JP6749091B2 - 運搬台車 - Google Patents
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Description
(第1の実施形態)
図1は運搬台車10の斜視図である。図2は運搬台車10を後側から見た図である。図3は運搬台車10を右側から見た側面図である。図4は運搬台車10を上側から見た平面図である。図5は運搬台車10を下側から見た底面図である。以下の図面では便宜上、矢印Frを前側、矢印Rrを後側、矢印Rを右側、矢印Lを左側として図示する。ただし、運搬台車10は、走行面上を前後左右の何れの方向にも走行することができる。
台車本体部20は、複数のフレーム部などが連結して構成され、平面視で見て左右方向よりも前後方向に長く、一対の長辺と一対の短辺からなる矩形状である。図4および図5に示すように、台車本体部20は、前側フレーム部21a、後側フレーム部21b、右側フレーム部21c、左側フレーム部21d、コーナ部材22、補強フレーム部(補強部)25a、25b、25c等を有している。
また、台車本体部20は、複数の空間26のうち後述する取付板32a、32bによって閉塞されていない空間26の上部に載置板27が取り付けられる。載置板27は運搬物を載置するための平面状の板である。載置板27は、各フレーム部や各補強フレーム部にリベットやネジにより結合される。
また、2つのキャスター31bの左右の間隔は、4つのキャスター31aの左右の間隔よりも広く確保されている。このように、走行部30が6つのキャスター31a、31bを有し、中央のキャスター31bの左右の間隔を広くすることで、運搬台車10を安定して走行させることができる。
図6(a)は、結束部材としてのベルト110を示す図である。
ベルト110は、第1長尺部111aと、第2長尺部111bと、第1フック部112aと、第2フック部112bと、留具113とを有する。
第1長尺部111aおよび第2長尺部111bは、例えばナイロン製であって、帯状あるいは紐状に形成される。第1フック部112aおよび第2フック部112bは、例えば鉄製であって、略C字状に形成される。第1フック部112aは第1長尺部111aの端部に取り付けられ、第2フック部112bは第2長尺部111bの端部に取り付けられる。留具113は、例えば鉄製であって、略口字状に形成される。留具113は、第1長尺部111aおよび第2長尺部111bのそれぞれに係合する。留具113と、第1長尺部111aおよび第2長尺部111bとの係合位置を変化させることで、ベルト110の全長を変更することができる。
ここでは、台車本体部20の前後方向に沿って積載した円筒状の複数のパイプPを上述したベルト110を介して固縛することを想定する。具体的には、3つのベルト110を用意し、1つ目のベルト110の第1フック部112aおよび第2フック部112bをそれぞれ前側で左右に対向している2つの引っ掛け部41に引っ掛け、2つ目のベルト110の第1フック部112aおよび第2フック部112bをそれぞれ中央で左右に対向している2つの引っ掛け部41に引っ掛け、3つ目のベルト110の第1フック部112aおよび第2フック部112bをそれぞれ後側で左右に対向している2つの引っ掛け部41に引っ掛ける。この後、各ベルト110の留具113の係合位置を変化させて、ベルト110の全長を短くする。したがって、台車本体部20に積載された運搬物を、引っ掛け部41に引っ掛けられたベルト110を用いて固縛することができる。
また、本実施形態の運搬台車10は、引っ掛け部41が台車本体部20の外縁側に位置することから、引っ掛け部41と干渉することなく運搬物を台車本体部20に積載することができる。
また、本実施形態の運搬台車10は引っ掛け部41を有する引っ掛け部材40を備え、引っ掛け部材40は台車本体部20の側面に取り付けられている。したがって、引っ掛け部材40の取付位置と干渉することなく、運搬物を台車本体部20に積載することができる。このとき、台車本体部20の側面にリベットやネジを介して引っ掛け部材40を取り付けることで、台車本体部20の上面に取り付ける場合に比べて引っ掛け部材40に対して上側に引き抜かれるような力が掛かったときの耐久性を向上させることができる。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる引っ掛け部材40の取付位置について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜、省略する。
