JP7275890B2 - 加熱体、定着装置、画像形成装置 - Google Patents

加熱体、定着装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、加熱体、定着装置および画像形成装置に関する。
定着部材を加熱するための加熱体には、基材上の長手方向に複数並設された発熱体を有し、定着ニップを通過する記録媒体の幅に合わせてその加熱範囲を変化させるものが存在する。
そして、このような加熱体では、加熱対象である定着部材の長手方向における温度分布を均一化し、記録媒体をその幅方向に均一に加熱することが求められる。
例えば特許文献1(特開2019-12634号公報)では、ヒータが、基板と、基板の長手方向に並設された複数の抵抗発熱体と、長手方向の端部側に設けられた、抵抗発熱体に電流を流すための電極と、電極と各抵抗発熱体とを電気的に接続するための導体とを有する。このヒータは、長手方向に並設された抵抗発熱体のうち、長手方向端部側の抵抗発熱体の幅を、中央側の発熱体の幅に比べて大きくすることで、端部側の抵抗発熱体の抵抗値を下げ、その発熱量を大きくしている。これにより、定着部材の長手方向の両端側の温度ダレを解消することができる。
加熱体に並設された各発熱体への通電経路は異なっている。従って、各通電経路の長さの違いにより各経路の抵抗値に違いが生じると、各発熱体にかかる電圧の大きさに差が生じて、各発熱体の間に、意図しない発熱量の差が生じてしまうという課題がある。
上記の課題を解決するため、本発明は、基材と、前記基材上であって、その長手方向に並設された複数の発熱体と、前記基材上に設けられた複数の電極と、前記基材上に設けられ、前記発熱体と前記電極とを電気的に接続する導体路とを有する加熱体であって、前記導体路は、前記電極に接続された部分から枝分かれするまでの部分である本導体路と、当該本導体路から枝分かれした部分であって前記長手方向に延びる部分である分岐導体路とを有し、前記分岐導体路の少なくとも一部における単位長さ当たりの抵抗値を、前記本導体路よりも小さくしたことを特徴とする。
本発明によれば、各発熱体における発熱量の差を小さくすることができる。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す断面図である。 上記定着装置に設けられた、本発明の第一実施形態に係るヒータを示す図で、(a)図が正面図、(b)図が平面図である。 第一実施形態のヒータへの電力供給回路を示す図である。 第一実施形態のヒータの等価電気回路図である。 本発明の第二実施形態に係るヒータの正面図である。 第二実施形態のヒータへの電力供給回路を示す図である。 第二実施形態のヒータの等価電気回路図である。 本発明の第三実施形態に係るヒータの正面図である。 第三実施形態のヒータへの電力供給回路を示す図である。 第三実施形態のヒータの等価電気回路図である。 他の定着装置の概略構成図である。 別の定着装置の概略構成図である。 さらに別の定着装置の概略構成図である。 電極を長手方向の一方側に配置した構成のヒータへの電力供給回路を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すモノクロの画像形成装置1には、感光体ドラム10が設けられている。感光体ドラム10は、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体であり、図の矢印方向に回転する。感光体ドラム10の周囲には、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像ローラ19等を備えた現像装置12と、感光体ドラム10の表面をクリーニングするためのクリーニングブレード13等で構成されている。
プロセスユニット2の上方には、露光部3が配置されている。露光部3が画像データに基づいて発したレーザ光Lbが、ミラー14を介して感光体ドラム10の表面に照射される。
また、感光体ドラム10に対向する位置に配置され、転写チャージャを備えた転写手段15が配置されている。転写手段15は、感光体ドラム10表面上の画像を用紙Pに転写する。
画像形成装置1の下部には給紙部4が位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙カセット16や、給紙カセット16から用紙Pを搬送路5へ搬出する給紙ローラ17等からなっている。給紙ローラ17の搬送方向下流側にはレジストローラ18が配置されている。
