JP2023028065A - 腕木受金物及び庇構造 - Google Patents

腕木受金物及び庇構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2023028065A
JP2023028065A JP2021133523A JP2021133523A JP2023028065A JP 2023028065 A JP2023028065 A JP 2023028065A JP 2021133523 A JP2021133523 A JP 2021133523A JP 2021133523 A JP2021133523 A JP 2021133523A JP 2023028065 A JP2023028065 A JP 2023028065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
plate portion
back plate
portions
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021133523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7174387B1 (ja
Inventor
弘昭 小松
Hiroaki Komatsu
伸 大谷
Shin Otani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamabishi Industry Co Ltd
Mitsui Home Co Ltd
Original Assignee
Yamabishi Industry Co Ltd
Mitsui Home Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamabishi Industry Co Ltd, Mitsui Home Co Ltd filed Critical Yamabishi Industry Co Ltd
Priority to JP2021133523A priority Critical patent/JP7174387B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7174387B1 publication Critical patent/JP7174387B1/ja
Publication of JP2023028065A publication Critical patent/JP2023028065A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

Figure 2023028065000001
【課題】腕木の取付け強度を確保しながら施工性を向上させ、品質低下のリスクを軽減することができる腕木受金物を提供する。
【解決手段】腕木受金物1は、構造物に固定される背板部10と、背板部10の両側辺部から互いに平行に延出し、腕木の側面に固定される一対の側板部21、22と、それぞれの側板部21、22の下辺部から互いに近接する方向に延伸し、腕木の底面に当接する一対の底板部31、32と、を備え、一対の底板部31、32の間にはスリット状の開口部33が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、庇等を支える腕木を壁等に固定する金物及び庇の構造に関する。
一定以上の寸法の庇を壁等に取り付ける際、積雪や風圧に耐える強度を持たせるため、腕木を構造材に差し込んで剛性等を確保する方法がある。例えば特許文献1には、腕木の根元部分を外壁の開口部に差し込んで、屋内側に設けた取付板に固定する腕木の取付け構造が記載されている。
特開2018-009429号公報
腕木を構造材に差し込むためには、構造材を削って穴を設ける必要がある。しかし、特に、枠組壁工法や面材張り工法による建築物の場合、面材等に穴を設ける施工手間がかかる。また、外壁及び構造材に穴を設けることで、構造耐力の低下や漏水リスク、気密性の低下といった品質低下の恐れが生じる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたのであり、腕木の取付け強度を確保しながら施工性を向上させ、品質低下のリスクを軽減することができる腕木受金物及び庇構造を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明に係る腕木受金物は、構造物に固定される背板部と、前記背板部の両側辺部から互いに平行に延出し、腕木の側面に固定される一対の側板部と、それぞれの前記側板部の下辺部から互いに近接する方向に延伸し、前記腕木の底面に当接する一対の底板部と、を備え、前記一対の底板部の間にはスリット状の開口部が形成されている。
