JP2022183895A - 加熱装置、定着装置、乾燥装置、ラミネータ、画像形成装置 - Google Patents

加熱装置、定着装置、乾燥装置、ラミネータ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加熱装置周辺の帯電を抑制することを課題とする。【解決手段】面状のヒータ22と、定着ベルト20と、定着ベルト20を加圧する加圧ローラ21と、加圧ローラ21の外面に接触する除電ブラシ35と、定着フレーム40とを備えた定着装置9であって、加圧ローラ21の外面は導電性を有し、除電ブラシ35は、除電ブラシ35側から、第1抵抗36、そして、定着フレーム40を介して接地されることを特徴とする。【選択図】図11

Description

本発明は、加熱装置、定着装置、乾燥装置、ラミネータ、および、画像形成装置に関する。
加熱装置としての定着装置では、定着ベルト(回転部材)と加圧ローラ(加圧部材)との間に形成された定着ニップを用紙が通過することにより、用紙上のトナーが加熱および加圧される。
定着装置では、加圧ローラや画像形成装置内の部材が帯電する場合がある。そして、例えば加圧ローラがトナーと逆極性に帯電すると、トナーが加圧ローラと反発して定着ベルトに付着し、定着不良や静電オフセットの原因となる。また、画像形成装置内の部材がトナーと同極性に帯電してトナーが付着する。これにより、ジャム処理時などの作業者の汚れにつながってしまうおそれがある。
例えば特許文献1(特開2015-114508号公報)では、加圧ローラの芯金が、抵抗を介して接地されている。加圧ローラ表面の電荷が、加圧ローラ表層から弾性層および芯金を介して接地側へ流れることで除電される。
加熱装置周辺の帯電を抑制することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、面状の加熱体と、回転部材と、前記回転部材に対向する加圧部材と、前記加圧部材の外面に接触する除電部材と、前記加圧部材を保持する加熱フレームとを備えた加熱装置であって、前記加圧部材の外面は導電性を有し、前記除電部材は、前記除電部材側から、第1抵抗、そして、前記加熱フレームを介して接地されることを特徴とする。
加熱装置周辺の帯電を抑制できる。
画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の概略構成図である。 定着装置の斜視図である。 定着装置の分解斜視図である。 ヒータなどの斜視図である。 ヒータなどの分解斜視図である。 ヒータの平面図である。 ヒータの分解斜視図である。 ヒータ及びヒータホルダにコネクタを装着した状態を示す図である。 加圧ローラに接触する除電ブラシを示す図である。 加圧ローラ表層の接地構成を示す図である。 加圧ローラの離形層と芯金との絶縁の構成を示す図である。 加圧ローラ側に第1ダイオードを接続した実施形態の図である。 定着ベルト側に第2ダイオードを接続した実施形態の図である。 加圧ローラ側と定着ベルト側とを共通の第1抵抗を介して接地した実施形態の図である。 他の定着装置を示す概略構成図である。 別の定着装置を示す概略構成図である。 さらに別の定着装置を示す概略構成図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。以下、本発明の一実施形態に係る加熱装置として、画像形成装置に設けられた定着装置を説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
図1に示す画像形成装置100は、画像形成装置本体に対して着脱可能な4つの作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkを備える。各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。これらの色の現像剤は、カラー画像の色分解成分に対応する。各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkは、像担持体としてのドラム状の感光体2と、帯電装置3と、現像装置4と、クリーニング装置5とを備える 。帯電装置3は感光体2の表面を帯電する。現像装置4は、感光体2の表面に現像剤としてのトナーを供給してトナー画像を形成する。クリーニング装置5は感光体2の表面をクリーニングする。
また、画像形成装置100は、露光装置6と、給紙装置7と、転写装置8と、定着装置9と、排紙装置10とを備える。露光装置6は、各感光体2の表面を露光し、その表面に静電潜像を形成する。給紙装置7は、記録媒体としての用紙Pを用紙搬送路14に供給する。転写装置8は各感光体2に形成されたトナー画像を用紙Pに転写する。定着装置9は用紙Pに転写されたトナー画像を用紙P表面に定着させる。排紙装置10は用紙Pを装置外に排出する。各作像ユニット1、感光体2、帯電装置3、露光装置6、転写装置8などは、用紙に画像を形成するための画像形成手段を構成している。
転写装置8は、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト11と、一次転写部材としての4つの一次転写ローラ12と、二次転写部材としての二次転写ローラ13とを有する。中間転写ベルト11は複数のローラによって張架される。一次転写ローラ12は各感光体2上のトナー画像を中間転写ベルト11へ転写する。二次転写ローラ13は中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像を用紙Pへ転写する。複数の一次転写ローラ12は、それぞれ、中間転写ベルト11を介して感光体2に接触している。これにより、中間転写ベルト11と各感光体2とが互いに接触し、これらの間に一次転写ニップが形成される。一方、二次転写ローラ13は、中間転写ベルト11を介して中間転写ベルト11を張架するローラの1つに接触している。これにより、二次転写ローラ13と中間転写ベルト11との間には二次転写ニップが形成されている。
