JP2020060676A - 加熱装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】給電部材の温度上昇に伴うクリープ変形を抑制できるようにする。【解決手段】通電により発熱する発熱部60を有する面状の加熱部材22と、加熱部材22に接触し発熱部60へ給電する給電部材70と、を備える加熱装置であって、給電部材70は、コルソン銅合金で構成されている。ここで、コルソン銅合金とは、銅を主成分とし、ニッケルとケイ素を少なくとも含む銅合金のことである。【選択図】図13

Description

本発明は、加熱装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置において、用紙上のトナーを熱により定着させる定着装置や用紙上のインクを乾燥させる乾燥装置などに用いられる加熱部材として、面状の抵抗発熱体を有する面状ヒータが知られている。
面状ヒータには、抵抗発熱体に電力を供給するため、板バネなどの弾性部材で構成された給電部材が接続される。給電部材が面状ヒータに設けられた電極部に対して弾性的に接触することで、給電部材と電極部との接点部において導通が確保され、電源部から抵抗発熱体への給電が可能となる。
しかしながら、給電部材は高温環境下に曝されるため、給電部材の温度上昇によって給電部材にクリープ変形が生じると、給電部材が所望の弾性力を発揮できなくなるといった課題がある。その場合、ヒータの電極部に対する給電部材の接触圧が低下するため、接触不良が生じ、導通不良が発生する。
斯かる課題に対して、特許文献1(特開2000−268940号公報)には、給電部材(コネクタ)の温度上昇を抑制するために、ヒータにおける給電部材との接点部近傍に放熱手段を接触させ、放熱手段によって接点部近傍の熱を放熱する構成が提案されている。
ところで、給電部材の温度上昇は、上述のようなヒータからの熱伝達によるもののほか、給電部材に通電することによる給電部材自身の発熱もある。従って、さらなる給電部材の温度上昇抑制を図るには、ヒータの発熱による影響もさることながら、通電に伴う給電部材自身の発熱を低減することも重要な課題である。
上記課題を解決するため、本発明は、通電により発熱する発熱部を有する面状の加熱部材と、前記加熱部材に接触し前記発熱部へ給電する給電部材と、を備える加熱装置であって、前記給電部材は、コルソン銅合金で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、給電部材がコルソン銅合金で構成されていることで、通電に伴う給電部材自身の発熱を低減することができ、給電部材の温度上昇を抑制できるようになる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の概略構成図である。 定着装置の斜視図である。 定着装置の分解斜視図である。 加熱装置の斜視図である。 加熱装置の分解斜視図である。 ヒータの平面図である。 ヒータの分解斜視図である。 ヒータ及びヒータホルダにコネクタを装着した状態を示す図である。 本発明の実施例に係るコネクタと、比較例に係るコネクタとの、温度推移を比較して示す図である。 コネクタの接触圧を測定する方法を示す図である。 発熱部が並列接続された例を示す図である。 定着装置のレイアウトの一例を示す平面図である。 画像形成装置本体のレイアウトの一例を示す平面図である。 画像形成装置本体の他のレイアウトを示す平面図である。 画像形成装置本体のさらに別のレイアウトを示す側面図である。 他の定着装置の構成を示す図である。 さらに他の定着装置の構成を示す図である。 さらに別の定着装置の構成を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。なお、画像形成装置としては、プリンタのほか、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機などであってもよい。
図1に示す画像形成装置100は、画像形成部である4つの作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkを備える。各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkは、画像形成装置本体103に対して着脱可能に構成され、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。具体的には、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkは、像担持体としてのドラム状の感光体2と、感光体2の表面を帯電する帯電装置3と、感光体2の表面に現像剤としてのトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング装置5と、を備える。
また、画像形成装置100は、各感光体2の表面を露光し静電潜像を形成する露光装置6と、記録媒体としての用紙Pを供給する給紙装置7と、各感光体2に形成されたトナー画像を用紙Pに転写する転写装置8と、用紙Pに転写されたトナー画像を定着する定着装置9と、用紙Pを装置外に排出する排紙装置10と、を備える。
転写装置8は、複数のローラによって張架された中間転写体としての無端状の中間転写ベルト11と、各感光体2上のトナー画像を中間転写ベルト11へ転写する一次転写部材としての4つの一次転写ローラ12と、中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像を用紙Pへ転写する二次転写部材としての二次転写ローラ13と、を有する。複数の一次転写ローラ12は、それぞれ、中間転写ベルト11を介して感光体2に接触している。これにより、中間転写ベルト11と各感光体2とが互いに接触し、これらの間に一次転写ニップが形成されている。一方、二次転写ローラ13は、中間転写ベルト11を介して中間転写ベルト11を張架するローラの1つに接触している。これにより、二次転写ローラ13と中間転写ベルト11との間には二次転写ニップが形成されている。