本発明によれば、腕木の取付けにおける品質低下のリスクを軽減し、取付け強度を確保しながら施工性を向上させることができる。
本発明に係る腕木受金物の使用例を示す側面図である。 本発明に係る腕木受金物の一例を示す斜視図である。 本発明に係る腕木受金物の一例を示す正面図である。 本発明に係る腕木受金物の一例を示す側面図である。 本発明に係る腕木受金物の一例を示す底面図である。 本発明に係る庇構造の一例を示す斜視図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。実施形態に係る腕木受金物1は、例えば図1に示すように、庇100を支える腕木71の根本に使用される。図1に実線で示す庇100は上面が水平な庇である。腕木71は、腕木受金物1によって一端を壁等の構造物70に垂直に固定され、他端に鼻隠し72が固定され、上面に野地板75Aが水平に設置されている。腕木受金物1を使用する庇は、図1に点線で示すように、垂木73等を設けて上面が勾配を有するようにすることもできる。
腕木受金物1は、図2に示すように、背板部10と、一対の側板部21、22と、一対の底板部31、32と、を備え、一対の底板部31、32の間にはスリット状の開口部33が形成されている。また、背板部10は、側板部21、22よりも上端側に突出する延長部11を有している。
(背板部)
背板部10は、壁等の構造物に固定される部材である。背板部10は、正面視で長方形状の部材であり、荷重が大きくかかる方向を長手方向として使用することができる。
図3Aは、腕木受金物1の一例を示す正面図である。背板部10は、図3Aに示すように、3つのビス穴13A、13B、13Cを有し、3本のビスによって構造物に固定される。ビス穴13Aは、中心線L1上の下端側に位置し、背板部10の幅方向において、後記するスリット状の開口部33と同位置に設けられている。ビス穴13Aは、下辺部10Bと離して配置され、背板部10の強度を確保している。ビス穴13B、13Cは、背板部10の上方に寄せて配置され、背板部10の上方側を構造物から引き離す方向の荷重を支えている。ビス穴13Cは、後記する側板部21、22の上辺部の高さに配置されている。ビス穴13Bは、ビス穴間における背板部10の強度が低下しないようにビス穴13Bとの距離を確保し、ビス穴13Cよりもやや下方に配置されている。
背板部10は、中心線L1上に先端が位置する楔形の切欠き12Aを下端側に有している。切欠き12Aは、例えば墨出し線に合わせて、腕木受金物1を設置するときに用いることができる。例えば、後記する延長部11の貫通穴14の中心が墨出し線上に位置するように腕木受金物1を構造物に仮止めし、切欠き12Aの先端を墨出し線に合わせることで、所定の向きに腕木受金物1を固定することができる。
(延長部)
延長部11は、背板部10を上端側に延長する部位である。延長部11は、背板部10とほぼ同じ幅で、後記する側板部21、22よりも上端側に突出するように設けられている。
延長部11には、背板部10の中心線L1上に位置する貫通穴14が設けられている。貫通穴14は、釘等によって腕木受金物1を構造物に仮止めするために用いることができる。貫通穴14の中心を墨出し線に合わせることで、所定の位置に腕木受金物1を仮止めすることができる。貫通穴14は、ビス穴よりも径の小さい穴とすることができる。
延長部11の上辺部には、中心線L1上に先端が位置する楔形の切欠き12Bが設けられている。切欠き12Bの先端を墨出し線に合わせることで、より正確な位置に腕木受金物1を仮止めすることができる。また、切欠き12A、12Bの両方を墨出し線に合わせることで、さらに正確な位置に腕木受金物1を設置することができる。
(側板部)
側板部21、22は、腕木の側面に固定される一対の部材である。側板部21、22は、背板部10の両側辺部10A、10Cから互いに平行に延出し、腕木を挟んで腕木の側面に対面する。腕木を十分な強度で固定するために、側板部21、22の間隔D1は、腕木の幅寸法と同程度であるのが好ましい。側板部21、22の高さ寸法D5は、腕木の高さ寸法と同程度又はそれよりも小さいのが好ましい。なお、側板部21、22の間隔D1及び高さ寸法D5は、腕木の寸法に合わせて調整することができる。
本実施形態では、側板部21、22の間隔D1は38mm、高さ寸法D5は133mmとしている。すなわち、本実施形態は、206材(断面が38mm×140mmの角材)の腕木に適した大きさである。206材以外であっても、例えば208材(断面が38mm×184mmの角材)のように、高さ寸法が206材よりも大きい場合でも、十分な強度で固定することができる。