また、用紙搬送路14における給紙装置7から二次転写ニップ(二次転写ローラ13)に至るまでの途中には、一対のタイミングローラ15が設けられている。
次に、図1を参照して上記画像形成装置の印刷動作について説明する。
印刷動作開始の指示があると、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkにおいては、感光体2が図1の時計回りに回転駆動され、帯電装置3によって感光体2の表面が均一な高電位に帯電される。次いで、原稿読取装置によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは端末からプリント指示されたプリント情報に基づいて、露光装置6が各感光体2の表面を露光する。これにより、露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像装置4からトナーが供給され、各感光体2上にトナー画像が形成される。
各感光体2上に形成されたトナー画像は、各感光体2の回転に伴って回転し、一次転写ニップ(一次転写ローラ12の位置)に達する。そしてトナー画像は、図1の反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト11に順次重なり合うように転写される。そして、中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像は、中間転写ベルト11の回転に伴って二次転写ニップ(二次転写ローラ13の位置)へ搬送される。トナー画像は、二次転写ニップにおいて搬送されてきた用紙Pに転写される。この用紙Pは、給紙装置7から供給されたものである。給紙装置7から供給された用紙Pは、タイミングローラ15によって一旦停止された後、中間転写ベルト11上のトナー画像が二次転写ニップに至るタイミングに合わせて二次転写ニップへ搬送される。かくして、用紙P上にフルカラーのトナー画像が担持される。また、トナー画像が転写された後、各感光体2上に残留するトナーは各クリーニング装置5によって除去される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置9へと搬送され、定着装置9によって用紙Pにトナー画像が定着される。その後、用紙Pは排紙装置10によって装置外に排出されて、一連の印刷動作が完了する。
続いて、定着装置の構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る定着装置9は、回転部材あるいは定着部材としての定着ベルト20と、対向部材あるいは加圧部材としての加圧ローラ21と、加熱体としての面状のヒータ22と、保持部材としてのヒータホルダ23と、支持部材としてのステー24と、温度検知部材としてのサーミスタ34、電力遮断部材としてのサーモスタット等を備える。定着ベルト20は無端状のベルト部材からなる。加圧ローラ21は定着ベルト20の外周面に接触して、ニップ部としての定着ニップNを形成する。ヒータホルダ23はヒータ22を保持する。ステー24は、ヒータホルダ23の背面側からヒータホルダ23を長手方向にわたって支持する。サーミスタ34はヒータ22の背面側に当接し、ヒータ22の温度を検知する。図2の紙面に直交する方向(図3の両矢印X方向)は、定着装置9、あるいは、定着ベルト20、加圧ローラ21、ヒータ22、ヒータホルダ23、ステー24等の長手方向であり、以下、この方向を単に長手方向と呼ぶ。なお、この長手方向は搬送される用紙の幅方向、定着ベルト20のベルト幅方向、そして、加圧ローラ21の軸方向でもある。
定着ベルト20は、例えば外径が25mmで厚みが40~120μmのポリイミド(PI)製の筒状基体(基層)を有する。定着ベルト20の最表層には、耐久性を高めて離型性を確保するために、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による厚みが5~50μmの離型層が形成される。基体と離型層の間に厚さ50~500μmのゴム等からなる弾性層を設けてもよい。また、定着ベルト20の基体はポリイミドに限らず、PEEKなどの耐熱性樹脂やニッケル(Ni)、SUSなどの金属基体であってもよい。定着ベルト20の内周面に摺動層としてポリイミドやPTFEなどをコートしてもよい。
加圧ローラ21は、例えば外径が25mmであり、中実の鉄製芯金21aと、この芯金21aの表面に形成された弾性層21bと、弾性層21bの外側に形成された離型層21cとで構成されている。弾性層21bはシリコーンゴムで形成されており、厚みは例えば3.5mmである。弾性層21bの表面は離型性を高めるために、厚みが例えば40μm程度のフッ素樹脂層による離型層21cを形成するのが望ましい。
加圧ローラ21の離型層21cは、PFAにカーボン等の導電材フィラーを付与して形成された導電層である。離型層21cの外周面(外面あるいは表層)は加圧ローラ21の外面を構成する。
ヒータ22は、定着ベルト20の内周面に接触するように配置されている。本実施形態のヒータ22は、定着ベルト20を介して加圧ローラ21に接触し、加圧ローラ21との間に定着ニップNを形成するニップ形成部材の役割をする。また、定着ベルト20は、ヒータ22に加熱される被加熱部材である。
ヒータ22は、定着ベルト20に対して非接触、あるいは低摩擦シートなどを介して間接的に接触してもよい。ヒータ22を定着ベルト20に対して直接接触させる方が、定着ベルト20への熱伝達効率が良くなる。
ヒータ22は、基材50と、抵抗発熱体60を有する導体層51、絶縁層52で構成されている。
