JP2022502702A - 有機発光表示装置 - Google Patents

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Abstract

有機発光表示装置は、第1のサブ画素領域を含み、第1の解像度を有する第1の表示領域と、第2のサブ画素領域および第1の透過領域を含み、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の表示領域とを含み、第1の面で画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルにおける前記第1の面と反対側にある第2の面の上にて前記第2の表示領域と重ね合わせて配置される第1の光学モジュールとを含みうる。これによって、第1の光学モジュールが配置される部分においても、画像が表示されうる。

Description

本発明は、有機発光表示装置に関する。より詳しくは、本発明は、光学モジュールを含む有機発光表示装置に関する。
平板表示装置は、軽量及び薄型などの特性により、陰極線管表示装置を代替する表示装置として使われている。このような平板表示装置の代表例として、液晶表示装置と有機発光表示装置がある。
有機発光表示装置は、画像を表示する表示領域と非表示領域を含み、前記非表示領域に光学モジュールが配置される。例えば、前記光学モジュールは、有機発光表示装置の前面(S1)上に位置する物(客体)のイメージを撮影するカメラモジュール、ユーザの顔を感知するための顔認識センサモジュール、ユーザの瞳を感知するための瞳孔認識センサモジュール、有機発光表示装置の動きを判断する加速度センサモジュール及び地磁気センサモジュール、有機発光表示装置に前側から近接したか否かを感知するための近接センサモジュール及び赤外線センサモジュール、ポケットあるいはかばんに放置された際に明るさの程度を測定するための照度センサモジュールなどを含む。前記光学モジュールが有機発光表示装置の非表示領域に配置されるので、前記光学モジュールが配置される部分は、画像が表示されないのでありうる。
本発明の目的は、光学モジュールを含む有機発光表示装置を提供することである。
しかし、本発明が上述した目的により限定されるものではなく、本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲で様々に拡張可能である。
前述した本発明の目的を達成するために、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置は、第1のサブ画素領域を含み、第1の解像度を有する第1の表示領域、第2のサブ画素領域および第1の透過領域を含み、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の表示領域を含み、第1の面でもって画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの、前記第1の面とは反対側にある第2の面上の前記第2の表示領域と重ね合わされて配置される第1の光学モジュールとを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記表示パネルは、更に、前記第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路と、前記第2の表示領域に配置され、前記第1のサブ画素回路と異なる第2のサブ画素回路とを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも多いのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記表示パネルは、更に、前記第1のサブ画素回路上の前記第1のサブ画素領域に配置され、前記第1のサブ画素回路と電気的に連結される第1のサブ画素構造物と、前記第2のサブ画素回路上の前記第2のサブ画素領域に配置され、前記第2のサブ画素回路と電気的に連結される第2のサブ画素構造物と、前記第2のサブ画素領域と隣接する前記第1の透過領域に配置される第1の透過窓とを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1の光学モジュールは、カメラモジュールを含み、前記第1の光学モジュールは、前記第1の透過窓を通して、前記表示パネルの前記第1の面上に位置する物を認識するのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第2のサブ画素回路は、前記第1の透過領域に配置されないのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記表示パネルは、更に、前記第2の表示領域と隣接して位置し、第3のサブ画素領域及び第2の透過領域を含み、前記第1の解像度と前記第2の解像度との間の第3の解像度を有する第3の表示領域と、前記第3の表示領域に配置され、前記第1及び第2のサブ画素回路とは異なる第3のサブ画素回路とを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第3のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第1のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも少なく、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも多いのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記表示パネルの前記第2の面上の前記第3の表示領域と重ね合わせて配置される第2の光学モジュールを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記表示パネルは、前記第3のサブ画素回路上の前記第3のサブ画素領域に配置され、前記第3のサブ画素回路と電気的に連結される第3のサブ画素構造物と、前記第3のサブ画素領域と隣接する前記第2の透過領域に配置される第2の透過窓とを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第3のサブ画素回路は、前記第2の透過領域に配置されないのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第2の光学モジュールは、顔認識センサモジュール、瞳孔認識センサモジュール、加速度センサモジュール、近接センサモジュール、赤外線センサモジュール、照度センサモジュールなどを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1の光学モジュールのサイズは、前記第2の表示領域のサイズと同一であり、前記第2の光学モジュールのサイズは、前記第3の表示領域のサイズと同一でありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1の表示領域の面積が、前記第2の表示領域の面積よりも大きいのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第2の表示領域は、前記表示パネルの前記第2の面上の一方の側に位置し、前記第1の表示領域は、前記第2の表示領域を取り囲むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記表示パネルは、更に、前記第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路と、前記第2の表示領域に配置される第2のサブ画素回路とを含み、前記第1及び第2のサブ画素回路は、同一の構成を有するのでありうる。
前述した本発明の目的を達成するために、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置は、第1のサブ画素領域を含み、第1の解像度で画像が表示される第1の表示領域と、第2のサブ画素領域及び第1の透過領域を含み、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で画像が表示される第2の表示領域とを有する基板と、前記基板上の第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路と、前記基板上の第2の表示領域に配置され、前記第1の透過領域を露出させる第2のサブ画素回路と、前記基板上の前記第1のサブ画素領域及び第2のサブ画素領域に配置されるサブ画素構造物と、前記基板上の前記第1の透過領域に形成された第1の透過窓を含み、第1の面でもって画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの、第1の面とは反対側にある第2の面に前記第2の表示領域と重ね合わされて配置される第1の光学モジュールとを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記基板は、前記第2の面のうち、前記第2の表示領域と重なる部分に形成された第1の穴を含み、前記第1の穴に前記第1の光学モジュールが埋め込まれる。
例示的な複数の実施例において、前記基板上に配置される絶縁層構造物と、前記絶縁層構造物上に配置される平坦化層と、前記平坦化層上に配置される画素区画膜とを含みうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1の透過領域において、前記絶縁層構造物、前記平坦化層、及び前記画素区画膜は、基板を露出させる第1の開口を含み、前記第1の開口が、前記第1の透過窓であると定義されうる。
例示的な複数の実施例において、前記画素区画膜上に配置されるキャップ層を含み、前記キャップ層は、前記第1及び第2のサブ画素領域において、第1の厚さを有し、前記第1の透過領域において、前記第1の厚さよりも小さい第2の厚さを有しうる。
例示的な複数の実施例において、前記基板は、前記第2の表示領域と隣接して位置し、第3のサブ画素領域及び第2の透過領域を含み、前記第2の解像度で画像が表示される第3の表示領域と、前記第3の表示領域に配置され、前記第2のサブ画素回路と同一の構成を有する第3のサブ画素回路とを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第3のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数と同一でありうる。
例示的な複数の実施例において、前記表示パネルの前記第2の面に、前記第3の表示領域と重ね合わされて配置される第2の光学モジュールを含みうる。
例示的な複数の実施例において、前記基板は、前記第2の面のうち、前記第3の表示領域と重なる部分に形成された第2の穴を含み、前記第2の穴に前記第2の光学モジュールが埋め込まれうる。
例示的な複数の実施例において、前記基板は、更に、前記第3のサブ画素回路上の前記第3のサブ画素領域に配置され、前記第3のサブ画素回路と電気的に連結される第3のサブ画素構造物と、前記第3のサブ画素領域と隣接する前記第2の透過領域に配置される第2の透過窓とを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第3のサブ画素回路は、前記第2の透過領域に配置されないのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第2の透過領域にて、前記絶縁層構造物、前記平坦化層、及び前記画素区画膜は、基板を露出させる第2の開口を含み、前記第2の開口が、前記第2の透過窓であると定義されるのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1のサブ画素回路の構成は、前記第2及び第3のサブ画素回路のそれぞれの構成と同一であり、前記第1の透過窓のサイズは、前記第2の透過窓のサイズと同一でありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第2のサブ画素回路の構成は、前記第3のサブ画素回路の構成と異なり、前記第1の透過窓のサイズと前記第2の透過窓のサイズとは、異なるのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第3のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも多いのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第2の透過窓のサイズは、前記第1の透過窓のサイズよりも小さいのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1及び第2のサブ画素回路のそれぞれは、少なくとも1つの半導体素子と、少なくとも1つのキャパシタとを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記サブ画素構造物のそれぞれは、前記第1及び第2のサブ画素回路上に配置される下部電極と、前記下部電極上に配置される発光層と、前記発光層上に配置される上部電極とを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記上部電極が、前記第1の透過領域に配置されないのでありうる。
前述した本発明の目的を達成するために、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置は、第1のサブ画素領域を含み、第1の解像度を有する第1の表示領域と、第2のサブ画素領域及び第1の透過領域を含み、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の表示領域と、第2の透過領域を含み、画像を表示しない非表示領域とを含み、第1の面で画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの、前記第1の面とは反対側にある第2の面上の前記非表示領域と重ね合わされて配置される第1の光学モジュールと、前記表示パネルの、前記第2の面上の前記第2のサブ画素領域と重ね合わされて配置される第2の光学モジュールとを含むのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第1の光学モジュールは、カメラモジュールを含み、前記第1の光学モジュールは、前記第2の透過領域を通して、前記表示パネルの前記第1の面上に位置する物(客体)を認識するのでありうる。
例示的な複数の実施例において、前記第2の光学モジュールは、顔認識センサモジュール、瞳孔認識センサモジュール、加速度センサモジュール、近接センサモジュール、赤外線センサモジュール、照度センサモジュール等を含むのでありうる。
本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置は、第1の解像度を有する第1の表示領域と、第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2及び第3の表示領域とを含むことで、第1の光学モジュール及び第2の光学モジュールが配置される部分においても、画像が表示されうる。また、有機発光表示装置が第1の透過窓及び第2の透過窓を含むことで、第1の光学モジュール及び第2の光学モジュールが第1の透過窓及び第2の透過窓を通して、表示パネルの第1の面に位置する周辺状況を感知し、又は物(客体)のイメージを撮影することができる。
但し、本発明の効果が前記効果に限定されるものではなく、本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲で様々に拡張されうる。