また、画像形成装置100内には、給紙装置7から送り出された用紙Pが搬送される用紙搬送路14が形成されている。この用紙搬送路14における給紙装置7から二次転写ニップ(二次転写ローラ13)に至るまでの途中には、一対のタイミングローラ15が設けられている。
次に、図1を参照して上記画像形成装置の印刷動作について説明する。
印刷動作開始の指示があると、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkにおいては、感光体2が図1の時計回りに回転駆動され、帯電装置3によって感光体2の表面が均一な高電位に帯電される。次いで、原稿読取装置によって読み取られた原稿の画像情報、あるいは端末からプリント指示されたプリント情報に基づいて、露光装置6が各感光体2の表面を露光することで、露光された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。そして、この静電潜像に対して現像装置4からトナーが供給され、各感光体2上にトナー画像が形成される。
各感光体2上に形成されたトナー画像は、各感光体2の回転に伴って一次転写ニップ(一次転写ローラ12の位置)に達すると、図1の反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト11に順次重なり合うように転写される。そして、中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像は、中間転写ベルト11の回転に伴って二次転写ニップ(二次転写ローラ13の位置)へ搬送され、二次転写ニップにおいて搬送されてきた用紙Pに転写される。この用紙Pは、給紙装置7から供給されたものである。給紙装置7から供給された用紙Pは、タイミングローラ15によって一旦停止された後、中間転写ベルト11上のトナー画像が二次転写ニップに至るタイミングに合わせて二次転写ニップへ搬送される。かくして、用紙P上にフルカラーのトナー画像が担持される。また、トナー画像が転写された後、各感光体2上に残留するトナーは各クリーニング装置5によって除去される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置9へと搬送され、定着装置9によって用紙Pにトナー画像が定着される。その後、用紙Pは排紙装置10によって装置外に排出されて、一連の印刷動作が完了する。
続いて、定着装置9の構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る定着装置9は、定着部材としての無端状のベルト部材から成る定着ベルト20と、定着ベルト20の外周面に接触してニップ部Nを形成する対向部材としての加圧ローラ21と、定着ベルト20を加熱する加熱装置19と、を備えている。また、加熱装置19は、加熱部材としての面状のヒータ22と、ヒータ22を保持する保持部材としてのヒータホルダ23と、ヒータホルダ23を長手方向に渡って補強する補強部材としてのステー24等で構成されている。
定着ベルト20は、例えば外径が25mmで厚みが40〜120μmのポリイミド(PI)製の筒状基体を有している。定着ベルト20の最表層には、耐久性を高めて離型性を確保するために、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による厚みが5〜50μmの離型層が形成される。基体と離型層の間に厚さ50〜500μmのゴム等からなる弾性層を設けてもよい。また、定着ベルト20の基体はポリイミドに限らず、PEEKなどの耐熱性樹脂やニッケル(Ni)、SUSなどの金属基体であってもよい。定着ベルト20の内周面に摺動層としてポリイミドやPTFEなどをコートしてもよい。
加圧ローラ21は、例えば外径が25mmであり、中実の鉄製芯金21aと、この芯金21aの表面に形成された弾性層21bと、弾性層21bの外側に形成された離型層21cとで構成されている。弾性層21bはシリコーンゴムで形成されており、厚みは例えば3.5mmである。弾性層21bの表面は離型性を高めるために、厚みが例えば40μm程度のフッ素樹脂層による離型層21cを形成するのが望ましい。
ヒータ22は、定着ベルト20の幅方向に渡って長手状に設けられ、定着ベルト20の内周面に接触するように配置されている。ヒータ22は、定着ベルト20に対して非接触、あるいは低摩擦シートなどを介して間接的に接触する場合であってもよいが、ヒータ22を定着ベルト20に対して直接接触させる方が定着ベルト20への熱伝達効率がよくなる。また、ヒータ22を定着ベルト20の外周面に接触させることもできるが、定着ベルト20の外周面がヒータ22との接触により傷付くと定着品質が低下する虞があるため、ヒータ22は定着ベルト20の内周面に接触している方がよい。ヒータ22は、基材層50と、基材層50のニップ部N側に順次積層される、第1絶縁層51、発熱部60を有する導体層52、第2絶縁層53と、基材層50の反対側に積層された第3絶縁層54と、で構成されている。
ヒータホルダ23及びステー24は、定着ベルト20の内周側に配置されている。ステー24は、金属製のチャンネル材で構成され、その両端部分が定着装置9の両側壁部に支持されている。ステー24によってヒータホルダ23のヒータ22側とは反対側の面が支持されていることで、ヒータ22及びヒータホルダ23は加圧ローラ21の加圧力に対して大きく撓むことなく保たれ、定着ベルト20と加圧ローラ21との間にニップ部Nが形成される。また、本実施形態では、ヒータ22が、加圧ローラ21との間で定着ベルト20を挟んでニップ部Nを形成するニップ形成部材として機能することで、後述の図17に示すような、ニップ形成部材91とヒータ22とが別部材の構成に比べて小型化を図れる。
ヒータホルダ23は、ヒータ22の熱によって高温になりやすいため、耐熱性の材料で形成されることが望ましい。例えば、ヒータホルダ23をLCPやPEEKなどの低熱伝導性の耐熱性樹脂で形成した場合は、ヒータ22からヒータホルダ23への伝熱が抑制され効率的に定着ベルト20を加熱することが可能である。
