JP2022031570A - 運搬台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の爪の間隔を調整しなくとも積荷のみ、または、運搬台車ごと持ち上げることができるようにすることを目的とする。【解決手段】本発明の運搬台車10の台車本体部20は、積載面と床面との間に位置し、該運搬台車10をフォークリフトが持ち上げるときに一対の爪Tによって支持される第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27を有し、側面視において、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の上側にはフォークリフトの一対の爪Tが側方から挿入可能であって上側に開口する空間S1を有すると共に、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の下側にはフォークリフトの一対の爪Tが側方から挿入可能な空間S2を有していることを特徴とする。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 平成29年9月7日 「G.O.Pフェア2017 3つのゼロへの挑戦」 にて公開
本発明は、運搬台車に関するものである。
特許文献1には、フォークリフトを使用して、台車本体上から積荷のみを持ち上げたり、台車ごと持ち上げたりすることができる運搬台車が開示されている。
特開2010-137690号公報
しかしながら、特許文献1の運搬台車では、台車本体上から積荷のみを持ち上げる場合と、台車ごと持ち上げる場合とで、フォークリフトの運転者は一対の爪(フォーク)の間隔を調整しなければならず、迅速な搬送作業を行うことができない虞があった。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、一対の爪の間隔を調整しなくとも積荷のみ、または、運搬台車ごと持ち上げることができるようにすることを目的とする。
本発明の運搬台車は、積荷を積載する台車本体部と、前記台車本体部に取り付けられるキャスターと、を備える運搬台車であって、前記台車本体部は、積載面と床面との間に位置し、該運搬台車をフォークリフトが持ち上げるときに一対の爪によって支持される被支持部を有し、側面視において、前記被支持部の上側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能であって上側に開口する空間を有すると共に、前記被支持部の下側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能な空間を有していることを特徴とする。
本発明によれば、一対の爪の間隔を調整しなくとも積荷のみ、または、運搬台車ごと持ち上げることができる。
運搬台車の斜視図である。 運搬台車の平面図である。 運搬台車の底面図である。 運搬台車の側面図である。 積荷を積載した状態を示す側面図である。 積荷のみを持ち上げている状態を示す側面図である。 運搬台車ごと持ち上げている状態を示す側面図である。 プラスタボードを積載した状態を示す側面図である。
本実施形態に係る運搬台車10について図面を参照して説明する。
図1は運搬台車10の構成の一例を示す斜視図である。図2は運搬台車10の構成の一例を示す平面図である。図3は運搬台車10の構成の一例を示す底面図である。図4は運搬台車10の構成の一例を示す側面図である。各図では、運搬台車10の進行方向を前後方向として、前側をFr、後側をRr、右側をR、左側をLで示している。したがって、図4の側面図は、運搬台車10の進行方向に対して直交する側方から見た図である。なお、本実施形態の運搬台車10は、前側に限られず、前後左右を含め任意の方向に走行することができる。
運搬台車10は、台車本体部20、走行部70を備えている。
まず、台車本体部20について説明する。
台車本体部20は、複数のフレーム部等が連結して構成される。台車本体部20は、平面視で見て左右方向よりも前後方向に長く、一対の長辺と一対の短辺からなる矩形状である。台車本体部20は、長辺×短辺が、例えば1920mm×910mmの大きさである。図2および図3に示すように、台車本体部20は、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部22a、左側フレーム部22b、コーナ部材30、補強フレーム部(補強部)42a,42b,51a,51b等を有している。
前側フレーム部21aおよび後側フレーム部21bは、左右方向に沿って水平に配置される。前側フレーム部21aおよび後側フレーム部21bは、直線状の長い棒状であって、例えば、アルミニウム合金製の中空状パイプ等を用いることができる。前側フレーム部21aおよび後側フレーム部21bの上面は、平面であって、台車本体部20に積荷を積載するときの積載面になる。
右側フレーム部22aおよび左側フレーム部22bは、前後方向に沿って水平に配置される。右側フレーム部22aおよび左側フレーム部22bは、それぞれ同様の構成であるため、ここでは右側フレーム部22aについて説明する。