側板部21は、曲げ部61を介して背板部10と連続し、側板部22は、曲げ部63を介して背板部10と連続している。また、側板部21、22の上辺部には、前端側に向かうに連れて、後記する底板部31、32に近づくように傾斜する傾斜部21E、22Eが設けられている。
図3Bは、腕木受金物1の一例を示す側面図である。側板部21は、背板部10の一方の側辺部10Aから背板部10に垂直に延出し、図3Bに示すように、略五角形状を呈している。側板部21の上辺部21Dには、水平部21F及び傾斜部21Eが設けられている。傾斜部21Eは、前端側、すなわち図3Bにおける左側に向かうに連れて、底板部31に近づくように傾斜している。傾斜部21Eは、側辺部21Aへと連なっている。側板部22は、ビス穴を除いて、背板部10の中心線L1を通り背板部10に垂直な面に関して側板部21に対称な形状である。
側板部21、22は、腕木の側面を固定するためのビス穴を有している。使用するビスは、腕木の取付強度を確保するために、側板部21、22の間隔D1程度の長さであるのが好ましい。このため、ビス穴は、側面視において、腕木受金物1全体でも、側板部21、22それぞれについても、ビス同士ができるだけ離れるように配置するのが好ましい。また、ビスは、特に腕木の繊維の方向で密にならないようにするのが好ましい。ビスの本数は、取付強度を確保できる本数で、本数の増加に対する取付強度の向上の効果を考慮して設定することができる。ビスの本数及び配置は、計算や試作及び強度の評価を繰り返して最適化することができる。本実施形態では、図3Bに示すように、側板部21にビス穴23B、23D、23E、23Gを設け、側板部22にビス穴23A、23C、23Fを設けている。
(底板部)
底板部31、32は、腕木の底面に当接する一対の部材である。底板部31、32は、図3Cに示すように、側板部21、22のそれぞれの下辺部21B、22Bから、互いに近接する方向に延伸し、底板部31の側辺部31Aと底板部32の側辺部32Aとの間にはスリット状の開口部33が形成されている。また、底板部31は曲げ部62を介して側板部21と連続し、底板部32は曲げ部64を介して側板部22と連続している。なお、図3Cは、腕木受金物1の一例を示す底面図である。
開口部33は、側板部21、22間の中心の位置に、背板部10側から前端側まで一定の開口幅D2で、背板部10に垂直に形成されている。開口部33は、ドライバ等の工具を取り回すときの工具の通り道として利用することができる。例えば、腕木受金物1を壁等の構造物に固定する作業の際、底板部31、32の下方でドライバ等の工具を把持し、工具の先端にビスを取り付けてビス穴13Aに当ててから、開口部33を工具の軸が通過するようにして、工具を水平位置まで移動させることができる。開口幅D2は、工具の軸の直径よりも大きくする。本実施形態では、開口幅D2は15mmとしている。
なお、底板部31、32は、背板部10の中心線L1を通り背板部10に垂直な面に関して対称である。
腕木受金物1は、所定の形状に切断し、ビス穴等を穿設した一枚の板材を折り曲げることで形成することができる。例えば、背板部10の左右両側に続く板材を同じ側に折り曲げて、互いに平行な一対の側板部21、22を形成し、さらにそれぞれの側板部21、22の下方に続く板材を互いに近接する方向に折り曲げることで一対の底板部31、32を形成することができる。
腕木受金物1を形成する板材は、強度を確保するために、板厚が2.3mm以上であることが好ましい。板厚は、必要な強度に応じて変更することができる。例えば、庇の出寸法が大きい場合には、板厚を厚くすることで強度を確保することができる。本実施形態では、板厚は3.2mmとしている。ビス穴の径は、構造物への固定又は腕木の固定に必要なビスの径に応じて調整することができる。本実施形態では、ビス穴の径は7mmとしている。また、延長部11の貫通穴14の径は5mmとしている。なお、本実施形態では、構造物に固定するビスは長さが75mm、腕木に固定するビスは長さが38mmのものを使用している。また、ビスのネジの山径は6.5mm、ネジの谷径は4.1mmのものを使用している。
[庇構造]
次に、本発明に係る腕木受金物1を用いた庇構造について説明する。庇構造2は、腕木受金物1が、木造における外壁に取り付けられている。なお、本実施形態では、腕木受金物1を取り付ける構造物の一例として、枠組壁工法の壁パネルを例示したが、構造物はこれに限定されるものではなく、どのような外壁にも適用可能である。
壁パネル80は、枠組壁工法における構造用面材であり、図4に示すように、幅寸法D3の枠部材81が、一定の間隔D4で設けられている。枠部材81は、壁パネル80の枠組をなす角材であり、壁パネル80において縦方向に配置されている。なお、枠組壁工法において、枠部材81は、枠組壁工法構造用製材が使用される。