図1は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す斜視図である。 図2は、図1の有機発光表示装置の背面に配置された光学モジュールを示す斜視図である。 図3は、図1の有機発光表示装置の第1の表示領域、第2の表示領域、及び第3の表示領域を説明するための平面図である。 図4は、図3の第1の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図5は、図4の第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路及び第1の有機発光ダイオードを示す回路図である。 図6は、図3の第2の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図7は、図3の第2の表示領域の一例を示す部分拡大平面図である。 図8は、図6の第2の表示領域に配置される第2のサブ画素回路及び第2の有機発光ダイオードを示す回路図である。 図9は、図3の第3の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図10は、図9の第3の表示領域に配置される第3のサブ画素回路及び第3の有機発光ダイオードを示す回路図である。 図11は、図4のI−I’線に沿う断面図である。 図12は、図6のII−II'線に沿う断面図である。 図13は、図9のIII−III'線に沿う断面図である。 図14は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す平面図である。 図15は、図14の第2の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図16は、図15の第2の表示領域に配置される第2のサブ画素回路及び第2の有機発光ダイオードを示す回路図である。 図17は、図14の第3の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図18は、図15の第3の表示領域に配置される第3のサブ画素回路及び第3の有機発光ダイオードを示す回路図である。 図19は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す平面図である。 図20は、図19の第3の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図21は、図20の第3の表示領域に配置される第3のサブ画素回路及び第3の有機発光ダイオードを示す回路図である。 図22は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す斜視図である。 図23は、図22の有機発光表示装置に埋め込まれた光学モジュールを示す斜視図である。 図24は、図23の有機発光表示装置に形成された穴を説明するための斜視図である。 図25は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す平面図である。 図26は、図25の非表示領域を拡大して示す拡大平面図である。 図27は、図26のII−II'線に沿う断面図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置について詳細に説明する。添付の図面において、同一又は類似した構成要素に対しては、同一又は類似した参照符号をつけることにする。
図1は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す斜視図であり、図2は、図1の有機発光表示装置の背面に配置された光学モジュールを示す斜視図であり、図3は、図1の有機発光表示装置の第1の表示領域、第2の表示領域、及び第3の表示領域を説明するための平面図である。
図1乃至図3を参照するならば、有機発光表示装置100は、表示パネル200、第1の光学モジュール410、第2の光学モジュール420などを含みうる。表示パネル200は、画像を表示する第1の面(S1)と、第1の面(S1)とは反対側の第2の面(S2)とを有しうる。第1の光学モジュール410及び第2の光学モジュール420は、表示パネル200の第2の面(S2)上における一方の側に配置され、第1の光学モジュール410と第2の光学モジュール420は、互いに隣接して配置されうる。
表示パネル200は、第1の表示領域10と、第2の表示領域20と、第3の表示領域30を含みうる。ここで、第2及び第3の表示領域20、30のそれぞれは、表示パネル200の第1の面(S1)の上における一方の側に位置し、第2の表示領域20と第3の表示領域30は、互いに隣接して位置するのでありうる。また、第1の表示領域10は、第2の表示領域20及び第3の表示領域30を取り囲み、第1の表示領域10の面積は、第2及び第3の表示領域20、30のそれぞれの面積よりも大きいのでありうる。
第1の表示領域10は、複数の第1のサブ画素領域(例えば、図4の第1のサブ画素領域11に対応)を含み、第2の表示領域20は、複数の第2のサブ画素領域及び複数の第1の透過領域(例えば、図7の第2のサブ画素領域12及び第1の透過領域21に対応)を含み、第3の表示領域30は、複数の第3のサブ画素領域及び第2の透過領域(例えば、図11の第3のサブ画素領域13及び第2の透過領域22に対応)を含むのでありうる。例示的な実施例において、表示パネル200は、第1の表示領域10と、第2及び第3の表示領域20、30とで、互いに異なる解像度にて前記画像を表示することができる。例えば、第1の表示領域10において、第1の解像度で画像が表示され、第2及び第3の表示領域20、30において、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で画像が表示されうる。言い換えると、第1の表示領域10は、前記第1の解像度を有し、第2及び第3の表示領域20、30のそれぞれは、前記第2の解像度を有するのでありうる。
第1の光学モジュール410は、表示パネル200の第2の面(S2)の上にある第2の表示領域20と重ね合わせて配置されうる。言い換えると、第2の表示領域20のサイズは、第1の光学モジュール410のサイズと実質的に同一でありうる。すなわち、第2の表示領域20の形状は、第1の光学モジュール410の形状にしたがって決められうる。第1の光学モジュール410は、表示パネル200の第1の面(S1)の上に位置する物のイメージを撮影(又は、認識)するカメラモジュールを含みうる。
第2の光学モジュール420は、表示パネル200の第2の面(S2)の上にある第3の表示領域30と重ね合わせて配置されうる。言い換えると、第3の表示領域30のサイズは、第2の光学モジュール420のサイズと実質的に同一でありうる。すなわち、第3の表示領域30の形状は、第2の光学モジュール420の形状にしたがって決められうる。第2の光学モジュール420は、ユーザの顔を感知するための顔認識センサモジュール、ユーザの瞳を感知するための瞳孔認識センサモジュール、有機発光表示装置100の動きを判断する加速度センサモジュール及び地磁気センサモジュール、有機発光表示装置100に前側から近接したか否かを感知するための近接センサモジュール及び赤外線センサモジュール、ポケットあるいはかばんに放置された際に明るさの程度を測定するための照度センサモジュールなどを含みうる。
図4は、図3の第1の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図であり、図5は、図4の第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路及び第1の有機発光ダイオードを示す回路図である。
図3、図4及び図5を参照すると、表示パネル200は、第1のサブ画素回路(SPC1)、及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)を更に含みうる。また、表示パネル200は、第1の表示領域10を有し、第1の表示領域10は、複数の第1のサブ画素領域11を含むのでありうる。例えば、第1のサブ画素領域11は、第1の表示領域10内において、表示パネル200の第1の面(S1)と平行な第1の方向(D1)、及び、第1の方向(D1)と直交する第2の方向(D2)に配列されうる。すなわち、第1のサブ画素領域11は、第1の表示領域10内の全体にわたって配列されうる。
第1のサブ画素回路(SPC1)のそれぞれは、第1のサブ画素領域11と重ね合わされて配置されうるのであり、第1のサブ画素回路(SPC1)(例えば、図11の第1の半導体素子250及び第2の半導体素子255に対応)上に、第1の有機発光ダイオード(OLED1)(例えば、図11の第1のサブ画素構造物300に対応)が配置されうる。第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)を通じて、第1のサブ画素領域11に画像が表示されうる。任意選択的に、第1のサブ画素回路(SPC1)が、第1のサブ画素領域11の一部、及び前記第1のサブ画素領域11と異なる第1のサブ画素領域11の一部(例えば、第1のサブ画素領域11と隣接して位置する第1のサブ画素領域11の一部)と重ね合わされて配置されうる。また、第1の有機発光ダイオード(OLED1)は、同じサイズの矩形が順に配列されるRGBストライプ方式、相対的に広い面積を有する青色有機発光ダイオードを含むSストライプ方式、白色有機発光ダイオードを更に含むWRGB方式、RG−GBの繰返しパターンで並んでいるペンタイル方式などを用いて配列されこともありうる。
但し、本発明の第1の表示領域10及び第1のサブ画素領域11のそれぞれの形状が四角形の平面形状を有するものと説明したが、これに限定されるのではない。例えば、第1の表示領域10及び第1のサブ画素領域11のそれぞれの形状は、三角形の平面形状、菱形の平面形状、多角形の平面形状、円形の平面形状、レーストラック形の平面形状、又は楕円形の平面形状を有することもできる。
図5に示しているように、第1のサブ画素回路(SPC1)は、第1〜第7のトランジスタ(TR1、TR2、TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、初期化電圧(VINT)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含みうる。また、第1のサブ画素回路(SPC1)と第1の有機発光ダイオード(OLED1)が電気的に連結されうる。
第1の有機発光ダイオード(OLED1)(例えば、図11の第1のサブ画素構造物300に対応)は、駆動電流(ID)に基づいて、光を出力しうる。第1の有機発光ダイオード(OLED1)は、第1の端子及び第2の端子を含みうる。第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第2の端子は、低電源電圧(ELVSS)を供給されうる。例えば、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子は、アノード端子であり、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第2の端子は、カソード端子であり得る。任意選択的に、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子は、カソード端子であり、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第2の端子は、アノード端子であることもありうる。例示的な実施例において、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の前記アノード端子は、図11の第1の下部電極290に該当し、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の前記カソード端子は、図11の第1の上部電極340に該当するのでありうる。
第1のトランジスタ(TR1)(例えば、図11の第1の半導体素子250に対応)は、ゲート端子、第1の端子、及び第2の端子を含みうる。例示的な実施例において、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子は、ソース端子であり、第1のトランジスタ(TR1)の第2の端子は、ドレイン端子であり得る。任意選択的に、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子は、ドレイン端子であり、第1のトランジスタ(TR1)の第2の端子は、ソース端子でありうる。
第1のトランジスタ(TR1)は、駆動電流(ID)を生成する。例示的な実施例において、第1のトランジスタ(TR1)は、飽和領域で動作しうる。このような場合、第1のトランジスタ(TR1)は、ゲート端子とソース端子との間の電圧差に基づいて、駆動電流(ID)を生成することができる。また、第1の有機発光ダイオード(OLED1)に供給される駆動電流(ID)の大きさに基づいて、階調が表現されうる。任意選択的に、第1のトランジスタ(TR1)は、線形領域で動作することもできる。このような場合、1フレーム内で有機発光ダイオードに駆動電流が供給される時間の和に基づいて、階調が表現されうる。
第2のトランジスタ(TR2)は、ゲート端子、第1の端子、及び第2の端子を含む。第2のトランジスタ(TR2)のゲート端子は、ゲート信号(GW)の供給を受ける。第2のトランジスタ(TR2)の第1の端子は、データ信号(DATA)を供給される。第2のトランジスタ(TR2)の第2の端子は、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子に連結されうる。例示的な実施例において、第2のトランジスタ(TR2)の第1の端子は、ソース端子であり、第2のトランジスタ(TR2)の第2の端子は、ドレイン端子であり得る。任意選択的に、第2のトランジスタ(TR2)の第1の端子は、ドレイン端子であり、第2のトランジスタ(TR2)の第2の端子は、ソース端子でありうる。
第2のトランジスタ(TR2)は、ゲート信号(GW)のアクティブ区間の間、データ信号(DATA)を第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子に供給することができる。この場合、第2のトランジスタ(TR2)は、線形領域で動作することができる。
第3のトランジスタ(TR3)は、ゲート端子、第1の端子、及び第2の端子を含む。第3のトランジスタ(TR3)のゲート端子は、ゲート信号(GW)を供給されうる。第3のトランジスタ(TR3)の第1の端子は、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に連結されうる。第3のトランジスタ(TR3)の第2の端子は、第1のトランジスタ(TR1)の第2の端子に連結されうる。例示的な実施例において、第3のトランジスタ(TR3)の第1の端子は、ソース端子であり、第3のトランジスタ(TR3)の第2の端子は、ドレイン端子であり得る。任意選択的に、第3のトランジスタ(TR3)の第1の端子は、ドレイン端子であり、第3のトランジスタ(TR3)の第2の端子は、ソース端子でありうる。
