a側
から供給口31a側に向かって順に、温度検出兼調整機
構36,循環ポンプ37,ダンパ38及びフィルタ39
が介設されている。このように構成することにより、洗
浄槽30内に貯留された洗浄処理液(例えばAPM液)
を循環供給してウエハWの表面に付着するパーティクル
や有機汚染物を除去することができる。
【0023】また、上記循環管路35には、外槽32の
上方に開口するバイパス管路40が接続されており、こ
のバイパス管路40に、洗浄処理液Lの濃度を検出する
濃度検出器41及び洗浄処理液中の不純物例えばパーテ
ィクルを検出するパーティクル検出器42が介設されて
いる。このように、循環管路35に接続するバイパス管
路40中に濃度検出器41及びパーティクル検出器42
を介設することにより、洗浄処理に供される洗浄処理液
Lの濃度を検出することができると共に、パーティクル
の含有量等を検出することができる。
【0024】なお、外槽32の底部に設けられた別の排
出口32bにはドレン弁43を介してドレン管44が接
続されている。更に上記内槽31内には、洗浄処理中の
ウエハWを保持するためのウエハボート45が配設され
ている。このウエハボート45は昇降可能に形成されて
おり、上記搬送手段例えばウエハ搬送チャック23との
間でウエハWの受渡しを行うように構成されている。
【0025】上記のように構成される処理ユニット17
a(17b)においては、処理時間、処理回数等に応じ
て予め決められたプログラムに基づいて洗浄処理液Lが
交換される。また、上記処理装置の洗浄処理液交換も含
めた一連の動作は、ホストコンピュータ25(H.C)
から中央演算処理装置24(CPU)を介して各部、す
なわち処理装置の搬入部5の搬入手段、搬送手段例えば
ウエハ搬送チャック23及び各処理ユニット17〜20
に設けられた駆動部,制御部,検出部等、例えば、上記
温度調整機構36,循環ポンプ37,濃度検出器41及
びパーティクル検出器42等への指令信号に基づいて行
われるようになっている(図2及び図3参照)。
【0026】具体的には、(a)循環ポンプ37が故障
等によって駆動能力の低下や停止した場合は、その状況
をCPU24が認識して、その信号をH.C25に伝達
し、H.C25からの指令を受けて当該処理ユニットの
使用を停止すると共に、別の同じ洗浄処理液Lを貯留す
る処理ユニットの代替となる同一の洗浄槽30(代替洗
浄槽)へのウエハWの投入を実行する。
【0027】(b)温度検出兼調整機構36により洗浄
処理液Lの温度が所定温度範囲外(温度不良)になった
と検知した場合は、その状況をCPU24が認識して、
その信号をH.C25に伝達し、H.C25からの指令
を受けて当該処理ユニットの使用を停止すると共に、別
の同じ洗浄処理液Lを貯留する処理ユニットの代替洗浄
槽30へのウエハWの投入を実行する。
【0028】(c)濃度検出器41によって洗浄処理液
Lの濃度が所定濃度外(濃度不良)になったと検知した
場合は、その状況をCPU24が認識して、その信号を
H.C25に伝達し、H.C25からの指令を受けて当
該処理ユニットの使用を停止すると共に、別の同じ洗浄
処理液Lを貯留する処理ユニットの代替洗浄槽30への
ウエハWの投入を実行する。
【0029】(d)パーティクル検出器42によって洗
浄処理液L中に含有するパーティクル量が使用不可の量
に達したと検知した場合は、その状況をCPU24が認
識して、その信号をH.C25に伝達し、H.C25か
らの指令を受けて当該処理ユニットの使用を停止すると
共に、別の同じ洗浄処理液Lを貯留する処理ユニットの
代替洗浄槽30へのウエハWの投入を実行する。
【0030】(e)更には、洗浄処理されるウエハWが
投入される予定の洗浄槽30が、ウエハWの投入時刻
に、予め設定されたプログラムに基づいて液交換中とな
る場合は、H.C25からの指令を受けて当該処理ユニ
ットの使用を停止すると共に、別の同じ洗浄処理液Lを
貯留する処理ユニットの代替洗浄槽30へのウエハWの
投入を実行する。
【0031】上記のように構成することにより、同一の
洗浄処理液Lを貯留する洗浄処理槽30を有する処理ユ
ニット17a,17bあるいは19a,19bのいずれ
かが使用不可能な事態、例えば洗浄処理液の交換時期,
循環ポンプ37の故障,洗浄処理液Lの温度調整が不良
等の事態が生じた場合には、当該処理ユニットの洗浄槽
30の使用を停止すると共に、別の同じ洗浄処理液Lを
貯留する処理ユニットの代替洗浄槽30へのウエハWの
投入を実行することができる。
【0032】次に、この洗浄処理ユニットの動作態様に
ついて説明する。まず、図示しない洗浄液供給源から洗