定着装置6は、後述する加熱部材によって加熱される定着ベルト20、その定着ベルト20を加圧可能な加圧ローラ21等を有している。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム10が帯電ローラ11によってその表面を帯電される。そして、画像データに基づいて露光部3からレーザービームLbが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラム10には、現像装置12から表面部分にトナーが供給され、トナー画像(現像剤像)として可視像化される。そして、転写後の感光体ドラム10に残されたトナー等は、クリーニングブレード13によって取り除かれる。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部4の給紙ローラ17が回転駆動することによって、給紙カセット16に収容された用紙Pが搬送路5に送り出される。
搬送路5に送り出された用紙Pは、レジストローラ18によってタイミングを計られ、感光体ドラム10表面上のトナー画像と向かい合うタイミングで転写手段15と感光体ドラム10との対向部である転写部へ搬送され、転写手段15による転写バイアス印加によりトナー画像が転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置6へと搬送され、加熱されている定着ベルト20と加圧ローラ21とによって加熱および加圧されて、トナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ベルト20から分離され、定着装置6の下流側に設けられた搬送ローラ対によって搬送され、装置外側に設けられた排紙トレイへと排出される。
続いて、本発明の第一実施形態に係る定着装置の構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る定着装置6は、無端状のベルトから成る、第1の回転体としての定着ベルト20と、定着ベルト20の外周面に当接して定着ニップ(ニップ部)Nを形成する、第2の回転体としての加圧ローラ21と、定着ベルト20を加熱する加熱体としてのヒータ22と、ヒータ22を保持する保持部材としてのヒータホルダ23と、ヒータホルダ23を支持する支持部材としてのステー24と、ヒータ22の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ25等を有する。
定着ベルト20は、例えば外径が25mmで厚みが40~80μmのポリイミド(PI)製の筒状基体を有している。定着ベルト20の最表層には、耐久性を高めて離型性を確保するために、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による厚みが5~20μmの離型層が形成される。基体と離型層の間に厚さ50~200μmのゴム等からなる弾性層を設けてもよい。また、定着ベルト20の基体はポリイミドに限らず、PEEKなどの耐熱性樹脂やニッケル(Ni)、SUSなどの金属基体であってもよい。定着ベルト20の内周面に摺動層としてポリイミドやPTFEなどをコートしてもよい。
加圧ローラ21は、例えば外径が25mmであり、中実の鉄製芯金21aと、この芯金21aの表面に形成された弾性層21bと、弾性層21bの外側に形成された離型層21cとで構成されている。弾性層21bはシリコーンゴムで形成されており、厚みは例えば3.5mmである。弾性層21bの表面は離型性を高めるために、厚みが例えば40μm程度のフッ素樹脂層による離型層21cを形成するのが望ましい。
加圧ローラ21が付勢手段によって定着ベルト20側へ付勢されることで、加圧ローラ21は定着ベルト20を介してヒータ22に圧接される。これにより、定着ベルト20と加圧ローラ21との間に定着ニップNが形成される。また、加圧ローラ21は駆動手段によって回転駆動されるように構成されており、加圧ローラ21が図2の矢印方向に回転すると、これに伴って定着ベルト20が従動回転する。
ヒータ22は、定着ベルト20の長手方向(図2の紙面に垂直な方向で、ヒータ22やヒータホルダ23の長手方向でもある)にわたって長手状に設けられた面状の加熱体であり、平板状の基材30と、基材30上に設けられた抵抗発熱体(発熱体)31と、抵抗発熱体31を被覆する保護絶縁層等で構成されている。また、ヒータ22は定着ベルト20の内周面に対して接触しており、抵抗発熱体31から発された熱は、保護絶縁層等を介して定着ベルト20へと伝達される。