第3のトランジスタ(TR3)は、ゲート信号(GW)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子と、第1のトランジスタ(TR1)の第2の端子を連結しうる。この場合、第3のトランジスタ(TR3)は、線形領域で動作することができる。すなわち、第3のトランジスタ(TR3)は、ゲート信号(GW)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)をダイオード連結させうる。第1のトランジスタ(TR1)がダイオード連結されるので、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子と第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子との間に、第1のトランジスタ(TR1)のしきい電圧分の電圧差が生じうる。その結果、ゲート信号(GW)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子に供給されたデータ信号(DATA)の電圧に、前記電圧差(すなわち、しきい電圧)の分だけ加えられた電圧が、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に供給されうる。すなわち、データ信号(DATA)は、第1のトランジスタ(TR1)のしきい電圧分だけ補償することができ、補償されたデータ信号(DATA)が、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に供給されうる。前記しきい電圧補償を行うことにより、第1のトランジスタ(TR1)のしきい電圧のバラつきで発生する駆動電流バラつきの問題を解決することができる。
初期化電圧(VINT)が提供される初期化電圧配線の入力端は、第4のトランジスタ(TR4)の第1の端子、及び第7のトランジスタ(TR7)の第1の端子と連結され、前記初期化電圧配線の出力端は、第4のトランジスタ(TR4)の第2の端子、及びストレージキャパシタ(CST)の第1の端子と連結されうる。
第4のトランジスタ(TR4)は、ゲート端子、第1の端子、及び第2の端子を含む。第4のトランジスタ(TR4)のゲート端子は、ゲート初期化信号(GI)を供給されうる。第4のトランジスタ(TR4)の第1の端子は、初期化電圧(VINT)を供給されうる。第4のトランジスタ(TR4)の第2の端子は、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に連結されうる。例示的な実施例において、第4のトランジスタ(TR4)の第1の端子は、ソース端子であり、第4のトランジスタ(TR4)の第2の端子は、ドレイン端子であり得る。選択的に、第4のトランジスタ(TR4)の第1の端子は、ドレイン端子であり、第4のトランジスタ(TR4)の第2の端子は、ソース端子でありうる。
第4のトランジスタ(TR4)は、ゲート初期化信号(GI)のアクティブ区間の間、初期化電圧(VINT)を、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に供給しうる。このような場合、第4のトランジスタ(TR4)は、線形領域で動作しうる。すなわち、第4のトランジスタ(TR4)は、ゲート初期化信号(GI)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子を、初期化電圧(VINT)に初期化することができる。例示的な実施例において、初期化電圧(VINT)の電圧レベルは、前フレームでストレージキャパシタ(CST)により保持されたデータ信号(DATA)の電圧レベルよりも十分低い電圧レベルを有することができ、前記初期化電圧(VINT)がPMOSトランジスタである第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に供給されうる。他の例示的な実施例において、初期化電圧の電圧レベルは、前フレームでストレージキャパシタにより保持されたデータ信号の電圧レベルよりも十分高い電圧レベルを有することができ、前記初期化電圧がNMOSトランジスタである第1のトランジスタのゲート端子に供給されうる。
例示的な実施例において、ゲート初期化信号(GI)は、1水平時間前のゲート信号(GW)と実質的に同一の信号でありうる。例えば、有機発光表示装置100が含む複数のサブ画素回路のうち、第n(但し、nは2以上の整数)行のサブ画素回路に供給されるゲート初期化信号(GI)は、前記サブ画素回路のうち、(n−1)行のサブ画素回路に供給されるゲート信号(GW)と実質的に同一の信号でありうる。すなわち、第1のサブ画素回路(SPC1)のうち、(n−1)行の第1のサブ画素回路に活性化したゲート信号(GW)を供給することで、第1のサブ画素回路(SPC1)のうち、n行の第1のサブ画素回路に活性化したゲート初期化信号(GI)を供給することができる。その結果、サブ画素回路のうち、(n−1)行のサブ画素回路にデータ信号(DATA)を供給すると共に、第1のサブ画素回路(SPC1)のうち、n行のサブ画素回路が含む第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子を、初期化電圧(VINT)に初期化することができる。
第5のトランジスタ(TR5)は、ゲート端子、第1の端子、及び第2の端子を含む。ゲート端子には、発光制御信号(EM)が供給されうる。第1の端子は、高電源電圧(ELVDD)配線に連結されうる。第2の端子は、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子に連結されうる。例示的な実施例において、第5のトランジスタ(TR5)の第1の端子は、ソース端子であり、第5のトランジスタ(TR5)の第2の端子は、ドレイン端子であり得る。任意選択的に、第5のトランジスタ(TR5)の第1の端子は、ドレイン端子であり、第5のトランジスタ(TR5)の第2の端子は、ソース端子でありうる。
第5のトランジスタ(TR5)は、発光制御信号(EM)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子に高電源電圧(ELVDD)を供給しうる。これに対して、第5のトランジスタ(TR5)は、発光制御信号(EM)の非アクティブ区間の間、高電源電圧(ELVDD)の供給を遮断することができる。このような場合、第5のトランジスタ(TR5)は、線形領域で動作しうる。第5のトランジスタ(TR5)が発光制御信号(EM)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子に高電源電圧(ELVDD)を供給することで、第1のトランジスタ(TR1)は、駆動電流(ID)を生成することができる。また、第5のトランジスタ(TR5)が発光制御信号(EM)の非アクティブ区間の間、高電源電圧(ELVDD)の供給を遮断することで、第1のトランジスタ(TR1)の第1の端子に供給されたデータ信号(DATA)が、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に供給されうる。
第6のトランジスタ(TR6)(例えば、図11の第2の半導体素子255に対応)は、ゲート端子、第1の端子、及び第2の端子を含みうる。ゲート端子は、発光制御信号(EM)を供給されうる。第1の端子は、第1のトランジスタ(TR1)の第2の端子に連結されうる。第2の端子は、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子に連結されうる。例示的な実施例において、第6のトランジスタ(TR6)の第1の端子は、ソース端子であり、第6のトランジスタ(TR6)の第2の端子は、ドレイン端子であり得る。任意選択的に、第6のトランジスタ(TR6)の第1の端子は、ドレイン端子であり、第6のトランジスタ(TR6)の第2の端子は、ソース端子でありうる。
第6のトランジスタ(TR6)は、発光制御信号(EM)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)が生成した駆動電流(ID)を、第1の有機発光ダイオード(OLED1)に供給しうる。このような場合、第6のトランジスタ(TR6)は、線形領域で動作することができる。すなわち、第6のトランジスタ(TR6)が発光制御信号(EM)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)が生成した駆動電流(ID)を、第1の有機発光ダイオード(OLED1)に供給することで、第1の有機発光ダイオード(OLED1)は、光を出力することができる。また、第6のトランジスタ(TR6)が、発光制御信号(EM)の非アクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)と第1の有機発光ダイオード(OLED1)を電気的に互いに分離させることで、第1のトランジスタ(TR1)の第2の端子に供給されたデータ信号(DATA)(正確に言うと、しきい電圧補償が行われたデータ信号)が、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に供給されうる。
第7のトランジスタ(TR7)は、ゲート端子、第1の端子、及び第2の端子を含みうる。ゲート端子は、ダイオード初期化信号(GB)の供給を受けうる。第1の端子は、初期化電圧(VINT)の供給を受けうる。第2の端子は、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子に連結されうる。例示的な実施例において、第7のトランジスタ(TR7)の第1の端子は、ソース端子であり、第7のトランジスタ(TR7)の第2の端子は、ドレイン端子であり得る。任意選択的に、第7のトランジスタ(TR7)の第1の端子は、ドレイン端子であり、第7のトランジスタ(TR7)の第2の端子は、ソース端子でありうる。
第7のトランジスタ(TR7)は、ダイオード初期化信号(GB)のアクティブ区間の間、初期化電圧(VINT)を、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子に供給しうる。このような場合、第7のトランジスタ(TR7)は、線形領域で動作することができる。すなわち、第7のトランジスタ(TR7)は、ダイオード初期化信号(GB)のアクティブ区間の間、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子を、初期化電圧(VINT)に初期化することができる。
任意選択的に、ゲート初期化信号(GI)とダイオード初期化信号(GB)は、実質的に同一の信号であり得る。第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子を初期化する動作と、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子を初期化する動作とは、互いに影響しないのでありうる。すなわち、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子を初期化する動作と、第1の有機発光ダイオード(OLED1)の第1の端子を初期化する動作とは、互いに独立でありうる。これにより、ダイオード初期化信号(GB)を別途に生成しないことで、工程の経済性を向上することができる。
ストレージキャパシタ(CST)は、第1の端子及び第2の端子を含みうる。ストレージキャパシタ(CST)は、高電源電圧(ELVDD)配線と第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子の間に連結されうる。例えば、ストレージキャパシタ(CST)の第1の端子は、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子に連結され、ストレージキャパシタ(CST)の第2の端子は、高電源電圧(ELVDD)配線に連結されるのでありうる。ストレージキャパシタ(CST)は、スキャン信号(GW)の非アクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)のゲート端子の電圧レベルを保持することができる。スキャン信号(GW)の非アクティブ区間は、発光制御信号(EM)のアクティブ区間を含むことができ、発光制御信号(EM)のアクティブ区間の間、第1のトランジスタ(TR1)が生成した駆動電流(ID)は、第1の有機発光ダイオード(OLED1)に供給されうる。そこで、ストレージキャパシタ(CST)が保持する電圧レベルに基づいて、第1のトランジスタ(TR1)が生成した駆動電流(ID)が、第1の有機発光ダイオード(OLED1)に供給されうる。
但し、本発明の第1のサブ画素回路(SPC1)が7つのトランジスタ、及び1つのストレージキャパシタを含むことと説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1のサブ画素回路(SPC1)は、少なくとも1つのトランジスタ、及び少なくとも1つのストレージキャパシタを含む構成を有することもできる。
図6は、図3の第2の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図であり、図7は、図3の第2の表示領域の一例を示す部分拡大平面図であり、図8は、図6の第2の表示領域に配置される第2のサブ画素回路及び第2の有機発光ダイオードを示す回路図である。図8に示している第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)は、図5において説明した第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)と実質的に同一または類似の構成を有することができる。図8において、図5において説明した構成要素と実質的に同一または類似の構成要素については、重複する説明を省略する。
図3、図6、及び図8を参照すると、表示パネル200は、第2のサブ画素回路(SPC2)、及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)とを更に含みうる。また、表示パネル200は、第2の表示領域20を有し、第2の表示領域20は、複数の第2のサブ画素領域12、及び複数の第1の透過領域21を含みうる。例えば、第2のサブ画素領域12は、第2の表示領域20内において、第1の方向(D1)に配列され、第1の透過領域21は、第2のサブ画素領域12が配列された行と異なる行において、第1の方向(D1)に配列されるのでありうる。すなわち、第2のサブ画素領域12及び第1の透過領域21は、第2の表示領域20内の全体にわたって配列されうる。例示的な実施例において、図4の第1の表示領域10に配置された第1のサブ画素領域11と比較すると、第2の表示領域20には、第1の透過領域21のために、単位面積当たりに相対的に少ない数のサブ画素領域を含むことができる。言い換えると、第2の表示領域20の第2の解像度は、第1の表示領域10の第1の解像度よりも低いのでありうる。
第2のサブ画素回路(SPC2)のそれぞれは、第2のサブ画素領域12と重ね合わされて配置され、第2のサブ画素回路(SPC2)(例えば、図12の第3の半導体素子550及び第4の半導体素子555に対応)の上に、第2の有機発光ダイオード(OLED2)(例えば、図12の第2のサブ画素構造物600に対応)が配置されうる。第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)を通じて、第2のサブ画素領域12に画像が表示されうる。
任意選択的に、第2のサブ画素回路(SPC2)が、第2のサブ画素領域12の一部、及び前記第2のサブ画素領域12と異なる第2のサブ画素領域12の一部(例えば、第2のサブ画素領域12と隣接して位置する第2のサブ画素領域12の一部)と重ね合わせて配置されうる。また、第2の有機発光ダイオード(OLED2)は、同じサイズの矩形が順に配列されるRGBストライプ方式、相対的に広い面積を有する青色有機発光ダイオードを含むSストライプ方式、白色有機発光ダイオードを更に含むWRGB方式、RG−GB繰返しパターンで並んでいるペンタイル方式などを用いて配列されうる。
また、第1の透過領域21を通して、表示パネル200の第2の面(S2)上に配置された第1の光学モジュール410が、表示パネル200の第1の面(S1)の上に位置する物のイメージを撮影することができる。言い換えると、第1の透過領域21は、実質的に透明であり得る。
