JP7415273B2 - 画像形成装置及び熱圧着装置 - Google Patents

画像形成装置及び熱圧着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7415273B2
JP7415273B2 JP2020034912A JP2020034912A JP7415273B2 JP 7415273 B2 JP7415273 B2 JP 7415273B2 JP 2020034912 A JP2020034912 A JP 2020034912A JP 2020034912 A JP2020034912 A JP 2020034912A JP 7415273 B2 JP7415273 B2 JP 7415273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating member
heating
heating element
image forming
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020034912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021033254A (ja
Inventor
祐介 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US16/942,072 priority Critical patent/US11163264B2/en
Priority to CN202010776351.7A priority patent/CN112346318B/zh
Publication of JP2021033254A publication Critical patent/JP2021033254A/ja
Priority to US17/497,306 priority patent/US11726430B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7415273B2 publication Critical patent/JP7415273B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置及び熱圧着装置に関する。
複写機、プリンタなどの画像形成装置に搭載される加熱装置として、用紙上のトナーを熱により定着させる定着装置や用紙上のインクを乾燥させる乾燥装置などが知られている。
例えば、下記特許文献1には、長手状の基板に、抵抗発熱体や端子、これらを電気的に接続する配線などが設けられたヒータを備える定着装置が開示されている。
ところで、このような配線が基板に設けられている加熱部材においては、抵抗発熱体を発熱させる際、配線への通電により配線でもわずかながら発熱が生じる。このため、厳密には、加熱部材全体の発熱分布は、配線の発熱の影響を受けることになる。
従って、配線の発熱分布によっては、それが原因で加熱部材の温度分布にばらつきが生じる虞がある。特に、画像形成装置の高速化に対応して発熱量を増大させるために発熱体へ流れる電流を大きくすると、配線で生じる発熱量も大きくなるため、その影響を無視できなくなる。そのため、このような加熱部材を備える装置においては、配線の発熱に起因する加熱部材の温度のばらつきを抑制する対策が求められる。
上記課題を解決するため、本発明は、冷却手段と、加熱部材を備える加熱装置と、を有する画像形成装置であって、前記加熱部材は、前記加熱部材の長手方向に並ぶ複数の抵抗発熱体を有する発熱部と、第1の電極部及び第2の電極部と、前記第1の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第1の導電部と、前記第2の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第2の導電部とを備え、前記抵抗発熱体に対する前記第1の導電部の接続位置と、前記抵抗発熱体に対する前記第2の導電部の接続位置とが、前記加熱部材の長手方向における前記抵抗発熱体の中央よりも前記加熱部材の長手方向の一端部側であり、前記冷却手段の冷却能力は、前記加熱部材の前記一端部側よりもこれとは反対の他端部側で高く、前記抵抗発熱体は、曲げ部を介して前記加熱部材の長手方向に往復するように形成され、前記加熱部材の温度を検知する加熱部材温度検知手段が、前記抵抗発熱体における前記加熱部材の長手方向に伸びる部分の間に対応する位置に配置され、さらに、前記抵抗発熱体は、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置された重複部と、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置されない非重複部とを有し、前記加熱部材温度検知手段は、前記非重複部に対応する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、加熱部材の温度のばらつきを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の概略構成図である。 定着装置の斜視図である。 定着装置の分解斜視図である。 加熱装置の斜視図である。 加熱装置の分解斜視図である。 ヒータの平面図である。 ヒータの分解斜視図である。 ヒータにコネクタが接続された状態を示す斜視図である。 抵抗発熱体に対する各給電線の接続位置が互いに反対側である場合の給電線の発熱量を示す図である。 抵抗発熱体に対する各給電線の接続位置が同じ側である場合の給電線の発熱量を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の断面平面図である。 図11に示す例とは別の、抵抗発熱体に対する各給電線の接続位置が同じ側である場合の給電線の発熱量を示す図である。 温度センサの配置の一例を示す断面側面図である。 温度センサの配置の他の例を示す断面側面図である。 温度センサの配置の一例を示す断面平面図である。 温度センサの配置の他の例を示す断面平面図である。 他の実施形態に係る画像形成装置の断面平面図である。 ヒータの短手方向寸法と抵抗発熱体の短手方向寸法を示す平面図である。 ヒータの長手方向寸法、ヒータの短手方向寸法、及び給電線の短手方向寸法を示す平面図である。 ヒータに温度センサを設けた構成を示す図である。 抵抗発熱体に対する各給電線の接続位置が互いに反対側である場合のヒータの短手方向における温度センサの配置を示す図である。 図22のI-I断面におけるヒータの温度分布を示す図である。 抵抗発熱体に対する各給電線の接続位置が同じである場合のヒータの短手方向における温度センサの配置を示す図である。 図24のII-II断面におけるヒータの温度分布を示す図である。 ヒータの長手方向における温度センサの配置を示す図である。 ヒータの変形例を示す平面図である。 ヒータの他の変形例を示す平面図である。 ヒータの別の変形例を示す平面図である。 ヒータのさらに別の変形例を示す平面図である。 他の定着装置の構成を示す図である。 別の定着装置の構成を示す図である。 さらに別の定着装置の構成を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
図1に示す画像形成装置100は、画像形成部である4つの作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkを備える。各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkは、画像形成装置本体103に対して着脱可能に構成され、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。具体的には、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkは、像担持体としてのドラム状の感光体2と、感光体2の表面を帯電する帯電装置3と、感光体2の表面に現像剤としてのトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング装置5と、を備える。
また、画像形成装置100は、各感光体2の表面を露光し静電潜像を形成する露光装置6と、記録媒体としての用紙Pを供給する給紙装置7と、各感光体2に形成されたトナー画像を用紙Pに転写する転写装置8と、用紙Pに転写されたトナー画像を定着する定着装置9と、用紙Pを装置外に排出する排紙装置10と、を備える。
転写装置8は、複数のローラによって張架された中間転写体としての無端状の中間転写ベルト11と、各感光体2上のトナー画像を中間転写ベルト11へ転写する一次転写部材としての4つの一次転写ローラ12と、中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像を用紙Pへ転写する二次転写部材としての二次転写ローラ13と、を有する。複数の一次転写ローラ12は、それぞれ、中間転写ベルト11を介して感光体2に接触している。これにより、中間転写ベルト11と各感光体2とが互いに接触し、これらの間に一次転写ニップが形成されている。一方、二次転写ローラ13は、中間転写ベルト11を介して中間転写ベルト11を張架するローラの1つに接触している。これにより、二次転写ローラ13と中間転写ベルト11との間には二次転写ニップが形成されている。
また、画像形成装置100内には、給紙装置7から送り出された用紙Pが搬送される用紙搬送路14が形成されている。この用紙搬送路14における給紙装置7から二次転写ニップ(二次転写ローラ13)に至るまでの途中には、一対のタイミングローラ15が設けられている。
次に、図1を参照して上記画像形成装置の印刷動作について説明する。
印刷動作開始の指示があると、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkにおいては、感光体2が図1の時計回りに回転駆動され、帯電装置3によって感光体2の表面が均一な高電位に帯電される。次いで、原稿読取装置によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは端末からプリント指示されたプリント情報に基づいて、露光装置6が各感光体2の表面を露光することで、露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像装置4からトナーが供給され、各感光体2上にトナー画像が形成される。