右側フレーム部22aは、複数のフレームが連結して構成される。具体的には、右側フレーム部22aは、前端フレーム23、後端フレーム24、中間フレーム25、第1被支持フレーム26、第2被支持フレーム27、スペーサフレーム28、連結部材29を有する。
前端フレーム23および後端フレーム24は、直線状の長い棒状であって、例えば、アルミニウム合金製の中空状または中実状パイプ等を用いることができる。前端フレーム23および後端フレーム24は、それぞれ前後方向に沿って水平に配置される。前端フレーム23は右側フレーム部22aの前側に位置するフレームであって、後端フレーム24は右側フレーム部22aの後側に位置するフレームである。
中間フレーム25は、直線状の長い棒状であって、例えば、アルミニウム合金製の中空状または中実状パイプ等を用いることができる。中間フレーム25は、前後方向に沿って水平に配置される。中間フレーム25は、右側フレーム部22aの中央側に位置するフレームである。また、中間フレーム25は、前端フレーム23と後端フレーム24との間に位置するフレームである。
前端フレーム23、後端フレーム24および中間フレーム25のそれぞれ上面は、床面から略同一の高さである。前端フレーム23、後端フレーム24および中間フレーム25のそれぞれ上面は、平面であって、台車本体部20に積荷を積載するときの積載面になる。
第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27は、直線状の長い棒状であって、例えば、アルミニウム合金製の中空状または中実状パイプ等を用いることができる。第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27は、それぞれ前後方向に沿って水平に配置される。第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27のそれぞれ下面は、床面から略同一の高さである。また、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の前後方向の長さは略同一の長さであって、それぞれフォークリフトの爪(フォーク)の幅よりも長い。第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27のそれぞれ下面は、運搬台車10をフォークリフトが持ち上げるときに一対の爪によって支持される被支持部になる。
第1被支持フレーム26は前端フレーム23および中間フレーム25よりも下側の位置で、前端フレーム23と中間フレーム25との間に亘って架け渡されるフレームである。具体的には、第1被支持フレーム26は、前端が前端フレーム23の後端かつ下側にスペーサフレーム28を介して連結され、後端が中間フレーム25の前端かつ下側にスペーサフレーム28を介して連結される。第1被支持フレーム26、前端フレーム23、中間フレーム25およびスペーサフレーム28は、例えばZ字状に屈曲する連結部材29によって左右から挟持された状態でネジやリベット等を用いて固定される。
第2被支持フレーム27は中間フレーム25および後端フレーム24よりも下側の位置で、中間フレーム25と後端フレーム24との間に亘って架け渡されるフレームである。具体的には、第2被支持フレーム27は、前端が中間フレーム25の後端かつ下側にスペーサフレーム28を介して連結され、後端が後端フレーム24の前端かつ下側にスペーサフレーム28を介して連結される。第2被支持フレーム27、中間フレーム25、後端フレーム24およびスペーサフレーム28は、例えばZ字状に屈曲する連結部材29によって左右から挟持された状態でネジやリベット等を用いて固定される。
コーナ部材30は、例えば、押出し成形してから後加工によって形成されるアルミニウム合金製である。コーナ部材30は、上方に開口する挿入孔31と、下方を閉塞するストッパ部32とを有する。コーナ部材30の挿入孔31には、図1の二点鎖線で示す手押部材80が挿入可能である。挿入孔31に挿入された手押部材80の下端はストッパ部32によって支持される。手押部材80は、例えば、鉄製またはアルミニウム合金製で断面円形の直線状のパイプ、いわゆる単管パイプが適用できる。
前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部22a、および、左側フレーム部22bは、コーナ部材30により4つの角部で接合されることで、矩形状の四方のフレーム枠を構成する。
補強フレーム部42a,42b,51a,51bは、例えば、アルミニウム合金製の角状の中空状パイプや断面凹凸状のプレート等を用いることができる。補強フレーム部42a,42b,51a,51bは、四方のフレーム枠内で前後左右方向に付き合わされ、ネジ、リベット、溶接等で接合されることで台車本体部20を補強する。