ヒータホルダ23およびステー24は、定着ベルト20の内周側に配置されている。ステー24は、金属製のチャンネル材で構成され、その長手方向両端部分が定着装置6の両側板に支持されている。ステー24によってヒータホルダ23およびこれに保持されるヒータ22が支持されていることで、加圧ローラ21が定着ベルト20に加圧された状態で、ヒータ22が加圧ローラ21の押圧力を確実に受けとめて定着ニップNを安定的に形成する。
ヒータホルダ23は、ヒータ22の熱によって高温になりやすいため、耐熱性の材料で形成されることが望ましい。例えば、ヒータホルダ23をLCPなどの低熱伝導性の耐熱性樹脂で形成した場合は、ヒータ22からヒータホルダ23への伝熱が抑制され効率的に定着ベルト20を加熱することができる。
本実施形態に係る定着装置6において、印刷動作が開始されると、加圧ローラ21が回転駆動され、定着ベルト20が従動回転を開始する。また、ヒータ22の抵抗発熱体31に電力が供給されることで、定着ベルト20が加熱される。そして、定着ベルト20の温度が所定の目標温度(定着温度)に到達した状態で、未定着トナー画像が担持された用紙Pが、定着ベルト20と加圧ローラ21との間(定着ニップN)に搬送されることで、未定着トナー画像が加熱および加圧されて用紙Pに定着される。
次に、ヒータ22のより詳細な構成について説明する。
図3(a)に示すように、長手の板状部材である基材30上には、その長手方向に並設された、発熱体としての抵抗発熱体31a~31gと、導体路33a~33nと、電極34a~34dと、保護層等が設けられる。電極34a、34bは基材30の長手方向一方側に設けられ、電極34c、34dは基材30の長手方向他方側に設けられる。なお、本実施形態では、後述する基材30の表面に設けられたガラス保護層を介して抵抗発熱体などが設けられる。また、導体路33b~33e、および、導体路33h~33mは、図の左右方向に延びる導体路の特定の区間に区切って呼称したものであり、隣接する抵抗発熱体に対する接続部分同士の区間部分を指す。例えば導体路33bは、導体路33aに連続して図の左右方向に延びる導体路のうち、抵抗発熱体31bに接続される部分と抵抗発熱体31cに接続される部分の区間を指している。
基材30の材料としては、アルミナや窒化アルミなどのセラミック、ガラス、マイカ、ポリイミド(PI)等の耐熱性樹脂材料が耐熱性および絶縁性に優れ好ましい。本実施形態では、基材30に絶縁性の材料が用いられる。
抵抗発熱体や導体路の材料としては、銀(Ag)やパラジウム(Pd)、白金(Pt)、酸化ルテニウム(RuO2)などを調合した導電材料からなる。
本実施形態では、各抵抗発熱体31a~31gを細長の線部として設け、この線部を折り返し蛇行状に設けた構成としている。これにより、抵抗発熱体35に、抵抗値が低い安価な材料を使用しても要求する発熱量を得ることができ、ヒータ22のコストダウンを図ることができる。また、各抵抗発熱体31a~31gの折り返し部分を斜め方向に延在させることで、隣接する抵抗発熱体同士を基材30の長手方向に対してオーバーラップさせることができ、ヒータ22の長手方向における温度ムラを抑制することができる。
各電極34a~34dは、コネクタ等が当接することで、ヒータ22と外部とを電気的に接続する部分である。
本実施形態では、導体路などは、基材30の表面上に形成された絶縁ガラス層の上にスクリーン印刷によって塗工され、その後の焼成によって形成される。
電極34aは、導体路33a、および、導体路33b~33eを介して、それぞれ抵抗発熱体31b~31fに電気的に接続されている。電極34bは、導体路33fを介して抵抗発熱体31aに接続されている。電極34cは、導体路33gを介して抵抗発熱体31gに接続されている。電極34dは、導体路33n、および、導体路33h~33mを介して、それぞれ抵抗発熱体31a~31gに接続されている。導体路33a、33f、33g、33nは、各電極に直に接続された本導体路である。導体路33b~33e、および、導体路33h~33mは、本導体路から分岐した分岐導体路である。また本実施形態では、分岐導体路は、抵抗発熱体31a~31gに接続された導体路でもある。
図3(b)に示すように、ヒータ22は、基材30の上層あるいは下層の絶縁ガラス層32a1、32a2と、その更に上層あるいは下層に配置された絶縁保護層32b1,32b2とからなる複層構造をしている。