各感光体2上に形成されたトナー画像は、各感光体2の回転に伴って一次転写ニップ(一次転写ローラ12の位置)に達すると、図1の反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト11に順次重なり合うように転写される。そして、中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像は、中間転写ベルト11の回転に伴って二次転写ニップ(二次転写ローラ13の位置)へ搬送され、二次転写ニップにおいて搬送されてきた用紙Pに転写される。この用紙Pは、給紙装置7から供給されたものである。給紙装置7から供給された用紙Pは、タイミングローラ15によって一旦停止された後、中間転写ベルト11上のトナー画像が二次転写ニップに至るタイミングに合わせて二次転写ニップへ搬送される。かくして、用紙P上にフルカラーのトナー画像が担持される。また、トナー画像が転写された後、各感光体2上に残留するトナーは各クリーニング装置5によって除去される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置9へと搬送され、定着装置9によって用紙Pにトナー画像が定着される。その後、用紙Pは排紙装置10によって装置外に排出されて、一連の印刷動作が完了する。
続いて、定着装置9の構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る定着装置9は、定着部材としての定着ベルト20と、定着ベルト20の外周面に接触してニップ部Nを形成する対向部材としての加圧ローラ21と、定着ベルト20を加熱する加熱装置19と、を備えている。また、加熱装置19は、加熱部材としての面状のヒータ22と、ヒータ22を保持する保持部材としてのヒータホルダ23と、ヒータホルダ23を長手方向に渡って補強する補強部材としてのステー24などで構成されている。
定着ベルト20は、無端状のベルト部材で構成され、例えば外径が25mmで厚みが40~120μmのポリイミド(PI)製の筒状基体を有している。定着ベルト20の最表層には、耐久性を高めて離型性を確保するために、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による厚みが5~50μmの離型層が形成される。基体と離型層の間に厚さ50~500μmのゴム等からなる弾性層を設けてもよい。また、定着ベルト20の基体はポリイミドに限らず、PEEKなどの耐熱性樹脂やニッケル(Ni)、SUSなどの金属基体であってもよい。定着ベルト20の内周面に摺動層としてポリイミドやPTFEなどをコートしてもよい。
加圧ローラ21は、例えば外径が25mmであり、中実の鉄製芯金21aと、この芯金21aの表面に形成された弾性層21bと、弾性層21bの外側に形成された離型層21cとで構成されている。弾性層21bはシリコーンゴムで形成されており、厚みは例えば3.5mmである。弾性層21bの表面は離型性を高めるために、厚みが例えば40μm程度のフッ素樹脂層による離型層21cを形成するのが望ましい。
加圧ローラ21と定着ベルト20は、後述の付勢部材としてのバネによって互いに圧接されている。これにより、定着ベルト20と加圧ローラ21との間にニップ部Nが形成される。また、加圧ローラ21は、画像形成装置本体に設けられた駆動手段から駆動力が伝達されて回転駆動する駆動ローラとして機能する。一方、定着ベルト20は、加圧ローラ21の回転に伴って従動回転するように構成されている。定着ベルト20が回転すると、定着ベルト20はヒータ22に対して摺動するため、定着ベルト20の摺動性を高めるために、ヒータ22と定着ベルト20との間にオイルやグリースなどの潤滑剤を介在させてもよい。
ヒータ22は、定着ベルト20の回転軸方向あるいは長手方向(以下、「ベルト長手方向」という。)に渡って長手状に設けられ、加圧ローラ21に対応する位置で定着ベルト20の内周面に接触している。ヒータ22は、略長方形の平板であり、長辺が上記ベルト長手方向に沿っている。ヒータ22は、板状の基材50、基材50上に設けられた第1絶縁層51、第1絶縁層51上に設けられた発熱部60などを有する導体層52、導体層52を被覆する第2絶縁層53で構成されている。本実施形態では、定着ベルト20側(ニップ部N側)に向かって、基材50、第1絶縁層51、導体層52(発熱部60)、第2絶縁層53の順で積層されており、発熱部60から発された熱は、第2絶縁層53を介して定着ベルト20へと伝達される。
本実施形態とは異なり、発熱部60を基材50の定着ベルト20側とは反対側(ヒータホルダ23側)に設けてもよい。その場合、発熱部60の熱が基材50を介して定着ベルト20に伝達されることになるため、基材50は窒化アルミニウムなどの熱伝導率の高い材料で構成されることが望ましい。また、本実施形態に係るヒータ22の構成において、さらに基材50の定着ベルト20とは反対側(ヒータホルダ23側)の面に、絶縁層を設けてもよい。
ヒータ22は、定着ベルト20に対して、非接触あるいは低摩擦シートなどを介して間接的に接触する場合であってもよいが、定着ベルト20への熱伝達効率を高めるには、本実施形態のように、ヒータ22を定着ベルト20に対して直接接触させる方が好ましい。また、ヒータ22を定着ベルト20の外周面に接触させてもよい。なお、ヒータ22が接触する面を定着ベルト20の内周面とすると、ヒータ22との接触による定着ベルト20の外周面の傷付きを回避でき、定着品質の低下を抑制できる。
ヒータホルダ23及びステー24は、定着ベルト20の内側に配置されている。ステー24は、金属製のチャンネル材で構成され、その両端部分が定着装置9の両側壁部に支持されている。また、ステー24は、ヒータホルダ23のヒータ22側とは反対側の面に接触している。これにより、ヒータホルダ23はステー24によって支持され、ヒータ22及びヒータホルダ23は加圧ローラ21の加圧力に対して大きく撓むことなく保たれることで、定着ベルト20と加圧ローラ21との間にニップ部Nが形成される。
ヒータホルダ23は、ヒータ22の熱によって高温になりやすいため、耐熱性の材料で形成されることが望ましい。例えば、ヒータホルダ23をLCPやPEEKなどの低熱伝導性の耐熱性樹脂で形成した場合は、ヒータ22からヒータホルダ23への伝熱が抑制され効率的に定着ベルト20を加熱することが可能である。
印刷動作が開始されると、ヒータ22に電力が供給されることで、発熱部60が発熱し、定着ベルト20が加熱される。また、加圧ローラ21が回転駆動され、定着ベルト20が従動回転を開始する。そして、定着ベルト20の温度が所定の目標温度(定着温度)に到達した状態で、図2に示すように、未定着トナー画像が担持された用紙Pが、定着ベルト20と加圧ローラ21との間(ニップ部N)に搬送されることで、未定着トナー画像が加熱及び加圧されて用紙Pに定着される。
図3は、定着装置の斜視図、図4は、その分解斜視図である。
図3及び図4に示すように、定着装置9の装置フレーム40は、一対の側壁部28と前壁部27とから成る第1装置フレーム25と、後壁部29から成る第2装置フレーム26と、を備えている。一対の側壁部28は、ベルト長手方向の一端部側と他端部側とに配置されており、両側壁部28によって、定着ベルト20、加圧ローラ21及び加熱装置19の両端部側が支持される。各側壁部28には、複数の係合突起28aが設けられ、各係合突起28aが後壁部29に設けられた係合孔29aに係合することで、第1装置フレーム25と第2装置フレーム26とが組み付けられる。
また、各側壁部28は、加圧ローラ21の回転軸などを挿通させるための挿通溝28bが設けられている。挿通溝28bは、後壁部29側で開口し、これとは反対側では開口しない突き当て部となっている。この突き当て部側の端部には、加圧ローラ21の回転軸を支持する軸受30が設けられている。加圧ローラ21は、その回転軸の両端部がそれぞれ軸受30に装着されることで、両側壁部28によって回転可能に支持される。
また、加圧ローラ21の回転軸の一端部側には、駆動伝達部材としての駆動伝達ギヤ31が設けられている。駆動伝達ギヤ31は、加圧ローラ21が両側壁部28に支持された状態で、側壁部28よりも外側に露出した状態で配置される。これにより、定着装置9が画像形成装置本体に搭載された際、駆動伝達ギヤ31が画像形成装置本体に設けられているギヤと連結し、駆動源からの駆動力を伝達可能な状態となる。なお、加圧ローラ21に駆動力を伝達する駆動伝達部材としては、駆動伝達ギヤ31のほか、駆動伝達ベルトを張架するプーリやカップリング機構などであってもよい。
加熱装置19の長手方向の両端部には、定着ベルト20やヒータホルダ23、ステー24などを支持する一対の支持部材32が設けられている。各支持部材32には、ガイド溝32aが設けられている。このガイド溝32aを側壁部28の挿通溝28bの縁に沿って進入させることで、支持部材32が側壁部28に対して組み付けられる。
また、各支持部材32と後壁部29との間には、付勢部材としての一対のバネ33が設けられている。各バネ33によってステー24や支持部材32が加圧ローラ21側に付勢されることで、定着ベルト20が加圧ローラ21に押し当てられ、定着ベルト20と加圧ローラ21との間にニップ部が形成される。
また、図4に示すように、第2装置フレーム26を構成する後壁部29の長手方向の一端部側には、画像形成装置本体に対する定着装置本体の位置決めを行う位置決め部としての孔部29bが設けられている。一方、画像形成装置本体には、位置決め部としての突起101が設けられている。この突起101が、定着装置9の孔部29bに対して挿入されることで、突起101と孔部29bが嵌合し、画像形成装置本体に対する定着装置本体のベルト長手方向の位置決めがなされる。なお、後壁部29の孔部29bが設けられた端部側とは反対の端部側には、位置決め部は設けられていない。これにより、温度変化に伴う定着装置本体のベルト長手方向の伸縮が拘束されないようにしている。
図5は、加熱装置19の斜視図、図6は、その分解斜視図である。
図5及び図6に示すように、ヒータホルダ23の定着ベルト側の面(図5及び図6における手前側の面)には、ヒータ22を収容するための矩形の収容凹部23aが設けられている。収容凹部23aは、ヒータ22とほぼ同等の形状及びサイズに形成されているが、収容凹部23aの長手方向寸法L2はヒータ22の長手方向寸法L1よりも若干長く設定されている。このように、収容凹部23aがヒータ22よりも若干長く形成されていることで、熱膨張によりヒータ22がその長手方向に伸びても、ヒータ22と収容凹部23aとが干渉しないように構成されている。また、ヒータ22は、この収容凹部23a内に収容された状態で、給電部材としての後述のコネクタによってヒータホルダ23と一緒に挟まれて保持される。
