JP2022073946A - シゾフィランリポソーム及びその調製方法と使用 - Google Patents
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Abstract
Description
第1の態様では、本発明はシゾフィランリポソームの調製方法を提供しており、前記調製方法は、
脂質を有機溶媒に溶解し、有機溶媒を除去し、脂質膜を形成するステップ(1)と、
ステップ(1)で得られた脂質膜をシゾフィラン、界面活性剤、及び緩衝液と混合し、脂質膜が分離して乳白色の液体を形成するまで水和し、シゾフィランリポソームの粗製懸濁液を得るステップ(2)と、
ステップ(2)で得られたシゾフィランリポソームの粗製懸濁液を超音波処理し、濾過膜で濾過して前記シゾフィランリポソームを得るステップ(3)とを含む。
レシチンとコレステロールを質量比1:(0.05~0.35)でエチルエーテルとメタノールの混合溶媒に溶解し、有機溶媒を除去し、脂質膜を形成するステップ(1)と、
ステップ(1)で得られた脂質膜をシゾフィラン原液、界面活性剤、及びリン酸緩衝液と混合し、脂質膜が分離して乳白色の液体を形成するまで水和し、シゾフィランリポソームの粗製懸濁液を得るステップであって、シゾフィラン原液とレシチンの質量比は(0.01~0.25):1、シゾフィラン原液と界面活性剤の質量比は(2~10):1、シゾフィラン原液と緩衝液の質量比は1:(5~20)であるステップ(2)と、
ステップ(2)で得られたシゾフィランリポソームの粗製懸濁液を100~600Wで20~40分間超音波処理し、0.45μm微孔濾過膜で濾過し、前記粒径が50~200nmのシゾフィランリポソームを得るステップ(3)とを含む。
シゾフィランは高分子・水溶性の天然産物として、化粧品に添加すると、遊離状態で肌に浸透して保持することができず、発揮する保湿又は老化防止効果が制限される。この欠点を克服するために、本発明は、シゾフィランをリポソームにカプセル化して、肌に浸透して吸収及び肌に保持することをより容易にするシゾフィランリポソーム製品を調製することにより、肌におけるシゾフィランの利用率を著しく改善し、より良好な保湿及び老化防止効果を発揮する。本発明に係る調製方法は、粒径が小さく(115.97nm~466.38nm)、分散が均一であり、カプセル化効率が高い(80%以上)シゾフィランリポソーム製品を得ることができ、且つ良好な保湿、美白、及び酸化防止効果を有することがわかった。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法は以下の通りであった。
(1)レシチンとコレステロールを質量比1:0.25で体積比2:1のエチルエーテル/メタノール混合溶媒に溶解し、40℃で恒温水浴し、減圧して回転蒸発させて有機溶媒を除去し、均一な脂質膜を形成し、
(2)ステップ(1)で得られた脂質膜をシゾフィラン原液、界面活性剤(ポリソルベート80とミリスチン酸ポリグリセリル-10の質量比が4:1の組合せ)、及びpH=7.2のリン酸緩衝液と混合し、脂質膜が分離して乳白色の液体を形成するまで水和し、シゾフィランリポソームの粗製懸濁液を得て、シゾフィラン原液とレシチンの質量比は0.2:1、シゾフィラン原液と界面活性剤の質量比は6:1、シゾフィラン原液と緩衝液の質量比は1:15であり、
(3)ステップ(2)で得られたシゾフィランリポソームの粗製懸濁液を400Wで30分間超音波処理し、0.45μm微孔濾過膜で濾過し、前記粒径が50~200nmのシゾフィランリポソームを得た。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法は以下の通りであった。
(1)レシチンとコレステロールを質量比1:0.1でジクロロメタンに溶解し、40℃で恒温水浴し、減圧して回転蒸発させて有機溶媒を除去し、均一な脂質膜を形成し、
(2)ステップ(1)で得られた脂質膜をシゾフィラン原液、界面活性剤(ポリソルベート80とミリスチン酸ポリグリセリル-10の質量比が5:1の組合せ)、及びpH=7.2のリン酸緩衝液と混合し、脂質膜が分離して乳白色の液体を形成するまで水和し、シゾフィランリポソームの粗製懸濁液を得て、シゾフィラン原液とレシチンの質量比は0.05:1、シゾフィラン原液と界面活性剤の質量比は10:1、シゾフィラン原液と緩衝液の質量比は1:10であり、