ヒータホルダ23およびステー24は、定着ベルト20の内周側に配置されている。ステー24は、金属製のチャンネル材で構成され、その両端部分が定着装置9の両側壁部に支持されている。ステー24によってヒータホルダ23のヒータ22側とは反対側の面が支持されることで、ヒータ22およびヒータホルダ23は加圧ローラ21の加圧力に対して大きく撓むことなく保たれる。これにより、定着ベルト20と加圧ローラ21との間に定着ニップNを安定して形成できる。
ヒータホルダ23は、ヒータ22の熱によって高温になりやすいため、耐熱性の材料で形成されることが望ましい。例えば、ヒータホルダ23をLCPやPEEKなどの低熱伝導性の耐熱性樹脂で形成した場合は、ヒータ22からヒータホルダ23への伝熱が抑制される。これにより、ヒータ22が効率的に定着ベルト20を加熱できる。
加圧ローラ21と定着ベルト20は、付勢部材としてのバネによって互いに圧接されている。これにより、定着ベルト20と加圧ローラ21との間に定着ニップNが形成される。また、加圧ローラ21は、画像形成装置100(図1参照)に設けられた駆動手段から駆動力が伝達されて回転駆動する、駆動ローラとして機能する。一方、定着ベルト20は、加圧ローラ21の回転に伴って従動回転するように構成されている。定着ベルト20の回転時、定着ベルト20はヒータ22に対して摺動する。定着ベルト20の摺動性を高めるために、ヒータ22と定着ベルト20との間にオイルやグリースなどの潤滑剤を介在させてもよい。
印刷動作が開始されると、加圧ローラ21が回転駆動され、定着ベルト20が従動回転を開始する。また、ヒータ22に電力が供給されることで、定着ベルト20が加熱される。そして、定着ベルト20の温度が所定の目標温度(定着温度)に到達した状態で、図2に示すように、未定着トナー画像が担持された用紙Pが矢印A方向(用紙搬送方向)へ搬送されて定着ベルト20と加圧ローラ21との間の定着ニップNに進入する。これにより、用紙P上の未定着トナー画像が定着ニップNによって加熱および加圧され、用紙Pに定着される。
図3は、定着装置の斜視図、図4は、その分解斜視図である。
図3および図4に示すように、定着装置9の定着フレーム(加熱フレーム)40は、一対の側板としての側壁部28と、前壁部27とからなる第1装置フレーム25と、後壁部29からなる第2装置フレーム26と、を備えている。一対の側壁部28は、定着ベルト20の幅方向の一端部側と他端部側とに配置されている。両側壁部28が、加圧ローラ21、および、定着ベルト20の両端側に設けられたフランジ32を支持する。各側壁部28には、複数の係合突起28aが設けられる。各係合突起28aが後壁部29に設けられた係合孔29aに係合することで、第1装置フレーム25と第2装置フレーム26とが組み付けられる。
また、各側壁部28は、加圧ローラ21の回転軸などを挿通させるための挿通溝28bを有する。挿通溝28bは、後壁部29側で開口し、これとは反対側では開口しない突き当て部となっている。この突き当て部側の端部には、加圧ローラ21の回転軸を支持する軸受30が設けられている。加圧ローラ21は、その回転軸の両端部がそれぞれ軸受30に装着されることで、両側壁部28によって回転可能に支持される。
また、加圧ローラ21の回転軸の一端部側には、駆動伝達部材としての駆動伝達ギヤ31が設けられている。駆動伝達ギヤ31は、加圧ローラ21が両側壁部28に支持された状態で、側壁部28よりも外側に露出した状態で配置される。これにより、定着装置9が画像形成装置100本体(図1参照)に搭載された際、駆動伝達ギヤ31が画像形成装置100に設けられているギヤと連結し、駆動源がその駆動力を加圧ローラ21へ伝達可能な状態となる。なお、加圧ローラ21に駆動力を伝達する駆動伝達部材としては、駆動伝達ギヤ31のほか、駆動伝達ベルトを張架するプーリやカップリング機構などであってもよい。
定着ベルト20の長手方向の両端側には、定着ベルト20などを支持する一対の端部保持部材としてのフランジ32が設けられる。このフランジ32は、定着装置9の定着フレーム40の一部である。定着ベルト20は、フランジ32によって、非回転状態では基本的に周方向の張力が付与されない状態、いわゆるフリーベルト方式で支持されている。また、各フランジ32には、ガイド溝32aが設けられている。このガイド溝32aを側壁部28の挿通溝28bの縁に沿って進入させることで、フランジ32が側壁部28に対して組み付けられる。
また、各フランジ32と後壁部29との間には、付勢部材としての一対のバネ33が設けられる。各バネ33によってステー24やフランジ32が加圧ローラ21側に付勢されることで、定着ベルト20が加圧ローラ21に押し当てられる。これにより、定着ベルト20と加圧ローラ21との間に定着ニップNが形成される。
また、図4に示すように、第2装置フレーム26を構成する後壁部29の長手方向の一端部側には、位置決め部としての孔部29bが設けられている。孔部29bは画像形成装置100に対する定着装置本体の位置決めを行う部分である。画像形成装置100には、位置決め部としての突起101が設けられる。定着装置本体を画像形成装置100に取り付ける際、突起101が、定着装置9の孔部29bに対して挿入されることで、突起101と孔部29bが嵌合し、画像形成装置100に対する定着装置本体の長手方向の位置決めがなされる。なお、後壁部29の孔部29bが設けられた端部側とは反対の端部側には、位置決め部は設けられていない。これにより、温度変化に伴う定着装置本体の長手方向の伸縮が拘束されないようにしている。
図5は、ヒータ22、ヒータホルダ23、フランジ32からなるヒータユニットの斜視図、図6は、その分解斜視図である。なお、図5および図6では、ヒータホルダ23の形状を便宜的に簡略化して表示しており、その具体的な形状については後述する。