浄処理液Lを内槽31内に供給して、内槽31内に洗浄
処理液Lを満たしておく。次に、ウエハ搬送チャック2
3によってインターフェース部4から搬送された複数例
えば50枚のウエハWが、ウエハボート45に受け渡さ
れ、保持されて浸漬されて洗浄処理される。この間にも
随時洗浄処理液Lは供給され、洗浄処理液Lの表面に浮
いたパーティクルや汚染物質等と共に、内槽31から溢
れた洗浄処理液Lが外槽32へと流入する。そして、外
槽32内に流入した使用済みの洗浄処理液Lは、循環管
路35を流動して再利用される。すなわち、循環ポンプ
37によって循環管路35を流動し、この際温度検出兼
調整機構36によって所定温度に温調され、フィルタ3
9を通過することによりパーティクル等が除去される。
再生された洗浄処理液Lは供給口31aから内槽31内
に供給される一方、バイパス管路40を介して外槽32
へ供給される。このとき、バイパス管路40に介設され
た濃度検出器41によって洗浄処理液Lの濃度が検出さ
れると共に、パーティクル検出器42によって洗浄液L
中に含有するパーティクルの量が検出される。このよう
にして、洗浄処理液Lを温度調整しつつ循環供給して洗
浄処理を完了する。
【0033】なお、洗浄処理液Lを交換する場合は、内
槽31の底部に設けられた排出口(図示せず)に接続す
る図示しないドレン弁を開放して内槽31内の洗浄処理
液Lを排出すると共に、ドレン弁43を開放して外槽3
2内の洗浄処理液Lを排出した後、ドレン弁を閉じる。
次に、開閉弁33を開放して所定濃度にされた洗浄処理
液Lを洗浄処理液供給源から内槽31内に供給して行う
ことができる。
【0034】次に、上記洗浄処理装置を適用した洗浄処
理システム全体の動作手順について図4に示すフローチ
ャートを参照して説明する。搬入部5にウエハW(ロッ
ト)を投入した後、第1の姿勢変換装置12で水平状態
のウエハWを垂直状態に変換する。その後、ウエハ搬送
チャック23で処理部3まで搬送し、第1の処理ユニッ
ト17a又は17bの洗浄槽30に貯留された洗浄処理
液Lに浸漬して洗浄処理した後、リンス処理ユニット1
8の洗浄槽内のリンス液例えば純水に浸漬してリンス処
理し、その後同様に第2の処理ユニット19a又は19
b、第2のリンス処理ユニット18b及び第3の処理ユ
ニット20の洗浄槽30内の洗浄処理液LにウエハWを
順次浸漬させて上述のような洗浄処理を行う。更に第3
の処理ユニット20の例えば上部に設けられた乾燥処理
ユニット(図示せず)にて乾燥処理を行った後、ウエハ
搬送チャック23でインターフェース部4まで搬送し、
第2の姿勢変換装置によってウエハWを垂直状態から水
平状態へ変換する。最後に搬出部6からウエハWを搬出
して一連の工程が終了する。
【0035】上記洗浄処理の工程において、洗浄処理の
品質を維持するために、洗浄処理液Lを一定の処理時
間、処理回数等に基づいて交換するが、この際、処理部
3内に搬送されているウエハWが、洗浄液交換時期の処
理ユニットを使用することができなくなる虞れがある。
また、液交換時期にない場合においても、例えば循環ポ
ンプ37の故障や洗浄処理液Lの温度調整不良等上記
(a)〜(d)に示した事態が生じた場合には、当該処
理ユニットの洗浄槽30の使用ができなくなる虞れがあ
る。そこで、この発明では、図5に示すような(A)モ
ードのプログラムに基づいて代替の処理ユニットの洗浄
槽30内にウエハWを投入して所定通りの処理を続行す
るようにしてある。すなわち、投入前のウエハW(ロッ
ト)について、例えば処理工程中に(ウエハフローで)
登録されている洗浄槽30(以下に単に槽という)がウ
エハ投入予定時刻に液交換中となっていて使用不可にな
るか否かが判断される(ステップ)。液交換中になっ
ている場合は、使用不可槽に代替となる同一槽(代替
槽)があるか否かが判断され(ステップ)、代替槽が
ある場合は、次に、装置内に投入されている別のウエハ
W(ロット)が同投入中に使用するか否かが判断される
(ステップ)。ここで、別のウエハW(ロット)が使
用しない場合には、代替槽を使用するように処理(フロ
ー)を変更して(ステップ)、投入準備を完了する。
また、ステップで使用不可槽に代替となる同一槽がな
い場合、あるいはステップで別のウエハW(ロット)
が使用する場合には、前槽又は上流槽で待機していいか
否かが判断され(ステップ)、待機可能であれば投入
準備が完了となり、待機不可であれば処理の実行を停止
する(NG)。一方、ステップで、ウエハフローで登
録されている槽がウエハ投入予定時刻に液交換でない場
合には、設定されたプログム通りとなり投入準備完了と
なる。