本実施形態では、補強フレーム部42a,42bは、前側フレーム部21aと後側フレーム部21bとの間に架け渡されるように前後方向に沿って配置される。また、補強フレーム部42aおよび補強フレーム部42bは、左右に離れた位置に平行に配置される。具体的には、補強フレーム部42aは右側フレーム部22a側に配置され、補強フレーム部42bは左側フレーム部22b側に配置される。また、補強フレーム部42aと右側フレーム部22aとの間の左右方向の間隔、および、補強フレーム部42bと左側フレーム部22bとの間の左右方向の間隔は略同一である。一方、補強フレーム部42aと右側フレーム部22aとの間の左右方向の間隔、および、補強フレーム部42bと左側フレーム部22bとの間の左右方向の間隔は、補強フレーム部42aと補強フレーム部42bとの間の左右方向の間隔よりも短い。なお、補強フレーム部42aおよび補強フレーム部42bは、それぞれ同様の構成であるため、ここでは補強フレーム部42aについて説明する。また、補強フレーム部42aは、右側フレーム部22aとほぼ同様の構成であり、適宜、説明を省略する。
図2に示すように、補強フレーム部42aは、前端補強フレーム43、後端補強フレーム44、中間補強フレーム45、第1補強フレーム46、第2補強フレーム47、スペーサ補強フレーム48、連結部材29を有する。
前端補強フレーム43および後端補強フレーム44は、前端フレーム23および後端フレーム24よりも左右方向の幅寸法が小さいだけで、前端フレーム23および後端フレーム24と同様の構成である。前端補強フレーム43は前側フレーム部21aに接合され、後端補強フレーム44は後側フレーム部21bに接合される。
中間補強フレーム45は、中間フレーム25よりも左右方向の幅寸法が小さいだけで、中間フレーム25と同様の構成である。
前端補強フレーム43、後端補強フレーム44および中間補強フレーム45のそれぞれ上面は、床面から略同一の高さである。前端補強フレーム43、後端補強フレーム44および中間補強フレーム45のそれぞれ上面は、平面であって、台車本体部20に積荷を積載するときの積載面になる。
第1補強フレーム46および第2補強フレーム47は、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27よりも左右方向の幅寸法が小さいだけで、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27と同様の構成である。
スペーサ補強フレーム48は、スペーサフレーム28よりも左右方向の幅寸法が小さいだけで、スペーサフレーム28と同様の構成である。
第1補強フレーム46、前端補強フレーム43、中間補強フレーム45およびスペーサ補強フレーム48は、連結部材29によって左右から挟持された状態でネジやリベット等を用いて固定される。
第2補強フレーム47、中間補強フレーム45、後端補強フレーム44およびスペーサ補強フレーム48は、連結部材29によって左右から挟持された状態でネジやリベット等を用いて固定される。
補強フレーム部51a,51bは、直線状の長い棒状であって、例えば、アルミニウム合金製の中空状または中実状パイプ等を用いることができる。補強フレーム部51a,51bは、左右方向に沿って配置される。
補強フレーム部51aは、右側フレーム部22aと補強フレーム部42aとの間、および、左側フレーム部22bと補強フレーム部42bとの間に亘って架け渡された状態でネジやリベット等を用いて固定される。補強フレーム部51aは、前後方向に間隔をあけて複数配置される。
一方、補強フレーム部51bは、補強フレーム部42aと補強フレーム部42bとの間に亘って架け渡された状態でネジやリベット等を用いて固定される。補強フレーム部51bは、前後方向に間隔をあけて複数配置される。
なお、補強フレーム部42aと右側フレーム部22aとの間の左右方向の間隔、および、補強フレーム部42bと左側フレーム部22bとの間の左右方向の間隔は、補強フレーム部42aと補強フレーム部42bとの間の左右方向の間隔よりも短いことから、補強フレーム部51aの左右方向の長さは、補強フレーム部51bの左右方向の長さよりも短い。
また、補強フレーム部51aのうち、第1被支持フレーム26または第2被支持フレーム27に固定される補強フレーム部51aは、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の高さに合わせて、他の補強フレーム部51aの高さよりも低い。同様に、補強フレーム部51bのうち、第1補強フレーム46または第2補強フレーム47に固定される補強フレーム部51bは、第1補強フレーム46または第2補強フレーム47の高さに合わせて、他の補強フレーム部51bの高さよりも低い。
このように、フレーム枠内に補強フレーム部42a,42b,51a,51bを接合することで、図2に示すように平面視で見て、前後方向に例えば3列、左右方向に例えば7列に区分けされた複数の矩形状の空間が形成される。
また、台車本体部20は、取付部材としての取付板60A,60Bを有する。取付板60A,60Bは、台車本体部20の下側にキャスター71A,71Bを取り付ける。具体的に、取付板60Aは、前側かつ左右方向両側の空間および後側かつ左右両側の空間を下側から閉塞するように、各フレーム部や各補強フレーム部にネジやリベット等を用いて固定される。取付板60Aは、矩形状の角が切り欠かれた例えばアルミニウム合金製の金属板である。
一方、取付板60Bは、前後方向の中央かつ左右方向の両側の空間を下側から閉塞するように、各フレーム部や各補強フレーム部にネジやリベット等を用いて固定される。具体的には、取付板60Bは、右側フレーム部22aの中間フレーム25と、補強フレーム部42aの中間補強フレーム45と、2本の補強フレーム部51aとによって囲まれる空間、および、左側フレーム部22bの中間フレーム25と、補強フレーム部42bの中間補強フレーム45と、2本の補強フレーム部51aとによって囲まれる空間を閉塞するように固定される。取付板60Bは、矩形状の隣接する角が切り欠かれた例えばアルミニウム合金製の金属板である。