図5および図6に示すように、ヒータホルダ23の定着ベルト20側(定着ニップN側)の面には、ヒータ22を収容するための矩形の収容凹部23aが設けられている。ヒータ22は、その収容凹部23a内に収容された状態で、後述のコネクタによってヒータホルダ23と一緒に挟まれることで保持される。
一対のフランジ32は、ベルト支持部32bと、ベルト規制部32cと、支持凹部32dと、を有している。ベルト支持部32bは、定着ベルト20の内周に挿入されて定着ベルト20を支持するC字状の部分である。ベルト規制部32cは、定着ベルト20の端面に接触して長手方向の移動(片寄り)を規制するフランジ状の部分である。支持凹部32dは、ヒータホルダ23およびステー24の両端部側が挿入されて、これらを支持する。
また、図5および図6に示すように、ヒータホルダ23の長手方向一端部側には、位置決め部としての位置決め凹部23eが設けられている。この位置決め凹部23eに対して、図5および図6の左側に示されるフランジ32の嵌合部32eが嵌合することで、ヒータホルダ23とフランジ32との長手方向の位置決めがなされる。なお、図5および図6の右側に示されるフランジ32には、嵌合部32eは設けられておらず、ヒータホルダ23との長手方向の位置決めはされない。これにより、温度変化に伴うヒータホルダ23の長手方向の伸縮が拘束されないようにしている。
また、図4に示すように、フランジ32は、そのガイド溝32aを側壁部28の挿通溝28bに沿って進入させることで、両側壁部28に対して組み付けられる。図4に示す2つのフランジ32のうち、ヒータホルダ23に対して長手方向の位置決めがなされるフランジ32は、奥側のフランジ32である。この奥側のフランジ32が側壁部28に対して組み付けられることで、側壁部28に対するヒータホルダ23の長手方向の位置決めがなされる。このように、側壁部28およびフランジ32は、ヒータホルダ23の長手方向の位置決めを行う定着装置本体の位置決め部として機能する。
ステー24は、フランジ32に対して長手方向の位置決めはされない。図6に示すように、ステー24は、その両端部側に、各フランジ32に対する長手方向の移動(脱落)を規制する段差部24aが設けられているが、各段差部24aは各フランジ32の少なくとも一方に対して長手方向の隙間を介して配置される。すなわち、ステー24は、温度変化に伴う長手方向の伸縮が拘束されないように、両方のフランジ32に対して長手方向にガタを有するように組み付けられており、フランジ32の一方に対して位置決めされるようには構成されていない。
図7は、ヒータ22の平面図、図8は、その分解斜視図である。なお、以下の説明において、ヒータ22に対する、定着ベルト20側(ニップ部N側)を「表側」と称し、ヒータホルダ23側を「裏側」と称して説明する。
図8に示すように、導体層51は、面状の抵抗発熱体60と、基材50の長手方向両端部側に設けられた複数の電極部61と、電極部61と抵抗発熱体60とを接続する複数の給電線62と、で構成されている。また、図7に示すように、各電極部61は、後述のコネクタとの接続を確保するために、少なくとも一部が絶縁層52によって被覆されておらず露出した状態となっている。
基材50は、アルミナや窒化アルミナなどのセラミック、ガラスなど絶縁材料で構成されている。また、基材50を、ステンレス(SUS)や鉄、銅、アルミニウムなどの金属材料で構成し、基材50と導体層51との間に別途絶縁層を設けて絶縁性を確保してもよい。
金属材料は、急速加熱に対する耐久性に優れ、加工もしやすいため、低コスト化を図るのに好適である。中でも、アルミニウムや銅は熱伝導性が高く、温度ムラが発生しにくい点で好ましい。また、ステンレスはこれらに比べて安価に製造できる利点がある。
絶縁層52は、耐熱性ガラスで構成されている。その他に、絶縁層52の材料として、セラミックあるいはポリイミド(PI)などを用いることも可能である。
各抵抗発熱体60は、例えば、銀パラジウム(AgPd)やガラス粉末などを調合したペーストをスクリーン印刷などにより基材50に塗工し、その後、基材50を焼成することによって形成できる。抵抗発熱体60の材料として、これら以外に、銀合金(AgPt)や酸化ルテニウム(RuO)の抵抗材料を用いてもよい。
給電線62は、抵抗発熱体60よりも小さい抵抗値の導体で構成さる。給電線62や電極部61の材料としては、銀(Ag)もしくは銀パラジウム(AgPd)などを用いることができる。このような材料をスクリーン印刷するなどによって給電線62や電極部61を形成することが可能である。
本実施形態では、抵抗発熱体60が基材50の表側に設けられているが、反対に、抵抗発熱体60が基材50の裏側に設けられていてもよい。その場合、抵抗発熱体60の熱が基材50を介して定着ベルト20に伝達されることになるため、基材50は窒化アルミニウムなどの熱伝導率の高い材料で構成されることが望ましい。また、基材50を熱伝導率の良い材料で構成することで、抵抗発熱体60を基材50の裏側に配置しても、定着ベルト20を十分に加熱することが可能である。
また、本実施形態では、抵抗発熱体60や電極部61および給電線62に銀やパラジウムなどの合金を用い、PTC特性(正の抵抗温度係数)を有するものとした。PTC特性とは、温度が高くなると抵抗値が高くなる(一定電圧をかけた場合に、ヒータ出力が下がる)特性である。
PTC特性を有する抵抗発熱体60とすることで、低温では高出力によって高速で立ち上がり、高温では低出力により過昇温を抑制することができる。例えば、PTC特性のTCR係数を300~4000ppm/度程度にすれば、ヒータに必要な抵抗値を確保しながら、低コスト化を図れる。
より好ましくは、TCR係数を500~2000ppm/度とするのがよい。TCR係数は、25度と125度とで抵抗値を測定することにより算出することができる。例えば、100度温度上昇して抵抗値が10%上昇していれば、TCR係数は1000ppm/度である。