上記の抵抗発熱体31等は、基材30上に絶縁ガラス層32a1を介して配置されており、基材30と各抵抗発熱体等とが絶縁されている。また、絶縁ガラス層32a1の表面および抵抗発熱体や導体路が、絶縁保護層32b1によって被覆されている。また基材30のおもて面側には絶縁ガラス層32a2、絶縁保護層32b2が被覆されており、定着ベルト20との絶縁性および摺動性を確保している。
絶縁保護層32b1,32b2としては、アルミナや窒化アルミなどのセラミック、ガラス、マイカ、ポリイミド等の耐熱性樹脂材料により形成することで、絶縁保護層32b1,32b2が耐熱性および絶縁性に優れ、好ましい。
図4に示すように、発熱体31b~31fが接続された電極34aは、コネクタ等によってヒータ22の外部と電気的に接続され、切換部としてのスイッチ35aを介して電源36に接続される。また、発熱体31aが接続された電極34b、および、発熱体31gが接続された電極34cは、は、コネクタ等によってヒータ22の外部と電気的に接続され、切換部としてのスイッチ35bを介して電源36に接続される。さらに、電極34dは、コネクタ等によってヒータ22の外部と電気的に接続され、電源36に接続される。つまり、抵抗発熱体31b~31fは、スイッチ35aによってその通電の有無を切り換えることのできる1つの抵抗発熱体群をなし、抵抗発熱体31a、31gは、スイッチ35bによってその通電の有無を切り換えることのできる1つの抵抗発熱体群をなす。
スイッチ35aをONにしてスイッチ35bをOFFにし、電源36から電力を供給することで、抵抗発熱体31b~31fに通電し、ヒータ22が、小サイズ紙(例えば、縦置きのA4サイズ紙)に対応した幅Laの範囲で定着ベルトを加熱することができる。また、スイッチ35a、35bをONにして電源36から電力を供給することで、抵抗発熱体31a~31gに通電し、ヒータ22が、大サイズ紙(例えば、横置きのA4サイズ紙)に対応した幅Lbの範囲で定着ベルト20を加熱することができる。このように、それぞれの用紙幅に合わせた加熱領域を形成することで、無駄な電力消費を削減し、定着ベルトの幅方向端部側における過昇温を防止できる。
また、ヒータ22の裏側(図2の左側で、定着ニップNと反対側)には、図4に示すように、温度検知のためのサーミスタ25a、25b(サーミスタ25とも呼ぶ)および過昇温防止のためのサーモスタット26が設けられる。
サーミスタ25aはヒータ22の長手方向中央側で、特に本実施形態では抵抗発熱体31dに対応する位置に設けられる。またサーミスタ25bは、ヒータ22の長手方向端部側で、特に本実施形態では抵抗発熱体31aに対応する位置に設けられる。サーミスタ25a、25bにより、ヒータ22の長手方向中央側と端部側の温度であって、抵抗発熱体群31a、31gのうちの1つの抵抗発熱体31aと、抵抗発熱体群31b~31fのうちの1つの抵抗発熱体31gのそれぞれの温度を検知することができ、これらの温度に基づいて、ヒータ22の定着ベルトに対する加熱量を制御することができる。
またサーモスタット26は、ヒータ22の裏側で、抵抗発熱体31aおよび抵抗発熱体31bをまたぐようにして設けられる。つまり、上記の各抵抗発熱体群のうちの1つの抵抗発熱体をまたぐようにして配置されてその周辺の温度を検知し、いずれかの抵抗発熱体群で異常な温度上昇が生じた場合でも、その異常を検知することができ、定着ベルトの過昇温を防止できる。
図5は本実施形態のヒータ22の等価電気回路図である。図4の抵抗発熱体31a~31gは、それぞれ図5の抵抗R1~R7に対応している。また、導体路33a~33eは、それぞれr1~r5、導体路33fはr6、導体路33gはr7、導体路33h~33nはそれぞれr8~r14に対応している。
ここで、各発熱体31a~31gに通電する際の電極間の抵抗値を、図5を用いて説明する。例えば発熱体31aに通電する経路は、電極34b→導体路33f→抵抗発熱体31a→導体路33h~33n→電極34dとなる(図4参照)ため、その抵抗値は、
31a:r6+R1+r8+r9+r10+r11+r12+r13+r14・・・(式1)
と表すことができる。また、その他の発熱体31b~31gの通電経路の抵抗値については、それぞれ、
31b:r1+R2+r9+r10+r11+r12+r13+r14・・・(式2)
31c:r1+r2+R3+r10+r11+r12+r13+r14・・・(式3)