加圧ローラ21と定着ベルト20は、付勢部材としてのバネによって互いに圧接されている。これにより、定着ベルト20と加圧ローラ21との間にニップ部Nが形成される。また、加圧ローラ21は、画像形成装置本体103に設けられた駆動手段から駆動力が伝達されて回転駆動する駆動ローラとして機能する。一方、定着ベルト20は、加圧ローラ21の回転に伴って従動回転するように構成されている。回転時、定着ベルト20はヒータ22に対して摺動する。定着ベルト20の摺動性を高めるために、ヒータ22と定着ベルト20との間にオイルやグリースなどの潤滑剤を介在させてもよい。
印刷動作が開始されると、加圧ローラ21が回転駆動され、定着ベルト20が従動回転を開始する。また、ヒータ22に電力が供給されることで、定着ベルト20が加熱される。そして、定着ベルト20の温度が所定の目標温度(定着温度)に到達した状態で、図2に示すように、未定着トナー画像が担持された用紙Pが、定着ベルト20と加圧ローラ21との間(ニップ部N)に搬送されることで、未定着トナー画像が加熱及び加圧されて用紙Pに定着される。
図3は、定着装置の斜視図、図4は、その分解斜視図である。
図3及び図4に示すように、定着装置9の装置フレーム40は、一対の側壁部28と前壁部27とから成る第1装置フレーム25と、後壁部29から成る第2装置フレーム26と、を備えている。一対の側壁部28は、定着ベルト20の幅方向(以下、「ベルト幅方向」という。)の一端部側と他端部側とに配置されており、両側壁部28によって、加圧ローラ21及び加熱装置19の両端部側が支持される。各側壁部28には、複数の係合突起28aが設けられ、各係合突起28aが後壁部29に設けられた係合孔29aに係合することで、第1装置フレーム25と第2装置フレーム26とが組み付けられる。
また、各側壁部28は、加圧ローラ21の回転軸などを挿通させるための挿通溝28bが設けられている。挿通溝28bは、後壁部29側で開口し、これとは反対側では開口しない突き当て部となっている。この突き当て部側の端部には、加圧ローラ21の回転軸を支持する軸受30が設けられている。加圧ローラ21は、その回転軸の両端部がそれぞれ軸受30に装着されることで、両側壁部28によって回転可能に支持される。
また、加圧ローラ21の回転軸の一端部側には、駆動伝達部材としての駆動伝達ギヤ31が設けられている。駆動伝達ギヤ31は、加圧ローラ21が両側壁部28に支持された状態で、側壁部28よりも外側に露出した状態で配置される。これにより、定着装置9が画像形成装置本体103に搭載された際、駆動伝達ギヤ31が画像形成装置本体103に設けられているギヤと連結し、駆動源からの駆動力を伝達可能な状態となる。なお、加圧ローラ21に駆動力を伝達する駆動伝達部材としては、駆動伝達ギヤ31のほか、駆動伝達ベルトを張架するプーリやカップリング機構などであってもよい。
加熱装置19の長手方向の両端部には、定着ベルト20などを支持する一対の支持部材32が設けられている。この支持部材32は、加熱装置19の装置フレームであると共に、定着装置9の装置フレーム40の一部でもある。定着ベルト20は、支持部材32によって、非回転状態では基本的に周方向の張力が付与されない状態、いわゆるフリーベルト方式で支持されている。また、各支持部材32には、ガイド溝32aが設けられており、このガイド溝32aを側壁部28の挿通溝28bの縁に沿って進入させることで、側壁部28に対して組み付けられる。
また、各支持部材32と後壁部29との間には、付勢部材としての一対のバネ33が設けられている。各バネ33によってステー24や支持部材32が加圧ローラ21側に付勢されることで、定着ベルト20が加圧ローラ21に押し当てられ、定着ベルト20と加圧ローラ21との間にニップ部Nが形成される。
また、図4に示すように、第2装置フレーム26を構成する後壁部29の長手方向の一端部側には、画像形成装置本体103に対する定着装置本体の位置決めを行う位置決め部としての孔部29bが設けられている。定着装置本体を画像形成装置本体103に取り付ける際、画像形成装置本体103に設けられた位置決め部としての突起101が、定着装置9の孔部29bに対して挿入されることで、突起101と孔部29bが嵌合し、画像形成装置本体103に対する定着装置本体の長手方向(ベルト幅方向)の位置決めがなされる。なお、後壁部29の孔部29bが設けられた端部側とは反対の端部側には、位置決め部は設けられていない。これにより、温度変化に伴う定着装置本体の長手方向の伸縮が拘束されないようにしている。
図5は、加熱装置19の斜視図、図6は、その分解斜視図である。
図5及び図6に示すように、ヒータホルダ23の定着ベルト20側(ニップ部N側)の面には、ヒータ22を収容するための矩形の収容凹部23aが設けられている。ヒータ22は、その収容凹部23a内に収容された状態で、後述のコネクタによってヒータホルダ23と一緒に挟まれることで保持される。
一対の支持部材32は、定着ベルト20の内周に挿入されて定着ベルト20を支持するC字状のベルト支持部32bと、定着ベルト20の端面に接触してベルト幅方向の移動(片寄り)を規制するフランジ状のベルト規制部32cと、ヒータホルダ23及びステー24の両端部側が挿入されてこれらを支持する支持凹部32dと、を有している。
また、図5及び図6に示すように、ヒータホルダ23の長手方向一端部側には、位置決め部としての位置決め凹部23eが設けられている。この位置決め凹部23eに対して、図5及び図6の左側に示される支持部材32の嵌合部32eが嵌合することで、ヒータホルダ23と支持部材32との長手方向の位置決めがなされる。なお、図5及び図6の右側に示される支持部材32には、嵌合部32eは設けられておらず、ヒータホルダ23との長手方向の位置決めはされない。これにより、温度変化に伴うヒータホルダ23の長手方向の伸縮が拘束されないようにしている。