図7は、第2の実施形態の運搬台車11を示す斜視図である。本実施形態の運搬台車11では、引っ掛け部材40が右側フレーム部21cおよび左側フレーム部21dのそれぞれ前側、後側の2箇所(左右合わせて4箇所)に間隔を空けて取り付けられる。したがって、第1の実施形態の運搬台車10と同様、結束部材を引っ掛け部41に引っ掛けて運搬物を固縛することができるので、台車本体部20に積載された運搬物の脱落を防止することができる。
第3の実施形態では、第1の実施形態と異なる引っ掛け部材40の取付位置について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜、省略する。
図8は、第3の実施形態の運搬台車12を示す斜視図である。
本実施形態の引っ掛け部材40は台車本体部20の外縁側に取り付けられる。具体的には、引っ掛け部材40が右側フレーム部21cおよび左側フレーム部21dのそれぞれ前側、中央、後側の3箇所(左右合わせて6箇所)に間隔を空けて取り付けられる。ここでは、引っ掛け部材40は、取付部42の孔を通して右側フレーム部21cおよび左側フレーム部21dのそれぞれ内側の側面にリベットやネジで結合される。各引っ掛け部材40は、平面視で見て、各空間26内に位置している。
なお、第3の実施形態では、引っ掛け部材40が台車本体部20に取り付けられた状態では、引っ掛け部41は台車本体部20の上面よりも上側に位置するが、引っ掛け部41(引っ掛け部41の上端)は台車本体部20の上面と同じ高さ、または、上面よりも下側であってもよい。この場合、引っ掛け部41はそれぞれ右側フレーム部21cおよび左側フレーム部21dから内側に離しておくことが好ましい。
第4の実施形態では、第1の実施形態と異なる引っ掛け部材50について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜、省略する。
図9(a)は、第4の実施形態の運搬台車13の一部を示す斜視図である。図9(b)は、運搬台車13の一部を後側から見た図である。
本実施形態の引っ掛け部材50は、例えば金属製であって、引っ掛け部51と回動部52とを有する。引っ掛け部51は、結束部材を引っ掛ける部位であって、略U字状あるいは略コ字状に形成される。回動部52は、引っ掛け部51の各端部を折り曲げることで形成され、取付部材53によって回動自在に支持される。
また、図9(b)に示すように、引っ掛け部材50の回動部52は、台車本体部20の上面よりも下側であり、台車本体部20の側面より外側である。したがって、引っ掛け部材50を使用しないときには、起立している引っ掛け部材50を矢印で示すように回動部52を介して回動させて、図9(b)の二点鎖線で示すように台車本体部20の側面に沿って垂下させることができる。なお、引っ掛け部材50を回動させて垂下させた状態では、引っ掛け部材50は引っ掛け部51が台車本体部20の下面から下側に突出しないように設定されている。
第5の実施形態では、第1の実施形態と異なる引っ掛け部材60について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜、省略する。
図10(a)は、第5の実施形態の運搬台車14の一部を示す斜視図である。図10(b)は、運搬台車14の一部を後側から見た図である。
本実施形態の引っ掛け部材60は、例えば金属製であって、引っ掛け部61と取付部62とを有する。引っ掛け部61は、結束部材を引っ掛ける部位であって、一部(外側)が開放された孔状、換言すると略J字状あるいは略フック状に形成される。取付部62は、台車本体部20に取り付ける部位であって、平板状に形成される。取付部62にはリベットやネジを挿通させるための図示しない孔が形成されている。
また、図10(b)に示すように、引っ掛け部材60が台車本体部20に取り付けられた状態では、引っ掛け部61は台車本体部20の幅寸法(左右方向の幅寸法)内に収まる。
なお、第5の実施形態では、引っ掛け部材60の引っ掛け部61は一部が開放された孔状である場合について説明したが、図10(b)の二点鎖線で示すように閉塞された孔状であってもよい。この場合には、孔の開口方向は、前後方向である。
第6の実施形態では、第1の実施形態と異なる引っ掛け部材70について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜、省略する。
図11(a)は、第6の実施形態の運搬台車15の一部を示す斜視図である。図11(b)は、運搬台車15の一部を後側から見た図である。
本実施形態の引っ掛け部材70は、例えば金属製であって、引っ掛け部71と取付部72とを有する。引っ掛け部71は、結束部材を引っ掛ける部位であって、一部(下側)が開放された孔状、換言すると略U字状あるいは略フック状に形成される。取付部72は、台車本体部20に取り付ける部位であって、平板状に形成される。取付部72にはリベットやネジを挿通させるための図示しない孔が形成されている。