31d:r1+r2+r3+R4+r11+r12+r13+r14・・・(式4)
31e:r1+r2+r3+r4+R5+r12+r13+r14・・・(式5)
31f:r1+r2+r3+r4+r5+R6+r13+r14・・・(式6)
31g:r7+R7+r14・・・(式7)
と表すことができる。
このように、各発熱体の通電経路およびその長さが異なるため、経路全体の抵抗値も異なってくる。そして、経路ごとにその全体抵抗値が異なると、各抵抗発熱体にかかる電圧に差が生じ、各抵抗発熱体の発熱量にムラが生じてしまう場合がある。
これに対して本実施形態では、分岐導体路の単位長さ当たりの抵抗値を本導体路よりも小さくすることで、温度ムラを抑制している。つまり、図4に示すように、導体路33b~33e、および、導体路33h~33mの導体路の縦幅(図4の上下方向の長さ)および厚み(図4の紙面に直交する方向の長さ)を大きくすることで、その断面積(図4の紙面に直交する方向に切断した断面の断面積)を、導体路33a、33f、33g、33nの断面積よりも大きくしている。これにより、導体路33a、33f、33g、33nの抵抗値が、導体路33b~33e、および、導体路33h~33mの抵抗値よりも相対的に大きくなっている。つまり、抵抗値r1、r6、r7、r14がその他の抵抗値よりも大きくなる。なお、導体路の長さとは、基材30に平行な平面上における導体路の線部の長さのことである。
ここで、式(1)~(7)から、上記の抵抗値の大きいものだけを抜き出すと、
31a:r6+R1+r14・・・(式1’)
31b:r1+R2+r14・・・(式2’)
31c:r1+R3+r14・・・(式3’)
31d:r1+R4+r14・・・(式4’)
31e:r1+R5+r14・・・(式5’)
31f:r1+R6+r14・・・(式6’)
31g:r7+R7+r14・・・(式7’)
とそれぞれ表すことができる。従って、各抵抗発熱体31a~31gの経路で、抵抗値の大きな経路の個数が同じになり、各発熱体31a~31gに通電する際の電極間の抵抗値の差を小さくすることができる。従って、各抵抗発熱体にかかる電圧の差を小さくすることができ、各発熱体31a~31g間の発熱量のムラを抑制することができる。これにより、ヒータ22が定着ベルトをその長手方向にわたって均一に加熱することができる。従って、用紙Pの表面に形成された画像に対して長手方向に略均一に加熱し、用紙表面に定着させることができる。
このように、各電極間で形成される通電経路は、その最初と最後で必ず電極に直接つながる本導体路を通るのに対して、経路の中間で通過する分岐導体路の数は経路によって異なる。従って、分岐導体路の抵抗値を小さくすることで、各経路の抵抗値の差を小さくすることができる。言い換えると、本実施形態では、各導体路のうち、各抵抗発熱体31a~31gの通電経路の長さに差を生じさせている部分の抵抗値を小さくすることで、各経路の抵抗値の差を小さくしている。
上記の導体路の断面積を大きくする方法として、特に導体路の幅を大きくすることで、ヒータ22表面の摺動性に影響を与えることなく分岐導体路の抵抗値を小さくすることができる。
また本実施形態のように、基材30の長手方向両側に電極34a、34b、および、電極34c、34dをそれぞれ配したレイアウトとすることで、各抵抗発熱体31a~31gの通電経路をヒータ22の長手方向一方側の電極から他方側の電極に接続された経路とすることができる。つまり、導体路の折り返しを必要とせず、その分だけ導体路が占める基材30の短手方向の幅を小さくできるため、分岐導体路の断面積を大きくする際に、分岐導体路の幅をより大きくできるようになる。また、各通電経路を短くすることができる。
次に、ヒータ22の変形例について説明する。前述の第一実施形態と同様の点については適宜その記載を省略し、異なる点を中心に記載する。
図6に示すように、本発明の第二実施形態のヒータ22では、前述のヒータ22と異なる点として、電極34cが設けられておらず、基材30の長手方向他方側には電極34dのみが設けられる。前述した実施形態で導体路33gを介して電極34cに接続されていた抵抗発熱体31g(図4参照)は、本実施形態では、図6に示すように長手方向他端側から一端側へ延びる導体路33gを介して電極34bに接続されている。図7に示すように、第一実施形態と同様、抵抗発熱体31b~31fは、スイッチ35aによってその通電の有無を切り換えることのできる1つの抵抗発熱体群をなし、抵抗発熱体31a、31gは、スイッチ35bによってその通電の有無を切り換えることのできる1つの抵抗発熱体群をなす。つまり本実施形態でも、発熱幅Laと発熱幅Lbの2つの発熱範囲を切り替えることができる。