【0036】なお、上記ステップにおいて、使用不可
の条件は使用するオペレータが任意に設定することがで
き、例えば上記液交換時期の他、例えば循環ポンプ35
の故障又は停止,温度検出兼調整機構36の故障又は停
止、あるいは洗浄処理液Lが適性温度範囲外の場合,洗
浄処理液Lの濃度が適性濃度外の場合あるいは洗浄処理
液L中のパーティクルが限度以上に存在する場合等を設
定することができる。また、上記ステップにおいて、
前槽又は上流槽で待機できるか否かの判断もオペレータ
が任意に設定することができる。
【0037】また、上記(A)モードとは別に、図6に
示すような(B)モードのプログラムに基づいて代替の
処理ユニットの洗浄槽30内にウエハWを投入するよう
にする。すなわち、まず次槽が使用可能状態か否かが判
断される(ステップ)。使用不可の状態になっている
場合は、使用不可槽に代替となる同一槽(代替槽)があ
るか否かが判断され(ステップ)、代替槽がある場合
は、次に、装置内に投入されている別のウエハW(ロッ
ト)が同投入予定時刻に使用するか否かが判断される
(ステップ)。ここで、別のウエハW(ロット)が使
用しない場合には、代替槽は使用可能か否かが判断され
(ステップ)、代替槽が使用可能であれば、代替槽を
使用するように処理(フロー)を変更して(ステップ
)、代替槽へウエハWを投入する。
【0038】なおこの場合、処理のパターンとして以下
の二通りがある。すなわち、 (ア)処理部3への搬入→第1の処理ユニット17aに
よる薬液処理→第1のリンス処理ユニット18aによる
リンス処理→第2の処理ユニット19aによる薬液処理
→第2のリンス処理ユニット18bによるリンス処理→
乾燥処理→搬出、 (イ)処理部3への搬入→第1の処理ユニット17aに
よる薬液処理→別の第1の処理ユニット17bによる薬
液処理→第1のリンス処理ユニット18aによるリンス
処理→第2の処理ユニット19aによる薬液処理→別の
第2の処理ユニット19bによる薬液処理→第2のリン
ス処理ユニット18bによるリンス処理→乾燥処理→搬
出、の二通りの処理のパターンがある。ここで、(イ)
の処理パターンにおいて、ウエハWが第1の処理ユニッ
ト17aから次の別の第1の処理ユニット17bに移行
する際、第1の処理ユニット17bの洗浄槽30が何等
かの原因で使用不可である場合、同一の代替槽として別
の第1の処理ユニット17aの洗浄槽30を使用するこ
とができる。このように同一の代替槽が本槽、つまり現
在処理に供されている洗浄槽30の場合には、そのまま
で処理時間の変更となり、そのまま継続される。また、
上記(ア)の処理パターンにおいて、ウエハWが第1の
処理ユニット17aから第1のリンス処理ユニット18
aに移行する際、第1のリンス処理ユニット18aの洗
浄槽30が何等かの原因により使用不可である場合、第
1の処理ユニット17aによる薬液処理→第2のリンス
処理ユニット18bによるリンス処理→第2の処理ユニ
ット19aによる薬液処理→第2のリンス処理ユニット
18bによるリンス処理→乾燥処理→搬出の順で処理を
行うことができる。
【0039】なお、ステップで使用不可槽に代替とな
る同一槽がない場合、ステップで別のウエハW(ロッ
ト)が投入予定時刻にある場合、あるいはステップで
別のウエハW(ロット)が使用する場合には、処理の実
行を停止する(NG)。一方、ステップで次槽が使用
可能状態である場合には、設定されたプログラム通りと
なり投入準備完了となる。
【0040】なお、上記(A)モードと(B)モード
は、搬入部5から処理部3にウエハW(ロット)を投入
する時に適用される。すなわち、図7に示すように、ま
ず(A)モードで投入準備完了か否かか判断され(ステ
ップ)、投入準備完了と判断された場合は、次に投入
可能か否かが判断される(ステップ)。そして、ステ
ップで投入可能と判断された場合には、ウエハWを本
槽あるいは代替槽へ投入する(ステップ)。なお、ス
テップで投入準備完了とされない場合、あるいはステ
ップで投入不可とされた場合には、再度同様の手順で
判断を繰り返す。また、(B)モードは、ウエハW(ロ
ット)が処理ユニットの洗浄槽30から次工程の処理ユ
ニットの洗浄槽30に投入される時に適用される。すな
わち、図8に示すように前工程のウエハWが(B)モー
ドで投入可能かが判断され(ステップ)、投入可能と
判断された場合には、ウエハWを本槽あるいは代替槽に
投入する(ステップ)。なお、ステップで投入不可
とされた場合には、再度同様の手順で判断を繰り返す。
【0041】なお、上記実施形態では、処理ユニット1
7a,17b;19a,19bの洗浄槽30内に所定の