また、図4に示すように、支持部材32は、そのガイド溝32aを側壁部28の挿通溝28bに沿って進入させることで、両側壁部28に対して組み付けられる。図4に示す2つの支持部材32のうち、ヒータホルダ23に対して長手方向の位置決めがなされる支持部材32は、奥側の支持部材32である。この奥側の支持部材32が側壁部28に対して組み付けられることで、側壁部28に対するヒータホルダ23の長手方向の位置決めがなされる。このように、側壁部28及び支持部材32は、ヒータホルダ23の長手方向の位置決めを行う定着装置本体の位置決め部として機能する。
ステー24は、支持部材32に対して長手方向の位置決めはされない。図6に示すように、ステー24は、その両端部側に、各支持部材32に対する長手方向の移動(脱落)を規制する段差部24aが設けられているが、各段差部24aは各支持部材32の少なくとも一方に対して長手方向の隙間を介して配置される。すなわち、ステー24は、温度変化に伴う長手方向の伸縮が拘束されないように、両方の支持部材32に対して長手方向にガタを有するように組み付けられており、支持部材32の一方に対して位置決めされるようには構成されていない。
図7は、ヒータ22の平面図、図8は、その分解斜視図である。
なお、以下の説明において、ヒータ22に対する、定着ベルト20側(ニップ部N側)を「表側」と称し、ヒータホルダ23側を「裏側」と称して説明する。
図7及び図8に示すように、ヒータ22は、板状の基材層50と、基材層50の表側に設けられた第1絶縁層51と、第1絶縁層51の表側に設けられた導体層52と、導体層52の表側を被覆する第2絶縁層53と、基材層50の裏側に設けられた第3絶縁層54との、複数の構成層が積層されて構成されている。導体層52は、面状の抵抗発熱体で構成された一対の発熱部60と、各発熱部60の長手方向一端部側に設けられた一対の電極部61と、電極部61と発熱部60との間及び発熱部60同士を接続する複数の給電線62とで構成されている。また、図7に示すように、各電極部61は、後述のコネクタとの接続を確保するため、少なくとも一部が第2絶縁層53に被覆されておらず露出した状態となっている。
各発熱部60は、例えば、銀パラジウム(AgPd)やガラス粉末などを調合したペーストをスクリーン印刷等により基材層50に塗工し、その後、当該基材層50を焼成することによって形成することができる。発熱部60の材料として、これら以外に、銀合金(AgPt)や酸化ルテニウム(RuO2)の抵抗材料を用いてもよい。本実施形態では、各発熱部60が互いに平行に基材層50の長手方向に伸びるように設けられている。各発熱部60の一端部(図7における右端部)同士は、給電線62を介して互いに電気的に接続され、各発熱部60の他端部(図7における左端部)は、それぞれ別の給電線62を介して電極部61に対して電気的に接続されている。給電線62は、発熱部60よりも小さい抵抗値の導体で構成されている。給電線62や電極部61の材料としては、銀(Ag)もしくは銀パラジウム(AgPd)などを用いることができ、このような材料をスクリーン印刷するなどによって給電線62や電極部61が形成されている。
基材層50は、ステンレス(SUS)や鉄、アルミニウム等の金属材料で構成されている。また、基材層50の材料として、金属材料のほか、セラミック、ガラス等を用いることも可能である。基材層50にセラミックなどの絶縁材料を用いた場合は、基材層50と導体層52との間の第1絶縁層51を省略することが可能である。一方、金属材料は、急速加熱に対する耐久性に優れ、加工もしやすいため、低コスト化を図るのに好適である。金属材料の中でも、特にアルミニウムや銅は熱伝導性が高く、温度ムラが発生しにくい点で好ましい。また、ステンレスはこれらに比べて安価に製造できる利点がある。
各絶縁層51,53,54は、耐熱性ガラスで構成されている。また、これらの材料として、セラミックあるいはポリイミド(PI)等を用いることも可能である。
図9は、ヒータ22及びヒータホルダ23に、給電部材としてのコネクタ70を装着した状態を示す斜視図である。
図9に示すように、コネクタ70は、樹脂製のハウジング71と、ハウジング71に固定された板バネのコンタクト端子72と、を有している。コンタクト端子72はヒータ22の各電極部61に接触する一対の接点部72aを有する。また、コネクタ70(コンタクト端子72)には、給電用のハーネス73が接続されている。
図9に示すように、コネクタ70は、ヒータ22とヒータホルダ23とを表側と裏側とから一緒に挟むようにして取り付けられる。これにより、コンタクト端子72の各接点部72aがヒータ22の電極部61に対して弾性的に接触(圧接)することで、コネクタ70を介して発熱部60と画像形成装置に設けられた電源部とが電気的に接続され、電源部から発熱部60へ電力が供給可能な状態となる。
ここで、コネクタ70と電極部61との接点部における導通性を長期に亘って良好に維持するには、電極部61に対するコネクタ70の接触圧を適切に維持する必要がある。しかしながら、コネクタ70は、ヒータ22からの熱気や、ヒータ22との接触箇所(電極部61)を介して伝わるヒータ22の熱などにより、高温状態となるため、耐熱クリープ特性が十分でないと、温度上昇に伴ってクリープ変形し、電極部61に対する接触圧が低下する虞がある。従って、導通性を長期に亘って良好に維持するには、コネクタ70の温度上昇を如何にして抑制するかが重要な課題となる。
ところで、コネクタ70の温度上昇は、ヒータ22の熱による影響が主な要因であるが、コネクタ70が通電されることによるコネクタ70自身の発熱も要因の1つである。従って、通電に伴うコネクタ70自身の発熱を低減できれば、コネクタ70の温度上昇を抑制することが可能である。
そこで、本発明に係るコネクタ70においては、その材料としてコルソン銅合金を用いている。コルソン銅合金は、銅(Cu)を主成分とし、ニッケル(Ni)とケイ素(Si)を少なくとも含む銅合金(Cu−Ni−Si系合金)である。なお、銅、ニッケル、ケイ素のほか、錫(Su)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)のうち、少なくともいずれか1種類以上をさらに含んでいてもよい。