また、図11(b)に示すように、引っ掛け部材70が台車本体部20に取り付けられた状態では、引っ掛け部71は台車本体部20(各フレーム部)の高さ寸法(上下方向の寸法)内に収まる。
なお、第6の実施形態では、引っ掛け部材70の引っ掛け部71は一部が開放された孔状である場合について説明したが、図11(b)の二点鎖線で示すように閉塞された孔状であってもよい。この場合には、孔の開口方向は、前後方向である。
第7の実施形態では、第1の実施形態と異なる引っ掛け部材80について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜、省略する。
図12(a)は、第7の実施形態の運搬台車16の一部を示す斜視図である。図12(b)は、運搬台車16の一部を後側から見た図である。
本実施形態の引っ掛け部材80は、例えば金属製であって、引っ掛け部81と取付部82とを有する。引っ掛け部81は、結束部材を引っ掛ける部位であって、一部(内側)が開放された孔状、換言すると略J字状あるいは略フック状に形成される。取付部82は、台車本体部20に取り付ける部位であって、平板状に形成される。取付部82にはリベットやネジを挿通させるための図示しない孔が形成されている。
また、図12(b)に示すように、引っ掛け部材80が台車本体部20に取り付けられた状態では、引っ掛け部81は台車本体部20の幅寸法(左右方向の幅寸法)内に収まる。
なお、第7の実施形態では、引っ掛け部材80の引っ掛け部81は一部が開放された孔状である場合について説明したが、図12(b)の二点鎖線で示すように閉塞された孔状であってもよい。この場合には、孔の開口方向は、前後方向である。
第8の実施形態では、第1の実施形態と異なる引っ掛け部材90について説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は、同一符号を付して、その説明を適宜、省略する。
図13(a)は、第8の実施形態の運搬台車17の一部を示す斜視図である。図13(b)は、運搬台車17の一部を後側から見た図である。
本実施形態の引っ掛け部材90は、例えば金属製であって、引っ掛け部91と回動部92とを有する。引っ掛け部91は、結束部材を引っ掛ける部位であって、略U字状あるいは略コ字状に形成される。回動部92は、引っ掛け部91の各端部を折り曲げることで形成され、取付部材93によって回動自在に支持される。
また、図13(b)に示すように、引っ掛け部材90の回動部92は、台車本体部20の上面よりも上側であり、台車本体部20の側面より外側である。したがって、引っ掛け部材90を使用しないときには、起立している引っ掛け部材90を矢印で示すように回動部92を介して回動させて、台車本体部20の上面に重ね合わせたり、台車本体部20の側面に沿って垂下させたりすることができる。
なお、第7の実施形態では、引っ掛け部材90は台車本体部20の上面に重ね合わせたり、台車本体部20の側面に沿って垂下させたりする方向に回動できる場合について説明したが、この場合に限られず、何れの一つの方向のみに回動できる構成であってもよい。
また、上述した第1の実施形態では、結束部材としてベルト110を用いる場合について説明したが、この場合に限られず、フック部や留具等を有さないベルト、ロープ、ゴムなどの結束部材であってよい。
また、上述した各実施形態の台車本体部20は、載置板27を有する場合について説明したが、この場合に限られず、載置板27を省略してもよい。
Claims (1)
- 台車本体部と、走行部と、運搬物の脱落を防ぐ結束部材を引っ掛けるための引っ掛け部を有する引っ掛け部材と、を備える運搬台車であって、
前記台車本体部は、
前側フレーム部、後側フレーム部、右側フレーム部、および、左側フレーム部により、平面視で見て左右方向よりも前後方向に長い矩形状の四方のフレーム枠が構成され、
前記走行部は、キャスターを有し、
前記引っ掛け部材は、
前記左右方向に沿った側面視で見て、前記右側フレーム部および前記左側フレーム部のうち、前記キャスターと上下方向に重なり合う位置であって、前記右側フレーム部および前記左側フレーム部のうち、内側の側面に設けられていることを特徴とする運搬台車。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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-
2015
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