また、本実施形態では、抵抗発熱体60が、基材50の長手方向に渡って3つ設けられる。3つの抵抗発熱体60のうちの1つは、基材50の長手方向中央に配置された第1発熱部としての中央発熱部65Aを構成し、残りの2つは、中央発熱部65Aの長手方向両側に配置された第2発熱部としての端部発熱部65Bを構成する。中央発熱部65Aと端部発熱部65Bとは、互いに独立して発熱制御可能に構成されている。
図7において、複数の電極部61を、左から順に、第1電極部61A、第2電極部61B、第3電極部61C、第4電極部61Dとすると、第2電極部61Bおよび第4電極部61Dに電圧を印加した場合、中央発熱部65Aのみが発熱する。また、第1電極部61Aおよび第2電極部61Bに電圧を印加した場合は、図7の左側の端部発熱部65Bのみが発熱し、第2電極部61Bと第3電極部61Cに電圧を印加した場合は、図7の右側の端部発熱部65Bのみが発熱する。
また、第1電極部61Aと第3電極部61Cとを外部で並列に接続し同時に電圧を印加できるようにしておけば、これらの電極部61A,61Cと第2電極部61Bとに電圧を印加することで、両方の端部発熱部65Bを同時に発熱させることが可能である。なお、図7中の矢印は、各発熱部65A,65Bの長手方向に流れる電流の方向を示す。
通紙する用紙の幅が、中央発熱部65Aの幅L1以下である場合は、中央発熱部65Aのみ発熱させ、また、通紙する用紙の幅が、中央発熱部65Aの幅L1よりも大きい幅である場合は、中央発熱部65Aに加えて各端部発熱部65Bをそれぞれ発熱させることで、通紙領域の大きさに応じて発熱領域の大きさを変更することができる。さらに、中央発熱部65Aの幅L1を、小サイズの用紙幅(例えば、A4紙幅:215mm)に合わせ、一方の端部発熱部65Bから他方の端部発熱部65Bまでを含む発熱領域の幅L2を、大サイズの用紙幅(例えば、A3紙幅:301mm)に合わせることで、これらの用紙を通紙する際は、非通紙領域における過度な温度上昇が生じにくくなるので(発熱部65A,65B上の非通紙領域がほとんど生じないので)、印刷生産性を高めることができる。
また、図7に示すように、本実施形態において、各発熱部65A,65Bは、それぞれの両端部において、通紙方向(図7の上下方向)に対して傾斜する傾斜部601を有している。また、互いに隣り合う傾斜部601の少なくとも一部は、ヒータ22の長手方向(図7の左右方向)に渡って互いにオーバーラップしており、長手方向の同じ領域G(図7の拡大図参照)内に配置されている。このように、傾斜部601同士がオーバーラップして配置されていることで、発熱部65A,65B同士の間での温度の低下を抑制でき、紙幅方向の定着ムラを低減できる。
図9は、ヒータ22およびヒータホルダ23にコネクタ70を装着した状態を示す斜視図である。
図9に示すように、コネクタ70は、樹脂製のハウジング71と、ハウジング71に固定された板バネのコンタクト端子72と、を有している。コンタクト端子72はヒータ22の各電極部61に接触する一対の接点部72aを有する。また、コネクタ70(コンタクト端子72)には、給電用のハーネス73が接続されている。
図9に示すように、コネクタ70は、ヒータ22とヒータホルダ23とを表側と裏側とから一緒に挟むようにして取り付けられる。これにより、コンタクト端子72の各接点部72aがヒータ22の電極部61に対して弾性的に接触(圧接)し、コネクタ70を介して抵抗発熱体60と画像形成装置に設けられた電源とが電気的に接続される。これにより、電源から抵抗発熱体60へ電力が供給可能な状態となる。
また、本実施形態のように、給電部材としてのコネクタ70が、ヒータ22とヒータホルダ23とを一緒に挟んで保持する挟持部材としての機能も兼ねることで、挟持部材を別途設ける必要が無くなり、部品点数を少なくすることが可能である。なお、図9に示すヒータ22の端部側とは反対の端部側にも、同様にコネクタ70が装着される。
ところで、このような定着装置9においては、図2に示す加圧ローラ21の表面が帯電することがある。そして、加圧ローラ21がトナーと同じ極性に帯電すると、定着ニップN付近の用紙P上のトナーが加圧ローラ21の表面と反発し、定着ベルト20に付着する。これにより、定着ベルト20にトナーが固着して定着不良が発生する。また、定着ベルト20の回転により、付着したトナーが再び定着ニップNに達して用紙Pに再付着することで、静電オフセットによる異常画像が発生する。
これに対して、例えば加圧ローラ21の芯金21aに除電部材を接触させる構成を採用できる。この除電部材により、加圧ローラ21の外周面の電荷が、離型層21cから導電性の弾性層21b、芯金21aを介して除電され、上記の定着不良や静電オフセットを防止することが可能である。
しかし、上記の構成では、弾性層21bに導電性を付与する必要がある。例えば、弾性層21bに導電性を付与する方法として、弾性層21bを構成するシリコーンゴムに導電性のフィラーを混ぜる方法がある。しかし、これにより弾性層21bの弾性や伸張性が損なわれ、定着ニップNの幅が小さくなってしまう。そして、十分な定着ニップNの幅を確保するために、加圧ローラ21が定着ベルト20に加える荷重(以下、定着荷重)を大きくすることが必要になる。この定着荷重の増加により、定着ベルト20と加圧ローラ21との間に生じる摩擦力が増加し、定着ベルト20が摩耗しやすくなり、ひいては、定着ベルト20が破損しやすくなってしまう。特に、定着装置9を高速化した機種の場合、1ジョブ当たりの印刷枚数も増加する傾向にあり、加圧ローラ21に電荷が溜まりやすくなっている。このような加圧ローラ21に対して十分な除電能力を確保するためには、シリコーンゴムに混ぜるフィラーの量を増やし、弾性層21bの電気抵抗をより小さくする必要があり、定着荷重がより大きくなってしまう。従って、定着ベルト20の摩耗や破損の問題が顕著になってしまう。