コルソン銅合金は、従来のコネクタに使用されるベリリウム銅に比べて、導電率が高い。すなわち、コルソン銅合金はベリリウム銅よりも抵抗値が低いため、通電に伴う発熱が抑制される。従って、コネクタ70をコルソン銅合金で構成することにより、通電に伴うコネクタ70自身の発熱を低減することができ、コネクタ70の温度上昇を抑制することが可能となる。
特に、ヒータ22のコネクタ70と接触する部分(電極部61)が、銀又は銀合金で構成されている場合は、コネクタ70のヒータ22と接触する部分(コンタクト端子72の接点部72a)を、銀又は銀合金で被覆することが望ましい。これにより、異種金属材料が接触することによる電食を抑制できる。また、発熱部60が銀パラジウム合金のペーストを印刷、焼成により形成される場合、コネクタ70とヒータ22との接触部分を銀又は銀合金で構成することで、金メッキなどを施す必要がなくなり、低コストとなる。
図10に、コルソン銅合金を用いたコネクタ(実施例)と、ベリリウム銅を用いたコネクタ(比較例)との、温度推移を比較して示す。
図10に示す温度推移は、実施例と比較例の各コネクタを、同じ構成の定着装置に対して同様に(加圧ローラの駆動伝達ギヤ側に)配置し、カードやハガキなどの90K紙A4縦を1分当たりの出力枚数50枚(50ppm)で2500枚印刷する工程を合計10セット行ったときの、各コネクタの温度(縦軸)を経過時間(横軸)ごとに測定した結果である。図10中の二点鎖線αが比較例の温度推移であり、実線βが実施例の温度推移である。
図10に示すように、比較例(α)は160度まで温度上昇したのに対して、実施例(β)では150度までしか温度上昇しなかった。これは、実施例に係るコネクタがコルソン銅合金であるため、ベリリウム銅の比較例に比べて通電に伴う自己発熱が抑制されたことによると考えられる。
また、上記温度推移を調べる試験と合わせて、実施例と比較例との接触圧の変化を調べる試験も行った。接触圧の変化は、温度上昇前(試験開始前)と温度上昇後(試験終了後)におけるコネクタの引き抜き力を測定することで評価した。具体的には、図11に示すように、ヒータ22とヒータホルダ23とをコネクタ70によって一緒に挟んだ状態でコネクタ70を引っ張り、コネクタ70が引っ張られて動き出すときの最大静止摩擦力(コネクタの接触圧×摩擦係数)をフォースゲージで測定した。その結果を、下記表1に示す。
Figure 2020060676
表1に示すように、実施例では、最大静止摩擦力が温度上昇前2.2Nから温度上昇後の2.1Nへ引き抜き力の差はほとんど生じなかった。これに対して、比較例では、最大摩擦力が温度上昇前の2.3Nから温度上昇後の1.8Nへ0.5Nの引き抜き力の低下がみられた。実施例及び比較例は、共に摩擦係数が同じに設定されている。従って、この引き抜き力の差がコネクタの接触圧の差であることを意味しており、実施例の方が比較例よりも接触圧の低下が少ない結果となった。
上述の試験結果からわかるように、コネクタをコルソン銅合金で構成した場合は、従来のベリリウム銅を用いたコネクタに比べて、通電に伴うコネクタ自身の発熱を低減することができるので、コネクタの温度上昇が抑制され、クリープ変形によるコネクタの接触圧の低下を抑制できるようになる。従って、コネクタをコルソン銅合金で構成することで、電極部に対するコネクタの接触圧を長期に亘って良好に維持することができるようになり、ひいては安定した導通性が得られ、信頼性が向上する。
特に、高速化に対応した定着装置においては、ヒータへの通電が1000W(例えば100Vで10A)以上、多いときは1300W以上の電力量が供給されるため、通電に伴うコネクタ自身の発熱量は非常に大きくなる。従って、このような高速化に対応した定着装置においては、コネクタの温度上昇の課題がより深刻になるため、コネクタの温度上昇を抑制できるように、本発明を適用することが望ましい。
また、ヒータの発熱部の長さK(図13参照)が最大用紙サイズ(最大記録媒体通過幅)Wmaxよりも長く設定されている場合や、ヒータの発熱部がPTC特性(正の抵抗温度係数)を有し、発熱部の少なくとも一部においてヒータの長手方向に電流が流れるように構成されている場合も、本発明を適用することが望ましい。
すなわち、発熱部の長さが最大用紙サイズよりも長く設定されている場合は、非通紙領域での温度上昇が顕著となるため、ヒータの端部側に設けられたコネクタは非通紙領域の熱の影響により温度上昇しやすくなる。また、発熱部がPTC特性を有し、発熱部の少なくとも一部においてヒータの長手方向に電流が流れるように構成されている場合は、非通紙領域で温度上昇すると、非通紙領域での抵抗値が上昇し、非通紙領域での温度上昇がますます助長されるので、コネクタが温度上昇しやすい。なお、PTC特性に起因する温度上昇の事象は、図7に示すような2つの発熱部60同士が直列に接続されているパターンに限らず、例えば図12に示すような発熱部60同士が並列に接続されているパターンにおいても、少なくとも長手方向に電流が流れる成分Ixを有する場合、同様に発生する。すなわち、図12の一点鎖線で囲まれた拡大図に示すように、1つの発熱部60の一端部から他端部の間で用紙Pの幅方向端部hが通過するように搬送されると、当該発熱部60のうち、用紙Pが通過しない高温の非通紙領域60aから用紙Pが通過する低温の通紙領域60bへ電流が流れるため(直列の場合と同様になるため)、非通紙領域60aの発熱量が多くなり、コネクタ70の温度上昇が促進されることになる。従って、このような非通紙領域において発熱部60の温度上昇が顕著となる又は助長される構成において、本発明を適用することによる効果はより大きなものとなる。
また、通電に伴うコネクタ自身の発熱を低減できることで、下記のような種々のレイアウトを積極的に採用することができるようになる。
まずは、図13に示す例のように、加圧ローラ21の軸方向一端部側に設けられた駆動伝達ギヤ31を、ヒータ22の長手方向における発熱部60の中央部Mを基準にコネクタ70と同じ側(図の右側)に設けることできるようになる。