他の例示的な実施例において、図7に示しているように、第2の表示領域20は、相対的に広い面積を有する第1の透過領域31を含むこともできる。言い換えると、第2の表示領域20には、相対的に広い面積を有する第1の透過領域31のために、単位面積当たりに相対的に少ない数のサブ画素領域を含むことができる。このような場合、相対的に第2の表示領域20の解像度が低くなっても、相対的に広い面積を有する第1の透過領域31のために、第1の光学モジュール410が、表示パネル200の第1の面(S1)上に位置する物のイメージを相対的に容易に認識することができる。
但し、本発明の第2の表示領域20、第2のサブ画素領域12、及び第1の透過領域21のそれぞれの形状が四角形の平面形状を有するものと説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第2の表示領域20、第2のサブ画素領域12、及び第1の透過領域21のそれぞれの形状は、三角形の平面形状、菱形の平面形状、多角形の平面形状、円形平面形状、トラック形の平面形状、又は楕円形の平面形状を有することもできる。
図8に示しているように、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1〜第7のトランジスタ(TR1、TR2、TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、初期化電圧(VINT)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含みうる。また、第2のサブ画素回路(SPC2)と第2の有機発光ダイオード(OLED2)が電気的に連結されうる。ここで、第2のサブ画素回路(SPC2)の第1のトランジスタ(TR1)は、図12の第3の半導体素子550に該当し、第2のサブ画素回路(SPC2)の第6のトランジスタ(TR6)は、図12の第4の半導体素子555に該当するのでありうる。また、第2の有機発光ダイオード(OLED2)は、図12の第2のサブ画素構造物600に対応し、第2の有機発光ダイオード(OLED2)のアノード端子は、図12の第2の下部電極590に対応し、第2の有機発光ダイオード(OLED2)のカソード端子は、図12の第2の上部電極640に対応するのでありうる。
例示的な実施例において、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1の透過領域21に配置されないのでありうる。言い換えると、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1の透過領域21を露出させうる。
また、第1の表示領域10における、第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)の構成と、第2の表示領域20における、第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)の構成とは、実質的に同一でありうる。言い換えると、第1のサブ画素領域11における、第1のサブ画素回路(SPC1)に含まれたトランジスタの数は、第2のサブ画素領域12における、第2のサブ画素回路(SPC2)に含まれたトランジスタの数と同一でありうる。
図9は、図3の第3の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図であり、図10は、図9の第3の表示領域に配置される第3のサブ画素回路及び第3の有機発光ダイオードを示す回路図である。図10に示している第3のサブ画素回路(SPC3)及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)は、図5において説明した第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)と実質的に同一または類似のの構成を有することができる。図10において、図5で説明した構成要素と実質的に同一または類似の構成要素については、重複する説明を省略する。
図3、図9、及び図10を参照するならば、表示パネル200は、第3のサブ画素回路(SPC3)、及び第3の有機発光ダイオード(OLED2)を更に含みうる。また、表示パネル200は、第3の表示領域30を有し、第3の表示領域30は、複数の第3のサブ画素領域13、及び複数の第2の透過領域22を含むのでありうる。例えば、第3のサブ画素領域13は、第3の表示領域30内において、第1の方向(D1)に配列され、第2の透過領域22は、第3のサブ画素領域13が配列された行と異なる行で第1の方向(D1)に配列されるのでありうる。すなわち、第3のサブ画素領域13及び第2の透過領域22は、第3の表示領域30内の全体にわたって配列されうる。例示的な実施例において、図4の第1の表示領域10に配置された第1のサブ画素領域11と比較すると、第3の表示領域30には、第2の透過領域22のために、単位面積当たり相対的に少ない数のサブ画素領域を含むことができる。言い換えると、第3の表示領域30の第2の解像度は、第1の表示領域10の第1の解像度よりも低いのでありうる。
第3のサブ画素回路(SPC3)のそれぞれは、第3のサブ画素領域13と重ね合わされて配置され、第3のサブ画素回路(SPC3)(例えば、図13の第5の半導体素子850及び第6の半導体素子855に対応)上に、第3の有機発光ダイオード(OLED3)(例えば、図13の第3のサブ画素構造物900に対応)が配置されるのでありうる。第3のサブ画素回路(SPC3)及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)を介して、第3のサブ画素領域13に画像が表示されうる。
任意選択的に、第3のサブ画素回路(SPC3)が、第3のサブ画素領域13の一部、及び前記第3のサブ画素領域13と異なる第3のサブ画素領域13の一部(例えば、第3のサブ画素領域13と隣接して位置する第3のサブ画素領域13の一部)と重ね合わされて配置されることもありうる。また、第3の有機発光ダイオード(OLED3)は、同じサイズの矩形が順に配列されるRGBストライプ方式、相対的に広い面積を有する青色有機発光ダイオードを含むSストライプ方式、白色有機発光ダイオードを更に含むWRGB方式、RG−GB繰返しパターンで並んでいるペンタイル方式などを用いて配列されうる。
また、第2の透過領域22を介して、表示パネル200の第2の面(S2)上の第3の表示領域30に配置された第2の光学モジュール420が、表示パネル200の第1の面(S1)の上の周辺状況を感知するか又は物のイメージを撮影しうる。言い換えると、第1の透過領域21は、実質的に透明でありうる。
但し、本発明の第3の表示領域30、第3のサブ画素領域13、及び第2の透過領域22のそれぞれの形状が四角形の平面形状を有するものと説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第3の表示領域30、第3のサブ画素領域13、及び第2の透過領域22のそれぞれの形状は、三角形の平面形状、菱形の平面形状、多角形の平面形状、円形平面形状、レーストラック形の平面形状、又は楕円形の平面形状を有することもできる。
図10に示しているように、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第1〜第7のトランジスタ(TR1、TR2、TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、初期化電圧(VINT)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含みうる。また、第3のサブ画素回路(SPC3)と第3の有機発光ダイオード(OLED3)が電気的に連結されうる。ここで、第3のサブ画素回路(SPC3)の第1のトランジスタ(TR1)は、図13の第5の半導体素子850に該当し、第3のサブ画素回路(SPC3)の第6のトランジスタ(TR6)は、図13の第6の半導体素子855に該当しうる。また、第3の有機発光ダイオード(OLED3)は、図13の第3のサブ画素構造物900に対応し、第3の有機発光ダイオード(OLED3)のアノード端子は、図13の第3の下部電極890に対応し、第3の有機発光ダイオード(OLED3)のカソード端子は、図13の第3の上部電極940に対応するのでありうる。
例示的な複数の実施例において、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第2の透過領域22に配置されないのでありうる。言い換えると、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第2の透過領域22を露出させうる。
また、第1の表示領域10における、第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)の構成と、第3の表示領域30における、第3のサブ画素回路(SPC3)及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)の構成とは、実質的に同一でありうる。言い換えると、第1のサブ画素領域11における、第1のサブ画素回路(SPC1)に含まれたトランジスタの数は、第3のサブ画素領域13における、第3のサブ画素回路(SPC3)に含まれたトランジスタの数と同一でありうる。
図11は、図4の有機発光表示装置のI−I’線に沿う断面図であり、図12は、図6の有機発光表示装置のII−II'線に沿う断面図であり、図13は、図9の有機発光表示装置のIII-III'線に沿う断面図である。
図11、図12、及び13を参照するならば、有機発光表示装置100は、表示パネル200、第1の光学モジュール410、及び第2の光学モジュール420などを含みうる。ここで、表示パネル200は、基板110、第1の半導体素子250、第2の半導体素子255、第3の半導体素子550、第4の半導体素子555、第5の半導体素子850、第6の半導体素子855、絶縁層構造物260、平坦化層270、画素区画膜310、第1のサブ画素構造物300、第2のサブ画素構造物600、第3のサブ画素構造物900、キャップ層345、封止基板450などを含みうる。
また、第1の半導体素子250は、第1のアクティブ層130、第1のゲート電極170、第1のソース電極210、及び第1のドレイン電極230を含み、第2の半導体素子255は、第2のアクティブ層135、第2のゲート電極175、第2のソース電極215、及び第2のドレイン電極235を含むのでありうる。第3の半導体素子550、第3のアクティブ層430、第3のゲート電極470、第3のソース電極510、及び第3のドレイン電極530を含み、第4の半導体素子555は、第4のアクティブ層435、第4のゲート電極475、第4のソース電極515、及び第4のドレイン電極535を含む。第5の半導体素子850は、第5のアクティブ層730、第5のゲート電極770、第5のソース電極810、及び第5のドレイン電極830を含み、第6の半導体素子855は、第6のアクティブ層735、第6のゲート電極775、第6のソース電極815、及び第6のドレイン電極835を含むのでありうる。絶縁層構造物260は、ゲート絶縁層150、及び層間絶縁層190を含みうる。
更に、第1のサブ画素構造物300は、第1の下部電極290、第1の発光層330、及び第1の上部電極340を含み、第2のサブ画素構造物600は、第2の下部電極590、第2の発光層630、及び第2の上部電極640を含み、第3のサブ画素構造物900は、第3の下部電極890、第3の発光層930、及び第3の上部電極940を含むのでありうる。表示パネル200が、第1のサブ画素領域11を含む第1の表示領域10と、第2のサブ画素領域12及び第1の透過領域21を含む第2の表示領域20と、第3のサブ画素領域13及び第2の透過領域22を含む第3の表示領域30とを有するのに伴い、基板110も、第1のサブ画素領域11を含む第1の表示領域10と、第2のサブ画素領域12及び第1の透過領域21を含む第2の表示領域20と、第3のサブ画素領域13及び第2の透過領域22を含む第3の表示領域30とに区分することができる。
透明又は不透明な材料からなる基板110が提供される。基板110は、石英基板、合成石英基板、弗化カルシウム基板、フッ素がドープされた石英基板、ソーダライムガラス基板、無アルカリガラス基板などを含むのでありうる。
任意選択的に、基板110は、軟性を有する透明樹脂基板からなりうる。基板110として用いられる透明樹脂基板の例としては、ポリイミド基板が挙げられる。このような場合、前記ポリイミド基板は、第1のポリイミド層、バリアーフィルム層、第2のポリイミド層などで構成されうる。例えば、前記ポリイミド基板は、硬質のガラス基板上に、第1のポリイミド層、バリアーフィルム層、及び第2のポリイミド層が順に積層された構成を有しうる。有機発光表示装置100の製造方法において、前記ポリイミド基板の第2のポリイミド層の上に、絶縁層(例えば、バッファ層115)を配置した後、前記絶縁層上に、上部構造物(例えば、第1〜第6の半導体素子250、255、550、555、850、855、第1〜第3のサブ画素構造物300、600、900など)が配置されうる。このような上部構造物の形成後、前記硬質のガラス基板を除去することができる。すなわち、前記ポリイミド基板は、薄くてフレキシブルであるため、前記ポリイミド基板上に前記上部構造物を直接形成し難い。このようなことを考えて、前記硬質のガラス基板を用いて上部構造物を形成した後、前記ガラス基板を除去することで、前記ポリイミド基板を基板110として利用することができる。
基板110上に、バッファ層(図示せず)が配置されうる。前記バッファ層は、基板110上の全体にわたって配置されうる。前記バッファ層は、基板110から金属原子や不純物が前記上部構造物へ拡散することを防止することができる。また、前記バッファ層は、基板110の表面にムラがある場合、基板110の表面の平坦度を向上させる役割を果たしうる。基板110のタイプによって、基板110上に2つ以上のバッファ層が提供されるか、バッファ層が配置されないのでありうる。例えば、前記バッファ層は、有機物質又は無機物質を含みうる。
第1のアクティブ層130、第2のアクティブ層135、第3のアクティブ層430、第4のアクティブ層435、第5のアクティブ層730、及び第6のアクティブ層735が、基板110上に配置されうる。例えば、第1のアクティブ層130及び第2のアクティブ層135は、基板110上の第1の表示領域10において、互いに離隔して配置され、第3のアクティブ層430及び第4のアクティブ層435は、基板110上の第1の透過領域21を除く第2の表示領域20において、互いに離隔して配置されうる。第5の半導体素子850及び第6の半導体素子855は、基板110上の第2の透過領域22を除く第3の表示領域30において、互いに離隔して配置されうる。第1〜第6のアクティブパターン130、135、430、435、730、735のそれぞれは、酸化物半導体、無機物半導体(例えば、アモルファスシリコン、ポリシリコン)、又は有機物半導体などを含むのでありうる。