以上のヒータ22においても、本導体路である導体路33a、33f、33g、33nの抵抗値を、分岐導体路である導体路33b~33e、および、導体路33h~33mの抵抗値よりも相対的に大きくすることで、各抵抗発熱体31a~31gの発熱量の差を小さくすることができる。特に本実施形態では、前述した実施形態と比較すると、電極の数を1つ減らすことができるレイアウトになっており、その構成を簡素化することができる。
以上の第一、第二実施形態では、長手方向両側の抵抗発熱体31a、31gへの通電の有無を切り換えることにより、発熱幅Laと発熱幅Lbの2つの発熱範囲を切り替えることのできるヒータ22を例示した。しかし、3つ以上の発熱範囲を切り替え可能としてもよい。以下、本発明の第三実施形態に係るヒータについて、第一実施形態のヒータと異なる点を中心に説明する。
例えば図9に示すように、本実施形態のヒータ22では、ヒータ22の長手方向一方側に、電極34a、電極34bに加えて電極34eが、長手方向他方側に電極34c、電極34dに加えて電極34fがそれぞれ設けられる。
電極34eは、導体路33qを介して抵抗発熱体31bに接続される。また電極34fは、導体路33rを介して抵抗発熱体31fに接続される。
図10に示すように、発熱体31bに接続された電極34e、および、発熱体31fに接続された電極34fは、コネクタ等によってヒータ22の外部と電気的に接続され、切換部としてのスイッチ35cを介して電源に接続される。その他の接続に関しては、図4で示した第一実施形態と同様である。つまり本実施形態では、抵抗発熱体31c~31eは、スイッチ35aによってその通電の有無を切り換えることのできる1つの抵抗発熱体群をなし、抵抗発熱体31a、31gは、スイッチ35bによってその通電の有無を切り換えることのできる1つの抵抗発熱体群をなし、抵抗発熱体31b、31fは、スイッチ35cによってその通電の有無を切り換えることのできる1つの抵抗発熱体群をなす。
本実施形態では、前述した長手方向の領域La、Lbの他、領域Lcの範囲での加熱を行うことができる。つまり、スイッチ35aをONにしてスイッチ35b、35cをOFFにすることで、抵抗発熱体31c~31eに通電することができ、加熱領域をLcにすることができる。また、スイッチ35a、35cをONにしてスイッチ35bをOFFにすることで、抵抗発熱体31b~31fに通電することができ、加熱領域をLaにすることができる。また、全てのスイッチをONにすることで、全ての抵抗発熱体31a~31gに通電することができ、加熱領域をLbにすることができる。このように本実施形態では、長手方向にその範囲の異なる3つの領域での加熱を行うことができ、小サイズ、中サイズ、大サイズのそれぞれのサイズに合わせた加熱範囲を設けることができる。
またヒータ22の裏側には、サーミスタ25a、25bに加えてサーミスタ25cが、サーモスタット26aに加えてサーモスタット26cが設けられる。
サーミスタ25a~25cにより、抵抗発熱体31c~31e、抵抗発熱体31a、31g、および、抵抗発熱体31b、31fの各抵抗発熱体群のうちの1つの抵抗発熱体の温度を検知し、温度制御を実施することができる。また、サーモスタット26a、26bは、それぞれが2つの抵抗発熱体群をまたぐようにして配置されており、各抵抗発熱体群での異常な温度上昇を検知して過昇温を防止できる。
図11は本実施形態のヒータ22の等価電気回路図である。前述した第一実施形態(図4および図5参照)と同様、図10の抵抗発熱体31a~31gは、それぞれ図5の抵抗R1~R7に、導体路33aはr1に、導体路33c、33dはr3、r4に、導体路33f~33nはr14に対応している。また、導体路33qはr21に、導体路33rはr22にそれぞれ対応している。
ここで、各発熱体31a~31gに通電する際の電極間の抵抗値は、
31a:r6+R1+r8+r9+r10+r11+r12+r13+r14・・・(式8)
31b:r21+R2+r9+r10+r11+r12+r13+r14・・・(式9)
31c:r1+R3+r10+r11+r12+r13+r14・・・(式10)
31d:r1+r3+R4+r11+r12+r13+r14・・・(式11)