駆動伝達ギヤ31側ではギヤ同士の噛み合いによる発熱が生じるため、これとは反対側に比べて雰囲気温度が高くなる傾向にある。さらに、高速化に対応した機種においては、ニップ幅(通紙方向の幅)を広く確保するため、加圧ローラ21の弾性層(粘弾性層)21bをニップ部で大きく圧縮する必要があり、弾性層21bが圧縮されるとその粘弾性変形によりトルクが大きくなるため、駆動伝達ギヤ31で生じる発熱がますます多くなる。また、定着ベルト20がヒータ22に対して摺動する際の摺動抵抗もトルク増大に繋がるため、駆動伝達ギヤ31側での発熱量増大の要因となる。従って、通電に伴うコネクタ70自身の発熱が多い場合は、発熱が生じ得る駆動伝達ギヤ31の付近にコネクタ70を配置することは望ましくない。しかしながら、本発明のように、コネクタ70をコルソン銅合金で構成した場合は、通電に伴うコネクタ70自身の発熱を低減できるので、発熱が生じる駆動伝達ギヤ31側にコネクタ70を配置することが可能となる。
また、コネクタ70をコルソン銅合金で構成することで、図13に示すように、ステー24を、その長手方向の一端部(図の右端部)がヒータ22の長手方向におけるコネクタ70に対応する箇所、又はそれよりも外側に位置するように、伸ばすことができる。
ヒータ22からコネクタ70への熱伝達は、ヒータ22を介してコネクタ70に直接熱伝達される経路(図13の矢印Aで示す経路)のほか、ヒータ22の熱がヒータホルダ23を介してステー24に伝わり、ステー24周辺の雰囲気温度が上昇することでその熱がコネクタ70に伝わる経路(図13の矢印Bで示す経路)がある。従って、ステー24がコネクタ70に対応する箇所(近い位置)にまで伸びていると、コネクタ70はステー24を介して伝わる熱の影響を受けやすくなる。特に、ステー24がヒータホルダ23よりも熱伝導率が高い材料で構成されている場合はなおさらである。従って、通電に伴うコネクタ70自身の発熱が多い場合は、ステー24をコネクタ70に対応する箇所に近づけて配置するのは望ましくない。しかしながら、本発明のように、コネクタ70をコルソン銅合金で構成した場合は、通電に伴うコネクタ70自身の発熱を低減できるので、ステー24をコネクタ70に対応する箇所、又はそれよりも外側にまで伸ばすことが可能となる。
また、ステー24をコネクタ70に対応する箇所、又はそれよりも外側にまで伸ばすことで、ステー24を支持する支持部材32の幅を大きく確保することができるようになる。その結果、支持部材32を介してステー24を付勢するバネ33の径も大きくすることができるようになる。これにより、加圧力の強いバネ33を用いることができるようになり、ニップ幅を大きくして高速化にも対応できるようになる。
図14は、画像形成装置本体のレイアウトの一例を示す平面図である。
図14に示す例では、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkの帯電装置などに電力を供給するための高圧基板41が、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkに対して図の左側に配置されている。一方、加圧ローラなどの定着装置9の構成部材を駆動させる定着駆動手段としての定着モータ42、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkの感光体や現像装置などを駆動させる画像形成駆動手段としての画像形成モータ43、定着モータ42や画像形成モータ43、定着装置9のヒータ22などに電力を供給するための電源部(PSU)44は、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Bkに対して図の右側に配置されている。右側に配置されている定着モータ42、画像形成モータ43、及び電源部44は、駆動や通電によって発熱が生じ得るものである。しかしながら、本発明では、コネクタ70にコルソン銅合金を用いることで、通電に伴うコネクタ70自身の発熱を低減できるので、発熱部60の中央部Mを基準に、コネクタ70を、発熱が生じ得る定着モータ42、画像形成モータ43、及び電源部44と同じ側に配置することが可能となる。
このように、コネクタ70、定着モータ42、画像形成モータ43、及び電源部44を、全て同じ側に配置することで、これらを電気的に接続するハーネスなどを短くすることができる。これにより、低コストで組立性に優れる画像形成装置を提供できるようになる。また、電源部44は、その長手方向がヒータ22の長手方向と同じ方向を向くように配置されていてもよい。さらに、その場合、電源部44を、その長手方向中央部が発熱部60の中央部Mよりもコネクタ70側に位置するように(コネクタ70に近づけて)配置してもよい。
また、図14に示す例では、画像形成装置本体103内に送風手段としての送風ファン46を配置し、画像形成装置本体103の前面(図の上側の面)と左右両側面の一方(図の左側の面)とに吸気口110,111を設け、他方の側面(図の右側の面)に排気口112を設けている。電源部44から供給される電力により送風ファン46が駆動すると、画像形成装置本体103内で図14の矢印で示すような気流が発生し、各吸気口110,111から画像形成装置本体103内に外部の空気が吸入され、排気口112を通して画像形成装置本体103内の空気が排気される。このとき、画像形成装置本体103内を通過する空気が、定着装置9や定着モータ42、画像形成モータ43、及び電源部44などの熱を奪って排気されることで、これらが冷却され温度上昇が抑制される。
一方、画像形成装置本体103内を通過する空気は、内部の熱を吸収するため、吸気口110,111側よりも排気口112側で温度が高くなる。従って、コネクタ70が排気口112側に配置されていると、温度の高い空気によってコネクタ70が熱せられることになる。特に、高速化に対応した機種では、内部の発熱量も増すため、コネクタ70周辺部での温度上昇が深刻となる。また、加圧ローラ21の駆動伝達ギヤ31側には、これと画像形成装置本体103側のギヤとの連結を行うための開口部を定着装置9のカバーに設ける必要があるため、定着装置9に設けられた用紙搬送用の開口部からギヤ連結用の開口部へ熱気が流れ定着装置9内の温度が上昇する。このような状況に対して、例えば、送風ファン46の風量を多くすることで、内部温度を低減できるが、騒音やマシンサイズが大きくなるので好ましい対策とは言えない。