一対の支持部材32は、定着ベルト20の内側に挿入されて定着ベルト20を支持するC字状のベルト支持部32bと、定着ベルト20の端面に接触してベルト長手方向の移動(片寄り)を規制するフランジ状のベルト規制部32cと、ヒータホルダ23及びステー24の両端部側が挿入されてこれらを支持する支持凹部32dと、を有している。定着ベルト20は、その両端部側にベルト支持部32bが挿入されることで、ベルト非回転時においては基本的に周方向(ベルト回転方向)の張力は生じない、いわゆるフリーベルト方式で支持される。
図5及び図6に示すように、ヒータホルダ23の長手方向一端部側には、位置決め部としての位置決め凹部23eが設けられている。この位置決め凹部23eに対して、図5及び図6の左側に示される支持部材32の嵌合部32eが嵌合することで、ヒータホルダ23と支持部材32とのベルト長手方向の位置決めがなされる。一方、図5及び図6の右側に示される支持部材32には、嵌合部32eは設けられておらず、ヒータホルダ23とのベルト長手方向の位置決めはされない。このように、支持部材32に対するヒータホルダ23の位置決めをベルト長手方向の片側のみとすることで、温度変化に伴ってヒータホルダ23がベルト長手方向へ伸縮したとしても、その伸縮が拘束されないようにしている。
また、図6に示すように、ステー24の長手方向の両端部側には、各支持部材32に対するステー24の移動を規制する段差部24aが設けられている。各段差部24aは支持部材32に突き当たることで支持部材32に対するステー24の長手方向の移動を規制する。ただし、これら段差部24aのうち少なくとも一方は、支持部材32に対して隙間(ガタ)を介して配置される。このように、少なくとも一方の段差部24aが支持部材32に対して隙間を介して配置されることで、温度変化に伴ってステー24がベルト長手方向に伸縮したとしても、その伸縮が拘束されないようにしている。
図7は、ヒータ22の平面図、図8は、その分解斜視図である。
図8に示すように、ヒータ22は、基材50と、基材50上に設けられた第1絶縁層51と、第1絶縁層51上に設けられた導体層52と、導体層52を被覆する第2絶縁層53と、を有している。
基材50は、ステンレス(SUS)や鉄、アルミニウム等の金属材料で構成された長手状の板材である。また、基材50の材料として、金属材料のほか、セラミック、ガラス等を用いることも可能である。基材50にセラミックなどの絶縁材料を用いた場合は、基材50と導体層52との間の第1絶縁層51を省略することが可能である。一方、金属材料は、急速加熱に対する耐久性に優れ、加工もしやすいため、低コスト化を図るのに好適である。金属材料の中でも、特にアルミニウムや銅は熱伝導性が高く、温度ムラが発生しにくい点で好ましい。また、ステンレスはこれらに比べて安価に製造できる利点がある。
各絶縁層51,53は、耐熱性ガラスなどの絶縁性を有する材料で構成されている。また、これらの材料として、セラミックあるいはポリイミド(PI)等を用いてもよい。
導体層52は、複数の抵抗発熱体59を有する発熱部60と、複数の電極部61と、これらを電気的に接続する導電部としての複数の給電線62と、で構成されている。本実施形態では、複数の電極部61として、第1の電極部61A及び第2の電極部61Bが設けられ、これらの電極部61A,61Bは、基材50の長手方向の互いに反対の端部側に配置されている。ここで、「端部側」とは、発熱部60よりも基材50の長手方向の一方又は他方の端部側を意味する。また、第1電極部61Aと第2電極部61Bとの間には、複数の抵抗発熱体59が基材50の長手方向に一列に並んで配置されている。図7において、ヒータ22の発熱部60が設けられている面に沿ってヒータ22(基材50)の長手方向Uと交差する方向Yを「短手方向」と称すると、その短手方向Yで見た場合、各抵抗発熱体59は、ヒータ22の長手方向Uに伸びる第1の給電線(第1の導電部)62Aと第2の給電線(第2の導電部)62Bとの間に設けられている。本実施形態では、各抵抗発熱体59が、曲げ部を介してヒータ22の長手方向Uに往復するように(折り返されるように)形成されている。ヒータ22の短手方向Yにおける各抵抗発熱体59の一端部(接続位置G1)は、第1の給電線62Aを介して第1の電極部61Aに接続されている。一方、ヒータ22の短手方向Yにおける各抵抗発熱体59の他端部(接続位置G2)は、第2の給電線62Bを介して第2の電極部61Bに接続されている。このように、各抵抗発熱体59は、第1の給電線62A及び第2の給電線62Bによって第1の電極部61A及び第2の電極部61Bに対して互いに並列に接続されている。
抵抗発熱体59は、給電線62よりも抵抗値が高い導電部となっている。抵抗発熱体59は、例えば、銀パラジウム(AgPd)やガラス粉末などを調合したペーストをスクリーン印刷等により基材50に塗工し、その後、当該基材50を焼成することによって形成される。抵抗発熱体59の材料として、これら以外に、銀合金(AgPt)や酸化ルテニウム(RuO2)の抵抗材料を用いてもよい。
給電線62は、抵抗発熱体59よりも小さい抵抗値の導体で構成されている。給電線62や電極部61の材料としては、銀(Ag)もしくは銀パラジウム(AgPd)などを用いることができ、このような材料をスクリーン印刷するなどによって給電線62や電極部61が形成されている。
図9は、ヒータ22にコネクタ70が接続された状態を示す斜視図である。
図9に示すように、コネクタ70は、樹脂製のハウジング71と、ハウジング71に設けられた複数のコンタクト端子72と、を有している。各コンタクト端子72は、板バネで構成され、給電用のハーネス73が接続されている。
図9に示すように、コネクタ70は、ヒータ22とヒータホルダ23とを表側と裏側から一緒に挟むようにして取り付けられる。この状態で、コンタクト端子72の先端の接触部72aが、電極部61に弾性的に接触(圧接)し、コネクタ70を介して発熱部60と画像形成装置に設けられた電源とが電気的に接続され、電源から発熱部60へ電力が供給可能な状態となる。また、図9に示す電極部61とは反対側にある電極部61に対しても同様にコネクタ70が接続される。なお、各電極部61は、コネクタ70との接続を確保するため、少なくとも一部が第2絶縁層53に被覆されておらず露出した状態となっている(図7参照)。
ところで、上記課題でも述べたように、基材上に給電線が設けられたヒータにおいては、抵抗発熱体を発熱させる際、電源から抵抗発熱体へ電力を供給すると、このときの給電線への通電により給電線でも発熱が生じる。このような給電線の発熱は、ヒータ全体の温度分布に影響を与えることになる。ただし、その影響は、同じではなく、給電線のレイアウトや抵抗発熱体に対する給電線の接続位置などによって変化する。以下、図10及び図11に基づき、給電線の接続位置が異なる場合の給電線による発熱の影響の違いについて説明する。
図10は、上述の本発明の実施形態に係るヒータとは異なる構成を示すものであり、各抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が、ヒータ22の長手方向Uにおける抵抗発熱体59の中央Mを基準に互いに反対側(図の右側及び左側)に設定されている。一方、図11は、本発明の実施形態に係るヒータと同様の構成を示すものであり、各抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が、ヒータ22の長手方向Uにおける抵抗発熱体59の中央Mを基準に互いに同じ側(この例では図の右側)に設定されている。これらの例において、各抵抗発熱体59へ電流が20%ずつ流れたとすると、抵抗発熱体59ごとに区画された各ブロック内で発生する給電線の発熱量は、各図中の表に示すようになる。
ここでは、各給電線のヒータ22の短手方向に伸びる部分は短く、その部分における発熱量はわずかであることからその発熱量は無視し、各給電線のヒータ22の長手方向Uに伸びる部分で発生する発熱量のみを算出している。具体的には、図10及び図11の上側に配置された第1の給電線62Aと、図10及び図11の下側に配置された第2の給電線62Bの、それぞれのヒータ22の長手方向Uに伸びる部分で発生する発熱量を算出している。また、発熱量(W)は下記式(1)で表されることから、図10及び図11の表に示す発熱量は、便宜的に各給電線に流れる電流(I)の二乗として算出している。よって、各図の表に示す発熱量の数値は、あくまで簡易的に算出された値であり、実際の発熱量とは異なるものである。
Figure 0007415273000001
発熱量の具体的な算出方法について、図10における第1ブロック及び第2ブロックを例に説明すると、図10中の第1ブロックにおいては、第1の給電線62Aに流れる電流が100%、第2の給電線62Bに流れる電流が20%であるので、それぞれの二乗の合計値である10400(10000+400)が第1ブロックにおける給電線の合計発熱量となる。また、図10中の第2ブロックにおいては、第1の給電線62Aに流れる電流が80%、第2の給電線62Bに流れる電流が40%であるので、これらの二乗の合計値である80000(6400+1600)が第2ブロックにおける給電線の合計発熱量となる。また、他のブロックにおいても、同様にして発熱量を算出している。
そして、各ブロックの合計発熱量を縦軸に表したものが、図10及び図11中のグラフである。これらのグラフを見てわかるように、各抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が互いに反対側に配置されている場合は(図10のグラフでは)、各ブロックの合計発熱量が、発熱領域中央の第3ブロックを基準に左右対称となっている。これに対して、各抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が互いに同じ側に配置されている場合は(図11のグラフでは)、各ブロックの合計発熱量が、発熱領域中央の第3ブロックを基準に左右非対称となっている。
このように、接続位置が同じ側か異なる側かによって、給電線の合計発熱量が、一方では左右対称になり他方では左右非対称になる。図10に示す例のように、給電線の発熱量が左右対称である場合は、その影響がヒータ全体の温度分布に及んだとしても、ヒータの温度分布が非対称となることはない。これに対して、図11に示す例のように、給電線の発熱量が左右非対称になる場合は、その影響により、ヒータの温度分布が非対称となる虞がある。特に、画像形成装置の高速化に対応するために抵抗発熱体へ流れる電流を大きくした場合や、ヒータをその短手方向に小型化するために給電線を細くした場合は、給電線で生じる発熱量が大きくなるため、ヒータの長手方向に渡る温度のばらつき(温度分布偏差)も顕著となる。そして、ヒータの長手方向に渡る温度のばらつきが大きくなると、定着画像に光沢ムラが発生し、画質の低下につながる懸念がある。また、このような発熱量が左右非対称になる問題は、全ての抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が互いに反対側に配置されている場合に限らず、少なくとも1つの抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が互いに反対側に配置されている場合も生じ得る。