第1〜第6のアクティブパターン130、135、430、435、730、735、及び基板110上には、ゲート絶縁層150が配置されうる。例示的な実施例において、ゲート絶縁層150は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に配置されないのでありうる。言い換えると、ゲート絶縁層150は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に位置する基板110の上面を露出させる開口を有するのでありうる。例えば、ゲート絶縁層150は、基板110上において、第1〜第6のアクティブパターン130、135、430、435、730、735を十分覆うことができ、第1〜第6のアクティブパターン130、135、430、435、730、735の周囲に段差を生成せず、実質的に平坦な上面を有することができる。選択的に、ゲート絶縁層150は、基板110上において、第1〜第6のアクティブパターン130、135、430、435、730、735を覆い、均一な厚さで、第1〜第6のアクティブパターン130、135、430、435、730、735の輪郭(プロファイル)にしたがって配置されうる。ゲート絶縁層150は、シリコン化合物、金属酸化物などを含みうる。例えば、ゲート絶縁層150は、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)、シリコン酸窒化物(SiOxNy)、シリコン酸炭化物(SiOxCy)、シリコン炭窒化物(SiCxNy)、アルミニウム酸化物(AlOx)、アルミニウム窒化物(AlNx)、タンタル酸化物(TaOx)、ハフニウム酸化物(HfOx)、ジルコニウム酸化物(ZrOx)、チタン酸化物(TiOx)などを含みうる。
第1のゲート電極170、第2のゲート電極175、第3のゲート電極470、第4のゲート電極475、第5のゲート電極770、及び第6のゲート電極775は、ゲート絶縁層150上において、互いに離隔して配置されうる。例えば、第1のゲート電極170は、ゲート絶縁層150のうち、下部に第1のアクティブ層130が位置する部分上に配置され、第2のゲート電極175は、ゲート絶縁層150のうち、第2のアクティブ層135が位置する部分上に配置され、第3のゲート電極470は、ゲート絶縁層150のうち、下部に第3のアクティブ層430が位置する部分上に配置され、第4のゲート電極475は、ゲート絶縁層150のうち、第4のアクティブ層435が位置する部分上に配置され、第5のゲート電極770は、ゲート絶縁層150のうち、下部に第5のアクティブ層730が位置する部分上に配置され、第6のゲート電極775は、ゲート絶縁層150のうち、第6のアクティブ層735が位置する部分上に配置されるのでありうる。
第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775のそれぞれは、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明導電性物質などを含みうる。例えば、第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775のそれぞれは、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、パラジウム(Pd)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、リチウム(Li)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、スカンジウム(Sc)、ネオジム(Nd)、イリジウム(Ir)、アルミニウムを含む合金、アルミニウム窒化物(AlNx)、銀を含む合金、タングステン窒化物(WNx)、銅を含む合金、モリブデンを含む合金、チタン窒化物(TiNx)、タンタル窒化物(TaNx)、ストロンチウムルテニウム酸化物(SrRuxOy)、亜鉛酸化物(ZnOx)、インジウムスズ酸化物(ITO)、スズ酸化物(SnOx)、インジウム酸化物(InOx)、ガリウム酸化物(GaOx)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)などを含みうる。これらは、単独で又は互いに組み合わせて使用可能である。任意選択的に、第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775のそれぞれは、複数の層を含む積層構造を含みうる。
第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775、及びゲート絶縁層150上には、層間絶縁層190が配置されうる。例示的な複数の実施例において、層間絶縁層190は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に配置されないのでありうる。言い換えると、層間絶縁層190は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に位置する基板110の上面を露出させる開口を有することができる。層間絶縁層190の前記開口は、ゲート絶縁層150の前記開口と重ね合わさりうる。
例えば、層間絶縁層190は、ゲート絶縁層150上において、第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775を十分覆うことができ、第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775の周囲に段差を生成せず、実質的に平坦な上面を有することができる。任意選択的に、層間絶縁層190は、ゲート絶縁層150上において、第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775を覆い、均一な厚さで、第1〜第6のゲート電極170、175、470、475、770、775の輪郭(プロファイル)にしたがって配置されるのでありうる。層間絶縁層190は、シリコン化合物、金属酸化物などを含みうる。これに伴い、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190を含む絶縁層構造物260が構成されうる。
層間絶縁層190上には、第1のソース電極210、第1のドレイン電極230、第2のソース電極215、第2のドレイン電極235、第3のソース電極510、第3のドレイン電極530、第4のソース電極515、第4のドレイン電極535、第5のソース電極810、第5のドレイン電極830、第6のソース電極815、及び第6のドレイン電極835が配置されうる。第1のソース電極210は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第1の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第1のアクティブ層130のソース領域に接続され、第1のドレイン電極230は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第2の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第1のアクティブ層130のドレイン領域に接続されうる。また、第2のソース電極215は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第3の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第2のアクティブ層135のソース領域に接続され、第2のドレイン電極235は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第4の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第2のアクティブ層135のドレイン領域に接続されるのでありうる。
第3のソース電極510は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第5の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第3のアクティブ層430のソース領域に接続され、第3のドレイン電極530は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第6の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第3のアクティブ層430のドレイン領域に接続されるのでありうる。また、第4のソース電極515は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第7部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第4のアクティブ層435のソース領域に接続され、第4のドレイン電極535は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第8の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第4のアクティブ層435のドレイン領域に接続されるのでありうる。
第5のソース電極810は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第9の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第5のアクティブ層730のソース領域に接続され、第5のドレイン電極830は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第10の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第5のアクティブ層730のドレイン領域に接続されるのでありうる。また、第6のソース電極815は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第11の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第6のアクティブ層735のソース領域に接続され、第6のドレイン電極835は、ゲート絶縁層150及び層間絶縁層190の第12の部分を除去して形成されたコンタクトホールを介して、第6のアクティブ層735のドレイン領域に接続されるのでありうる。
第1〜第4のソース電極210、215、510、515、810、815、及び第1〜第4のドレイン電極230、235、530、535、830、835はそれぞれ、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明導電性物質などを含みうる。これらは、単独で又は互いに組み合わせて使用可能である。任意選択的に、第1〜第4のソース電極210、215、510、515、810、815、及び第1〜第4のドレイン電極230、235、530、535、830、835のそれぞれは、複数の層を含む積層構造を有しうる。
これに伴い、第1のアクティブ層130、第1のゲート電極170、第1のソース電極210、及び第1のドレイン電極230を含む第1の半導体素子250が構成され、第2のアクティブ層135、第2のゲート電極175、第2のソース電極215、及び第2のドレイン電極235を含む第2の半導体素子255が構成されうる。但し、図11には、第1の半導体素子250(図5の第1のトランジスタ(TR1)に該当)、及び第2の半導体素子255(図5の第6のトランジスタ(TR6)に該当)だけが示されているが、図4の第1のサブ画素領域11の他の断面図において、図5の第2〜第5、及び第7のトランジスタ(TR2、TR3、TR4、TR5、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)が示されることもありうる。
また、第3のアクティブ層430、第3のゲート電極470、第3のソース電極510、及び第3のドレイン電極530を含む第3の半導体素子550が構成され、第4のアクティブ層435、第4のゲート電極475、第4のソース電極515、及び第4のドレイン電極535を含む第4の半導体素子555が構成されるのでありうる。但し、図12には、第3の半導体素子550(図8の第1のトランジスタ(TR1)に該当)、及び第4の半導体素子555(図8の第6のトランジスタ(TR6)に該当)だけが示されているが、図6の第2のサブ画素領域12の他の断面図において、図8の第2〜第5、及び第7のトランジスタ(TR2、TR3、TR4、TR5、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)が示されることもありうる。
更に、第5のアクティブ層730、第5のゲート電極770、第5のソース電極810、及び第5のドレイン電極830を含む第5の半導体素子850が構成され、第6のアクティブ層735、第6のゲート電極775、第6のソース電極815、及び第6のドレイン電極835を含む第6の半導体素子855が構成されうる。但し、図13には、第5の半導体素子850(図10の第1のトランジスタ(TR1)に該当)、及び第6の半導体素子855(図10の第6のトランジスタ(TR6)に該当)だけが示されているが、図9の第3のサブ画素領域13の他の断面図において、図10の第2〜第5、及び第7のトランジスタ(TR2、TR3、TR4、TR5、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)が示されることもありうる。
例示的な実施例において、第1〜第6の半導体素子250、255、550、555、850、855のそれぞれが、上部ゲート構造を有するものと説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1〜第6の半導体素子250、255、550、555、850、855のそれぞれは、下部ゲート構造及び/又はダブルゲート構造を有することもできる。
層間絶縁層190、及び第1〜第6の半導体素子250、255、550、555、850、855上に、平坦化層270が配置され、平坦化層270には、第2のドレイン電極235の一部、第4のドレイン電極535の一部、及び第6のドレイン電極835の一部のそれぞれを露出させるコンタクトホールが形成されうる。例示的な実施例において、平坦化層270は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に位置する基板110の上面を露出させる開口を有し、平坦化層270の前記開口は、ゲート絶縁層150の前記開口、及び層間絶縁層190の前記開口と重なるのでありうる。
平坦化層270は、第1〜第6の半導体素子250、255、550、555、850、855を十に覆うように、相対的に厚い厚さで配置され、このような場合、平坦化層270は、実質的に平坦な上面を有することができ、このような平坦化層270の平坦な上面を具現するために、平坦化層270に対して、平坦化工程が追加される。平坦化層270は、有機物質又は無機物質などを含みうる。例示的な実施例において、平坦化層270は、有機物質を含みうる。例えば、平坦化層270は、フォトレジスト、ポリアクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、シロキサン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂などを含みうる。
第1の下部電極290、第2の下部電極590、及び第3の下部電極890が、平坦化層270上に配置されうる。例えば、第1の下部電極290は、平坦化層270上の第1のサブ画素領域11に配置され、平坦化層270の前記コンタクトホールを介して、第2のドレイン電極235と直接接触し、第1の下部電極290は、第2の半導体素子255と電気的に連結されうる。また、第2の下部電極590は、平坦化層270上の第2のサブ画素領域12に配置され、平坦化層270の前記コンタクトホールを介して、第4のドレイン電極535と直接接触し、第2の下部電極590は、第4の半導体素子555と電気的に連結されうる。更に、第3の下部電極890は、平坦化層270上の第3のサブ画素領域13に配置され、平坦化層270の前記コンタクトホールを介して、第6のドレイン電極835と直接接触し、第3の下部電極890は、第6の半導体素子855と電気的に連結されうる。