斯かる事情を踏まえ、コネクタ70の温度上昇を考慮すると、排気口112の近くにコネクタ70を配置するのは好ましくはない。しかしながら、本発明では、コネクタ70にコルソン銅合金を用いることで、通電に伴うコネクタ70自身の発熱を低減できるので、このような熱気に曝される可能性のある排気口112の近くにコネクタ70を配置することが可能となる。従って、図14に示す例では、コネクタ70と排気口112とを、発熱部60の中央部Mを基準に同じ側に配置している。また、これにより、排気口112付近に配置される送風ファン46も、発熱部60の中央部Mを基準にコネクタ70と同じ側に配置することができるようになる。その結果、図14に示す例では、送風ファン46を電源部44と同じ側に配置することができるようになり、これらを電気的に接続するハーネスなどを短くすることができるので、低コスト化と組立性の向上を図れるようになる。
また、図14に示す例のように、排気口112を、画像形成装置本体103の図の右側の面に設けることで、排気口112から排出される熱気が使用者に吹き付けられないようにすることができ、快適性が向上する。すなわち、排気口112は、使用者が画像形成装置を操作する際に向き合う面(操作パネル等の操作部が設けられた側の面)以外の面に設けられることが望ましい。
図15は、画像形成装置本体の他のレイアウトを示す平面図である。
図15に示す例では、上述の図14に示す例とは、気流の方向が左右逆向きとなっている。すなわち、図15に示す例では、送風ファン47によって、図の右側の吸気口111から外部の空気が吸気され、図の左側の排気口112を通して画像形成装置本体103内の空気が排気される。この場合、画像形成装置本体103内を通過する空気の温度は、図の右側よりも図の左側で高くなるが、コネクタ70にコルソン銅合金を用いることで、コネクタ70を図の左側(発熱部60の中央部Mを基準に排気口112と同じ側)に配置することが可能となる。また、コネクタ70の配置を、図の右側の吸気口111やその近傍の送風ファン47との位置関係で言えば、コネクタ70を、発熱部60の中央部Mを基準に、吸気口111や送風ファン47とは反対側に配置することが可能となる。
さらに、図15に示す例では、画像形成装置本体103の前面(図の上側の面)に設けられた吸気口110の近傍に、別の送風ファン48を配置している。この送風ファン48によって、定着装置9の上方に配置された用紙ガイド部材57(図16参照)やその周辺の排紙装置10などに対して送風されることで、これらが冷却される。また、用紙ガイド部材57及びその周辺が換気されることによって結露が抑制される。ここで、前面の吸気口110から吸引された空気の一部は、定着装置9内を通過する際に温められてコネクタ70側へ流れるが、コネクタ70はコルソン銅合金で構成されているため、コネクタ70の温度上昇が抑制され、問題なく使用することが可能である。
図16に、画像形成装置本体のさらに別のレイアウトを示す。
画像形成装置本体103内に設けられている電源部44は発熱し、その熱によって温められた周辺雰囲気は、図16の矢印Cで示すように、通常上方へ移動する。従って、電源部44が定着装置9の下方に配置されていると、定着装置9内のコネクタ70は電源部44からの熱の影響を受けやすくなる。しかしながら、本発明のように、コネクタ70をコルソン銅合金で構成した場合は、通電に伴うコネクタ70自身の発熱を低減できるので、電源部44を定着装置9の下方(重力方向において定着装置9と重なる位置)に配置することが可能となる。
以上のように、コネクタをコルソン銅合金で構成することで、種々のレイアウトを採用することができるようになる。すなわち、通電に伴うコネクタ自身の発熱を低減できることで、コネクタを、発熱が生じ得る駆動伝達ギヤや各種モータ、電源部などに対して近づけて配置することができるようになり、レイアウトの自由度が向上する。また、コネクタを駆動伝達ギヤなどの発熱源に近づけて配置できることで、装置の小型化も図れるようになる。特にこの点は、小型が望まれる低速の定着装置において好ましい利点である。
また、本発明は、上述の定着装置のほか、図17〜図19に示すような定着装置にも適用可能である。以下、図17〜図18に示す各定着装置の構成について簡単に説明する。
まず、図17に示す定着装置9は、定着ベルト20に対して加圧ローラ21側とは反対側に、押圧ローラ90が配置されており、この押圧ローラ90とヒータ22とによって定着ベルト20を挟んで加熱するように構成されている。一方、加圧ローラ21側では、定着ベルト20の内周にニップ形成部材91が配置されている。ニップ形成部材91は、ステー24によって支持されており、ニップ形成部材91と加圧ローラ21とによって定着ベルト20を挟んでニップ部Nを形成している。
次に、図18に示す定着装置9では、前述の押圧ローラ90が省略されており、定着ベルト20とヒータ22との周方向接触長さを確保するために、ヒータ22が定着ベルト20の曲率に合わせて円弧状に形成されている。その他は、図17に示す定着装置9と同じ構成である。
最後に、図19に示す定着装置9では、定着ベルト20のほかに加圧ベルト92が設けられ、加熱ニップ(第1ニップ部)N1と定着ニップ(第2ニップ部)N2とを分けて構成している。すなわち、加圧ローラ21に対して定着ベルト20側とは反対側に、ニップ形成部材91とステー93とを配置し、これらニップ形成部材91とステー93を内包するように加圧ベルト92を回転可能に配置している。そして、加圧ベルト92と加圧ローラ21との間の定着ニップN2に用紙Pを通紙して加熱及び加圧して画像を定着する。その他は、図2に示す定着装置9と同じ構成である。
また、本発明に係る加熱装置は、定着装置に適用される場合に限らない。例えば、本発明に係る加熱装置は、用紙に塗布されたインクを乾燥させるために、インクジェット方式の画像形成装置に搭載される乾燥装置にも適用可能である。さらに、本発明に係る加熱装置は、ベルト部材によって用紙などのシート(被搬送媒体)を搬送しながら、そのシートの表面に被覆部材としてのフィルムを熱圧着する被覆装置(ラミネータ)にも適用可能である。また、本発明に係る加熱装置は、ベルト部材を加熱するベルト加熱装置に限らず、ベルト部材を備えていない加熱装置であってもよい。