そこで、本実施形態では、ヒータの長手方向に渡る温度のばらつきを抑制するため下記のような対策を講じている。
図12は、本発明に係る画像形成装置の実施の一形態を示す断面平面図である。
図12に示すように、画像形成装置100内には、定着装置9を冷却する冷却手段として、気流発生装置80が設けられている。本実施形態における気流発生装置80は、画像形成装置本体103内の空気を外部に排出する排気ファン81である。また、本実施形態では、画像形成装置本体103の図の上側及び左側の各側壁に吸気口105が設けられ、画像形成装置本体103の図の右側の側壁に排気口107が設けられている。排気ファン81は、定着装置9よりも排気口107の近くに設けられている。排気ファン81を駆動させると、吸気口105から外部の空気が吸入され、排気口107から外部へ空気が排出されることで、画像形成装置本体103内で吸気口105から排気口107へ流れる気流が発生する。
また、図12に示すように、定着装置9の装置フレーム40には、複数の通気孔41が設けられている。このため、主に図の上側の吸気口105から吸入された空気は、定着装置9の各通気孔41を通過して排気口107から排出される。なお、この通気孔41は、通気を行うために開放された孔であり、用紙を通紙するために設けられた開口部(用紙入口及び用紙出口)や、定着装置を画像形成装置本体に取り付けるための位置決め突起やボルトなどが挿入される孔とは異なるものである。さらに、本実施形態では、各通気孔41と排気ファン81との間に、各通気孔41から排気ファン81へ気流を誘導する通気路を構成するダクト83が設けられている。
ここで、吸気口105から吸引された空気は、画像形成装置本体103内を通過する際に、定着装置9などの熱源に曝されることで温度上昇する。このため、通常、排気口107から排出される空気は、吸気口105から吸入される空気よりも温度が高くなる。言い換えれば、吸気口105から吸入される空気は、排気口107から排出される空気に比べて温度が低い。要するに、外部から空気が吸入される側では、外部へ空気が排出される側よりも、気流による冷却能力が高いと言える。
従って、気流による冷却能力が高い側に、ヒータ22の温度が高くなる端部側を配置することで、ヒータ22の長手方向に渡る温度のばらつきを抑制できるようになる。例えば、上述の図11に示すヒータ22では、温度がヒータ22の右端部側よりも左端部側で高くなるので、温度の高い左端部側から温度の低い右端部側へ向かって気流を発生させるようにすればよい。すなわち、温度の高い左端部側が気流の上流側となり、温度の低い右端側が気流の下流側となるようにする。
ただし、図13に示す例のように、図11に示す例とは反対に、各抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置が、いずれも抵抗発熱体59の中央Mよりもヒータ22の左端部側である場合は、ヒータ22の温度が高くなる側も反対側となる。すなわち、この場合は、ヒータ22の左端部側よりも右端部側で温度が高くなるので、図11に示す例とは反対に、ヒータ22の右端部側から左端部側へ向かって気流を発生させ、温度の高い右端部側が気流の上流側となり、温度の低い左端側が気流の下流側となるようにすればよい。
要するに、抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置が、ヒータ22の長手方向Uにおける抵抗発熱体59の中央Mよりもヒータ22の長手方向Uの一端部側であれば、その一端部側とは反対のヒータ22の他端部側で温度が高くなるので、冷却手段の冷却能力を、一端部側(温度が低い側)よりも他端部側(温度が高い側)で高くすればよい。なお、ここでいう「一端部」とは、ヒータ22の長手方向の両端部のうち、任意のいずれか一方を意味する。
このように、本実施形態では、ヒータ22の温度が高くなる側での冷却能力を高めることで、ヒータ22や定着ベルト20の長手方向に渡る温度のばらつきを抑制できるようになる。これにより、光沢ムラなどの不具合を抑制でき、画像品質を維持できるようになる。
また、気流を効果的に発生させ、冷却能力を向上させるには、図12に示すように、排気ファン81が、全ての抵抗発熱体59が配置されている長手方向範囲である発熱領域Hの中央Jよりも排気口107側に配置されていることが好ましい。すなわち、図12において、温度の高いヒータ22の左端部側から温度の低いヒータ22の右端部側へ向かう矢印S1方向を便宜的に「第1の方向」と称すると、排気ファン81は、発熱領域Hの中央Jよりも第1の方向S1側に配置されていることが好ましい。さらに好ましくは、排気ファン81が、発熱領域Hの第1の方向S1側の端部K1よりも第1の方向S1側に配置されているとよい。
図12に示すようなレイアウトの画像形成装置においては、排気ファン81の回転軸方向Lを、ヒータ22の長手方向Uあるいは加圧ローラ21の回転軸方向Vと平行にすることで、排気ファン81を排気口107が設けられた側壁の内面又はその近傍に設置しやすくなり、排気口107からの空気の排出も行いやすくなる。
しかしながら、レイアウト上の都合などにより、排気ファン81を、その回転軸方向Lがヒータ22の長手方向Uあるいは加圧ローラ21の回転軸方向Vと平行となるように配置しにくい場合は、これらに対して排気ファン81の回転軸方向Lを±θ°傾斜させてもよい。ただし、排気ファン81の傾斜角度θが大きくなり過ぎると、排気口107から空気を排出しにくくなるので、排気ファン81の傾斜角度θは、ヒータ22の長手方向Uあるいは加圧ローラ21の回転軸方向Vに対して±60°の範囲内(-60°≦θ≦+60°)であることが好ましい。より好ましくは、排気ファン81の傾斜角度θが±45°の範囲内(-45°≦θ≦+45°)であるのがよく、さらに好ましくは±30°の範囲内(-30°≦θ≦+30°)であるのがよい。
また、図12に示すように、本実施形態では、排気ファン81が配置されている空間と、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkの駆動源であるモータ35が配置されている空間とが、互いに連通していることで、排気ファン81によって気流を発生させると、定着装置9の周囲のほか、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkのモータ35の周囲にも気流を発生させることができる。このように、定着装置9を冷却する排気ファン81によって、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkのモータ35や、電源基板、現像装置、又は露光装置などの他の冷却対象物の周囲にも気流を発生させることで、冷却対象物ごとに専用の排気ファンを設置する必要がなくなり、画像形成装置の小型化や低コスト化が可能である。
また、図12に示すように、定着装置9の装置フレーム40に設けられている通気孔41は、加圧ローラ21側よりも定着ベルト20側に配置されている方が望ましい。このような配置とすることで、特に長手方向に渡って温度を均一にしたい定着ベルト20側で効果的に気流を発生させることができ、上述のヒータ22の長手方向に渡る温度のばらつきを抑制しやすくなる。
また、図14に示すように、定着ベルト20の温度を検知するベルト温度検知手段としての温度センサ34を、通気孔41に対応(対向)する位置に設けてもよい。このような位置に温度センサ34を配置することで、下記のような利点がある。なお、温度センサ34は、非接触型又は接触型のどちらでもよい。
定着装置9においては、用紙Pがニップ部Nを通過する際に用紙Pが加熱されることで、用紙Pに含まれる水分が水蒸気となって放出される。このとき、水蒸気が温度センサ34の温度検知部34aに水滴となって付着すると、温度検知誤差が生じる虞がある。これに対して、図14に示す例のように、温度センサ34を通気孔41に対向した位置に設けることで、温度センサ34の周囲に気流が発生しやすくなり、温度検知部34aへの水滴の付着を抑制することができるので、温度検知誤差を生じにくくすることが可能である。また、温度検知部34aへの水滴の付着が抑制されることで、これまで水滴が付着しやすかった箇所にも温度センサ34を配置できるようになり、レイアウトの自由度が向上する。また、温度センサ34として、水滴の付着により温度検知精度が低下しやすい安価な赤外線温度センサ(例えば、NCセンサ、サーモパイルなど)を採用することができるようになり、低コスト化も図れるようになる。
また、温度センサ34に水滴が付着しにくくなることで、図15に示すように、温度センサ34を、水蒸気に曝されやすいヒータ22の重力方向の上側の位置に配置することもできるようになる。すなわち、温度センサ34は、通気孔41に対応する位置であれば、温度検知部34aの上端がヒータ22の上端よりも重力方向の上側になる位置に 配置されても、温度検知精度を維持できる。また、このような位置に温度センサ34を配置することで、温度が高くなるニップ部Nの出口側で定着ベルト20の温度を検知できるようになり、定着ベルト20の温度上昇をより正確に検知できるようになる。
また、温度センサ34は、図16に示すように、ヒータ22の長手方向の左端部側に配置されてもよいし、図17に示すように、これとは反対の右端部側に配置されてもよい。
図16に示す例のように、温度センサ34を、発熱領域Hの中央Jよりもヒータ22の左端部側(上記第1の方向S1とは反対の第2の方向S2側)に配置した場合は、温度センサ34の位置が、ヒータ22の温度の高い部分に近くなる。この場合、温度センサ34によって定着ベルト20の温度の高い部分を検知しやすくなり、過度な温度上昇を未然に検知できる。これにより、安全性が向上すると共に、用紙上の溶融トナーが高温のために定着ローラに付着する、いわゆる高温オフセットの発生を抑制できるようになる。
一方、図17に示す例のように、温度センサ34を、発熱領域Hの中央Jよりもヒータ22の右端部側(上記第1の方向S1側)に配置した場合は、温度センサ34の位置が、ヒータ22の温度の低い部分に近くなる。この場合、温度センサ34によって定着ベルト20の温度の低い部分を検知しやすくなるので、トナーを溶融させる熱量が不足することで未溶融トナーが定着ベルト20に付着する、いわゆる低温オフセットの発生を抑制できるようになる。
続いて、図18に基づき、排気ファン81に代えて、吸気ファン82を設けた実施形態について説明する。
