JP5863295B2 - 産業車両の車体フレームにおけるバッテリ収納部構造 - Google Patents
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Description
前記バッテリケースの開口部側の側面で上辺部近傍に、取付手段を介して開口部の前後幅より長いタイバーを着脱可能に取り付け、
当該タイバーの前端部に、フロントプレートの前面に当接する前係止具を取り付けるとともに、前記タイバーの後端部に、リアプレートの後面に当接する後係止具を取り付け、
前記タイバーは、走行時または前記荷役装置による作業時の負荷により、前記ベースプレートを介してフロントプレートの開口部側の端部とリアプレートの開口部側の端部とが互いに離間する方向に働く応力を、前記前係止具および前記後係止具を介して支持する
ものである。
前係止具は、タイバーの前端部から奥側に突出されてバッテリケースの前面プレートとの間にフロントプレートが嵌合可能な前空間部を形成する前ブラケット部と、当該前ブラケット部に設けられて前記前空間部に出退自在な前固定ピンと、当該前固定ピンを固定可能なピン係止具とを具備し、
後係止具は、タイバーの後端部から奥側に突出されてバッテリケースの後面プレートとの間にリアプレートが嵌合可能な後空間部を形成する後ブラケット部と、当該後ブラケット部に設けられて前記後空間部に出退自在な後固定ピンと、当該後固定ピンを固定可能なピン係止具とを具備したものである。
タイバーをバッテリケースの開口部側の側面に取り付ける取付手段は、当該タイバーに加わる負荷を、バッテリケースの側面で支持可能に構成されたものである。
以下、本発明に係るフォークリフトの車体フレームにおけるバッテリ収納部構造の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る車体フレーム11におけるバッテリ収納部構造は、図2に示すように、バッテリ室12に収容されたバッテリケース18の開口部17側(右側)の右側面18rで上辺部近傍に、開口部17の前後幅Lより長いタイバー(タイバー)31を取付手段32A〜32Eにより取り付けたものである。このタイバー31は、図2に示すように、バッテリケース18がバッテリ室12に収容された状態で、フロントプレート14から前方に距離Lfだけ突出されるとともに、リアプレート15から後方に距離Lrだけ突出される。そしてタイバー31の前端部に、フロントプレート14の開口部17側で上辺部近傍の前面に当接する前係止具33Fが取り付けられ、またこのタイバー31の後端部に、リアプレート15の開口部17側の上辺部近傍の後面に当接する後係止具33Rが取り付けられている。
前係止具33Fおよび後係止具33Rは対称構造であるため、前係止具33Fのみを説明して、後係止具の33Rの説明は省略する。図3に示すように、前係止具33Fは、タイバー31の前端から奥側(左側)に直角に折り曲げられた、または奥側(左側)に直角に折れ曲がるように取り付けられたブラケット部33aと、このブラケット部33aに後方に出退自在に設けられた固定ピン33bと、固定ピン33bをそれぞれ固定可能なピン係止具33cとを具備している。
前・後係止具34F,34Rの実施例2は、図4に示すように、先に説明した前・後係止具の実施例1におけるピン係止具33cをねじ軸式としたものである。前係止具34Fおよび後係止具34Rは対称構造であるため、前係止具34Fのみを説明して、後係止具の34Rの説明は省略する。
[タイバーの第1の取付手段]
タイバー31を、バッテリケース18に取り付ける第1の取付手段32Aは、図1に示すように、複数の固定ボルト(締結具)36を使用したものである。すなわち、バッテリケース18の右側面18rに前後方向に所定間隔をあけて複数(図では3個)の穴を穿孔して雌ねじ穴35を形成し、固定ボルト36を、タイバー31に穿孔した貫通穴37を介して雌ねじ穴35に嵌入し、タイバー31をバッテリケース18の右側面18rに取り付ける。これにより、タイバー31をバッテリケース18に強固に取り付けることができるとともに、着脱可能であるため、使用するバッテリケース18にのみタイバー31を取り付けておけばよく、すべてのバッテリケース18毎にタイバー31を用意する必要がない。また複数の固定ボルト36によりタイバー31をバッテリケース18の右側面18rに強固に固定することができるので、タイバー31が受ける負荷を、バッテリケース18の右側面18rの強度により支持することができる。このため、タイバー31および車体フレーム11の厚みなどの削減、軽量化を図ることができる。
タイバー31をバッテリケース18に取り付ける第2の取付手段32Bは、溶接を使用したものである。図5(a)に示すように、タイバー31とバッテリケース18の右側面18rとを、上辺部と下辺部に沿って隅肉溶接を行い、これら溶接部38を介してタイバー31をバッテリケース18に取り付けている。
タイバー31をバッテリケース18に取り付ける第3の取付手段32Cは、バッテリケース18側に設けたもので、図5(b)に示すように、バッテリケース18の右側面18rの上辺部近傍に前後方向に所定間隔をあけて取り付けられた単数または複数(図では2個)のL字形の支持具39により構成されている。したがって、タイバー31を支持具39に嵌合させて、タイバー31をバッテリケース18に保持させることができる。