(3)ステップ(2)で得られたシゾフィランリポソームの粗製懸濁液を200Wで40分間超音波処理し、0.45μm微孔濾過膜で濾過し、前記粒径が50~200nmのシゾフィランリポソームを得た。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法は以下の通りであった。
(1)レシチンとコレステロールを質量比1:0.35で体積比1:1のエチルエーテル/エタノール混合溶媒に溶解し、40℃で恒温水浴し、減圧して回転蒸発させて有機溶媒を除去し、均一な脂質膜を形成し、
(2)ステップ(1)で得られた脂質膜をシゾフィラン原液、界面活性剤(ポリソルベート80とステアリン酸グリセリルの質量比が3:1の組合せ)、及びpH=7.2のリン酸緩衝液と混合し、脂質膜が分離して乳白色の液体を形成するまで水和し、シゾフィランリポソームの粗製懸濁液を得て、シゾフィラン原液とレシチンの質量比は0.25:1、シゾフィラン原液と界面活性剤の質量比は5:1、シゾフィラン原液と緩衝液の質量比は1:20であり、
(3)ステップ(2)で得られたシゾフィランリポソームの粗製懸濁液を600Wで20分間超音波処理し、0.45μm微孔濾過膜で濾過し、前記粒径が50~200nmのシゾフィランリポソームを得た。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、レシチンを等量の大豆リン脂質に置き換えることのみであり、他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、レシチンとコレステロールの質量比が1:0.02であることのみであるが、脂質の総量をそのままにした。他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、レシチンとコレステロールの質量比が1:0.45であることのみであるが、脂質の総量をそのままにした。他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、界面活性剤を等量のセテアレス-6に置き換えることのみであった。他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、界面活性剤を等量のPEG-10ジメチコンに置き換えることのみであった。他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、シゾフィラン原液の添加量をそのままにし、界面活性剤の添加量を変更することにより、シゾフィラン原液と界面活性剤の割合を1:1にすることのみであった。他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
本実施例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、シゾフィラン原液の添加量をそのままにし、界面活性剤の添加量を変更することにより、シゾフィラン原液と界面活性剤の割合を15:1にすることのみであった。他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
本比較例はシゾフィランリポソームを提供しており、その調製方法と実施例1の区別は、ステップ(2)で界面活性剤を添加しないことのみであり、他の条件はすべてそのままで、調製方法も実施例1と一致した。
(1)形態の観察と粒径の分析について
実施例1~10及び比較例1で調製されたリポソームを蒸留水で10倍希釈した後、超音波分散させ、英国Malvern Instruments公司のMastersizer 2000レーザー粒度分析器を用いてリポソームの平均粒径及び分布状況を分析し、それぞれのサンプルを3回測定し、その平均値を取り、結果を表1に示した。
リポソーム懸濁液0.5mLを精秤し、PBSで3倍希釈してからカラムに加え、SephadexG-50ゲルカラムを使用し、PBSで溶出し、流速を1mL/minに制御し、遊離シゾフィランを収集し、加水分解し、フェノール硫酸法を用いてシゾフィランの含有量を測定した。また、リポソーム懸濁液0.5mLを取り、体積比2:1のエチルエーテル/メタノール混合溶媒に加えて溶解し、シゾフィランを抽出し、上記の方法によってシゾフィランの総量を測定した。カプセル効率と薬物担持量は、次の式により計算された。