幅寸法D3は、側板部21、22の間隔D1とほぼ同一であり、背板部10の幅とほぼ同一である。このため、腕木受金物1は、壁パネル80の枠部材81の位置にビス等で取り付けることによって、十分な強度で固定することができる。また、腕木受金物1を用いて、一定の間隔D4で腕木71を設置することができる。枠部材81の幅寸法D3は例えば38mmであり、間隔D4は例えば455mmである。
次に、本発明に係る腕木受金物1及び庇構造2の効果について説明する。
本発明に係る腕木受金物1は、構造物に固定される背板部10と、背板部10の両側辺部10A、10Cから互いに平行に延出し、腕木の側面に固定される一対の側板部21、22と、それぞれの側板部21、22の下辺部から互いに近接する方向に延伸し、腕木の底面に当接する一対の底板部31、32と、を備え、一対の底板部31、32の間にはスリット状の開口部33が形成されている。
かかる構成により、腕木受金物1は、背板部10が壁等の構造物に固定され、背板部10の両側辺部10A、10Cから互いに平行に延出する一対の側板部21、22が腕木の側面に固定され、それぞれの側板部21、22の下辺部から互いに近接する方向に延伸する一対の底板部31、32が腕木の底面に当接することで、耐力と回転剛性を確保して、腕木を構造物に設置することができる。腕木受金物1は、一対の側板部21、22の間隔D1よりも広い幅寸法の柱材等があれば設置することができ、特別な取付け下地を設ける必要がない。
腕木受金物1は、一対の底板部31、32に開口部33を形成していることで、雨雪等を受けても水が溜まりにくく、外壁等における防水性能の低下を抑えることができる。
スリット状の開口部33は、例えば腕木受金物1を構造物に固定する作業の際、ドライバ等の工具の通り道となって、作業効率を高めることができる。そして、開口部33によって背板部10の切欠き12Aの下方側を見通すことができ、墨出し線に対する切欠き12Aの位置を視認しやすく、作業効率を高めることができる。
腕木受金物1は、構造物の表面の合板等の上から設置することができ、構造物に腕木を差し込まなくてもよい。このため、腕木受金物1は、施工性を向上させることができる。また、腕木を差し込むための穴を構造物に設けることによって、構造耐力の低下や雨雪等による漏水、気密性の低下といった品質低下に係るリスクが生じる。特に、枠組壁工法では、外壁の外側面に構造用面材が取り付けられているため、穴を設けることによる影響が大きい。腕木受金物1は、腕木を差し込むための穴を構造物に設けないため、品質低下に係るリスクを大幅に軽減することができる。
腕木受金物1は、腕木の根本に設置するだけで腕木の耐力と回転剛性を確保することができ、垂木等に依存することなく庇としての構造を完了させることができる。このため、庇の勾配を小さくすることができ、腕木だけで支える勾配のない平らな庇を作ることもできる。また、腕木受金物1は、十分な耐力と剛性を有するため、約1m程度まで庇の出寸法をとることができる。そして、構造物に穴を設ける必要がないため、屋根付近や床レベル等、自由な高さに腕木を設置することができる。
また、腕木受金物1を用いる施工は極めて簡単であり、構造物にビス3本、腕木にビス数本を打つだけで、特別な工具も技術も要さず、一人で施工可能である。
本発明に係る腕木受金物1は、側板部21、22は、背板部10及び底板部31、32とそれぞれ曲げ部を介して連続するのが好ましい。
かかる構成により、腕木受金物1は、一枚の板材を折り曲げることによって形成することができ、耐力を確保しながら、製造に係る工数を抑えることができる。
本発明に係る腕木受金物1は、側板部21、22の上辺部21D、22Dには、前端側に向かうに連れて底板部31、32に近づくように傾斜する傾斜部21E、22Eが設けられているのが好ましい。
かかる構成により、腕木受金物1は、腕木の根本と垂木等の他の部材とが近接する場合であっても、他の部材との干渉を抑えて設置することができる。
本発明に係る腕木受金物1は、背板部10は、側板部21、22よりも上端側に突出する延長部11を有し、延長部11に、背板部10の中心線L1上に位置する貫通穴14が設けられているのが好ましい。
かかる構成により、腕木受金物1は、背板部10が延長部11を有することによって、側板部21、22の上辺部の高さにビス穴を設けることができる。これにより、腕木受金物1は、背板部10の上方側を構造物から引き離す方向の側板部21、22から伝わる荷重を効果的に支えることができる。
また、背板部10の中心線L1上に位置する貫通穴14を釘等による仮止めに使用することによって、墨出し線への位置合わせを素早く的確に行うことができ、施工性を高めることができる。
本発明に係る腕木受金物1は、背板部10は、背板部10の中心線L1上に先端が位置する楔形の切欠き12Aを下端側に有するのが好ましい。