洗浄処理液Lの一種類のみを供給する構造の場合につい
て説明したが、必しもこのような構造のものに限定され
るものではなく、洗浄処理液とリンス液とを一つの処理
ユニットで行ういわゆるワンバス方式の洗浄処理装置に
も適用することができる。
【0042】以下にワンバス方式の洗浄処理装置を適用
した場合の実施形態を図9に示す概略断面図を参照して
説明する。この場合、上記実施形態と大きな違いは、洗
浄槽30内に洗浄処理液Lとリンス液例えば純水を選択
的に供給する供給ノズル50を配設した点と、流路60
に洗浄処理液Lを一時的に貯留するためのタンク70及
び純水供給源52を設けたことである。
【0043】上記洗浄処理装置は、図9に示すように、
内槽31の底部付近に洗浄処理液Lとリンス液例えば純
水を選択的に供給する供給ノズル50を配設し、この供
給ノズル50を、外槽32の底部に設けられた排出口3
2aに接続する循環管路35Aに接続する一方、三方弁
51a及び供給管51bを介して循環管路35Aに洗浄
処理液供給源51を接続してなる。また、循環管路35
Aには、三方弁52a及び供給管52bを介して純水供
給源52が接続されている。なお、循環管路35Aに
は、上記実施形態と略同様に、温度検出兼調整機構3
6,ポンプ37A,ダンパ38及びフィルタ39が介設
されている。また、循環管路35Aから外槽32の上方
に分岐されるバイパス管路40には、上記実施形態と同
様の濃度検出器41とパーティクル検出器42が介設さ
れている。このようにして循環管路35Aとバイパス管
路40とで流路60が構成されている。
【0044】また、上記内槽31の底部に設けられた排
出口31bにドレン弁57を介して接続されるドレン管
58及び外槽32の底部の別の位置に設けられた排出口
32bにドレン弁43を介して接続されるドレン管44
は、それぞれ三方弁61,62を介してタンク70と排
液側に接続されている。したがって、それぞれの三方弁
61,62を適宜切り換えることによって、洗浄槽30
内の洗浄処理液Lをタンク70へ戻すか、あるいは排液
することができる。また、タンク70は、供給管63及
び三方弁64を介して循環管路35Aに接続されてい
る。これにより、タンク70内に戻されて貯留された洗
浄処理液Lを洗浄槽30内に再供給することができる。
【0045】一方、タンク70は、供給管65によって
洗浄処理液供給源51とも接続されており、タンク70
内の洗浄処理液Lの量が減少している場合は、供給管6
5に介設される開閉弁66を開放することにより、洗浄
処理液供給源51から適宜供給して一定量を保てるよう
になっている。なお、タンク70の下部側にはドレン弁
67を介設したドレン管68が接続されている。
【0046】また、上記循環管路35Aにおける外槽3
2の排出口32a側には、開閉弁69が介設されてい
る。なお、図9において、その他の構造は図2と同じで
あるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略
する。
【0047】次に、上記ワンバス方式の洗浄処理装置に
適用した場合の動作態様について説明する。まず、洗浄
処理を行う場合は、上記ドレン弁57,43を閉じた
後、開閉弁69を開放すると共に、三方弁51a,64
を循環管路35Aの流路方向に切り換える。この場合、
外槽32から循環管路35Aに流入した洗浄処理液L
は、ポンプ37Aによって流動し、温度検出兼調整機構
36によって所定温度に温調され、フィルタ39によっ
てパーティクル等が除去されて、再び供給ノズル50か
ら内槽31内に供給される。
【0048】また、洗浄処理からリンス処理へ移行する
ときは、ドレン弁57,43を開放すると共に、三方弁
61,62をタンク70側に流入するように切り換え
る。これにより、内槽31及び外槽32内の洗浄処理液
Lはタンク70に一時的に貯留され、内槽31が排液状
態になった時点でドレン弁57を閉じ、三方弁62を排
液側に切り換えると共に、三方弁52aを切り換えて純
水供給源52から純水を供給できるようにすれば、内槽
31には絶えず純水が供給され続け、リンス処理が行わ
れる。なお、内槽31から外槽32へ流入した純水は、
ドレン管44から三方弁62を通過して排液される。
【0049】この後、次に処理されるウエハWを投入し
て洗浄処理する場合、すなわちリンス処理から洗浄処理
へ移行する場合は、ドレン弁57を開放すると共に、三
方弁61を切り換えて排液できるようにする。また、三
方弁52aを切り換えて純水供給源52からの供給状態
を解除する。これにより、タンク70内の洗浄処理液L
は、ポンプ37Aによって循環管路35Aを流動し、再