本実験では、屠殺されたばかりの豚の背皮を選択して研究した。まず、豚の皮膚に以下の処理を行い、まず毛を取り除き、毛を取り除くときに皮膚の毛穴をできるだけ傷つけないようにし、次に皮下脂肪を処理し、まずメスを用いて余分な脂肪をそっとこすり落とし、できるだけ皮膚の真皮層を傷つけないようにし、残った脂肪をイソプロパノールで繰り返し拭き取り、最後に生理食塩水で繰り返し洗浄した後、-20℃の冷蔵庫に入れ、1ヶ月以内に解凍し、PBSで洗浄し、濾紙間で乾燥させた後、経皮実験を行った。
シゾフィランリポソームを含むスキンケア乳液及び実施例1~10及び比較例1で調製されたシゾフィランリポソームを含むスキンケア乳液を別々に調製し(乳液におけるシゾフィランの有効量は1%)、ボランティアによって人体テストした。前記スキンケア乳液の調製方法は次の通りであった。
(2)また、別のビーカーにB相の各原料(メチルパラベンを除く)を順次に加え、70℃に加熱したらメチルパラベンを加え、90±1℃まで昇温し、15分間保温攪拌した。
(3)攪拌を開始し、A相をB相にゆっくりと注ぎ、混合してから、ホモジナイザーをオンにして、速度が3000rpmのときに5分間均質化した。
(4)混合されたサンプルを400rpmで攪拌して45℃に冷却し、C相の各原料とシゾフィランリポソーム又はシゾフィランを加え、均一になるまで15分間攪拌し、スキンケア乳液を得た。
調製されたスキンケア乳液について保湿、美白及び老化防止の3つの面から評価した。
テスト前の準備:(1)テスト3日前から、被験部位にいずれの製品(化粧品又は外用薬品)を使用せず、実験前に被験者は両手の前腕の内側を一緒に洗浄する必要があった。(2)被験者の両手の前腕の内側に測定領域をマーキングすべきであり、実験領域の面積は少なくとも3cm×3cmであり、同一の腕に複数の領域を同時にマーキングすることができ、各テスト領域間の間隔は少なくとも1cmであった。(3)正式なテストの前に基準を満たす部屋で少なくとも20分間、水や飲み物を飲まずに静かに座るべきであった。
テスト過程は以下の通りであった。
1、テストサンプルと対象
サンプル:実施例1~実施例10で調製された製品、比較例1で調製された製品、シゾフィラン原液。
選択基準:顔の肌に斑点、肌のくすみ、肌の黄ぐすみ、肌の色合いが不均一などの問題を持っている、年齢が20~45歳の40人の中国成人女性であり、顔に急性炎症又は他の皮膚疾患があるもの、アレルギー体質又は化粧品アレルギーの病歴があるもの、妊娠中又は授乳中のものを除外した。
2、テストサンプルと対象
VISIA-CR顔面皮膚画像テスター 皮膚画像解析ソフトウェアFrameScan。
3、テスト環境
恒温恒湿環境、温度:22℃±1℃、湿度:50%±5%。テストの前に、被験者はこの環境で20分間静かに座る必要があった。
4、テスト方法
VISIA-CRを用いて製品の使用前、製品の使用1週後、2週後、1ヶ月後の被験者の顔全体の画像を撮影し、ソフトウェアFrameScanで肌色の明るさcieL*の変化値を分析した。結果を表5に示した。
テスト過程は以下の通りであった。
1、テストサンプルと対象
サンプル:実施例1~実施例10、比較例1、シゾフィラン原液。
選択基準:年齢が40~50歳の40人の健康な女性であり、顔に急性炎症又は他の皮膚疾患があるもの、アレルギー体質又は化粧品アレルギーの病歴があるもの、妊娠中又は授乳中のものを除外した。
2、テスト装置
VISIA-CR顔面皮膚画像テスター
3、テスト環境
恒温恒湿環境、温度:22℃±1℃、湿度:50%±5%。テストの前に、被験者はこの環境で20分間静かに座る必要があった。
4、テスト方法
被験者は、毎朝、毎晩温水で顔を洗った後、テストサンプルを目の周りに使用し、4週間連続使用した後、VISIA-CR顔面皮膚画像テスターで使用前後の被験者の目の写真を撮影し、目尻領域のシワ面積、シワの数、シワの深さの変化量を評価し、そのテスト結果を表6に示した。
Claims (10)
- 脂質を有機溶媒に溶解し、有機溶媒を除去し、脂質膜を形成するステップ(1)と、
ステップ(1)で得られた脂質膜をシゾフィラン、界面活性剤、及び緩衝液と混合し、脂質膜が分離して乳白色の液体を形成するまで水和し、シゾフィランリポソームの粗製懸濁液を得るステップ(2)と、
ステップ(2)で得られたシゾフィランリポソームの粗製懸濁液を超音波処理し、濾過膜で濾過して前記シゾフィランリポソームを得るステップ(3)とを含む、ことを特徴とするシゾフィランリポソームの調製方法。 - ステップ(1)に記載の脂質はレシチンとコレステロールとを含み、