9 定着装置
19 加熱装置
20 定着ベルト(ベルト部材)
21 加圧ローラ(対向部材)
21a 芯金
21b 弾性層(粘弾性層)
22 ヒータ(加熱部材)
23 ヒータホルダ(保持部材)
24 ステー(補強部材)
31 駆動伝達ギヤ(駆動伝達部材)
43 画像形成モータ(画像形成駆動手段)
44 電源部
46 送風ファン(送風手段)
47 送風ファン(送風手段)
48 送風ファン(送風手段)
60 発熱部
61 電極部
62 給電線
70 コネクタ(給電部材)
100 画像形成装置
110 吸気口
111 吸気口
112 排気口
M 発熱部の中央部
N ニップ部
P 用紙(記録媒体)
特開2000−268940号公報

Claims (15)

  1. 通電により発熱する発熱部を有する面状の加熱部材と、
    前記加熱部材に接触し前記発熱部へ給電する給電部材と、
    を備える加熱装置であって、
    前記給電部材は、コルソン銅合金で構成されていることを特徴とする加熱装置。
  2. 前記加熱部材の前記給電部材と接触する部分が、銀又は銀合金で構成され、
    前記給電部材の前記加熱部材と接触する部分が、銀又は銀合金で被覆されている請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記発熱部は、PTC特性を有し、
    前記発熱部の少なくとも一部において前記加熱部材の長手方向に電流が流れるように構成されている請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 前記加熱部材によって加熱されると共に回転可能に設けられた無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の外周面に接触する駆動ローラと、
    前記駆動ローラの軸方向端部側に設けられ前記駆動ローラを回転駆動させる駆動力を伝達する駆動伝達部材と、
    を備え、
    前記駆動伝達部材は、前記加熱部材の長手方向における前記発熱部の中央部を基準に前記給電部材と同じ側に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱装置。
  5. 前記駆動ローラは、芯金と、前記芯金の外周に設けられた粘弾性層と、を有し、
    前記駆動ローラは、前記ベルト部材に対して圧接されている請求項4に記載の加熱装置。
  6. 前記加熱部材を保持する保持部材と、
    前記保持部材を補強する補強部材と、
    前記補強部材を付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記補強部材の長手方向一端部は、前記加熱部材の長手方向における前記給電部材に対応する箇所、又はそれよりも外側に位置している請求項1から5のいずれか1項に記載の加熱装置。
  7. 前記ベルト部材の内周面に配置され、前記駆動ローラとの間で前記ベルト部材を挟んでニップ部を形成するニップ形成部材を備え、
    前記ニップ形成部材が、前記加熱部材である請求項4に記載の加熱装置。
  8. 前記ベルト部材は、回転することで被搬送媒体を搬送するように構成され、
    前記発熱部は、前記被搬送媒体の幅よりも長く形成されている請求項4に記載の加熱装置。
  9. 回転可能に設けられた無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材に接触してニップ部を形成する対向部材と、
    前記ベルト部材を加熱する加熱装置と、
    を備え、
    前記ニップ部を通過する記録媒体を加熱して前記記録媒体上の画像を定着する定着装置であって、
    前記加熱装置として、請求項1から8のいずれか1項に記載の加熱装置を備えることを特徴とする定着装置。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の加熱装置、又は請求項9に記載の定着装置と、
    画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 画像形成装置本体に設けられた排気口と、
    前記排気口から排気する送風手段と、
    を備え、
    前記排気口及び前記送風手段は、前記加熱部材の長手方向における前記発熱部の中央部を基準に前記給電部材と同じ側に設けられている請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置本体に設けられた吸気口と、
    前記吸気口から吸気する送風手段と、
    を備え、
    前記吸気口及び前記送風手段は、前記加熱部材の長手方向における前記発熱部の中央部を基準に前記給電部材とは反対側に設けられている請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成部を駆動させる画像形成駆動手段を備え、
    前記画像形成駆動手段は、前記加熱部材の長手方向における前記発熱部の中央部を基準に前記給電部材と同じ側に設けられている請求項10から12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成部を駆動させる画像形成駆動手段と、
    前記画像形成駆動手段及び前記加熱部材の少なくとも一方に給電するための電源部と、
    を備え、
    前記電源部は、前記加熱部材の長手方向における前記発熱部の中央部を基準に前記給電部材と同じ側、又は前記給電部材に近づけて設けられている請求項10から13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記電源部は、前記加熱装置又は前記定着装置の下方に設けられている請求項14に記載の画像形成装置。
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