図18に示すように、本実施形態では、冷却手段(気流発生装置80)としての吸気ファン82を画像形成装置本体103内に設けている。また、本実施形態では、画像形成装置本体103の図の下側の側壁に吸気口105が設けられ、図の上側の側壁に排気口107が設けられている。吸気ファン82は、定着装置9よりも吸気口105に近い位置に配置されている。また、上述の実施形態と同様に、定着装置9の装置フレーム40には、複数の通気孔41が設けられ、各通気孔41と吸気ファン82との間に、吸気ファン82から各通気孔41へ気流を誘導するダクト83が設けられている。
この場合、吸気ファン82によって、吸気口105から排気口107へ気流を発生させることで、ヒータ22や定着ベルト20の長手方向に渡る温度のばらつきを抑制することができる。すなわち、ヒータ22の温度の高い左端部側から温度の低い右端部側に向かって気流を発生させ、温度の高い左端部側を気流の上流側とし、温度の低い右端部側を気流の下流側とすることで、ヒータ22の温度が高くなる側を効果的に冷却することができる。
また、図18に示すように、吸気ファン82は、発熱領域Hの中央Jよりも吸気口105側に配置されていることが好ましい。すなわち、図18において、温度の低いヒータ22の右端部側から温度の高いヒータ22の左端部側へ向かう矢印S2方向を「第2の方向」とすると、吸気ファン82は、発熱領域Hの中央Jよりも第2の方向S2側に配置されていることが好ましい。さらに好ましくは、吸気ファン82が、発熱領域Hの第2の方向S2側の端部K2よりも第2の方向S2側に配置されているとよい。
また、吸気ファン82は、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkを支持する内部フレーム110や定着装置9に近づきすぎると、これらが気流の抵抗となり、効果的に気流を発生させにくくなる。そのため、吸気ファン82は、内部フレーム110や定着装置9からは多少離れた位置に配置されていることが望ましい。従って、図18に示すようなレイアウトの画像形成装置においては、吸気ファン82の回転軸方向Lが、ヒータ22の長手方向Uあるいは加圧ローラ21の回転軸方向Vに対して45°の角度に設定されることで、効果的に気流を発生させることができる。
しかしながら、レイアウト上の都合などにより、吸気ファン82を、その回転軸方向Lがヒータ22の長手方向Uあるいは加圧ローラ21の回転軸方向Vに対して45°の角度となるように配置しにくい場合は、これらに対して吸気ファン82の回転軸方向Lを45°±θ°傾斜させてもよい。ただし、この角度θが大きくなり過ぎると、気流を発生させにくくなるので、角度θは、±60°の範囲内(-60°≦θ≦+60°)であることが好ましい。より好ましくは、角度θが、±45°の範囲内(-45°≦θ≦+45°)であるのがよく、さらに好ましくは±30°の範囲内(-30°≦θ≦+30°)であるのがよい。
また、このような吸気ファン82が設けられた実施形態においても、上述の実施形態と同様に、温度センサ34を通気孔41に対応(対向)する位置に設けることで(図14参照)、温度センサ34に水滴が付着しにくくなり、温度検知誤差の抑制や、レイアウト自由度の向上、安価な温度センサを採用できることによる低コスト化を図れるようになる。また、本実施形態においても、温度センサ34の配置として、図15~図17に示す例と同様の配置を採用することが可能である。それぞれの配置を採用した場合の効果は、上述の効果と同様であるので説明を省略する。
以上のように、本発明によれば、給電線の発熱によりヒータの長手方向に渡って温度のばらつきが生じたとしても、ヒータの温度が高くなる側での冷却手段の冷却能力を高めることで、ヒータや定着ベルトの長手方向に渡る温度のばらつきを抑制することができるようになる。これにより、温度のばらつきに起因する光沢ムラなどの不具合を抑制でき、画像品質を維持できるようになる。なお、本発明は、図11や図13に示すような全ての抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が互いに反対側に配置されている場合に限らず、少なくとも1つの抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が互いに反対側に配置されている場合にも適用可能である。
また、このような温度のばらつきを抑制できることで、高速化に対応するために抵抗発熱体へ流れる電流を大きくしたり、小型化のために給電線を細くしたりする構成を採用しやすくなる。すなわち、発熱体へ流れる電流を大きくしたり、給電線を細くしたりすることにより給電線の発熱量が顕著となっても、給電線の発熱に起因する温度のばらつきを抑制できるので、画像形成装置の高速化及び小型化の一方あるいは両方を実現できるようになる。
従って、本発明は、小型化のために特に短手方向寸法を小さくしたヒータに適用されることでより大きな効果を期待できる。具体的には、図19において、ヒータ22(基材50)の短手方向寸法をQ、抵抗発熱体59の短手方向寸法をRとすると、ヒータ22の短手方向寸法Qに対する抵抗発熱体59の短手方向寸法Rの比(R/Q)が25%以上となるヒータ22に対して本発明を適用した場合、大きな効果を期待できる。なお、抵抗発熱体59の短手方向寸法Rは、折り返されるように形成された抵抗発熱体59の1つの線状の部分の太さではなく、抵抗発熱体59全体の短手方向寸法を意味する。さらに、前記短手方向の寸法比(R/Q)が40%以上となるヒータ22であれば、本発明を適用することの効果はより大きくなる。
図19に示す例では、ヒータ22の基材50が長方形であるため、ヒータ22の短手方向寸法Qはどの長手方向位置でも同じ寸法であるが、図20に示す例のように、基材50の縁に凹凸がある場合は、長手方向位置によって短手方向寸法Qが変化する。このような場合は、全ての抵抗発熱体59が配置されている発熱領域H内で、ヒータ22が短手方向Yに最小となる寸法を、上記ヒータ22の短手方向寸法Qとする。
また、本発明は、ヒータ22の長手方向寸法Laに対するヒータ22の短手方向寸法Qの比(Q/La)が、1.5%より大きく、6%未満となるヒータ22や、ヒータ22の短手方向寸法Qに対する給電線62A,62Bの短手方向寸法Wbの比(Wb/Q)が、2%より大きく、20%未満となるヒータ22に対しても、適用可能である。なお、図20に示す例のように、基材50の長手方向寸法がその部分によって異なる場合は、ヒータ22が長手方向Uに最大となる寸法を、上記ヒータ22の長手方向寸法Laとする。また、給電線62A,62Bの短手方向寸法Wbは、給電線62A,62Bがヒータ22の長手方向Uに伸びる線状部分の太さを意味し、抵抗発熱体59に接続するためにヒータ22の短手方向Yに折れ曲がった部分を含まない。また、図20に示すように、給電線62A,62Bの太さがヒータ22の長手方向位置によって変化する場合は、発熱領域H内での第1の給電線62A又は第2の給電線62Bの最小の短手方向寸法を、給電線62A,62Bの短手方向寸法Wbとする。
上述のように、本発明によれば、抵抗発熱体に対する各給電線の接続位置が同じ側のヒータにおいて、その長手方向に渡る温度のばらつきを抑制することができるので、このような接続位置が同じ側であるヒータを積極的に採用することができるようになる。これにより、以下のような利点が得られるようになる。
一般的に、面状のヒータを備える定着装置においては、ヒータの温度を検知する加熱部材温度検知手段として、図21に示すようなサーミスタなどの温度センサ44が設けられている。この温度センサ44は、例えば、ヒータ22の発熱部60が設けられている面とは反対側の裏面などに接触するように設けられ、ヒータ22又は定着ベルト20の温度制御を行うためにヒータ22の温度を検知する。通常、ヒータ22の温度は、その短手方向Yにおける発熱部60の端部側よりも中央側の方が高くなるので、ヒータ22の過昇温を未然に防ぐため、温度センサ44はヒータ22の短手方向Yにおける発熱部60の中央Fに対応する位置(以下、単に「短手方向中央位置」という。)に設けられる。
ここで、図22に示す例のように、抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が互いに反対側であるヒータ22においては、抵抗発熱体59の折り返された線状部分の1つが発熱部60の短手方向中央位置Fに配置されるので、上記のように、温度センサ44を発熱部60の短手方向中央位置Fに配置すると、温度センサ44の温度検知部44aが、発熱部60の短手方向中央位置Fにある抵抗発熱体59上に配置される。なお、ここでいう「抵抗発熱体上」とは、ヒータ22の長手方向U及び短手方向Yに対して交差する方向である厚さ方向において、抵抗発熱体と互いに重なる位置を意味する。
そして、この場合、図23に示すように、抵抗発熱体59が配置された発熱部60の短手方向中央位置Fでの温度が最も高いピーク値となるので、このピーク値の温度が温度センサ44によって検知される。しかしながら、ピーク値の近傍では、ヒータ22の温度が非常に狭い範囲で大きく変化するため、温度センサ44の配置がヒータ22の短手方向Yに少しでもずれると、検知温度が大きく変化し、適切に温度を検知することができなくなる虞がある。
これに対して、図24に示す例のように、抵抗発熱体59に対する各給電線62A,62Bの接続位置G1,G2が同じ側である場合は、温度検知部44aが、抵抗発熱体59上ではなく、抵抗発熱体59におけるヒータ22の長手方向Uに伸びる部分の間(抵抗発熱体59が設けられていない部分)に対応する位置に配置される。なお、ここでいう「長手方向に伸びる部分の間に対応する位置」とは、抵抗発熱体59におけるヒータ22の長手方向Uに伸びる部分の間の位置に対して、ヒータ22の上記厚さ方向で重なる位置を意味する。
この場合、図25に示すように、温度センサ44によって、ヒータ22の隣り合うピーク値同士の間の温度が検知される。このような隣り合うピーク値同士の間では温度が比較的広い範囲で緩やかに変化するため、温度センサ44の配置がヒータ22の短手方向Yにずれたとしても、検知温度は変化しにくい。従って、この場合は、温度センサ44の配置がずれたときの検知温度のばらつきを低減できる利点がある。また、温度センサ44の配置がずれたとしても検知温度のばらつきが生じにくいことから、温度センサ44の設置を高精度に行わなくてもよいので、温度センサ44の設置作業性が向上する。
なお、図22に示すヒータ22においても、図24に示すヒータ22と同様に、温度検知部44aを、隣り合うピーク値同士の間に配置することも可能である。しかしながら、その場合は、隣り合うピーク値の一方と他方とで温度の高さが異なるので(図23参照)、温度センサ44がどちらのピーク値寄りにずれるかによって、検知温度の変化量も異なってくる。従って、検知温度のばらつきを抑制する観点からすれば、やはり、各給電線の接続位置が互いに反対側である構成よりも、同じ側である構成の方が好ましい。