好ましくは、前記レシチンとコレステロールの質量比は1:(0.05~0.35)である、ことを特徴とする請求項1に記載のシゾフィランリポソームの調製方法。 - ステップ(1)に記載の有機溶媒は、メタノール、エタノール、エチルエーテル、アセトン又はジクロロメタンのいずれか1種又は少なくとも2種の組合せを含み、好ましくは、エチルエーテルとメタノールの組合せであり、
好ましくは、前記エチルエーテルとメタノールの体積比は(1~5):1であり、
好ましくは、ステップ(1)に記載の有機溶媒を除去することは回転蒸発法が用いられる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシゾフィランリポソームの調製方法。 - ステップ(2)に記載の界面活性剤は、ポリソルベート80、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、カプリル酸ポリグリセリル-6、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース、PEG-10ジメチコン、セテアレス-6、メチルグルセス-20、ステアリン酸グリセリル、オリーブ油脂肪酸セテアリル又はオリーブ油脂肪酸ソルビタンのいずれか1種又は少なくとも2種の組合せを含み、好ましくは、ポリソルベート80とミリスチン酸ポリグリセリル-10の組合せであり、
好ましくは、前記ポリソルベート80とミリスチン酸ポリグリセリル-10の質量比は(1.5~5):1であり、
好ましくは、前記緩衝液はリン酸緩衝液を含み、pHが6.5~7.5である、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のシゾフィランリポソームの調製方法。 - ステップ(2)に記載のシゾフィランとはシゾフィラン原液を指し、前記シゾフィラン原液はスエヒロタケの発酵により得られる、質量濃度が0.5%~5%のβ-グルカン溶液である、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のシゾフィランリポソームの調製方法。
- 前記シゾフィラン原液とレシチンの質量比は(0.01~0.25):1であり、
好ましくは、前記シゾフィラン原液と界面活性剤の質量比は(2~10):1であり、
好ましくは、前記シゾフィラン原液と緩衝液の質量比は1:(5~20)である、ことを特徴とする請求項5に記載のシゾフィランリポソームの調製方法。 - ステップ(3)に記載の超音波処理の超音波出力は100~600Wであり、
好ましくは、ステップ(3)に記載の超音波処理の超音波時間は20~40minであり、
好ましくは、ステップ(3)に記載の濾過膜は0.45μm微孔濾過膜であり、
好ましくは、ステップ(3)に記載の得られたシゾフィランリポソームの粒径は50~200nmである、ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のシゾフィランリポソームの調製方法。 - 具体的には、
レシチンとコレステロールを質量比1:(0.05~0.35)でエチルエーテルとメタノールの混合溶媒に溶解し、有機溶媒を除去し、脂質膜を形成するステップ(1)と、
ステップ(1)で得られた脂質膜をシゾフィラン原液、界面活性剤、及びリン酸緩衝液と混合し、脂質膜が分離して乳白色の液体を形成するまで水和し、シゾフィランリポソームの粗製懸濁液を得るステップであって、シゾフィラン原液とレシチンの質量比は(0.01~0.25):1、シゾフィラン原液と界面活性剤の質量比は(2~10):1、シゾフィラン原液と緩衝液の質量比は1:(5~20)であるステップ(2)と、
ステップ(2)で得られたシゾフィランリポソームの粗製懸濁液を100~600Wで20~40分間超音波処理し、0.45μm微孔濾過膜で濾過し、前記粒径が50~200nmのシゾフィランリポソームを得るステップ(3)とを含む、ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のシゾフィランリポソームの調製方法。 - 請求項1~8のいずれか一項に記載のシゾフィランリポソームの調製方法により調製された、シゾフィランリポソーム。
- 請求項9に記載のシゾフィランリポソームの化粧品の調製における、使用。
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