第1、第2、及び第3の下部電極290、590、890のそれぞれは、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明導電性物質などを含みうる。これらは、単独で又は互いに組み合わせて使用可能である。任意選択的に、第1、第2、及び第3の下部電極290、590、890のそれぞれは、複数の層を含む積層構造を有することもできる。
画素区画膜310は、第1、第2及び第3の下部電極290、590、890のそれぞれの一部、及び平坦化層270上に配置されうる。画素区画膜310は、第1、第2、及び第3の下部電極290、590、890のそれぞれの両側部を覆い、第1、第2、及び第3の下部電極290、590、890のそれぞれの上面の一部を露出させる開口を有しうる。
例示的な実施例において、画素区画膜310は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に位置する基板110の上面を露出させる開口を有し、画素区画膜310の前記開口は、平坦化層270の前記開口、層間絶縁層190の前記開口、及びゲート絶縁層150の前記開口と重ね合わせるのでありうる。ここで、第1の透過領域21に位置する前記開口(例えば、第1の開口)を第1の透過窓385と定義し、第2の透過領域22に位置する前記開口(例えば、第2の開口)を第2の透過窓395と定義しうる。第1の透過領域21及び第2の透過領域22において、絶縁層構造物260が配置されないことに伴い、第1の透過窓385及び第2の透過窓395のそれぞれの透過率が相対的に増加しうる。画素区画膜310は、有機物質又は無機物質からなりうる。例示的な実施例において、画素区画膜310は、有機物質を含みうる。
第1の発光層330は、画素区画膜310により露出した第1の下部電極290上に配置され、第2の発光層630は、画素区画膜310によって露出した第2の下部電極590上に配置され、第3の発光層930は、画素区画膜310によって露出した第3の下部電極890上に配置されるのでありうる。第1、第2、及び第3の発光層330、630、930のそれぞれは、サブ画素により異なる色光(すなわち、赤色光、緑色光、青色光など)を放出させる発光物質の少なくとも1つを用いて形成されうる。これとは異なり、第1、第2、及び第3の発光層330、630、930のそれぞれは、赤色光、緑色光、青色光などの他の色光を発生させる複数の発光物質を積層して、全体として白色光を放出することができる。このような場合、発光層330上にカラーフィルタが配置(例えば、封止基板450の上面に、第1、第2、及び第3の発光層330、630、930のそれぞれと重なるように配置)されることもありうる。前記カラーフィルタは、赤色カラーフィルタ、緑色カラーフィルタ、青色カラーフィルタのうち、少なくとも1つを含みうる。任意選択的に、前記カラーフィルタは、黄色カラーフィルタ、シアンカラーフィルタ、及びマゼンタカラーフィルタを含むこともできる。前記カラーフィルタは、感光性樹脂又はカラーフォトレジストを含むことができる。
第1の上部電極340、第2の上部電極640、及び第3の上部電極940は、画素区画膜310、及び第1、第2及び第3の発光層330、630、930上に配置されうる。例示的な実施例において、第2及び第3の上部電極640、940は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に位置する基板110の上面を露出させうる。但し、図11、12、及び13において、第1、第2、及び第3の上部電極340、640、940が互いに分離していることと示しているが、第1、第2、及び第3の上部電極340、640、940は、互いに電気的に連結され、実質的に1つの層から形成されうる。例えば、第1、第2、及び第3の上部電極340、640、940は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22を除く第1の表示領域10、第2の表示領域20、及び第3の表示領域30において、一体に形成されうる。任意選択的に、第1、第2、及び第3の上部電極340、640、940は、第1の表示領域10、第2の表示領域20、及び第3の表示領域30に全体として形成されることもありうる。
第1、第2、及び第3の上部電極340、640、940のそれぞれは、金属、合金、金属窒化物、導電性金属酸化物、透明導電性物質などを含みうる。これらは、単独で又は互いに組み合わせて使用可能である。任意選択的に、第1、第2、及び第3の上部電極340、640、940のそれぞれは、複数の層を含む積層構造を有することもできる。これにより、第1の下部電極290、第1の発光層330、及び第1の上部電極340を含む第1のサブ画素構造物300と、第2の下部電極590、第2の発光層630、及び第2の上部電極640を含む第2のサブ画素構造物600と、第3の下部電極890、第3の発光層930、及び第3の上部電極940を含む第3のサブ画素構造物900とが構成されうる。
第1、第2、及び第3の上部電極340、640、940上に、キャップ層345が配置されうる。例示的な実施例において、キャップ層345は、基板110上に全体として配置されうる。また、キャップ層345は、第1の表示領域10において、第1の厚さ(T1)で配置され、第2の表示領域20及び第3の表示領域30において、第1の厚さ(T1)よりも小さい第2の厚さ(T2)で配置されうる。例えば、キャップ層345は、第1の透過領域21及び第2の透過領域22において、相対的に薄い厚さ(例えば、第2の厚さ(T2))で配置され、第1の透過窓385及び第2の透過窓395の透過率を相対的に少なく減少させるのでありうる。任意選択的に、キャップ層345が、第1の透過領域21及び第2の透過領域22に配置されないのでありうる。
キャップ層345は、第1、第2、及び第3のサブ画素構造物300、600、900を保護することができ、有機物質又は無機物質を含む。例えば、キャップ層345は、トリアミン誘導体、アリーレンジアミン(arylenediamine)誘導体、CBP(4、4’-ビス(N-カルバゾリル)-1,1’-ビフェニル)、Alq3(トリス(8-ヒドロキシキノリン)アルミニウム)などを含みうる。
キャップ層345上に、封止基板450が配置されうる。封止基板450は、実質的に基板110と同一の材料を含みうる。例えば、封止基板450は、石英基板、合成石英基板、弗化カルシウム基板、フッ素がドープされた石英基板、ソーダライムガラス基板、無アルカリガラス基板などを含みうる。他の例示的な実施例において、封止基板450は、透明無機物質、又はフレキシブルなプラスチックを含むこともできる。例えば、封止基板450は、軟性を有する透明樹脂基板を含みうる。このような場合、有機発光表示装置100の可撓性を向上させるために、少なくとも1つの無機層及び少なくとも1つの有機層が交互に積層される構造を有し、キャップ層345が配置されないのでありうる。前記積層構造は、第1の無機層、有機層、及び第2の無機層から構成されうる。例えば、上部電極340の輪郭(プロファイル)にしたがって、可撓性を有する第1の無機層が配置され、前記第1の無機層上に可撓性を有する有機層が配置され、前記有機層上に可撓性を有する第2の無機層が配置されるのでありうる。すなわち、前記積層構造は、前記上部電極340と直接接触する薄膜封止構造物に該当しうる。これにより、基板110、第1の半導体素子250、第2の半導体素子255、第3の半導体素子550、第4の半導体素子555、第5の半導体素子850、第6の半導体素子855、絶縁層構造物260、平坦化層270、画素区画膜310、第1のサブ画素構造物300、第2のサブ画素構造物600、第3のサブ画素構造物900、キャップ層345、封止基板450を含む表示パネル200が構成されうる。
第1の光学モジュール410が、基板110の下面(例えば、表示パネル200の第2の面(S2))上の第2の表示領域20と重ね合わされて配置されうる。第1の光学モジュール410は、第1の透過領域21を介して、表示パネル200の第1の面(S1)上に位置する物のイメージを撮影することができる。例示的な実施例において、第1の光学モジュール410は、カメラモジュールを含みうる。
第2の光学モジュール420が、基板110の下面上の第3の表示領域30と重ね合わされて配置されうる。第1の光学モジュール410は、第2の透過領域22を通して、表示パネル200の第1の面(S1)上の周辺状況を感知するか、又は物のイメージを感知することができる。例示的な実施例において、第2の光学モジュール420は、顔認識センサモジュール、瞳孔認識センサモジュール、加速度センサモジュール、地磁気センサモジュール、近接センサモジュール、赤外線センサモジュール、照度センサモジュールなどを含みうる。これにともない、表示パネル200、第1の光学モジュール410及び第2の光学モジュール420を含む有機発光表示装置100が構成されうる。
本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置100は、第1の解像度を有する第1の表示領域10、及び前記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2及び第3の表示領域20、30を含むことで、第1の光学モジュール410及び第2の光学モジュール420が配置される部分においても、画像が表示されうる。また、有機発光表示装置100が、第1の透過窓385及び第2の透過窓395を含むことで、第1の光学モジュール410及び第2の光学モジュール420が、第1の透過窓385及び第2の透過窓395を通して、表示パネル200の第1の面(S1)に位置する周辺状況を感知するか、又は物のイメージを撮影することができる。
図14は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す平面図であり、図15は、図14の第2の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図であり、図16は、図15の第2の表示領域に配置される第2のサブ画素回路及び第2の有機発光ダイオードを示す回路図であり、図17は、図14の第3の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図であり、図18は、図15の第3の表示領域に配置される第3のサブ画素回路及び第3の有機発光ダイオードを示す回路図である。図14乃至図18に示している有機発光表示装置1000は、図1乃至図13において説明した有機発光表示装置100と実質的に同一または類似の構成を有しうる。図14乃至図18において、図1乃至図13で説明した構成要素と実質的に同一または類似の構成要素については、重複する説明を省略する。
図1、図2及び図14を参照すると、有機発光表示装置1000は、表示パネル200、第1の光学モジュール410、第2の光学モジュール420などを含みうる。表示パネル200は、画像を表示する第1の面(S1)、及び第1の面(S1)とは反対側にある第2の面(S2)を有しうる。第1の光学モジュール410及び第2の光学モジュール420は、表示パネル200の第2の面(S2)上の一方の側に配置され、第1の光学モジュール410と第2の光学モジュール420は、互いに隣接して配置されうる。
第1の表示領域10は、複数の第1のサブ画素領域(例えば、図4の第1のサブ画素領域11に対応)を含み、第2の表示領域20は、複数の第2のサブ画素領域及び複数の第1の透過領域(例えば、図15の第2のサブ画素領域12及び第1の透過領域21に対応)を含み、第3の表示領域30は、複数の第3のサブ画素領域及び第2の透過領域(例えば、図17の第3のサブ画素領域13及び第2の透過領域22に対応)を含むのでありうる。例示的な実施例において、表示パネル200は、第1の表示領域10と第2及び第3の表示領域20、30において、互いに異なる解像度にて前記画像を表示することができる。例えば、第1の表示領域10において、第1の解像度で画像が表示され、第2及び第3の表示領域20、30において、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で画像が表示されるのでありうる。言い換えると、第1の表示領域10は、前記第1の解像度を有し、第2及び第3の表示領域20、30のそれぞれは、前記第2の解像度を有するのでありうる。
図4及び図5を参照すると、表示パネル200は、第1のサブ画素回路(SPC1)、及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)を更に含みうる。また、表示パネル200は、第1の表示領域10を有し、第1の表示領域10は、複数の第1のサブ画素領域11を含むのでありうる。
第1のサブ画素回路(SPC1)のそれぞれは、第1のサブ画素領域11と重ね合わせて配置され、第1のサブ画素回路(SPC1)上に、第1の有機発光ダイオード(OLED1)が配置されうる。第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)を介して、第1のサブ画素領域11に画像が表示されうる。
図5に示しているように、第1のサブ画素回路(SPC1)は、第1〜第7のトランジスタ(TR1、TR2、TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、初期化電圧(VINT)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含みうる。また、第1のサブ画素回路(SPC1)と第1の有機発光ダイオード(OLED1)とが電気的に連結されうる。
図15及び図16を参照すると、表示パネル200は、第2のサブ画素回路(SPC2)、及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)を更に含みうる。また、表示パネル200は、第2の表示領域20を有し、第2の表示領域20は、複数の第2のサブ画素領域12、及び複数の第1の透過領域21を含むのでありうる。例示的な実施例において、図4の第1の表示領域10に配置された第1のサブ画素領域11と比較すると、第2の表示領域20には、第1の透過領域21のために、単位面積当たりで相対的に少ない数のサブ画素領域を含むのでありうる。言い換えると、第2の表示領域20の第2の解像度は、第1の表示領域10の第1の解像度よりも低いのでありうる。
第2のサブ画素回路(SPC2)のそれぞれは、第2のサブ画素領域12と重ね合わされて配置され、第2のサブ画素回路(SPC2)上に、第2の有機発光ダイオード(OLED2)が配置されるのでありうる。第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)を介して、第2のサブ画素領域12に画像が表示されるのでありうる。また、第1の透過領域21を介して、表示パネル200の第2の面(S2)上に配置された第1の光学モジュール410が、表示パネル200の第1の面(S1)上に位置する物のイメージを撮影することができる。言い換えると、第1の透過領域21は、実質的に透明であり得る。
図16に示しているように、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1及び第2のトランジスタ(TR1、TR2)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線などを含みうる。また、第2のサブ画素回路(SPC2)と第2の有機発光ダイオード(OLED2)とが電気的に連結されうる。
例示的な実施例において、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1の透過領域21に配置されないのでありうる。言い換えると、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1の透過領域21を露出させうる。