以上のように、上記構成では、定着ベルト20の摩耗および破損という別の問題が生じてしまい、定着不良や静電オフセットの抑制と定着装置9の高速化の両立が困難であった。
これに対して本実施形態の定着装置9は、図10に示すように、除電部材としての除電ブラシ35を有する。除電ブラシ35は、加圧ローラ21の表層である離型層21cに接触する。除電ブラシ35は、第1抵抗36を介して接地される。
除電ブラシ35により、加圧ローラ21表層の電荷を取り除くことができ、上記の定着不良や静電オフセットを抑制できる。また、除電ブラシ35を加圧ローラ21の離型層21cに接触させる構成とすることで、中間層である弾性層21bを導電層にする必要がない。従って、上記のように定着ニップNの幅を確保するために定着荷重を大きくする必要がなく、定着不良や静電オフセットの抑制と定着装置9の高速化とを両立できる。
ところで、本実施形態の様に面状のヒータ22を定着ベルト20の内面に接触させる構成の定着装置9では、交流電源からの電流が加圧ローラ21を介して定着装置外の部材へ漏れることにより、電子部品へ悪影響を与えたり、画像形成装置内の部品が帯電してトナーが付着するおそれがある。つまり、図11に示すように、交流電圧が印加されるヒータ22の導体層51と定着ベルト20との間は、厚さが0.1mmよりも小さい絶縁層52により基礎絶縁されている。定着ベルト20は加圧ローラ21に接触している。加圧ローラ21には除電ブラシ35が接触している。除電ブラシ35は、第1抵抗36、定着フレーム40、そして、画像形成装置本体フレーム103(以下、単に装置本体フレーム103もと呼ぶ)を介して接地される。このような構成において、厚さの薄い絶縁層52が破損すると、導体層51と定着ベルト20、そして加圧ローラ21が導通し、定着フレーム40や装置本体フレーム103側へ交流電源側から電流が流れてしまう。これにより、画像形成装置内の電子部品に悪影響を与えてしまったり、画像形成装置内の所定の部品が帯電してトナーが付着し、部品の汚れやジャム処理時などの作業者の汚れの原因となってしまうおそれがある。一方、例えば加熱体としてハロゲンヒータを用いた定着装置では、通電されるフィラメントが、絶縁層であるガラス管に覆われた構成をしている。このガラス管は厚みが0.4mm以上あり、ハロゲンヒータと定着ベルト20との間を強化絶縁することができる。また、ハロゲンヒータと定着ベルト20とは非接触である。従って、上記のような電子部品への悪影響や部品の帯電が生じにくい。
このような面状ヒータを採用する定着装置の課題に対して、本実施形態では、除電ブラシ35を、第1抵抗36を介して接地させる。これにより、上記の電子部品への悪影響や部品の帯電を抑制できる。つまり、第1抵抗36を設けることで、定着フレーム40や装置本体フレーム103を介して接地側へ流れる電流を抑制でき、画像形成装置内の電子部品への悪影響や部品の帯電を抑制できる。第1抵抗36としては、必要な抵抗値を有するものであれば、一般的な受動素子等の抵抗器の他、帯電性の樹脂部品などであってもよい。
特に本実施形態では、加圧ローラ21表層から除電ブラシ35を介して接地側へ流れる電流方向において、第1抵抗36を除電ブラシ35と定着フレーム40との間に配置する。これにより、定着装置9周辺の(つまり、画像形成装置内で定着装置9外の)電子部品への悪影響を抑制できる。また、定着装置9周辺の部材の帯電を抑制し、ひいては、定着装置9外へのトナーの飛散、付着を効果的に抑制できる。
上記のように、接地側へ流れる電流を所定の値以下に設定するために、第1抵抗36の抵抗値を適切な値に設定する必要がある。具体的には、第1抵抗36に流れる電流値は、IEC―J60950―1で定められる3.5mA以下にすることが好ましい。また、電気用品安全法の別表12の第七条第2項で定められる1.0mA以下にすることがより好ましい。
つまり、画像形成装置の電源をE1[V]、第1抵抗36に流れる電流値をI1[A]とすると、第1抵抗36の抵抗値はE1/I1により求めることができる。具体的には、E1が100Vで、I1を3.5mA以下にしたい場合、100/(3.5×10-3)により、第1抵抗36の抵抗値を(10/3.5)×10Ω以上に設定する。また、E1が100Vで、I1を1.0mA以下にしたい場合、100/(1.0×10-3)により、第1抵抗36の抵抗値を1×10Ω以上に設定する。以上のように、第1抵抗36の抵抗値を設定することで、経路上の合成抵抗を(10/3.5)×10Ω以上、あるいは、1×10Ω以上に設定することができる。
また除電ブラシ35と定着フレーム40との間に複数の第1抵抗36を直列に配置することが好ましい。これにより、いずれかの第1抵抗36が破損した場合でも、上記のように接地側へ流れる電流を抑制でき、定着装置の信頼性を向上できる。またこの際、それぞれの第1抵抗36の抵抗値を上記の値に設定することが好ましい。これにより、いずれかの第1抵抗36が破損した場合でも、第1抵抗36を流れる電流値を3.5mA以下、あるいは、1.0mA以下にすることができる。
ところで、図12に示すように、加圧ローラ21内において、除電ブラシ35が接触する離型層21cと芯金21aとは、非導電性の中間層である弾性層21bを介して絶縁されている。
そして、この弾性層21bの厚みを2.5mm以上で設けることにより、離型層21cと芯金21aとの間の沿面距離(離型層21cの軸方向端面と芯金21aの軸方向端面との距離)を2.5mm以上確保でき、離型層21cと芯金21aとを基礎絶縁できる。これにより、離型層21cから芯金21a側へ電流が流れて芯金21aが帯電することを防止できる。