び供給ノズル50から内槽31内に供給される。供給さ
れた洗浄処理液Lは、溢れて外槽32へ流入し、再び上
述した循環管路35Aを通るようになる。なお、循環管
路35Aを流れてきた洗浄処理液Lが三方弁64に初め
て到達した時点で、上記三方弁64を切り換えて、循環
管路35Aに沿って流れるようにする。
【0050】次に、洗浄処理液Lを交換する場合につい
て説明する。この場合は、ドレン弁57,43,67を
開放して、三方弁61,62を排液方向に切り換える。
これにより、内槽31、外槽32及びタンク70内の洗
浄処理液Lを排液し、必要なときには、ドレン弁57,
62,67を閉じて、三方弁51aを切り換えて洗浄処
理液供給源51から洗浄処理液Lを供給できるようにす
る。なお、動作態様のその他の部分は図2に示す実施形
態と同様であるので、説明は省略する。
【0051】なお、上記実施形態では、半導体ウエハの
洗浄処理について説明したが、例えばLCD基板等にも
適用できるのは勿論であり、その他の洗浄処理に利用で
きるのも勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の洗浄
処理方法及び洗浄処理システムによれば、被処理体を洗
浄処理する処理容器に使用不可能な事態が生じた際に、
この処理容器と同じ洗浄処理液を貯留する代替の処理容
器に被処理体を投入することにより、一連の洗浄処理を
中断させることなく連続して行うことができるので、洗
浄処理のスループットの向上が図れると共に、製品歩留
まりの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る洗浄処理システムの概略平面図
である。
【図2】この発明における洗浄処理装置の一実施形態を
示す概略断面図である。
【図3】上記洗浄処理システムと制御系との接続状態を
示す概略平面図である。
【図4】この発明に係る洗浄処理方法の各工程を示すフ
ローチャートである。
【図5】この発明に係る洗浄処理方法の手順の一例を示
すフローチャートである。
【図6】この発明に係る洗浄処理方法の手順の別の例を
示すフローチャートである。
【図7】この発明における被処理体を搬入部から処理容
器に投入するまでの手順を示すフローチャートである。
【図8】この発明における被処理体を処理容器から別の
処理容器に投入するまでの手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】この発明における洗浄処理装置の別の実施形態
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) L 洗浄処理液 3 処理部 4 インターフェース部 5 搬入部 6 搬出部 17a,17b 第1の処理ユニット 19a,19b 第2の処理ユニット 23 ウエハ搬送チャック(搬送手段) 24 CPU 25 ホストコンピュータ 30 洗浄槽(処理容器) 31 内槽 32 外槽 35,35A 循環管路 36 温度検出兼調整機構 37 循環ポンプ 41 濃度検出器 42 パーティクル検出器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−78826(JP,A) 特開 平8−102457(JP,A) 特開 平6−252124(JP,A) 特開 平10−262613(JP,A) 特開 平10−275796(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置内の搬入部に投入された被処理
    体を、上記処理装置内に設けられた液処理を行う処理部
    へ搬送する工程と、上記処理部内に配設され、洗浄処理
    液を貯留した複数の処理容器内に、上記被処理体を浸漬
    して洗浄処理する工程と、処理済みの上記被処理体を、
    搬出部まで搬送する工程と、を有する洗浄処理方法にお
    いて、 上記処理装置内に同じ洗浄処理液を貯留する代替性のあ
    処理容器を複数配設しておき、上記被処理体が上記処理装置内に投入前に、 上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被処理
    体投入予定時刻に使用可能か判断する工程と、 上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被処理
    体投入予定時刻に使用不可能な場合、代替の処理容器が
    有るか判断する工程と、 代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が被処理体