このように、抵抗発熱体に対する各給電線の接続位置が同じ側である構成においては、接続位置が互いに反対側である構成に比べて、ヒータ22の短手方向Yにおける温度センサ44の配置の点で有利となる。
また、ヒータ22の長手方向Uにおける温度センサ44の配置は、下記の点に注意して行うことが望ましい。
図26に示すように、本実施形態では、ヒータ22の長手方向Uにおける各抵抗発熱体59の両端部が、通紙方向(図26の上下方向)に対して傾斜しており、互いに隣り合う抵抗発熱体59の端部の少なくとも一部が、ヒータ22の長手方向Uに渡って互いに重複(オーバーラップ)している。すなわち、互いに隣り合う抵抗発熱体59の端部の少なくとも一部は、ヒータ22の長手方向Uにおける同じ領域Z内に配置されており、抵抗発熱体59は、隣り合う他の抵抗発熱体59とヒータ22の長手方向Uにおいて同じ領域Z内に配置される重複部59aと、隣り合う他の抵抗発熱体59とヒータ22の長手方向Uにおいて同じ領域Z内に配置されない非重複部59bとを有する。
このような重複部59aがある場合は、隣り合う抵抗発熱体59同士の間での温度低下を抑制できる。しかしながら、重複部59aでは、非重複部59bに比べて、位置ごとの温度のばらつきが大きくなる傾向がある。そのため、図26に示すように、温度センサ44の温度検知部44aは、重複部59aではなく、非重複部59bに対応する位置に配置されることが好ましい。なお、ここでいう「非重複部に対応する位置」とは、非重複部59bに対して、ヒータ22の上記厚さ方向で重なる位置を意味する。
また、本発明に係る実施形態において、ヒータの長手方向に渡る温度のばらつきをより一層抑制するために、PTC特性を有する抵抗発熱体を用いてもよい。PTC特性とは、温度が高くなると抵抗値が高くなる(一定電圧をかけた場合に、ヒータ出力が下がる)特性である。PTC特性を有する発熱部とすることで、低温では高出力によって高速で立ち上がり、高温では低出力により過昇温を抑制することができる。例えば、PTC特性のTCR係数を300~4000ppm/度程度にすれば、ヒータに必要な抵抗値を確保しながら、低コスト化を図れる。より好ましくは、TCR係数を500~2000ppm/度とするのがよい。
抵抗温度係数(TCR)は、下記式(2)を用いて算出することができる。式(2)中のT0は基準温度、T1は任意温度、R0は基準温度T0における抵抗値、R1は任意温度T1における抵抗値である。例えば、図7に示す上述のヒータ22において、第1の電極部61Aと第2の電極部61Bとの間の抵抗値が、25℃(基準温度T0)で10Ω(抵抗値R0)であり、125℃(任意温度T1)で12Ω(抵抗値R1)であった場合は、式(2)から抵抗温度係数は2000ppm/℃となる。
Figure 0007415273000002
上述の実施形態では、複数の抵抗発熱体59を同時に発熱させるヒータ22を例に説明したが、本発明は、図27に示すような互いに独立して発熱制御可能な抵抗発熱体59を備えるヒータにも適用可能である。
図27に示す例では、複数の抵抗発熱体59のうち、両端以外の各抵抗発熱体59で構成される第1の発熱部(第1の抵抗発熱体群)60Aと、両端の各抵抗発熱体59で構成される第2の発熱部(第2の抵抗発熱体群)60Bとが、互いに独立して発熱制御可能に構成されている。第1の発熱部60Aの各抵抗発熱体59は、第1の給電線62A及び第2の給電線62Bを介して第1の電極部61A及び第2の電極部61Bに接続され、第2の発熱部60Bの各抵抗発熱体59は、第3の給電線62C及び第4の給電線62Dを介して第2の電極部61B及び第3の電極部61Cに接続されている。
第1電極部61A及び第2電極部61Bに電圧が印加された場合は、両端以外の各抵抗発熱体59が通電することで、第1の発熱部60Aのみが発熱する。一方、第1電極部61A及び第3電極部61Cに電圧が印加された場合は、両端の各抵抗発熱体59が通電することで、第2の発熱部60Bのみが発熱する。また、全ての電極部61A~61Cに電圧が印加されれば、第1の発熱部60A及び第2の発熱部60Bの両方の(全ての)抵抗発熱体59を発熱させることができる。
このような2つの発熱部(抵抗発熱体群)60a,60Bを互いに独立して発熱制御可能な構成においても、抵抗発熱体59に対する各給電線の接続位置G1,G2が、ヒータ22の長手方向Uにおける抵抗発熱体59の中央Mを基準に同じ側である場合、上述のヒータ22の長手方向に渡る温度のばらつきが発生し得る。例えば、第1の発熱部60Aを発熱させた場合、第1の給電線62A及び第2の給電線62Bへの通電により、これらの給電線62A,62Bが発熱することで、ヒータ22の長手方向に渡る温度のばらつきが発生する。そのため、このような構成においても、本発明を適用することで、ヒータ22の長手方向に渡る温度のばらつきを抑制することが可能である。
ヒータ22の長手方向に渡る温度のばらつきを抑制する冷却手段としては、上述の排気ファン81及び吸気ファン82のいずれか一方のみを用いる場合に限らず、排気ファン81と吸気ファン82の両方を用いてもよい。また、冷却手段として、排気ファン81や吸気ファン82以外の冷却手段を適用することも可能である。
上述の実施形態では、第1の給電線62A及び第2の給電線62Bが、それぞれヒータ22の短手方向Yに伸びる部分を有しており(図7参照)、その短手方向Yに伸びる部分が各抵抗発熱体59に接続されているが、各給電線62A,62Bと各抵抗発熱体59とを接続するヒータ22の短手方向Yに伸びる部分は、各給電線62A,62Bの一部である場合に限らず、図28に示す例のように、各抵抗発熱体59の一部であってもよい。
また、各抵抗発熱体59の折り返し数(曲げ部の数)は、複数である場合に限らず、図29及び図30に示す例のように、1つであってもよい。また、各給電線62A,62Bと各抵抗発熱体59との接続位置G1,G2は、図29に示すように、各抵抗発熱体59の端部における角であってもよいし、図30に示すように、各抵抗発熱体59の端部における短手方向Yに伸びる縁全体であってもよい。
また、本発明は、上述の定着装置のほか、図31~図33に示すような定着装置にも適用可能である。以下、図31~図33に示す各定着装置の構成について簡単に説明する。
まず、図31に示す定着装置9は、定着ベルト20に対して加圧ローラ21側とは反対側に、押圧ローラ90が配置されており、この押圧ローラ90とヒータ22とによって定着ベルト20を挟んで加熱するように構成されている。一方、加圧ローラ21側では、定着ベルト20の内周にニップ形成部材91が配置されている。ニップ形成部材91は、ステー24によって支持されており、ニップ形成部材91と加圧ローラ21とによって定着ベルト20を挟んでニップ部Nを形成している。
次に、図32に示す定着装置9では、前述の押圧ローラ90が省略されており、定着ベルト20とヒータ22との周方向接触長さを確保するために、ヒータ22が定着ベルト20の曲率に合わせて円弧状に形成されている。その他は、図31に示す定着装置9と同じ構成である。
最後に、図33に示す定着装置9では、定着ベルト20のほかに加圧ベルト92が設けられ、加熱ニップ(第1ニップ部)N1と定着ニップ(第2ニップ部)N2とを分けて構成している。すなわち、加圧ローラ21に対して定着ベルト20側とは反対側に、ニップ形成部材91とステー93とを配置し、これらニップ形成部材91とステー93を内包するように加圧ベルト92を回転可能に配置している。そして、加圧ベルト92と加圧ローラ21との間の定着ニップN2に用紙Pを通紙して加熱及び加圧して画像を定着する。その他は、図2に示す定着装置9と同じ構成である。
また、本発明は、上記のような定着装置を備える電子写真方式の画像形成装置のほか、用紙に塗布されたインクを乾燥させる乾燥装置を備えるインクジェット式の画像形成装置、さらには、被覆部材としてのフィルムを用紙等のシートの表面に熱圧着するラミネータや、包材のシール部を熱圧着するヒートシーラーなどの、対象物を加熱して圧着する熱圧着部を備える熱圧着装置にも適用可能である。このようなインクジェット式の画像形成装置や熱圧着装置にも本発明を適用することで、これらの装置においてもヒータの長手方向に渡る温度のばらつきを抑制でき、小型化や高速度化にも対応できるようになる。
1Y,1M,1C,1Bk 作像ユニット(画像形成部)
9 定着装置
19 加熱装置
20 定着ベルト(定着部材、ベルト部材)
21 加圧ローラ(対向部材)
22 ヒータ(加熱部材)
34 温度センサ(ベルト温度検知手段)
34a 温度検知部
40 装置フレーム
41 通気孔
44 温度センサ(加熱部材温度検知手段)
44a 温度検知部
59 抵抗発熱体
59a 重複部
59b 非重複部
60 発熱部
60A 第1の発熱部
60B 第2の発熱部
61 電極部
61A 第1の電極部
61B 第2の電極部
61C 第3の電極部
62 給電線(導電部)
62A 第1の給電線
62B 第2の給電線
62C 第3の給電線
62D 第4の給電線
80 気流発生装置(冷却手段)
81 排気ファン
82 吸気ファン
83 ダクト(通気路)
105 吸気口
106 吸気口
107 排気口
H 発熱領域
J 長手方向範囲の中央
L ファンの回転軸方向
La ヒータの長手方向寸法
N ニップ部
Q ヒータの短手方向寸法
R 抵抗発熱体の短手方向寸法
S1 第1の方向
S2 第2の方向
Wb 給電線の短手方向寸法
U ヒータの長手方向
Y ヒータの短手方向
特開2017-191149号公報

Claims (21)

  1. 冷却手段と、加熱部材を備える加熱装置と、を有する画像形成装置であって、
    前記加熱部材は、前記加熱部材の長手方向に並ぶ複数の抵抗発熱体を有する発熱部と、第1の電極部及び第2の電極部と、前記第1の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第1の導電部と、前記第2の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第2の導電部とを備え、
    前記抵抗発熱体に対する前記第1の導電部の接続位置と、前記抵抗発熱体に対する前記第2の導電部の接続位置とが、前記加熱部材の長手方向における前記抵抗発熱体の中央よりも前記加熱部材の長手方向の一端部側であり、
    前記冷却手段の冷却能力は、前記加熱部材の前記一端部側よりもこれとは反対の他端部側で高く、
    前記抵抗発熱体は、曲げ部を介して前記加熱部材の長手方向に往復するように形成され、
    前記加熱部材の温度を検知する加熱部材温度検知手段が、前記抵抗発熱体における前記加熱部材の長手方向に伸びる部分の間に対応する位置に配置され、