一方で、弾性層21bの厚みを大きくし過ぎると、弾性層21bの熱膨張による部分ごとの径の差が大きくなる。これにより、加圧ローラ21の回転動作の線速変動が大きくなってしまうため、加圧ローラ21の回転により定着ベルト20が従動回転する構成の場合、定着ベルト20の回転速度に影響を与えてしまう。この熱膨張による線速変動を抑制するために、弾性層21bは6.0mm以下に設定することが好ましい。
以上の基礎絶縁と熱膨張による線速変動とを考慮して、弾性層21bの厚みは2.5mm以上6.0mm以下に設定することが好ましい。また、加圧ローラ21と定着ベルト20との圧接状態で、弾性層21bの厚みが2.5mm以上になるように、弾性層21bの厚みや定着荷重を設定することがより好ましい。これにより、基礎絶縁をより確実に確保できる。
また、上記のように弾性層21bの厚みを設定することで、軸受30の設計の自由が増す。具体的には、軸受30に玉軸受を採用しやすくなり、定着装置の安全性の向上と高寿命化を実現できる。つまり、芯金21aから接地側への電流を防止する別の方法として、軸受30に非導電性の滑り軸受を採用することもできる。しかし、非導電性の滑り軸受を採用すると、玉軸受と比較して定着装置の高速化の際に軸受30の摩耗が生じやすくなってしまう。また、定着フレーム40と玉軸受との間に絶縁部材を設けることもできる。しかしこの場合、軸受30の位置精度が悪化し、定着ベルト20と加圧ローラ21との平行度が悪化して定着ベルト20の蛇行や摩耗の原因となってしまう。従って、上記のように弾性層21bの厚みを設定し、かつ、軸受30に玉軸受を採用することで、定着装置の安全性の向上と高寿命化を実現できる。
また図13に示すように、第1整流素子としての第1ダイオード37を設けてもよい。第1ダイオード37は第1抵抗36と直列に接続される。
第1ダイオード37は、加圧ローラ21をトナーと逆極性側(本実施形態ではプラス側)、つまり、トナーを引き付ける側に帯電させる。これにより、定着ベルト20側にトナーが付着することを抑制できる。
特に本実施形態では、加圧ローラ21の離型層21cから接地側への電流方向において、第1ダイオード37が除電ブラシ35と定着フレーム40との間に配置される。これにより、加圧ローラ21から接地側への電流方向において、定着フレーム40よりも上流側で、上記のようにトナーを引き付けることができる。従って、最小限の範囲で部品を帯電させることができ、定着装置外の電子部品への悪影響、また、定着装置外の部材へのトナーの飛散や付着を抑制できる。
また図14に示すように、定着ベルト20の基層を導電性の材料により形成し、この基層を介して接地しても良い。本実施形態では、定着ベルト20の基層が導電性のポリイミドにより形成される。
定着ベルト20を、その基層を介して接地することで、定着ベルト20表面の電位を0Vにすることができ、定着ベルト20の表面にトナーが付着することを抑制できる。
そして、定着ベルト20の基層は、第2整流素子としての第2ダイオード39、第2抵抗38等を介して接地される。第2ダイオード39と第2抵抗38とは直列に接続される。
また定着ベルト20は第2抵抗38を介して接地される。これにより、定着ベルト20の基層~接地側で流れる電流を抑制でき、定着装置の安全性を高めることができる。第2抵抗38は、定着ベルト20の基層から接地側への電流方向において、定着ベルト20の基層と定着フレーム40との間に配置される。
また、第2ダイオード39は第1ダイオード37とは電流を流す方向が逆になるように設定されている。つまり、第2ダイオード39により、定着ベルト20の基層をトナーと同極性側(本実施形態ではマイナス側)、つまり、トナーを引き離す側に帯電させることができる。従って、定着ベルト20にトナーが引き付けられることをより抑制できる。
また、加圧ローラ21の離型層21c側と定着ベルト20の基層側とが、それぞれ異なる抵抗が直列に接続され、接地される場合を示したが、共通の抵抗を介して接地されていてもよい。例えば図15に示すように、定着ベルト20の基層側と加圧ローラ21の離型層21c側とが、共通の第1抵抗36を介して接地される。言い換えると、加圧ローラ21の離型層21c~除電ブラシ35~第1ダイオード37の経路と、定着ベルト20の基層~第2ダイオード39の経路とが並列に接続され、これらの経路~第1抵抗36~定着フレーム40~装置本体フレーム103を介して接地されている。加圧ローラ21の離型層21c側と定着ベルト20の基層側とが共通の第1抵抗36に接続されることで、定着装置の部品数を減らすことができ、定着装置をコストダウンできる。一方、図14のように個別の第1抵抗36、第2抵抗38を設けることで、それぞれの経路の抵抗値を自由に変更できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
また、本発明は、前述の定着装置のほか、図16~図18に示すような定着装置にも適用可能である。以下、図16~図18に示す各定着装置の構成について簡単に説明する。
まず、図16に示す定着装置9は、定着ベルト20に対して加圧ローラ21側とは反対側に、押圧ローラ44が配置されている。押圧ローラ44は、回転部材としての定着ベルト20に対向して回転する対向回転部材である。この押圧ローラ44とヒータ22とが定着ベルト20を挟んで加熱するように構成されている。一方、加圧ローラ21側では、定着ベルト20の内周にニップ形成部材45が配置されている。ニップ形成部材45は、ステー24によって支持されている。ニップ形成部材45と加圧ローラ21とによって、定着ベルト20を挟んで定着ニップNを形成している。
次に、図17に示す定着装置9では、前述の押圧ローラ44が省略されている。そして、定着ベルト20とヒータ22との周方向接触長さを確保するために、ヒータ22が定着ベルト20の曲率に合わせて円弧状に形成されている。その他は、図16に示す定着装置9と同じ構成である。