    投入予定時刻に、上記処理装置内に投入されている別の
    被処理体が同投入中に使用するか否かを判断する工程
    と、 代替の処理容器が被処理体投入予定時刻に、上記処理装
    置内に投入されている別の被処理体が同投入中に使用し
    ない場合、上記使用可能な代替の処理容器を使用するよ
    うにフローを変更する、 ことを特徴とする洗浄処理方法。
  2. 【請求項2】 処理装置内の搬入部に投入された被処理
    体を、上記処理装置内に設けられた液処理を行う処理部
    へ搬送する工程と、上記処理部内に配設され、洗浄処理
    液を貯留した複数の処理容器内に、上記被処理体を浸漬
    して洗浄処理する工程と、処理済みの上記被処理体を、
    搬出部まで搬送する工程と、を有する洗浄処理方法にお
    いて、 上記処理装置内に同じ洗浄処理液を貯留する代替性のあ
    る処理容器を複数配設しておき、 上記被処理体が上記処理装置内に投入前に、 上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被処理
    体投入予定時刻に使用可能か判断する工程と、 上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被処理
    体投入予定時刻に使用不可能な場合、代替の処理容器が
    有るか判断する工程と、 代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が被処理体
    投入予定時刻に使用可能か判断する工程と、 使用可能な代替の処理容器が無い場合、前の処理容器又
    は、上流側の処理容器で待機していいか否かを判断する
    工程と、 待機可能であれば投入準備が完了となるようにフローを
    変更する、 ことを特徴とする洗浄処理方法。
  3. 【請求項3】 処理装置内の搬入部に投入された被処理
    体を、上記処理装置内に設けられた液処理を行う処理部
    へ搬送する工程と、上記処理部内に配設され、洗浄処理
    液を貯留した複数の処理容器内に、上記被処理体を浸漬
    して洗浄処理する工程と、処理済みの上記被処理体を、
    搬出部まで搬送する工程と、を有する洗浄処理方法にお
    いて、 上記処理装置内に同じ洗浄処理液を貯留する代替性のあ
    る処理容器を複数配設しておき、 上記被処理体が上記処理装置内に投入前に、 上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被処理
    体投入予定時刻に使用可能か判断する工程と、 上記処理工程中に登録されている上記処理容器が被処理
    体投入予定時刻に使用不可能な場合、代替の処理容器が
    有るか判断する工程と、 代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が被処理体
    投入予定時刻に使用可能か判断する工程と、 使用可能な代替の処理容器が有る場合、使用可能な代替
    の上記処理容器を使用するようにフローを変更する工程
    と、 上記処理工程中に登録されている処理容器の次の処理容
    器が使用可能か判断する工程と、 上記次の処理容器が使用不可能な場合、代替の処理容器
    が有るか判断する工程と、 代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が使用可能
    か判断する工程と、 使用可能な代替の処理容器が有る場合、使用可能な代替
    の上記処理容器を使用するようにフローを変更する工程
    と、 を有することを特徴とする洗浄処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の洗
    浄処理方法において、 上記処理容器の使用不可能な事態が、処理容器内の洗浄
    処理液を交換する時期、洗浄処理液の供給手段の駆動停
    止、洗浄処理液の温度調整不良、洗浄処理液の濃度不
    良、あるいは、洗浄処理液中への不純物混入等のいずれ
    かであることを特徴とする洗浄処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項記載の洗浄処理方法において、 上記処理容器内の洗浄処理液を交換する時期は、処理時
    間、処理回数等に応じて予め設定されたプログラムに基
    づいて定期的に行う時期を含むことを特徴とする洗浄処