31e:r1+r3+r4+R5+r12+r13+r14・・・(式12)
31f:r22+R6+r13+r14・・・(式13)
31g:r7+R7+r14・・・(式14)
と表すことができる。
本実施形態では、図10に示すように、分岐導体路である導体路33c、33d、および導体路33h~33mの断面積を、本導体路である導体路33a、33f、33g、33n、33q、33rの断面積よりも大きくし、単位長さ当たりの抵抗値を小さくしている。
ここで、式(8)~(14)から、各発熱体31a~31gに通電する際の電極間の抵抗値のうち、上記の抵抗値の大きいものだけを抜き出すと、
31a:r6+R1+r14・・・(式8’)
31b:r21+R2+r14・・・(式9’)
31c:r1+R3+r14・・・(式10’)
31d:r1+R4+r14・・・(式11’)
31e:r1+R5+r14・・・(式12’)
31f:r22+R6+r14・・・(式13’)
31g:r7+R7+r14・・・(式14’)
とそれぞれ表すことができる。
従って、本実施形態においても、式(8’)~式(14’)の抵抗値の差を小さくすることができ、各発熱体31a~31gに通電する際の電極間の抵抗値がほとんど同じにできる。従って、各発熱体31a~31g間の発熱量のムラを抑制することができ、ヒータ22が定着ベルトをその長手方向にわたって均一に加熱することができる。
また、このように、長手方向の端部側から2番目の抵抗発熱体31b、31fを独立した抵抗発熱体群として、その通電の有無を独立して切換可能とした構成において、図6の実施形態に示したように、抵抗発熱体31f、31gの導体路33g、33rを長手方向の他端側から一端側へ伸ばして、それぞれ電極34e、34bに接続し、電極34c、34fを設けない構成とすることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
また本発明の加熱体は、図2に示す定着装置のほか、例えば、図12~図14に示すような定着装置にも適用可能である。以下、図12~図14に示す各定着装置の構成について簡単に説明する。
まず、図12に示す定着装置6は、定着ベルト20に対して加圧ローラ21側とは反対側に、押圧ローラ44が配置されており、この押圧ローラ44とヒータ22とによって定着ベルト20を挟んで加熱するように構成されている。一方、加圧ローラ21側では、定着ベルト20の内周にニップ形成部材45が配置されている。ニップ形成部材45は、ステー24によって支持されており、ニップ形成部材45と加圧ローラ21とによって定着ベルト20を挟んでニップ部Nを形成している。
次に、図13に示す定着装置6では、前述の押圧ローラ44が省略されており、定着ベルト20とヒータ22との周方向接触長さを確保するために、ヒータ22が定着ベルト20の曲率に合わせて円弧状に形成されている。その他は、図12に示す定着装置6と同じ構成である。
最後に、図14に示す定着装置6では、定着ベルト20のほかに加圧ベルト46が設けられ、加熱ニップ(第1ニップ部)N1と定着ニップ(第2ニップ部)N2とを分けて構成している。すなわち、加圧ローラ21に対して定着ベルト20側とは反対側に、ニップ形成部材45とステー47とを配置し、これらニップ形成部材45とステー47を内包するように加圧ベルト46を回転可能に配置している。そして、加圧ベルト46と加圧ローラ21との間の定着ニップN2に用紙Pを通紙して加熱及び加圧して画像を定着する。その他は、図2に示す定着装置6と同じ構成である。
以上の各定着装置6においても、前述した本発明の一実施形態に係るヒータ22を適用することにより、ヒータ22が定着ベルト20をその長手方向の通紙領域にわたって均一に加熱することができる。
以上の実施形態では、基材30の長手方向両側に電極をそれぞれ設ける場合を例示したが、長手方向の一方側に全ての電極を設ける構成であってもよい。例えば、図15に示すように、電極34dを電極34a、34bと同じ側に設ける構成であってもよい。この場合、電極34dに接続される導体路33nは、長手方向一方側(図の左側)に延び、例えば抵抗発熱体31aの通電経路は、電極34b→導体路33f→抵抗発熱体31a→導体路33n→電極34d、抵抗発熱体31bの通電経路は、電極34a→導体路33a→抵抗発熱体31b→導体路33h→導体路33n→電極34dとなる。