また、第1の表示領域10における、第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)の構成と、第2の表示領域20における、第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)の構成とは、異なる。言い換えると、第1のサブ画素領域11における、第1のサブ画素回路(SPC1)に含まれたトランジスタの数は、第2のサブ画素領域12における、第2のサブ画素回路(SPC2)に含まれたトランジスタの数よりも多い。
更に、図6の第1の透過領域21と比較すると、図16の第2のサブ画素回路(SPC2)は、第3、第4、第5、第6、及び第7のトランジスタ(TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)、初期化電圧(VINT)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含まないため、図15の第1の透過領域21が相対的に広く形成されうる。このような場合、相対的に広い面積を有する第1の透過領域21のために、第1の光学モジュール410が表示パネル200の第1の面(S1)上に位置する物のイメージを相対的に容易に撮影することができる。
図17及び図18を参照すると、表示パネル200は、第3のサブ画素回路(SPC3)、及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)を更に含みうる。また、表示パネル200は、第3の表示領域30を有し、第3の表示領域30は、複数の第3のサブ画素領域13、及び複数の第2の透過領域22を含むのでありうる。例示的な実施例において、図4の第1の表示領域10に配置された第1のサブ画素領域11と比較すると、第3の表示領域30には、第2の透過領域22のために、単位面積当たり相対的に少ない数のサブ画素領域を含みうる。言い換えると、第3の表示領域30の第2の解像度は、第1の表示領域10の第1の解像度よりも低いのでありうる。
第3のサブ画素回路(SPC3)のそれぞれは、第3のサブ画素領域13と重ね合わせて配置され、第3のサブ画素回路(SPC3)上に、第3の有機発光ダイオード(OLED3)が配置されうる。第3のサブ画素回路(SPC3)及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)を介して、第3のサブ画素領域13に画像が表示されうる。また、第2の透過領域22を介して、表示パネル200の第2の面(S2)上に配置された第2の光学モジュール420が、表示パネル200の第1の面(S1)上の周辺状況を感知するか、又は物のイメージを撮影することができる。言い換えると、第1の透過領域21は、実質的に透明であり得る。
図18に示しているように、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第1及び第2のトランジスタ(TR1、TR2)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線などを含みうる。また、第3のサブ画素回路(SPC3)と第3の有機発光ダイオード(OLED3)とが電気的に連結されうる。
例示的な実施例において、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第2の透過領域22に配置されないのでありうる。言い換えると、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第2の透過領域22を露出させうる。
また、第1の表示領域10における、第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)の構成と、第3の表示領域30における、第3のサブ画素回路(SPC3)及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)の構成とは、異なりうる。言い換えると、第1のサブ画素領域11における、第1のサブ画素回路(SPC1)に含まれたトランジスタの数は、第3のサブ画素領域13における、第3のサブ画素回路(SPC3)に含まれたトランジスタの数よりも多いのでありうる。一方、第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)の構成と、第3のサブ画素回路(SPC3)及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)の構成とは、同一でありうるのであり、第2のサブ画素領域12における、第2のサブ画素回路(SPC2)に含まれたトランジスタの数は、第3のサブ画素領域13における、第3のサブ画素回路(SPC3)に含まれたトランジスタの数と同一でありうる。
更に、図9の第2の透過領域22と比較すると、図17の第3のサブ画素回路(SPC3)は、第3、第4、第5、第6及び第7のトランジスタ(TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)、初期化電圧(VINT)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含まないため、図17の第2の透過領域22が相対的に広く形成されうる。このような場合、相対的に広い面積を有する第2の透過領域22のために、第2の光学モジュール420が、表示パネル200の第1の面(S1)上の周辺状況を容易に感知し、又は物のイメージを容易に撮影することができる。
図19は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す平面図であり、図20は、図19の第3の表示領域の一部を拡大して示す部分拡大平面図であり、図21は、図20の第3の表示領域に配置される第3のサブ画素回路及び第3の有機発光ダイオードを示す回路図である。図19乃至図21に示している有機発光表示装置1100は、図14乃至図18において説明した有機発光表示装置1000と実質的に同一または類似の構成を有しうる。図19乃至図21において、図14乃至図18で説明した構成要素と実質的に同一または類似の構成要素については、重複する説明を省略する。
図4、図5、図15、図16、図19、図20及び図21に示しているように、有機発光表示装置1100は、表示パネル200、第1の光学モジュール410、第2の光学モジュール420などを含みうる。ここで、表示パネル200は、第1のサブ画素回路(SPC1)、第1の有機発光ダイオード(OLED1)、第2のサブ画素回路(SPC2)、第2の有機発光ダイオード(OLED2)、第3のサブ画素回路(SPC3)、第3の有機発光ダイオード(OLED3)などを含みうる。
例示的な実施例において、表示パネル200は、第1の表示領域10、第2の表示領域20、及び第3の表示領域30にて、互いに異なる解像度で画像を表示する。例えば、第1の表示領域10にて第1の解像度で画像が表示され、第2の表示領域20にて、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で画像が表示され、第3の表示領域30にいて、前記第1の解像度と前記第2の解像度との間の第3の解像度で画像が表示されうる。言い換えると、第1の表示領域10は、前記第1の解像度を有し、第2の表示領域20は、前記第2の解像度を有し、第3の表示領域30は、前記第3の解像度を有するのでありうる。
図4及び図5に示しているように、第1のサブ画素回路(SPC1)は、第1の表示領域10の第1のサブ画素領域11と重ね合わされて配置され、第1のサブ画素回路(SPC1)は、第1〜第7のトランジスタ(TR1、TR2、TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、初期化電圧(VINT)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含みうる。
図15及び図16に示しているように、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第2の表示領域20の第2のサブ画素領域12と重ね合わされて配置され、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1及び第2のトランジスタ(TR1、TR2)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線などを含むのでありうる。
例示的な実施例において、図4の第1の表示領域10に配置された第1のサブ画素領域11と比較すると、第2の表示領域20には、第1の透過領域21のために、単位面積当たりに相対的に少ない数のサブ画素領域を含まれうる。言い換えると、第2の表示領域20の第2の解像度は、第1の表示領域10の第1の解像度よりも低いのでありうる。
例示的な実施例において、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1の透過領域21に配置されないのでありうる。言い換えると、第2のサブ画素回路(SPC2)は、第1の透過領域21を露出させうる。
また、第1の表示領域10において、第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)の構成と、第2の表示領域20において、第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)の構成とは、異なりうる。言い換えると、第1のサブ画素領域11における、第1のサブ画素回路(SPC1)に含まれたトランジスタの数は、第2のサブ画素領域12における、第2のサブ画素回路(SPC2)に含まれたトランジスタの数よりも多いのでありうる。
更に、図6の第1の透過領域21と比較すると、図16の第2のサブ画素回路(SPC2)は、第3、第4、第5、第6及び第7のトランジスタ(TR3、TR4、TR5、TR6、TR7)、初期化電圧(VINT)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線、ダイオード初期化信号(GB)配線などを含まないため、図15の第1の透過領域21が相対的に広く形成されうる。このような場合、相対的に広い面積を有する第1の透過領域21のために、第1の光学モジュール410が、表示パネル200の第1の面(S1)上に位置する物のイメージを相対的に容易に撮影しうる。
図20及び図21に示しているように、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第3の表示領域30の第3のサブ画素領域13と重ね合わせて配置され、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第1〜第6のトランジスタ(TR1、TR2、TR3、TR4、TR5、TR6)及びストレージキャパシタ(CST)、高電源電圧(ELVDD)配線、低電源電圧(ELVSS)配線、初期化電圧(VINT)配線、データ信号(DATA)配線、ゲート信号(GW)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線などを含みうる。選択的に、第3のサブ画素回路(SPC3)に含まれたトランジスタの数が、第2のサブ画素回路(SPC2)に含まれたトランジスタの数よりも大きく、第1のサブ画素回路(SPC1)に含まれたトランジスタの数よりも小さいのでありうる。
例示的な実施例において、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第2の透過領域22に配置されないのでありうる。言い換えると、第3のサブ画素回路(SPC3)は、第2の透過領域22を露出させうる。
また、第1の表示領域10における、第1のサブ画素回路(SPC1)及び第1の有機発光ダイオード(OLED1)の構成と、第2の表示領域20における、第2のサブ画素回路(SPC2)及び第2の有機発光ダイオード(OLED2)の構成と、第3の表示領域30における、第3のサブ画素回路(SPC3)及び第3の有機発光ダイオード(OLED3)の構成とは、異なりうる。言い換えると、第3のサブ画素領域13に含まれたトランジスタの数は、第1のサブ画素領域11における、第1のサブ画素回路(SPC1)に含まれたトランジスタの数より少なく、第2のサブ画素領域12における、第2のサブ画素回路(SPC2)に含まれたトランジスタの数よりも多いのでありうる。
更に、図15の第1の透過領域21と比較すると、図20の第3のサブ画素回路(SPC3)は、第3、第4、第5の及び第6のトランジスタ(TR3、TR4、TR5、TR6)、初期化電圧(VINT)配線、ゲート初期化信号(GI)配線、発光制御信号(EM)配線などを含むため、図20の第2の透過領域22が相対的に小さく形成されうる。
言い換えると、図15の第2の表示領域20に配置された第2のサブ画素領域12と比較すると、第3の表示領域30には、相対的に小さい面積を有する第2の透過領域22のために、単位面積当たり相対的に多い数のサブ画素領域を含みうる。すなわち、第3の表示領域30の第3の解像度は、第1の表示領域10の第1の解像度よりも低く、第2の表示領域20の第2の解像度よりも高いのでありうる。
図22は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す斜視図であり、図23は、図22の有機発光表示装置に埋め込まれた光学モジュールを示す斜視図であり、図24は、図23の有機発光表示装置に形成された穴を説明するための斜視図である。図22乃至図24に示している有機発光表示装置1200は、図1乃至図13において説明した有機発光表示装置100と実質的に同一または類似の構成を有する。図22乃至図24において、図1乃至図13で説明した構成要素と実質的に同一または類似の構成要素については、重複する説明を省略する。
図3、図22、図23、及び図24にを参照すると、有機発光表示装置1200は、表示パネル200、第1の光学モジュール410、第2の光学モジュール420などを含むのでありうる。表示パネル200は、画像を表示する第1の面(S1)、及び第1の面(S1)とは反対側の第2の面(S2)を有しうる。表示パネル200は、第1の表示領域10、第2の表示領域20、及び第3の表示領域30を含みうる。また、表示パネル200(又は、基板110)の第2の面(S2)のうち、第2の表示領域20と重なる部分に、第1の穴910が形成され、表示パネル200の第2の面(S2)のうち、第3の表示領域30と重なる部分に、第2の穴920が形成されうる。これにより、第1の光学モジュール410は、第1の穴910に埋め込まれ、第2の光学モジュール420は、第2の穴920に埋め込まれる。このような場合、表示パネル200と、第1の光学モジュール410及び第2の光学モジュール420が一体型に製造可能である。
図25は、本発明の例示的な実施例による有機発光表示装置を示す平面図であり、図26は、図25の非表示領域を拡大して示す拡大平面図であり、図27は、図26のII−II'線に沿う断面図である。図25乃至図27に示している有機発光表示装置1300は、図1乃至図13において説明した有機発光表示装置100と実質的に同一または類似の構成を有する。図25乃至図27において、図1乃至図13で説明した構成要素と実質的に同一または類似の構成要素については、重複する説明を省略する。
図25、図26、及び図27に示しているように、有機発光表示装置1300は、表示パネル200、第1の光学モジュール410、第2の光学モジュール420などを含みうる。表示パネル200は、第1の表示領域10、第2の表示領域30、及び非表示領域40を含みうる。