かかる構成により、腕木受金物1は、切欠き12Aの先端を墨出し線上に位置させることで、墨出し線への位置合わせを素早く的確に行うことができ、施工性をさらに高めることができる。
本発明に係る庇構造2は、腕木受金物1を用いた庇構造であって、背板部10が固定される構造物は、木造における外壁の表面であり、一対の側板部21、22の間隔D1は、枠組壁工法構造用製材の幅寸法とほぼ同一である。
かかる構成により、庇構造2は、木造における外壁の表面に背板部10を固定することで、構造物に腕木を差し込まない構造とすることができる。このため、庇構造2は、庇の施工性を向上させることができ、腕木を差し込むための穴を構造物に設けることによって生じる品質低下のリスクを大幅に軽減することができる。
また、庇構造2は、一対の側板部21、22の間隔D1が、枠組壁工法構造用製材の幅寸法D3とほぼ同一であることで、取付幅として幅寸法D3が確保できればよく、腕木の配置の自由度を高めながら、腕木が強固に固定された構造とすることができる。
特に、構造物が枠組壁工法における壁パネル80の表面である場合には、庇構造2は、枠部材81の位置に、枠部材81とほぼ同一の幅寸法の腕木が一定の間隔D4で強固に固定された構造とすることができる。
なお、腕木受金物1の開口部33は、一定の幅D2で形成されていることを説明した。開口部33の幅は一定ではなく、例えば前端側、すなわち図3Cにおける上側ほど広くなるようにしてもよい。
側板部21、22のビス穴は、ビス穴23A-23Fの位置に、側板部21、22の何れか一方に設けることを説明した。これに限らず、例えば側面視におけるビス穴23A-23Fの位置に、側板部21、22の両方にそれぞれビス穴を設けておき、使用するビス穴を選択するようにしてもよい。
腕木受金物1のサイズやビスの本数は、必要な取付強度、例えば庇の重量や寸法に応じて、調整することができる。
腕木受金物1が固定される構造物及び庇構造2における構造物は、枠組壁工法に係る構造物に限定されない。腕木受金物1によれば、例えば軸組工法や大型木造等に係る構造物にも腕木を設置することができる。また、枠組壁工法に係る構造物の場合でも、壁パネルのない位置、例えば床レベルに腕木を設置することができる。
腕木受金物1によれば、庇に限らず、例えば軒やけらばを支持する腕木を設置することもできる。また、柱を設けずにふかし壁の下地を設置することができる。
1 腕木受金物
2 庇構造
10 背板部
11 延長部
21 側板部
22 側板部
21D 上辺部(側板部)
22D 上辺部(側板部)
21E 傾斜部
22E 傾斜部
31 底板部
32 底板部
33 開口部
61 曲げ部
62 曲げ部
63 曲げ部
64 曲げ部
71 腕木
72 鼻隠し
80 壁パネル
81 枠部材

Claims (6)

  1. 構造物に固定される背板部と、
    前記背板部の両側辺部から互いに平行に延出し、腕木の側面に固定される一対の側板部と、
    それぞれの前記側板部の下辺部から互いに近接する方向に延伸し、前記腕木の底面に当接する一対の底板部と、
    を備え、
    前記一対の底板部の間にはスリット状の開口部が形成されている
    腕木受金物。
  2. 前記側板部は、前記背板部及び前記底板部とそれぞれ曲げ部を介して連続する
    請求項1に記載の腕木受金物。
  3. 前記側板部の上辺部には、前端側に向かうに連れて前記底板部に近づくように傾斜する傾斜部が設けられている
    請求項1又は請求項2に記載の腕木受金物。
  4. 前記背板部は、前記側板部よりも上端側に突出する延長部を有し、
    前記延長部に、前記背板部の中心線上に位置する貫通穴が設けられている
    請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の腕木受金物。
  5. 前記背板部は、前記背板部の中心線上に先端が位置する楔形の切欠きを下端側に有する
    請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の腕木受金物。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の腕木受金物を用いた庇構造であって、
    前記背板部が固定される前記構造物は、木造における外壁の表面であり、
    前記一対の側板部の間隔は、枠組壁工法構造用製材の幅寸法とほぼ同一である
    庇構造。