    さらに、前記抵抗発熱体は、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置された重複部と、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置されない非重複部とを有し、
    前記加熱部材温度検知手段は、前記非重複部に対応する位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加熱部材の前記発熱部が設けられた面に沿って長手方向と交差する方向を、短手方向とすると、
    前記加熱部材の長手方向寸法に対する前記加熱部材の短手方向寸法の比が、1.5%より大きく、6%未満である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記加熱部材の前記発熱部が設けられた面に沿って長手方向と交差する方向を、短手方向とすると、
    前記加熱部材の短手方向寸法に対する前記第1の導電部又は前記第2の導電部の短手方向寸法の比が、2%より大きく、20%未満である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記加熱部材の前記発熱部が設けられた面に沿って長手方向と交差する方向を、短手方向とすると、
    前記加熱部材の短手方向寸法に対する前記抵抗発熱体の短手方向寸法の比が、25%以上である請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記加熱部材の前記発熱部が設けられた面に沿って長手方向と交差する方向を、短手方向とすると、
    前記加熱部材の短手方向寸法に対する前記抵抗発熱体の短手方向寸法の比が、40%以上である請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記冷却手段は、気流発生装置を有し、
    前記気流発生装置によって、前記加熱部材に対して前記他端部側から前記一端部側へ気流を発生させる請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記加熱装置は、前記加熱部材を支持する装置フレームを備え、
    前記装置フレームは通気孔を有し、
    前記気流発生装置と前記通気孔との間に、気流を誘導する通気路が設けられている請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記加熱部材に接触する無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材に接触してニップ部を形成する対向部材と、
    を備え、
    前記通気孔は、前記対向部材よりも前記ベルト部材に近い位置に設けられている請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置本体に、外部から空気を吸入する吸気口と、外部に空気を排気する排気口とが設けられ、
    前記気流発生装置は、前記加熱装置よりも前記排気口に近い位置に配置された排気ファンであって、
    前記排気ファンの回転軸方向は、前記加熱部材の長手方向に対して±60°の角度範囲内に設定されている請求項6から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記加熱部材の前記他端部側から前記一端部側へ向かう方向を第1の方向とすると、
    前記排気ファンは、全ての前記抵抗発熱体が配置されている長手方向範囲である発熱領域の中央よりも前記第1の方向側に配置されている請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記加熱部材の前記他端部側から前記一端部側へ向かう方向を第1の方向とすると、
    前記排気ファンは、全ての前記抵抗発熱体が配置されている長手方向範囲である発熱領域の前記第1の方向側の端部よりも前記第1の方向側に配置されている請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置本体に、外部から空気を吸入する吸気口と、外部に空気を排気する排気口とが設けられ、
    前記気流発生装置は、前記加熱装置よりも前記吸気口に近い位置に配置された吸気ファンであって、
    前記吸気ファンの回転軸方向は、前記加熱部材の長手方向に対して45°±60°の角度範囲内に設定されている請求項6から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記加熱部材の前記一端部側から前記他端部側へ向かう方向を第2の方向とすると、
    前記吸気ファンは、全ての前記抵抗発熱体が配置されている長手方向範囲である発熱領域の中央よりも前記第2の方向側に配置されている請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記加熱部材の前記一端部側から前記他端部側へ向かう方向を第2の方向とすると、
    前記吸気ファンは、全ての前記抵抗発熱体が配置されている長手方向範囲である発熱領域の前記第2の方向側の端部よりも前記第2の方向側に配置されている請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 前記通気孔に対応した位置に、前記ベルト部材の温度を検知するベルト温度検知手段が設けられている請求項8に記載の画像形成装置。
  16. 前記ベルト温度検知手段の温度検知部の上端は、前記加熱部材の上端よりも重力方向の上側に配置されている請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記加熱部材の前記他端部側から前記一端部側へ向かう方向を第1の方向とすると、
    前記ベルト温度検知手段は、全ての前記抵抗発熱体が配置されている長手方向範囲である発熱領域の中央よりも前記第1の方向側に配置されている請求項15又は16に記載の画像形成装置。
  18. 前記加熱部材の前記一端部側から前記他端部側へ向かう方向を第2の方向とすると、
    前記ベルト温度検知手段は、全ての前記抵抗発熱体が配置されている長手方向範囲である発熱領域の中央よりも前記第2の方向側に配置されている請求項15又は16に記載の画像形成装置。
  19. 気流発生装置と、加熱部材を備える加熱装置と、を有する画像形成装置であって、
    前記加熱部材は、前記加熱部材の長手方向に並ぶ複数の抵抗発熱体を有する発熱部と、第1の電極部及び第2の電極部と、前記第1の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第1の導電部と、前記第2の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第2の導電部とを備え、
    前記抵抗発熱体に対する前記第1の導電部の接続位置と、前記抵抗発熱体に対する前記第2の導電部の接続位置とが、前記加熱部材の長手方向における前記抵抗発熱体の中央よりも前記加熱部材の長手方向の一端部側であり、
    前記加熱部材の前記一端部側が前記気流発生装置の気流の下流側で、これとは反対の他端部側が前記気流発生装置の気流の上流側とし、
    前記抵抗発熱体は、曲げ部を介して前記加熱部材の長手方向に往復するように形成され、
    前記加熱部材の温度を検知する加熱部材温度検知手段が、前記抵抗発熱体における前記加熱部材の長手方向に伸びる部分の間に対応する位置に配置され、
    さらに、前記抵抗発熱体は、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置された重複部と、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置されない非重複部とを有し、
    前記加熱部材温度検知手段は、前記非重複部に対応する位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  20. 冷却手段と、加熱部材を備える加熱装置と、を有する熱圧着装置であって、
    前記加熱部材は、前記加熱部材の長手方向に並ぶ複数の抵抗発熱体を有する発熱部と、第1の電極部及び第2の電極部と、前記第1の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第1の導電部と、前記第2の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第2の導電部とを備え、
    前記抵抗発熱体に対する前記第1の導電部の接続位置と、前記抵抗発熱体に対する前記第2の導電部の接続位置とが、前記加熱部材の長手方向における前記抵抗発熱体の中央よりも前記加熱部材の長手方向の一端部側であり、
    前記冷却手段の冷却能力は、前記加熱部材の前記一端部側よりもこれとは反対の他端部側で高く、
    前記抵抗発熱体は、曲げ部を介して前記加熱部材の長手方向に往復するように形成され、
    前記加熱部材の温度を検知する加熱部材温度検知手段が、前記抵抗発熱体における前記加熱部材の長手方向に伸びる部分の間に対応する位置に配置され、
    さらに、前記抵抗発熱体は、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置された重複部と、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置されない非重複部とを有し、
    前記加熱部材温度検知手段は、前記非重複部に対応する位置に配置されていることを特徴とする熱圧着装置。
  21. 気流発生装置と、加熱部材を備える加熱装置と、を有する熱圧着装置であって、
    前記加熱部材は、前記加熱部材の長手方向に並ぶ複数の抵抗発熱体を有する発熱部と、第1の電極部及び第2の電極部と、前記第1の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第1の導電部と、前記第2の電極部に対して前記複数の抵抗発熱体を互いに並列に接続する第2の導電部とを備え、
    前記抵抗発熱体に対する前記第1の導電部の接続位置と、前記抵抗発熱体に対する前記第2の導電部の接続位置とが、前記加熱部材の長手方向における前記抵抗発熱体の中央よりも前記加熱部材の長手方向の一端部側であり、
    前記加熱部材の前記一端部側が前記気流発生装置の気流の下流側で、これとは反対の他端部側が前記気流発生装置の気流の上流側とし、
    前記抵抗発熱体は、曲げ部を介して前記加熱部材の長手方向に往復するように形成され、
    前記加熱部材の温度を検知する加熱部材温度検知手段が、前記抵抗発熱体における前記加熱部材の長手方向に伸びる部分の間に対応する位置に配置され、