第1の表示領域10は、複数の第1のサブ画素領域(例えば、図4の第1のサブ画素領域11に対応)を含み、第2の表示領域30は、複数の第2のサブ画素領域及び複数の第1の透過領域(例えば、図11の第3のサブ画素領域13及び第2の透過領域22に対応)を含み、非表示領域40は、第2の透過領域(例えば、図26の第2の透過領域41に対応)を含むのでありうる。例示的な実施例において、表示パネル200は、第1の表示領域10と第2の表示領域30とにおいて、互いに異なる解像度で画像を表示することができる。例えば、第1の表示領域10において、第1の解像度で画像が表示され、第2の表示領域30において、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で画像が表示されうる。言い換えると、第1の表示領域10は、前記第1の解像度を有し、第2の表示領域30は、前記第2の解像度を有しうる。また、非表示領域40は、画像が表示されないのでありうる。言い換えると、非表示領域40には、第2の透過窓385だけが形成されうる。
第1の光学モジュール410は、表示パネル200の第2の面(S2)上の非表示領域40と重ね合わせて配置されうる。第1の光学モジュール410は、表示パネル200の第1の面(S1)上に位置する物のイメージを撮影するカメラモジュールを含みうる。
このような場合、相対的に広い面積を有する第2の透過領域41のために、第1の光学モジュール410が、表示パネル200の第1の面(S1)上に位置する物のイメージを相対的に容易に撮影することができる。
上述したところでは、本発明の例示的な実施例を参照して説明したが、該当技術分野における通常の知識を有する者であれば、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更できることを理解するだろう。
本発明は、有機発光表示装置を具備する様々なディスプレイ機器に適用可能である。例えば、本発明は、車両用、船舶用、及び航空機用ディスプレイ装置、携帯用通信装置、展示用又は情報伝達用ディスプレイ装置、医療用ディスプレイ装置などといった数多くのディスプレイ機器に適用可能である。
10:第1の表示領域
11:第1のサブ画素領域
12:第2のサブ画素領域
13:第3のサブ画素領域
20:第2の表示領域
21:第1の透過領域
22:第2の透過領域
30:第3の表示領域
40:非表示領域
100、1100、1200、1300:有機発光表示装置
110:基板
130:第1のアクティブ層
135:第2のアクティブ層
150:ゲート絶縁層
170:第1のゲート電極
175:第2のゲート電極
190:層間絶縁層
200:表示パネル
210:第1のソース電極
215:第2のソース電極
230:第1のドレイン電極
235:第2のドレイン電極
250:第1の半導体素子
255:第2の半導体素子
260:絶縁層構造物
270:平坦化層
290:第1の下部電極
300:第1のサブ画素構造物
310:画素区画膜
330:第1の発光層
340:第1の上部電極
345:キャップ層
385:第1の透過窓
395:第2の透過窓
410:第1の光学モジュール
420:第2の光学モジュール
430:第3のアクティブ層
435:第4のアクティブ層
450:封止基板
470:第3のゲート電極
475:第4のゲート電極
510:第3のソース電極
515:第4のソース電極
530:第3のドレイン電極
535:第4のドレイン電極
550:第3の半導体素子
630:第2の発光層
640:第2の上部電極
730:第5のアクティブ層
735:第6のアクティブ層
770:第5のゲート電極
775:第6のゲート電極
810:第5のソース電極
815:第6のソース電極
830:第5のドレイン電極
835:第6のドレイン電極
850:第5の半導体素子
855:第6の半導体素子
890:第3の下部電極
900:第3のサブ画素構造物
910:第1の穴
920:第2の穴
930:第3の発光層
940:第3の上部電極

Claims (38)

  1. 第1のサブ画素領域を含み、第1の解像度を有する第1の表示領域と、第2のサブ画素領域および第1の透過領域を含み、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の表示領域とを含み、第1の面でもって画像を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルにおける前記第1の面とは反対側にある第2の面上にて前記第2の表示領域と重ね合わされて配置される第1の光学モジュールとを含むことを特徴とする有機発光表示装置。
  2. 前記表示パネルは、更に、
    前記第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路と、
    前記第2の表示領域に配置され、前記第1のサブ画素回路と異なる第2のサブ画素回路とを含むことを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。
  3. 前記第1のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも多いことを特徴とする請求項2に記載の有機発光表示装置。
  4. 前記表示パネルは、更に、
    前記第1のサブ画素回路上の前記第1のサブ画素領域に配置され、前記第1のサブ画素回路と電気的に連結される第1のサブ画素構造物と、
    前記第2のサブ画素回路上の前記第2のサブ画素領域に配置され、前記第2のサブ画素回路と電気的に連結される第2のサブ画素構造物と、
    前記第2のサブ画素領域と隣接する前記第1の透過領域に配置される第1の透過窓とを含むことを特徴とする請求項2に記載の有機発光表示装置。
  5. 前記第1の光学モジュールは、カメラモジュールを含み、前記第1の光学モジュールは、前記第1の透過窓を通して、前記表示パネルの前記第1の面上に位置する物を認識することを特徴とする請求項4に記載の有機発光表示装置。
  6. 前記第2のサブ画素回路は、前記第1の透過領域に配置されないことを特徴とする請求項4に記載の有機発光表示装置。
  7. 前記表示パネルは、更に、
    前記第2の表示領域と隣接して位置し、第3のサブ画素領域及び第2の透過領域を含み、前記第1の解像度と前記第2の解像度との間の第3の解像度を有する第3の表示領域と、
    前記第3の表示領域に配置され、前記第1及び第2のサブ画素回路と異なる第3のサブ画素回路とを含むことを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。
  8. 前記第3のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第1のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも少なく、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも多いことを特徴とする請求項7に記載の有機発光表示装置。
  9. 更に、前記表示パネルの前記第2の面上の前記第3の表示領域と重ね合わせて配置される第2の光学モジュールを含むことを特徴とする請求項7に記載の有機発光表示装置。
  10. 前記表示パネルは、更に、
    前記第3のサブ画素回路上の前記第3のサブ画素領域に配置され、前記第3のサブ画素回路と電気的に連結される第3のサブ画素構造物と、
    前記第3のサブ画素領域と隣接する前記第2の透過領域に配置される第2の透過窓とを含むことを特徴とする請求項9に記載の有機発光表示装置。
  11. 前記第3のサブ画素回路は、前記第2の透過領域に配置されないことを特徴とする請求項10に記載の有機発光表示装置。
  12. 前記第2の光学モジュールは、顔認識センサモジュール、瞳孔認識センサモジュール、加速度センサモジュール、近接センサモジュール、赤外線センサモジュール、または照度センサモジュールを含むことを特徴とする請求項10に記載の有機発光表示装置。
  13. 前記第1の光学モジュールのサイズは、前記第2の表示領域のサイズと同一であり、前記第2の光学モジュールのサイズは、前記第3の表示領域のサイズと同一であることを特徴とする請求項9に記載の有機発光表示装置。
  14. 前記第1の表示領域の面積が、前記第2の表示領域の面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。
  15. 前記第2の表示領域は、前記表示パネルの前記第2の面上の一側に位置し、前記第1の表示領域は、前記第2の表示領域を取り囲むことを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。
  16. 前記表示パネルは、更に、
    前記第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路と、
    前記第2の表示領域に配置される第2のサブ画素回路とを含み、
    前記第1及び第2のサブ画素回路は、互いに同一の構成を有することを特徴とする請求項1に記載の有機発光表示装置。
  17. 第1のサブ画素領域を含み、第1の解像度で画像が表示される第1の表示領域と、第2のサブ画素領域及び第1の透過領域を含み、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で画像が表示される第2の表示領域とを有する基板と、
    前記基板上の第1の表示領域に配置される第1のサブ画素回路と、
    前記基板上の第2の表示領域に配置され、前記第1の透過領域を露出させる第2のサブ画素回路と、
    前記基板上の前記第1のサブ画素領域及び第2のサブ画素領域に配置されるサブ画素構造物と、
    前記基板上の前記第1の透過領域に形成された第1の透過窓とを含み、第1の面でもって画像を表示する表示パネル、及び、
    前記表示パネルにおける第1の面と反対側にある第2の面に、前記第2の表示領域と重ね合わされて配置される第1の光学モジュールを含むことを特徴とする有機発光表示装置。
  18. 前記基板は、前記第2の面のうち、前記第2の表示領域と重なる部分に形成された第1の穴を含み、前記第1の穴に前記第1の光学モジュールが埋め込まれることを特徴とする請求項17に記載の有機発光表示装置。
  19. 更に、前記基板上に配置される絶縁層構造物と、
    前記絶縁層構造物上に配置される平坦化層と、
    前記平坦化層上に配置される画素区画膜とを含むことを特徴とする請求項17に記載の有機発光表示装置。
  20. 前記第1の透過領域において、前記絶縁層構造物、前記平坦化層、及び前記画素区画膜は、基板を露出させる第1の開口を含み、
    前記第1の開口が、前記第1の透過窓であると定義されることを特徴とする請求項19に記載の有機発光表示装置。
  21. 更に、前記画素区画膜上に配置されるキャップ層を含み、
    前記キャップ層は、前記第1及び第2のサブ画素領域において、第1の厚さを有し、前記第1の透過領域において、前記第1の厚さよりも小さい第2の厚さを有することを特徴とする請求項19に記載の有機発光表示装置。
  22. 前記基板は、更に、
    前記第2の表示領域と隣接して位置し、第3のサブ画素領域及び第2の透過領域を含み、前記第2の解像度で画像が表示される第3の表示領域と、
    前記第3の表示領域に配置され、前記第2のサブ画素回路と同一の構成を有する第3のサブ画素回路とを含むことを特徴とする請求項19に記載の有機発光表示装置。
  23. 前記第3のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数と同一であることを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  24. 更に、前記表示パネルの前記第2の面に、前記第3の表示領域と重ね合わされて配置される第2の光学モジュールを含むことを特徴とする請求項22に記載の有機発光表示装置。
  25. 前記基板は、前記第2の面のうち、前記第3の表示領域と重なる部分に形成された第2の穴を含み、前記第2の穴に前記第2の光学モジュールが埋め込まれることを特徴とする請求項24に記載の有機発光表示装置。
  26. 前記基板は、更に、
    前記第3のサブ画素回路上の前記第3のサブ画素領域に配置され、前記第3のサブ画素回路と電気的に連結される第3のサブ画素構造物と、
    前記第3のサブ画素領域と隣接する前記第2の透過領域に配置される第2の透過窓とを含むことを特徴とする請求項24に記載の有機発光表示装置。
  27. 前記第3のサブ画素回路は、前記第2の透過領域に配置されないことを特徴とする請求項26に記載の有機発光表示装置。
  28. 前記第2の透過領域において、前記絶縁層構造物、前記平坦化層、及び前記画素区画膜は、基板を露出させる第2の開口を含み、
    前記第2の開口が、前記第2の透過窓と定義されることを特徴とする請求項26に記載の有機発光表示装置。
  29. 前記第1のサブ画素回路の構成は、前記第2及び第3のサブ画素回路のそれぞれの構成と同一であり、
    前記第1の透過窓のサイズは、前記第2の透過窓のサイズと同一であることを特徴とする請求項28に記載の有機発光表示装置。
  30. 前記第2のサブ画素回路の構成は、前記第3のサブ画素回路の構成と異なり、
    前記第1の透過窓のサイズと前記第2の透過窓のサイズとは、異なることを特徴とする請求項28に記載の有機発光表示装置。
  31. 前記第3のサブ画素回路を構成するトランジスタの数は、前記第2のサブ画素回路を構成するトランジスタの数よりも多いことを特徴とする請求項30に記載の有機発光表示装置。
  32. 前記第2の透過窓のサイズは、前記第1の透過窓のサイズよりも小さいことを特徴とする請求項31に記載の有機発光表示装置。
  33. 前記第1及び第2のサブ画素回路のそれぞれは、少なくとも1つの半導体素子と、少なくとも1つのキャパシタとを含むことを特徴とする請求項17に記載の有機発光表示装置。
  34. 前記サブ画素構造物のそれぞれは、
    前記第1及び第2のサブ画素回路上に配置される下部電極と、
    前記下部電極上に配置される発光層と、
    前記発光層上に配置される上部電極とを含むことを特徴とする請求項17に記載の有機発光表示装置。
  35. 前記上部電極が、前記第1の透過領域に配置されないことを特徴とする請求項34に記載の有機発光表示装置。
  36. 第1のサブ画素領域を含み、第1の解像度を有する第1の表示領域と、第2のサブ画素領域及び第1の透過領域を含み、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度を有する第2の表示領域と、第2の透過領域を含み、画像を表示しない非表示領域とを含み、第1の面で画像を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルの前記第1の面と反対される第2の面上の前記非表示領域と重ね合わせて配置される第1の光学モジュールと、
    前記表示パネルの前記第2の面上の前記第2のサブ画素領域と重ね合わせて配置される第2の光学モジュールとを含むことを特徴とする有機発光表示装置。
  37. 前記第1の光学モジュールは、カメラモジュールを含み、前記第1の光学モジュールは、前記第2の透過領域を通して、前記表示パネルの前記第1の面上に位置する物を認識することを特徴とする請求項36に記載の有機発光表示装置。
  38. 前記第2の光学モジュールは、顔認識センサモジュール、瞳孔認識センサモジュール、加速度センサモジュール、近接センサモジュール、赤外線センサモジュール、または照度センサモジュールを含むことを特徴とする請求項36に記載の有機発光表示装置。
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