上記のヒータ22においても、分岐導体路である導体路33b~33e、および、導体路33h~33mの単位長さ当たりの抵抗値を、本導体路である導体路33a、33f、33g、33nよりも小さくすることで、各抵抗発熱体の通電経路の抵抗値の差を小さくし、ヒータ22の長手方向における加熱量のムラを小さくすることができる。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すモノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
以上の実施形態では、定着装置に本発明の加熱体を適用する場合を例示した。しかし、本発明の加熱体は、被乾燥物を乾燥させるための乾燥装置にも適用することができ、例えばインクジェット式の画像形成装置において、用紙等の記録媒体表面に形成された画像のインクを乾燥させるための乾燥装置に本発明を適用することもできる。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
以上の実施形態では、導体路の断面積を変化させる方法として、導体路の縦幅と厚みの両方を変化させたが、そのいずれか一方であってもよい。また、導体路を構成する材料を変更することにより、分岐導体路の一部または全部の抵抗値を本導体路よりも小さくしてもよい。
以上の実施形態では、分岐導体路の断面積を本導体路よりも一様に大きくしたが、その一部だけを大きくしてもよい。
以上の実施形態では、発熱体を長手方向に7つ設ける場合を例示したが、6つ以下であってもよいし、8つ以上であってもよい。
1 画像形成装置
6 定着装置
20 定着ベルト(第1の回転体)
21 加圧ローラ(第2の回転体)
22 ヒータ(加熱体)
30 基材
31 抵抗発熱体(発熱体)
33 導体路
34 電極
35 スイッチ(切換部)
36 電源
N 定着ニップ(ニップ部)
P 用紙(記録媒体)
特開2019-12634号公報

Claims (7)

  1. 基材と、
    前記基材上であって、その長手方向に並設された複数の発熱体と、
    前記基材上に設けられた複数の電極と、
    前記基材上に設けられ、前記発熱体と前記電極とを電気的に接続する導体路とを有する加熱体であって、
    前記導体路は、前記電極に接続された部分から枝分かれするまでの部分である本導体路と、当該本導体路から枝分かれした部分であって前記長手方向に延びる部分である分岐導体路とを有し、
    前記分岐導体路の少なくとも一部における単位長さ当たりの抵抗値を、前記本導体路よりも小さくしたことを特徴とする加熱体。
  2. 基材と、
    前記基材上であって、その長手方向に並設された複数の発熱体と、
    前記基材上に設けられた複数の電極と、
    前記基材上に設けられ、前記発熱体と前記電極とを電気的に接続する導体路とを有する加熱体であって、
    前記導体路は、前記電極に接続された本導体路と、当該本導体路から枝分かれした分岐導体路とを有し、
    前記分岐導体路の少なくとも一部における単位長さ当たりの抵抗値を、前記本導体路よりも小さくし、
    前記分岐導体路の厚みが前記本導体路よりも大きいことを特徴とする加熱体。
  3. 前記分岐導体路の幅が前記本導体路よりも大きい請求項1または2記載の加熱体。
  4. 基材と、
    前記基材上であって、その長手方向に並設された複数の発熱体と、
    前記基材上に設けられた複数の電極と、
    前記基材上に設けられ、前記発熱体と前記電極とを電気的に接続する導体路とを有する加熱体であって、
    前記導体路は、前記電極に接続された本導体路と、当該本導体路から枝分かれした分岐導体路とを有し、
    前記分岐導体路の少なくとも一部における単位長さ当たりの抵抗値を、前記本導体路よりも小さくし、
    前記分岐導体路を前記本導体路よりも抵抗値の低い材料によって形成することを特徴とする加熱体。
  5. 第1の回転体と、
    前記第1の回転体との間にニップ部を形成する第2の回転体と、
    前記第1の回転体あるいは前記第2の回転体を加熱する請求項1から4いずれか1項に記載の加熱体とを備えた定着装置。
  6. 電源と前記電極との接続の有無を切り換える切換部を有する請求項記載の定着装置。
  7. 請求項5または6記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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