JP2021133523A 2021-08-18 2021-08-18 腕木受金物及び庇構造 Active JP7174387B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021133523A JP7174387B1 (ja) 2021-08-18 2021-08-18 腕木受金物及び庇構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021133523A JP7174387B1 (ja) 2021-08-18 2021-08-18 腕木受金物及び庇構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7174387B1 JP7174387B1 (ja) 2022-11-17
JP2023028065A true JP2023028065A (ja) 2023-03-03

Family

ID=84100537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021133523A Active JP7174387B1 (ja) 2021-08-18 2021-08-18 腕木受金物及び庇構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7174387B1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10131377A (ja) * 1996-10-30 1998-05-19 Matsushita Electric Works Ltd 垂木取付金具
JPH10252146A (ja) * 1997-03-12 1998-09-22 Nichiei Jutaku Kensetsu:Kk 建築物用接合金具
JP2000199282A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 結合金物およびこの結合金物を使用した木造建築の軸組構造
JP3304930B2 (ja) * 1999-08-31 2002-07-22 住友林業株式会社 垂木取付金具
JP4659259B2 (ja) * 2000-04-28 2011-03-30 株式会社佐藤型鋼製作所 固定金具
JP5415241B2 (ja) * 2009-12-04 2014-02-12 憲峰 大倉 支持金物

Also Published As

Publication number Publication date
JP7174387B1 (ja) 2022-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7174387B1 (ja) 腕木受金物及び庇構造
JP2011106203A (ja) 屋外構造物の取付用基台
JP4869679B2 (ja) 装着具及び小屋組建物
JP4592624B2 (ja) 増設部構造
JPH10331363A (ja) 勾配屋根の軒部金物及び勾配屋根の軒部構造
JP3202583U (ja) 太陽光発電パネルの支持構造
RU216180U1 (ru) Профиль для крепления тяжелого навесного фасада
JPH0493452A (ja) 組立住宅の軒樋の取り付け方法
JPH11152846A (ja) 天井構造
JP2019056291A (ja) 斜材固定金具、屋根および建物
JPH0428351Y2 (ja)
JP2003082823A (ja) 太陽熱集熱器の固定方法と固定構造
JP2916817B2 (ja) 軽量気泡コンクリート床パネルの取付方法
JPH09111858A (ja) 外装部材の取付具
JPH1122081A (ja) コーナーパネルの取付け方法および装置
JP2023056756A (ja) ソーラーパネルの取り付けレール
JP2590602Y2 (ja) 一側足場の支持装置
CN117738581A (zh) 一种alc板条墙钢爬梯安装方法
JPH078698Y2 (ja) 軒天井の目板の支持構造
JP2002088965A (ja) 垂木の取付け方法及び同部材
JPH0626656Y2 (ja) 下地材の取付け構造
JP3919336B2 (ja) 野地板及び外囲体
JPH0224849Y2 (ja)
JP3895116B2 (ja) 鉄骨系住宅における出隅パネルの取付構造
JP2020128669A (ja) 屋根パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211018

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20211102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7174387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531