    さらに、前記抵抗発熱体は、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置された重複部と、隣り合う前記抵抗発熱体と前記加熱部材の長手方向における同じ領域内に配置されない非重複部とを有し、
    前記加熱部材温度検知手段は、前記非重複部に対応する位置に配置されていることを特徴することを特徴とする熱圧着装置。
JP2020034912A 2019-08-08 2020-03-02 画像形成装置及び熱圧着装置 Active JP7415273B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/942,072 US11163264B2 (en) 2019-08-08 2020-07-29 Image forming apparatus
CN202010776351.7A CN112346318B (zh) 2019-08-08 2020-08-05 图像形成装置以及热压接装置
US17/497,306 US11726430B2 (en) 2019-08-08 2021-10-08 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019149354 2019-08-16
JP2019149354 2019-08-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021033254A JP2021033254A (ja) 2021-03-01
JP7415273B2 true JP7415273B2 (ja) 2024-01-17

Family

ID=74677376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020034912A Active JP7415273B2 (ja) 2019-08-08 2020-03-02 画像形成装置及び熱圧着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7415273B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002033179A (ja) 2000-07-14 2002-01-31 Canon Inc 加熱装置及び画像形成装置
JP2003076209A (ja) 2001-08-31 2003-03-14 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2007233405A (ja) 2007-04-20 2007-09-13 Fuji Xerox Co Ltd ヒートローラ及びこれを使用した定着装置
US20090245839A1 (en) 2008-03-26 2009-10-01 William Paul Cook Fuser Assembly Fan Control
JP2010026448A (ja) 2008-07-24 2010-02-04 Canon Inc 加熱装置、定着装置、及び画像形成装置
JP2014134819A (ja) 2014-04-03 2014-07-24 Canon Inc ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置
JP2014142606A (ja) 2012-12-25 2014-08-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2015230421A (ja) 2014-06-06 2015-12-21 キヤノン株式会社 画像加熱装置及び画像形成装置
JP2016062024A (ja) 2014-09-19 2016-04-25 キヤノン株式会社 ヒータおよび定着装置
JP2016095433A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 キヤノン株式会社 定着装置
JP2016206256A (ja) 2015-04-16 2016-12-08 キヤノン株式会社 定着装置および画像形成装置
JP2017003872A (ja) 2015-06-12 2017-01-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017191149A (ja) 2016-04-11 2017-10-19 富士ゼロックス株式会社 定着装置、画像形成装置、加熱装置及び加熱装置の製造方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002033179A (ja) 2000-07-14 2002-01-31 Canon Inc 加熱装置及び画像形成装置
JP2003076209A (ja) 2001-08-31 2003-03-14 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2007233405A (ja) 2007-04-20 2007-09-13 Fuji Xerox Co Ltd ヒートローラ及びこれを使用した定着装置
US20090245839A1 (en) 2008-03-26 2009-10-01 William Paul Cook Fuser Assembly Fan Control
JP2010026448A (ja) 2008-07-24 2010-02-04 Canon Inc 加熱装置、定着装置、及び画像形成装置
JP2014142606A (ja) 2012-12-25 2014-08-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2014134819A (ja) 2014-04-03 2014-07-24 Canon Inc ヒータ及びこのヒータを搭載する像加熱装置
JP2015230421A (ja) 2014-06-06 2015-12-21 キヤノン株式会社 画像加熱装置及び画像形成装置
JP2016062024A (ja) 2014-09-19 2016-04-25 キヤノン株式会社 ヒータおよび定着装置
JP2016095433A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 キヤノン株式会社 定着装置
JP2016206256A (ja) 2015-04-16 2016-12-08 キヤノン株式会社 定着装置および画像形成装置
JP2017003872A (ja) 2015-06-12 2017-01-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017191149A (ja) 2016-04-11 2017-10-19 富士ゼロックス株式会社 定着装置、画像形成装置、加熱装置及び加熱装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021033254A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112346318B (zh) 图像形成装置以及热压接装置
JP7125012B2 (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7292607B2 (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
CN112346320B (zh) 图像形成装置以及热压接装置
JP7219415B2 (ja) 加熱部材、ベルト加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7143710B2 (ja) 加熱装置、ベルト加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP7219416B2 (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP2020086278A (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP2020060676A (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP2020060677A (ja) 加熱装置、定着装置及び画像形成装置
JP2021086100A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP7415273B2 (ja) 画像形成装置及び熱圧着装置
US11409212B2 (en) Heating device, fixing device, and image forming apparatus including an airflow path and an outer airflow path
JP7466843B2 (ja) 加熱部材、加熱装置及び画像形成装置
JP7465441B2 (ja) 加熱装置、画像形成装置及び熱圧着装置
JP2021026219A (ja) 画像形成装置及び熱圧着装置
JP7434970B2 (ja) 画像形成装置及び後処理装置
JP7315074B2 (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP7338763B2 (ja) 加熱装置、ベルト加熱装置、定着装置及び画像形成装置
US11906916B2 (en) Heating device, fixing device, drying device, laminator, and image forming apparatus
JP2022172802A (ja) 加熱装置、画像形成装置
JP2022182142A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2021162837A (ja) 加熱体、加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP2022006533A (ja) 冷却装置及び画像形成装置
JP2021096450A (ja) 加熱装置、定着装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231214

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7415273

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151