    理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3記載の洗浄処理方法にお
    いて、 上記代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が被処
    理体投入予定時刻に使用可能か判断する工程は、処理装
    置内に投入されている別の被処理体が同投入中に使用す
    るか否かを判断することを特徴とする洗浄処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の洗浄処理方法において、 上記処理工程中に登録されている処理容器の次の処理容
    器が使用可能か判断する工程と、 次の処理容器が使用不可能な場合、代替の処理容器が有
    るか判断する工程と、 代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が使用可能
    か判断する工程と、 使用可能な代替の処理容器が有る場合、使用可能な代替
    の処理容器を使用するようにフローを変更する工程は、 上記処理工程中に登録されている処理容器の次の処理容
    器に投入される時に適用されることを特徴とする洗浄処
    理方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の洗浄処理方法において、 上記処理工程中に登録されている処理容器の次の処理容
    器が使用可能か判断する工程と、 次の処理容器が使用不可能な場合、代替の処理容器が有
    るか判断する工程と、 代替の処理容器が有る場合、代替の処理容器が使用可能
    か判断する工程と、 使用可能な代替の処理容器が有る場合、使用可能な代替
    の処理容器を使用するようにフローを変更する工程の際
    に、 使用可能な代替の処理容器が現在処理に供されている処
    理容器の場合、そのまま処理時間の変更となり、そのま
    ま継続されることを特徴とする洗浄処理方法。
  9. 【請求項9】 被処理体を搬入する搬入部と、 洗浄処理液を貯留した複数の処理容器内に上記被処理体
    を浸漬して洗浄処理する処理部と、 処理済みの上記被処理体を搬出する搬出部と、 上記搬入部あるいは上記搬出部と上記処理部との間に位
    置して上記被処理体の受渡しを行うインターフェース部
    と、を具備する処理装置において、 上記処理装置内に同じ洗浄処理液を貯留する処理容器を
    複数配設し、 上記被処理体を洗浄処理する上記処理容器に使用不可能
    な事態が生じた際に、この処理容器と同じ洗浄処理液を
    貯留する他の処理容器を、処理装置内に投入されている
    別の被処理体が同投入中に使用するか否かを判断し、使
    用しない場合、代替の処理容器として上記被処理体を投
    入するようフローを変更する制御手段を具備することを
    特徴とする洗浄処理システム。
  10. 【請求項10】 請求項記載の洗浄処理システムにお
    いて、 上記制御手段は、処理容器の使用不可能な事態が、洗浄
    処理液の供給手段の駆動停止、温度検出兼調整機の検知
    による洗浄処理液の温度調整不良、濃度検出器の検知に
    よる洗浄処理液の濃度不良、あるいは、パーティクル検
    出器の検知による洗浄処理液中への不純物混入等のいず
    れかである際に、この処理容器と同じ洗浄処理液を貯留
    する他の処理容器を代替の処理容器として上記被処理体
    を投入するようフロー変更可能に形成されることを特徴
    とする洗浄処理システム。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の洗浄処理システムにお
    いて、 上記制御手段は、処理容器の使用不可能な事態が、処理
    容器の洗浄処理液を交換する時期である際に、この処理
    容器と同じ洗浄処理液を貯留する他の処理容器を代替の
    処理容器として上記被処理体を投入するようフロー変更
    可能に形成されることを特徴とする洗浄処理システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の洗浄処理システムに
    おいて、 上記制御手段は、処理容器内の洗浄処理液を交換する時
    期が、処理時間、処理回数等に応じて予め設定されたプ
    ログラムに基づいて定期的に行う時期を含むようフロー
    変更可能に形成されることを特徴とする洗浄処理システ
    ム。
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