走行部70は、台車本体部20および積荷の荷重を支持しながら走行面を走行する。走行部70は、複数のキャスター71A,71Bを有している。図3に示すように、走行部70は、台車本体部20の4隅に配置される4つのキャスター71Aと、前後方向の中央であって左右に離れて配置される2つのキャスター71Bとの6つのキャスターを有する。キャスター71Aは取付板60Aを介して台車本体部20に取り付けられる。キャスター71Aは台車本体部20の下面の4隅に配置されるので、運搬台車10を安定した状態で走行させることができる。また、キャスター71Bは取付板60Bを介して台車本体部20に取り付けられる。キャスター71Bは台車本体部20の前後方向の中央で左右に離れて配置されるので、積荷が偏って積載されても、運搬台車10が傾くことなく走行することができる。
キャスター71A,71Bは、鉛直軸である旋回軸Oの軸線回りに旋回可能である。
キャスター71Aは、使用者の操作に応じてブレーキを掛けたり、ブレーキを解除したりすることができるブレーキ付キャスターである。具体的には、キャスター71Aは、車輪72と、フォーク部材73と、ブレーキペダル74を有する。フォーク部材73は、車輪72を回転可能に支持する。ブレーキペダル74は、フォーク部材73に対して上下方向に揺動可能である。使用者が足でブレーキペダル74を下側に踏み込むように操作することで、車輪72の外周面を押圧され、車輪72にブレーキが掛かる。なお、使用者は更にブレーキペダル74を踏み込むことで、車輪72はブレーキが掛かった状態に保持される。なお、図2および図3に示すように、運搬台車10を走行させたときに後側となるキャスター71Aのブレーキペダル74の一部または全部が、後側フレーム部21bの後端よりも後側に位置して露出しているために、使用者は容易にブレーキペダル74を踏み込むことができる。
一方、中央に配置されるキャスター71Bは、ブレーキなしキャスターである。具体的には、キャスター71Bは、車輪72と、フォーク部材73を有し、ブレーキペダルを有さない。
次に、フォークリフトの一対の爪の間隔を調整しなくとも、積荷のみ、または、運搬台車ごと持ち上げることができる構成について図4を参照して説明する。なお、図4では、積載面を水平に延長させた面Fを二点鎖線で示している。また、図4では、連結部材29を省略して図示している。
本実施形態の運搬台車10は、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27が、積載面と床面との間に位置する。また、運搬台車10は、側面視において、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の上側に、上側に向かって開口する空間S1を有する。また、運搬台車10は、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の下側に、空間S2を有する。すなわち、積載面と床面との間には、第1被支持フレーム26または第2被支持フレーム27を挟んだ上下に空間S1および空間S2が位置する。
本実施形態の運搬台車10は、側面視において、右側フレーム部22aから左側フレーム部22bまでに亘って、空間S1および空間S2には何れの部品も配置されていない。すなわち、キャスター71Aおよびキャスター71Bが旋回軸Oを中心に旋回した場合であっても、側面視において、旋回したときの旋回軌跡が空間S1および空間S2と重なり合わないようになっている。図4では、キャスター71Aおよびキャスター71Bを旋回させたときの旋回軌跡を二点鎖線で示している。
また、本実施形態の運搬台車10は、空間S1の高さH1、すなわち第1被支持フレーム26の上面から積載面までの鉛直方向の距離および第2被支持フレーム27の上面から積載面までの鉛直方向の距離は、フォークリフトの爪の厚みよりも大きい。
また、本実施形態の運搬台車10は、空間S2の高さH2、すなわち第1被支持フレーム26の下面から床面までの鉛直方向の距離および第2被支持フレーム27の下面から床面までの鉛直方向の距離は、フォークリフトの爪の厚みよりも大きい。
本実施形態の運搬台車10は、空間S1の高さH1と、空間S2の高さH2とが、同一または略同一である。ここで、製造誤差および組立て誤差を合わせた誤差は同一に含まれる。また、第1被支持フレーム26または第2被支持フレーム27の高さ程度の差は、略同一に含まれる。
更に、本実施形態の運搬台車10は、前側の空間S1と後側の空間S1との間の距離L、および、前側の空間S2と後側の空間S2との間の距離Lは、フォークリフトの一対の爪の間隔と略等しい。図4では、第1被支持フレーム26の前後方向の中心位置と、第2被支持フレーム27の前後方向の中心位置との間の距離をLで示している。
図5は、台車本体部20に積荷を積載させた状態の一例を示す側面図である。ここでは、積荷として折り畳まれた複数の移動式作業台90を積載面に積載している。