[タイバーの第4の取付手段]
タイバー31をバッテリケース18に取り付ける第4の取付手段32Dは、タイバー31側に設けたもので、図5(c)に示すように、タイバー31の上辺部に所定間隔をあけて取り付けられた下向き開放のコの字形の単数または複数(図では2個)のフック(支持具)40により構成されている。これらフック40を右側面18rの上辺部に掛止して、タイバー31をバッテリケース18の右側板18rの上辺部近傍に保持させることができる。
[タイバーの第5の取付手段]
タイバー31をバッテリケース18に取り付ける第5の取付手段32Eは、バッテリケース18とタイバー31の間に設けたもので、図5(d)に示すように、下端部にタイバー31を係止可能なコの字形の上フック部と、上端部にバッテリケース18の右側面18r上辺部に掛止可能なコの字形の下フック部を一体に形成した単数または複数(図では2個)の掛止具(支持具)41により構成される。
上記実施例によれば、バッテリケース18で開口部17側の右側面18rの上辺部近傍にタイバー31を取り付け、タイバー31の前端部に設けられた前係止具33Fをフロントプレート14の前面に当接させるとともに、タイバー31の後端部に設けられた後係止具33Fをリアプレート15の後面に当接させるだけの簡単な構成で、車体フレーム11のバッテリ室12に加わる負荷を効果的に支持させることができ、車体フレーム11の重厚な補強が不要となる。すなわち、ベースプレート11上でフロントプレート14、サイドプレート16、リアプレート15に囲まれたバッテリ室12では、前輪と後輪に負荷が加わるか、または/およびリフト装置により負荷が加わると、バッテリ室12の開口部17でフロントプレート14およびリアプレート15の間隔、特に上端部を大きく押し広げるように変形させるが、この引っ張り応力に対抗して、前・後係止具33F,33Rによりタイバー31を介して効果的に支持することができ、開口部17の拡開変形を防止することができる。これによりバッテリ室12を形成する車体フレーム11の構成部材の簡略化、軽量化を図ることができる。
12 バッテリ室
13 ベースプレート
13a フォーク挿入部
13b バッテリ受台
13c バッテリストッパ
14 フロントプレート
15 リアプレート
16 サイドプレート
17 開口部
18 バッテリケース
18r 右側面
18f 前面
18b 後面
19 バッテリ
31 タイバー
32A−32E タイバーの第1〜第5取付手段
33F 前係止具
33R 後係止具
33a ブラケット部
33b 固定ピン
33c ピン係止具
34F 前係止具
34R 後係止具
34a ブラケット部
34b ねじ軸
34c 操作ハンドル
34d 雌ねじ筒
34e ロックナット
35 雌ねじ穴
36 固定ボルト(締結具)
37 貫通穴
38 溶接部
39 支持具
40 フック(支持具)
41 掛止具(支持具)
Claims (3)
- 前部に荷役装置が設けられた車体フレームのベースプレートの前後に、フロントプレートおよびリアプレートをそれぞれ立設し、これらフロントプレートとリアプレートの間に左右側面の一方にサイドパネルを立設して、バッテリ室を形成し、フロントプレートとリアプレートの左右側面の他方に、当該バッテリ室から、バッテリを収容したバッテリケースを出し入れする開口部を形成した産業車両の車体フレームにおけるバッテリ収納部構造であって、
前記バッテリケースの開口部側の側面で上辺部近傍に、取付手段を介して開口部の前後幅より長いタイバーを着脱可能に取り付け、
当該タイバーの前端部に、フロントプレートの前面に当接する前係止具を取り付けるとともに、前記タイバーの後端部に、リアプレートの後面に当接する後係止具を取り付け、
前記タイバーは、走行時または前記荷役装置による作業時の負荷により、前記ベースプレートを介してフロントプレートの開口部側の端部とリアプレートの開口部側の端部とが互いに離間する方向に働く応力を、前記前係止具および前記後係止具を介して支持する
ことを特徴とする産業車両の車体フレームにおけるバッテリ収納部構造。 - 前係止具は、タイバーの前端部から奥側に突出されてバッテリケースの前面プレートとの間にフロントプレートが嵌合可能な前空間部を形成する前ブラケット部と、当該前ブラケット部に設けられて前記前空間部に出退自在な前固定ピンと、当該前固定ピンを固定可能なピン係止具とを具備し、
後係止具は、タイバーの後端部から奥側に突出されてバッテリケースの後面プレートとの間にリアプレートが嵌合可能な後空間部を形成する後ブラケット部と、当該後ブラケット部に設けられて前記後空間部に出退自在な後固定ピンと、当該後固定ピンを固定可能なピン係止具とを具備した
ことを特徴とする請求項1記載の産業車両の車体フレームにおけるバッテリ収納部構造。 - タイバーをバッテリケースの開口部側の側面に取り付ける取付手段は、当該タイバーに加わる負荷を、バッテリケースの側面で支持可能に構成された
ことを特徴とする請求項1または2に記載の産業車両の車体フレームにおけるバッテリ収納部構造。
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