最後に、図18に示す定着装置9について説明する。定着装置9は、加熱アセンブリ92、回転部材あるいは定着部材である定着ローラ93、加圧アセンブリ94からなる。加熱アセンブリ92は、ヒータ22、ヒータホルダ23、ステー24、加熱ベルト120等を有する。定着ローラ93は、中実の鉄製芯金93aと、この芯金93aの表面に形成された弾性層93bと、弾性層93bの外側に形成された離型層93cとで構成されている。また、定着ローラ93に対して加熱アセンブリ92側とは反対側に、加圧アセンブリ94が設けられている。加圧アセンブリ94は、ニップ形成部材95と、ステー96と、加圧部材としての加圧ベルト97からなる。加圧ベルト97は、ニップ形成部材95とステー96とを内包する。加圧ベルト97は回転可能に設けられる。そして、加圧ベルト97と定着ローラ93との間の定着ニップN2に用紙Pを通紙して加熱および加圧して画像を定着する。
以上の図16~図18の定着装置においても、加圧ローラ21(あるいは加圧ベルト97)の表層の帯電により、定着不良や静電オフセットが生じる点は同様である。従って、前述した実施形態と同様、加圧ローラ21(あるいは加圧ベルト97)の表層に除電部材を接触させ、この除電部材を接地する。これにより、加圧ローラ21(あるいは加圧ベルト97)の表層の電荷を取り除くことができ、定着不良や静電オフセットを抑制できる。また、除電部材を第1抵抗を介して接地することで、接地側へ流れる電流を抑制できる。さらに、加圧ローラ21(あるいは加圧ベルト97)から接地側への電流方向において、除電部材と定着フレーム間に第1抵抗を配置することで、定着装置周辺の電子部品への悪影響や定着装置周辺の部材(つまり、画像形成装置内で定着装置外の部材)への帯電を抑制できる。
また、本発明は、上記の実施形態で説明したような定着装置に限らず、用紙に塗布されたインクを乾燥させる乾燥装置、さらには、被覆部材としてのフィルムを用紙等のシートの表面に熱圧着するラミネータや、包材のシール部を熱圧着するヒートシーラーなどの熱圧着装置のような加熱装置にも適用可能である。このような装置にも本発明を適用することで、加熱装置周辺の部材への帯電を抑制できる。
1 画像形成装置
9 定着装置(加熱装置)
20 定着ベルト(回転部材)
21 加圧ローラ(加圧部材)
21a 芯金
21b 弾性層(中間層)
21c 離型層
22 ヒータ(加熱体)
30 軸受
35 除電ブラシ(除電部材)
36 第1抵抗
37 第1ダイオード(第1整流素子)
38 第2抵抗
39 第2ダイオード(第2整流素子)
40 定着フレーム(加熱フレーム)
103 画像形成装置本体フレーム
P 用紙(記録媒体)
特開2015-114508号公報

Claims (20)

  1. 面状の加熱体と、
    回転部材と、
    前記回転部材を加圧する加圧部材と、
    前記加圧部材の外面に接触する除電部材と、
    前記加圧部材を保持する加熱フレームとを備えた加熱装置であって、
    前記加圧部材の外面は導電性を有し、
    前記除電部材は、前記除電部材側から、第1抵抗、そして、前記加熱フレームを介して接地されることを特徴とする加熱装置。
  2. 前記第1抵抗の抵抗値が(10/3.5)×10Ω以上である請求項1記載の加熱装置。
  3. 前記第1抵抗の抵抗値が1.0×10Ω以上である請求項1記載の加熱装置。
  4. 前記除電部材は、少なくとも二つの直列接続された前記第1抵抗を介して接地される請求項1から3いずれか1項に記載の加熱装置。
  5. 二つの前記第1抵抗の抵抗値が(10/3.5)×10Ω以上である請求項4記載の加熱装置。
  6. 二つの前記第1抵抗の抵抗値が1.0×10Ω以上である請求項4記載の加熱装置。
  7. 前記加圧部材は非導電性の中間層を有し、
    前記中間層の厚みが2.5mm以上6.0mm以下である請求項1から6いずれか1項に記載の加熱装置。
  8. 前記回転部材と前記加圧部材とが圧接状態で、前記中間層の厚みが2.5mm以上である請求項7記載の加熱装置。
  9. 前記加圧部材は軸受を介して前記加熱フレームに保持され、
    前記軸受が玉軸受である請求項1から8いずれか1項に記載の加熱装置。
  10. 前記除電部材は、前記除電部材に直列接続された第1整流素子を介して接地される請求項1から9いずれか1項に記載の加熱装置。
  11. 前記第1整流素子は、電流方向で前記加熱フレームと前記除電部材側との間に配置される請求項10記載の加熱装置。
  12. 前記回転部材は導電層を有する請求項1から11いずれか1項に記載の加熱装置。
  13. 前記回転部材は前記導電層を介して接地される請求項12記載の加熱装置。
  14. 前記回転部材は第2抵抗を介して接地される請求項13記載の加熱装置。
  15. 前記除電部材は、前記除電部材に直列接続された第1整流素子を介して接地され、
    前記第2抵抗と第2整流素子とが直列接続され、
    前記第2整流素子は前記第1整流素子と逆方向へ電流を流す請求項14記載の加熱装置。
  16. 前記除電部材および前記定着ベルトが共通の前記第1抵抗を介して接地される請求項15記載の加熱装置。
  17. 熱により記録媒体上のトナーを定着させる定着装置である請求項1から16いずれか1項に記載の加熱装置。
  18. 熱により記録媒体上の液体を乾燥させる乾燥装置である請求項1から16いずれか1項に記載の加熱装置。
  19. 被覆部材をシートの表面に熱圧着するラミネータである請求項1から16いずれか1項に記載の加熱装置。
  20. 請求項17記載の定着装置あるいは請求項18記載の乾燥装置を備えた画像形成装置。
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