上述したような運搬台車10の構成によって、積荷のみをフォークリフトで持ち上げたい場合には、一対の爪を運搬台車10の側方(右側または左側)から、それぞれ前後に位置する空間S1に挿入する。このとき、側面視において空間S1には右側フレーム部22aから左側フレーム部22bに亘って、運搬台車10の部品が配置されていないので、空間S1に挿入された爪が運搬台車の部品と接触することがない。
図6は、積荷のみをフォークリフトで持ち上げている状態の一例を示す側面図である。
フォークリフトの一対の爪Tをそれぞれ空間S1に挿入した状態から、一対の爪Tを上昇させる。空間S1は上側に開口していることから、上昇した爪Tは積荷のみを支持する。したがって、図6に示すように、フォークリフトの爪Tを上昇させることで積荷のみを持ち上げることができる。
一方、積荷を積載した運搬台車10ごとフォークリフトで持ち上げたい場合には、一対の爪Tを運搬台車10の側方(右側または左側)から、それぞれ前後に位置する空間S2に挿入する。このとき、側面視において空間S2には右側フレーム部22aから左側フレーム部22bに亘って、運搬台車10の部品が配置されていない。具体的には、旋回軌跡を含めてキャスター71Aおよびキャスター71Bが配置されていない。したがって、空間S2に挿入された爪Tが運搬台車10の部品と接触することがない。
図7は、運搬台車10ごとフォークリフトで持ち上げている状態の一例を示す側面図である。
フォークリフトの一対の爪Tをそれぞれ空間S2に挿入した状態から、一対の爪Tを上昇させる。空間S2の上側には第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27が配置されていることから、上昇した爪Tは第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の下面を支持する。したがって、図7に示すように、フォークリフトの爪Tを上昇させることで運搬台車10ごと持ち上げることができる。なお、右側フレーム部22aおよび左側フレーム部22bのそれぞれ第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27が、フォークリフトの一対の爪Tによって支持される。このとき、補強フレーム部42a,42bのそれぞれ第1補強フレーム46および第2補強フレーム47も、フォークリフトの爪Tによって支持されるように構成してもよい。
ここで、空間S1および空間S2は、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27を挟んで上下に位置している。したがって、積荷のみを持ち上げる場合および運搬台車10ごと持ち上げる場合であっても、一対の爪Tの間隔を調整する必要がない。例えば、フォークリフトで運搬台車10ごと搬送させた後、直ぐに積荷のみを持ち上げて搬送する場合でも、一対の爪Tの間隔を調整する必要がないために迅速に搬送作業を行うことができる。
なお、本実施形態の台車本体部20に積載する積荷は、前側フレーム部21aから後側フレーム部21bまでに亘るような長尺なものや、台車本体部20を上側から広範囲で覆うようなものであることが好ましい。
図8は、台車本体部20に積荷として複数のプラスタボード95を重なり合って積載させた状態の一例を示す側面図である。プラスタボード95は平板状であって、長辺×短辺が、例えば1820mm×910mmの大きさである。このように、平板状の積荷であっても、フォークリフトの一対の爪をそれぞれ空間S1に挿入した状態から、一対の爪を上昇させることで、積荷のみを持ち上げることができる。
このように、本実施形態では、台車本体部20は、積載面と床面との間に位置し、該運搬台車10をフォークリフトが持ち上げるときに一対の爪によって支持される、被支持部としての第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27を有する。側面視において、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の上側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能であって上側に開口する空間S1を有すると共に、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27の下側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能な空間S2を有する。したがって、一対の爪の間隔を調整しなくとも、空間S1に一対の爪を挿入して上昇させることで積荷のみを持ち上げることができると共に、空間S2に一対の爪を挿入して上昇させることで運搬台車10ごと持ち上げることができる。
また、本実施形態では、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27から離れた前側にキャスター71Aが取り付けられ、後側にキャスター71Aが取り付けられている。したがって、空間S2に一対の爪を挿入したときに、キャスター71Aと接触してしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、第1被支持フレーム26と第2被支持フレーム27との間には、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27よりも上側に位置する中間部としての中間フレーム25を有する。中間フレーム25を有することで、空間S2に一対の爪を挿入して運搬台車10ごと持ち上げたときに、中間フレーム25が積荷に接触することで、第1被支持フレーム26および第2被支持フレーム27が上側に撓んでしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態では、側面視において、中間フレーム25の下側にキャスター71Bが取り付けられている。したがって、運搬台車10を安定した状態で走行させることができる。
また、本実施形態では、側面視において、空間S2は旋回軌跡を含めてキャスター71Aおよびキャスター71Bと重なり合わないように位置している。したがって、空間S2に一対の爪Tを挿入したときに、キャスター71Aおよびキャスター71Bが何れの旋回位置であっても、キャスター71Aおよびキャスター71Bと接触してしまうことを防止することができる。
以上、本発明を上述した実施形態と共に説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上述した実施形態では、積載面が、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部22a、左側フレーム部22b、および、補強フレーム部42a,42b,51a,51b等の上面である場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、フレーム部上および補強フレーム部上に平板状の載置板を固定して、載置板上に積荷を積載してもよい。この場合、載置板は空間S1を上側から覆わないように構成する。
また、上述した実施形態では、走行部70は6つのキャスター71A,71Bを有する場合について説明したが、この場合に限られず、4つのキャスター71Aのみであってもよい。
10:運搬台車 20:台車本体部 25:中間フレーム(中間部) 26:第1被支持フレーム(第1の被支持部) 27:第2被支持フレーム(第2の被支持部) 70:走行部 71A:キャスター 71B:キャスター S1:空間 S2:空間
本発明の運搬台車は、積荷を積載する台車本体部と、前記台車本体部に取り付けられるキャスターと、を備える運搬台車であって、前記台車本体部は、積載面と床面との間に位置し、該運搬台車をフォークリフトが持ち上げるときに一対の爪によって支持される、前側に位置する第1の被支持部および後側に位置する第2の被支持部を有し、側面視において、前記第1の被支持部および前記第2の被支持部の上側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能であって上側に開口する空間を有すことを特徴とする。

Claims (6)

  1. 積荷を積載する台車本体部と、
    前記台車本体部に取り付けられるキャスターと、を備える運搬台車であって、
    前記台車本体部は、
    積載面と床面との間に位置し、該運搬台車をフォークリフトが持ち上げるときに一対の爪によって支持される被支持部を有し、
    側面視において、前記被支持部の上側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能であって上側に開口する空間を有すると共に、前記被支持部の下側にはフォークリフトの一対の爪が側方から挿入可能な空間を有していることを特徴とする運搬台車。
  2. 前記台車本体部は、
    側面視において、前記被支持部から離れた前側または後側に前記キャスターが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の運搬台車。
  3. 前記被支持部は、前後に離れて第1の被支持部および第2の被支持部を有し、
    前記台車本体部は、
    前記第1の被支持部と前記第2の被支持部との間に、前記第1の被支持部および前記第2の被支持部よりも上側に位置する中間部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の運搬台車。
  4. 側面視において、前記中間部の下側に前記キャスターが取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の運搬台車。
  5. 前記被支持部は、前後に離れて第1の被支持部および第2の被支持部を有し、
    前記台車本体部は、
    前記第1の被支持部および前記第2の被支持部それぞれの前側および後側に前記キャスターが取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の運搬台車。
  6. 側面視において、前記被支持部の下側の空間は、前記キャスターが旋回したときの旋回軌跡と重なり合わないように位置していることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の運搬台車。
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